Powered By 画RSS


キュゥべえ「まどかと契約できなすぎて呼び出しくらった」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:15:02.66 ID:5V9uyxt4O
QB(月次営業会議で怒られる事は多かったけど)

QB(まさか呼び出しまでくらうとは)

QB(わけが……わかるね)

QB(僕以外は皆敏腕だからね)




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:18:57.27 ID:5V9uyxt4O
━営業本部長室━

??「入り給え、インキュベーター」

QB「失礼します」(キィーッ

??「呼ばれた理由は解していよう。君はまどか女史との契約は未だに履行成し得ない」

QB「…それにはよんどころなき理由が…」

??「言いたい事は解るよ、期待に添えないのは残念だが」

QB「申し訳ありません…冥王ジェダ様…じゃなくて本部長」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:22:42.95 ID:5V9uyxt4O
ジェダ「如何に温厚な私でも、契約不履行の長期化に関しては些か語気が荒くなる。解るね?」

QB(このお方は魔界の冥王ジェダ=ドーマ)

QB(なんでもヴァンパイアセイヴァーという世界に存在する魔界の全生命体と強引に契約をして)

QB(セールスマスターの称号を得て営業本部長になったとか)

QB(…本当に無理矢理な契約だったらしいけど)


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:24:07.18 ID:/0/mkdFm0
ああジェダも契約魔王だな


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:24:20.33 ID:l2eE81tVO
まさかのクロス


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:26:44.81 ID:5V9uyxt4O
ジェダ「──が、同情もある。確かに君のような新人に総てを一任するのは聡明ではない」

QB「はぁ」

ジェダ「そこで、『魔次元』から他の営業マンを幾名か応援に寄越す事にした。魔法少女まどか☆マギカの世界にね」

QB「応援に…ですか」

ジェダ「他の営業マンが君の障害を取り除こう。…その間に君はまどか女史との契約を完遂し給え」

QB「畏まりました。…一体どんな方々なのですか?」

ジェダ「エキスパートだよ」

ジェダ「こと、契約に関しては」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:31:50.65 ID:5V9uyxt4O
━元の世界━

まどか「はぁ…またテストの点数酷かったなぁ」

さやか「わっはっは!点数なんかじゃあたしらの価値は図れないのだよまどか君!」

まどか「さやかちゃん、テストどうだった?」

さやか「´・ω・`」

まどか「………。」

??「すみませぇん」

まどか「はい?」

??「放課後の帰路、落ち込んでいるところ悪いのですが…」

??「ハンカチ、落とされましたよ」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:36:30.75 ID:5V9uyxt4O
まどか「あ、す、すみませ…!」

??「いえいえ、困った時はお互い様です。それにしても学生さんは大変ですなぁ」

さやか「いやはやすみませんなー、うちの子が」

まどか「さ、さやかちゃん!」

??「仲がよろしくて結構な事です」

喪黒「ホーッホッホッホッホ…では、私はこれで」

喪黒「…………。」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:38:11.46 ID:pF0XY1100
ふむ、初っ端からモグロさんですか


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:38:24.74 ID:iyNOpI+FP
いきなりやばいやつが…


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:43:07.62 ID:5V9uyxt4O
さやか「あ、そうだ…あたし病院寄ってくるよ」

まどか「え、あ…うん、分かった。気を付けてね!」

さやか「うん、そんじゃねー!」

━恭介の病室━

さやか「…………。」

上条「…スー…スー…」

さやか「寝ちゃってたか、残念残念」

さやか「…………。」

さやか(キュゥべえは言ってた、魔法少女になればどんな願い事も叶うって)

さやか(でも…魔法少女になってマミさんは…)


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:47:14.04 ID:5V9uyxt4O
上条「スースー」

さやか「恭介を助けるには…キュゥべえと…」

さやか「あはは、ごめん…まだちょっと怖いんだ、恭介…」(ポロポロ

??「かわいそう…」

さやか「?!だッ、誰?」

  しーん

さやか「空耳…?」(ゴシゴシ

さやか「……恭介、今日はもう行くね…また」

  スタスタスタスタ…

??「くすくす…貴女はだぁれ?」

雪華綺晶「私は…だぁれ?」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:52:59.05 ID:5V9uyxt4O
━一方、こちらほむら帰路━

ほむら(今回、巴マミは魔女に討たれた)

ほむら(悲しい結末ではあるけれど、くよくよしてもいられない)

ほむら(今度こそ止めて見せる、まどかを)

ほむら「?」

ほむら(あんな所に露店商?)


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 21:57:18.43 ID:5V9uyxt4O
??「いらっしゃいませ」

ほむら(『とめられる腕時計』……?)

??「…………。」

ほむら「ねぇ、好奇心で聞くんだけど」

ほむら「『とめられる』ってどういう意味?」

??「『とめられる』という意味でございます」

ほむら「だから何をとめられるのよ」

謎の老婆「それはお買いになったお客様だけが分かるのでございます」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:03:05.09 ID:ALdy8CW60
ストーリーランド懐かしい


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:11:29.65 ID:5V9uyxt4O
ほむら「値段はいくらなの?」

謎の老婆「500円でございます」

ほむら「……普通の腕時計と考えれば安いか…頂くわ」

謎の老婆「お買い上げありがとうございます」

ほむら「…とめられる腕時計」(スタスタ

ほむら「とまった時計は壊れた時計だけど」

ほむら「動いてるわよね」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:14:07.69 ID:5V9uyxt4O
━次の日━

さやか「ふぁああ…!」

まどか「どしたの、さやかちゃん」

さやか「なんか今日変な夢見ちゃってさー」

さやか(夢の中でずーっと女の子に可哀想って言われ続ける夢なんて…疲れてんのかなぁ)

まどか「あんまり無理しちゃ駄目だよ?…あれ、ほむらちゃん」

さやか「げっ」

ほむら「…おはよう」

まどか「あ、新しい腕時計買ったの?」

ほむら「えぇ」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:19:20.09 ID:5V9uyxt4O
まどか「あれ?今日、登校早いね」

ほむら「それは…」

さやか「まどか、早く教室行こう」

まどか「あ、うん…」

ほむら「…………。」

ほむら(今朝、バス停もない私の家の前にバスが停まっていた…なんて)

ほむら(さすがに信じないわよね)


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:22:39.20 ID:5V9uyxt4O
━放課後━

ざわ…ざわ…

ほむら(インキュベーターの来訪も無かった…今日は特に何事もなく帰宅できそうね)

ほむら(………?)

  プァフー

ほむら(クラクション?)

運転手「あれ?おかしいな、バス停が見えたんだが…」

ほむら(…!)

運転手「おや、乗るかい?なんだか変な場所で停まっちゃってね」

ほむら「は、はい…」

 -とめられる、という意味でございます-

ほむら(『とめられる腕時計』…)


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:26:43.41 ID:5V9uyxt4O
さやか「帰ろ帰ろーおうちへ帰ろー」

まどか「でーんでーんでんぐり返って…あれ?」

さやか「うん?どうかした?」

まどか「あの人…」

喪黒「どうもどうも、またお会いしましたね」

さやか「あぁ、あん時のおじさん」

喪黒「はい、またお会いできて光栄です」

さやか「ここ、おじさんも帰り道なんだ?」

喪黒「いえ、違うんです。今日はそちらのお嬢さんにお話がありましてね」

まどか「え、私?」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:32:42.68 ID:5V9uyxt4O
さやか「ちょっとちょっと、ナンパか何か?」

喪黒「いえいえ、私こういう者です」

まどか「名刺?…ココロのスキマお埋めします、喪黒福造…」

喪黒「はい、昨日から見たところあなたは引っ込み思案で自分に自信がない」

喪黒「勉強も運動も苦手、取り柄なんて何もない」

喪黒「そう考えてしまい、コンプレックスが渦巻いているなのではありませんか?」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:35:52.79 ID:5V9uyxt4O
まどか「え、あ…うぅ…」

さやか「ちょっとおじさん、失礼だよ!まどかはあたしの友達、誰に紹介しても恥ずかしくないくらい優しい子なの!」

さやか「確かに少し引っ込み思案だけど…」

さやか「あたしはそんな謙虚なまどかが好きなんだから!」

まどか「さ、さやかちゃん…」

喪黒「それはすみません」

喪黒「まぁ、何かありましたらいつでも言ってください」

喪黒「では」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:44:14.00 ID:5V9uyxt4O
QB「喪黒福造、雪華綺晶、老婆…」

ジェダ「その通り。いいかねインキュベーター…君の営業は短慮だ」

ジェダ「タイミングを見計らうのは中々ではあるが」

ジェダ「契約を結ぶに当たっての語彙力に若干の不備不足がある事は否めない」

ジェダ「営業マンの『契約してくれ』という懇願に、素直に頷く者が何処に居得よう?」

QB「すみません、僕は感情というモノが欠如しているので」

ジェダ「生命が内包する感慨を理解しろ、とは言わないとも」

ジェダ「…が、何も頼み込むだけが契約を稔らすのではない」

ジェダ「かの高名な戦国武将も、直接は攻めず外堀を埋めた」

ジェダ「今は静観して給え。いずれ彼女自ら…契約を懇願する。ククク」

QB(…わけがわからないよ)


43:これより、パソコンから投稿します:2011/12/05(月) 22:50:19.23 ID:pVwqARJ30
━夕刻・ほむホーム付近━

ほむら「…いたわ」

謎の老婆「…………。」

ほむら「ねぇ、あなたは一体何者なの?」

ほむら「魔法少女では無いようだけれど…」

ほむら「決して魔女でもないわよね?」

謎の老婆「…………。」

ほむら「答えなさいよ」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 22:56:57.87 ID:pVwqARJ30
謎の老婆「『とめられる腕時計』は如何だったでしょうか?」

ほむら「…まぁ便利だったわ」

謎の老婆「それは、よろしゅうございました」

ほむら「それより私の質問に……、…何これ?」

謎の老婆「『とめられる宿帳』でございます」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:00:28.10 ID:pVwqARJ30
ほむら「…とめられる?またなの?今度は一体どういう意味なのよ」

謎の老婆「ですから、『とめられる』という意味でございます」

ほむら(一体なんなの?今までこんな世界はなかった)

ほむら(…敵?味方?…それとも、本当にただの不思議な物売り?)

ほむら「値段はいくらなの?」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:05:35.29 ID:pVwqARJ30
謎の老婆「5000円でございます」

ほむら「高っ……!」

謎の老婆「高いか安いかは、お客様の考え次第でございます」

ほむら「………ねぇ、あなた魔法少女とかって信じる?」

謎の老婆「…………。」

ほむら(だんまりか…)

ほむら(けれど…確かめる必要があるわ、今後の動向の為に)


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:09:01.07 ID:pVwqARJ30
ほむら「買うわ、5000円ね」

謎の老婆「お買い上げ、ありがとうございます」

━ほむホーム━

ほむら「『とめられる宿帳』…」

ほむら「まぁ、白紙よね」

ほむら「…………。」

ほむら「試しに書いてみましょう。…そうね…」

ほむら「〝インキュb…いやいや。…〝鹿目まどか〟…と」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:13:15.80 ID:pVwqARJ30
━一方その頃・さやホーム━

さやか「…ん、ぐぅ…」

さやか「………!!」

さやか「ッはぁ!…はぁ…夢?」

さやか(もう嫌だ…昨日からずっとだよ…)

さやか「顔でも洗って来よ…」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:17:58.52 ID:pVwqARJ30
さやか「」(バシャバシャバシャ

さやか「あ゙ー…タオルタオル…」

 -かわいそう…-

さやか「!!」

 -魔法少女になって愛する人を救いたい…-

さやか「だ、誰…?」

 -でも、巴マミのような末路を辿るのは恐ろしい…うふふ…-


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:23:53.15 ID:pVwqARJ30
雪華綺晶「だから何も出来ず悶々と。そんな貴女はかわいそう…」

さやか「ま、魔女!?」

雪華綺晶「いいえ…私は雪華綺晶。薔薇乙女第七ドール…」

雪華綺晶「魔法少女を知っても…まだ超常現象に慣れませんか?」

さやか「な、なんなの…!」

雪華綺晶「落ち着いて下さい」

雪華綺晶「可哀想な貴女…私は貴女を救いたい」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:30:37.52 ID:pVwqARJ30
━次の日・教室━

生徒A「まどかー、さやかって今日休みなの?」

まどか「うん、登校は一緒じゃなかったけど…風邪引いたのかな?」

ほむら(美樹さやか…もしかしてインキュベーターと接触してしまったのかしら?)

ほむら(…いえ、アイツの第一目的はまどかの筈)

ほむら(と言うより…何故この世界では全く姿を見せないの?)


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:34:38.13 ID:pVwqARJ30
 プルルルル…ピッ

まどか「もしもしー、お母さん?どうしたの?」

まどか「…ええ!?…うん…はぁい」(ピッ

ほむら「どうしたの、まどか」

まどか「なんか家の水が出なくなっちゃったらしくて」

まどか「『美樹さんの家に泊まれないか頼めないか』…って」

まどか「でも…さやかちゃん今日休んでるんだよね…」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:37:35.84 ID:pVwqARJ30
まどか「ほむらちゃんの家とか…その、駄目かな?」

ほむら「え?…別に構わないけど…」

 -『とめられる宿帳』でございます-

ほむら「!」

まどか「?…どうしたの、ほむらちゃん」

ほむら「…なんでも…ないわ…」

ほむら(あの宿帳…書いた名前の人物を必ず家に『泊められる』宿帳って事…?)


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:40:46.55 ID:pVwqARJ30
ほむら(それなら…ワルプルギスの夜が訪れる時まで…)

ほむら(まどかを自宅に置ける!)

ほむら「いや、やましい気持ちとか無いわよ?」

まどか「…ほむらちゃん、何処に向かって喋ってるの?」

ほむら「かの有名なデッドプールさんも、よく明後日の方向を見て喋ったモノよ」

まどか「このSSにメタ発言はちょっと似合わないよ…」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:44:24.51 ID:pVwqARJ30
━ほむホーム━

ほむら「粗茶ですが」

まどか「てぃひひ!有り難う、ほむらちゃん!」

まどか「…ん、美味しい」

まどか「…………。」

ほむら「どうしたのまどか、そんなにジロジロ…」

まどか「ほむちゃんは…可愛いし、勉強もスポーツもできるよね」

ほむら「?」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:44:39.60 ID:nG4Lv62V0
ほむちゃん!


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:47:39.98 ID:pVwqARJ30
まどか「ねぇほむらちゃん、私の取り得って何かな?」

ほむら「それは…優しい所よ、あなたは誰よりも優しい」

まどか「…………。」

まどか「私ね。…スポーツも勉強も駄目なんだ」

まどか「自分に自信が無くて……勿論自覚もあったんだよ」

まどか「でもね…他人に、それを言い当てられたの」

ほむら「まどか…」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:50:14.46 ID:pVwqARJ30
まどか「…ますます自信無くなっちゃったよ」

まどか「誤魔化すのも下手なんだなぁって。…私」

まどか「ご、ごめんね!変な話をして。…寝よ、ほむらちゃん」

ほむら「…えぇ、そうね」

━深夜━

まどか「…………。」

まどか(なんであんな事、ほむらちゃんに言っちゃったんだろ)

まどか「…私のばか」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:53:34.74 ID:pVwqARJ30
 コンコン

まどか(?…お客さん?こんな時間に…?)

 コンコン

まどか(だ、誰…なの…)

 コンコン

まどか「~~~~…!」(ガバッ

まどか(覗き穴を使って…。………!)

 ガチャリ…バタン


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:56:27.94 ID:pVwqARJ30
まどか「喪黒さん…何をしているんですか…!」

まどか「こんな夜中に、しかも私の家じゃない所に…!」

喪黒「まぁまぁ少し落ち着いて下さいまどかさん」

喪黒「こんな夜中に、しかもそんな大声で」

まどか「……!」

喪黒「…もっとゆっくりお話できる場所があります」

喪黒「どうぞどうぞ」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/05(月) 23:59:04.76 ID:pVwqARJ30
━BAR「魔の巣」━

喪黒「どうでしょう、その後自信は付きましたか?」

まどか「どうして喪黒さんは…私が、その…自信の無い子だって分かったんですか?」

喪黒「私はココロのスキマをお埋めする事が生き甲斐なのです」

喪黒「ですから、他人のココロに少しだけ敏感というだけですよ」

まどか「…………。」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:04:10.06 ID:NEx+GmqL0
喪黒「自分に自信がないと何事も上手くはいきません」

喪黒「あなたは悪循環に陥ってしまっているのです」

喪黒「ドーーーーン!!」

まどか「うひゃあ!?」

喪黒「…と、自信を持っても罰は当たりませんよ」

まどか「お、驚かさないで下さい!」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:07:29.07 ID:NEx+GmqL0
喪黒「こりゃ失礼しました。…まどかさん、どうぞこれを」

まどか「こ、これは?」

喪黒「このネックレスを付けていると、何事にも自信が湧いてきます」

喪黒「どうぞ首に下げてみてください」

まどか「え、でも…私はお金なんて…」

喪黒「いえ、お代は一銭も頂きません」

まどか「えぇ!?」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:11:21.26 ID:NEx+GmqL0
喪黒「お客様の喜ぶ顔が見れれば、それが何よりの宝でございます」

喪黒「さすがはよくお似合いですなぁ」

まどか「…え?…てぃひひ…!」

喪黒「ですがまどかさん、そのネックレスは入浴の時と就寝時…」

喪黒「それ以外では外してはいけません」

まどか「え…?は、はい…!」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:15:01.78 ID:NEx+GmqL0
━翌朝━

まどか「ほむらちゃん!朝だよ!」

ほむら「ん…、…おはようまどか」

ほむら「……この朝食は?」

まどか「私が作ったんだ!」

ほむら「ま、まどかが?」

まどか「うん!」

ほむら「…っ!お、美味しい…!」

まどか「てぃひひ!」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:18:57.70 ID:NEx+GmqL0
━学校━

まどか「あれ?今日もさやかちゃんはお休みなの?」

まどか「も~、普段はあんなに元気なのに」

まどか「今日元気付けに家に行ってみようかな!」

生徒A「なんだか今日のまどかちゃん…いつもより…なんか」

生徒B「うん…なんか、ハキハキしててカッコいいね…」

まどか「え~そうかなぁ?普通だよぉ」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:22:01.58 ID:NEx+GmqL0
ほむら「…………。」(パラリ

ほむら(今日も宿帳にまどかの名前を…あら?)

ほむら(書けない…)

ほむら「…〝美樹さy…やっぱり書けるわ」

ほむら「〝鹿目…、…書けない…」

ほむら(もしかしてこの「とめられない宿帳」…)

ほむら(とめられるのは1人1回だけなの…!?)

ほむら「…もう一度購入しなきゃ駄目かしら…」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:26:12.73 ID:NEx+GmqL0
まどか「ほむらちゃーん!」

ほむら「な、なに?」

まどか「ほむらちゃんも行く?さやかちゃんの家!」

ほむら「…私はいいわ、彼女とも仲違いしているし」

まどか「だからだよ!さやかちゃんもまどかちゃんもいい子だし」

まどか「2人にも仲良しになってもらいたいな!」

ほむら「ごめんなさい、ちょっと行く所があるから…」


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:28:22.36 ID:NEx+GmqL0
まどか「そっか…分かった、じゃあ今度一緒に行こうね!」

まどか「てぃひひ!」

ほむら(…まどか…なんだか、溌剌としてるわね…)

━さやホーム・玄関━

まどか「こんにちはー」

さや母「…まどかちゃん…」

まどか「さやかちゃんのお見舞いに来たんですけど」

まどか「あがっても大丈夫ですか?」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:31:16.59 ID:NEx+GmqL0
さや母「…………。」

まどか「………?」

さや母「そうね…きっとさやかも喜ぶわ、上がって頂戴」

━さやホーム・さやかroom━

さやか「」

まどか「…さやかちゃん…」

さや母「一昨日からずっと…目を覚まさないの…」


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:36:27.70 ID:NEx+GmqL0
さや母「なんでかしらね…娘が笑顔を浮かべているのに…」

さや母「全然嬉しくないのよ」

まどか「おばさん…」

さや母「泣いていてもいいから、起きていてほしい…」

さや母「…ごめんなさいね、…きっと疲れて寝ているのよね」

まどか「ごめんなさい、おばさん」

まどか「変な時にお邪魔してしまって」


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:40:42.97 ID:NEx+GmqL0
さや母「いいの。…きっとさやかも喜んでると思うわ」

まどか「…これで失礼します、また…」

さや母「そう言えば…上条君って知ってる?」

まどか「確かさやかちゃんの…」

さや母「不思議な事にね…彼も2日前から眼を覚まさないんですって」

さや母「そんな所まで合わせなくてもね…」

さや母「この子ったら、ほんとバカ…」(ポロ…)


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:43:57.02 ID:NEx+GmqL0
……………

さやか「恭介…ずっと、好きだったんだよ…!」

恭介「さやか…嬉しいよ。これからは…ずっと一緒だ」

さやか「嬉しい…好き、大好き…!」

恭介「僕もだ」

雪華綺晶「大好きだよ」

さやか「嬉しい…嬉しい…恭介…」

雪華綺晶「僕も大好きだよ…さやか…さやか…くすくす…くすくすくす…」

……………


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:46:34.34 ID:NEx+GmqL0
まどか「さやかちゃんが目が覚めない…」

まどか「いつもの私なら凄く戸惑ったろうけど」

まどか(勿論…ショックだけど…)

まどか「きっと、いつか目を覚ましてくれるよね」

まどか「その時まで私がしっかりして待ってなきゃ!」

まどか(落ち着いてるのはネックレスのお陰なのかな…なんて)


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:48:48.43 ID:NEx+GmqL0
━ほむホーム付近━

ほむら「い、いた…!おばあさん…!」

謎の老婆「…………。」

ほむら「『とまらない宿帳』!また売って頂戴!」

ほむら「確か5000円だったわよね!」

謎の老婆「『とめられる宿帳』はあれだけでございます」


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:51:26.87 ID:NEx+GmqL0
ほむら「な…!も、もう無いの!?」

謎の老婆「『とめられる宿帳』はあれだけでございます」

ほむら「そんなのって…、これは?」

謎の老婆「こちらは『とめられる指環』でございます」

ほむら「『とめられる指環』…!?な、何をとめられ…」

ほむら「いいえ、聞くだけ無意味ね…分かったわ」


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:54:05.27 ID:NEx+GmqL0
ほむら「値段は?」

謎の老婆「8000円でございます」

ほむら「…おつり…ある?」

謎の老婆「…………。」(コクリ

ほむら「…買うわ…頂戴…!」


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:56:37.15 ID:NEx+GmqL0
━まどホーム━

まどか「ただいまー」

知久「おかえり、まどか」

詢子「おっかえりー、さやかちゃん倒れたんだって?」

まどか「うん、そうみたい」

知久「大丈夫かい、まどか」

まどか「ショックだけど…」

まどか「くよくよしてたら、さやかちゃんに笑われちゃうよ」


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 00:59:19.73 ID:NEx+GmqL0
詢子「っかぁ、ナマイキ言いやがってこの!」(ガバッ

まどか「うわあ、ちょ、やめてよー!」

詢子「ん?…おいまどか、このネックレスなんだ?」

まどか「あ…や、やめて!」

詢子「?…ほほぉう、さてはお小遣い貯めて買いやがったなぁ?」

まどか「違うもん!」

詢子「なら男か!男かオイ!ますますナマイキだ!」


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:01:45.54 ID:NEx+GmqL0
まどか「も、やーめーてよー…!」

詢子「でも可愛いネックレスだなぁ…ちょっと1回貸してくれよ」

まどか「え?」

 -入浴時と就寝時、それ以外では外してはいけません-

まどか「だ…駄目…」

詢子「んぉ?」

まどか「駄目だよ…駄目…」

まどか(せっかく自信が持てるようになったのに…)

まどか「絶対嫌だよ…!」


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:04:24.64 ID:NEx+GmqL0
詢子「いいじゃんかよう、ちゃんと返すって!」

まどか「だ、駄目…!」

詢子「…あ!」

まどか「え?」

詢子「隙あり!わっはっはー!」

まどか「…あ、…」

まどか「ああぁあ、…ああああ…!」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:09:19.05 ID:NEx+GmqL0
詢子「…お、おい…ちょっと大袈裟すぎねぇかまどか…」

まどか「駄目なんだよ!」

まどか「それを外すと…私はまた…」

まどか「また、駄目な頃の私に戻っちゃう!」

まどか「なんの取り得も無い…さやかちゃんに頼ってばかりの私に…」

まどか「さやかちゃん…?」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:12:50.28 ID:NEx+GmqL0
まどか「さやかちゃん…さやかちゃん……!!」

知久「ま、まどか!」

まどか「私…さ、さやかちゃんの所行って来る!」

詢子「おい!まどか!!」

……………

まどか「はぁ…!はぁ……!!あうっ!」(ドシャッ

まどか「いたた…」

まどか「…なんでどん臭いんだろ…いっつも…」

まどか「ぐすっ…うわぁああん…!」


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:15:45.23 ID:NEx+GmqL0
喪黒「まどかさぁん」

まどか「ひっ!?」

喪黒「どうしたんですか?そんなに慌てて」

まどか「も、喪黒さん…さやかちゃんが!さやかちゃんが倒れて!」

喪黒「おやまどかさん」

喪黒「ネックレスが無いようですなぁ」


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:18:51.59 ID:NEx+GmqL0
まどか「そ、…それは……!」

喪黒「あなたは約束を破りましたね」

まどか「ち、違う…違う!」

喪黒「ドン臭くて」

喪黒「スポーツもできず」

喪黒「勉強もできず」

喪黒「約束も守れない」

まどか「やめてよ…やめてよやめてよ!」

まどか「こんなの絶対おかしいよ!!」

喪黒「ドーーーーン!!!」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:21:17.79 ID:NEx+GmqL0
……………

まどか「…う、うううぅ…うわあぁん…わあああああん…!!」

??「何を泣いているんだい?」

まどか「私は…何も出来ない…」

まどか「本当に駄目な子なんだよ…!」

??「そんな事は無いよ」

??「君には才能がある」

QB「魔法少女としての才能が」


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:23:20.17 ID:NEx+GmqL0
QB「僕と契約して…魔法少女になってよ!」

まどか「魔法…少女…?」

QB「見返りに1つだけ願いを叶えてあげるよ」

QB「君の友人…美樹さやかを助ける事だってできるんだ!」

まどか「さやかちゃんを…!?」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:28:14.09 ID:NEx+GmqL0
ほむら「駄目よ!!」

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「ソイツと契約しちゃ駄目…!」

ほむら(『とめられる指環』…お願い、私はどうなってもいい…)

ほむら(だから…インキュベーターとまどかを止めて!!)

 パァァ―――…ッ

ほむら「――――…」


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:30:18.03 ID:NEx+GmqL0
まどか「ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「…もう、勝手にしたら?」

まどか「え?」

ほむら「もう、止めたわ」

ほむら「あなたとの約束を守ろうとするの」

ほむら「とめることにする」

まどか「…約束って…なんなの…?」


114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:32:22.57 ID:NEx+GmqL0
ほむら「そんなもの、もう興味ないわ」

ほむら「だって、もう私は『とめられた』から」

ほむら「さよなら、鹿目さん」

ほむら(なんであんな事に固執していたのかしら)

ほむら(お婆さんから商品を買ってよかった…)

ほむら(一番「気負っていた事」をやめられ…「とめられた」んだもの)

  スタスタスタスタ…


115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:33:53.12 ID:VUOxpfqi0
なんというお膳立ての連携プレイ・・・


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:36:45.21 ID:NEx+GmqL0
QB「……行ってしまったね」

まどか「…ほ、ほむら…ちゃん…」

QB「さて、話の続きだ」

まどか「え?」

QB(一番の障害、暁美ほむらは老婆に絡め取られ行動の根源たるやる気を失った)

QB(そして、雪華綺晶によって美樹さやかは抜け殻と化した)


117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:39:08.34 ID:NEx+GmqL0
QB(まぁ、彼女はきっと願い事で意識を取り戻すだろうけどね)

QB(最後に目の前には、喪黒福造によって全てを失った鹿目まどか)

 -さぁインキュベーターよ…このジェダの眼前で、双方の契約を締結せよ-

QB(さぁ…)

QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!!」


終…



もうちょっとだけ続くんじゃ


119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:42:11.48 ID:NEx+GmqL0
蛇足のおまけ


QB「あっざーす!お陰でノルマ達成できたっしゃあーーっす!」

ジェダ「あぁ、その事なんだがね」

ジェダ「今回、完全ノルマ達成に関して」

ジェダ「御三方の協力が不可欠だったのは言うまでも無い」

ジェダ「よって、御三方に報奨金を出す」

QB「はぁ」

ジェダ「君の今回のノルマ達成分から2割ずつだ」


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:44:15.82 ID:NEx+GmqL0
QB「え?」

謎の老婆「ありがとうございます」

喪黒「ホーッホッホッホッホッホ…」

雪華綺晶「それより身体が欲しいです…」

ジェダ「というわけで、総合ノルマ的に見るとまだ君はノルマ未達」

ジェダ「また別の惑星でノルマ達成に勤しんでくれたまえ」

QB「」

QB「わけが…わからないよ…」


今度こそ終


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:46:01.58 ID:QWZzsN4W0
乙乙乙


124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:48:03.26 ID:So66LIXR0
乙乙


125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:48:12.67 ID:fbFhNKPG0



128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:51:45.91 ID:NEx+GmqL0
最後までお付き合い頂き有り難う御座いました。
SSなんぞ初体験ビクンビクンッでしたが
QB完勝させたかったけどムカついたのでやめました
ちなみに元ネタは…

ジェダ…ヴァンパイア・セイヴァー

喪黒福造…笑ゥせぇるすまん

雪華綺晶…ローゼンメイデン

謎の老婆…週刊ストーリーランド


です。
それではー…おやすみ!


129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/06(火) 01:53:15.53 ID:So66LIXR0
週刊ストーリーランドめっちゃ懐かしかった

改めて乙


キュゥべえ でかモフ抱きまくら
キュゥべえ でかモフ抱きまくら

ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書 834)
ビジネスパーソンのための契約の教科書 (文春新書 834)


このエントリーをはてなブックマークに追加

 「まどかマギカ」カテゴリの記事


Powered By 画RSS

コメントする



全ランキングを表示

Template Designed by DW99

アクセスランキング ブログパーツ ブログパーツ