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ヘスティア「俺くん…今日もダンジョンに行かなかったんだね」
- 1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 01:16:05.160 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「あー…なんか気乗りしなかったんで」
ヘスティア「そう言っていつも家でゴロゴロしてばかり…」
ヘスティア「もうファミリアを立ち上げて随分経つんだよ。いったい何時になったらその気になってくれるんだい?」
俺「そー言われてもなぁ…」
ヘスティア「ねぇ、ボクと約束しておくれよ…明日こそは必ずダンジョンに行くって」
俺「へーへー。行けたら行きますよっと」
ヘスティア「行けたら、じゃなくて絶対だからね!約束だからねっ!」
俺「へーへー」ゴロゴロ
- 4 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 01:19:24.430 ID:AGhIaVSI0.net
- ─次の日─
ヘスティア「お、俺くん…昨日ボクと約束したよね…今日こそダンジョンに行ってくれるって…」ワナワナ
ヘスティア「それがどーして今日もソファでゴロゴロしてるのさぁ!!」
俺「別に約束してないし。行けたら行くって言っただけだし」
俺「てか今日、雨だったじゃん。こんな日に外出たら風邪ひきますって」
ヘスティア「なに軟弱なこと言ってるのさ!ボクだって寒いなか外の屋台でバイトしてたのに…」
俺「いやいや、冒険者は体が資本。体調管理はしっかりしないと。むしろ賢明な判断をしたと褒めて欲しいもんだね」
ヘスティア「そーやって調子のいい事ばかり言ってボク一人に働かせて…」
ヘスティア「俺くんは…ボクのヒモになるつもりなのかい!?」 - 9 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 01:24:20.412 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「は? は? 何それ? 神様それマジで言ってんの?」
俺「流石に今のは温厚な俺でもカッティーン来ちゃったんスけど」ギロッ
ヘスティア「うぅ…」タジタジ
ヘスティア「だ、だって俺くんがいつまで経ってもやる気を出してくれないから…」
俺「はぁ~…神様ってほんっと何にも分かってないんスね」
ヘスティア「え…」
俺「イメトレってあんでしょ。スポーツ選手だってやるじゃん。俺、いま丁度その期間中なんだよね」
ヘスティア「イメ…トレ?」 - 10 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 01:28:40.770 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「そ。カッコイイ言い方をすれば精神統一かな」
俺「生死の危険が伴うダンジョンに、まず気持ちで負けないよう、しっかりしたメンタルの土台を作ってるワケよ」
ヘスティア「そう、なんだ…」
ヘスティア「で、でもイメトレもそろそろ十分なんじゃないかな」
ヘスティア「ね、明日は晴れるみたいだからダンジョンに行ってみなよ」
ヘスティア「ふふふ。なんならボクが手を繋いで入口まで付いて行ってあげるからさ」
俺「ああもう!だからそうやって焦らせないで下さいよ。俺にだってモチベーションってもんがあるんですから」
ヘスティア「だ、だけど…」
俺「あーそうですか。神様は俺がダンジョンに潜って危ない目に遭ってもいいって言うんスね」
ヘスティア「えっ、違うよ!ボクそんなつもりは…」 - 13 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 01:33:57.220 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「分かりましたよ!明日と言わず今からだって行って来てやる!そんでモンスターの餌になればいいんでしょ!」
俺「そんで唯一の冒険者を失ったヘスティア・ファミリアは見事に解散!はい、目出度し目出度し!」
ヘスティア「違う!違うよ…!」
ヘスティア「ゴメン俺くん…ダンジョンへは心の準備が出来てから行ってくれればいいから。ゆっくりでいいから…」
ヘスティア「だから、そんな悲しい事は言わないでおくれよ…」
俺「ふん、分かればいいんです。でも、神様ももう少し考えて発言してくださいね」
俺「別に俺は冒険者としてでなくてもやっていけるし。神様がどうしてもって言うから契約してあげてるんスからね」
ヘスティア「うん…ゴメン。ボクの考えが足りなかったよ…」シュン - 15 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 01:46:26.168 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「あー。それはそうと腹減りません?神様、早くメシの準備して下さいよ」
ヘスティア「う、うん…俺くんさ、その事もダンジョンの件とは別に言っとかなきゃと思ってたんだけど…」
ヘスティア「ボクだって働いてるワケだし、ずっと家に居るなら家事くらい俺くんが…」
俺「は!? は!? なに言ってんスか神様。そーいう問題じゃないでしょ!?」
ヘスティア「ひゃうっ!」
俺「冒険者の俺がダンジョン攻略に集中出来るよう、身の回りのサポートは神様が全部やる。それが役割分担ってもんでしょーが」
ヘスティア「う、うん…でも俺くん、ダンジョン行ってないし」
ヘスティア「疲れて帰ってきた時に温かいご飯が用意してあったら嬉しいかなー、なんて…」
俺「はぁ、新婚夫婦の家事分担みたいな事言うんスね。神様って」
ヘスティア「ふ、夫婦って///」 - 17 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 01:58:37.911 ID:AGhIaVSI0.net
- ヘスティア「そうだ、バイト先から貰って来たジャガマルくんがあったんだ。これならスグ食べられるよ」
ヘスティア「ハイ。俺くん、ジャガマルくん好きだったよね♪」
俺「……」
ヘスティア「あ、あれ…?嬉しくない?」
俺「…神様さぁ、大切なファミリアの冒険者の食事を、面倒だからってジャンクフードで済まそうってのはどーなのよ」
ヘスティア「べ、別に面倒だからとかじゃなくてせっかく貰った物だから…」
俺「せめて、外食に連れてくなりして労をねぎらってくれてもバチは当たらないと思いますけどねぇ…」
ヘスティア「労を…ねぎらうって…」 - 19 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 02:07:33.494 ID:AGhIaVSI0.net
- ヘスティア「だ、だけど外食はダメだよ。ファミリアの為に無駄な出費は抑えないと…」
俺「ほぉ~、神様にとって俺の晩メシは無駄な出費なんすね~」
ヘスティア「そ、そうは言ってないじゃないか」
俺「いや、ぶっちゃけ部下の為なら使う金は使わないと」
俺「あんまりケチケチしてると無能上司みたくなっちゃいますよ?」
ヘスティア「うぅ…分かったよ。俺くんは何が食べたいんだい」
俺「おっしゃ。さすが神様。そーだなぁ…肉もいいけど魚も…」
ヘスティア「クスン…」 - 22 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 02:23:56.710 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「はむっはむっ…何コレうめっ!」
俺「すんませーん!コレもうひとつ追加で!」
ヘスティア「ふふ。俺くんは本当に美味しそうに食べるねぇ」
俺「いや、マジうめぇっスよここの料理。神様ももっと頼んだ方がいいっスよ。全然食ってないじゃないですか」
ヘスティア「う、うん…ボクはいいんだ。お腹いっぱい…」
ヘスティア(うぅ…お勘定足りるかな…)
隣のテーブルのカップル「キャッキャウフフ」
ヘスティア「……」
ヘスティア「…ねぇ俺くん、知らない人が見たらボクたちってどんな関係に見えるのかな?」
俺「は?」
ヘスティア(こ、恋人同士に見えるのかな///) - 24 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 02:36:33.160 ID:AGhIaVSI0.net
- ヘスティア(思い切って聞いてみちゃおうかな///)
ヘスティア「お…俺くんはさ、ボクのことどう思っているんだい…?」
俺「え? そーだなぁ…」
俺「ちょっと頼りないし小言が多いけど、まぁまぁ理解あるし、いい上司だと思ってますけどね」
ヘスティア「小言が多いのは俺くんのせい…って、そーじゃなくて!」
ヘスティア「お、女の子としてどうなのかって事…」
ヘスティア「俺くんからみてボクは…あ、アリなのかなって///」
俺「……神様、いつの間に酒飲んだんですか?」
ヘスティア「べ、別に酔ってるんじゃないぞっ!」 - 26 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 02:49:02.383 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「うーん、そうだなぁ…女の子としてかぁ…」
ヘスティア「ドキドキ///」
俺「まぁ、一言でいえば…」
ヘスティア「ひ、一言でいえば…?」ゴクッ
俺「邪道、かなぁ」
ヘスティア「じゃ、邪道!?」
俺「だって神様、属性でいうとロリ巨乳になるワケじゃん」
ヘスティア「そ、そうだよ!この幼い顔立ちに不釣り合いなナイスバディ!男の子はみんな堪らない筈だろう!?」
俺「いやぁ…正直俺はロリ巨乳ってあんまり…」
ヘスティア「えぇ…」 - 28 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 03:02:51.765 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「俺はロリにはオッパイいらない派なんで。ロリならロリ。巨乳なら巨乳でハッキリして欲しいんすよね」
俺「ロリ巨乳って、言ってみたらカレーにハンバーグ入れる様なもんじゃないスか?」
俺「人気あるもの同士くっつけちゃいました、みたいな。何となくバカっぽいですよね」
ヘスティア「うぅ…カレーにハンバーグは普通に美味しいじゃないか…」
俺「まぁ、アリかナシかの話しなら普通にアリだと思いますよ」
俺「顔は普通に可愛いし、一緒にいると周りの野郎どもから羨望の眼差しで見られるし、まぁ一種のステータスですよね」
ヘスティア(うぅ…全然嬉しくないよ…)
俺「さ、食ったしそろそろ帰りましょうか。神様、ご馳走様でーす♪」
ヘスティア(俺くん、ボクのことなんて本当になんとも思ってなかったんだ…)
ヘスティア「クスン…」 - 31 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 03:24:25.486 ID:AGhIaVSI0.net
- ─翌日─
俺「ふあぁ~っ…今日も昼過ぎまでよく寝たぁ」
俺(え? もちろん俺がベットで神様にはソファで寝て貰ってますよ? 俺んちなんだから当然でしょうよ)
俺「さて、これから夕方までは神様に文句言われずダラダラ…って、うおっと!」
ヘスティア「うぅ…ん…」
俺「あーびっくりした…」
俺「ちょっと、神様なんでまだいるんスか。今日はバイト休みの日じゃないでしょ?まさか寝坊ですか」
ヘスティア「あ…俺くんおはよう…」
ヘスティア「というか、キミはいつもこんな時間まで寝ているのかい…?ダメじゃないか。もっとちゃんとした生活しなきゃ…」
俺「どーしたんすか神様?全然元気ないっスよ」
俺「あぁ、寝坊くらいでそんなヘコむ事ないですよ。お爺ちゃんが危篤だったんですとか言い張っとけばけっこう何とか…」
ヘスティア「はは…俺くんと一緒にしないでおくれよ。少し風邪気味でね。今日は休ませて貰ったんだ…」
俺「…風邪?」 - 32 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 03:34:52.824 ID:AGhIaVSI0.net
- ヘスティア「うん。昨日の雨は冷たかったからね…そのせいかな。ゴホゴホ…」
俺「あー…」ポリポリ
俺「その…なんだ…神様、朝からなにか食いましたか?」
ヘスティア「んーん…食欲、なくて…」
ヘスティア「…そうか。ごめん、俺くんの朝ご飯作らなきゃね。いや、昼ご飯かな…はは…」ヨロヨロ
俺「あ、いや…風邪なら少しでも何か食べた方がいいんじゃないかって思っただけで…」
ヘスティア「あ、なんだ…ボクのこと心配してくれたんだね…嬉しいな…」
ヘスティア「ありがとう。俺くんは優しいんだね…ゴホッ!ゴホッ!」フラフラ
俺「い、いや…」 - 34 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 03:50:48.408 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「その…俺ちょっと出かけてきますわ」ガチャ
ヘスティア「ハァ…ハァ…ダンジョンに、行くのかい…?」
俺「え? いや、違いますけど…」
俺(風邪うつるの嫌だから外フラついてくるなんて流石に言えない…)
ヘスティア「……」
ヘスティア「そっか。ううん、いいんだ…一応、聞いてみただけだから…」
俺「……神様」
俺「今日は特別に俺のベット使っていいっスよ」
ヘスティア「はは…どーしちゃったんだい俺くん。今日はやけに親切じゃないか…」
俺「病人を気遣わないほど鬼じゃありませんよ。そんじゃ」バタン
ヘスティア(はは…俺くん、気持ちはとても嬉しいけどベットまで歩けそうにないよ…)
ヘスティア(どうせならお姫様抱っこで運ぶところまでやって欲しかったな…なんて…)フラフラ - 36 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 04:09:47.225 ID:AGhIaVSI0.net
- ─夕方─
俺(神様、少しはよくなったかな)
俺「ただいまー」ガチャ
俺「なんだ神様、ベット使っていいって言ったのにソファのままで…って!」
ヘスティア「ハァ…ハァハァ…! ん…んあぁぁ…///」
俺「すごいエロい…じゃなくてすごい熱…!」
俺「神様!ちょ…神様って!大丈夫ですか!?」ユッサユッサ
ヘスティア「ん…んん…俺くん…」フラフラ
俺「ダメだ、うなされてる…」
俺「そうだ…医者、てか薬!」 - 37 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 04:19:03.884 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「くそっ!置き薬もなんもねぇ…何だよこの家…」
俺「……ゴメン神様。財布借りるよ」
俺「…って全然入ってねぇ」
俺「そっか、昨日俺がバカほど飲み食いしたせいで…」
俺「どーすんだよ薬代…」
俺「……」チラッ
ヘスティア「ハァ…ハァ…ハァ…」
俺「なんだよ、俺にどうしろってんだよぉ…」
ヘスティア「俺、くん…」フラフラ
俺「……」
俺「ああもうっ…!なんだよチクショぉぉぉぉ!!」ガチャ バタン ダダダダッ - 41 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 04:29:59.695 ID:AGhIaVSI0.net
- ─夜─
ヘスティア「ん…あれ…?」パチ
ヘスティア「だいぶ身体が楽になってる…」
ヘスティア「おや?」カサッ
ヘスティア「薬の包みだ…ボクいつの間にこんなの飲んだんだろう…」
ヘスティア「そういえば俺くんは…って俺くん!?」
ヘスティア「どーしたんだい!ボロボロじゃないか!?」
俺「あぁ、神様…良くなったんですね。高かったんスよあの薬…」
ヘスティア「高かったって…お金はどーしたのさ?いや、それよりそのケガ…」
ヘスティア「ま、まさか俺くん、ダンジョンに…!」 - 46 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 04:47:10.064 ID:AGhIaVSI0.net
- 俺「はは…誰がダンジョンなんか行くもんですか…」
俺「あんな暗くて寒くて汚くて恐ぇ場所…これからだって絶対行きませんよ、俺は…」
ヘスティア「俺くん…」ジーン
ヘスティア「俺く───ん♪」ダキッ プニョン
俺「うおっと!」
ヘスティア「やっぱり俺くんは最高だ!ボクが見込んだ通りの男だよ♪」スリスリ
俺「へへへ…」 - 48 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/25(土) 04:49:00.210 ID:AGhIaVSI0.net
- ヘスティア「う゛っ…!?」
ヘスティア「ちょっと俺くん…キミ、漏らしてるじゃないか…」
俺「っ///」
俺「し、仕方ないでしょう!マジで恐かったんスから!」
ヘスティア「いや、だとしてもいい歳をして…」
ヘスティア「悪いけど少し幻滅しちゃったよ。せっかくカッコよかったのにさ…」
俺「そ、そんなこと言うんだったら早く風邪治して俺のパンツ洗ってくださいよ!」
ヘスティア「あはははっ!自分のパンツくらい自分で洗いたまえ。カッコ悪いぞ♪」
ヘスティア(…うそ。最高にカッコいいよ、俺くん///)
眠いのでお終い

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