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会長「君はいつまで待たせるんだ?」男「いつまでだろうなぁ……」

前作:生徒会長「付き合ってくれないか?」 男「構わないが、良いのか?」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 10:29:39.89 ID:SoqLVdrG0
会長「やあ」

男「よ」

会長「今日は良い天気だな。少しばかり寒い日々が続いていたから、この陽気さはとても身に染みるよ」

男「ああ、そうだな。毎日これくらい暖かかったら文句なんて無いのに、どうしてこんなに気温が変わるんだろうな」

会長「だが、私は寒いのも好きだぞ? 一つだけだが、良い事もあるんだ」

男「ほう?」

会長「……ほら、こうして手を握ると、とても温かいだろう?」

男「……ああ、確かに温かい」

会長「君は嫌いかもしれないが、私は人の温かさがとても大好きだ」

男「馬鹿言え。俺だって人の温かみは大好きだ」

男「それは、お互いよく分かってるだろ?」

会長「…………」

男「…………」

会長「さてと、そろそろ彼等がやってくるな。惜しいが離れるとしようか」

男「ああ」




5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 10:37:27.63 ID:SoqLVdrG0
女「こんにちはー。あっ! 会長が居ないと思ったらもう来てる!!」

友「こんにちは。男、会長」

男「よっ、二人共」

会長「はっはっは。二人共遅かったようだな」

女「会長が早すぎるだけだと私は思うけど」

会長「そうかな? 急いだのは確かだが、そこまで急というわけではないよ」

男「その割には、来たときに少し息が荒かったと思うが?」

会長「……まあ、それは置いておこう。最近、学校の風紀についてなんだが」

友「風紀に何か問題でもあるの?」

会長「ああ、何やら少しばかり悪い噂を耳にしてね」

男「どんな事だ?」

女「あー……確かに聞くね」

友「…………?」

会長「知らない人も居るから、少し説明しようか」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 10:41:01.68 ID:IMd8BAEO0
会長にタメ口とかどんだけ偉い社員なんだよ
親子か


8:>>6 すまん。会長は生徒会長なんだ。:2011/11/02(水) 10:47:21.79 ID:SoqLVdrG0
会長「最近、私達の通う学校の生徒が援助交際をしているという噂が広がっていてね」

友「ええ……それ本当に……?」

男「俺も初耳だな。本当なのかそれ?」

会長「ああ。まだ小さな噂程度で収まっているのが幸いだが、このまま野放しにしていると学校全体の問題になるだろう」

会長「そこでだ。何かしら情報を集めて、この噂の真相を解明、そして対処をしようと思う」

男「生徒会のやる仕事じゃないと思うんだが……」

会長「勿論、生徒会のやる仕事ではないのは重々承知している。だが、私としては見逃せない」

会長「協力してくれないか?」

男「俺は良いぞ」

女「…………」

友「…………」

会長(ふむ……やはり無理があるか……?)

女「なんだかカッコイイ! 私は絶対にやる!! ねえ、友もそうでしょ?」

友「か、かっこいかどうかは分かんないけど……僕も協力するよ」

男「カッコイイ……ねえ?」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 10:56:22.45 ID:SoqLVdrG0
会長「ありがとう皆。では早速なんだが、女君、情報を持っていないかな?」

女「え、わ、私?」

男「さっきお前と会長しか知らないって分かっただろ……」

会長「なんでも良い。何か情報はあるかな?」

女「うーん……私が知ってる事を会長が知らないとは思いにくいけど……」

女「んとね、これは今日聞いた噂なんだけど、援交してるのって単独じゃないみたいだよ」

会長「ほう?」

女「一人は物凄く可愛い人で、もう一人はそこそこ可愛いらしいけど……えっと……」

男「どうしたんだ、口ごもって?」

女「あの……その……物凄く、うまい…………って……」

男「…………」

友「…………」

会長「ふむ。なるほど」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:04:19.89 ID:SoqLVdrG0
女「あう……あうあう……」

会長「他には何かあるかな?」

女「あ、ぅ……他には……目ぼしいの無い……です……」

会長「ふむ。貴重な情報だった。感謝するよ」

男・会長「技術については要らなかったと思うがな」

女「う、うわぁぁあ……なんで言っちゃったの私ぃぃ……」

男「相変わらず頭が残念だな」

友「ま、まあ……落ち着こう。ね?」

女「うう……」

会長「…………」

男「どうしたんだ、会長?」

会長「友君、今の話を聞いてどう思ったかな?」

友「え!? ど、どうって言われても……」

会長「ほら、こう下半身から何かが込み上げてくるとか、劣情を催したとか、何かないかな?」

男「会長……なんつう事を聞いてるんだよ……」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:10:13.68 ID:SoqLVdrG0
友「え、あぅ……その……?」

女「か、かかか会長!?」

会長「…………」

友「あ……ぅ…………」

会長「はっはっは。何、ちょっとした冗談だ。すまない」

女「ま、真顔でそんな事を聞かれたら困るって!!」

会長「くっくっくっく」

友「もう……心臓に悪い……」

男「まったくこの人は……」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:17:16.74 ID:SoqLVdrG0
会長「――では、そろそろ帰るとしようか」

男「そうだな。そろそろ肌寒くなってきた」

女「あ、待って待って」

友「?」

男「どうしたんだ、女?」

女「まだ決めてない事があるよ」

会長「決めてない事? 何かな?」

女「この捜査本部の名前!」

男「……色々と突っ込みたいんだが、なんだそれ?」

友「……もう少し詳しくお願いして良いかな」

女「ほら、やっぱりこういう所もしっかりしないとダメじゃない?」

会長「ふむ……一理あるな」

男「あるのか……?」

会長「士気を高めるという点では確かに有効であろう。それで、名前は何にするのかな?」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:22:06.62 ID:SoqLVdrG0
女「私は『正しき道を歩む者達の集い』が良いかな」

男「壊滅的なセンスだな。どこをどうやったらそんなモノを思いつけるんだよ」

友「それは流石に……」

会長「うむ……私もぜひ辞めてほしい……」

女「ええー? どこがいけないの?」

男「何もかもだよ」

友「普通に特捜本部とかそんなので良いんじゃないの……?」

会長「私も友君の意見に賛同する」

男「俺もだ」

女「うー……」

会長「これも多数決だ。それに……私もその名前は少し……ないと思うな」

女「むー……分かりましたー……」

会長「うむ。素直なのは良い事だぞ」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:27:10.77 ID:SoqLVdrG0
会長「では、ここを特捜本部とし、我等が校の不埒な行為をする者を見つけ出そう」

女「おーっ!」

友「お、おー……」

男「やれやれ……」

会長「では改めて、帰るとしようか。もはや肌寒いを通り越しているくらい寒くなってきた」

女「はーい」

友「うん、そうしよう」

……………………
…………
……


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:34:38.10 ID:SoqLVdrG0
ガチャ――

会長「やあ。――っと、私が一番か」

会長(ふむ……では、皆のコーヒーを買ってくるとしようか)

会長「っとと。先にストーブを付けておかねばな」

……………………………………………………………………………………

ガチャッ――

女「こんにちはー! お、一番乗り……じゃないわね」

友「ん、本当だ。ストーブが付いてる。会長かな?」

女「他に居ないでしょ。どこに行ったのかな」

会長「――ん。やあ二人共」

女「あ、会長。こんにちは」

友「こんにちは、会長。あ、コーヒー」

会長「うむ。今日も寒いからな。買ってきた所だよ」

友「いつもありがとう、会長」

女「ありがとっ!」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:40:32.24 ID:SoqLVdrG0
会長「それでは、一息してから仕事に掛かるとしようか」

女「はーい。今日はどの書類だったかなーっと」

友「女……一息ついてからって……」

会長「くつくつ。仕事熱心だな、君の彼女は」

会長「しかし、大事な書類にコーヒーを零すのは勘弁願うよ?」

女「き、気を付けますっ」

友「あはは……ちょっと怖いなぁ……」

女「うー……。私ってそんなに信用できない?」

友「女って色々と抜けてるからなぁ……」

女「むー……。そんな事ないわよ?」

友「ほら、この前だって――」

女「あ、あれは……その……」

会長(くつくつ。人目を気にせず惚気るのも変わらずだな)


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:50:08.62 ID:SoqLVdrG0
――特捜本部

女「よし! 特捜本部に一番乗り!」

男「よ」

女「っと、一番は男だよねー。やっほ、男」

男「お前は相変わらず元気そう……いや、なんだか少し疲れてるように感じるな。大丈夫か?」

女「…………んー」

友「お、女……速いって……はぁ……」

男「よう、友」

友「やあ……はぁ……男も元気……? ハァ……ハァ……」

男「……お前が大丈夫そうじゃないな」

女「あれ? 会長は?」

友「会長は、コーヒー買いに行ったよ……」

女「なるほどー」

男「寒いもんな」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 11:59:56.51 ID:SoqLVdrG0
会長「やあ皆」

男「やあ会長」

会長「今日は一段と寒いからコーヒーでも飲みながら捜査を進めようか」

女「ありがとう会長っ!」

友「ん、ありがとう」

会長「……ふむ」

女「ん? どうしたの、会長? 私の顔に何か付いてる?」

会長「……いや、何かしら女君が疲れてるように見えてな」

男「ああ、会長もそう見えるか?」

女「んー……そんな感じは特にしないんだけどなぁ……」

会長「そうか……。だが、少しでも違和感があれば言うように」

女「はーい」

会長「それでは捜査を――……」

友「会長?」

男「どうしたんだ?」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 12:08:59.48 ID:SoqLVdrG0
会長「すまない。用事があるのを忘れていた」

女「用事? 生徒会の?」

会長「いや、家の事だ」

友「珍しいね、会長」

男「確かに珍しいな。なんの用事なんだ?」

会長「……少し言い難いのだが、今日はお見合いの相手が来るんだ」

女「……え?」

友「あの、会長って男と……」

会長「ああ、勿論両親も知っている。だが、両親も頑固者でな……」

会長「一度会って話し合ったらどうだと言って聞かないんだ」

女「……大変だね。私なら泣いてでも嫌がると思う」

会長「まったくそうだと思うよ……。娘の気持ちを蔑ろにするとはな……」

会長「しかし、私も親の気持ちを蔑ろにしているようなものだ。だから、きっちりと断ってくる」

友「断るって……まだ会ってもいないのに、もう決めてるの?」

会長「ああ。私には心に決めている相手がいるんだ」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 12:16:33.27 ID:SoqLVdrG0
会長「それ以外の男性は皆ジャガイモも同然だよ。……例外は一人居るがな」

男「…………」

会長「というわけで、今日は早退させて貰うよ」

女「ん、頑張ってきてね?」

会長「くつくつ。何も頑張る必要などないさ」

友「気を付けてね」

会長「ああ。では男、行ってくるよ」

男「ああ。テキトーにあしらってこい」

会長「くつくつくつ。なんて言ってやろうかな」

ガチャ――パタン

女「……なんだかカッコイイね、会長」

友「うん。ちゃんと自分の意思をハッキリさせてる」

男「ハッキリと、ね……」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 12:24:49.29 ID:SoqLVdrG0
友「……で、どうしよう?」

女「んー……コーヒーでも飲みながら考えよっか」

友「うん。僕達だけで捜査を進めれるとはちょっと思えないしね……」

女「……それってさ、さりげなーく私を馬鹿にしてる?」

友「え、ええっ!? な、なんでそうなるの?」

女「だってさー。友ったら『自分一人で考えるって事になる』って考えてるでしょ」

女「顔に出てるわよー」

友「え、嘘!?」

女「……くすくす。冗談よ」

友「もー……驚かさないでよ……」

女「でも、否定しないって事はそういう事なのね?」

友「え!?」

男「……本当にお前らって人前でも関係なくいちゃつくよなー」

友「ほ、ほら! 男だって困ってるよ!」

女「ふーん……? ま、そう言う事にしておいてあげる」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 12:34:31.26 ID:SoqLVdrG0
女「それで、本当に捜査をどうする? やめとく?」ズズッ

友「うーん……」コクコク

男「俺としては会長が居ないからやるべきじゃないと思うがな」

友「んー、やっぱりそうだよね。会長居ないし」

女「じゃあ今日は解散ー。解散しないけど解散ー」

男「なんだそりゃ」

友「女って時々よく分からない事を言うよね」

女「何をーっ。あ、コーヒー無くなっちゃった」

友「あ、僕買ってくるよ」

女「え、良いの?」

友「うん。僕も無くなったしね」

女「じゃあ、私はエメマンのブラックで」

友「あれ、いつもの微糖じゃないんだ?」

女「うん。今はそんな気分なのー」

友「ん、分かった。行ってくるね」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 12:40:00.88 ID:SoqLVdrG0
女「いってらっしゃーい。四十秒で頼んだわよ」

友「それはちょっと無茶なんじゃないかな……」

友「まあ、なるべく急ぐようにするよ」

ガチャ――パタム

女「…………」

男「…………」

女「ねえ、男」

男「うん?」

女「……ありがとね」

男「何に対して『ありがとう』なのかな」

女「色々としてくれたんでしょ? 私の知ってる事も知らない事も」

男「なんのことやら」

女「本当、感謝してるよ男」

男「……言葉だけ受け取っておくよ」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 12:48:14.60 ID:SoqLVdrG0
女「男だったら気付いてるんだろうけどさ、最近、ちょっとだけ調子が悪いんだ」

男「やっぱりか」

女「色々とね、考えちゃうの」

女「今までああやって、護ってくれたり助けてくれたりしてくれたのかなって」

男「…………」

女「一回そうやって考えたらさ、何もかもそうなんじゃないかって思ったの」

女「だって、ちょっとだけ思い返してみても、私の都合の良い事ばっかりだったもん」

女「これってさ、相当に私の運が良いか、もしくは誰かに助けられてたって事だよね?」

男「…………」

女「そんな時に限って大抵男は居なかったし、よくよく考えたらなんだかレールに乗っかってるような気もしてたの」

女「でさ、その影役が男なんじゃないかなって、最近思ってきだした」

女「違う?」

男「……………………」

女「……ん、答えてくれるわけないよね」

男「……ごめんな」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 12:57:32.47 ID:SoqLVdrG0
女「やっぱり私って疲れてるね。こういう事ばっかり考えてて、ちょっと寝不足になってたりしてさ」

男「人間は弱ってる時に限って色々と考えるもんだ。気にするな」

……タッタッタ

女「あ、友が帰ってくる。いつも通りの私にならなきゃ」

男「……無茶だけはするなよ?」

女「本当、ありがとね……男」

ガチャッ

友「ただいまー」

女「三分掛かった」

友「ほ、本当に計ってたの!?」

女「くすくす。冗談よ。コーヒー、ありがとね?」

友「あ、うん。はいブラック」

女「ありがとー」カシュッ――コクコク

女「……苦い」

男「そりゃそうだろ」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 13:10:33.98 ID:SoqLVdrG0
――次の日

会長「――それでだ。お見合い相手はこう言った」

会長「『私の何が気に入らないのでしょうか』ってね」

男「会長の事だ。どうせ『心に決めた相手ではないので』って言ったんだろ?」

会長「私は『貴方は確かに何もかも素晴らしい。けれど、恋愛の対象にはなりません』って言ったんだ」

男「む。違ったか」

会長「そうしたら彼は『それの理由をお聞きしても良いでしょうか』と、少し困った顔で言ったよ」

会長「私がなんて返答したか、これに関しては恐らく君にも検討が付かないだろう」

男「……ああ。なんて言ったんだ?」

会長「答えは……これだ」

ぎゅ……。

会長「こうやって、抱き締めたい相手じゃないからな。勿論、心に決めた相手ではないとも言ったさ」

男「……半分、違ってたなぁ」

会長「やっぱり、君は温かいな……とても落ち着くよ……」

男「……俺もだ」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 13:19:46.83 ID:SoqLVdrG0
会長「最近、いつもよりも人肌が恋しいんだ。どうしてなんだろうな……」

男「…………」

会長「気温や君のせいでもあるのは確かなんだが、もう一つだけ……もう一つだけ原因があるんだ」

男「もう一つの原因?」

会長「……最近、女君が君を優先しているんだ」

男「なんだって?」

会長「それで、友君が寂しそうな表情を浮かべる事が多々ある。……その時、私が思いっきり抱き締めてやりたくなるんだ」

男「…………」

会長「だが、友君は女君の恋人だ。私がそんな行為をして良い訳がない」

会長「あの少しばかり頼りない背中を、寂しそうにしている瞳を見ると……そんな衝動に駆られてしまう……」

男「そうか……」

会長「ふふ……君にはいつも助けられてるな」

男「……俺なんかが役に立ててるのなら、それはそれで光栄な事だ」

会長「温かいよ……とても……癒される……」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 13:29:27.90 ID:SoqLVdrG0
ガチャッ!

女「やっほーい男ー! 元気かー……い……」

会長「! 女君か」

男「……よお、女」

女「あちゃー……。私、お邪魔だった?」

会長「いや、そんな事はないぞ? すまない。少しはしたない姿を見せてしまったね」

女「あ、いえ……。えーっと……」

男「?」

女「お、お邪魔しましたああぁぁぁ――!!!」

会長「お、女君!?」

男「脱兎の如くっていうのは、こういう事を言うんだな……」

会長「むぅ……要らぬ行動を取らせてしまったな……」

男「ああ……迂闊だった」

会長「仕方が無い。友君に連絡を入れて彼女と一緒に居るようにしてもらおう。男、少し外に行ってくる」

男「行ってらっしゃい」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 13:40:56.73 ID:SoqLVdrG0
女「はー……びっくりした……。まさか会長が男を抱き締めてたなんて……」

女「……んー。よく考えてみたら、当然っちゃ当然よね? 恋人なんだし」

女「はぁー……」

女「……そういえば最近、友とあんな風にしてないなぁ」

女「やっぱり、ちょっと男を優先させすぎてるかな……?」

女「…………」

女「でも……どうしても、ね……」

女「男は、それだけの事をしてくれた。感謝してもしきれない」

女「友には悪いけど……せめて男が……――」

女「……あ」

女「ここって、あの公園だったんだ……気付かなかった」

女「ここで、友と私は結ばれたんだよね」

女「それで、たぶん男が……」

女「……ううん。もしそうだとしても――や、えっと、もしそうだったとしたら尚更、友と幸せにならないと」

女「折角、男が気を使ってくれたんだし……ね?」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 13:50:26.76 ID:SoqLVdrG0
ガチャ

会長「ふぅ……ただいま、男」パタン

男「おかえり、会長。どうだった?」

会長「友君は快く承諾してくれたよ。彼は薄情ではないからね」

男「ああ。なんせ会長が唯一惚れた相手だもんな」

会長「…………」

男「会長? どうしたんだ?」

会長「君もこんな事をしていて、こんな気持ちになっていたのかな……」

男「…………」

会長「自分の有利なように事を運べると言うのに、それを蹴ってまで……」

会長「ハハハ……中々に応えるな、これは……」

男「会長……」

会長「……君は、いつもこの痛みを味わってきていたのか……」

会長「針で刺すよう一点に痛みが走るというのに、身体全身が壊れそうな……心臓さえも止まってしまいそうな程に広がるこの痛みを……」

会長「君は、強いんだな……」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 14:00:14.38 ID:SoqLVdrG0
男「俺はそんなに強くないさ。実際、何回も自分を有利にしようと考えた」

男「数え切れないくらいにだ」

男「それにさ、ほとんど諦めてたんだよ。だから耐えれた」

男「たった……たったそれだけの事なんだよ、会長」

会長「…………」

会長「なあ、男」

男「なんだ?」

会長「一線を、超えてみないか?」

男「……何言ってるんだ?」

会長「今、君と私以外に誰も居ない。このままキスをして、本当に伴侶になってみないか?」

男「馬鹿言うな。俺達はお互いの温もりを得るだけ。そう約束しただろ」

会長「君の性格なら、事故ではないキスをしたという事実を突き付ければ、自分を捻じ曲げてまでその人を愛するだろう?」

男「……確かにそうだが、なぜ――」

会長「私と君は、恋愛基準が同じらしいからな」

男「…………」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 14:07:03.19 ID:SoqLVdrG0
男「会長は諦めるなよ。俺みたいに諦めたらダメだ」

男「俺みたいな奴は一人で良いんだよ。会長も俺と一緒になる必要も、義理も、何もない」

男「だから、思い直せ。頼むから……」

会長「…………」

男「…………」

会長「ふふ……はははは……」

男「……会長?」

会長「すまないな……男」

会長「無理矢理に口付けを交わしても……君は悲しむだけだ……」

会長「無論、それは私も同じだ……」

ぎゅ……。

会長「温かいな……君は……」

男「会長もな……」

会長「本当に……温かい……」

会長「このままずっと……温かくいてくれ……。でないと、私は自害するのを選ぶだろう……」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 14:20:52.22 ID:SoqLVdrG0
――次の日

女「よし! 皆集まってるわね。それじゃあ特捜本部、動くわよー!」

友「お、おー……」

男「…………」

会長「ああ女君、その事についてなんだが」

女「むむっ、何か進展とか新しい発見とかあったの?」

会長「実は……その援助交際をしていた女生徒の身元が割れたんだ」

女「……へ?」

会長「それで、もう既に彼女らの御両親に伝わっている」

女「…………」

会長「運が良い事に映像は撮っていないらしいから、彼女達が更生してくれればこの噂も只の『噂』として消えていくだろう」

女「って、事は……」

友「解決……?」

会長「うむ」

女「そ、そんなぁ!」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 14:34:53.15 ID:SoqLVdrG0
女「でもでも! 身元が割れたならそれも噂になるなりなんなりしてるはずでしょ!?」

会長「いや……その……身元の割れた場所が場所だからな……」

女「どこ! どこのどいつ!? 私達の手柄を横から奪ったのは!」

会長「……先日、私がお見合いした相手と、私だ」

女「……え?」

友「…………」

男「…………」

会長「どうやら私に振られたショックでふらふらしている所に声が掛かったらしくてな」

会長「彼はそういうのが大の苦手で断った。その時に録音していたボイスレコーダを私に提供してくれたんだ」

会長「声と呼び合っていた名前で特定して、後はもう流れ通りに」

女「…………」

会長「その……なんだ。すまない。昨日は少しばかり気が立っていてな……即座に行動に出てしまった……」

友「ま、まあ……皆にバレずに収まったんだから良しとしようよ。ね?」

女「わ、私の聞き込みした努力は一体……」

男「頑張ったよお前は……」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 14:38:43.86 ID:SoqLVdrG0
女「えー……特捜本部はこれにて解体します……お疲れ様でした……」

友「……よしよし」

女「うわぁぁあぁん!! 友ぉぉお!!」

会長「なんだか、可哀想だな……」

男「後は友がなんとかしてくれるさ……」

……………………
…………
……


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 14:53:33.94 ID:SoqLVdrG0
会長「……今日は少し疲れたな。まさか女君があそこまで落ち込むとは……」

男の子「へっへー。いつまでもいっしょだぜ!」

女の子「いつまでもー?」

男の子「ああ!」

会長「うん?」

男の子「だから、おれがおとなになるまでいつまでもまってろよ!」

女の子「なんだかへんないいかただねー」

男の子「う、うっさい!」

女の子「ひゃうんっ!」

会長「……待つ、か」

会長「いつまでも……」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 14:56:00.12 ID:SoqLVdrG0
男「今日も寒いなぁ」

ガチャ

男「む?」

会長「…………」

男「あれ、会長? 皆と一緒に帰ったんじゃ?」

会長「…………」

男「……会長?」

会長「…………」

男「おい会長、どうし――」

会長「……いつまでだ?」

男「…………?」

会長「私は、あとどれくらい待てば良い?」

会長「なあ、男……」

会長「君はいつまで待たせるんだ?」

男「いつまでだろうなぁ……」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:01:23.49 ID:SoqLVdrG0
会長「私は……今の私は、君が居ないと狂ってしまいそうなんだ……」

会長「男……」

男「…………」

会長「いつまでなの……? 一体、いつまで私は待てば良いの……?」

男「…………」

会長「……ごめんね。答えれる訳が無いのに……」

男「ごめん……」

会長「やっぱり、私は弱いね……」

男「ごめんな……会長」

会長「すまない……少し取り乱してしまった」

会長「では……また明日……」

ガチャ――パタン

男「…………ああ」

男「今日も、寒いなぁ……」





56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:02:17.27 ID:lmZiOezL0
え?


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:02:42.71 ID:OSGxQSVH0
>>1
流石にそれはない


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:02:50.94 ID:SoqLVdrG0
これからはこの物語の裏を覗いていきます。
ほんの少しの短いものですので、良ければ次のお話を読んでから全体を読み直してください。


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:06:27.22 ID:SoqLVdrG0
――ある生徒会長の日記

10月19日
明日は小テストのある日だ。
いつものメンバーと一緒に生徒会室で勉強会をするとしよう。
くつくつ。女君と友君の歪む顔が今でさえ思い浮かぶ。


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:11:21.98 ID:SoqLVdrG0
10月20日
小テストの結果を互いに教えあった。
10点満点中、私は満点。男は凡ミスで9点。
友君は8点で女君は4点であった。
女君は自分だけ極端に低いという事で物凄く悔しがっていたな。
可愛い姿だった。くつくつ。

どうやら次の土曜と日曜にダブルデートというものをするらしい。
今になって考えてみると、男とデートと呼べるものをした記憶が無い。
これはある意味で丁度良いのかもしれないな。


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:12:57.87 ID:SoqLVdrG0
10月22日
嫌だ……。
なんでこんな……。


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:20:21.30 ID:SoqLVdrG0
10月23日
昨日は取り乱してしまった。
いや、取り乱すなという方が無理だろう。
ダブルデートというものは存外に楽しかった。
二組のカップルが一緒に色々な場所へ遊びに行き、各々が楽しんだと思える。
私も友君の輝かしい笑顔が見れたのでとても有意義であった。
少しばかり胸が痛んだが、それでもデートは楽しめたと言えるだろう。

だけど、その後が酷かった。
信号を無視した車がスリップして、私達に襲ってきた。
その時の事は一瞬の事で詳しくは憶えていない。
だが、男が女君を突き飛ばしたのはよく憶えている。
そして、男が宙に舞ってしまっているのも……。

すぐに警察と病院に連絡を入れて、男を搬送してもらった。
涙を零れさせながら男の名前を呼ぶ女君の声が、とても痛々しかった……。

男は、大丈夫だからと、何回も何回も微笑みながら女君の頭を撫でていた。


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:29:01.00 ID:SoqLVdrG0
10月24日
昨日は疲れて寝てしまっていたので今日書く事にする。

病院に着く少し前に、男の手は力が抜けたように落ちてしまった。
救急隊員の人が男を呼び掛け、色々と反応を窺うも、彼は何一つ応えなかった。
私は、すぐに嫌な想像を浮かべた。
病院に入ってすぐ、男は私達の入れない場所へと連れて行かれた。
その後、女君も軽い検査を受けたが、特に異常は無いようだ。
警察からも事情聴取を受けたが、昨日の事なのにもはや思い出せない。
ショックが、強すぎた……。

24日の今日、男の状態を聞いた。
外傷は無いが、頭を強く打っていて、昏睡状態らしい。
女君と友君の膝が崩れ落ちたのを、鮮明に憶えている……。
私は、頭が真っ白になっていた。


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:37:01.68 ID:SoqLVdrG0
10月25日
医者から絶望的な話を聞いた。
男は、もう二度と目覚めないかもしれない……。
医者も全力を尽くすと言っている。
その言葉が、どうしても信じれなかった。
しかし、その医者は少しだけ私達に希望を与えてくれた。

話し掛け続けて、昏睡状態の人が回復したという事例がある。

目から光を失った女君が、少しだけ光を取り戻した。
どうやら、人は昏睡状態でも耳などの感覚器官が働いてるらしい。
語りかける、話しかける事によって意識が回復する事例が過去にあるとの事。
こればかりは神に祈りつつ信じるしかない。
そう、医者は言った。

男に会いたかったが、医者が一日置いてから会う方が良いと言ったので、私達は男に会う事無く帰った。


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:41:00.56 ID:SoqLVdrG0
10月26日
男と数日振りに再会した。
身体にはチューブがいくつも繋がっていて、男は気にしないように眠っていた。

生かされてる。

正にそんな言葉がしっくりくる状態だった。
その日、私達は面会時間ギリギリまで男の病室に居たが、誰一人として口を開けるものは居なかった。

ただ話しかける。
それすら出来なかった自分が、とても惨めに思えた。


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:45:29.07 ID:SoqLVdrG0
10月31日
今日はハロウィン。
しかし、とてもそんな気分にはなれない。
今日も、誰も、何も言えない。
何を言えば良いのか、私には分からない。
きっと、二人もそうなのだろう。

トリックオアトリート。

トリックオアトリート。

お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ。

トリックオアトリート。

トリックオアトリート。

起きてくれないと、イタズラをしてしまうかもしれんぞ……?
なあ、男……起きてくれないか……。


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:53:22.27 ID:SoqLVdrG0
11月1日
今日、初めて男の病室で言葉を聞いた。
声の主は、女君だった。

「クヨクヨなんてしていられない。
男を起こす為に、皆で話し掛けよう」

強い意志を持った目で、そう言っていた。

「起きてくれるかもしれないじゃない」

涙を流しながら、私達に言ってくれた。
そうだな。私は、私達は何をしているんだ。
男の目を覚まさせるのだろう?
そして、いつものように楽しい日々を過ごすのだろう?
ならば、行動しなくては。

彼女に感謝しなければいけないな。


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:55:39.79 ID:SoqLVdrG0
11月5日
少しずつだが、男に語りかける事もできるようになってきた。
少しずつ……少しずつ、私達も歩んでいこう。


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 15:57:52.76 ID:SoqLVdrG0
11月8日
語りかけるだけでなく、いつもの会話をするようにもしてみた。
こうすれば、男も会話に参加しているような気持ちにもなれる。
やはりぎこちないが……。


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 16:00:52.12 ID:SoqLVdrG0
11月12日
今日は皆よりも早く男の病室にやってきた。

「やあ」

と声を掛けると

「よ」

っと、返してくれた気がした。
今日は良い天気だった。男も喜んでいるだろうか……。


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 16:06:20.83 ID:SoqLVdrG0
11月15日
今日、男にキスを迫った。
当たり前だが、男は何も答えないし、拒否も何もしてこなかった。

何をしようとしていたんだ、私は……。
一時の感情に流されて、私は取り返しの付かない事をしようとしていた。

……男に、叱られた気がした。


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 16:12:33.98 ID:SoqLVdrG0
11月16日
やはり私は弱いようだ。素の自分を出してしまった。
自分だけしか抱き締めれないのは、もう辛い。
温かいのに温かくないようだ。
















男……まだ起きないの……?
私、もう待ちくたびれちゃったよ……。
辛いよ。怖いよ。悲しいよ。
でも、私は待つね。
ずっと、ずっとずっと待つから……。

今日は、男に謝られた気がした。
ねえ、これからもずっと、会いに行くね。
私、待ってるから……。
ずっと……ずっとずっと……。


79:刹那 ◆1IahjnNtgQ :2011/11/02(水) 16:18:14.33 ID:SoqLVdrG0
以上になります。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

鳥とかその他諸々を晒しておきますね。
何か質問とか感想とか愚痴とか好きなビーフカレーパンなどがありましたらどうぞ。

http://setsusetsu.web.fc2.com/


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 16:22:50.29 ID:deEAgc/R0
>>28
が引っかかってたけどそういうことだったのか…


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 16:27:01.33 ID:OSGxQSVH0
>>82に言われて漸く分かった
成る程違和感はそう言う事か


84: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2011/11/02(水) 16:31:36.46 ID:pZeVecCC0
なるほど、男抜きで読み返してみるとよくわかると。


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 16:37:49.48 ID:Za6elWePO
続編はいつ頃


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 16:47:40.60 ID:SoqLVdrG0
>>87
続編は気が向いたらですかね。
今回も私の中が爆発して書き始めたので。

男抜きで会話成立は途中から実は楽になったという。
人間ってなんでも慣れるもんだね。


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 17:04:27.25 ID:R6Fpsn6YO
なにこれ寝取られ……?


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 17:16:30.46 ID:SoqLVdrG0
>>90
一応、寝取られじゃないつもり。


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 17:24:04.79 ID:kPW7KuoM0
歳をとってからこういうやるせない話が大好きになった


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 17:37:03.13 ID:SoqLVdrG0
>>92
好きって言ってくれてマジでありがとう。糧になるよ。


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 17:41:44.77 ID:kPW7KuoM0
>>96
どいつもこいつも自己完結して終わらせちまう身勝手な奴ばっか
それがイイ


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/02(水) 17:32:30.71 ID:/rYuSKRR0






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  1. 2014/07/08(火) 11:11:52

    好きなビーフカレーパンについて誰も触れないのか…


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