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まどか「あったかいなぁ……」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:07:44.21 ID:6/kB7wat0
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――ある冬の日――
さやか「うー、寒いー。骨の髄まで凍りつきますよ~今日は」
まどか「そうだね。ちょっと寒いかも」
さやか「ちょっと? そんなに着込んでおいて何を言う! このこの!」
まどか「くすぐったい! くすぐったいよさやかちゃん!」
さやか「うりうり~……と、おふざけはここまでにしときますか」
まどか「今日はマミさんの家にお呼ばれしてるからね。遅刻はダメだよ」
さやか「休みの日にマミさん家に遊びに行くことってそんな無いからさー、楽しみっ!」
まどか「うぇひひ! 私も」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:12:45.10 ID:6/kB7wat0
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さやか「それにしたって、今日はエラく曇ってるなぁ」
まどか「天気予報だと、雪が降るかもって言ってたよ」
さやか「何ですと!? これは一刻も早くマミさんの所で暖を取らねば!」
まどか「じゃ、急ごっか」
さやか「ちょーっとまったー!」
まどか「え?」
さやか「たまには何か持ってかないと、流石のさやかちゃんも心苦しいのだよ」
まどか「は……いはい。コンビニにでも寄る?」
さやか「そうこなくっちゃ!」
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:15:15.60 ID:6/kB7wat0
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――マミさん家――
さやか「おはようございまーす」
まどか「おはようございます。マミさん」
マミ「朝から呼び出しちゃってごめんね~、忙しかった?」
まどか「いえ、特には……」
さやか「休日のさやかちゃんは特別にお暇でいらっしゃいましたよー!」
マミ「そう……。途中は寒かったでしょ。さ、上がって上がって」
まどか「お邪魔しまーす」
さやか「おじゃまー」
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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:19:09.64 ID:6/kB7wat0
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まどか「マミさん、こ、これって……」
マミ「うふふ、コタツ、出してみたの」
さやか「これにはさやかちゃんも大歓喜!早速スライディーング!」
マミ「あらあら」
さやか「ふわああああぁぁぁぁぁ……あったかいなりぃ……」
まどか「さやかちゃん、あんなにとろけた顔して……」
マミ「さ、鹿目さんも入って入って。私はお茶入れて来るから」
まどか「あ、手伝います」
マミ「いいからいいから」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:23:13.30 ID:6/kB7wat0
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まどか「あったかいなぁ、コタツ」
さやか「おコタの魔力からは絶対に逃れられない!」
まどか「今のとろけた顔で言われると絶大な説得力だよ」
さやか「あー、あったかいよぉー。寝ちゃいそうだよぉ……」
まどか「コタツで寝ちゃうと風邪ひいちゃうよ。さやかちゃん」
さやか「それは分かってるんだけどさぁ、ああ逃れられない!」
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10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:27:21.06 ID:6/kB7wat0
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マミ「お茶入れてきたわよ。……美樹さんはおねむかしら?」
まどか「いや……」
さやか「おきてましゅ~」ウトウト
まどか「……あっ、マミさん! その右手のお盆は?」
マミ「冬のコタツには欠かせない……そう、必需品よ」
さやか「ひちゅじゅひん?」
まどか「えー、なんだろー?」
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13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:32:09.63 ID:6/kB7wat0
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マミ「やっぱり熱い緑茶にみかんよねー」
まどか「このみかんは甘いなぁ」
さやか「私も眠気覚ましに一つ……すっぱ!酸っぱい!」
まどか「うぃひひひ。私の食べなよ。こっちは甘いから」
さやか「くぅーっ!みかんめ、このさやか様に牙をむくとは無礼千万!」
マミ「良く揉んでから食べると甘くなるって言うわよ」
さやか「そーなのかー」
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:49:01.64 ID:6/kB7wat0
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さやか「ホントだ!揉むと甘い!」
マミ「でしょう? でもすぐに食べないと今まで以上に酸っぱくなるわよ」
さやか「うへぇ、諸刃の剣って奴ですかー」
まどか「大げさだよさやかちゃん……」
さやか「甘い甘い。もはや酸っぱさなど敵ではないわー
マミ「んー、これまた緑茶が美味しいわ」
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19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:54:22.12 ID:6/kB7wat0
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―――― ・・・
杏子「うう~っ、今日はいつもより寒ぃんだよなぁ。流石に堪えるぞ……」
杏子「巴マミん家にでも世話になるかなー」
杏子「休みの日だし、ま、多分家にいるだろー」
ほむら「奇遇ね。私もそうしようと思ってたの」
杏子「うおっ! 急に後ろから現れんなよ! 心臓に悪い!」
ほむら「ほら、行くわよ。公園にずっと居たら体を冷やすわ」
杏子「お前は話を聞けよ! ったく」
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21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 19:58:44.83 ID:6/kB7wat0
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ピンポーン
マミ「あら、誰かしらね。どちらさまですかー」
ほむら『私よ』
杏子「いや名乗れよ」
マミ「ハッ! 名乗らないという事は……まさかの『わたしわたし詐欺』!?」
杏子「違うから! いや違うから!」
ほむら『冗談が過ぎたわ。暁美ほむらよ。開けて頂戴』
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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:05:44.78 ID:6/kB7wat0
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杏子「おーっ、お前らも居たのかー」
さやか「おいすー」
まどか「おはよう。杏子ちゃん、ほむらちゃん」
ほむら「おはよう、まどか。ところでこれが……所謂こたつと言うものかしら?」
まどか「そうだよ。とってもあったかいんだ。ほむらちゃんはもしかして初めて?」
ほむら「ええ。病院暮らしが長くて、こういった風物詩はあまり体験したことは無いわ」
まどか「ほむらちゃん……ごめん」
ほむら「謝らなくても良いわよ。隣、失礼するわ」
さやか「さぁー! 転校生のコタツデビューですよー! ほれほれ」
ほむら「そんな公園デビューみたいに言わないで……」
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:12:30.45 ID:6/kB7wat0
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ほむら「あっ……あふぅぅぅぅ。何なのこれぇ……」
さやか「うーわ、まるで別人みたいだぁ……」
マミ「これがコタツの魔力ね。みかんはどう?」
ほむら「いただくわ」
杏子「まるで極楽だな……んーっ!」
さやか「ふぁっ! 冷たい! 杏子、つま先当てないでよ!」
杏子「んだよー。しょうがねぇだろー」
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:19:05.82 ID:6/kB7wat0
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杏子「うりうり」
さやか「んひゃっ! 太ももとか反則だって!」
ほむら「すぐに温まるわ。それまでの辛抱よ」
まどか「ガンバってね。さやかちゃん」
さやか「二人とも助けてよー。この薄情者ー!」
杏子「さやかー、万事休すだな」
さやか「こうなったら反撃だ! おりゃー!」
杏子「あっ、やめろって、くすぐったい。……そこはダメだって! いや、くぅ、マジでヤバいからああああああ!」
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29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:24:09.12 ID:6/kB7wat0
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マミ「そろそろみかんが切れそうね。取ってくるわ……さむさむ」スッ
杏子「たっぷり頼むぜー」
まどか「せっかくみんないるんだし、トランプとかやりたいな」
ほむら「私が持ってるわよ」
さやか「ババ抜きで勝負しようじゃない」
ほむら「望むところよ」
さやか「最下位は罰ゲーム、というのはどう?」
まどか「えっそれは……」
杏子「おーっ! 面白そうだな、私もやるぞー!」
ほむら「いざ勝負よ」
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:29:34.76 ID:6/kB7wat0
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ほむら「何てこと……何てこと……」
杏子「意外と顔に出るタイプなんだなー」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ああっ! そんな目で見ないで! 私はまだ戦える。戦えるから!」
さやか「それはどうぞご勝手に、でも、とりあえず罰ゲームは受けてもらうぞ~」
ほむら「くっ、わ、分かったわ」
さやか「それじゃあねぇ……物まね、なんてどう?」
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:36:28.79 ID:6/kB7wat0
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マミ「みかん持って来たわ」
杏子「あんがと!」
マミ「ダンボールで買っちゃって食べきれないと思ってたの、バリバリ食べてね」
杏子「おう! 食い物は粗末にできないからな!」
さやか「自分の中学では罰ゲームでぇ……『公開物まね』って言うのがあってぇ……」
杏子「えっ、何それは……」
ほむら「そんな仕来たりがあるなんて、知らなかったわ」
まどか「無いよ! そんな意味不明な仕来たり無いから! 安心してほむらちゃん!」
さやか「んじゃ、レッツトラーイ。あっ、お題は何でもいいからね」
ほむら「……QBやります」
ほむら「……きゅっぷい!」
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36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:40:54.51 ID:6/kB7wat0
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ほむら「……」プルプル
さやか「……」
杏子「やべぇ……やべぇよ……」
マミ「これは……うん、似てたわ……似てたけど……」
まどか「ほむらちゃん。か、かわいかったよ……」
さやか「すいません許してください!何でもしますから!」
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:47:45.35 ID:6/kB7wat0
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杏子「お茶も美味しいな。まどか、お代わりくれよ」
まどか「はいはい」コポポポ
ほむら「さっきは酷い目にあったわ。まったく、貴女はロクな事を考えないわね、もう」プンスカ
さやか「いや、勝負を受けたのはほむらじゃん……。みかんすっぱい!」
ほむら「バチが当たったのね」
さやか「うぅ、うるせーやい」
マミ「あっ、そろそろお昼の時間ね。みんな、簡単にうどんでいいかしら?」
杏子「おっけー! 出されたものは何でも食うぞー」
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 20:54:53.10 ID:6/kB7wat0
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マミ「マミ特製、きつねうどんよ」
杏子「はぇ~、すっごい旨そう。いただきまーす!」
さやか「マミさん、七味ありますかー?」
マミ「鹿目さんの近くに置いてるわ」
まどか「さやかちゃん、七味かけ過ぎ……」
さやか「今日は辛いのが食べたい気分なのだ」
ほむら「そう……まどか、私にも七味を」
まどか「はい、ほむらちゃん」
ほむら「ありがと」
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44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:02:28.72 ID:6/kB7wat0
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杏子「ごちそうさまでした!」
さやか「うわ~、見事な食べっぷり。麺のかけら一つ残って無いわ」
マミ「きれいに食べてくれて私も嬉しいわ。あっ、佐倉さん、口元にネギがくっついてるわよ」
杏子「うおっ、サンキュー」
まどか「マミさん、まるでお母さんみたいだね」
ほむら「確かに。不似合では無いわね」
さやか「まさに、良妻賢母、って感じになりそうでっす!」
マミ「こら、 まだ私はお母さんってトシじゃないわよ」
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47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:10:44.91 ID:6/kB7wat0
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ほむら「むぅ、この問題は中々ね……」
まどか「何やってるの?」
ほむら「ナンプレよ。ナンプレ」
まどか「あの数字をマス目に埋めていく……」
ほむら「そう。単純だけど、結構面白いのよ。まどかにもこんど冊子をあげるわね」
まどか「えー、私でも出来るかなー」
ほむら「大丈夫。私が手取り足取り教えてあげるわ」
杏子「ドロー4だぜ! どうだ!」
さやか「こしゃくな……でも、やっぱり私も持ってるドロー4.赤で」
杏子「うげ!?」
マミ「残念でした。私も、赤のドロー2。美樹さんが赤を選んでくれなかったら危なかったわ」
杏子「ああああああああああああああ!」
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:16:09.29 ID:6/kB7wat0
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杏子「くっそー、もう一回だ! 今度こそ勝ってやるぞ」
マミ「何度やっても私の勝ちは変わらないわよ」
杏子「言ってろ。目にモノ見せてやるよ」
さやか「んじゃ、次負けた人は罰ゲームね」
杏子「いいのか? そんな事言っちゃって」
さやか「だいじょうぶだいじょうぶ。だって杏子ちゃんがいるもんねー」
杏子「むっきぃぃぃぃぃ! 見てろよぉぉぉぉぉ!」
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52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:23:17.66 ID:6/kB7wat0
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杏子「……」
マミ「ふふふ、一番上がりっ」
さやか「予想通りと言うか、何と言うか……」
マミ「それじゃあ、罰ゲームね。何にしようかしら……迷うわぁ」
杏子「や、優しくしろよ」
マミ「そうねぇ……じゃあ『私の買い物についてくる』っていうのはどう?」
杏子「え?」
マミ「みんな晩御飯、食べて帰るでしょ? お鍋でも振る舞うわ」
まどか「えーっ? いいんですか? ……なら、パパに電話して来ますね」
ほむら「私もお言葉に甘えようかしら」
マミ「と、いう訳で、佐倉さん、今日のお買いもの、寒いけどついて来てね」
杏子「お、おう」
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:32:34.05 ID:6/kB7wat0
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――――・・・
杏子「うぅ~っ、やっぱりクソ寒いなぁ……」ブルブル
マミ「スーパーの中はあったかいから、そこまで頑張りましょう」
杏子「ところでよー」
マミ「何かしら」
杏子「何鍋にするか決めてるのかー? さやかの奴がやたらとキムチ鍋を主張してきたが……」
マミ「えーっと、まだ決めてないわ。お店でゆっくり選びましょ」
杏子「そーだな。時間もたっぷりある事だし」
マミ「そういう事」
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:41:03.24 ID:6/kB7wat0
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杏子「流石は店の中、あったけーなぁ」
マミ「でも、汗をかかないようにね。風邪ひいちゃうわよ」
杏子「へーい。さっそく、見て回ろうぜ」
マミ「確か、今日は白菜が安かったのよ」
杏子「そーなのか。んじゃ、それメインで考えるか」
マミ「美樹さんの希望で、スープはキムチ風味の奴にしたわ」
杏子「アイツ辛いの好きだったっけ……?」
マミ「まあまあ、佐倉さんも欲しい食材あったら言って。何でも入れられるのが鍋の良い所なんだから」
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63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:47:27.69 ID:6/kB7wat0
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まどか「マミさんたち、寒くないかなー」
ほむら「大丈夫でしょ。あれだけ厚着していけば北極でも多分平気よ」
まどか「そっか。そうだよね。みかんでも食べようか……さやかちゃん」
さやか「揺らさないで! 今揺らしたら誰であっても許さない!」
ほむら「……」トントン
さやか「だから机の端を指で突くのはやめて! このトランプタワーには私のすべてが懸ってる……!!」
ほむら「そう……」トントン
さやか「ほむら! アンタ絶対楽しんでるよね、怒らないからさやか様に言ってみなさい」
ほむら「……」トントン
さやか「無言の肯定かぁ……あとマジで崩すのやめて」
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69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:56:02.54 ID:6/kB7wat0
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さやか「酷い妨害に耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び……とうとう完成した! 特大トランプタワー!」
まどか「おめでとう! これは超大作だね」
さやか「まどかがほめてくれて嬉しいぞ~」
まどか「あっ、くすぐらないでよー、もう」
ほむら「後は崩すだけよ」
さやか「さらっと酷い事いうのやめろ! マミさんと杏子にも見せてやるのだーはっはっはー」
まどか「ウェヒヒヒヒ、二人ともびっくりするだろうね」
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70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 21:56:46.08 ID:6PnjE0Et0
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さやさやすごい
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72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:02:23.48 ID:6/kB7wat0
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マミ「うん、お肉に豆腐にお野菜、必要な食材は全部揃ったわね」
杏子「待った、締めはどっちにするんだ?」
マミ「そうねぇ……うどんはお昼に食べたから、おじやにする?」
杏子「あぁ^~いいっすね~」
マミ「フフ、何なのその口調」
杏子「やってみただけだよ!」
マミ「……そうだ。お買い物について来て、ちゃんとお手伝いしてくれたからー、好きなお菓子、一つだけ買ってあげるわ」
杏子「マジか!? いやったー!」
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73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:03:34.56 ID:6PnjE0Et0
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やったー!
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74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:05:38.95 ID:jxX/cNR50
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お菓子買ってくれるんですか! ヤッター!
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76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:10:15.98 ID:bX8oHMsSO
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お菓子食べる杏子ちゃんカワイイやったー!
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78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:11:07.93 ID:6/kB7wat0
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杏子「どれにしよっかなー♪」
マミ「そこまで喜んでくれるなんて、こっちまで嬉しくなっちゃうわ」
杏子「うーん、きのこの里にするかなー、でもたけのこの里の方が可愛いし、ホワイトロリータも捨てがたい……いやいやあえての歌舞伎揚げ?」
マミ「ドーナツやバタークッキーなんてのも悪くないんじゃない?」
杏子「だぁーっ! 選択肢が増えちまってありがた迷惑だ!」
マミ「まあ、ゆっくり選ぶといいわ」
杏子「おーう」
しばらくして―――
杏子「よし、これに決めた!」
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81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:17:37.62 ID:6/kB7wat0
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――――・・・
さやか「……」
まどか「……うん、誰も悪くないよ。不幸な事件だったんだよ」
ほむら「そうよ。美樹さやか……心中は察するけど、これは致し方ないわ……」プルプル
さやか「おいちょっと笑ってるだろ」
まどか「……お茶を取りに行った時に、足を滑らせて」
さやか「あの時油断して無かったら……くぅぅ~~」
ほむら「まだチャンスは……あるわよ……きっと」プルプル
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:20:41.84 ID:6PnjE0Et0
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さやさや……
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84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:23:29.15 ID:6/kB7wat0
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さやか「わたしって、ほんとバカ。真っ白に燃え尽きたよあたしゃ……」
まどか「そんな! さやかちゃんが一気におばあちゃんみたいな感じに!」
ほむら「……雪」
さやか「え?」
ほむら「窓の外、ほら」
さやか「ホントだ! 雪じゃん!」
まどか「きれいだなぁ。明日は積もるかな」
ほむら「ええ、きっと。そして地面もきっと凍るわよ。足を滑らせないようにね、美樹さやか」
さやか「うるへーうるへー」
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86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:28:15.47 ID:6/kB7wat0
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杏子「おっ、雪かぁ?」
マミ「寒いと思ったら、やっぱり降ってきたわ」
杏子「んま、今は雪よりこれからの鍋だ。早く帰ろうぜ」
マミ「花より団子って奴かしら?」
杏子「おう。おいしいものに勝るものなんてないぞ」
マミ「……フフ、そうね。家で皆が待ってるわ」
杏子「お鍋~お鍋~♪」
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89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:36:20.68 ID:6/kB7wat0
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マミ「ただいまー」
杏子「ぬわあああああん疲れたもおおおおおん!」
まどか「二人ともおかえりー」
ほむら「おかえりなさい。あっそうだ、巴マミ、調理位なら手伝うわよ」
マミ「ありがと。まずは野菜を出して頂戴」
杏子「さ、私はご褒美のお菓子でも食べて待つとするかなー」
さやか「ちっちゃい子供か!」
まどか「そうだ。さやかちゃんもお菓子持ってきてたんだよね」
さやか「あわわわわ! 忘れてたー!」
ほむら「そそっかしい……」
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92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:44:02.67 ID:6/kB7wat0
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杏子「んー、まさかのロールケーキだったとはな」
まどか「丁度5切れあってさ、良かったね」
ほむら「ええ。美樹さやかにしては良いチョイスよ」
さやか「『しては』っていうのは余計だぞ」
マミ「ご飯までは時間もあるけど、今日は何だか食べてばっかりね」
さやか「なんの! 辛い物を食べて血行を促進させて代謝を高める『カプサイシンダイエット』があるじゃないですか!」
マミ「なるほど。それで脂肪を燃やして、いっぱい食べても大丈夫って訳ね」
ほむら「ああ、合点がいったわ」
まどか「だからうどんに唐辛子をたくさんいれたりしてたんだ」
杏子「でもその分食べたら意味が……おい、さや……う、羽毛」
さやか「世の中には言ってはいけないこともあるのだよ、杏子君」
ほむら「……」
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93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:45:34.34 ID:6PnjE0Et0
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さやさや……
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95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:49:50.53 ID:6/kB7wat0
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さやか「とにかく! 乙女の大敵、脂肪はカプサイシンで死亡するの!」
ほむら「……今狙った?」
マミ「スープは辛いのを買ってきたわ。やっぱり私も体重、気になっちゃって」
ほむら「ねぇ、今狙ったでしょ」
まどか「ほむらちゃってば、さっきの杏子ちゃんの惨状を見てたのに……」
さやか「だから大丈夫! 絶対に大丈夫!」
ほむら「狙ってたわよね? ねぇ、美樹さやk……う、羽毛」
まどか「(犠牲者がまた一人……)」
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102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 22:57:18.79 ID:6/kB7wat0
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――――・・・
(ほむら、杏子が復活)
マミ「あら、もうこんな時間。晩御飯の準備しなきゃ」
ほむら「手伝うわ」
マミ「じゃあ、台所に行きましょ。さむむむむむ」
ほむら「あ、寒い寒い」
杏子「ポッキーうめぇなーポッキー」
さやか「それ、マミさんに買ってもらったんだ」
杏子「ああ。やっぱりこれだよなー」
まどか「ちゃっかりイチゴ味にしちゃってる、杏子ちゃんカワイイ」
杏子「う、うるせーよ」
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105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:01:31.07 ID:6/kB7wat0
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マミ「よし、しっかり煮えたわね」
ほむら「巴マミ、貴女料理上手なのね」
マミ「まあ、長いこと一人暮らししてたら、嫌でも出来るようになるわよ」
ほむら「時々教わりに行っても……いいかしら」
マミ「ええ、勿論よ」
杏子「おっ、鍋だー! 鍋が来るぞー!」
さやか「全く、皿くらい配りなってば」
まどか「あっ、お箸こっち足りないからちょうだい」
さやか「ほいほーい」
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108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:07:33.15 ID:6/kB7wat0
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ほむら「蓋、開けるわよ」
杏子「うひょおおおお! 旨そうな匂いだ! なぁ、食っていいか?」
さやか「もう、待ちな。逃げたりしないからさ」
マミ「私の自信作よ。具の下ごしらえもしっかりしたから、不備はないわよ」
まどか「凄いですマミさん。その、私にも料理を教えてくれたら……なんて……」
マミ「いいわよ。暁美さんと一緒に習いに来るといいわ」
さやか「ほむらとまどかだけで何やってんだ。私も仲間に入れてくれよ~」
杏子「私は食べる役で参加するぞ!」
マミ「……あらあら。もう、みんなまとめていらっしゃい」
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111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:10:47.71 ID:6/kB7wat0
-
杏子「なあなあ! 早くしないと鍋が冷めちまう。早く食べよーぜ!」
さやか「はいはい、んじゃ、手を合わせて」
いただきまーす!
マミ「あ、デザートにはケーキがあるから」
まどか「えっそれは……」
ほむら「流石に胃袋が耐えられないかもしれないわね」
さやか「何の、カプサイシンパワーで!」
ほむら「無理」
さやか「ですよねー」
杏子「私が全部食ってやるから大丈夫だって平気平気」
まどか「私の分あげるね……」
その日は夜遅くまで、少女たちの笑い声が白く染まった見滝ヶ原に響いていましたとさ
終わり
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112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:13:12.71 ID:6PnjE0Et0
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乙乙乙
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118:まーみん ◆gPWlwXt2NI :2011/12/11(日) 23:16:24.47 ID:RkE2raipO
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乙でした
ほのぼのはいいね
みんな可愛かったよ
また書いてね
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120: 忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2011/12/11(日) 23:20:31.31 ID:EDuFFQhT0
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>>1乙!またこういうほのぼの書いてくれ!
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122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:25:56.44 ID:JU61/krD0
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乙
和んだわ
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128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:39:55.71 ID:+LkZb+7fO
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乙
みんなでほのぼのはやっぱいいな

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