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真姫「時間がない?ラブカストーンを使えば解決できるわよ」
- 1 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 21:47:15.86 ID:1QS3g/+g.net
- 穂乃果「みんな!大変だよ!」
絵里「どうしたの穂乃果」
穂乃果「お、落ち着いて聞いてね……実は――」
穂乃果「今週の日曜日の午前10時に、学校説明会でライブをすることになりました!」
ことり「日曜日にライブ!?」
海未「日曜って、今日が金曜日ですから…………」
海未「今日いれても、あと2日しかないじゃないですか!」
絵里「しかも……今日はもう夕方よ!?もう時間がないわ!」
- 5 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 21:50:05.32 ID:1QS3g/+g.net
- ことり「ど、どうしよう…………ダンス、出来ない部分があるのに……」
花陽「花陽もまだ、こけちゃったりするし…………」
穂乃果「とにかく頑張ろうよ!あと2日、全力で取り組んで――」
真姫「みんな落ち着きなさい。2日もあるのよ?」
真姫「明日は土曜で授業がないし、不眠不休でいけば24時間練習できる」
真姫「つまり、今日と明日で30時間は練習できるじゃない」
絵里「あなた、なに言ってるのよ…………不眠不休なんてムリに決まってるわ」
真姫「それができるのよ。ラブカストーンがあれば!」
凛「ラブカストーン?」
希「なになに?パワーストーンの話なら、ウチにおまかせ!」
真姫「違う違う、ラブカストーンよ!ラブカストーン」 - 6 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 21:53:23.41 ID:1QS3g/+g.net
- 穂乃果「それで、ラブカストーンってなんなの?」
真姫「教えてほしい?うん?わたしが教えてあげてもいいけど?」
にこ「にこは別に知りたくないかなぁ」
真姫「しょうがないわね、このわたしが教えてあげるわ!」
にこ「……ホント真姫ちゃんってめんどくさーい」
真姫「あのね、ハート形をしたピンク色の結晶なんだけど」
真姫「胸に押し当てると体に取り込まれて――」
真姫「疲れも眠気も食欲、そのたもろもろが全部吹き飛んじゃう、って言うシロモノなのよ!」
海未「な、なんだか危険そうですが…………」
真姫「安全も安全よ。なんてったって、わたしのパパが開発に携わってるんだから!」 - 7 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 21:56:16.06 ID:1QS3g/+g.net
- 真姫「確かいざというときのために、部室の段ボール箱の中に――――あったわ」
希「これがラブカストーン?なんだかうっすら光ってるやん」
花陽「箱いっぱいに入ってるね。宝石みたいで、きれい……」
真姫「ねえ?キレイでしょう?それで、これをこうやって胸に押し当てて――」ググッ
真姫「んっ…………」ビクン
穂乃果「ああっ!石が真姫ちゃんに吸い込まれていってる!」
真姫「……はぁ…………はぁ」
海未「ぜ、全部吸いこまれましたけど…………どうなったのですか?」
真姫「………………」
ことり「真姫ちゃん?」
真姫「ふふ……ふふふ…………むふふふ!!」
真姫「ふふふへ……!キタわ キタわ!」
真姫「体がとっても軽くて、今なら宙返りくらいできそうな気がする!」
にこ「絶対これ、ヤバいやつじゃない…………」 - 8 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 21:59:30.60 ID:1QS3g/+g.net
- 真姫「――というわけで。疲れても、これさえあれば練習を続けられるわ」
希「イヤイヤイヤ!おかしなクスリか何かやん!」
真姫「大丈夫よ、希。わたしはもう何個も使ったけど、なんともないから」
花陽「何個も使ったって…………中毒になったりしてないかな……」
真姫「中毒?禁断症状?ないない」
海未「ほ、本当ですか……?」
真姫「ホントよ。なに?この真姫ちゃんの言うことが信じられないわけ?」
海未「いえ…………」
絵里「と、とにかく練習するわよ。もう時間がないわ!」 - 9 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:01:33.73 ID:1QS3g/+g.net
- 絵里「今日の練習はこれくらいにしましょう」
花陽「ふぅ…………すっごいハードだったよぉ……」
ことり「かよちゃん、大丈夫?」
凛「凛ももう限界だよ…………」
海未「もう7時。ずいぶん暗いですし、早く帰る支度をしましょう」
真姫「待って待って、まだ7時よ。練習できるじゃない」
真姫「どんどん練習しないとダメよ」
絵里「でも、みんなもう疲れちゃってるし……」
穂乃果「も、もう体力が………………」
真姫「体力がない?ラブカストーンを使えば回復できるわよ」 - 10 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:04:24.33 ID:1QS3g/+g.net
- 真姫「ほら穂乃果!ラブカストーン!」グイッ
穂乃果「え、ちょっとやだ、なに触っ……うわあああああああっ!」ビクン
穂乃果「………………」
凛「穂乃果ちゃん……?」
穂乃果「……す、すごい!なんで!?もう動けないって感じだったのに!」
穂乃果「えへへ♪これならまだまだできそう!」
真姫「そうでしょう?これがラブカストーンの力よ」
穂乃果「よぉし、みんな!練習するよ!」
絵里「ち、ちょっと…………もう終わりだから……」 - 15 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:08:40.94 ID:1QS3g/+g.net
- 真姫「なに?エリーも体力がなくなっちゃってる?それなら使ってみない?」
絵里「え、わ、私はいいわ……家で休むから」
真姫「いいから、ほらっ!」グイッ
絵里「ま、待っ……いゃあああああああ!」ガクガク
ことり「絵里ちゃん…………」
絵里「………………」
絵里「これは……いつも以上に、かしこいかわいい私を見せられるが気がする!」
絵里「ふふ、今日は泊まりで練習ね!」
ことり「え、ええっ…………」 - 19 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:12:22.23 ID:1QS3g/+g.net
- 真姫「次はことり、あなたにもあげるわ」
穂乃果「ことりちゃんも使ってみよう?不思議だけど疲れが取れてね、やる気も出てくるの!」
絵里「さぁ!ことり!」
ことり「ことりは……もうムリかなぁ……あはは……」
真姫「えいっ」グイッ
ことり「い、いやぁ…………ぢゅうううううううん!」ピクンピクン
ことり「…………ことり、まだまだガンバレるよ!」
凛「ことりちゃんまで……」
真姫「ほら、凛もラブカストーンで体力回復しないと」
凛「ひっ……にゃっ、にゃあああああああ!」ビッタンビッタン
真姫「海未ちゃんも、もちろん使うわよね?」
海未「え、あっ、ま、まってくださっ――――」 - 21 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:14:46.11 ID:1QS3g/+g.net
- 凛「よーし、声出していくよー!」
海未「まだまだ行きますよ!」
希「あ、あかん……ウチは巻き込まれる前に逃げよ……」
にこ「にこも……妹たちに夕飯作んないといけないし……」
真姫「希ちゃんたち、どこ行くつもり?」
希「え、ええっと…………ちょっとコンビニに……」
真姫「コンビニ?それよりラブカストーンじゃない?」 - 23 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:16:49.50 ID:1QS3g/+g.net
- 絵里「ふぅ、今は――8時半ね。そろそろ休憩。ごはんにしましょう」
穂乃果「やっと休憩だよ……」
希「お腹すいた……」
真姫「休憩?そんなのいらないわ!」
にこ「必要よ。真姫ちゃんはごはん食べないつもりなの?」
真姫「ふふん!空腹だって、ラブカストーンで解決よ!ほらっ!」グイッ
にこ「にごおおおおおおおおお!」
にこ「…………」
にこ「すごーい!ホントに空腹感がなくなったにこ!」
希「もう…………ウチ、だめ……」グギュルグギュー
にこ「空腹はラブカストーンを使って回復できるにこ♪」 - 25 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:19:56.45 ID:1QS3g/+g.net
- 海未「もう11時半です……そろそろ寝ませんか……」
花陽「花陽ね……なんだか眠くなってきた…………」
ことり「今日はもう終わりにしよう?」
真姫「眠い?それなら、かよちん!ラブカストーンよ!」グイッ
花陽「やっ!やめっ……ぴゃあああああああっ!」ビクン
花陽「………………」
花陽「とってもシャッキリだよぉ!もう何時間も眠らなくてもいけそう!」
海未「………………」ウトウト
花陽「睡眠不足はラブカストーンで回復して補ってはどうでしょう?」 - 26 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:21:11.85 ID:l62+QHE/.net
- 確かにラブカストーンあればもっと働けるし、ラブカストーンの値段は食費より安い
- 27 : 名無しで叶える物語(大酒)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:22:42.96 ID:Jv8YRfVU.net
- 万能ラブカストーン
- 28 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:23:39.34 ID:1QS3g/+g.net
- ことり「3時だよ……ねえ、もうやめようよ……」
真姫「ラブカストーンならまだまだあるから。ほらことり」
ことり「眠いし……お腹もすいて……脚も痛いし、休みたいよぉ…………」
凛「元気がない……そんな時はー!ラブカストーンで回復できるにゃ」
穂乃果「日が昇って結構経って……うわぁもう朝の7時だぁ……」
穂乃果「さすがにいったん休憩にしよう……」
真姫「穂乃果、はいっラブカストーン」
穂乃果「ええっ……もう練習したくない……」
希「気力がない?だったら回復できるラブカストーンの出番やね!」 - 34 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:28:38.76 ID:1QS3g/+g.net
- 絵里「お昼の時間……ね、ねえ練習やめましょう?」
にこ「動きたくない…………」
凛「にゃあ゛ぁ……ダンスやだぁ……」
ことり「もうやりたくないよぉ……」
海未「意欲がない時はラブカストーンを使って回復することもできますよ」
希「…………やきにくたべほうだい」
穂乃果「ゆうやけ空……きれい……………」
海未「らぶあろーしゅーとってすっごくつよいんです…………」
花陽「ほかほかごはんだぁ……えへへ……」
絵里「精神はラブカストーンを使って回復することができるわよ」 - 36 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:30:23.67 ID:crm/oeSm.net
- アカン
- 40 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:32:35.08 ID:1QS3g/+g.net
- 絵里「…………あ、あれ……わたしなにしてるんだっけ」
希「突然どしたんエリち。今踊ってる最中やん」
絵里「…………さっきまでじゅぎょうをうけてたような……あれ?」
希「寝不足とか疲れでおかしなってるよ!?」
ことり「ラブカストーンを使って記憶を回復することができるんです」
凛「…………んぅ」バタン
凛「………………」
花陽「凛ちゃん……?」ユサユサ
凛「………………」
花陽「凛ちゃん!?」ユサユサ
穂乃果「意識がない時はラブカストーンで回復できるんだって」 - 41 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:36:50.74 ID:1QS3g/+g.net
- 凛「もう真っ暗だよぉ……練習やだぁ……」
絵里「凛、もうひと頑張りよ!ほらラブカストーンあるから」
凛「やだぁ…………ぐすっ……もうやだぁ……」
ことり「大丈夫。ラブカストーンでそんな気持ちもさっぱり消えるよ!」
凛「身体ぜんぜんうごかないの…………お願いだからぁ……」ポロポロ
真姫「それも、ラブカストーンを使えば回復できるわよ」
凛「ごめんなさい……許してぇ………ぅ……凛死んじゃう……」ポロポロ
にこ「とりあえずラブカストーンいってみるにこ♪」 - 44 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:41:23.27 ID:1QS3g/+g.net
- にこ「…………」
花陽「…………」
ことり「………………」
真姫「ちょっとみんな!」ユサユサ
真姫「もうだいぶ日が昇ってきたし……そろそろ練習は終わりにして――」
穂乃果「…………」
海未「…………」
真姫「ほら、起きなさいよ!」ユサユサ - 45 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:44:38.36 ID:1QS3g/+g.net
- 絵里「………………」
凛「…………」
希「…………」
真姫「もう!みんなまとめてラブカストーンで回復よ!」
真姫「――――ってあれ?あれ!?」
真姫「ラブカストーンが…………ない……!?」
真姫「ウソ……だってはじめ、300個は優にあった……は……ず…………」フラッ
――――――――――
―――――― - 49 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:49:52.78 ID:1QS3g/+g.net
- 海未「まさか9人一緒に、救急車で運ばれることになるとは」
絵里「早朝から学校の先生が屋上に来たのは奇跡よね…………」
凛「すぐに救急車呼んでくれたみたいで助かったニャ」
ことり「極度の疲労に脱水症状で、あのままライブしてたら危なかったみたいだもんね……」
にこ「まあ、なんともなくてよかったわ。点滴打って丸一日寝るだけですんだし」
海未「ライブができなくなることも誰かが伝えて下さったおかげで、混乱もなかったみたいです」
絵里「結局、ラブカストーンは回復してるんじゃなくて…………」
海未「頭や身体を無理やり働かせていたんですね…………」
穂乃果「動けないはずなのに動けたのは、火事場のバカ力だったみたい…………」
絵里「やっぱり休憩はとらないとダメね」
希「さすがに睡眠と食事を削ったらあかんよ」 - 50 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:52:06.62 ID:1QS3g/+g.net
- 真姫「ホントにごめんなさい!わたしがこんなものを、みんなに使わせたから……」
穂乃果「ううん。穂乃果は真姫ちゃんだけが責任を感じる必要はないと思うな」
花陽「花陽もそう思います。真姫ちゃんはみんなのために、ラブカストーンを用意してくれて」
花陽「結果は倒れちゃったけど。でも、上手に使えなかったのは自分の責任だもん」
にこ「あれれ?真姫ちゃんがムリヤリ他人に使ってたような気もするけど?」
凛「にこちゃん……空気読んでほしいニャ」
ことり「とにかくみんな無事でよかったよね」
ことり「まだ説明会でライブできる機会はあるみたいだし、それに向けて頑張ろう?」
穂乃果「うん!」 - 52 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:54:30.42 ID:1QS3g/+g.net
- ――――――――
――――
にこ「ふぅ…………こっちはこんなものかしら……」
希「こっちはもうちょっとかかりそう」
絵里「私のところももう少し」
穂乃果「穂乃果がきたぞー!」
穂乃果「……って、あれ?三人ともなにしてるの?」
希「ああ穂乃果ちゃん、部室の片づけしてるん。最近ものが増えてて……」
絵里「アイドルグッズに炊飯器、スピリチュアルグッズとかもあるでしょう?」
にこ「とにかくものが多いのよね。アイドルグッズは必要だけど他は正直どうなのよ」
穂乃果「うーん……そうだね。ちょっとものがいっぱいになってきてるよね」 - 53 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/07/20(月) 22:57:40.87 ID:1QS3g/+g.net
- にこ「最初は広く感じてたのに、今や少し窮屈になってきたわよね」
穂乃果「みんな私物をどんどん持ち込んでるから……」
絵里「でも、にぎやかでいいわよね。個性が出てるし」
穂乃果「うんうん!それは穂乃果もいいと思う!」
穂乃果「あー…………もっと部室が広ければいいのになぁ…………」
――バタン
真姫「部室を広げたい?それならラブカストーンの出番ね!」
絵里「やめなさい」
真姫「…………」
真姫「…………はい」
おわり

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