真姫「にこちゃんの髪の付け根の匂い」

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1 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:26:45.23 ID:18Bsp3/7o: にこ「ちょっと、くすぐったいでしょ、やめなさいよ」

真姫「…｣ｽﾝｽﾝ

にこ「…もう」

2 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:27:29.17 ID:18Bsp3/7o: 真姫「…にこちゃん｣ﾍﾞﾀｰ

にこ「なによ、暑苦しいわ」

真姫「おかしいわ…にこちゃんの匂いかいでただけなのに、変になりそう｣ｷﾞｭｰ

にこ「とっくにおかしくなってるわよ、あんた」
3 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:28:12.74 ID:18Bsp3/7o: 真姫「にこちゃんのせいでしょ…」

にこ「あんたが勝手にやってるんじゃない」

真姫「ううん、にこちゃんが悪いの…」

真姫「こんなに優しいにおいのする、にこちゃんのせいよ…｣ｽﾝｽﾝ
4 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:28:58.86 ID:18Bsp3/7o: にこ「ニコからどんな匂いがしてるっていうの…っていうか、いい加減離れなさいよ｣ｸﾞｲ

真姫「いいじゃない、ちょっとくらい」

にこ「30分もこうしてるのは、ちょっととは言わない」

真姫「そんなに経ってないじゃない、せいぜい25分ってとこよ」

にこ「あんたねぇ…」
5 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:29:31.45 ID:18Bsp3/7o: 真姫「もうちょっとくらいいいじゃない…あ、こうしてれば新しい曲を思いつきそう」

にこ「適当なこと言ってないで、ちょっと離れなさいよ」

真姫「…｣ｽｯ

にこ「あ…」

真姫「離れたわよ？」
6 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:30:07.46 ID:18Bsp3/7o: ﾋｭｳｳｳ…

にこ「うっ…寒っ…」

真姫「じゃあね、にこちゃん｣ｸﾙｯ

にこ「…っ！」

にこ「ま、待ちなさいよ！」

真姫「…｣ﾋﾟﾀ
7 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:30:37.15 ID:18Bsp3/7o: 真姫「…何？」

にこ「さ、寒いじゃない」

真姫「そうね、冬だし、ここ屋上だもの」

にこ「わかってるわよ」

真姫「じゃあ、校舎の中に入ればいいじゃない」
8 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:32:26.11 ID:18Bsp3/7o: にこ「校舎の中だと他の人がいるでしょ？」

真姫「そりゃあいるわよ」

にこ「だから…」

真姫「…」

にこ「…っ｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
10 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:33:06.52 ID:18Bsp3/7o: にこ「も、もうっ！真姫のばかっ！知らな…」

真姫「にこちゃん」

にこ「なによ！」

真姫「音楽室なら、ここよりあったかいし、他の人も滅多に来ないわ」

にこ「！」
11 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:34:32.39 ID:18Bsp3/7o: 真姫「何してるのにこちゃん、早く行くわよ」

にこ「…言っとくけど、これ以上髪の匂いばっかかぐのはなしよ」

真姫「わかってるわよ、他のとこにするわ」

にこ「どこよ、他のとこって…」

真姫「言わせる気？」

にこ「ふん…ニコはアイドルだから、どこかがれたっていい匂いしかしないわよ」

真姫「ふふっ、楽しみ」
12 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:34:58.86 ID:18Bsp3/7o: にこ「だからって！あんまり恥ずかしいとこはナシだからね！」

真姫「はいはい、早く来てよにこちゃん」

にこ「しょうがないわね、ついてってあげるわ！」
14 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:35:25.91 ID:18Bsp3/7o: ｶﾞﾗﾗ、ﾊﾟﾀﾝ…

にこ「うーっ、やっぱりここも寒いじゃない…」

真姫「しばらく人がいなかったんだもの、当たり前でしょ」

真姫「ほら、ここ座って」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

にこ「なんであんたの隣に…」

真姫「この前ピアノ教えてって言ってなかった？」
15 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:36:42.12 ID:18Bsp3/7o: にこ「そんなこと言った？覚えてないわ」

真姫「言ってたわよ、ほら、座るの？座らないの？」

にこ「しょうがないわね」ﾎﾟｽ

真姫「…」ｽﾝｽﾝ

にこ「あっ、こら！いきなり髪のにおいかがない！」ｻｯ
16 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:37:19.62 ID:18Bsp3/7o: 真姫「いいじゃない、せっかく隣に来たんだし」

にこ「ピアノはどうしたのよピアノは…それにどうしていつもツインテの付け根ばっか狙うのよ」

真姫「うーん…そこが一番、にこちゃんの『素』のにおいだから？」

にこ「や、やめてよ」ｻｯ

真姫（ツインテを押さえて後ずさるにこちゃん…）

真姫「冗談よ、さ、ちゃんと教えてあげるからここ座って」

にこ「もう…」ﾎﾟｽ
17 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:37:46.99 ID:18Bsp3/7o: ｷﾞｭ

にこ「あ…」

真姫「…」ｽﾝｽﾝ

にこ「ちょ、ちょっと、今度は捕まえてからかぐとか…っ！」

真姫「暴れないでよ」ｷﾞｭｰ

にこ「あ…」

にこ（…あったかい）
18 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:38:36.71 ID:18Bsp3/7o: にこ「…さっき、髪のにおいはもうかがないって」

真姫「そうだった」

真姫「じゃあ…ここ」ｽﾝｽﾝ

にこ「ちょっ！？や、やめてよ耳の後ろなんて！」

真姫「アイドルはどこからも変なにおいなんてしないんでしょ？」

真姫「なに？自信ない？」

にこ「！」
19 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:39:12.83 ID:18Bsp3/7o: にこ「じっ、自信大ありよ！スーパーアイドルにこにーから、へへ、へんなにおいなんてするわけないじゃない！」

真姫「じゃあいいじゃない」ｽﾝｽﾝ

にこ「あっ、で、でもっ、は、恥ずかしいっていうかぁ…っ！」

にこ（真姫の息が耳に…っ！）

真姫「はぁ…」ﾄﾛｰﾝ

にこ「真姫…？」

真姫「ぺろっ」

にこ「！」ﾋﾞｸｯ
20 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:39:38.59 ID:18Bsp3/7o: にこ「なっ、なにすんのよ！」

真姫「つい、よ」

真姫「これであったかくなった？にこちゃん」

にこ「ああ、あったかいっていうか熱いくらいだけど…」

真姫「耳まで真っ赤じゃない…作戦成功？」

にこ「あ、ああ、あったかくするためにやってんのよねまったくしょうがないわね」
21 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:40:09.51 ID:18Bsp3/7o: 真姫「うん、にこちゃんが熱くなってくれたおかげで私もあったかいわ」

真姫「ありがと、にこちゃん」ｽﾝｽﾝ

にこ「ひゃあ！」

にこ「ちょ、ちょっと、服の中とかっ！」

真姫「ちょっと汗かいてる？にこちゃん」

にこ「あんたのせいよ！」
22 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:40:47.51 ID:18Bsp3/7o: 真姫「くんくん…ん…練習のあとのにこちゃんのにおい…」

にこ「ひっ…！え、襟首引っ張るのやめなさいよ！空気が入って寒いわ！」

真姫「あ、ごめんなさい」

真姫「これなら寒くないかしら」ﾋﾟﾄ

にこ「かぐのをやめるって選択肢はないわけね…」

真姫「当たり前よ」

真姫「今日はにこちゃんの全部を堪能するって決めたんだから」
23 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:42:14.18 ID:18Bsp3/7o: にこ「全部…」

真姫「うん、全部」

にこ「ま、待って…ちょっとそれは…心の準備が」

にこ「そ、そう！にこにーはみんなのものっ！ファンのみんなは裏切れなひゃあ！」

真姫「ぺろ…いいじゃない、他のみんなには内緒にしとけば」
24 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:42:41.77 ID:18Bsp3/7o: にこ「な、なめたわねっ！また！」

真姫「しょうがないでしょ…おいしそうだったから」

にこ「にっ、ニコが美味しそうなのはしょうがないけどぉ…だからって！」

真姫「いやだった？」

にこ「…」ﾌﾟｲ

真姫「いやとは言わないのね」
25 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:43:07.83 ID:18Bsp3/7o: にこ「ちょっと！都合のいいように取らないの！」

真姫「顔真っ赤よ、にこちゃん」

にこ「だって！」

真姫「もう、素直になりなさいよ」ｷﾞｭ

にこ「あんたが言う…？」

真姫「私は最初っから素直よ、にこちゃんの前では」ｽﾝｽﾝ

にこ「もうやだ…」
26 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:43:36.81 ID:18Bsp3/7o: にこ「せめてこういうことはお風呂入った後にしてよ…」

真姫「だめよ、それだと意味ないでしょ」

真姫「私はありのままのにこちゃんがいいの」

にこ「それが恥ずかしいっていってんでしょ！」

真姫「大丈夫よ、どんな匂いでも私はにこちゃんに幻滅なんてしないから」

にこ「そういうことじゃなくって…むぐ！」

真姫「ん…」ﾁｭｰ
27 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:44:03.91 ID:18Bsp3/7o: 真姫「ぷは…」

にこ「な…ななな…」

にこ「あ、あんたっ！な、なななにすんのよ！」

真姫「なにって、にこちゃんが静かにしてくれないから…」

にこ「だからって！」

真姫「足りなかったみたいね」ｸﾞｲ

真姫「ちゅ…」

にこ「んーっ！？」
28 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:46:21.01 ID:18Bsp3/7o: 真姫「ちゅ…ちゅっ…」

にこ「………んぅ…」ﾄﾛｰﾝ

真姫「…ふぅ、あ、静かになった」

にこ「…ばか」

にこ「これでもう…言い逃れできなくなったわね、私たちの関係…」

真姫「誰に対して言い逃れするわけ？」

にこ「知らないわよ」
29 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:48:07.93 ID:18Bsp3/7o: 真姫「ま、強いていうなら…にこちゃん自身に、ってところ？」

にこ「知らないって言ってるでしょ…」

にこ「あーあ…お互いに好き、とか付き合おう、とか一切言ったことないのに…何なのよこれ」

真姫「ふうん…にこちゃん、私のこと好きだったんだ」

にこ「あんたねえ…！」

真姫「私も好きよ、にこちゃん」
30 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 00:53:06.07 ID:18Bsp3/7o: にこ「え…」

真姫「聞こえなかった？」

にこ「…」ﾌﾙﾌﾙ

真姫「…感想とかないの？」

にこ「…」ｳﾙｳﾙ

真姫「もう、何泣いてんのよ」

にこ「泣いてなんかっ…！」ｸﾞｽ
32 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 01:02:43.33 ID:18Bsp3/7o: 真姫「はいはい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

真姫「もう、何がそんなに嬉しいのよ…わかりきってたでしょうに」

にこ「だ、だからぁ…泣いてないんらって…ぐすっ」ｽﾞｽﾞｯ

真姫「そうね…ぺろ」

にこ「うぇ…」

真姫「しょっぱい」
33 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 01:20:39.36 ID:18Bsp3/7o: にこ「そ、そういうことしなければ…もっと好きになるのに…」

真姫「そう、それは残念ね」

にこ「む…反省しなさいよ」

真姫「私は信じてるもの」

真姫「にこちゃんはたぶん、世界で一番私のことを好きでいてくれる」

真姫「これ以上ないくらいに好きでいてくれるから…これ以上好きになってくれることってあんまりなさそう」

にこ「自信過剰にもほどがあるわよ、あんた…」ｼﾞﾄｰ

真姫「証拠ならあるわよ」

真姫「にこちゃん…いやなら、逃げればいいじゃない」

にこ「…」ｷﾞｭｰ
34 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 01:25:06.93 ID:18Bsp3/7o: 真姫「そんなことしてたら…ほら」

真姫「ここのボタン…外しちゃうわよ」ﾌﾟﾁ…

にこ「あ…」

真姫「もうひとつ」

ﾌﾟﾁ…ﾌﾟﾁ…

にこ「…っ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

真姫「…いいの？」

にこ「も、もう…なんなのよ」

にこ「なんで私の服脱がそうとすんのよ、わけわかんない…」ｷﾞｭｰ
35 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 01:30:54.24 ID:18Bsp3/7o: 真姫「だって、この部屋暑いんだもの…見て」

にこ「あ…」

にこ（さっきまで…あんなに寒かったはずなのに）

にこ（いつの間にかふたりとも汗かいちゃってる…それになによりあの窓）

にこ（なんであんなに曇ってんの…）

真姫「だからほら…もうちょっと涼しくしてもいいんじゃない？」

真姫「にこちゃん、ばんざいして？」

にこ「ん…」

ｼｭﾙ…
42 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 10:49:36.30 ID:18Bsp3/7o: 真姫「…」

にこ「ん、待って、まだ袖が…」

真姫「くんくん」

にこ「きゃっ、ちょっと！」

にこ「中途半端に脱がせたと思ったら、脇の下狙ってたの！？」ﾊﾞｯ

真姫「私もこんな手にひっかかるなんて思わなかったわ」ｽﾝｽﾝ

にこ「いーやー！そ、そこだけはだめぇっ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

真姫「あばれないでよ、もっと汗かいちゃうじゃない」

真姫「あ、でもいいかも…にこちゃんの匂い、どんどん濃くなってく…」
43 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 10:59:27.53 ID:18Bsp3/7o: にこ「うぅ…どうすればいいのよ…」

真姫「おとなしくしてれば？」ｽﾝｽﾝ

にこ「おとなしくしてたらそうやってにおいばっかかぐじゃない！」

にこ「もう、さっきの感動を返しなさいよね…」

真姫（そう言いながらもおとなしくなってくれるにこちゃん…）

真姫「ふふっ」ｷﾞｭｰ

にこ「なにがおかしいのよ」

真姫「別に」ﾁｭｯ
44 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/21(水) 11:24:29.91 ID:18Bsp3/7o: にこ「ん…それはいいからぁ…服…中途半端」

真姫「そうね…脱いじゃいましょう、にこちゃん」

にこ「うん…」ｼｭﾙ

にこ「ん…さすがにちょっと寒いかも」ﾌﾞﾙｯ

真姫「平気よ、私がいるもの」ｷﾞｭｰ
56 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 01:47:08.91 ID:1omaRfC9o: にこ「ねえ…」

真姫「なに？」

にこ「私だけ服脱いでるの、不公平…」

真姫「心配しないで、私もそのうち脱ぐから」

にこ「そのうちってあんた…」

真姫「ほら、シャツも脱がすわよ」ﾌﾟﾁﾌﾟﾁ

にこ「ま、まってよ！」
57 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 01:49:49.99 ID:1omaRfC9o: にこ「誰かに見られたらどうすんのよこんなとこっ…」

真姫「平気よ」

真姫「私がここでピアノを弾いていても、放課後にここまで来た人って今まで穂乃果くらいしかいないわ」

真姫「その穂乃果はもう帰ったみたいだし」

にこ「でもぉ…」

真姫「なにより、見られたらいけないこと、もういっぱいしちゃってるじゃない」
59 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 02:15:40.72 ID:1omaRfC9o: にこ「でも…」

真姫「どうしたの、にこちゃん」

真姫「…怖い？」

にこ「これ以上は…やっぱりだめよ」

にこ「ね？今日はここまでにしない？」

真姫「にこちゃん…」

にこ「こういうことは…もっと、ちゃんとしたところでしたいの」
60 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 02:24:59.14 ID:1omaRfC9o: 真姫「ちゃんとしたところ、ね」

真姫「でもね、にこちゃん」

真姫「にこちゃんちにはいつも、妹さんたちがいて」

真姫「私の家も…やっぱり、家族の目が厳しいから」

真姫「こういうことは、お互いの気持ちが盛り上がってる時に一気にいっちゃうのが大事じゃない？」

にこ「あんたって意外と直情的よね…」
61 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/23(金) 02:27:13.72 ID:1omaRfC9o: 真姫「にこちゃんがヘタレすぎるのよ」

にこ「なっ…！」

真姫「私よりも年上のくせに」

にこ「あんたねえ…っ！」

真姫「ま、そういうところが可愛いんだけど」ﾍﾟﾗ

にこ「め、めくらないでよっ！」ﾊﾞｯ
68 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/24(土) 00:30:36.91 ID:n6np2AeKo: 真姫「ピンク、ね」

にこ「へんたい…」

真姫「そんなに怒らないでよ、よく似合ってて可愛いと思うわよ」

にこ「…帰る」ｽｯ

真姫「あ…」

真姫「待って！」

にこ「ついてこないで！」
75 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 01:01:57.85 ID:TRf1NEojo: 真姫「待ってよにこちゃん！」ｷﾞｭ

にこ「はなして！」

真姫「いやよ！行かないでにこちゃん！」

真姫「…ごめんなさい」

真姫「私、どうかしてたわ」

にこ「…」

真姫「にこちゃんの気持ち…考えてなかった」
76 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 01:04:42.23 ID:TRf1NEojo: 真姫「にこちゃんが優しいから…つい、調子に乗っちゃったの」

真姫「でもお願いにこちゃん…」

真姫「きらいにならないで…」

にこ「はぁ…」

にこ「しょうがないわね、じゃ、ひとつ約束して」
77 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 01:16:17.39 ID:TRf1NEojo: にこ「私に、その…もっとさわっていたい時は」

にこ「もっとこう…ムードってものを大事にしなさいよね」

にこ「宇宙一のスーパーアイドルが純潔をささげるのよ」

にこ「さっきみたいないやらしい感じで、なんかうやむやの内にされちゃうなんて」

にこ「そんなの、アイドル的にあっちゃいけないことよ」

真姫「…わかったわ」

にこ「うん、だから…これ以上は、また今度」

にこ「すっかり遅くなっちゃったわね…今日はもう帰らないと」
81 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 18:49:02.68 ID:TRf1NEojo: 真姫「…」

にこ「真姫？早く…」

真姫「…」ﾀﾞｯ

にこ「きゃ…」

真姫「えい」ﾁｭｯ

にこ「っ！」

真姫「…」ﾁｭｰｯ

にこ「ん…ぷはぁ」

にこ「…もう、言ったそばから…」
82 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 18:54:09.84 ID:TRf1NEojo: 真姫「にこちゃん、今度ってのがいつかは知らないけど…」

真姫「…約束よ？」

にこ「わ、わかってるわよ…」

真姫「他の子ににおいかがせたらだめだからね？」

にこ「いや、心配しなくてもあんた以外にこんなことする人いないから」

真姫「他の子に触られるのもなしだからね？」

にこ「それはどうかしら…希とか」

真姫「今度わしわししようとしたら全力で止めてやるんだから」

にこ「真姫ちゃん、顔が怖いニコ…」
83 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 19:03:05.30 ID:TRf1NEojo: 真姫「とにかく！今度はもっとムードとかいうのを勉強して」

真姫「にこちゃんをメロメロのふにゃふにゃにして」

真姫「今までかいだことがないところの匂いも確認して」

真姫「にこちゃんを完全に私だけのにこちゃんにしてみせるわ、覚えといて」

真姫「いい？にこちゃん」

にこ「なんかひとつ気になる項目があった気がするんだけど…ま、まあ、いいわよ」

にこ「楽しみにしといてあげるわ」

真姫「め、めちゃくちゃにしてあげるんだからね！」

にこ「何よその照れ方」

真姫「照れてないっ！」
84 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 19:09:09.02 ID:TRf1NEojo: にこ「はいはい、じゃ、帰るわよ」

真姫「わかったわよ」ｶﾞﾗﾗ

にこ「もう誰もいないわね…」

真姫「そうね」ｽｯ

にこ「…？」

真姫「…手」

真姫「誰もいないときくらい、いいでしょ？」

にこ「あ、あの真姫が…っ！」

真姫「何よ、いやなの？」

にこ「…ううん」ｷﾞｭ
85 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 19:15:58.58 ID:TRf1NEojo: 真姫「にこちゃん、手…ちょっと汗ばんでる」ﾃｸﾃｸ

にこ「う、うるさいわね…ほとんどあんたのせいじゃない」ﾃｸﾃｸ

にこ（あんたの手…想像以上にあったかいのよ）

にこ（シンボルカラーは情熱の赤…伊達じゃないわよね…）

にこ（…とろけそう）

真姫（にこちゃんの汗…私のとまじりあってる）

真姫（家に帰ってからこの手で…ふふっ、楽しみ…）ｷﾞｭ

おしまい
86 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 19:16:41.76 ID:TRf1NEojo: あとは各自妄想で保管お願いします
お付き合いありがとうございました
87 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 19:41:06.86 ID:HqijbiCa0: 乙
にこまきはいいものだ
89 ：以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/25(日) 22:53:06.42 ID:tRlBg4Dio: 乙です