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遊矢「俺が嫌だから」
- 1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:08:52.35 ID:XbAmBZK+0
- ・遊矢×柚子
・時間帯や細かい矛盾はスルーで
・デュエルなんてない - 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:10:58.53 ID:XbAmBZK+0
- 舞網市立第二中学校・朝……
遊矢(柚子の奴遅いな。もうすぐ朝のHRが始まるっていうのに)
遊矢(今日は何時も合流する場所に居なかったから、てっきり一人で先に行ったのかと思ったんだけど)
遊矢(もしかして体調でも崩したのか? でもそれなら俺に連絡があっても……)
タタタッ……バン!!
柚子「おはよう! ふぅ、なんとか間に合った」
遊矢(あ、やっと来た……って、あれ?)
- 3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:12:13.24 ID:XbAmBZK+0
- 女友「おはよう、柚子。珍しいね、髪下ろしてるなんて」
柚子「おはよう。今朝は久々に寝坊しちゃってね、セットする時間が無かったのよ」
女友「何だ、てっきりイメチェンしたのかと思った。でもストレートも結構似合ってるじゃない」
柚子「そうかな? あ、遊矢もおはよう」
遊矢「…………」ポー
柚子「遊矢?」 - 4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:14:19.62 ID:XbAmBZK+0
- 遊矢「え? あ、いや、その……お、おはよう柚子」アタフタ
柚子「どうかした? 何か様子が変だけど?」
遊矢「べ、別に何でもないよ。ちょっとぼんやりしていただけだから、うん」
柚子「そう? ならいいけど」
担任「はーい、席に着いて。HR始めるよー」
柚子「うわ、先生だ。本当にギリギリだったわね、危ない危ない」アセアセ
遊矢「…………」 - 5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:18:46.23 ID:XbAmBZK+0
- …………
授業中……
教師「つまりすでに発射されている以上、拳銃を破壊しても銃弾は止める事が出来ない訳で……」
遊矢「…………」
柚子「…………」カキカキ
遊矢(何か新鮮だな。今日の柚子)
遊矢(思えばあいつ、小さい頃からほとんど同じ髪型だったからな。あんな風に髪を下してるところなんてあんまり見た事ないし)
遊矢(しかし普段の髪型の方がやっぱり柚子って感じはするけど、今のストレートもそんなに悪くない気もするな……)
遊矢「…………」ジィー
柚子「…………」カキカキ
遊矢(……って、何で柚子を凝視してるんだよ、俺は!? これじゃあまるであいつに見惚れてるみたいじゃないか!!///) - 6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:20:21.21 ID:XbAmBZK+0
- 遊矢(落ち着け、俺。相手は柚子だ。ただのストロングな幼馴染の柚子なんだぞ?)
遊矢(それに髪型変わっただけで、その、そういう目で見るのはそれはそれで柚子に失礼な気もするし……)
遊矢(変な事考えるのはやめて授業に集中しようっと……って、全然聞いてなかったから内容がまったく分かんないや)
男子A「(ヒソヒソ)なあ、柊が髪下ろしてるところ初めて見たけど結構可愛いよな」
遊矢(へ?)
男子B「(ヒソヒソ)君そう思うかい? 普段の髪型もいいけどストレートも似合ってていいよね」
男子C「(ヒソヒソ)何か俺の中で柊への胸きゅんポイントがかなり上がった気がするぜ」
遊矢「…………」 - 7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:24:26.30 ID:XbAmBZK+0
- …………
昼休み……
遊矢(さて、何時も通り柚子を誘って昼飯にするか)
遊矢「お~い、柚子……」
柚子「あれ~、おかしいな?」
女友「どしたの、柚子?」
柚子「いや、昼休みになったし髪纏めようかと思ったんだけど髪留めが見当たらなくて……う~ん、忘れたかな?」
女友「別に似合ってるからそのままでも良いと思うけどね。まあ髪が鬱陶しいんならゴム貸すよ」
柚子「う~ん、特に鬱陶しくはないのよね。それに今日は体育ないから邪魔になる事も無いだろうし……」
男子A「だったらそのままでいいじゃん。俺的に柊は髪下ろしてる方が絶対に似合ってると思うぜ」
遊矢「!」 - 8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:27:03.48 ID:XbAmBZK+0
- 女友「ちょっと男子、勝手に女子の会話に入って来ないでよ」
男子A「いいじゃん。正直な感想を口にしただけなんだからさ」
男子B「柊さん、無理に元の髪型に戻す必要ないって。ストレートのままでいいと思うよ」
柚子「そ、そうなの? 自分じゃよく分からないんだけど……」
男子C「似合ってる、似合ってる。俺の胸きゅんポイント、マジ鰻上りだから」
女友「それ意味分かんないわよ」
遊矢「…………」 - 9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:28:46.51 ID:XbAmBZK+0
- 柚子「あ、遊矢。ごめん、お昼だよね。すぐに準備するからちょっと待ってて」
遊矢「……いい」
柚子「え?」
遊矢「俺、今日は権現坂と食べるから。柚子は別の奴と食べてくれ」スタスタ
柚子「へ? ちょっと、遊矢?」
女友「行っちゃったね。何、旦那と喧嘩でもしたの?」
柚子「だ、旦那とか言わないで。別にそんな事は無いんだけど……」
女友「ふぅん、まあ単に用事あるだけかもね。じゃあ今日は久々に一緒に食べよっか」
柚子「うん……」 - 10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:31:07.23 ID:XbAmBZK+0
- …………
放課後……
柚子「数学の宿題多過ぎ。本当、あの先生って加減ってものを知らないわよね」
遊矢「…………」
柚子「でも出された以上は遊矢もちゃんとやりなさいよ。予め言っておくけど私のを写すのは無しだからね」
遊矢「…………」
柚子「むぅ……遊矢、私の話聞いてる?」
遊矢「え? あ、ごめん。ちょっとぼぉーとしてて」
柚子「また? 今朝といい昼休みの時といい今日の遊矢、少しおかしいわよ」 - 11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:33:09.59 ID:XbAmBZK+0
- 遊矢「べ、別におかしくなんかないよ。俺は何時も通りさ」
柚子「本当?」
遊矢「ああ、本当に何でも無いから。変に心配させたなら悪かったよ」
柚子「まあ何でもないならいいけど……」
遊矢「…………」チラッ
柚子「…………」トコトコ
遊矢「…………」
遊矢「……あのさ、柚子」
柚子「ん?」
遊矢「髪型……帰ったらすぐに戻すんだよな?」 - 12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:36:50.35 ID:XbAmBZK+0
- 柚子「急に何?」
遊矢「いや、別に他意は無いんだけど、その、何となく気になったから」
柚子「まあそのつもりだったんだけど……正直今はちょっと迷っているのよね」
遊矢「な、何で?」
柚子「今日1日過ごしてみたら意外と好評だったのよね、今の髪型」
遊矢「…………」
柚子「友達も明日もこの髪型でいいんじゃないかって言うし、思ったより鬱陶しくないし」
柚子「私としてもだんだんストレートも悪くない気もしてきたのよね。ねえ、遊矢はどう……」
遊矢「戻した方がいい!」
柚子「!?」ビクッ - 13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:39:08.75 ID:XbAmBZK+0
- 遊矢「柚子は何時もの髪型に戻した方がいい! 絶対にそっちの方がいいと思う!」
柚子「ゆ、遊矢?」
遊矢「……あ、ご、ごめん。急に大きな声出して」
柚子「いや、確かにちょっとびっくりしたけど……それで何で?」
遊矢「え?」
柚子「だから遊矢は何で前の髪型の方がいいと思うの?」
遊矢「そ、それは……」
柚子「あんなに言うからには何か理由があるんでしょ?」 - 14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:42:57.03 ID:XbAmBZK+0
- 遊矢「えっと、やっぱり髪を伸ばしたままだとアクションデュエルの時とか邪魔だろ? 髪が目とかに入ったら危ないし」
遊矢「それに幼馴染としては急に髪型変えられると、何か落ち着かないしさ……その……」
柚子「…………」
遊矢「別に今の柚子の髪型が似合わないって言ってる訳じゃ無いんだ。むしろ結構似合っていると思う、本当に」
遊矢「でも……だけど……」
柚子「だけど?」
柚子「だけど何なの? 遊矢?」
- 15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:46:06.97 ID:XbAmBZK+0
- 遊矢「…………」
◇◇◇
男子A「(ヒソヒソ)なあ、柊が髪下ろしてるところ初めて見たけど結構可愛いよな」
男子B「(ヒソヒソ)君そう思うかい? 普段の髪型もいいけどストレートも似合ってていいよね」
男子C「(ヒソヒソ)何か俺の中で柊への胸きゅんポイントがかなり上がった気がするぜ」
◇◇◇
遊矢「……嫌なんだ」
◇◇◇
男子A「だったらそのままでいいじゃん。俺的に柊は髪下ろしてる方が絶対に似合ってると思うぜ」
男子B「柊さん、無理に元の髪型に戻す必要ないって。ストレートのままでいいと思うよ」
男子C「似合ってる、似合ってる。俺の胸きゅんポイント、マジ鰻上りだから」
◇◇◇
遊矢「俺が嫌なんだ……柚子が、今の髪型のままでいるのが」
柚子「…………」 - 16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:48:12.01 ID:XbAmBZK+0
- 遊矢「…………」
柚子「そっか……遊矢が嫌なら仕方ないわね」
遊矢「へ?」
柚子「あ、ちょっとそこのコンビニに寄るね。すぐ戻るから」
遊矢「え? おい、柚子?」
タタタッ
<アジュジュシター
タタタッ
柚子「お待たせ、遊矢」
遊矢「柚子? 何を……?」 - 17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:50:12.83 ID:XbAmBZK+0
- 柚子「何って髪留め用のゴムを買って来たのよ。コンビニだからあんまり可愛いの無かったけど」
遊矢「はい?」
柚子「待っててね。すぐに纏めるから」
サッサッサッ
柚子「はい。何時もの髪留めじゃないけど一先ずこれでいいわよね?」
遊矢「早っ!? って、ちょっと待てよ! 何でゴム買って纏めてるんだ?」
柚子「だって髪留め忘れたんだもん。ゴムも持ってなかったし」
遊矢「そうじゃなくて! 何でわざわざここで髪を纏めるんだよ!?」 - 18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:52:49.85 ID:XbAmBZK+0
- 柚子「何でって嫌なんでしょ、遊矢は? 私がストレートのままなのが」
遊矢「た、確かにそう言ったけど……」
柚子「だったら早く何時もの髪型に戻した方がいいでしょ?」
遊矢「お前……さっきストレートも悪くないって言ってなかったか? 周りからも好評だったんだろ?」
柚子「確かにそうだけど、私は遊矢が嫌がる様な事はしたくないから」
柚子「周りの声よりも遊矢の気持ちを優先したいのよ」ニコッ
遊矢「…………」 - 19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:54:06.10 ID:XbAmBZK+0
- 柚子「さて、そろそろ塾に行きましょうか。あんまり遅いとお父さんが心配するし」
遊矢「あ、ああ……その、何かごめんな」
柚子「別に謝らなくてもいいわよ。私が決めた事だから」
遊矢「そうか……」
遊矢「…………」
遊矢(……何だよ、この気持ち?) - 20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:56:51.47 ID:XbAmBZK+0
- 遊矢(何かつい本音が、我が儘が口から零れて)
遊矢(そしたら柚子がいきなり髪型を戻して、自分や周りの意見より俺の気持ちを優先するとか言って)
遊矢(さっきと違う意味で落ち着かない。正直恥ずかしい)
柚子「~♪」
遊矢(俺の幼馴染……マジでストロングだわ)
<おわり>

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