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向日葵「…きらいじゃないもん? …ぷっ」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 20:53:18.16 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「お、おい!笑ってんじゃねーよっ!///」
向日葵「いくらなんでもそのタイトルは… ふふふっ、マヌケすぎますわ」
櫻子「うぐぐ… 別に私が作った曲ってわけじゃないのにぃ…」
向日葵「大体、何に向けた言葉なのか知らないけど 言い回しが面倒臭すぎますわ もっとはっきり言いなさいよ?」
櫻子「…ひ、向日葵だよ」
向日葵「え?」
櫻子「向日葵に向けた言葉だよ きらいじゃないもん…」
向日葵「え…? そうなの? ……ご、ごめんなさい…」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 20:58:51.41 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「きらいじゃないもんきらいじゃないもん!」
向日葵「わ、わかった わかりましたから…///」
櫻子「…は、はず…/// 別に嫌いじゃないってだけだからなっ!」
向日葵「…ええ、ごめんなさい…バカにして」
櫻子「別に謝ることでも…」
向日葵「……」
櫻子「……」
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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:04:20.71 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「向日葵のは…」
向日葵「はい?」
櫻子「向日葵の曲の意味は? 私バカだから意味わかんないんだけど」
向日葵「…day by day…」
櫻子「だからその意味だよっ!」
向日葵「形容詞として扱うと、少しずつ… 直接的な意味は、日々ですわ…」
櫻子「…日々少しずつなんだよ? そっちのが中途半端なタイトルじゃん!」
向日葵「楽しい日々を…過ごして 少しずつ仲良くなりたいって…」
櫻子「誰と? ちなつちゃん?」
向日葵「…あなたですわ」
櫻子「えっ」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:07:50.79 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「だから、櫻子!」
櫻子「わ、わかったよ…」
向日葵「は、恥ずかしいことを言ってくれたから 私も1つだけ…言ってみましたわ…///」
櫻子「ごめん… 中途半端じゃなかったよ…」
向日葵「いえ…」
櫻子「は、ははは… あのさ…向日葵って私のこと嫌いじゃないの?」
向日葵「そんなこと言った記憶はありませんけど… あなた風に言うならきらいじゃないですわ」
櫻子「うぐ…/// そ、そうかよっ」
向日葵「ええ そうですわ」
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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:13:46.96 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「も、もういっこは!?」
向日葵「お願い catch me のこと?」
櫻子「うん」
向日葵「catchは掴む、捕まえる meは私」
櫻子「…お願い私を捕まえて?」
向日葵「…///」
櫻子「!」
向日葵「わ、わかったでしょう…」
櫻子「う、うん…///」
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14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:18:29.61 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「あなたの曲は抽象的なタイトルでよく分からないけど… もう1つはどういう意味が?」
櫻子「365コ?」
向日葵「ええ 確かそんな感じでしたわね」
櫻子「365個の色が集まって1年になるんだよ」
向日葵「…はぁ、それはどういう…」
櫻子「365日、毎日違うことが起きて楽しいから1年が楽しいの!」
向日葵「まあ大体言いたいことは分かったけど…」
櫻子「ああもう! 365種類の日があるんだよっ 向日葵との最低でも365パターンの会話がさっ!」
向日葵「そんな意味が…///」
櫻子「あ、しまった…///」
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:25:08.66 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「い、意味を知ると… 急に恥ずかしくなりますわね…///」
櫻子「向日葵が悪いんだぞ、急に私の曲名をバカにするから」
向日葵「あれは謝ったでしょう? 真意がわかった今ならバカにはしませんわ」
櫻子「普段もバカにしないでくれると嬉しいんだけどね 私なりに本気でやってるんだから」
向日葵「…それは反省しますわ よく分からないことをやっていても、櫻子には考えがあるパターンもあるとわかりましたから」
櫻子「あ、そ、そう…」
向日葵「ごめんなさい 普段からあなたには言いすぎていたのかもしれませんわ」
櫻子「なんだよ気持ち悪いな 向日葵らしくない!」
向日葵「だ、だって… あなたにも考えがちゃんとあるんだなって…」
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:30:50.06 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「ふんだ 今までは「考えなしに行動してる」って思ってたってことじゃん!」
向日葵「だから、ごめんなさい…」
櫻子「なんでそんなに謝ってばかりいるんだよ… 張り合いないよ」
向日葵「…あの 1つ気になっているんですけど」
櫻子「なに?」
向日葵「嫌いじゃない、というのは… あの、その 悪くても普通ってこと…?」
櫻子「ま、またその話かよっ」
向日葵「どうなの?」
櫻子「そうだよ… わ…悪くても、普通だよ…」
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19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:35:25.06 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「そうなの… じゃあ もし良いパターンなら… す、す…」
櫻子「いいパターン?」
向日葵「好きだということ…?」
櫻子「なっ! ば、バッカじゃねーの! ないないないよねーよ!」
向日葵「…そ、そう そうですわよね…」シュン
櫻子「あ…」
向日葵「……」
櫻子「で、でもでも嫌いではないから… きらいじゃないもん? なんて…」
向日葵「ぷっ… それでいいですわ」
櫻子「う…落ち込んだり笑ったり…なんなんだよっ」
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:41:16.05 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「ああ… ごめんなさい 今日は生徒会には出ないで帰りますわ」
櫻子「えっ なんで?」
向日葵「ちょっとそんな気分じゃないからですわ」
櫻子「そうなんだ じゃあ私も帰る」
向日葵「なんで…? 別にあなたは活動していけばいいでしょう 私がいないときにいけば点数も稼げますわよ」
櫻子「そんな卑怯な勝ち方しても仕方ないだろっ」
向日葵「まったく こういうチャンスを生かさないから、いつも私が勝つんですのよ」
櫻子「別にいいよ 負けたって」
向日葵「え? そうなんですの…?」
櫻子「向日葵に挑むチャンスが増えるじゃん」
向日葵「そ、それはそうですけど…///」
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:48:07.33 ID:FDsDD0c+0
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-帰り道-
櫻子「おっ なんか屋台があるよ?」
向日葵「……やきいも?」
櫻子「食べたい! でもお金ない!」
向日葵「………すみません、1つください」
「はい、400円ね どうぞ」
向日葵「どうも… こんなに大きいんですのね」
櫻子「いいなー」
パキ
向日葵「…はい 半分」
櫻子「いいの!?」
向日葵「そのために買ったんだから食べなさい お…お願いcatch」
櫻子「う…/// あ、ありがと…」
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27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:53:11.15 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「…」ハフハフ
向日葵「……この時期にはおいしいですわね」ハフハフ
櫻子「うん 向日葵のことだから帰ってから、おならすごいんでしょ!」
向日葵「あなたね 私以外の女の子に向かってそういうことは言わないほうがいいですわよ…」
櫻子「えっ あ、おなら?」
向日葵「何回も言わないの」
櫻子「そういえば結構いつも一緒にいるけど 向日葵おならしないよね」
向日葵「するわけないでしょう… というか、何回も言わない…」
櫻子「まあそっか」
向日葵「……さて 今度なにか奢ってもらいますわよ」
櫻子「えー! ここは何も言わないで帰るところだよ!」
向日葵「……」
櫻子「わ、わかったよ わかったってば」
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30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 21:59:44.40 ID:FDsDD0c+0
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-夜-
向日葵「漢字の練習って宿題として意味がない気がしますわ… でもやらないと」カリカリ
ガチャッ
向日葵「ん… 楓? どうかしましたの?」
櫻子「へっへー 私でした」
向日葵「櫻子… どうかしたの?」
櫻子「漢字の宿題やりにきた」
向日葵「これは教えようがないから ちゃんと自力でやるんですのよ」
櫻子「めんどくさい…」
向日葵「やりにきたんじゃないの…?」
櫻子「うん そうだけど」
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:03:07.25 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「……」カリカリ
櫻子「……キャッキャッ」
向日葵「…完全に遊んでいる声に聞こえるんだけど」
櫻子「あ、うん あきた」
向日葵「やりなさいよ…」
櫻子「ねー おごりのお返し浮かばないんだけど」
向日葵「別にそんなに深く考えてくれなくたって…」
櫻子「んでまあ浮かんだんだけど ねーちゃんが映画のチケットくれたから 休みの日に見に行かない?」
向日葵「いいんですの…? 映画って安くても1000円くらいは…」
櫻子「まあ、私からしても貰いもんだから」
向日葵「じゃあ… お言葉に甘えますわ」
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32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:05:45.80 ID:FDsDD0c+0
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-休日-
櫻子「うっし!いくぞー!」
向日葵「ええ 何時からのを見るの?」
櫻子「んっと 13時30分からだってさ」
向日葵「今からなら余裕ですわね 櫻子は、お昼ご飯はまだ?」
櫻子「まだ!」
向日葵「ちょっと痛いけど…ファミレスでも入ります?」
櫻子「サイゾリアにすれば安いじゃん いこー」
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34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:08:51.38 ID:FDsDD0c+0
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-ファミレス-
向日葵「このトマトとベーコンのパスタを…」
櫻子「たらこスパゲティ! たらこスパゲティ!」
向日葵「2回言うと2つ来ますわよ…」
櫻子「あっやべ」
向日葵「ところで 今日ってどういうタイプの映画みるんですの?」
櫻子「なになに… 365日のLOVE だって」
向日葵「ええっ…? そ、それってジャンルは…?」
櫻子「学園恋愛もの…ってねーちゃんが言ってたけど」
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:11:49.90 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「なんで私をそれに誘おうと思ったの…?」
櫻子「いやだって 一緒に見に行く人いないし 使わないのももったいないし」
向日葵「そう… はぁ… ちょっと見せて?」
向日葵(キャッチフレーズが 女の子同士の恋愛だって変じゃないもんっ! って完全にそういうタイプの話ですわ…)
櫻子「どしたの なんで赤くなってんの?」
向日葵「映画を見に行くときは少し下調べをした方がいいですわよ…」
櫻子「…? まぁいいじゃん 食ったら行こ!」
向日葵「それは…来てしまったからには見ますわよ…」
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36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:15:31.69 ID:FDsDD0c+0
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-映画館-
櫻子「見てみて向日葵!なんだこの映画、やばいよ!」
向日葵「櫻子、私たちが見るのはこっちだから…」
櫻子「…? え"っ ゆりゆり学園ストーリー!?」
向日葵「…まさかあなたとこういう作品を見ることになるなんて… 周りの人たちに勘違いされないように気を付けないといけませんわ…」
櫻子「ゆりゆりってなーに?」
向日葵「…そこから説明するんですの? あたま痛い…」
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:18:14.00 ID:FDsDD0c+0
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「ミテミテー アノコタチカワイー カップルカナー」
向日葵「よ、予想はしていたけど……///」
櫻子「ん? どした向日葵」
向日葵「なんでもありませんわ…」
「ただいまこちらの映画をカップルで観に来られている方に無料でドリンクをプレゼントしていまーす」
向日葵「ドリンクがタダみたいですわね でも、カップルって…」
櫻子「まじで!? スンマセーン! カップルでーす! ジュースください!」
向日葵「ちょ、ちょっ 櫻子!?///」
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:21:06.99 ID:FDsDD0c+0
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「はい、お2つどうぞ 楽しんでくださいね♪」
櫻子「無料でコーラを手に入れた!」
向日葵「…さ、櫻子… 周りの目、気にならないの…?」
櫻子「え? うぉ、なんか見られてる…?」
向日葵「バカッ、あなたがカップルなんて大声で言うから…///」
櫻子「あ! あ、いやいや違うんですカップルじゃなくて…///」
向日葵「もういいからこれ以上目立たないで…行きますわよ…」
櫻子「のわっ 引っ張るなよー!」
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43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:25:11.55 ID:FDsDD0c+0
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-上映前-
櫻子「おー なんかすごい見やすい席だー」
向日葵「…目立つポジションなのが嫌ですけど…」
櫻子「まあいいじゃん」
向日葵「…まあ、来てしまったからには堪能しますわ…」
櫻子「なんかチケットに書いてあるよー なになに… 女の子同士の恋愛がダメなんて誰か決めたの?ダメでも好きなの愛してる」
ザワザワ…
向日葵「櫻子! 終わるまで黙っていなさい!///」ガツン
櫻子「いてっ! な、何故だぁっ…」
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44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:27:56.95 ID:FDsDD0c+0
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-上映後-
向日葵「……///」
櫻子「……い、いい話だったね…」
向日葵「観ていて、恥ずかしかったですわ…」
櫻子「でも ああいう考え方もあるんだね 女の子同士で付き合うって」
向日葵「それはまぁ…別に禁止されているわけでもありませんし…」
櫻子「うちの学校とか女の子しかいないし あり得るね」
向日葵「…え? え、ええ そうですわね…」
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46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:31:11.27 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「もう帰る? あまりお金ないんでしょ?」
向日葵「バカにしないで… 別に何か軽く食べたりするくらいは持っていますわ」
櫻子「んや、いいよ それより帰って夕飯を向日葵の家で食べたい」
向日葵「なんでそうなるのよ…」
櫻子「ファミレスより向日葵のご飯のがうまいからだけど」
向日葵「え……」
櫻子「普通のご飯にお金出すなら、おいしいご飯をただで食べる」
向日葵「そう 別にいいですけど…」
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:36:40.76 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「しかしちょっとくさかったねー あなたが卒業するまで、側にくっついて離れないから だっけ」
向日葵「そ、そうですわね…」
櫻子「でも ああ言われたらちょっと嬉しいかもしれないよね」
向日葵「えっ 本当…?」
櫻子「うん 私なら多分嬉しい」
向日葵「ふぅん…そうなんですの」
櫻子「え? なに悟ってるの?」
向日葵「別に… ご飯、食べるなら買い物手伝いなさい?」
櫻子「荷物持ちはやだよ」
向日葵「以外に何ができるのよ…」
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:40:55.60 ID:FDsDD0c+0
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-スーパー-
向日葵「なにがいい? 特に決まっていないからリクエスト聞きますわよ」
櫻子「ステーキ!」
向日葵「できるだけ安く済みそうなレベルで」
櫻子「んじゃあ… タケノコの煮物とポテトサラダあたりでモグモグと」
向日葵「櫻子にしては良心的な返事ですわね…」
櫻子「ポテトサラダなら手伝えるからね」
向日葵「手伝ってはくれるんですの?」
櫻子「あの映画で一緒にご飯作ってて なんか楽しそうだったから」
向日葵(け、結構良い影響があったのかもしれませんわね あの映画…)
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54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:46:40.82 ID:FDsDD0c+0
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-古谷家-
櫻子「よーし 作るぞーっ」
向日葵「まだ早いですわ… このメニューなら30分で作れるから」
櫻子「そ、そっか ならゴロゴロする」
向日葵「そう 私も少しゆっくりしますわ 歩き疲れたから…」
櫻子「ところで楓は?」
向日葵「そういえばあなたの家でお世話になってるんでしたわね 迎えにいってきますわ」
櫻子「ねーちゃんに感想言わないと 私もいくー」
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55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:49:47.61 ID:FDsDD0c+0
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-大室家-
櫻子「ねーちゃん 映画みてきたよ」
撫子「そう ところで楓の面倒いつまで見てればいいの?」
向日葵「すみません…ただいま帰りました 楓、帰りますわよ?」
楓「あ、お姉ちゃん お帰りなさい!」
花子「櫻子より仕事してくれて楽だったし」
櫻子「な、なにをう…」
撫子「何にしても有意義な休みを過ごせたよ ありがとう、ひま」
向日葵「は、はぁ どういたしましてと言うところなのでしょうか…?」
櫻子「おいねーちゃん 私に失礼だぞっ」
撫子「はいはい うるさいからどっか行って」
櫻子「ぐぬぬ」
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57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:53:07.45 ID:FDsDD0c+0
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-再び古谷家-
向日葵「さて ご飯作っちゃうから、リビングで待ってて?」
楓「はーい 櫻子お姉ちゃんも一緒に作るの?」
向日葵「ええ 今日は珍しく手伝ってくれるみたいですわ」
櫻子「おう!まかせろ!」
向日葵「じゃあジャガイモを切って、茹でて? 櫻子がサラダがゴロゴロしてるのが好きなら3cm角くらいで」
櫻子「ゴロゴロしてる方がいい!でっかくきる!」トスントスン
向日葵「…思ったより使えますのね」キョトン
櫻子「当番でたまに使うから 一番得意なのはおにぎりだけど」ドヤッ
向日葵「ふふ… そう」ゴシゴシ
向日葵(確かに楽しいですわ)
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58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:56:11.04 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「てん、てん、きらいじゃないもーん ♪」ポチャポチャ
向日葵「ご機嫌ですわね」
櫻子「え?なんで?」
向日葵「きらいじゃないもんって口走ってましたわ」
櫻子「あ…こないだのこと思いだした…///」
向日葵「あ……///」
櫻子「い、いやいや 嫌いじゃないだけだからなっ」
向日葵「それ前にも聞きましたわ」
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:59:30.63 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「……うん(気まずい)」
向日葵「……(気まずいですわ)」
櫻子「な、なんだよ…」
向日葵「こほん…… 櫻子が卒業するまで、側にくっついて離れないから」ボソッ
櫻子「!?」
向日葵「い、言ってみただけですわ」
櫻子「な、なんでこのタイミングで言うんだよっ///」
向日葵「言われたら嬉しいって言ってたから… そ、それにその気まずいと思って…」
櫻子「余計気まずくなるっ!」
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62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:06:06.62 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「わ、忘れて…」
櫻子「わかった…///」
向日葵「…あの映画 結構面白かったですわ ありがとう」
櫻子「ま、まぁ 私も面白かったと思うよ…」
向日葵「櫻子は、どう思うの」
櫻子「なにを…?」
向日葵「映画の中で言われてた 女の子同士の恋愛」
櫻子「……わかんない でも、悪いことじゃないとは思うよ」
向日葵「主役の子が言ってた言葉 わかるの… 目が離せない、手がかかるから可愛いって言葉」
櫻子「……ひ、向日葵…?」
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64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:10:14.59 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「……私、櫻子のことばかり気にしてますわ」
櫻子「…構ってくれるのは素直に嬉しいって思ってるよ」
向日葵「あのね… だから 映画の2人みたいな… 関係は いや?」
櫻子「…!///」キュン
向日葵「い、嫌ですわよね」
櫻子「あ、待って!いやじゃないよ!」
向日葵「ほんとう…?」
櫻子「私がああいう状況になったら、ってことでしょ 嫌じゃないよ」
向日葵「そ、それじゃあ… あの、その…」
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65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:13:20.93 ID:FDsDD0c+0
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向日葵「恥ずかしいから、濁しますわ… おねがい、きゃっちみー…///」
櫻子「……な、なんだよそれ…///」
向日葵「………」ジッ
櫻子「…し、しかたないな」ギュッ
向日葵「櫻子…!」
櫻子「いいよ でも映画みたいにうまくはいかないから …す、少しずつね///」
向日葵「ありがとう… すごく久しぶりに… 素直になれた気がしますわ」
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66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:16:48.97 ID:FDsDD0c+0
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櫻子「へへ 素直な向日葵かわいい」
向日葵「な、なんですのそれ…」
櫻子「それにしても映画にながされるなんて 向日葵もかわいいとこあるなっ」
向日葵「何度も可愛いって言わないで… はずかしいっ…///」
櫻子「……ま、まぁ 向日葵に比べたらバカだし 何もできないけど よろしく」
向日葵「いえ… あなたこそいいの? 女の子同士って…」
櫻子「だって男の子に興味ないからね… それって、そういうことなんじゃないの?」
向日葵「そう…ですの… 良いなら、よかったですわ こちらこそよろしくお願いしますわね…///」
櫻子「いいに決まってるじゃん… だって」
櫻子「きらいじゃないもん」
~おわり~
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69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:19:25.21 ID:invEMK7R0
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乙
最後まで歌うと、最高のカップルになれるしな
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71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:20:37.67 ID:1OXy1O62O
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乙乙
癒されたー
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74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:28:06.23 ID:dnugZWKB0
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乙
素晴らしいさくひまでした

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