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櫻子「すっごい寝る」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:36:17.47 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「おなかペコい」
櫻子「お菓子もジュースも無い……」
櫻子「向日葵になんか作ってもらお」
向日葵の家
ガチャガチャ
櫻子「あれ、カギかかってる。出かけてんのかな?」
櫻子「えーと確か植木鉢の下にカギが……。あった!」
ガチャ
櫻子「おじゃましまーす」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:36:34.20 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「まったく、この腹ペコ櫻子様をほっといて出かけるなんて、下僕の風上にも置けん奴」
櫻子「向日葵帰ってくるまで寝てよ……」テクテク
向日葵の部屋
櫻子「んー」モゾモゾ
櫻子「悔しいが向日葵のベッドの寝心地の良さは認めざるを得ない」
櫻子「私のベッドと交換するべきだ」
櫻子「この季節は毛布の重みが心地いいんだよねー」モフモフ
櫻子「ふー……」
櫻子「zzz」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:36:55.25 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「ん……。あれ?」
向日葵「起きましたの、櫻子」
櫻子「向日葵……? 私、何で向日葵に抱かれて寝てんの……?」ボケー
向日葵「あなたがわたくしのベッドで眠ってるからに決まってますわ」
櫻子「あー……。そっかあ……」
向日葵「櫻子、あったかくて気持ちいですわ」
櫻子「向日葵も……。あったかくていい匂い」
向日葵「ねえ、櫻子」
櫻子「ん?」
向日葵「キス……」スッ
櫻子「え……?」
向日葵「……んっ」
櫻子「んむぅ」
向日葵「……」
櫻子「……」
・・・
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:38:07.57 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「うおおおおおおああああああああああ!!!!」ガバ
向日葵「!?」ビクゥ
櫻子「あ、あれ……? 私……?」
向日葵「ちょっと櫻子、何事ですのよ!?」
櫻子「ん? あれ? 向日葵何してんの」
向日葵「それはこっちの台詞ですわよ……。何でわたくしのベッドであなたが寝てるんですの」
櫻子「何でだっけ?」
向日葵「はぁ、もういいですわ。ところでさっきの叫び声凄かったですけど、何か変な夢でも見てましたの?」
櫻子「あー、そうそう。夢ん中で私が寝てたらさー」
向日葵「寝てたら?」
櫻子「……あれ? 何だっけ、忘れちゃった。えへへ」
向日葵「……」
櫻子「お腹すいたー。向日葵何か作って」
向日葵「……」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:39:34.05 ID:Upz/ONZD0
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向日葵「で、結局あなたはうちに何しに来たんですの」
櫻子「お腹すいたから寝て待ってた」
向日葵「はしょりすぎで意味が分かりませんわ……」
櫻子「早くお菓子作ってきてよ。それまで寝てるし」モゾモゾ
向日葵「どれだけ寝る気ですの……。まずベッドから出なさい」
櫻子「やーだー」
向日葵「はあ、もう……。クッキーでいいですの?」
櫻子「おっけー!」
向日葵「じゃあ作ってきますから……」
櫻子「……」モゾモゾ
櫻子「……」モゾモゾ
櫻子(なんか一人で寝てると落ち着かない……)
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10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:41:30.50 ID:Upz/ONZD0
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櫻子(てか私さっきどんな夢見てたんだっけ?)
櫻子(う~~~~~ん)
櫻子(思い出せない……。うう~、モヤモヤする)
櫻子(夢ん中で何か抱いてたような気がするんだけど)
櫻子(そうだ、同じような状況で寝れば夢の続き見られるかも!)
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13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:43:33.41 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「楓、かえでー。かむひあー」
楓「櫻子お姉ちゃん、呼んだの?」ヒョコ
櫻子「おー、ちょっとこっち来い」
楓「?」トテトテ
櫻子「楓も一緒に寝よーぜ!」
楓「えっと……」
櫻子「なんだ、楓は昼寝嫌いなのかー?」
楓「あの、ちょっと待っててっ」トテトテ.....
櫻子「お? おお……」
・・・
楓「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
向日葵「あら、どうしたの、楓」
楓「あのね……」
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15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:45:36.20 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「楓の奴どこいったんだよー」
スッ
向日葵「さ、櫻子……」
櫻子「ん、向日葵? お菓子出来たー?」
向日葵「いえ、そういうわけでは……。あの……」
櫻子「?」
向日葵「……し、失礼しますわっ!」ガバ
櫻子「うええ!? ちょ、なななんでベッド入ってくんの!!」
向日葵「だ、だって、楓が……」
・・・
楓『櫻子お姉ちゃん、一人でおひるねするのさみしいって……』
楓『だから、お姉ちゃんいっしょにねてあげてほしいの』
・・・
向日葵「って」
櫻子「さみしいとか一言も言ってないから!!」
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:47:30.43 ID:7RIMNWMr0
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楓ちゃんはええこやなあ
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:48:34.55 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「と、とにかく向日葵はお呼びじゃないの! さっさとお菓子作ってこいっ!!」
向日葵「な……! 楓は添い寝に誘っておいて、わたくしは邪魔者扱いですの!?」
ギャーギャーモフモフ
楓「お姉ちゃん?」
向日葵「か、楓」
櫻子「くぉら楓! なに向日葵にさみしいとかチクってんだ!」
楓「ご、ごめんなさい」
向日葵「ちょっと櫻子、楓に八つ当たりしないでくださる!?」
櫻子「いや八つ当たりじゃないし! てか向日葵は早くベッドから出ろよっ!///」
楓「お姉ちゃんだけじゃ、櫻子お姉ちゃんはまんぞくできないんだよね……」
櫻子「は?」
向日葵「え?」
楓「楓もいっしょにおひるねしてあげるよっ」
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21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:50:56.82 ID:Upz/ONZD0
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楓「よいしょ、よいしょ」モゾモゾ
櫻子「ち、ちょっと、楓まで入ってくんの!?」
楓「ぷは……。えへへ、みんなでなかよくおひるねするの」ニコ
櫻子(くっ、さすがに子供に手を上げることは出来ん……)
楓「川の字だねっ」
向日葵「そ、そうですわね」
櫻子「向日葵、狭いから出てけよ。もしくはおっぱいしぼませて体積減らせよ」
向日葵「他人のベッドで偉そうですわね……」
楓「櫻子お姉ちゃんおっぱいないから、そんなにせまくないよ」
櫻子「」
向日葵(楓……恐ろしい子……!)
楓「あ、楓が櫻子お姉ちゃんの上にのれば、もっと広くなるよねっ」
櫻子「え、ちょっ」
楓「うんしょ」ヨジヨジ
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:53:18.60 ID:Upz/ONZD0
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楓「櫻子お姉ちゃん、あったかいの」ダキ
櫻子「そーですかい……」
楓「櫻子お姉ちゃんも楓のことぎゅってしていいよ」
櫻子「あー、楓は素直でいい子だなー」ナデナデ
楓「えへへっ」
向日葵「……」
櫻子「……なんだよ、こっちばっか見て」
向日葵「み、見てませんわよっ!」
櫻子「見てたじゃん」
向日葵「見てませんわ!」
楓「……お姉ちゃんもぎゅってしたいの?」
向日葵「なな何言ってるんですの!? したいわけないでしょう!?///」
櫻子「え、楓取られて嫉妬してんの? シスコンとか引くわァ……」
向日葵「そっちじゃなくて櫻k……ゲフンゲフン」
櫻子「??」
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27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:55:43.29 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「つーか向日葵はお菓子作る仕事があるじゃん。怠けてないで働けよ」
向日葵「怠けてるのは櫻子の方でしょう!? 勝手に他人の家に上がりこんでなんて言い草ですの!?」
楓「あ……」オロオロ
櫻子「向日葵は私の専属パティシエなんだから、私にうまいお菓子食べさせる義務があんの!」
向日葵「家庭教師に続いて今度はパティシエですの!? どれだけあなたの専属にさせられなきゃいけないんですのよ!」
櫻子「向日葵の将来の夢ってお菓子屋さんなんでしょ! 私のおかげで夢叶うんだからいーじゃん!」
ギャーギャー
楓「……」モゾモゾ
櫻子「あ、あれ、楓どこ行くの?」
楓「……楓がいると、お姉ちゃんたちけんかしちゃうから」
向日葵「そんな、楓のせいなんかじゃありませんわ! このバカ櫻子が……」
楓「ううん。やっぱり、お姉ちゃんたちの間には他人の入りこめるすきまなんてなかったの」
櫻子「え、いや隙間って」
楓「だから楓はいなくなるの。お姉ちゃんたちは二人っきりでぴろーとーくするといいよっ」トテトテ
パタン....
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29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 21:58:22.38 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「……」
向日葵「……」
櫻子「……なんだよ」
向日葵「……な、なんですのよ」
櫻子「あー向日葵のせいで無駄につかれた……。寝るし」モゾモゾ
向日葵「寝るって……」
櫻子「何よ、なんかあんの?」
向日葵「いえ、その……。わたくしは……」
櫻子「ん?」
向日葵「……こ、ここに、いても……」
櫻子「……」
向日葵「……」
櫻子「好きにすれば」
向日葵「そっ、そう、ですの」
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:01:12.25 ID:Upz/ONZD0
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櫻子(んー……)
櫻子(さっきまで3人も入ってたせいか、ベッドがぬくい)
櫻子(ねむ……)
向日葵「櫻子……?」
櫻子「むにゃ……」
向日葵「……相変わらず寝付きのいいこと」
櫻子「すぅ……すぅ……」
向日葵「……」ジー
櫻子「すぅ……すぅ……」
向日葵「ち、ちょっと寒いから、そっち寄りますわよ」モゾモゾ
櫻子「ん……」
向日葵「ま、まったくっ、同じベッドに二人なんて、狭くてしょうがないですわ」
向日葵(……///)ドキドキドキドキ
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:04:00.59 ID:Upz/ONZD0
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向日葵(……)チラ
櫻子「すぅ……すぅ……」
向日葵(昔はよく、こうして一緒に寝てましたわね)
向日葵(もっとあなたと話していたいのに、布団に入ったらすぐ眠って……。本当、変わってませんわ)
向日葵(勢い任せでおバカでお調子者なところも……。いつまで世話を焼かせるのやら)
櫻子「すぅ……すぅ……」
向日葵「今まであなたの面倒見てあげてきたんですから」
向日葵「……手、ぐらい、握らせなさい」
ぎゅ
向日葵「……///」カァァ
櫻子「むにゃ……。おっぱい……きんし……zzz」
向日葵「おやすみなさい、櫻子……」
・・・
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:07:15.73 ID:Upz/ONZD0
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櫻子「すぅ……すぅ……」
向日葵「すぅ……すぅ……」
楓「二人とも、抱き合ったままぐっすりなの」
楓「おふとん乱れちゃってるの……。ちゃんとかけないと風邪ひいちゃうよ」
楓「よいしょ。これで大丈夫なの」
楓「おやすみなさい、おねえちゃん♪」
オワリ
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37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:08:30.08 ID:U2iHy7sy0
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おつ
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:09:49.28 ID:f9xF7pdH0
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おい
まだ
いけるだろ
おい
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:09:49.40 ID:hrQD4LD5O
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てっきり正夢でフラグ回収かとばっかり…
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40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:09:54.75 ID:pWmguFoB0
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短いのに凄い破壊力あるな
乙
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:11:17.67 ID:Upz/ONZD0
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二人とも夢の中でそれはもうすごいいきおいでくんずほぐれつして
夢だけど夢じゃなかった展開を構想していたがいかんせん余白が足りない・・・無念
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42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/26(水) 22:13:45.67 ID:ILCHHtOD0
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終わってた
良かった乙

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