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主人「メイドよ、そのスクール水着を着なさい」メイド「はい?」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 22:09:43.47 ID:ELpykMHF0
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メイド「ご主人様、それは命令でしょうか」
主人「割りと命令に近い」
メイド「・・・・・分かりました。しかしその前に、二三、お聞きしたいことがあるのですが」
主人「ふむ、聴こう」
メイド「ご主人様はロリコンですか?」
主人「・・・・・・・・その、お前はもうちょっと、遠慮というものを知ったほうがいいぞ」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 22:15:19.97 ID:ELpykMHF0
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メイド「あと、何故スクール水着、などという装備を、ご主人様が所持なさっているのでしょうか?窃盗ですか?」
主人「違うわい」
メイド「・・・・買ったんですか」
主人「ま、まぁ、な」
メイド「ご主人様は変態でいらっしゃるんですね?」
主人「まぁ・・・・な・・・・」
メイド「御自覚はあると?」
主人「ま・・・ぁ」
メイド「やれやれ、困ったご主人様に従事してしまったものです」
主人「給料下げるぞ」
メイド「理不尽な給料カットは、労働基準法に違反してるとして通報することになりますが?」
主人「理不尽なメイドだ・・・・・」
メイド「まぁ、何はともあれ、命令ですので。このスクール水着を着用させていただきましょう」
主人「お、そうか?的切、やっぱり嫌だと断られるかと」
メイド「仕方なく、ですよ?」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 22:22:53.23 ID:ELpykMHF0
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主人「ふむふむ、有難い有難い。ささ、着替えてくれたまえ」
メイド「はい・・・・では、隣の寝室をお借りします」
主人「何を言っているのだ、ここで着替えるのだよ」
メイド「はい・・・?」
主人「あ、いや、違う違う。決して裸が見たいなどというわけではない」
メイド「じゃあ何が見たいのでしょうか?」
主人「有るのだろう?あの肌を晒さずして着替える秘奥義が・・・・」
メイド「まぁ、有りますね」
主人「私はそれが見たいのだ。むしろそちらのほうが見たい。」
メイド「了解しました・・・・」
主人「いやぁ・・・・私は思うよ、むしろ肌を見せないほうがエロスを感じさせるとね。いいよ、着替えというものは」
メイド「その、あの、着替えても宜しいのでしょうか・・・?」
主人「ああ、存分に着替えてくれたまえ。・・・・肌を見せないようにな」
メイド「全く・・・・ご主人様は生粋の変態でございますよ・・・・」
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10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 22:29:46.34 ID:ELpykMHF0
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主人「ほう・・・・手馴れたものだな」
メイド「まあ私も長らく女をしていますので」
主人「そんなに長くもないだろう? その年でそんな事を言われると私の立場がないよ」
メイド「ご主人様は『僕も長らく変態をやっているのでね』と言えば宜しいかと」
主人「僕も長らく変態をやっているのでね」
メイド「ご主人様が僕、等と言われると新鮮ですね」
主人「全く、誂うんじゃないよ。これでも主人なんだからな」
メイド「それでも主人」
主人「クビにするぞ」
メイド「失礼」
主人「やれやれ」
メイド「・・・・・ところで、着たのは良いのですが、何をすれば宜しいのでしょうか?」
主人「いや・・・別に何をして欲しいわけでもないが」
メイド「ナニをして欲しいと?」
主人「? どういう意味だ?」
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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 22:36:40.03 ID:ELpykMHF0
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メイド「ご主人様は、世間一般の常識には疎いようですね」
主人「常識なのか?」
メイド「割りと」
主人「ううむ、それは心外だ」
メイド「くちゅん」
主人「くしゃみを口で言うな。それはもう嫌味だぞ。暖房もついてて寒くないはずなのに」
メイド「いや、結構着てるの恥ずかしいんです、此れ。そろそろ脱ぎたいんですが」
主人「何を言っているんだ、まだまだこれからだろう」
メイド「と、申しますと・・・?」
主人「猫耳と尻尾を用意した。付けて欲しい」
メイド「はぁ・・・・・まあ、良いですけど」
主人「本当か?やったやった」
メイド「年甲斐も無く燥がないで下さい。私以上に恥ずかしいです」
主人「む、悪い悪い。ささ、装着してくれたまえ」
メイド「・・・・・・っ、っと」
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15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 22:48:01.99 ID:ELpykMHF0
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主人「ほほう・・・これは素晴らしい」
メイド「お褒めに預かり光栄です」
主人「なんだ、その、結構、胸があるんだな」
メイド「そうですね、私、着痩せするタイプでして」
主人「ほう」
メイド「まぁ、脱ぐ機会もなかったので、お見せしなかった訳です」
主人「なるほど」
メイド「まあ、その脱いだ機会も、スクール水着という奇想天外なイベントで、でしたけど。」
主人「じゃあ次はドレスでも着るか?胸が空いた大胆な奴」
メイド「舞踏会でもお呼びしてくれるんですか?」
主人「君のドレス姿が衆目にさらされるのは嫌だから、私だけのファッションショーにお呼びするよ」
メイド「ふむ? どうしてですか?」
主人「私のメイドじゃなくなってしまうかもしれないからね。何処かの社長夫人になってしまうかもしれない」
メイド「ふふっ、大丈夫ですよ。私はご主人様のメイドですから」
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 22:54:19.70 ID:ELpykMHF0
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メイド「あの、ところで、そろそろこの猫耳と尻尾は外したいのですが」
主人「ん?何故だ」
メイド「いや・・・・その、んっ・・・」
主人「な、なんだ、どうした?」
メイド「お、お尻の力が・・・そろそろ」
主人「えっ、なんだ、メイドよ。お前は尻尾を尻で挟んで・・・いるのか?」
メイド「ちっ、違いましたか?」
主人「いや、それは確か固定する紐が・・・・・あれ、無いな」
メイド「ううっ・・・・もう、いいでしょうか・・・?」
主人「ああ、うむ、悪かったな。外しておいて結構だ」
メイド「・・・・・・・・・・・ふぅ、疲れました」
主人「愚直なメイドめ、可愛いじゃないか?」
メイド「か、誂わないで下さい・・・・」
主人「いやいや、本当に可愛いぞ?」
メイド「全く・・・・こ、困ったご主人様です・・・・」
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18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 22:58:55.69 ID:ELpykMHF0
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主人「さて、そろそろ、その水着からも着替えていいぞ」
メイド「良いのですか?」
主人「ああ、堪能させてもらった。十分さ。それに、な」
メイド「それに?」
主人「私のメイドをまだ続けてくれるそうだし、またやって貰える機会があるかな、と」
メイド「ご主人様次第です」
主人「精進するよ」
メイド「・・・・・・・・・・んっ、っと。ふぅ、やはり、このメイド服のほうが落ち着きます」
主人「ふむ、やはりメイドはそのほうが似合ってるな」
メイド「メイドですから」
主人「御尤もだ」
メイド「・・・・この後はどうなされます?ご主人様。」
主人「そうだな、そろそろ夜も更けてきた事だ。寝室へ行こうと思う。紅茶の準備を頼むよ」
メイド「畏まりました」
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19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 23:02:59.96 ID:ELpykMHF0
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メイド「――――――――ご主人様」
主人「ああ、入っていいよ」
メイド「失礼します」
主人「いつもの場所に置いてくれ」
メイド「承知しました」
主人「あと、そこに有る椅子、君の席だ」
メイド「はい・・・?」
主人「何、寂しい主人の話し相手になってくれ、ということだよ」
メイド「ふふっ、いつもどおり、ですね?」
主人「このやりとりも日常的になったものだ」
メイド「――――ご主人様、どうぞ」
主人「有難う。・・・・・ん?これは、パイ?」
メイド「アップルパイで御座います」
主人「ほう、美味しそうだ」
メイド「お口に合うと宜しいのですが。」
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23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 23:09:19.61 ID:ELpykMHF0
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主人「美味いな――――――――――――」
メイド「良かったです」
主人「ふむ、いつもどおり、紅茶も美味しい」
メイド「有難うございます」
主人「・・・・・・・・ふぅ、やはり、こういうふうに星の見える夜は良いものだ」
メイド「ご主人様は夜空がお好きですね。というより、星でしょうか」
主人「星はロマンだよ。私たち・・・・いや、地球が生まれる前の光が、今ここに降り注いでいるのかもしれないと思うとワクワクするよ」
メイド「右に同じで御座います」
主人「・・・・・街外れに館を作ったかいがあったよ」
メイド「そうで御座いますね」
主人「星が綺麗に見える、それだけで幸せだ」
メイド「ご主人様はロマンチストなのだか、変態なのだか」
主人「ロマンチストで」
メイド「いえいえ、変態でございますよ」
主人「ううむ・・・・・」
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 23:20:11.13 ID:ELpykMHF0
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メイド「ふむ」
主人「どうした?」
メイド「いや、何でもございません」
主人「うん?」
メイド「ただ、この何もやり取りのない空気をちょっと、崩したくなりまして」
主人「嫌か?何も喋らないが、そばにいられるだけで、私は十分なのだがなぁ」
メイド「側にいるだけで?」
主人「ああ、安心できるな」
メイド「――――そうで御座いますか」
主人「うむ。」
メイド「ご主人様」
主人「何だ?」
メイド「いえ、呼んだだけです。」
主人「そうか」
メイド「はい――――――――」
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28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 23:27:15.02 ID:ELpykMHF0
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主人「ふぅ、そろそろ風呂に入るか」
メイド「了解しました。ご用意は出来ていますよ」
主人「そうか。なら、もう直ぐに行こうかね」
メイド「そうなさって下さい」
主人「うむ」
メイド「此処の浴槽は広いですよね」
主人「まぁ、な」
メイド「複数人数は余裕ですよね。一般開放して温泉にしたらどうです?」
主人「それもありかもなぁ」
メイド「あら? 冗談のつもりだったのですが」
主人「人と一緒に入れるのだろう? それはまあ、素敵なことだと思うよ」
メイド「素敵なこと、ですか」
主人「ああ」
メイド「・・・・・では、ご主人様お先に行ってて下さい。後でお着替えをお持ちします」
主人「分かった、頼むよ」
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30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 23:34:11.86 ID:ELpykMHF0
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主人「――――――――――――――――かぽーん」
主人「なんてね」
主人「露天風呂、作ればよかったかな」
主人「メイドに後で聞いてみようかなぁ・・・・」
メイド「――――ご主人様、お着替えをお持ちしました」
主人「ん、ああ、有難う」
メイド「・・・・・・・・・・っ・・・・・・・と」
主人「む、なんだ、どうした? お前のシルエットが、ガラス越しに見えるのだが。そのシルエットは服を脱いでいるように見える」
メイド「ご主人様、さすが変態でございますよ。正解です」
主人「なんと」
メイド「失礼します」
主人「なんと」
メイド「・・・・・一緒に入るのは、素敵なこと、何でしょう?」
主人「顔が赤いようだが」
メイド「む・・・・・ちょっと熱気で逆上せたんですよ」
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 23:41:57.04 ID:ELpykMHF0
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メイド「隣、失礼します」
主人「お、おう」
メイド「――――――――――――。」
主人「――――――――――――。」
メイド「何か喋っても宜しいのでは?」
主人「ふむ、サプライズの衝撃が凄すぎて言葉が出なかった」
メイド「そ、そうですか」
主人「肌、綺麗だな」
メイド「・・・・おっさん臭いですよ」
主人「臭いか?」
メイド「落ち込んだ顔しないで下さい、そういう意味じゃないですよ。言葉が、っていう意味です」
主人「ううむ、歳かな」
メイド「何を言ってるんですか、年寄りみたいに」
主人「そうだな、まだ、若い・・・・・よな?」
メイド「はい、お若いですよ、ご主人様」
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 23:50:06.72 ID:ELpykMHF0
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主人「・・・・・・なぁ、やっぱあの、かぽーんって、なるやつ欲しいよな」
メイド「鹿威しですか?」
主人「そうだ、それだそれ。露天風呂にそれ付けて、ゆっくりしたいなと思って」
メイド「いいですね・・・・」
主人「いいよな・・・・・」
メイド「かぽーん」
主人「うむ、露天風呂作ろう。決定」
メイド「お金持ちですね」
主人「うむ、金はある」
メイド「知ってます」
主人「そして金しかない」
メイド「それも知ってます」
主人「仕事が趣味、だったからな。別に他にしたいこともなかったしな・・・・」
メイド「その点では、幸せだったんですね、ご主人様は」
主人「そうだな・・・・・」
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37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/10(土) 23:57:40.68 ID:ELpykMHF0
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主人「メイド、お前はどうだ・・・?」
メイド「と、言いますと?」
主人「うむ、このメイドの仕事は楽しいか、と」
メイド「楽しいですよ?」
主人「そうか? 私の世話ばかりで、つまらないだろう?」
メイド「ご主人様のお世話は楽しいですよ。時々あるイベントも、心を踊らせます」
主人「まだ舞踏会引き摺ってるのか・・・・」
メイド「そのつもりはなかったのですが」
主人「そ、そうか」
メイド「そうです、偶に言う悪口も、別段ご主人様が嫌いとか、ではなく、単なるノリですよ」
主人「ほう・・・・・」
メイド「ご主人様はとても良い人ですよ。私がお仕えしていいのかと、思うぐらいにです。」
主人「そんなことはないさ。私も優秀なメイドが、私のような物のメイドに収まってていいのかと、常々思うよ」
メイド「照れますよ」
主人「私もだよ」
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:02:59.45 ID:5gXPxbsK0
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メイド「・・・・・私、少し逆上せたかもしれません」
主人「ん、大丈夫か?上がるか?」
メイド「いえ。でも、ちょっとおかしなことを言うかもしれません」
主人「?」
メイド「――――――――私はご主人様のことが好きです」
主人「なっ」
メイド「ふふっ、逆上せてしまってつい、心の底に隠していたものが、出てしまいました」
主人「やれやれ・・・・」
メイド「本当に好きなんです。いえ、多分好きなんです。私、生まれてこの方、一度も恋、などしたことが無いので、分からないのですが」
主人「なんとまあ」
メイド「でも、多分この、『いつまでも、一緒にいたい』という気持ちは、多分、好き、とか、恋、とかそういう物なんでしょう」
主人「いつまでも、一緒にいたい、ね」
メイド「ご主人様と一緒にいると、とても楽しくて、時が立つのも忘れてしまいます」
主人「そうかね」
メイド「ええ」
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:07:13.54 ID:5gXPxbsK0
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メイド「ご主人様、私はつい、このようにして、逆上せて変なことを話してしまいました」
主人「うむ」
メイド「失態をお許しください」
主人「うーむ、駄目だ」
メイド「・・・・・えっ?」
主人「そのような話を聞いてしまったら、もうメイドとして雇っては置けない。」
メイド「と・・・・言いますと?」
主人「クビだ」
メイド「そう・・・・・・・・ですか」
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43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:11:08.00 ID:5gXPxbsK0
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主人「何、そんな悲しそうな顔をするんじゃない」
メイド「だ、だって・・・・ご、主人っ・・・・・様っ・・・・」
主人「お、おい、泣くんじゃあない。まて、きちんと話を聞け」
メイド「・・・・・・・・っ、ん・・・・?」
主人「そんな話を聞けば、メイドとして雇っておけないのは当然だ」
メイド「・・・・?」
主人「つまり、だ」
主人「嫁として、迎えよう、というわけだ」
主人「急すぎたかね?」
メイド「そ、そんな・・・・滅相もないです」
主人「なら良かったよ」
メイド「ご主人様・・・・・・」
主人「こほん。改めて、これから、一生、宜しくお願いするよ」
メイド「・・・・・・こちらこそ・・・・っ」
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49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:18:24.91 ID:5gXPxbsK0
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主人「さ、紅茶の用意も出来たぞ」
メイド「貴方、これもどうぞ」
主人「む、これは」
メイド「”あの日”のパイと同じものですよ」
主人「はは、あの日の、ね」
メイド「ええ、早いものです」
主人「君が打ち明けた日、昨日のことのように思い出せるよ」
メイド「私もです」
主人「・・・・・・・・・あっという間だったな」
メイド「あっという間、でしたね」
主人「これからも、宜しくしてくれるのかな?」
メイド「――ええ、もちろん。ずっと、一緒ですよ?」 ~fin~
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:18:56.21 ID:OZs34LhF0
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乙
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53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:20:30.41 ID:blAMGzrv0
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短かったがいい話だった
こういうほんわかしたのいいね、乙!
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54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:23:26.88 ID:m0al1Li00
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超よかった、乙
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:23:51.96 ID:5gXPxbsK0
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もうちょっとはっちゃけた内容にする予定だったのですが、何故か普通になってしまいました。
皆既月食のせいだと思います。こちらは見えない場所ですが、知り合いにもらった写真が美しかったです。
なにはともあれ、此処迄お付き合いいただき有難う御座いました。
いつもどおりのブログ宣伝も。http://blog.livedoor.jp/sumokutizu/
お疲れ様でした。
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57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:25:52.53 ID:ThF1DNO9O
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乙
あんただっのか
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 00:33:31.74 ID:fEz14iiC0
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スレ名に似つかぬいい話だった

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