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櫻子「聖夜の向日葵」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:01:24.95 ID:RGySiYMO0
櫻子「ねー!向日葵!クリスマスイヴだよ!」

向日葵「ええ そうですわね」

櫻子「向日葵、全然ワクワク感ないよ… なにかしないの?」

向日葵「楓もいますし、ちょっと良いお肉くらいは食べるつもりですけど… 特には?」

櫻子「ちょっといい肉…」ジュルリ

向日葵「逆に櫻子は何かしないんですの?」

櫻子「ねーちゃんは「別にいいでしょ」って言ってたし… 多分やんない」

向日葵「そう…」

櫻子「ちょっといい肉いいなー」

向日葵「…ま、まぁ 今から買いに行くから 手伝ってくれるのなら食べに来てもいいですわよ…」

櫻子「マジで! 手伝うー!」




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:07:24.95 ID:RGySiYMO0
-店-
向日葵「えーと… フライドチキン…?」

櫻子「うぉ、こういうの買うんだ! すごい!」

向日葵「いえ言ってみただけですけど… ローストビーフ…?」

櫻子「向日葵んち金もちだなー!」

向日葵「だから言ってみただけですわ」

櫻子「じゃあどれ買うんだよー」

あかり「あっ、櫻子ちゃん向日葵ちゃん! クリスマスのお祝いするの?」

櫻子「あ、あかりちゃんだー! お祝いってほどじゃないけど、向日葵とご飯食べる!」

向日葵「赤座さんもパーティでもするんですか?」

あかり「うん、本当はみんなで集まって何かしたかったんだけど… お姉ちゃんとちなつちゃんと、ちなつちゃんのお姉ちゃんでパーティするんだって」

向日葵「ああ…さすがにそのメンバーに私たちが行くのはアウェーですわね…」

櫻子「あかりちゃんたちも一緒がよかったなー」

向日葵「…私とが嫌なら今から頼めば? 櫻子ならお姉さんたちとも仲良くなれるでしょう」

櫻子「別に嫌なんて言ってないだろ」

あかり「ま、まぁまぁ…」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:12:42.95 ID:RGySiYMO0
櫻子「向日葵は妹と2人で可哀そうにお肉食べるらしいから私も参加してやるのだー」

あかり「へ、へえ よかったね向日葵ちゃん」

向日葵「よかったね、って赤座さん…」

あかり「じゃあ、あかり食べ物の用意手伝わないといけないから帰るね ばいばい!」

櫻子「ばいばーい! 楽しんでねー」

向日葵「さて… フライドチキンとローストビーフどっちがいい?」

櫻子「えっ 選んでいいの?」

向日葵「あ……(なんで聞いたのかしら)」

櫻子「じゃあ… フライドチキン! って言いたいけど 向日葵がカロリー気にするからローストビーフで」

向日葵「そ、そう 必要ない心遣い感謝ですわ」イラッ


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:18:00.21 ID:RGySiYMO0
櫻子「シャンパンかわないの?」

向日葵「お酒はダメに決まってるでしょう…?」

櫻子「炭酸だけのやつあるじゃん お酒じゃないやつ」

向日葵「ああ…でも楓は飲めないんですけど…」

櫻子「そっか… じゃあ…いいや…」

向日葵「…1本だけですわよ…」

櫻子「そ、そうこなくっちゃ!」

向日葵「ふう あとはケーキですわね」

櫻子「えっ お肉だけじゃないの?」

向日葵「どうせケーキも食べたいんでしょう?」

櫻子「向日葵ふとっぱら! これでデブってもふとっぱらだね(?)」

向日葵「うっ…」グサッ

櫻子「冗談だよ?」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:22:40.37 ID:RGySiYMO0
向日葵「こんな感じですわね」

櫻子「ねー ちょいその店も寄りたい」

向日葵「ええ、まあいいですけど」

櫻子「よーし」
櫻子(クリスマスくらいは、なにかプレゼントしよう)

向日葵(ああ、楓へのプレゼント買うのにちょうどいいですわ ついでに櫻子の)

櫻子「ねー ちょっと別行動」

向日葵「え? ええ、いいですわよ」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:25:14.35 ID:RGySiYMO0
櫻子(うーん 何買えば喜ぶんだ?)

櫻子「ぬいぐるみ? いやいや向日葵はそんな子じゃないし…」

櫻子「うーむ… 歳納先輩は自分が貰ったら嬉しいものって言ってたなぁ」

櫻子(食べ物…じゃダメか 服とかアクセサリーとかなら使ってくれるかな)

櫻子「あっ 向日葵ブレスレットとか絶対似合う」

櫻子「お小遣いで買ってやるかぁ… ?」

櫻子(たかい)


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:33:31.21 ID:RGySiYMO0
向日葵「楓は…おままごとセットとかかしら」

向日葵「いえ、でも普通に家事手伝ってくれてるし 今更って感じもしますわ…」

向日葵(シンプルにぬいぐるみがいいですわよね)

向日葵(問題は櫻子ですわ…色々欲しがってて何をあげればいいのか)

向日葵「あ… あの子、スカートが切れたとか言ってましたわね」

向日葵「といいつつ縫ってはあげたけど 新しいのでも買ってあげようかしら」

向日葵「ま、まぁ長くは使えないかもしれないけど… いいですわよね」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:39:52.49 ID:RGySiYMO0
櫻子「終わったー」

向日葵「ええ 私も」

櫻子「じゃあ帰ろうぜー 楓家にいるんでしょ?」

向日葵「ですわ? 留守番をさせたらあなたより優秀ですから」

櫻子「なんでそこでその余計なセリフいれるかな」

向日葵「な… 櫻子こそ毎度毎度一言多いですわ」

櫻子「…イヴにまでケンカしてても仕方ないか 帰ろうよ」

向日葵「え? ああ…そうですわね…」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:44:19.06 ID:RGySiYMO0
-古谷家-

向日葵「ただいま、楓 長く待たせてしまってごめんね?」

楓「大丈夫なの 櫻子お姉ちゃんも一緒?」

向日葵「ええ どうしてもお肉食べたいらしいですわ」

櫻子「ふん どうしてもお肉食べたいし」

向日葵「じゃあ準備しますわよ 手伝って」

櫻子「はいはい」

楓「テーブルの上、片付けてるね」

向日葵「ええ ありがとう」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:47:27.52 ID:RGySiYMO0
向日葵「切っていくから 綺麗に並べて」トントン

櫻子「わかった」モグモグ

向日葵「なにいきなりつまみ食いしていますの… しかもタレをかけないで」

櫻子「あっ どーりでそんなにおいしくないと思った…」

向日葵「ところで 結構出前とか取ってるみたいですし お肉くらい撫子さんに頼めば食べられるんじゃ?」

櫻子「…だってねーちゃんたちと食っても楽しくないし」

向日葵「…え、それって…」

櫻子「それなら向日葵と食べたい」

向日葵「そう…」ドキッ

櫻子「デブるって言いまくって向日葵の分も貰えるし」

向日葵「先ほど一言多いと言ったばかりでしょう…?」

櫻子「すんません」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:52:12.28 ID:RGySiYMO0
ピンポーン

櫻子「あ、きたきた」

向日葵「えっ なにが…?」

櫻子「さっきねーちゃんに頼んでこっちにもピザ1枚たのんだ」

向日葵「そんな… 撫子さんに後でお礼しないと」

櫻子「いいんじゃない? 私がローストビーフとケーキもらうし」

向日葵「意味わかりませんわ」

櫻子「まあいいや 受け取ってくるー」

向日葵「お金はあるんですのー?」

櫻子「ないけどとってくるー」

向日葵「まったく…」

向日葵「まあこれはこれで… 準備するのも楽しいですけど」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 13:55:38.13 ID:RGySiYMO0
-数分後-

向日葵「これで全部ですわね」

櫻子「あれ? いつの間にか揚げ物が」

向日葵「ついでに買ったんですの 3人であれじゃ足りないと思ったから」

櫻子「ピザいらなかったかぁ…」

向日葵「いえ 大丈夫ですわ」

櫻子「ああ…何もかも向日葵が食べるからなぁ…」

向日葵「ただの大食いみたいな言い方しないでくれます…?」

櫻子「怒るなよー せっかくのクリスマスイヴだぞっ …なんて」

向日葵「…そうですわね」

櫻子「えっ…」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:00:37.16 ID:RGySiYMO0
櫻子「んじゃ食べよう! メリークリスマス!?」

向日葵「ちょっと早い気がしますけど まあいいですわ メリークリスマス」

楓「メリークリスマスなの!」

櫻子「おほっ ローストビーフうまい! わさびが効くねぇ!」

向日葵「なんだかおじさんみたいな言い方ですわね…」

楓「これ、食べていいの?」

櫻子「ピザ? うん、いいよ」

楓「いただきます」

向日葵「それにしても… あと1週間で今年も終わりますのね」

櫻子「まあ私たちの年号は変わんないらしいけどね」

向日葵「まあそうですけど なんだか、1年なにもしないで終わった気がしますわ…」

櫻子「そうかな 私は楽しかったからいいや」

向日葵「簡単ですわね…」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:04:18.07 ID:RGySiYMO0
櫻子「ふいぃ うまかった!」

向日葵「結局普通の食事になってしまいましたわね」

櫻子「…いいんじゃね いつも通りってことで」

向日葵「…まぁ、そうですわね」

櫻子「ふぅ 眠くなってきた」

向日葵「本当に寝ないでよ…?」

楓「お片づけする?」

向日葵「ええ 楓は働き者ですわね」

楓「えへへ」

向日葵「えーと 櫻子、この箱は小さくしてゴミ箱」

櫻子「うーん めんどくさい…」

向日葵「やりなさいよ…」

櫻子「イヴなのに怒った」

向日葵「それ何度も効くと思わないほうがいいですわよ…?」

櫻子「すんません」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:08:29.99 ID:RGySiYMO0
向日葵「やることやった感じですわね」

櫻子「結局クリスマスって大したことしないよね」

向日葵「そうは言っても…恋人同士とかでないと特に意味はありませんし」

櫻子「ふーん…恋人同士だとどういう意味があるの?」

向日葵「…ああ そうですわ 楓にプレゼントあげてこないと」

櫻子「いや無視かよ なにかったの?」

向日葵「ぬいぐるみ シンプルな方がいいでしょう? きっと」

櫻子(あ、私も渡さないと)


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:15:08.77 ID:RGySiYMO0
向日葵「もう寝ていましたわ…」

櫻子「早くね!? まだ20時じゃん」

向日葵「いえ普通かと…」

櫻子「ん、そうだ向日葵 こ、これ…プレゼント あげる」

向日葵「え!? あ、あなたがプレゼント…?」

櫻子「中学生になったし そろそろあげた方がいいかなーって」

向日葵「ありがとう… あ、あけていい?」

櫻子「うん よかったら使え!」

向日葵「よかったら なのに命令… これ、ブレス?」ガサゴソ

櫻子「うん… に、似合うかなーって」

向日葵「…どうかしら」チャキッ

櫻子「私の目に狂いはなかった!」

向日葵「…あ、ありがとう 一応大切にはしますわ…」

櫻子「一応って …いいけどさ」

向日葵(家宝ですわ)


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:25:40.13 ID:RGySiYMO0
向日葵「櫻子 わ、私もこれ…」

櫻子「えっ まじで!」

向日葵「たまにはしっかりしたものをって… プレゼントとは言い難いですけど」

櫻子「うん… あけるよ」ガサゴソ

向日葵「ど、どう…?」

櫻子「スカートか! いいかも! はいてみる」ゴソゴソ

向日葵「ちょっと いきなり脱がないでよ…///」

櫻子「おぉ しっくりくる!(?)」

向日葵「ま、まぁ似合いますわ」

櫻子「…ありがとなっ 休みの日のお出かけとか、基本はくようにするよ」

向日葵「そこまでしなくてもいいけど…」

櫻子「プレゼント交換、できたね へへ」

向日葵「…結果的にですけど… そうですわね」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:28:28.51 ID:RGySiYMO0
櫻子「イヴももう終わるのかぁ…」

向日葵「普通にやれることはやりましたわ」

櫻子「うん……」

向日葵「なに?」

櫻子「向日葵、やじゃなかった? イヴに私と2人って」

向日葵「いえ…嫌な理由がありませんけど 楓もいましたし?」

櫻子「そっか じゃあ逆に良かった? 私と2人って」

向日葵「意味わかりませんわ… 嫌じゃないから良いってわけじゃ…」

櫻子「普通なんだ… ふーん…」

向日葵「な、なによ…?」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:38:50.78 ID:RGySiYMO0
櫻子「いや 私はよかったなーって 向日葵と過ごせて」

向日葵「え…///」

櫻子「こういう特別な日はさ ケンカするのやめようよ」

向日葵「あ…あなたが余計なことを言わなければ私だって怒りませんわ」

櫻子「そっか じゃあ余計なこと言わない」

向日葵「……」

櫻子「……」

向日葵「あ、いえ 少しくらいなら喋っても…」

櫻子「余計なこと言わない」

向日葵「……」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:42:32.48 ID:RGySiYMO0
櫻子「ケンカしたくないから」

向日葵「いいですわよ喋って… …怒りませんわ」

櫻子「……」

向日葵「ふぅ… じゃあいいですわ 特別な日でも私が怒ることを言ってもいいから 1度言ったら今度は私が喜ぶことも言ってください」

櫻子「は…? ど、どういうこと?」

向日葵「マイナスしてプラスするような感じですわ」

櫻子「よくわかんない」

向日葵「ああもういいから わかった?」

櫻子「機嫌を戻すってこと? いいけどさ…」

向日葵「はい じゃあ喋っていいですわ」

櫻子「やべ いつの間にか喋ってた」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:44:29.51 ID:RGySiYMO0
向日葵「そろそろ寝ないと… 櫻子、どうするの?」

櫻子「明日休みだし 別にこんなに早く寝なくても…?」

向日葵「寒い日はつい長く寝てしまいますから 早く寝るのよ」

櫻子「食べてすぐ寝ると太るんだよ」

向日葵「……」イラッ

櫻子「少しくらい太った方がかわいいかもしれないけどね とか言って」

向日葵「えっ…?」

櫻子「えっ」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:47:21.63 ID:RGySiYMO0
向日葵「今なんて?」

櫻子「いやだから 1回怒らせたら1回喜ばせろっていったじゃん」

向日葵「言ったけど えっ今なんて…?」

櫻子「1回しかいわねーよっ」

向日葵「じゃあ1回怒らせていいからもう1回言って」

櫻子「はあ? な、なにそれ… 向日葵必死すぎるってば」

向日葵「必死すぎる?」

櫻子「あっ… だ、だから 少しくらい太っても向日葵は可愛いって」

向日葵「はぅ」キュン

櫻子「えっ」

向日葵「やっぱり可愛いって言ったんですのね はぁ… か、かわいい…?」

櫻子「可愛い、くらいよく言われるじゃん…」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:50:08.63 ID:RGySiYMO0
向日葵「櫻子に言われたことはありませんでしたわ… か、かわいい…?」

櫻子「そうだっけ 小さいころ言ったことあるような」

向日葵「最近の話ですわ」

櫻子「ああそういえばないか… ていうかなんで私そんなこと言ったんだ…? 反射?」

向日葵「さ、櫻子も 可愛いですわよ」

櫻子「えっ」

向日葵「はっ!?」

櫻子「な、なんだ どうしたんだ向日葵?」

向日葵「なんでもありませんわ!」
向日葵(何故かしら 私も勝手に…?)


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 14:53:38.24 ID:RGySiYMO0
櫻子「可愛いって言っただろ!?」

向日葵「い、言いましたわ… 変かしら」

櫻子「変だ… ちなつちゃんとかあかりちゃんに言われたことはあるけど 向日葵に言われたことはない…!」

向日葵「何年一緒にいると思っていますの…? あの2人より私の方が櫻子のこと知っていますから」

櫻子「そ、そりゃ私だってあかりちゃんとちなつちゃんに比べたら 向日葵のこと知ってるけど…」

向日葵「そうですわよね…?」

櫻子「いやまって なんのアピール大会だよこれ」

向日葵「空気…読みなさいよ…」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 15:01:42.18 ID:RGySiYMO0
櫻子「空気って…?」

向日葵「どうせだから言いますわ…いつもあなたのこと怒ってばかりいるけど 別に嫌いなわけじゃありませんわよ?」

櫻子「ど、どうした急に 知ってるよそのくらい…」

向日葵「あなたはなんでいつも私にベタベタしてきますの?」

櫻子「ベタベタなんてしてないだろ! 向日葵の相手してあげてんの!」

向日葵「頼んでないと言っても?」

櫻子「……近くにいちゃおかしいのかよ…」

向日葵「…いいえ おかしくはないけど」

櫻子「?」

向日葵「私は結構嬉しいんですのよ 櫻子、毎日一緒にいてくれるから」

櫻子「…わ、私も 向日葵と一緒にいるの…楽しいから一緒にいるんだよ…」

向日葵「…!」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 15:05:50.82 ID:RGySiYMO0
櫻子「おかしくないんでしょ…? だからはっきり言った…」

向日葵「よかった それなら、いいの」

櫻子「え…」

向日葵「嫌われてるわけじゃないんだったらいいの 今のままで…」

櫻子「…私は嫌かな」

向日葵「…?」

櫻子「最近、向日葵が他の子と話してたりするとムカムカする」

向日葵「またやきもち…?」

櫻子「向日葵… 学校で私がそばにいるときは 他の子とばっかり話さないでよ」

向日葵「え… あなた何を…?」

櫻子「嫌なんだよ… 向日葵が他の子を好きになっちゃいそうで… 嫌なの」

向日葵「…櫻子……」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 15:09:20.09 ID:RGySiYMO0
櫻子「別に私を好きになってとは言わないよ でも他の子を好きにならないでほしい」

向日葵「それって櫻子を好きになれって言ってるようなものだけど… なんであなたにそんなことを」

櫻子「きらいじゃないんでしょ?」

向日葵「あなたこそ きらいじゃないもん、でしょう?」

櫻子「…うぅぅ……」

向日葵「冗談ですわ 心配しなくても 好きだから… 大丈夫ですわ」ボソッ

櫻子「えっ? 今なんて?」

向日葵「さっ、もう0時ですわ クリスマスの夜は冷えますわよ そろそろ帰りなさい」

櫻子「なんて言ったんだよー! よ、よく聞こえなかったし! 教えてよ! 私を1回怒らせていいから!」

向日葵「逆になっていますわよ  …何も言っていませんわ なにも…」

櫻子「言うまで帰んないからなー!」


おわり


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 15:11:35.17 ID:LPCrXa2G0



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 15:18:01.86 ID:8N5HDxdxO
おつ!


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 15:34:33.68 ID:VinHrrHc0
乙乙


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