スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
小ゴキブリ「あーんあーんママー!どこぉ……?」カサカサ 俺「よぉ、どうしたよ」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 21:42:09.720 ID:bA5ESatH0.net
- 小ゴキブリ「……あなただぁれ?おっきな生き物だなぁ」
俺「おめぇさん、かーちゃんを探してるのかい?」
小ゴキブリ「うん……ママ急にいなくなっちゃって……」グスン
俺「安心しな!おめぇさんのかーちゃんのところに連れてってやんよ!」ニカッ
小ゴキブリ「ほんとぉ?やったぁ!ありがとうござい゛っ゛」ベチャッ
俺「……くっ、ふっ、ふふ、ふはははははは!!!!おめぇさんのかーちゃんはとっくに天国なんだよぉ!!どうだ?約束は守ったろうクソガキ!!!ぎゃはははは!!!!」
父ゴキブリ(そ、そんな……そんなっ、ぼうや、ぼおおおぉぉうやああああああ!!!!!)
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 21:46:57.257 ID:bA5ESatH0.net
- 中ゴキブリ「……!!この感覚、まさかぼうやが……」
高ゴキブリ「なんてことだ、あいつはまだ斑模様が残ってるような、脱皮童貞も捨てられてない無垢な子供だったのに……」
カサカサ
父ゴキブリ「お前たち!大変だ!!小ゴキブリが、小ゴキブリが忌々しいあの巨大肉塊に殺された……!!」
高ゴキブリ「落ち着いてください父さん、俺も今しがた感じました」
中ゴキブリ「ちくしょう!!許せねえ!!!許せねえよ!!母さんを奪い!!次はぼうやまで!!!」
父ゴキブリ「……復讐だ、復讐してやる」 - 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 21:52:59.162 ID:bA5ESatH0.net
- 高ゴキブリ「復讐って言ったってどうするんだよ、どうしたら勝てる?第一、あの巨大な肉塊の髪の毛や食べこぼしが俺たちの主食だろ?そんなことはみんなわかってるはずさ」
中ゴキブリ「でも許せねえ!俺達の家族を奪ったんだ!!」
父ゴキブリ「……実は、お前たちにはまだ話してない秘密があるんだ、俺達の種族に隠された2つのある能力についてだ」
中ゴキブリ「ある能力……?」
俺「むむむぅ、気配がする、やっこさん共まだこの家を諦めてないな?」
俺「仕方ない、赴任したばかりで申し訳ないが、早速仕事だ軍曹、頼んだぞ
」
軍曹「プロの仕事、お見せしましょう」サササッ - 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 21:55:41.887 ID:C5nLSfmi0.net
- アシダカグモか…
勝ったな - 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 21:57:11.251 ID:odCl+ye00.net
- キャー軍曹ー!
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 22:00:52.033 ID:bA5ESatH0.net
- 高ゴキブリ「……まさか、父さんが言っている能力というのは、」グチャッ
高ゴキブリ「……えっ………?」バリリリ
父ゴキブリ「なにっ!?」
中ゴキブリ「なんだこいつ!?いつの間に!?」
軍曹「全く哀れな奴らだ、自分の感覚器官が虫界で一番優れていると思い込んでいる……」ムシャムシャ
高ゴキブリ「ぁ……ぃゃ………助けっ」ガブリ
軍曹「お前たちは俺にとってはただの捕食対象に過ぎない、お前たちが気づいた時、俺の牙は既にお前たちを捉えている」ニヤァ
父ゴキブリ「お、俺の長男をよくもぉ……!!!!」ギリリリ
中ゴキブリ「あ、あわわわ………」プシャァァ - 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 22:07:48.594 ID:bA5ESatH0.net
- 父ゴキブリ「………坊主、よく見ておけ、俺達の種族に隠された能力を見せてやる……!!!」
中ゴキブリ「い、嫌だ!とーちゃん行かないで!!」
父ゴキブリ「大丈夫だ、必ず生きて帰ってきてやる!!父さんはな、昔あのムカデやヤモリすら倒したんだ」
軍曹「おいおい冗談はやめておけ、俺は捕食のプロだ、お前たちが何をしようとも俺を返り討ちにすることなど出来やしないぞ」モグモグ
父ゴキブリ「うおおおおおお」キュイィィィン
俺(あまり知られていない事実だが、ゴキブリは命の危機を感じた時、その身に隠された2つの脳力を開放する……)
俺(そのひとつはIQの超上昇能力、下手な人間より遥かにクレバーな思考能力を得ることができる
俺(そしてもうひとつは、飛翔能力!!空の世界にはあの軍曹すら手を出せない)
俺(決して油断はできないぞ軍曹よ、ぬかるなよ……) - 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 22:15:02.585 ID:bA5ESatH0.net
- 父ゴキブリ「うおおおおおお!!!!」ツバサバサァ
中ゴキブリ「とーちゃん!?一体何を!?」
父ゴキブリ「家族の怨み、はらさせてもらお゛っ゛」ガブリッ
軍曹「……くっ、なんと愚かな!!まさか、まさか空に逃げようとしたのか!!自分の息子を地上に残して!!」
中ゴキブリ「えっ……?」
父ゴキブリ「ち、違うんだ坊主!空から奴に奇襲を……ガハッ」パックン
軍曹「息子を見捨てるような奴は、この俺が一番嫌いなタイプの虫だ」ガツガツハフハフ
中ゴキブリ「……とーちゃん、俺を見捨てたのかよ……」
軍曹「冥土の土産に教えてやろう、お前たちのその能力は攻撃の為の能力ではない、逃げる為の能力なのだ」
軍曹「しかし、それはお前たちよりも素早く、正確に、残忍に動けるこの俺には通用しない」モグモグ
父ゴキブリ「……ぼう……ず………にっ……にげろ…………」
中ゴキブリ「あっ……あっ………」ビクビク - 49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 22:22:31.615 ID:bA5ESatH0.net
- 軍曹「……状況終了しました、司令官」
俺「ちゃんと一匹残らず仕留めたのかい?えぇ?どうなんだい?」
軍曹「無論です、私はプロですから」
俺「いやあ!素晴らしい仕事ぶりだ!!ええどうだい?最期に仕留めた奴の死に様でも教えてもらいたいものだがねぇ!!」
軍曹「憐れでした……父にまで見捨てられ、家族で唯一人残されたあの最後の一匹に手をかけるのは流石の私も気が引けましたが」
軍曹「命令でしたので……」
俺「……なぁによその言い方、俺が悪いの?お前を呼んだのはゴキブリ共を一匹残らず消し去ってもらうためだ、それが嫌だっていうの?」
軍曹「い、いえ、そういう訳ではなく」 - 58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/06/17(水) 22:29:14.829 ID:bA5ESatH0.net
- 俺「へぇ、まあいいけどね、どれ、他にゴキっ子はこの家には居ないのかい?」
軍曹「私のレーダーには今のところは反応はありませんが……」
俺「そうかい」ニタァ
ペシッッッ!
軍曹「ボゴォゴバァッッ!!?なっ、し、司令……官……?いっ、一体何を………」ペチョォオ
俺「あのさあ!!!俺はよぉ?一番嫌いな虫っころってのがよ!!!蜘蛛なんだよ蜘蛛!!!!お前らのことが!!一番!!!嫌いなんだああああああ!!!!」ペシッッッペシッッッペシッッッ
軍曹「そんなっ………アガッ………アッ………」
軍曹「」
俺「ったくよぉ、スリッパが汚れちまった、これだから虫っころってのはいけすかないねぇ」
人間が最強
終わり

「オリジナル」カテゴリの記事
-
- 男「スライムが最弱とか言うけどさ」
- 教師「小麦粉です」
- 友「胸もませて」 女「・・・」
- 男「よっしゃ、遺品整理したろ。まだ誰も死んでねえけどな!」
- 男「この完全管理社会をぶっ壊す!」
- 糸使い「私は糸を扱うのが得意です」面接官「当社で働く上でのメリットは?」
- 男「劣等感」
- 俺「んっ...うぅ..」ズポズポ
- 女「彼氏がさ…連絡くれなくてさ…」俺「どうしたの??喧嘩してるの??」
- ヒーロー「うわぁぁぁ!」女首領「フッ、この高さでは助かるまい」
- 悪代官「フハハハ!よいではないか!」グッ 娘「ギャアアアア!!」
- 魔女「あたしにゃ孫なんていないよ」
- 男「もののけ商店街……?」
- 男「人を殺しちまった……」 警官「待てーっ!!!」
- 横断歩道「近頃の子供は“白い線から落ちたら死ぬ”ってのやらないんだな」
- 2015/07/21(火) 00:58:31
-
胸糞
- 名無し 2015/07/21(火) 02:32:17
-
やっぱり人間がナンバー1!
(ふぅ、人間にとってもっとも危惧すべき「擬人化」については知られていないようだな)
コメントする
全ランキングを表示