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茶アルパカ「アルパカと入れ替わったにこ」白アルパカ「イミワカンナイ!」【SS】

1 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 17:09:39.47 ID:LRgYT4QL.net
にこ「花陽にアルパカ小屋に行っててって言われたから来たけど、何すればいいのかしら」

真姫「花陽が来るまで待ってたらいいんじゃない」

にこ「まあそれはそうだけど、気になるじゃない? まさか掃除手伝えとか言うんじゃないでしょうね」

真姫「え、いやよ私は!アルパカ小屋の掃除なんて」ズイッ

にこ「例えばよ! って、そんなに近づいたらアルパカ小屋にぶつかるじゃな……あっ」


キャアアアアアアア ドン


ゴチーーーーーーーーーーーーーーーーーーン




4 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 17:17:06.34 ID:LRgYT4QL.net
茶アルパカ(こ、ここは……?)

茶アルパカ(あれ、にこと真姫ちゃんが小屋の中にいる)

茶アルパカ(いや、違う!小屋の中にいるのはわたし?)

茶アルパカ(じゃあ外にいるにこは……?)

茶アルパカ(ん……)

茶アルパカ(こ、この目の下の茶色いもの……は、鼻……?それに、この毛皮……何よりこの足、体勢……)

茶アルパカ「むぉおおおおおおお」(わたしアルパカになってるうううううう)


7 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 17:21:56.60 ID:LRgYT4QL.net
茶アルパカ「むわああああおお」(いやあああああああ)

茶アルパカ「も、も、むぉぉお!まぁもおおおおお」(なにこれ、なにこれ、なにこれ、ちょっと理解不能よ!みんなのアイドルにこにーがよりによってアルパカになるだなんてええええええええ)

白アルパカ「まぉ?」(起きた?)

茶アルパカ「あおぉぉぉぉん」(うわああああああ白アルパカが喋ったああああ)

白アルパカ「まぁまぉ」(大丈夫、落ち着いて)

茶アルパカ「もぉんもぉん」(こないで、こないでえええ)

白アルパカ「ま、まああお」(わたしよ、わたし真姫よ)

茶アルパカ「まぁぁおぉ!ま!」(いやああああ!あなたの名前は聞いてないからあああ)

茶アルパカ「まあああ?ま?」(ん?まき?……真姫ちゃん?)

白アルパカ「まああぁお」(そう、真姫よ。西木野真姫!)

茶アルパカ「まあああ?」(ど、どういうこと?)


8 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 17:23:01.55 ID:LRgYT4QL.net
以下、アルパカたちは「」で話しますが実際はまぉまぉ言ってます


10 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 17:29:59.07 ID:LRgYT4QL.net
茶アルパカ「真姫ちゃんもアルパカに?」

白アルパカ「そう、目が覚めたらアルパカと入れ替わってたの」

茶アルパカ「いやああああ!にこだけならまだしも真姫ちゃんまでええええ!」

白アルパカ「落ち着いて!」

茶アルパカ「落ち着いていられるわけないじゃないの!アルパカよ?アルパカ!ウサギとかネコならまだしもアルパカ!いやウサギやネコだっていやよ!」

茶アルパカ「というかなんでアンタはそんな落ち着いてられるのよ!」

白アルパカ「慌ててる人を見ると逆に冷静になれるというか……」


11 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 17:38:25.53 ID:LRgYT4QL.net
白アルパカ「それよりにこちゃん、今は落ち着いて戻る方法を考えるのが先よ」

茶アルパカ「アルパカに諭されると逆に冷静になれないというか……」

白アルパカ「にこちゃん!」

茶アルパカ「そうね。まあこんなに騒いだんだし、そろそろ落ち着くわ」

白アルパカ「ありがとう、にこちゃん」

茶アルパカ「ところでよ、さっき真姫ちゃんも、アルパカと入れ替わったって言った?」

白アルパカ「そうね」

茶アルパカ「なんで入れ替わったって分かるのよ。だって入れ替わったってことはアルパカが私たちに……」

茶アルパカ「まさか……!」

白アルパカ「そのまさかよ……。あれを見て」



にこ「まぁぁぁぁぁお」

真姫「まあああああお!」



茶アルパカ「いやああああああああああ」


13 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 17:55:34.21 ID:LRgYT4QL.net
真姫「まああぁぁぁおぉぉぉ」

にこ「まぁおお♡」



茶アルパカ「何よあれええええ」

白アルパカ「見れば分かるでしょ。私たちよ」

茶アルパカ「そんなこと聞いてないわよ!いやああああ」

白アルパカ「確かに、私たちがアルパカになってまぉまぉ言ってるのに、彼らが日本語で喋らないのはおかしい。しかしこれは彼らに人間の声帯を操る知能が無いということで説明できるわ。ちょうど私たちが人間の知能がありながらアルパカの声帯で話せないのと逆ね。
まあ私たちがアルパカの声帯でこんなに意志疎通ができていることを考えれば、彼らもあのまぉまぉで会話ができている可能性は否めないけど。
もうひとつの説としては、彼らは実は日本語を話しているが、アルパカである私たちに理解できていないという可能性。
これは誰か他の人間が来るまで否定できないわ。まあもしそうだとしたらアルパカに他の人間に今の現象を説明してもらうことができるけど、逆に私たちが自力で助けを求めることは難しくなる……ブツブツ」

茶アルパカ「そ、そうね。全然理解が追いつかないけど真姫ちゃんも動揺してることは分かったわ」


15 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/23(木) 18:11:15.13 ID:LRgYT4QL.net
白アルパカ(そうよ、落ち着くのよ真姫。パパが言ってた。『慌てたときは、今何がいちばん大事かを考えるのが唯一の方法だ』って)

白アルパカ(そう、何よりも問題なのは、今にこちゃんがとっても魅力的に見えるってこと)

白アルパカ(違う違う!そうじゃなくて!)

白アルパカ(ん、今にこちゃんは茶アルパカなのに、魅力的に見える?)

白アルパカ(おかしいわ!いくら中身がにこちゃんだからって、魅力的に見えるなんてこと……)

白アルパカ(まさか、魅力の対象はそのまま!)

白アルパカ(しかも、私は今年中発情期のアルパカになってるはずなのに、性欲が無い。ということは性欲は入れ替わってる……?)

白アルパカ(まずいわ!このままでは)

茶アルパカ「真姫ちゃん!!!」

白アルパカ「何?今大事な」

茶アルパカ「あ、あれ見て……」

白アルパカ「ま、まさか!」





にこ「まぁおお♡」

真姫「まおおおおおん!♡」



茶アルパカ・白アルパカ「交尾しようとしてるううううううううう」


23 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 19:38:01.40 ID:RYQbWZvu.net
にこ「まぁぁぁぁお♡」

真姫「まおおおおん!まおおおおん!」




茶アルパカ「やめてえええええ」

白アルパカ「わ、わたしがにこちゃんを襲ってる/////」プシュウウゥゥゥ

茶アルパカ「真姫ちゃん!?」

茶アルパカ「真姫ちゃん!気を失っちゃダメ!真姫ちゃんがいないとにこどうしたらいいの!」

白アルパカ「そ、そうね。ハァ、ハァ……落ち着いたわ。ひとつ分かったことがあるの。」

白アルパカ「あの『私』の荒ぶり具合からして、おそらく私の中に入っているのは白アルパカではなく茶アルパカ。つまり、

にこ←→茶アルパカ
真姫←→白アルパカ

の入れ替わりじゃなくて、

にこ→茶アルパカ
↑      ↓
白アルパカ←真姫

の玉突き状の入れ替わりなのよ!」


茶アルパカ「ありがとう真姫ちゃん!今すごくどうでもいい!」


26 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 19:50:05.14 ID:RYQbWZvu.net
茶アルパカ「そんなことより真姫ちゃん、あれを見て!」



にこ「まぁぁぁぁお?」

真姫「ぶるるるるる」



白アルパカ「アルパカが……困ってる?」

茶アルパカ「そう、あの『わたしたち』は服を着てるから交尾ができないのよ!」

白アルパカ「待ってにこちゃん。どういうこと?」

茶アルパカ「だから交尾って、はっ、裸じゃないとできないでしょ?////」

白アルパカ「顔が出てれば大丈夫じゃないの?だってキスさえできれば」

茶アルパカ「はぁぁぁぁああ?あんた高校生にもなって交尾も知らないの?」

白アルパカ「し、知ってるわよ!精子が卵子と結合して受精卵になるのよ。保健だって手を抜いてやいないもの」

茶アルパカ「その精子がどう卵子にたどり着くかってことよ!」

白アルパカ「確かに、キスじゃそうはいかないわね……」

茶アルパカ「もう、じれったいわね!あなたの下半身についてるそれは何よ!」

白アルパカ「突然何よ。下半身って言っても見えないし……ん?」ピクッピクッ

白アルパカ「何かしらこの感覚」ピクピクピク

白アルパカ「も、もしかしてこれ……まさか」ピクンッピクンッ

茶アルパカ「そのまさかよ。あんた今オスなんだから」

白アルパカ「いや、いや、いやああああああ////」マォォォォォォン


27 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 19:58:25.75 ID:RYQbWZvu.net
白アルパカ「子宮、着床、受精、射精……全てが繋がったわ。そう、そういうことだったのね。言われてみれば行為について授業で習ってないわ……!」

白アルパカ「それが……い、い、今わたしがオスだなんて」

白アルパカ「もう最悪!お嫁にいけない……!」

茶アルパカ(真姫ちゃんに大人の階段を上らせてしまったわ)

茶アルパカ「まあ、わたしたちが交尾する心配は無くなったんだからいいじゃない?」

茶アルパカ「……ってあの『わたしたち』!服脱がせあいしてるじゃない!」



にこ「まぉまぉ♡」グイッグイッ

真姫「まぁぁぁお♡」クイクイクイ


28 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:04:01.76 ID:RYQbWZvu.net
白アルパカ「く、口で脱がせるなんて……!しかも上下!」

茶アルパカ「お気に入りの練習着がベトベトじゃない!」

白アルパカ「も、もうほぼ全裸……下着まで脱がせなくたっていいじゃない!」



にこ「♡♡♡♡」ペロペロ

真姫「♡♡♡♡♡♡」ベロンベロン



茶アルパカ「舐め合い……!もうダメ!こんなの誰かに見られたら」



凛「かよちん早く行くにゃー!」

花陽「待ってよ凛ちゃーん」



茶アルパカ・白アルパカ「!!!???」


30 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/24(金) 20:20:27.66 ID:RYQbWZvu.net
花陽「そろそろアルパカが赤ちゃん産むころなんだ!」

花陽「みんなにも見せてあげようと思って!」

凛「やったー!」

凛「そう言えば、最近アルパカが鳴くことが多い気がするけど、そのせいなの?」

花陽「最近ストレスが溜まってるからかな……そこはちょっと心配だなあ」

凛「あ、そう言ってるうちに鳴き声が聞こえてきたにゃ!」



まぁぁぁぁお♡

まぁぁおぉぉぉん♡



花陽「でも、いつもと鳴き声が違うような……」

凛「あ、あれはアルパカじゃないにゃ……」

花陽「にこちゃんと真姫ちゃん!?」


47 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 19:04:35.98 ID:yyCNTDnR.net
茶アルパカ「はなよおおおおおおお」

白アルパカ「りんじゃないの!」

茶アルパカ「見ないで!違うのそれは違うの!」



にこ「まぉん~ん♡」ギュッ

真姫「まぉん?♡♡」ペロペロ



凛「にこちゃんと真姫ちゃんが裸で抱きあってる……////」

花陽「ど、どういうこと?///」

凛「2人が意識しあってるのは知ってたけど……」

花陽「屋外で裸になるくらい好きだったの!?」

凛「あんな幸せそうな顔のにこちゃんと真姫ちゃん見たことないにゃ」

花陽「うん……、で、でもこんなのよくないよ。たまたまわたしたちだったからよかったけど、他の誰かが来たら捕まっちゃう!」

凛「そうだね!かよちん、止めるよ!」




茶アルパカ「いや!完全にわたしたちの趣味誤解してるじゃない!」

白アルパカ「にこちゃん、落ち着いて。確かに恥ずかしいけど、『わたしたち』をどうにかしてくれるんだからむしろ今はありがたいわ」

茶アルパカ「それはそうたけど……。」

白アルパカ「それに、ひとつ分かったことがあるわ」

茶アルパカ「なに?」

白アルパカ「わたしたちは花陽たちの言葉が理解できる。つまり、アルパカはやっぱり日本語を喋っていないの」

茶アルパカ「ごめん真姫ちゃん、その考察要らない!」


49 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 19:17:50.71 ID:yyCNTDnR.net
凛「にこちゃん、真姫ちゃん!こんなところでやめるにゃ!」



にこ「まぁぁん♡」グイグイ

真姫「まぉん♡♡」ピクピク



花陽「ダメッ。全然聞こえてないみたい」

凛「こうなったら力尽くでいくよ。かよちん、にこちゃんを押さえてて!凛は真姫ちゃんを引っ張るから」

花陽「うん!」

凛「は、な、れるにゃー」

花陽「えええい」



にこ「まぉんまぉん!」

真姫「ぶるるるぁぁぁぁお!」


50 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 19:29:33.28 ID:yyCNTDnR.net
白アルパカ「なんかごめんなさい。凛、花陽、頑張って!」

茶アルパカ「ねえ、凛や花陽が対象になったらどうするのよ!」

白アルパカ「その心配はないはずよ。あくまで魅力の対象はそのままだから」



凛「やった、離した!これであとは部室に……ああっかよちん大丈夫!?」

花陽「だ、だめかも。にこちゃんに押し倒されちゃった」

凛「今助けに行っ……あっ真姫ちゃん何するにゃ!引っ張らないでよ!」



茶アルパカ「言ったそばからどういうことよ!凛も花陽も『わたしたち』に襲われてるじゃない!わたしそんな目で花陽のこと見たこと無いわよ?」

白アルパカ「ってことはにこちゃん、わたしのことはそんな目で見たことあるってこと!?////」

茶アルパカ「いっ/////今そんな話はいいじゃない/// 説明してよ!」

白アルパカ「わたしにだって分かんないわ。考えられるのは……行為を中途半端で止められて、見境なくなってるとか」

茶アルパカ「何それ、凛と花陽が危ないじゃない!」

白アルパカ「そうね、何とかしないと……!」

白アルパカ「……どうしようもないけど」


51 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 19:39:25.18 ID:yyCNTDnR.net
花陽「ね、にこちゃんやめよ?……にこちゃん?」

にこ「ぶるるるぁぁぁお!まぉんまぉん」カクカクカク

花陽「いやあああにこちゃん!!!」



凛「真姫ちゃんやめるにゃ!」

真姫「ぶるるらら!」グイッグイッ

凛「服脱がさないで!」



茶アルパカ「わたし……目を思いっきり開いて、口をだらーんと開けて……腰をユラユラ……。もういや!こんなのアイドル失格じゃない!」

白アルパカ「落ち着いてにこちゃん!あのにこちゃんもかわいいわ!」

茶アルパカ「あんたが落ち着きなさい!」


52 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 19:49:36.36 ID:yyCNTDnR.net
凛「真姫ちゃん、凛怒ったよ」

凛「ええええい!」ドーン!

真姫「まぉん!」

凛「隙あり!真姫ちゃんの脱ぎかけの服を結べば!」

凛「ふふん、もう手出しできないにゃ!」

凛「かよちん、今助けに行くからね!」

真姫「ぶるんっ!」

凛「あっ、足が引っ掛かっちゃった」



ドッテーーーーン!


ゴッチーーーーーーン


55 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/25(土) 20:02:54.66 ID:yyCNTDnR.net
(……ううん、ここは?)

「まぁぁぁお」

(……この声は真姫ちゃんかにゃ?)

(……また真姫ちゃんに倒されちゃったか……んん?)

(よく聞いたら真姫ちゃんの声でもにこちゃんの声でもない……)パチッ

凛「まぁぁおまぁぁぁお」

(凛!!!??)

(ど、どういうこと?凛はここにいるのに目の前にも凛がいるにゃ!)

凛「まぁぁぁお」ペロペロ

(何この変な凛!)

(じゃ、邪魔!どっかいけ!)

(動けない……?)

(手足が結ばれてる!誰がこんなことを!)

(……?)

(……よく見たらこの足、服で結ばれてる)

(さっき真姫ちゃんの手を結んだ服!)

(それに、さっきから目に掛かるこの赤い髪……)

(まさか、今凛は凛じゃない?)

(凛じゃなくって今凛がなってるのは……)




真姫(凛)「まきちゃん?」


63 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 20:56:50.47 ID:Sz9v+b1j.net
真姫(凛)「どういうこと?そんなことあるわけ……」

真姫(凛)「でも、声は真姫ちゃんだし、体に違和感があるし、服はさっきの真姫ちゃんの格好」

真姫(凛)「考えれば考えるほど真姫ちゃんだにゃ……」

真姫(凛)「ううう……ほとんど裸で恥ずかしいよぉ」

凛「まぁお!まぁぁぁお!」

真姫(凛)「はっ!それより、この変な凛を何とかしなきゃ」

凛「まぉんまぁぁぁぁぁ」

真姫(凛)「上半身はだけてるにゃ!凛の体でそんな恥ずかしい格好しないで!」

凛「まぁぁぁぁおおおお」

真姫(凛)「だめ、全然聞いてない」

真姫(凛)「くう……手、すごく固く結ばれてるし、なんだか体がダルくて力が入らないにゃ……」


64 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 21:07:36.73 ID:Sz9v+b1j.net
真姫(凛)「く、くぅぅぅぅ」

真姫(凛)「かよちん、気をつけて!これ、にこちゃんや真姫ちゃんじゃないにゃ!」

(花陽「まぁぁぁお♡」)

真姫(凛)「あの声は、か…よちん?」

(花陽「まぁぁお!まぁぁぁおぉ」)

真姫(凛)「まさか、かよちんまで……」




にこ(花陽)「よく分かんないけど、にこちゃんと入れ替わっちゃった……」

花陽「まぁおん」

にこ(花陽)「力が突然抜けちゃって…… 動けないよ」ハァハァ

花陽「まぁお!まぁお!♡」

にこ(花陽)「いや、来ないでわたし!やめて!」

にこ(花陽)「ダレカタスケテェ!」


65 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 21:10:33.25 ID:5QPVuhnC.net
混乱してきた


66 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 21:15:22.84 ID:Sz9v+b1j.net
カラダ(精神)表記で


凛(茶アルパカ)

花陽(白アルパカ)

にこ(花陽)

真姫(凛)

茶アルパカ(にこ)

白アルパカ(真姫)


順番表記なら

茶アルパカ→凛→真姫→白アルパカ→花陽→にこ→茶アルパカ


いまこんな感じです


67 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 21:18:05.30 ID:Sz9v+b1j.net
茶アルパカ「どういうこと?突然凛と花陽が荒ぶりはじめたじゃない!」

白アルパカ「多分、また『わたしたち』と凛たちが入れ替わったのよ」

白アルパカ「しかも、にこちゃんとわたしの体で体力を使いきったのに、凛と花陽の体に移ったことでまた体力を存分に使えてる」

白アルパカ「凛と花陽は、体力が無くなって抵抗さえできないといった状況……」

茶アルパカ「何?入れ替わりってそんな簡単に起きるの!?」

白アルパカ「知らないわよ!だいたい一度でも起きるのがおかしいのよ!」

白アルパカ「にしても、この短期間で何度も入れ替わるとなると、わたしたちの体かアルパカの精神に原因があるとしか思えないわね」


68 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 21:27:41.17 ID:Sz9v+b1j.net
凛「ぶるぁぁおぉまははは」

真姫(凛)「な、何?凛がもっと変になっちゃった」

凛「まぁお!まぁぁお!」ガシッ

真姫(凛)「やめて!離して!」

凛「まぁぁお!まぉぉぉん」クイックイッ

真姫(凛)「いや!そんなとこ!やめて」

真姫(凛)「離せ!この!」

真姫(凛)「つ、強い」

真姫(凛)「凛、μ'sに入ってから毎日鍛えてたから……すごく強くなってる」

凛「まはぁん!まはぁん!」クイクイクイ

真姫(凛)「こんな、グスッ」

真姫(凛)「こんな、ことの、グスッ、ために、鍛えたんじゃ、ヒック、ないの、に」

真姫(凛)「くやじいよぉ、自分に好ぎにざれるなんて……」

凛「まぁぁぁおん♡まぁぁぁお♡」


70 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 21:38:53.02 ID:Sz9v+b1j.net
茶アルパカ「どうにか、どうにかならないの?真姫ちゃん!」

白アルパカ「今考えてるのよ!」

茶アルパカ「~~~~!」

茶アルパカ「分かった、わたしが鳴いてアルパカたちの気をそらしてみるわ!」

白アルパカ「待って、そんなことしたら何が起こるか分かんな  茶アルパカ「知らないわよ!何もしないよりマシよ!」

茶アルパカ「何もせずただ後輩を見つめるだけなんてわたしにはできない!」



茶アルパカ「まぁぁぁぁぁお!まぁぁぁぉぁぁぉぁぁぉおお!」


72 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/27(月) 21:42:38.65 ID:Sz9v+b1j.net
茶アルパカ「まぁぁぁぁお!まぉおん!」



凛「まぁ?」

花陽「まぁぁぁあ?」



茶アルパカ「やったわ!気をそらせた!」

白アルパカ「にこちゃん待って、あれは……」



凛「まぁ!♡」

花陽「まぁぁ!♡」



白アルパカ「アルパカたちがお互いに気づいてしまったわ!」

白アルパカ「お互いへの愛情はわたしとにこちゃんの比じゃない。きっと、大変なことになる……!」

茶アルパカ「なによそれぇ……」


89 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 22:19:35.18 ID:yuaDtnIM.net
凛「まぁぁぁあ♡」トコトコトコ



真姫(凛)「ひょ、ひょっとしてかよちんのところへ行くつもりじゃ……」

真姫(凛)「ダメ!かよちんを傷つけないで!凛の体は好きにしたっていい!でも、かよちんはダメ!」

真姫(凛)「かよちんは凛が守るんだもん!」

真姫(凛)「んっ…くっ…ほどけろ!服……ほどけろってばぁ!」

真姫(凛)「凛が……守るんだもん……!」



凛「まぁぁあああお!♡」トコトコ

花陽「まぁあおお♡」トコトコトコ



真姫(凛)「うう……凛が、凛が守るのに……」


91 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 22:30:30.51 ID:yuaDtnIM.net
にこ(花陽)(んん……ん?……寝ちゃってたかな)ボーッ

にこ(花陽)(えへへ、なんだかすっごく疲れてて、動けないよぉ……)


凛「~~~~~~!~~~~~!」


にこ(花陽)(この声は……凛ちゃん?)


凛「~~~~~~~!」


にこ(花陽)(凛ちゃんが泣いてる……)

にこ(花陽)(ふふっ、凛ちゃんてば、まだ泣き虫なの治ってないんだ……)

にこ(花陽)(最近はあまり泣かなくなったと思ってたけどなあ……)

にこ(花陽)(……)

にこ(花陽)(……その凛ちゃんを泣かせるのは誰?)

にこ(花陽)「許せない」フラッ…


92 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 22:42:12.83 ID:yuaDtnIM.net
花陽「まぁぁぁあ♡」トコトコ


にこ(花陽)「わたし……?」ポーッ

にこ(花陽)「誰でもいい……凛ちゃんを泣かせちゃダメ!」

にこ(花陽)「ええええい!」ガシッ

花陽「!!?」

真姫(凛)「かよちん!?」

にこ(花陽)「えへへ、凛ちゃん、もう大丈夫だよぉ……」

真姫(凛)「ダメだよ!そんな危ないこと!だって……」

花陽「ぶるるるるぁぁお!あああああお!」ガンッガンッガンッ

真姫(凛)「あ、頭……!」

真姫(凛)「かよちん!かよちん!!!」



ガンッガンッガンッ


93 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 22:56:29.54 ID:yuaDtnIM.net
海未「何ですかこれは!」



海未「アルパカの鳴き声がおかしいので急いで来てみたら……」

絵里「にこ!花陽!凛に真姫も!」

希「騒ぐアルパカたち、手足を服で縛られた裸の真姫ちゃん、ニヤニヤと花陽ちゃんに近づく上半身裸の凛ちゃん、ベトベトの服を着て花陽ちゃんの腰に抱きつくにこっち、そのにこっちの頭をガンガン叩く花陽ちゃん……」

穂乃果「どういうこと!?」

ことり「みんな、朝は普通だったのに……」

希「スピリチュアルな何か……」


94 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/07/30(木) 23:00:46.75 ID:yuaDtnIM.net
海未「原因を考えている暇はありません!」

絵里「海未の言うとおりよ。まずは事態の沈静化が先」

絵里「ことり、真姫の服をほどいてあげて。」

ことり「わかった!」

絵里「海未は凛の相手をひとりで頼むわ。」

海未「分かりました」

絵里「希と穂乃果はわたしと一緒ににこと花陽を抑えるわよ!」

希・穂乃果「うん!」

絵里「解散!」

希「何か起こってる気がする。気をつけて掛かってね!」


101 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/01(土) 23:42:10.43 ID:wJED6zwD.net
絵里「海未、凛は落ち着いた?」

海未「ええ、少々手荒ではありましたが、致し方ありません。気絶させました」


真姫(凛)「かよちん!大丈夫!?」

にこ(花陽)「真姫ちゃん?」

にこ(花陽)「……ううん、この慌て方は凛ちゃんかあ」ボー

にこ(花陽)「えへへ、わたしも凛ちゃんのこと守れるんだよ」

真姫(凛)「もう……かよちんてば」クスクス



ーーーーーーーー

茶アルパカ「完全に蚊帳の外ね、わたしたち」

白アルパカ「だって言葉通じないし……」


102 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/01(土) 23:44:27.13 ID:wJED6zwD.net
海未「花陽と凛はまだ気絶しているようですね」

ことり「にこちゃんと真姫ちゃんはだいぶ落ち着いたみたいでよかった♪」

希「うーん……」

穂乃果「どうしたの?希ちゃん」

希「その話なんやけど……多分このふたりはにこっちでも真姫ちゃんでも無い気がする」

希「ねえ、おふたりさん。何があったか教えてもらえる?」

にこ(花陽)「花陽も何がなんだか……気づいたらにこちゃんになったの」

真姫(凛)「凛もかよちんと同じで、気づいたら真姫ちゃんに……」

ことり「つまり、真姫ちゃんの中にいるのは凛ちゃんで、にこちゃんの中にいるのが花陽ちゃんってこと!?」

にこ(花陽)「うん。凛ちゃんもそうだよね?」

真姫(凛)「うん」

希「やっぱり……。そうか、凛ちゃんと花嫁ちゃんやったんやね」

海未「そんな夢みたいなことが……」

絵里「まあ、演技じゃ無いことは分かるわ。ここは一旦信じましょう」


103 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/01(土) 23:45:42.77 ID:wJED6zwD.net
絵里「じゃあ、にこ……いえ、凛、花陽。にこと真姫になった時の詳しい話を聞かせてもらえるかしら。もしかしたら、何か戻る手がかりになるかもしれないわ」

にこ(花陽)「カクカクシカジカ」

真姫(凛)「マルマルウマウマ」



希「なるほどねえ……その話を聞く限りでは、憑依や変身ではなくて、純粋に精神の入れ替わりみたいやね」

穂乃果「えっと……つまり、今凛ちゃんと花陽ちゃんの体の中には、にこちゃんと真姫ちゃんが入ってるってこと?」

海未「ですが、それだとふたりの異常行動が説明がつかないのではないですか?」

穂乃果「それはほら、入れ替わりのショックでおかしくなった……とか?」

真姫(凛)「でも凛が見たときには、にこちゃんたちはもうおかしかったよ?」

ことり「じゃあ、どうして……」

花陽「……アルパカです!」

穂乃果・海未・ことり・凛・希・絵里「アルパカ????」


112 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 19:49:31.72 ID:+MEy7eIW.net
穂乃果「アルパカって……?」

にこ(花陽)「ずっとアルパカをお世話してきたわたしだから分かるんです。にこちゃんたちの行動や鳴き声、あれは間違いなくアルパカです!」

希「うーんと、つまり、アルパカとにこっちたちも、実は入れ替わっていた……と」

ことり「入れ替わりってアルパカさんと人とでも起きるんだね!」

絵里「さすが花陽ね」

海未「………」

ことり「海未ちゃん?」

海未「さすがにアルパカと入れ替わるだなんて信じられません」

穂乃果「でも見るからにそうだし……」

海未「見ただけでは不十分です。にこと真姫が正気を失ってアルパカの真似をしている可能性も否定できませんし。」

希「だからって……じゃあどうするん?」

海未「アルパカたちに確認してきます」スタスタ

絵里「確認って言ったって……ちょっと、海未!」

絵里「……行っちゃった」



海未「~~~~~~~~~~?」

白アルパカ「~~~~」

茶アルパカ「~~~~~」



海未「確かに真姫とにこでした……」

絵里「分かったの!?」


113 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:00:37.95 ID:+MEy7eIW.net
穂乃果「そうか……」ウムム

ことり「穂乃果ちゃん、どうしたの?」

穂乃果「うん、誰が誰に入ってるのか分かれば簡単だよ!」

穂乃果「花陽ちゃん、花陽ちゃんたちは頭をぶつけて入れ替わったんだよね?」

にこ(花陽)「う、うん」

穂乃果「じゃあ、もう一度頭をぶつければ戻るんじゃないかな!?」

絵里「そんな簡単に戻るものかしら」

海未「少々楽観的な気がします。それに、頭をぶつけるのは危険ですし……」

希「でも確かに、入れ替わりストーリーでは入れ替わったときと同じことをすれば戻れるのが定番だし……」

希「うん、試してみる価値はありそうやん!」

穂乃果「よーし、じゃあ希ちゃん、凛ちゃんの体を真姫ちゃんの体にぶつけて! 穂乃果は花陽ちゃんをにこちゃんの体にぶつけるから!」

希「よしきた!」

真姫(凛)「ええ!?」

ことり「行動が早すぎるよぉ!」

海未「待ってください!まだ安全性が確認」

穂乃果「いっけええええええ!」

希「それええええええええ!」

真姫(凛)「にゃあああああああ!?」

にこ(花陽)「ダレカタスケテ~~~!!」



ゴッチーーーーーーーーーーーーーーン!

ゴッチーーーーーーーーーーーーーーン!


114 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:15:48.95 ID:+MEy7eIW.net
花陽「いたた…」キュー

凛「いてててて……穂乃果ちゃん痛いにゃー!!!」

穂乃果「あはははは、ごめんごめん……」

穂乃果「ん?今のセリフ……」

絵里「もしかして」

希「二人とも」

ことり「戻った!?」

凛「あーあーあー、声は凛の声……」

花陽「……」バッバッムニュッ

花陽「体もわたしの体です!」

凛・花陽「……ということは」

凛「わーい!かよちん、もどったにゃー!凛もかよちんも元の体だにゃー!!」ギューーー!

花陽「凛ちゃん、苦しいよぉ」

凛「だって、だって、かよちん!」

花陽「うん……よかったね!」エヘヘ

凛・花陽「キャッキャッ」

希「おめでとう。凛ちゃん、花陽ちゃん!」

海未「ふう……。思ったより簡単に戻るのですね」

穂乃果「ほら、穂乃果の言ったとおりでしょ?」ヘヘン

海未「今回はたまたまうまくいったからいいですが、もし……!」

海未「まあ、結果的には穂乃果のおかげで戻ったのですから、お礼は言わないといけないですね。ありがとうございます」クスッ

穂乃果「えへへへへ」

希「よし、じゃあ次はにこっちと真姫ちゃんを……ん?どしたん?絵里ち」

絵里「あれ、見て。アルパカの様子がおかしいわ!」

花陽「あ、あれは!」


116 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:23:13.10 ID:+MEy7eIW.net
白アルパカ「やったわ、みんな気づいたみたい!海未にもアルパカがわたしたちだと認めてもらえたし、凛と花陽も戻れた。にこちゃん、私たちも戻れるわよ!」

白アルパカ「……にこちゃん?」

茶アルパカ「はぁ…はぁ…」

白アルパカ「にこちゃん大丈夫!?」

茶アルパカ「お腹が……痛いの……」

白アルパカ「お腹って……何その大きなお腹!」





花陽「そうでした!アルパカがそろそろ出産するんです」

5人「出産!?」

花陽「そうです。アルパカがそろそろ出産しそうだったんです。みんなをアルパカ小屋に呼んだのはそれが理由だったんだけど……」

花陽「どうしよう、このままじゃにこちゃんか真姫ちゃんが出産しちゃう!」

穂乃果「そんな……どうにかならないのかな!?」

希「出産する前にアルパカと真姫ちゃんたちの頭をぶつければ何とかなるかもしれんけど……どっちのアルパカにどっちが入ってるか分からんことには……」

海未「それなら心配要りません。先ほど確認したところ、白いアルパカが真姫で、茶色いアルパカがにこでした」

穂乃果「そこまで分かったんだ……」

凛「さすが海未ちゃんだにゃー」

絵里「そうと決まったら急がないと。時間は無いわ!」


118 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:34:38.00 ID:+MEy7eIW.net
希「じゃあ行くよ!」

穂乃果「えええええい!」

茶アルパカ「まぁぁあぁぁぁ!!!!」

穂乃果「ダメ……にこちゃんが暴れて狙いが定まらない!」

茶アルパカ「まぁ!まぁぁぁお!」

白アルパカ「まぁぁぁお!」

茶アルパカ「まぁぁぁお…まぁぁぁぁぁぁ!」

海未「困りましたね……手が出せません」

凛「どうしよう……」


119 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:42:57.34 ID:+MEy7eIW.net
茶アルパカ「いやよ、いや!まだそんなケイケンだってしてないのに!」

白アルパカ「にこちゃん、じっとして!」

茶アルパカ「痛い……こんなのいや……いやぁぁぁ」

白アルパカ「……」



白アルパカ「にこちゃん、こっち見て」

茶アルパカ「…………まきちゃん?」

白アルパカ「にこちゃん。確かに怖いのは分かるわ。」

白アルパカ「さっきまでごく普通の女子高校生だったのに、突然アルパカとして出産だなんて……わたしだって、そんな立場になったら発狂しそうになる」

白アルパカ「でもね、大丈夫」

白アルパカ「にこちゃんに何が起きたって、わたしが側についてるわ。だから……」

白アルパカ「だから、今だけでいいの。」

白アルパカ「にこちゃん。……少しだけ、落ち着いてもらえないかしら?」

茶アルパカ「まきちゃん……」

茶アルパカ(な、なにこのイケメンアルパカ////)

茶アルパカ(だ、だめよにこ!アルパカをかっこいいと思っちゃうなんて!)

茶アルパカ(いや、今は真姫ちゃんだからセーフかしら!?そう、そうよセーフよセーフ、セーフなんだから//////)

茶アルパカ「わ、分かったわ///」





希「なんか落ち着いたやん!」

穂乃果「よし、今だ!」



ゴッチーーーーーーーーーーーーーーン!

ゴッチーーーーーーーーーーーーーーン!


120 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 20:57:40.47 ID:+MEy7eIW.net
-----------------------



にこ「この体!足!手が動く!かやいい声!」

にこ「戻ったにこーーーーー!」ウワアアアアアン!

真姫「本当に戻ってよかったわ。二度と戻れないかと思ったし」

にこ「何よ、もっと喜びなさいよー」

真姫「喜んでるわよ!」

凛「やっぱりみんないつもの姿がいちばんにゃー!」

穂乃果「本当によかったあああ。友達がアルパカになったままだなんて嫌だもん!」

海未「穂乃果ったら……でも、本当によかったです」

希「アルパカも無事赤ちゃんが生まれたし、一件落着やね」

真姫「みんなのおかげね」

にこ「ええ。本当に感謝してるわ」

花陽「ごめんね、真姫ちゃん、にこちゃん。花陽がみんなを呼んでしまったばっかりに……」

真姫「べ、別に、花陽のせいじゃないじゃない」

にこ「そーよ、今回のは不運だったの、不・運。それより、私たちがアルパカだ、って気づいてくれたのはあんたなんだから、勝手に責任なんて感じたら承知しないわよ!」

花陽「……うん! えへへ、二人とも、ありがとう」


122 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 21:13:49.49 ID:+MEy7eIW.net
ズンッ



にこ「ところで、な、なんか体が重いし、妙にスッキリしてる……?」

真姫「わたしも。アルパカに体力を使われたせいね」

にこ「それって……」

にこ「いや!そんなのいやあああ」

にこ「戻れたからってこんなの無いわよ! だってこのアイドルにこにーの体をアルパカの自由にされたってことよ?気分最悪!」

にこ「しかも見てよ、お気に入りの服が真姫ちゃんの唾液でベトベト!」

真姫「ベトベトなのは私も同じだし、戻れただけ感謝しなさいよ!」

真姫「それに、か、体はわたしたちじゃない!何、嫌なの!?///」

にこ「い、嫌じゃないけど……///」

凛「あ、にこちゃんと真姫ちゃん、赤くなってるにゃー!」

にこ・真姫「「な っ て な い !!//////」」


123 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 21:26:11.65 ID:+MEy7eIW.net
まあ、そういうわけでこの騒動は終わり。
端から見たらきっと不思議だったでしょうね。
軽くまとめてみましょうか。



アルパカ小屋に近づいたわたしとにこちゃんが、突然寝転んで思いっきり抱き付き合う。舐めあう。

それを止めに来た凛と花陽が、それぞれわたしとにこちゃんに襲われる。服も脱げるほどの大騒ぎ。

しかし、何を思ったか、二人はいきなりわたしとにこちゃんを襲い始める。はだけた服にもお構い無しに気持ち良さそう。

ふと凛と花陽がお互いに気付き、抱き付き合おうとする。小屋に来るまで普通に談笑してたのにね。

そしてそれを止めようとするわたしとにこちゃん。
こちらも、さっきまで自分たちが脇目もふらず舐め合ってたのを忘れているかのよう……。



ちょっと、みんな変態じゃない!何?μ'sは変態集団なの?

……本当に、見つかったのがμ'sのみんなだけでよかったわ。


124 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 21:33:11.36 ID:+MEy7eIW.net
そうね。変わったことと言えば、凛と花陽が、前よりも仲良くなったこととか?

わたしとにこちゃんにもときおり憧れの眼差しを見せるようになったのは、どうかと思うけど……。

入れ替わった後遺症かしら。



あと、わたしたちも……


125 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 21:41:20.62 ID:+MEy7eIW.net
真姫「にこちゃん、またアルパカ小屋に来てたの?」

にこ「悪い?というか真姫ちゃんこそ何よ。冷やかしに来たの?」

真姫「わ、わたしはアルパカを見に来たのよ!」

にこ「あら、じゃあ私と同じじゃない」

真姫「にこちゃんも?」

にこ「そうよ。はぁ……最近なぜかアルパカが頭から離れなくなっちゃったのよねえ。白いアルパカがかっこよくて……」

真姫「イミワカンナイ。茶色いアルパカの方がかわいいわ」

にこ「意味分かんないのはどっちよ!白アルパカよ白アルパカ!」

真姫「茶アルパカだってば!」

にこ「白アルパカ!」

真姫「茶アルパカ!」

にこ・真姫「「ふん!」」



そう、なんだか最近茶色いアルパカが可愛く見えるのよねぇ。

尋 常じゃなく可愛く見えるというか……。

いや!恋愛感情じゃないから!断じて!

このドキドキは恋愛感情じゃないんだってば!


126 : 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 21:49:06.21 ID:+MEy7eIW.net
うーん、これで全部話したはずなんだけど、何か忘れてるような……?




凛「あ、真姫ちゃんとにこちゃんがアルパカ小屋に来てる!ね、かよちん、早く行こ!」

花陽「うーん……」

凛「あれ、かよちんどうしたの?」

花陽「ちょっと気になることがあって……。最近、白いアルパカが気性が荒いんだ。茶色いアルパカはすごく大人しいし」

花陽「まるで、入れ替わってるみたい。」

花陽「ううん。そんなはずないよね。この間、みんな戻ったんだし!凛ちゃん、行こっか!」

凛「よーし!今日もアルパカの世話、行っくにゃー!」




茶アルパカ「まぁぁぁお?」

白アルパカ「ぶるるるるぁぁぁぁお!!!!」



おしまい


129 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 21:53:09.23 ID:XVh8j3dy.net
面白かった


132 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2015/08/06(木) 23:31:57.54 ID:2s6U5pMi.net

最後にそういうオチが残ってたか


134 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2015/08/07(金) 02:00:14.04 ID:pAx+dR34.net


頭が混乱したわww


元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1437638979/


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  1. tr 2016/02/09(火) 20:18:12

    おいおいおいおいおいおい


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