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結衣「私みたいな中二で1人暮らしできるやつ、他に、いますかって」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 20:28:42.76 ID:V22pi59I0
-
結衣「いねーか、はは」
京子「え?」
結衣「今日のクラスの会話
あの先輩がかっこいい とか あの子がいい とか
ま、それが普通ですわな」
京子「結衣……?」
結衣「かたや私はうらぶれた部屋で1人さみしく、呟くんすわ
it’a goyururi wolrd.病んでる?それ、にゃにゃにゃにゃーね。」
結衣「好きなゲーム RPG
尊敬する人間 京子(迷惑行為はNO)」
京子「おい……」
結衣「なんつってる間に大事件っすよ(笑) あ~あ、つっこみ役の辛いとこね、これ」
京子「嘘だろ……」
京子「結衣が中二病にかかった!!!!」
-
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 20:33:26.63 ID:V22pi59I0
-
休み時間 部室
京子「おい結衣!どうしたんだよ!」
結衣「なんだ京子騒々しいな」
京子「今のセリフはなんだよ!?」
結衣「なんでもないよ、耳元で大声出さないでくれ」
京子「なんでもないってことはないだろ!結衣もしかしてお前……」
結衣「うるさいなぁもう」
-
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 20:37:07.54 ID:V22pi59I0
-
京子「説明してくれよ!これは大事なことなんだ!」
結衣「なんでもないって言ってるだろ?」
京子「だから――」
結衣「私は疲れたんだよ……」
京子「結衣……」
結衣「この世界に……そしてなによりも……」
結衣「自分自身にね……」フッ
京子「うわああああああぁぁぁ!!」
-
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 20:40:28.37 ID:MzCyIK1e0
-
京子(これ確実だよ!絶対中二病にかかっちゃってるよ!)
京子(これがあの中二病ってやつかよ!)
京子(くそっ!まさか結衣がかかるなんて!)
京子(こういうときどうすればいいんだ!?)
京子(誰か頼れそうな人に……!)
結衣「ふふっ、もういっそみんな消えてしまえばどんなに楽だろうか……」
京子「くそっ!」
ガラッ
-
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 20:43:49.42 ID:MzCyIK1e0
-
京子(頼れそうな人!誰か!)タッタッタ
ガラッ
京子「西垣ちゃん!」
西垣「お?どうした歳納」
京子「かくかくしかじかで!」
西垣「ふむふむ」
西垣「確かにお前らくらいの年齢はかかりやすいが、まさか船見がな」
京子「どうしたらいい!?病院とか!?」
西垣「いや、それは行っても無駄だろう」
西垣「普通は時間の経過とともに自然治癒していくのを待つんだよ」
京子「じゃあ結衣はあのままなのかよ!?」
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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 20:47:29.32 ID:MzCyIK1e0
-
西垣「それは人によるな、場合によっては一生治らないこともあるらしいが」
京子「一生!?」
西垣「そう悲観することはないぞ、中二病なんてそう珍しいものではないし」
西垣「軽重の差はあるが、たいていの人が経験するものだ」
西垣「かくいう私も中二のころはそれはひどいものでな」
西垣「毎日のように学校に爆破テロとして忍び込む妄想をしてたものだよ、はっはっは」
京子「西垣ちゃんと結衣を一緒にすんな!」
西垣「ふむ、しかし聞いたところによると船見はあまりない症例かもしれんな」
京子「どういうこと?」
西垣「中二病ってのはな、いくつかに分類されるんだよ」
-
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 20:51:10.92 ID:MzCyIK1e0
-
西垣「不良タイプ、サブカルタイプ、邪気眼タイプ」
西垣「この中で1番厄介なのが邪気眼タイプだが船見はこれではないな」
京子「じゃあ結衣はなんなのさ」
西垣「厭世タイプだ」
京子「えんせい……?なにそれ」
西垣「人生に悲観的になっているやつのことだが」
西垣「ううむ、これはどちらかというと中二病よりかは鬱に近いのかもしれんな」
-
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 20:55:40.38 ID:MzCyIK1e0
-
京子「鬱!?それってマジもんの病気じゃん!」
西垣「それも含めて中二病と言う場合もあるが……こっちは本格的になると治療が必要になってくる」
京子「やばいじゃん!西垣ちゃん!治療薬とかないのかよ!」
西垣「まぁ作れないことはないかもしれんが……」
京子「じゃあ作ってよ!」
西垣「必ず爆発する副作用つきだ」
京子「……」
ガラッ
-
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:00:15.90 ID:MzCyIK1e0
-
京子(もう!西垣ちゃんを頼った私がバカだったよ!)
京子(ていうか西垣ちゃんがいまだに中二病から抜けられてない例なんじゃないか?)
京子(くそっ!いったいどうすれば……!)
ガラッ
京子「結衣!」
結衣「……」
京子「結衣……」
結衣「また来たのか京子……」
京子「結衣、そろそろ教室に戻ろうよ」
京子「授業始まっちゃうよ」
結衣「いやだ」
-
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:05:10.00 ID:MzCyIK1e0
-
京子「……!?結衣!なんでさ!?」
結衣「だから言っただろ、私は疲れたんだって」
京子「そんなの言い訳にならないよ、サボるってこと?」
結衣「あぁ、それでいいよ、とにかく教室には戻りたくないんだ」
京子「そんなわがまま言うなよ、あんなに真面目な結衣が……」
結衣「真面目か……そうだな、私は真面目だから授業をサボるなんてことはしない」
京子「そうだよ――」
結衣「だから!」
-
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:09:08.45 ID:MzCyIK1e0
-
京子「……」ビクッ
結衣「そういうのはもううんざりなんだよ、何度も言ってるじゃないか」
京子「どうして……」
結衣「……」
京子「……わかったよ結衣」
京子「私教室戻るから……先生には私からなんとか言っておくから……」
結衣「……」
京子「じゃあ……ね」
京子「……」
ガラッ
結衣「……」
結衣「……」ガンッ
-
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:13:59.99 ID:MzCyIK1e0
-
教室
ガラッ
京子「……」
綾乃「あ……歳納京子」
千歳「遅かったねぇ」
綾乃「もうすぐ授業が始まるわよ!」
綾乃「遅刻は罰金バッキンガムなんだから!」ビシッ
京子「……」
綾乃「……」
-
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:17:26.45 ID:MzCyIK1e0
-
綾乃「なんだか元気がないようだけど……」
千歳「心配なん?綾乃ちゃん」
綾乃「そそそ、そんなわけないでしょ!」
千歳「またまた~」
京子「……」
綾乃「と、歳納京子……?」
京子「え?あ、あぁ綾乃」
綾乃「なにかあったの……?」
京子「あ……なんでもないよ~ん!心配してくれてんのか~?」
綾乃「べ、べべべ別にそういうわけじゃ!」
-
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:22:25.45 ID:MzCyIK1e0
-
千歳「……」
千歳「歳納さん、船見さんはどうしたん?」
京子「えっ?あーあぁ、結衣のやつ急に具合悪いとか言い出してさー」
綾乃「保健室に行ってるの?」
京子「へ?あ、あぁ!そうそう!そうなんだよ~」
千歳「それは大変やねぇ、あとでお見舞い行ってみよか」
京子「あ~、それはいいんじゃないかな」
京子「ほら、結衣のやつ1人のほうが……」
京子「いいって……言うと思うし……」
綾乃「歳納京子……?」
京子「あー……とにかくさ!そんな重症ってわけじゃないから!心配すんなって!」
綾乃「そう……ならいいんだけど」
京子「ほら!授業だろ?準備しようぜ~」
綾乃「準備してないのはあなただけよ歳納京子」
京子「あっはは、ほんとだ」
-
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:26:42.11 ID:MzCyIK1e0
-
授業中
京子(結衣のやつどうしちゃったんだよ……)
京子(なにか私にしてやれることはないのか……?)
京子(……わからない)
京子(わからないけど……)
京子(心配だよっ……!)
-
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:34:53.25 ID:MzCyIK1e0
-
休み時間 部室
京子「……」
ガラ
京子「……結衣」
結衣「……」
京子「……ねぇ結衣、どうしちゃったのさ」
結衣「どうもしてないよ」
京子「そんなわけないだろ……」
結衣「なんでもない」
京子「結衣……頼むよ……」
京子「なにがあったんだよ……私にも言えないことなの?」
-
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:36:31.35 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「……」
京子「こんなにつらそうにしてるのに、なにもないってことないだろ?」
結衣「……」
京子「……綾乃たちも心配してる、ほかのみんなだって――」
結衣「っ!」
京子「ねぇ結衣、ほんとに――」
結衣「疲れたんだ」
京子「……」
京子「……なにに?」
結衣「世の中に、自分に」
京子「それは聞いたよ……」
-
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:40:35.54 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「……」
京子「……」
結衣「もう、いやなんだよ」
結衣「嘘も建前も嫉妬も皮肉も」
結衣「嫌味も当てつけも」
結衣「そういうのが全部私を疲れさせるんだ」
京子「結衣……?」
結衣「息苦しいんだよ!」
結衣「誰もかれも自分のことばっかりで!」
結衣「見栄張りの気取り屋や認められたがりばかりで!」
結衣「疲れるんだ!」
-
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:44:14.32 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「愛想笑いもご機嫌取りも!」
結衣「どれもこれもエゴで!」
京子「ど、どうしたんだよ……?」
結衣「そういう下劣で下品で低俗で俗悪的なものが全部!」
結衣「いやなんだ、たまらなくいやになったんだよ……!」
京子「ゆ、結衣……」
京子「それは……考えすぎなんじゃ……ないかな……」
結衣「……」
-
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:47:25.07 ID:MzCyIK1e0
-
京子「私やさ、娯楽部のみんなも、綾乃や千歳や生徒会や教室のみんなも……」
京子「結衣のまわりの人はさ、見栄っ張りだとかそんな人はいないんじゃないかな……」
結衣「……」
京子「誰も結衣に嫌味や皮肉を言ったりしないし……それに――」
結衣「そうだよ」
京子「え?」
結衣「全部私なんだ」
結衣「わかってるんだ、考えすぎだってことも」
結衣「バカみたいに自意識過剰なんだってことぐらいわかってるんだ」
京子「じゃあ――」
結衣「全部私なんだよ!」
-
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:50:30.19 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「わかってるんだよ!私が悪いんだ!誰のせいでもない私なんだ!」
結衣「私が1番エゴの塊なんだ!」
結衣「私が誰よりも見栄っ張りで気取り屋なんだよ!」
結衣「こんなことを考えてしまう自分がいやなんだ!」
結衣「私が1番たちが悪いんだ!卑屈で矮小で誰に対しても劣等感を持って……!」
結衣「私が……!」
京子「違う!そんなことない!」
結衣「あるんだよ!私はそういう人間なんだ!」
結衣「もううんざりなんだよ!いやなんだ!耐えられないんだよ!」
結衣「止まらないんだ!考えてしまうんだ!」
結衣「そのくせ自分を見捨てることなんてできない……!」
結衣「弱くて、ずるくて……!」
京子「結衣!」
-
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:53:26.27 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「疲れたんだ!私自身でいることに!」
京子「結衣!!!」
結衣「こんなことなら……!ゲホッゲホッ!!」
京子「!?おい!」
結衣「ゲホッ!あ……っく……!」
京子「本当に具合悪いんじゃないのか!?」
結衣「平気だ!」
京子「でも!」
キーンコーンカーンコーン
-
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:56:50.15 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「……」
京子「……」
結衣「ほら、教室もどれよ……授業始まるぞ」
京子「なっ……!?」
京子「……」
京子「っ!」ダッ
ガラッ ピシャ
結衣「……」
結衣「……うぅぅ」
結衣(くそっ……!くそぉ……!)ガン
-
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 21:59:16.89 ID:MzCyIK1e0
-
教室
ガラッ
京子「……」
綾乃「あ、歳納――」
綾乃「ど、どうしたのよ!?すごい顔してるわよ!?」
京子「なんでもないよ」
綾乃「なんでもないってことはないで――」
京子「なんでもないの!!」
綾乃「……!」ビクッ
綾乃「そ、そうなの?それならいいん……だけど……」
綾乃「なにか、あったなら言って……」ジワ
-
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:03:34.31 ID:MzCyIK1e0
-
京子「あ……」
京子「ごめん綾乃!」
綾乃「え……?」
京子「その、綾乃は悪くないのに……」
綾乃「……っ」ゴシゴシ
京子「驚かせちったよね」
綾乃「こんなのなんてことないんだから!」
綾乃「そ、それで……なにがあったのか……」
綾乃「その、聞いても……いいのかしら……?」
京子「……うん」
京子「千歳も呼んでこよう、2人に聞いてほしい」
-
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:06:52.05 ID:MzCyIK1e0
-
綾乃「そう……」
綾乃「それじゃあ船見さんは今部室にいるのね」
千歳「心配やな……」
京子「あ、でも……あんまり刺激しないであげて欲しいんだ」
京子「今はちょっと難しいみたいだから……」
綾乃「お見舞いなんかは行かないほうがいいのかしら……?」
京子(綾乃と千歳だったら結衣をなんとかしてくれるかも……)
千歳「うちらできることないんかなぁ」
京子「ううん、次の休み時間に見に行ってあげてよ」
綾乃「そうね……」
-
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:08:28.91 ID:MzCyIK1e0
-
休み時間 部室
結衣「……」
結衣「……はぁ」
キーンコーンカーンコーン
結衣「……っ」ビク
結衣「……」
結衣「……けほっ」
結衣(休み時間か……)
結衣(また京子来るのかな……)
コンコン
結衣(来た……)
-
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:12:00.09 ID:MzCyIK1e0
-
ガラッ
綾乃「ふ、船見さん……?」
千歳「お邪魔するでぇ」
結衣「え……?」
結衣「綾乃……千歳……」
綾乃「その……歳納京子から聞いて……」
結衣「あ、そう……なのか……」
千歳「具合はどうなん?」
結衣「いや……京子からなんて聞いたんだ?」
千歳「船見さんが具合悪くして部室で休んどるって」
結衣「それだけ……?」
綾乃「歳納京子が言うには船見さんはすごく疲れてるって……」
結衣「他には……?」
-
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:15:43.69 ID:MzCyIK1e0
-
千歳「それだけやで」
結衣「そ……っか……」
綾乃「その……お加減のほうはどうなのかしら?」
結衣「え?あ、あぁ別に平気だよ」
結衣「ただちょっと寝不足なのかな?あはは」
結衣「ごめんね、心配かけて」
千歳「あんま無理せんでな……?」
結衣「平気だって、京子のやつが大袈裟に言いすぎたんだな」
綾乃「歳納京子があまりに深刻そうだったから、ちょっとびっくりしちゃって……」
千歳「うちらも心配やったんやで?」
結衣「……」
-
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:21:14.38 ID:MzCyIK1e0
-
綾乃「もしつらいようだったら保健室に行ったほうが――」
結衣「平気だよ」
綾乃「そ、そう……」
千歳「うちら教室で待っとるからいつでも戻ってきてな?」
結衣「……」
綾乃「それで――」
結衣「綾乃、千歳」
-
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:23:32.46 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「もう平気だから、ごめんな心配かけて」
結衣「ほら、授業遅れるんじゃないのか?」
綾乃「そ、そうね……」
千歳「あんま長いことお邪魔してもな……」
結衣「うぅん、うれしかったよ、ありがとな」ニコッ
綾乃「あ……えぇ、船見さんもはやく元気になってね」
千歳「お大事にな~」
ガラッ
綾乃「……」
千歳「……」
パタン
-
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:27:57.21 ID:MzCyIK1e0
-
綾乃「……」コソッ
千歳「……」コソッ
京子「」
結衣「」
綾乃(よく聞こえないわね……)
京子「」
結衣「」
-
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:31:02.88 ID:MzCyIK1e0
-
千歳「……」
京子「」
結衣「」
綾乃「千歳……やっぱり戻りましょう?」
綾乃「こういうのはよくないわ」
千歳「せやね、ほな――」
結衣「ふざけんな!!」ガンッ
綾乃千歳「!?」ビクッ
-
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:33:20.03 ID:MzCyIK1e0
-
綾乃「えっ?今の船見さんの声……!?」
千歳「……」
綾乃「な、なに!?喧嘩!?ど、どうしよう……?」
千歳「……綾乃ちゃん、うちらは戻っとこ」
綾乃「でも……」
千歳「これこそ聞いたらあかんよ」
綾乃「そ……そうよね……」
-
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:34:40.18 ID:MzCyIK1e0
-
ガラッ
京子「結衣……」
結衣「京子……」
京子「どう?調子は……?」
結衣「おい」
京子「え?」
結衣「なんで綾乃たちに話したんだ?」
-
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:38:45.93 ID:MzCyIK1e0
-
京子「それは……綾乃も千歳も心配してるし……」
京子「結衣を励ましてもらおうと……」
結衣「いいよそんなの……」
京子「でも……結衣が……」
結衣「やめてくれよ」
京子「そんな……」
結衣「放っておいてくれよ……私のことは」
京子「だってみんな心配して――」
結衣「迷惑なんだよ」
-
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:50:14.38 ID:MzCyIK1e0
-
京子「……っ」
結衣「1人にしてくれよ……私を」
京子「なんで……」
京子「なんでそんなこと言うんだよ……」
結衣「もう誰とも関わりたくないんだ」
京子「あのなぁ!みんながどんな気持ちで――」
結衣「そういうのが迷惑だって言ってるんだよ」
京子「なんでだよ!全部結衣のためにやってることだろ!」
京子「そうやって1人で悩むなよ!私たちが結衣をなんとかしてやろうと――」
結衣「っ!」
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 22:55:22.10 ID:MzCyIK1e0
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結衣「ふざけんな!!」ガンッ
京子「!?」ビクッ
結衣「いらないって言ってるだろ!」
結衣「私は1人なんだよ!!誰にも私をわかってたまるか!!」
結衣「私は1人で悩むし1人で苦しむ!誰の同情だっていらない!」
結衣「私は1人で生きて1人で……!」
京子「結衣!!!」
京子「なんだよそれ!なんでそんなこと言うんだよ!」
結衣「放っておいてくれ!!」
京子「いやだ!!」
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57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 23:00:24.26 ID:MzCyIK1e0
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結衣「もう終わってしまったんだよ!」
結衣「私がズレてしまってるから!」
結衣「私が私じゃ駄目なんだよ!!」
京子「いったいどうしろって言うんだよ!?」
結衣「だからどうしようもないって言ってるだろ!!」
結衣「私が悪いんだ!全部私のせいなんだ!」
結衣「誰にだってどうすることもできないんだよ!!」
京子「全然わかんないよ!頼むよ結衣!」
京子「話してくれよ!頼ってくれよ!私ならきっと――」
結衣「うっとおしいんだよ!!」
-
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 23:06:01.03 ID:MzCyIK1e0
-
京子「……っ!」
結衣「もう私にかまうなよ……!うんざりなんだよ!」
京子「なんだよ……人が心配して――」
結衣「それがうっとおしいって言ってるんだ!」
京子「……なんでそんなこと言うんだよ!」
京子「なんでこんな……」
京子「もういいよ……結衣なんて知らないよ……」
京子「勝手に1人で生きて勝手に1人で死んじゃえ!!」
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61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 23:12:35.36 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「っ!」
結衣「出てけよ……」
京子「ううぅぅ……」ポロポロ
結衣「出てけ……」
京子「私が……私が……」
結衣「出てけ!!!」
ガラッ! ピシャ!
京子「うぁ……」
京子「ううううぅぅぅ……!!」
京子「ゆいぃ……!うああぁぁ……!」
-
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 23:16:54.72 ID:MzCyIK1e0
-
結衣「ゲホッゲホッ!!」
結衣「はぁ……うぅ……きょうこ……」
結衣「くそっ……!くそぉ……!」ガンッ
結衣(ごめん京子……!)
結衣(ごめん……!ごめんよぉ……!)
結衣「くぅぅ……!!ううううぅぅ……!!」
結衣京子(なにやってんだよぉ私は……!!)
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75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 23:48:46.41 ID:qUuU9KSs0
-
教室
ガラッ
綾乃「あ……としの――」
綾乃「!?」ビクッ
綾乃(ううぅ……部室でいったいなにがあったって言うのよ……)
綾乃(なんで歳納京子はあんなにつらそうな顔をしてるのよぉ……!)
綾乃「千歳……」
千歳「うちにもどうしたらええか……」
綾乃「そうよね……」
綾乃(とてもじゃないけど話しかけられないわ……)
-
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/17(土) 23:59:23.17 ID:qUuU9KSs0
-
休み時間 部室
結衣「……」
結衣「はぁ……」
結衣(京子はもう部室には来ないだろうな……)
結衣「う、ううぅぅ……」
コンコン
結衣「!?」ゴシゴシ
結衣(誰だ?綾乃と千歳か?)
ガラッ
-
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:03:39.45 ID:No/HbDb80
-
ちなつ「し、失礼します」
あかり「結衣ちゃん……」
結衣「あかり、ちなつちゃん……」
結衣(なんで……いや、京子から聞いたんだろうな)
ちなつ「結衣先輩……あの……」
あかり「結衣ちゃんのことが……心配で……」
結衣「そう……」
結衣「ごめんね、心配かけて」
あかり「……」
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:10:15.45 ID:No/HbDb80
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ちなつ「その……聞いてもいいですか……?」
ちなつ「なにが……あったのか……」
結衣「……」
あかり「結衣ちゃん……」
結衣「うん……」
結衣「……私はさ、疲れちゃったんだよ」
ちなつ「……」
-
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:17:00.18 ID:No/HbDb80
-
結衣「ふ~……ほんとにさ、なにがなんだかよくわからなくなっちゃったんだ」
結衣「自分がどこにいるのかとか、自分がなにをしてるのかとか」
結衣「それでちょっと疲れちゃったんだよ」
あかり「……」
ちなつ「……」
結衣「ごめんね、私は弱いみたいなんだ」
結衣「あかりやちなつちゃんにこんなこと言うべきではないんだけど」
-
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:20:59.45 ID:No/HbDb80
-
ちなつ「そんなこと……」
あかり「そうだよぉ結衣ちゃん」
結衣「……」
結衣「たまにさ、どこか遠いところに行きたくなるんだよ」
結衣「誰もいない何もない、ただ広いだけの、どこか遠いところ」
結衣「そこで私は目をつむりながらふわふわと漂ってるんだ」
結衣「呼吸も苦しいくらい胸が締め付けられたときはよくそこに行こうとするんだ」
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89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:26:42.26 ID:No/HbDb80
-
結衣「そんなことばかり望んでる」
結衣「……」
ちなつ「……」
あかり「……」
結衣「あはは、気持ち悪かったな」
ちなつ「いえ……」
結衣「駄目なんだ……私は」
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90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:29:26.78 ID:No/HbDb80
-
結衣「……私にはこの世界は合わないんだよ」
結衣「なんだかふと水の中にいるみたいにはっきりしないことがあるんだ」
結衣「望遠鏡を反対から覗いてるようにひどく不安定に思えるんだ」
結衣「私には決定的な何かが足りないんだ」
結衣「それがすごく苦しいんだ」
結衣「私は――」
ちなつ「……っ」ギュゥ
-
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:32:06.91 ID:No/HbDb80
-
あかり「結衣ちゃん!」
結衣「……」
あかり「駄目だよ……どこにも行っちゃいやだよ……」
結衣「……」
結衣「……ごめんな、私はどこにも行かないから」
結衣「あかり、ちなつちゃん……来てくれてありがとね……」
-
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:41:15.66 ID:No/HbDb80
-
あかり「……」
ちなつ「先輩……結衣先輩」
結衣「……?」
ちなつ「さっき京子先輩が私たちのところに来ました」
ちなつ「とても深刻そうでつらそうで」
ちなつ「今にも泣き出しそうな顔をしていました」
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99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:43:28.37 ID:No/HbDb80
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ちなつ「そしてとても悔しそうに私たちに言ったんです」
ちなつ「私じゃ結衣を助けてやることができないんだ」
ちなつ「どうか2人とも結衣のところに行ってやってくれ、話を聞いてやってくれって」
結衣「!」
あかり「……」
ちなつ「それで来てみたら結衣先輩がすごくつらそうで……!私……!」ギュゥ
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100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:45:50.29 ID:No/HbDb80
-
あかり「……っ!」
あかり「……結衣ちゃん、それじゃあ私たちもう行くね」
ちなつ「う、ううぅぅ……」
結衣「あ、あぁ……」
あかり「それじゃあ……ね」
ガラッ パタン
-
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:48:10.39 ID:No/HbDb80
-
結衣「……」
結衣「京子……」
結衣(ごめん……京子……)
結衣「う、うううぅぅぅ……」
結衣(京子……)
-
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:51:01.49 ID:No/HbDb80
-
結衣(京子と……)
結衣「うっく……くうぅぅ……!」
結衣「京子と……!」
結衣(京子と話したい……!)
-
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:53:35.17 ID:No/HbDb80
-
ちなつ「う……うぅ……」
ちなつ「うああああぁぁぁ……!」
ちなつ「ひっぐ、あかりちゃん……!うぅぅ……」
あかり「ちなつちゃん……」
ちなつ「結衣先輩どうしちゃったの……?ひっく、なんであんなに……」
ちなつ「私なにも言えなかったよぉ……!」
あかり「うん……」
-
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:56:20.95 ID:No/HbDb80
-
ちなつ「このままだと先輩壊れちゃうよ……!」
あかり「……」フルフル
あかり「結衣ちゃんは優しいから……」
あかり「とってもとっても優しいから、そのせいですごく傷つきやすいんだよ」
あかり「でもきっと結衣ちゃんなら大丈夫だよ」
ちなつ「ほんとに……?」
-
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 00:58:59.31 ID:No/HbDb80
-
あかり「あかりにはわかるんだよぉ、それに京子ちゃんも今頑張ってる」
あかり「2人を信じようよ」
ちなつ「……うん」
ちなつ「それしか……できないのかなぁ……」
あかり「……教室戻ろっか」
ちなつ「うぅ……ひっく……」
-
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:01:33.12 ID:No/HbDb80
-
休み時間 部室
結衣「けほっ……けほ」
結衣(これから……どうしよう……)
結衣(私はどうしたいんだろう……)
結衣(私はどうなりたいんだろう……)
結衣(このままどうなっちゃうんだろう……)
-
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:05:34.79 ID:No/HbDb80
-
結衣(そのうち誰もここに来なくなる)
結衣(でも……それでいいのかな……)
結衣(私みたいなやつは1人でずっと……)
結衣(うぅ……わかんない……)
結衣(わかんないよ……京子……)
コンコン
-
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:08:28.13 ID:No/HbDb80
-
結衣「……」
ガラッ
京子「……」
結衣「!」
結衣(京子……!)
-
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:10:30.43 ID:No/HbDb80
-
京子「……」
京子「……ごめん、結衣」
京子「入っても……いいかな……」
結衣「……うん」
京子「……」
結衣「……」
-
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:13:28.89 ID:No/HbDb80
-
京子「……ごめん……結衣……」
結衣「え?」
京子「ごめん……ごめんなさい……」
結衣「なんで……」
京子「結衣がこんなに傷ついてるのに……私……」
京子「死んじゃえ……なんて……」
-
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:16:06.39 ID:No/HbDb80
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京子「ごめん結衣……ごめん……!」
結衣「京子……」
京子「今だって、私、結衣になんて声かけたらいいかわかんないのに」
京子「でも結衣が心配だから……なにかできないかなってずっと悩んで……」
京子「悩んで……悩んでも……それでもわかんなくて……!」
京子「結衣は私なんていないほうがいいのに……」
-
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:19:14.32 ID:No/HbDb80
-
京子「結衣のそばにいないと心配で……怖くて……」
京子「なにもできないくせにそばにいたいなんて……」
京子「それでも結衣が心配で……!でもわかんなくて……!」
京子「結衣がつらそうなのになにもできなくて……!うぅ……」
京子「私……私は……!うああぁぁ……!」
-
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:21:21.93 ID:No/HbDb80
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結衣「……」
結衣「私も……私こそ、ごめん京子!」
結衣「あんなこと言って……怒鳴ったりして……」
京子「ううううぅぅ……」
結衣「全部私のためにやってくれたことなのに……」
京子「でもそんなの全部エゴだったんだよ!」
結衣「違うんだ!私は……」
-
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:23:59.10 ID:No/HbDb80
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結衣「私は嬉しかったんだ!」
結衣「本当は全部嬉しかったんだよ!」
結衣「京子が私のために部室に来てくれることも!」
結衣「全部嬉しかったんだ!」
京子「うぅ……うううぅぅ……!」
結衣「なのに私は素直になれなくて!京子……こんな私を許してくれ……!」
-
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:27:06.36 ID:No/HbDb80
-
京子「結衣……!結衣ぃ……!」
結衣「ごめん……ごめんな京子……!」
京子「ゆいぃ……!うううぅぅ……!」
京子「戻ろう……」
京子「ううぅ……戻ろうよぉ……」
結衣「……」
京子「結衣ぃ……教室……戻ろうよぉ」
-
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:29:22.54 ID:No/HbDb80
-
結衣「……それは」
結衣「それはできない……」
京子「なんで……?」
結衣「私は……まだ変わってないから……」
京子「うううぅぅぅ……」
京子「なんでだよぉ……」
-
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:32:39.38 ID:No/HbDb80
-
京子「いいのに……そのままで……」
京子「結衣は、結衣のままで、いいのにっ……!」
京子「みんな結衣のこと受け入れてくれるのにぃ……!」
結衣「違うんだよ……そうじゃないんだよ……」
結衣「やっぱり私なんだ……」
結衣「私が今のままじゃ駄目なんだよぉ……!」
-
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:37:46.78 ID:No/HbDb80
-
結衣「ううぅぅぅぅ……」
京子「結衣ぃ……!」
結衣「ううぅ……私はみんなみたいになれないんだよ……!」
結衣「私にはできないんだよぉ……!」
京子「うううぅ……ゆいぃ……」
-
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:42:11.27 ID:No/HbDb80
-
結衣「わかってたんだ……1人じゃ生きられないってことくらい……」
結衣「私はそんなに強くないって……」
結衣「もろい人間なんだってことも知ってたんだ……」
結衣「私は……本当は……できるならいっしょに……」
結衣「みんなと笑っていたかった……!」
結衣「私の本音はみんなと一緒にいたかった……!」
-
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:44:51.53 ID:No/HbDb80
-
結衣「でも……!私は……うぅ……」
結衣「こんなに弱くて……!こんなに卑屈で……!」
結衣「私はみんなみたいになれないんだ……!」
結衣「京子みたいにまわりを引っ張っていくことも……」
結衣「あかりみたいに人を信じることも……」
結衣「ちなつちゃんみたいに我を通すことも……」
結衣「私にはできないんだよぉ……!」
-
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:47:00.16 ID:No/HbDb80
-
結衣「みんなみたいにできないんだ……!」
結衣「うううぅぅ……」
結衣「本当なら……そこに加わりたかった……」
結衣「本当なら……うぅぅ……」
京子「ゆいぃ……ひっく……」
結衣「ごめん……京子……」
京子「ううぅ……うあああぁぁ……!」
-
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:49:18.19 ID:No/HbDb80
-
結衣「なんでだろうな……私はなんで……こんなに……」
結衣「うっ……うううぅぅぅ……!」
結衣「なんで……ううぅぅ……きょうこぉ……」
京子「ゆいぃ……うあああぁ……」
結衣「たすけて……京子……助けてよぉ……!」
京子「うあああぁぁぁぁ……!」
-
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:53:46.67 ID:No/HbDb80
-
結衣「ううぅ……くぅぅぅぅぅ……!」
結衣「苦しいよ……苦しいよぉ……!」
京子「うううぅ……あああぁぁ……」
結衣「う、うううぅぅ……」
京子「ひっく……私じゃ……」
京子「私じゃ……駄目かなぁ……」
-
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:56:58.31 ID:No/HbDb80
-
結衣「ううううぅぅぅ……」
京子「私がいつでも結衣のそばで笑ってるから……」
京子「誰でもない何でもない……私が……」
京子「私が結衣のそばで笑ってるから……」
京子「えぐっ……それじゃ、駄目、かなぁ……」
-
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 01:59:09.35 ID:No/HbDb80
-
結衣「う、ううぅぅ……」
京子「つらいも悲しいも、嬉しいも楽しいも……」
京子「私が、結衣のとなりで、ずっと笑ってるから……」
京子「それじゃ駄目かなぁ……」
結衣「ううぅ……あああぁぁ……!」
-
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:01:41.94 ID:No/HbDb80
-
京子「うぅ……結衣に、なにがあっても、私が笑ってるから」
京子「なにがあっても私がそばでずっと」
結衣「あああぁぁぁぁぁ……!」
京子「私がずっと結衣のとなりで笑ってるから……」
結衣「うああぁ……あああああああぁぁぁぁぁ……!」
京子「それじゃ、駄目かなぁ……」
-
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:06:50.04 ID:tHazyd5d0
-
結衣「うううぅぅぅ……京子ぉ……!きょうこぉ……!!」ギュ
京子「ううぅ……!ゆいぃ……!」ギュ
京子「思い出してよ……!結衣が1人のときでも……!」
結衣「うん……!」
京子「私が笑ってるんだって……!ぜったい結衣を見てるからって……!」
結衣「うんっ……!うんっ……!」ギュウゥゥ
京子「いつでも私がそばにいるから……!」
-
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:10:51.32 ID:tHazyd5d0
-
結衣「うんっ……!うんっ……!」
京子「結衣を笑ってやるから……!」
結衣「うんっ……!」
京子「いつでも一緒だから……!」
結衣「ううぅぅぅ……京子ぉ……!京子ぉ……!!」ギュウウウ
京子「結衣ぃ……!!」ギュウウウ
結衣京子「うううぅ……うあああぁぁぁぁぁ……!!」
-
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:14:40.79 ID:tHazyd5d0
-
―――――――
―――
京子「ぐすっ結衣、戻ろうよ……教室……」
結衣「ひっく、でも……私……みんなにひどいこと……」
京子「謝ろ?いっしょに」
京子「私も行ってあげるから……一緒に謝ろ?」
-
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:17:08.83 ID:tHazyd5d0
-
結衣「うん……!」
京子「心配かけてごめんって……」
結衣「うんっ……!」
京子「ずずっ結衣、立てる?つかまって」
結衣「ん……」グイッ
京子「ここから出よう……ね?」
結衣「うん、大丈夫……!もう……!」
-
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:20:33.03 ID:tHazyd5d0
-
京子「ふへへ、顔ぐちょぐちょだよ……?」
結衣「ふふ、京子もだ……」
京子「へへへ、行こっ、結衣」ギュ
結衣「うん……!」ギュ
ガラッ
おわり
-
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:22:32.83 ID:U4k0l/s20
-
乙
克服できたってことでいいのかな?
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151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:24:13.25 ID:qqutokQ50
-
乙
よかったよ
-
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:28:51.02 ID:nMLmtXMa0
-
乙
どうやら克服できたようだな
-
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:30:07.08 ID:kVfncZp00
-
乙
咳してたから違う方向になるかと思ってた
-
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/18(日) 02:30:39.03 ID:8rNCEYU20
-
乙ー
中二こじらせただけでよかった……

中二病取扱説明書

ゆるゆり マシュモストラップ B 歳納京子&船見結衣

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