スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
>>5「安価で鬼退治します!」
-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/15(木) 23:35:05.67 ID:P4HpwXa80
-
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
おばあさんが川でせんたくをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、>>5が流れてきました。
「おや、これは良いおみやげになるわ」
おばあさんは>>5をひろいあげて、家に持ち帰りました。
そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると、なんと中から元気の良い赤ちゃんが飛び出してきました。
「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
>>5から生まれた赤ん坊を、おじいさんとおばあさんは>>5太郎と名付けました。
-
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:35:47.47 ID:j5/PnFBQ0
-
業者
-
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:35:48.91 ID:p3Myu+XI0
-
フナムシ
-
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:35:56.39 ID:l8l4QeUY0
-
蒲焼きさん
-
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:36:09.59 ID:FLt9yYEI0
-
タイヤ
-
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:37:19.84 ID:P4HpwXa80
-
ちなみに赤ん坊の性別は?
>>12
-
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:38:22.89 ID:rWyaHxUb0
-
おかま
-
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:39:50.19 ID:6SwiZbum0
-
タモリ
-
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:39:51.98 ID:rWyaHxUb0
-
ロボット
-
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:42:41.21 ID:rWyaHxUb0
-
桃から生まれた方の赤ちゃんは本編に関係ないの?
-
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:45:18.27 ID:P4HpwXa80
-
>>17ごめん。それは単なるミス。
おじいさんとおばあさんの下で、タイヤロボットはすくすくと育っていきました。
そしてある日のこと。タイヤロボットはおじいさんとおばあさんに言いました。
タイヤ「ガーガー。オジイサン、オバアサンオはなしガアリマス」
爺「おやおや、どうしたんだいタイヤロボ」
タイヤ「ピピピッ。サイキン、フキンノむらデ、ワルイヤツラがワルサヲシテイルト、じょうほうガアリマシタ」
タイヤ「ワタクシメトシテワ、コノジタイハキュウヲヨウスルトカンガエ、ヒトツせいばつニイコウトカンガエテイマス」
おじいさんとおあばさんは勇敢なタイヤロボに心を打たれ、旅に行かせる決意をしました。
婆「ちょっとお待ち。タイヤロボや。外は色々物騒だよ。餞別に>>21を持っていきなさい」
タイヤ「アリガトウゴザイマス、オバアサン」ガピー
-
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:48:38.34 ID:JJI+NuxA0
-
ロナルド・レーガン
-
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:48:43.35 ID:FLt9yYEI0
-
オリンパス株
-
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:49:40.14 ID:FLt9yYEI0
-
オリンパス株
-
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:53:40.78 ID:P4HpwXa80
-
こうしてオリンパス株を大量に携えて、タイヤロボットの旅が始まりました。
心なしかおばあさんはとても嬉しそう。おばあさんとおじいさんに見送られ、タイヤロボは旅立ちました。
すると家を出てからしばらくして、タイヤロボは何やら怪しい気配を感じました。
タイヤ「ピピー…ピッピッピ……センサーニはんのうアリ。ぜんぽうカラチカヅイテキマス」
タイヤ「ドウヤラ>>25ノヨウデス。コノママダトアト30ビョウデせっしょくシマス」
-
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:55:35.49 ID:rWyaHxUb0
-
猿
-
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:56:18.16 ID:rWyaHxUb0
-
犬
-
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 23:56:21.12 ID:JJI+NuxA0
-
谷亮子
-
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:03:59.20 ID:5+wn3wrn0
-
何と現れたのは谷亮子でした。
谷「うわ、何これ!? ロボット」
タイヤ「ガガ…ガガガ…スキャンしゅうりょう。ドウヤラめノまえのせいめいたいワ。ファイターノヨウデス」
谷「うわ、すごーい! 写メ撮っていいですかー!?」パシャパシャ
タイヤ「じょうほうノとうごうヲカンリョウシマシタ。かのじょワせんりょくニナルトはんだんシマス」
タイヤ「ソコノあなた。わたくしノたびノ、ドウハンヲキボウシマス」
谷「え!? まさか、この時期になってロボットからアプローチが!? で、でも私には愛する夫が…」
タイヤ「ただトワイイマセン。どうはんシテイタダイタラ、コノオリンパスノかぶをしんていシマス」ウィーン サッ
谷「いや、それって…暴落銘柄じゃん…いらないわよ」
タイヤ「ソンナコト、アリマセン」
谷「え?」
タイヤ「コノオリンパスノかぶデ、>>31ガデキマス」
谷「マジで!?」
-
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:07:01.69 ID:vSLAXwoX0
-
内柴正人
-
31: 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2011/12/16(金) 00:07:51.13 ID:qEGsRLUf0
-
インサイダー
-
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:17:34.43 ID:5+wn3wrn0
-
タイヤ「ドウデスカ。インサイダーデ、いっかくせんきんヲユメミルノモ、いっきょうカトゾンジマスガ?」
谷「……せいっ!!」
谷亮子が返した答えは、一本背負いでした。
それはそれは見事な一本背負いで、タイヤロボットは瞬く間に道路に叩きつけられました。
谷「舐めないでよね! これでも元スポーツ選手! そんな小汚いやり方で金儲けをしようなんて思わないわ!」
タイヤ「ガ…ガガガ……そんしょうかしょノかくにん…しゅうりょう。きどうりつ、15%ていか…いぜんトシテきのうワ、りょうこう…」
谷「ふん…とんだ無駄足だったようね。私は先を急ぐわ」
タイヤ「オマチクダサイ。そちらノむらワ、きけんデス」
谷「知ってるわ。悪い奴らが悪逆非道の限りを尽くしているんでしょ? だからそいつらを懲らしめに来たのよ」
タイヤ「ナント」
タイヤロボットは自分の旅のいきさつを、谷亮子に語り始めました。
谷「えぇ!? じゃああなた、あいつらの本拠地に乗り込む気だったの!?」
タイヤ「ハイ。シカシ…ヒトリデワ、ココロモトナイ。ダカラ、あなたニこえヲカケタノデス」
谷「そうだったの…どうやら早とちりしてしまったみたいね…。
いいわ! あなたの旅についていってあげる!」
こうして谷亮子が仲間になりました。
-
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:21:29.21 ID:5+wn3wrn0
-
谷亮子を仲間に加えたタイヤロボットの一行、仲間も増えて足取りも軽めに道を進みます。
すると、道の先に人影が見えました。
谷「ん? 何か道の先にいるわね?」
タイヤ「ピー…わたくしノセンサーデモ、はんのうガアリマシタ」
谷「タイヤちゃんは下がってて! さっきの故障がまだ癒えてないでしょうから! もし敵だったら、私が相手をする!」ザッ
タイヤ「ピー…ドウヤラ、ぜんぽうノヒトカゲワ>>38ノヨウデス」
-
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:22:46.49 ID:zYSlGqXt0
-
ラオウ
-
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:23:15.05 ID:XanXUArU0
-
待ちガイル
-
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:23:28.11 ID:zYSlGqXt0
-
範馬勇次郎
-
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:24:13.44 ID:Rc2P/XN60
-
田中真紀子
-
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:30:27.21 ID:5+wn3wrn0
-
田中「なんだいあんたら」
谷「うっそ!? 田中真紀子さん!?」
道路に仁王立ちしていたのは、民主党所属現議員である、田中真紀子でした。
谷「な、何でこんなとこにいるんですか!?」
田中「何でって、ご挨拶だね。最近になってこの辺の村が襲われているのは知ってるね?」
谷「え、ええ…だから、私たちはそいつらを倒しに…」
田中「あんたらがかい? 柔道選手とポンコツロボットだけじゃ相手に出来るわけないよ」
タイヤ「あいてガダレカ、シッテイルノデスカ?」
谷「私は鬼たちが悪さをしていると聞いたけど…」
田中「…まあ巷ではそういうことになっているね。でもね…本当は違うのさ」
タイヤ「ナント」
谷「だ、誰なんですか!? 村に悪さをしている連中って!?」
田中「あいつらの正体は…>>46さ」
タイヤ「ナント」
-
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:31:38.54 ID:k6SD/6HW0
-
おじいさん
-
44: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 mogu:2011/12/16(金) 00:31:45.31 ID:xQhFXVa10
-
リラックマ
-
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:31:59.39 ID:k6SD/6HW0
-
おばあさん
-
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:32:11.18 ID:zYSlGqXt0
-
女子高生
-
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:38:29.07 ID:5+wn3wrn0
-
谷「えぇ!? そ、そんな! 女子高生が村を襲っているんですか!?」
タイヤ「リカイフノウデス」
田中「…嘘のような本当の話さ。ちょっと前に、ヤマンバギャルが流行っていたのは知っているかい?」
谷「うわ…懐かしい……」
タイヤ「わたくしノメモリーニモ、がいとうシタコウモクが、アリマス。シカシ、かれらワ、ぜつめつシタハズデワ?」
田中「厳密に言うと違うね。確かにヤマンバギャルはブームが去って、数は激減したさ。
…でもね、その後も着ぐるみ族みたいに色々な形に変えて、奴らはしぶとく生き残っていたのさ」
タイヤ「ナント」
田中「美白ブームが到来して以来、奴らの扱いは地の底さ。誰もが汚物を見るような目で彼女を見た…。
…そして、溜まりに溜まった鬱憤を、村を襲うことで発散させていた、というわけよ」
谷「ひ、ひどい…」
-
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:48:36.24 ID:5+wn3wrn0
-
田中「私の役目はそいつらの監察さ。…正直、暴走した奴らをこんな黴の生えた中年議員に止められるとは思っていないけどね…」
谷「……」
タイヤ「…たなかサン。わたくしたちノ、なかまニナッテクレマセンカ?」
谷「ちょ、ちょっとタイヤくん!」
田中「私がアンタの仲間に? はっ、笑わせるね。あんた等みたいな大道芸人みたいな一行に私が加わったところで、一体何になるというのさ」
タイヤ「あなたニワスバラシイ、ブレーンガアリマス。タシカニ、わたくしたちワ、マダマダちからぶそくカモシレマセン」
タイヤ「シカシあなたガ、クワワッテイタダケタラ、せんにんりきデス。オネガイデス、ドウカわたくしたちノたびニ、ごどうはんシテクダサイ」
田中「…まさか道中で、こんな辺鄙な連中に声をかけられるとは…。私も焼きが回ったわね」
田中「いいわ。小泉政権時代の汚名を返上するチャンスね。私は民主党の衆議院外務委員長に収まる器ではないこと、証明してやるわ!」
タイヤ「ヨッシャ」
こうして田中真紀子議員が仲間に加わりました。
-
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:55:15.28 ID:5+wn3wrn0
-
田中真紀子を加えたタイヤロボット一行。
その強面の集団に、すれ違う人は一目やってはそそくさと逃げ去っていきます。
谷「さっきからチラチラと視線を感じるわ…谷亮子、36歳にしてまさかのモテ期到来!?」
田中「浮かれてんじゃないよ。通行人は野次馬ばかりとは限らないわ」
タイヤ「たなかさん、ヤマンバギャルノほんきょちワ、ドチラニアルノデスカ?」ガピー
田中「…それが分かっていったら苦労はないさね」
タイヤ「フム」
しばらく歩いていると、何やら不振な人影が目に入りました。
谷「は!? 今度こそ敵!?」ササッ
田中「待ちな。まだそうと決まったわけじゃないよ。交渉の余地がある相手なら、私の出番さね」
タイヤ「ピピー…ぜんぽうノせいめいはんのうワ、>>56であると判断します」
-
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 00:56:52.15 ID:M1FywzmU0
-
イカ娘
-
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:00:30.02 ID:5+wn3wrn0
-
イカ娘「ゲソ!? お、お主たちは誰でゲソ!?」
田中「な、なんだいこの面妖な生物は…?」
タイヤ「データナシ、ミカクニンせいめいたいデアルヨウデス」
谷「ってか可愛い~~~~~~~~!! 何これぇ~~~~~!!」スリスリ
イカ娘「ゲ、ゲソー!? や、やめなイカ! 放すでゲソ!!」
パシンパシン
谷「!?」
タイヤ「たにさんノ、けさがためヲフリホドイタ…?」
田中「あの伸びた触手…どうやら相当のパワーとスピードがあるようだね…」
-
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:08:20.91 ID:5+wn3wrn0
-
イカ娘「私はこの地上を侵略しに来た、イカ娘でゲソ!」
田中「…そのまんまなネーミングだね」
タイヤ「ユニークデス」
谷「でも、侵略ってことは…あいつらの仲間!? くぅ…可愛いけどここは、心を鬼にして戦わなきゃ!」ザッ
イカ娘「あいつら? もしかしてあの黒くて気持ち悪い連中のことでゲソか?」
タイヤ「シッテイルノデスカ?」
イカ娘「あいつら…海に来ては花火やら逆ナンやら、訳の分からないことを言っては、海にゴミを投げ捨てていく不届き者でゲソ!」
イカ娘「だからあいつらを懲らしめるために、私は海から派遣されてきた侵略者なのでゲソ!」
田中「動機はアレだけど…どうやら利害は一致しているようだね」
イカ娘「分かったらそこをどくでゲソ! 今から奴らのあいつらの基地に行って、懲らしめてやるでゲソ!」
谷「え!? あいつらのアジトがわかるの?」
イカ娘「何言っているデゲソか? そんなの当然じゃなイカ」
タイヤ「kwsk」
イカ娘「あいつらの本拠地は、>>64でゲソ」
-
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:11:18.20 ID:zYSlGqXt0
-
巣鴨
-
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:12:10.59 ID:M1FywzmU0
-
ヤマンバとはまた縁遠そうなところだな
-
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:17:20.78 ID:5+wn3wrn0
-
谷「巣鴨!? 何でまたそんなところに!?」
イカ娘「そんなこと、私の知ったことじゃないでゲソ」
田中(巣鴨。確か、韓流ブームが一際盛んなところだね…)
田中(…なるほどね)
タイヤ「ナゼ、ヤマンバギャルガ、ソノヨウナところニ?」
イカ娘「だから私の知ったところではないでゲソ。私は海を汚す不届き者を、成敗するだけなのでゲソから」
田中「待ちな。相手の正体が分からないまま突撃するのは危険だよ」
イカ娘「ゲソ?」
谷「どういうことですか、田中さん?」
-
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:29:33.22 ID:5+wn3wrn0
-
田中「亮子ちゃん。ヤマンバブームが到来したのはいつのことだが覚えているかい?」
谷「え? ええと…確か2000年になる前くらいだから…90年代後半ですよね?」
田中「その通り。当時の高校生だったヤマンバギャルは、今じゃ30代さ。真っ当に生きていたら、そいつらは何をしていると思う?」
タイヤ「データシュミレート…ギャルカラそつぎょうシテ、フツウニかていヲ、モッテイルノデワ?」
田中「そうさ…。あの時代を生きていたJKは、今の時世じゃただのおばさん…。そして、今のおばさんが最もはまっている物と言えば?」
谷「えぇ? ええと…大分熱は冷めましたけど、韓流ですかね? 今でも毎日、テレビに流れていますし」
イカ娘「それが何と関係があるでゲソ?」
田中「気が付かないかい? 巣鴨は東京でもかなり女性、それも中年層の割合が多い地域。これが意味するところは…」
谷「ま、まさか! 巣鴨の韓流ブームに乗っかっているおばさんたちは、あの頃のヤマンバギャル!?」
タイヤ「ナント」
田中「その通り。元々ヤツラはミーハーだ。自分のスタイルが受け入れらないと悟り、新しく鞍替えしたんだろう」
田中「…だが、奴らは諦めてはいなかった。表では韓流ブームに熱を上げるおばさんを演じながら、裏では着々と自分らの復活を画策していた」
谷「そ、そんな…」
-
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:31:42.72 ID:zYSlGqXt0
-
なるほど
-
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:32:54.99 ID:M1FywzmU0
-
筋は通っているような気がしないでもない
-
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:38:08.98 ID:5+wn3wrn0
-
田中「奴らは20年近く着々と力を付け、ついに最近になって行動を起こした…。それが事の顛末だよ」
イカ娘「お、お主…何者なのでゲソ?」
田中「なぁに。ただの更迭された大臣、今じゃパッとしない外務委員さね」
田中「どうだいイカ娘? 私らの仲間に加わらないかい? あんたの触手は確かに武器になるが、それだけじゃ不安が残るだろう?」
田中「それを私たちがサポートするっていうのは、中々いいアイデアと思わないかい?」
イカ娘「お、お主の言っていることはさっきからチンプンカンプンでゲソが…」
イカ娘「でも私を立てるその姿勢には賞賛するでゲソ! これこそ侵略者たるべき姿でゲソ! わーっはっはっは!」
谷(い、いいんですか田中さん…? なんか、イカちゃんがリーダーの前提で話が進んでいますけど…?)ヒソヒソ
田中(なぁに。腕は立つようだが、オツムの方は弱そうだ。後からいくらでも言いくるめられるさね)ヒソヒソ
谷(うわ…流石は元大臣…。えげつない……)ヒソヒソ
田中(ほめ言葉を頂戴するよ。これでも学生時代は演劇部だったんだ。うまくやるさね)
こうしてイカ娘が仲間に加わりました。
-
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:45:39.84 ID:5+wn3wrn0
-
こうして谷亮子、田中真紀子、イカ娘を加えたタイヤロボット一行は、いよいよ巣鴨に到着しました。
ヤマンバギャルたちは駅前で、ドンペリとタピオカを手に手に持ちながら、パラパラを踊っている最中でした。
ギャル1「ちょっと→wwwwwwwwなんだかマジチョベリバな連中がきてんだけどーwwwwwwwwww」
ギャル2「うっわーマジ最悪じゃねwwwwwwwwww?」
ギャル「なぁーにぃー、この超なういギャルたちにぃー喧嘩でも売ろうって言うのー? マジうけんですけどーwwwwwww」
谷「う…死語がひどすぎてうすら寒いわ…でも、あなた達の悪事はここまでよ! 一本背負い!!」
ドッシャァ!
ギャルズ『げふっ!?』
イカ娘「海を汚す輩は、天が許してもイカ娘が許さないでゲソ! 触手攻撃!」
スパンスパンスパン
ギャルズ『ぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!?』
-
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:50:47.46 ID:5+wn3wrn0
-
駅前にのさばっていたヤマンバギャルたちは、イカ娘と谷亮子によってあっという間に蹴散らされました。
谷「ふぅ…どいつもこいつも鍛錬が足りないわね」
イカ娘「はっはっは! 見たかでゲソ! これこそ侵略者の力でゲソ!」
タイヤ「…ヤッタノデショウカ?」
田中「…いや、どうやらお出ましのようだよ」
??「くっくっく…まさかここまでたどり着くとはな…褒めてやろう…」
谷「うっ!!?? な、何!?」ガタガタ
イカ娘「か、体が震えるでゲソ~~~~!?」ブルブル
タイヤ「ピピピピ…スサマジイ、コウエネルギーはんのうデス…ヤツワ、イッタイ…」
田中「驚いたよ…まさかヤマンバギャルの元締めが、あんただっとは…!」
??「冥土の土産に教えてやろう…! 我が名は>>77!! 覇王、>>77だ!!」
-
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:52:28.91 ID:zYSlGqXt0
-
サイアーク
-
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:53:21.72 ID:zKfKLd8b0
-
小泉首相
-
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:53:42.19 ID:vSLAXwoX0
-
忘れた
-
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 01:54:50.87 ID:zYSlGqXt0
-
なんだそりゃww
-
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:00:06.43 ID:5+wn3wrn0
-
??「そう、覇王…ええと、盟王? いや、違うな…世紀末覇者的な…」
谷「な、何この人…?」
??「ええと…まぁどうでもいいや。お前ら…ここまで来たからには生きては帰さん!」
イカ娘「ふ、フザけているんじゃなイカ!?」
??「ふふふ…これを見ても、そんなことが言えるかな…?」
謎の人物がさっと宙に腕を凪ぐと、途端、巣鴨駅が音を立ててガラガラと崩れました。
谷「きゃあああああああああ!!」
イカ娘「も、もの凄く強いでゲソ~~~~~!!」
タイヤ「ヤハリ…メノマエノテキわ、スサマジイポテンシャルヲ、ヒメテイマス…!」ピーピーピー
田中「あんたぁ…まさかこんな所で会えるとはねぇぇぇ…!」
タイヤ「シッテイルノデスカ、たなかサン!?」
田中「…残念だけど、私も実名は知らないんだ。でもね…やつには浅はかならぬ因縁があるのさ…」
タイヤ「イン…ネン…?」
田中「あいつは…かつて私に>>85した奴だ!!」
-
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:01:46.69 ID:zYSlGqXt0
-
痴漢
-
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:02:57.04 ID:zYSlGqXt0
-
お尻タッチ
-
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:03:57.14 ID:zYSlGqXt0
-
耳にふー
-
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:04:47.49 ID:wmkKEp4q0
-
キスした
-
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:13:26.05 ID:5w7xgyJoO
-
これってどこに向かってんの
-
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:14:09.47 ID:5+wn3wrn0
-
谷「ふぇ!? ててててててててていうことは!? 田中さんの恋人さんか何かですか!?」
??「ふざけんな! そんな気色悪いダミ声のおばさんなど相手にするか!」
田中「…やっぱり覚えていないようだね。でも、今となっては好都合だよ!
私から奪った『初めて』を含めて、色々と返してもらおうか!」
??「気味の悪いことを言うな! ええい、死ねぃ!!」
そうして覇王は、腕を田中真紀子の方に向けました。途端、覇王の腕の周りの空間がみるみると歪んでいったかと思うと、
まばゆい光を放って田中真紀子の方に飛んでいきました。
谷「田中さん、危ない!」
イカ娘「くぅ! 優秀な僕を失うわけにはイカんでしょ! 触手全面展開!」シュババッ
谷「ちょっと痛いけど、我慢してください! 『巴投げ』!!」
イカ娘が守り、谷亮子が田中真紀子を攻撃の届かない安全なところまで投げ飛ばしました。
まばゆい光はみるみる2人を覆っていき、光が晴れた時には無残に横たわる2人の姿がありました。
-
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:18:32.36 ID:5+wn3wrn0
-
谷「いてて…もっとトレーニングしておくんだったわ…」
イカ娘「くぅ…い、痛すぎるでゲソぉ…」
田中「くぅ…皆ぁ!!」
タイヤ「たなかさん、ダイジョウブデスカ!?」
田中「私の方は問題ないよ。それより、2人は…」
タイヤ「ピピピ…せいめいはんのう、プラスデス。シカシ、せんとうぞっこうワ、ふかのうカト…」
田中「そうかい…すまないね、皆……」
タイヤ「………」
田中「くそっ、情けないね…。私は、いつまでたっても詭弁ばっかの詰まらない女…。
…いや、これは天命なのかね。このままくたばっちまうのが、お国のためなのかもしれないわ…」
タイヤ「ソンナコト、アリマセン」
田中「え?」
タイヤ「ジツワ、わたくしニワ、ロボットナラデハノ、カクレタきのうガソナワッテイマス。
ソレデ、ヤツをタオセルカモシレマセン」
田中「何だって!? それは本当かい!? い、一体どんな機能を!?」
タイヤ「それは…>>91です」
-
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:20:08.27 ID:zYSlGqXt0
-
四次元ポケット
-
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:21:13.35 ID:wmkKEp4q0
-
きゅうりの早食い
-
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:31:19.99 ID:5+wn3wrn0
-
田中「あんた…ふざけてんのかい…?」
タイヤ「イイエ。フザケテナドイマセン。ソレコソガ、わたくしニノコサレタさいしゅうへいきデス」
田中「…正直言ってギャグだったら笑えないけど、でもあんたのロボットの性能に賭けてみるしかない…!」
田中「幸い巣鴨は商店街だ! さっき吹き飛ばされた八百屋から大量にかっぱらったきゅうりがあるよ!
さぁ、食いな!!」
タイヤ「ごきょうりょく、かんしゃシマス」
ガガガガガガガガガガガガガガ
田中「す、すごい…機械の癖に、有り得ない速度でキュウリを平らげていく…」
タイヤ「エネルギーじゅうでん、かんりょうシマシタ。コレヨリ、さいしゅうフェイズニ、いこうシマス」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
??「な、何だ!? わ、私と同等…いや、それ以上のエネルギーだと!?」
タイヤ「わたくしワ、じんるいしじょう、さいこうのエコガタロボット…ドウリョクゲンハ、でんきデモ、かくデモアリマセン」
タイヤ「きゅうりヲたいりょうニセッシュスルコトニヨリ、ぶっしつエネルギーヲ、ソノママじぶんノエネルギーニチカンデキマス!」
タイヤ「ソシテソノボウダイナ、エネルギーニヨッテウミダサレルノガ…>>95デス!!」
-
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:32:09.85 ID:SXY21PKU0
-
んが砲
-
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:32:13.26 ID:Luw/fu5S0
-
エルボー
-
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:40:04.11 ID:5+wn3wrn0
-
タイヤ「スベテノちからヲ…わたくしノかんせつぶいニ、しゅうちゅうサセマス!!」キュィィィィィィン
タイヤ「ソシテこれガ…わたくしノサイシュウヘイキ!!」カッ
タイヤ「ひ じ て つ デス!!」
??「や、やめろー! こっちに来るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
肘鉄とは名ばかりのタイヤロボの特攻は、綺麗な直線をなぞりながら覇王の下に飛んでいきました。
覇王はとっさに腕に力を込めて、ロボを破壊しようと目論見ました。
しかし、ロボは全身を粉々に打ち砕かれようと、勢いを殺すことはしませんでした。
両者がぶつかった際、一際はなった閃光が東京都を覆い――
光が晴れたことには両者の姿はなく、そこには廃墟と化した巣鴨と、オリンパスの大量の株券によって守られた3人の仲間の姿がありました。
-
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:41:35.55 ID:zYSlGqXt0
-
役にたったか株
-
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:45:07.75 ID:5+wn3wrn0
-
谷「うっ…うっ……ロボくぅん…なんでぇ……」
田中「…あいつもいっぱしの男だってわけかい…。男って言うのは皆そうさ。手前勝手なことを息巻いて、風のように去って行っちまう…」
イカ娘「タイヤロボ…種族は違えど、お主の事は忘れないでゲソ…。お主は、最高の強敵(トモ)だったでゲソ…! うぅ…!」
田中「…さて、御伽噺じゃこれでめでたしめでたし、だけど…あんたらはどうするんだい?」
谷「…私は、まだじぶんの未熟さを再確認しました。…現役は退きましたが、一から修行を始めようと思います」
イカ娘「海を汚すものはいなくなったから、私は海に帰るでゲソ。でも、また海を汚す輩が現れたら、また容赦なく侵略しにくるでゲソ!」
田中「…そうかい」
-
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:49:15.44 ID:5+wn3wrn0
-
谷「田中さんは?」
田中「流石に老体には堪えたねぇ…いい加減議員宿舎に戻って、一杯吹っかけたいわ…。久々に煽りたい気分さ」
谷「あっはは。じゃあ、ここでお別れですね」
イカ娘「お主は特別に、私の下僕に任命してやるでゲソ! 困ったときは、いつでも海に来るがいいでゲソ!」
田中「はっはっは。これは光栄だ。ありがとよ」
谷「あ、あの…! 結局、あの覇王と田中さんとの関係って…何だったんですか!?」
田中「…もう終わっちまったことだよ。過ぎたことは掘り返すのは、若い奴らのやることじゃない」
谷「わ、若いだなんて…そんな」テレテレ
田中「いいんだよ。時には埋もれて、掘り返さない方がいいものもあるんだ。覚えておきな」
谷「肝にめいじます。では、この辺で」
田中「ああ、達者でな」
イカ娘「また会おうでゲソー!!」ノシ
-
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:49:50.84 ID:5w7xgyJoO
-
( ;∀;)イイハナシダナー
-
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:50:44.14 ID:5+wn3wrn0
-
こうして人知れず発生したヤマンバ抗争は、名の知らない議員と柔道家、未確認生命体。
そして勇敢なロボットの活躍により、幕を下ろしました、とさ。
~めでたしめでたし~
-
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:51:17.51 ID:M1FywzmU0
-
乙
おもしろかった
-
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:51:32.54 ID:zYSlGqXt0
-
乙
文章上手いね
-
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 02:51:45.09 ID:5+wn3wrn0
-
ごめん。色々と限界だった。
酒と深夜のテンションでとんだ糞スレを立ち上げてしまったものだ。
お前らすまん。
じゃあの
-
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/16(金) 03:23:23.36 ID:NPk/qa/RO
-
乙
1の補完力凄すぎ

MajorWaveシリーズ The鬼退治 目指せ!二代目桃太郎

【 粋 】 注染 手ぬぐい 「 鬼退治 ( おにたいじ ) 」 ◎

「その他SS」カテゴリの記事
-
- ハサハ「おにいちゃん、大好き」
- 古田織部「数奇の力で飛んで飛んでみようか?」
- 花粉症の少女「口をガムテープで塞がないでぇ!」誘拐犯「黙れ……!」
- 源内あお「スティ子って視力が悪いのかな?」
- 熱斗「なんかヒマだなロックマン」ロックマン「えっ?」
- 西條拓巳「梨深って僕のこと好きなのかな…」
- マヨイ「あのさあ、なるほどくん。」ナルホド「ん?どうしたの。」
- なすの「きぃぃっ!わたくしという者がありながら!!」
- 草十郎「有珠の手料理を食べてみたいな」有珠「……!」
- ハム太郎「タイショー君はドブネズミなのだ!!」
- 【アルドノア・ゼロ】伊奈帆「君の番だ」スレイン「……」
- カイト「ブラックローズはいつ寝てるんだろう?」
- なる「目が覚めたらちゃんなぎが本当にお嫁さんだった」
- 王「ええい、我が軍は一体何をしておるのだ!」
- 桜木花道「天才ですから」
コメントする
全ランキングを表示