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結衣「おいしい肉が食べたい」京子「私を食べれば?」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 22:58:04.15 ID:03aVHS3C0
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結衣「……」
京子「いやーんっ! 優しく食べてね!?」
結衣「こっちは真剣に悩んでるんだよ……」
京子「いや、こっちも真剣なんだけど」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:01:32.95 ID:03aVHS3C0
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結衣「は?」
京子「私、 おいしいと思うんだけどなー」
結衣「……私、肉が好きなんだけど。家計が苦しいから、なかなか食べる機会がないんだよな……」
京子「結衣さんや。話を聞きなさい」
結衣「このマンション、家賃たかいんだ」
京子「話を聞いてよっ!」
結衣「…………………」
京子「私を食べればいいじゃん!」
結衣「……いや、京子はまずそうだし」
京子「ひどっ!?」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:05:32.77 ID:03aVHS3C0
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結衣「―――はぁ。なんとかならないかな……」
京子「そんなに私は食べたくないのか……」
結衣「人肉に興味ないよ」
京子「……牛肉とか?」
結衣「ああ、いいな、牛肉。最近は豚肉ばっかりだよ……」
京子「そんなに食べたい?」
結衣「もちろん」
京子「……わかった。ちょっと待ってて」スクッ
結衣「えっ? ちょっ、待」
バタンッ
結衣「あ………」
結衣(どこかに行ってしまった……)
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:09:20.51 ID:03aVHS3C0
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~20分後~
ガチャ……バタンッ
結衣「……ん?」
京子「はぁ、はぁ……お待たせー!」ドサッ
結衣「……なにこれ!?」
京子「……じゃじゃーん!牛肉ですよ牛肉! 私の少ない小遣いから買ってきた!」
京子「量は少ないけど、高級品である!」
結衣「……おまえ、もしかして……?」
京子「……いっつも、結衣には世話になってるから……ミタイナ」
結衣「…………」
京子「…………あれ?」
結衣「――――あ、」
結衣「ありがとう……」
京子「!………へへ、どういたしましてっ」
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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:12:06.19 ID:03aVHS3C0
-
京子「ほら、食べなよ」
結衣「あ、ああ。一緒に食べよう」
京子「え? いや、結衣だけで食べていいよ」
結衣「そういうワケにはいかない。一緒に、食べよう」
京子「……わかった。へへへ……」ニシシ
結衣「じゃあ、焼いてくる」
京子「おす! おいしく調理してくれよ!」
結衣「うん」
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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:15:11.74 ID:03aVHS3C0
-
~10分後~
結衣「……おいしいな、これ……!」モグモグ
京子「……うめぇ!」モグモグ
結衣「おいしい、おいしい……」モグモグ
京子「……」
京子(本当に、おいしそうだなー……)
結衣「……ごちそうさま」
京子「はやっ」
結衣「久しぶりだったからな……」
京子「……私もごちそうさま! うまかった!」
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12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:19:45.09 ID:03aVHS3C0
-
結衣「ありがとな、京子。本当においしかった」
京子「なんのなんの。結衣さんの欲望は満たされましたかな?」
結衣「………うーん」
京子「………?」
結衣「正直、ちょっと、物足りない……少なかったし」
京子「え」
結衣「あっ。で、でも、いいんだ。京子には、本当に感謝してるし、これだけで十分だし」
京子「………はぁ、意外に結衣って食いしん坊なんだなー」
結衣「……う」
京子「しかたない! とびっきりの肉を持ってきてあげよう!」スクッ
結衣「えっ? いや、もうい」
バタンッ
結衣(行ってしまった……)
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15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:23:32.69 ID:03aVHS3C0
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~1時間後~
ガチャ
結衣「………!」
京子「……はぁ、疲れた~……」
結衣「遅かったな」
京子「ふふん。その分、収穫はあったよ」ドサッ
結衣「……なんだこれ。今度は、何の肉だ?」
京子「よーし食べようー!」
結衣「?……………わかった。焼いてくる」
京子「ああ、これは焼かなくていいんだよ?」
結衣「えっ? 生肉のまま食べるのか?」
京子「そーいうこと。ユッケみたいなもん」
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19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:28:27.20 ID:03aVHS3C0
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結衣「おお……生でいいなんて、そうとう新鮮なんだな」
京子「へへ、私に感謝しながら、ありがたく食べるがいい」
結衣「それじゃ、切り分けて…………」スーッ
京子「…………」ワクワク
結衣「―――よし。食べよう」
京子「よっしゃ!いっただっきまーす!」
結衣「いただきます」
結衣「……………」モグモグ
京子「……………」モグモグ
結衣「……………なにこれ」モグモグ
京子「……………」モグモグ
結衣「おいしい………おいしすぎるぞ…………!」モグモグ
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:36:27.18 ID:03aVHS3C0
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京子「でしょー? さっきの牛肉よりも……はむっ、高級品……だから」モグモグ
結衣「うん……うん………!おいしい、おいしいよ……これ…………」モグモグ
京子「………ごちそうさま!」
結衣「……ああ、なくなっちゃった。ごちそうさま」
京子「どーよ?どーよ?」
結衣「うん、すごくおいしかった。これ、何の肉?」
京子「ちなつちゃん」
結衣「へぇ………………………ン?」
京子「まだ、私の家に余ってるよ! それは腕だし!いやぁ、一番うまいのは脳みそでさ、やっぱそれを食べないともったいないし、私の家に行って、今から食べよう、そうしよう!ほんとにおいしいよ、最初に持ってきた牛肉なんかよ 」
結衣「いやいやいやいや、待て待て待て待て待て待て」
京子「なんだい、結衣くん」
結衣「真面目に答えて欲しいんだよ。この肉、すごくおいしかったから気になる」
京子「いやいやいやいや、だからさ」
京子「ちなつちゃんだって」
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25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:36:57.34 ID:KCHOYcFz0
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ちなつ・・・
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34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:41:56.88 ID:03aVHS3C0
-
結衣「……………」ジロッ
京子「うおっ、結衣の軽蔑の目」
結衣「まぁ、この際どうでもいいや……おいしい肉、ありが」
京子「そして、ちなつちゃんの目」ゴロッ
結衣「…………ヒッ」ビクッ
京子「…………どーも、こんにちは。ちなつちゃんの眼球でぇーす」
結衣「な、なんだ、これ、えっ? が、眼球?えっ?本物か? うわっ、なんだのこれ……!」
京子「だーかーら。ちなつちゃんの眼球だってば。これもなかなかイケるよ?」
結衣「・・・・・・・・・・・・」
京子「食べないの?」
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:46:07.15 ID:03aVHS3C0
-
結衣「・・・・・・・・・」ボーッ
京子「じゃあ、私が食べよっかな♪」パクッ
結衣「タ、タベタ………」
京子「………」プチッ
結衣「っ!」
京子「うむ。さすが、ちなつちゃん。おいしいなぁ」
結衣「そ、それ、ちなつちゃん? 本当に、ちなつちゃんなのか?」
京子「ちなつちゃん。私の愛しいミラクるん似のちなつちゃん」
結衣「ちなつちゃん、なのか。は、ははは」
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40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:51:49.74 ID:03aVHS3C0
-
京子「ねぇ、結衣」
結衣「……な、に?」
京子「電話、かして」
結衣「……い、いいけど、な、何につか、うんだ?」
京子「いや、ちょっとやり過ぎたかなって。だから、結衣にも慣れてもらおうかなってね♪」ガチャ
結衣「……慣れ、る?」
京子「……あ、もしもし?あかり?」
結衣「――――!」
京子「いま、ヒマ? うん、うん。結衣ん家で遊ばない?」
結衣「や、やめ、ろ」
結衣(と、止めないといけないのに………体が、震えて動かない………!)フルフル
結衣(ちなつちゃん、の、目、プチッ…………)
結衣「ハァ……ハァ………ォェッ……」
京子「オッケー♪ じゃあ、また後でね」ガチャ
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42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:54:25.88 ID:JJzxuZqB0
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え・・・
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44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/24(土) 23:58:10.03 ID:03aVHS3C0
-
~30分後~
ガチャ
あかり「おじゃまするね~」
京子「お、どーもどーも」
結衣「……ハァ……ハァ……あ、あかり…………」フルフル
京子「いやーごめんね、あかり。急に呼んじゃって」
あかり「ううん、ヒマだったから、ありがたいぐらいだよぉ」ニコッ
京子「まぁ、あかりはいっつも暇そうだもんね~」
あかり「そ、その言い方はヒドイよぉ~」
京子「でも大丈夫! 私達が暇な時間を消してあげる!」
結衣「………!」
あかり「えへへ、ありがと」
-
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:05:44.28 ID:zhqR//so0
-
京子「んじゃ、まずは」
結衣「きょ、京子……!」
あかり「あれ?結衣ちゃん顔色」
京子「あかりの首を絞めます」
あかり「えっ?」
結衣「やめ」
京子「……」キュッ
あかり「………っ!?…………っ!?………はっ……きょ、京子ちゃっ………!?」バタバタ
京子「……」キュゥゥ
結衣「お、おい、京子………やめっ、やめっ、ろ」
あかり「…………っはっ…………あっ……………きょ、ちゃ……ゆい、ちゃ………はぅっ…………!」バタバタ
-
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:09:42.18 ID:zhqR//so0
-
結衣「やめ、や」
京子「……」キュゥゥ
あかり「あっ、あぁぁっ…………!!!!」バタ、バタ
京子「……」キュウウ
あかり「やめっ、……はっ、なんとか、…………言ってよ、京子ちゃっ…………!!」
京子「……離す」パッ
あかり「あっ、……けほっ、けほっ、けほっ、けほっ、はぁ、はぁ、はぁ……きょ、京子ちゃん…………っ?」ゴホゴホ
結衣「……!」
京子「ねぇ、結衣。見てよ」
結衣「………な、なに」
京子「あかり、苦しそうだよね?」
-
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:16:00.94 ID:zhqR//so0
-
あかり「けほっ、けほっ……はぁっ」
結衣「―――あ、当たり前だろ!!」
京子「なんか、見てて思わない?」
結衣「……はぁ……!?」
京子「……あかり。もう一回」ズイッ
あかり「え、待っ」
京子「……」キュゥゥ
あかり「あっ…………ちょっ……っ」バタバタ
結衣「京子!!!!!!やめろ!!!!!!」
京子「……」キュゥゥ
あかり「はぅっ…………あっ、あっ、くるし……いよ…………」バタバタ
結衣「あかり………!」スクッ
京子「……結衣、動けるなら私のこと止めた方がいいんじゃない?」
-
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:22:52.30 ID:zhqR//so0
-
結衣「………っ!!っ!!動けっ、私……!!」
京子「……結衣……あかりの顔、見てよ」キュゥゥ
結衣「…………はぁ!? やめ」
あかり「……んー…………んっ………はっ、はっ……………」バタバタ
結衣「……っ」ゾクッ
京子「顔、真っ赤にして、バタバタ抵抗して。でも、あかりは助からないよ。だって、私はもう止めないから」キュゥゥ
京子「どう思う?正直、悪い気分じゃなくない?」キュゥゥ
結衣「そ、そんなっ、ワケ」
あかり「……っ…………」フラ、フラ
結衣「~~~!!」ゾクゾク
京子「結衣。嫌なら、止めていいよ」
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78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:29:12.70 ID:zhqR//so0
-
結衣「…………」
京子「私、あかりもちなつちゃんも大好き」キュゥゥ
あかり「……き、………ゆっ………ちゃっ」
京子「だからこそっ、こういうのっ、最高にっ、興奮っ、するっ」キュゥゥ
あかり「………………っ…………」
京子「友達の最後が、自分。それって、すっごく」キュゥゥ
あかり「………あっ」
あかり「」プラン
京子「ゾクゾク、する」パッ
あかり「」ドサッ
結衣「………あかり、死んだのか?」
京子「ハァ、ハァ……うん」
-
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:34:35.78 ID:zhqR//so0
-
あかり「」
結衣「………………」
京子「……ハァ………ハァ……ふぅ」
結衣「………京子、なんてこと………」
京子「………」
結衣「………食べる?」
京子「………!」
結衣「死んじゃったものは仕方ないし。食べてあげないと、かわいそうだもんな、うん………」
京子「……ずいぶん落ち着いてるね?」ニシシ
結衣「……そんなことないよ」
京子「………ま、止められなかったなら、仕方ないよね?」ニヤッ
結衣「………バカ」
京子「へへ…………照れないでいいよ、結衣にゃん♪」
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89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:39:25.01 ID:1/Uzvwm/0
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結衣、順応性ありすぎ
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91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:40:07.46 ID:zhqR//so0
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~30分後~
結衣「……」モグモグ
京子「……」モグモグ
結衣「おいしい………………」モグモグ
京子「おいしい…………………」モグモグ
結衣「……あかり、ごちそうさま」
京子「私もごちそうさま!」
結衣「………ふぅ」
結衣「おいしいとこだけ厳選して取ったから、大分あまっちゃったな」
京子「ま、さすがに、ぜんぶ食うのは難しいよ。後は捨てればいーじゃん」
結衣「そうだな」
京子「うん」
結衣「………………」
京子「………………」
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96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:47:26.95 ID:zhqR//so0
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結衣「……京子、さ」
京子「ん?」
結衣「本気、だったんだな。『私を食べて』って」
京子「あー、まぁね。結衣はあっさりスルーしちゃったけど」
結衣「…………京子」
京子「…………結衣」
京子「結衣のために、高い牛肉とちなつちゃんを用意した。あかりだって、目の前で殺したし」
京子「でも、わかる。結衣、まだ足りてない」
結衣「………」
京子「おいしい肉、これで最後。私、おいしいと思うよ?」
結衣「……っ……っ……」フルフル
京子「私、結衣に殺されたいし、食べられたい」
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104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:53:18.09 ID:zhqR//so0
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結衣「おまえは、人を殺して、食べたいんじゃないのか……?」
京子「―――私、変人だからさ。殺したいし、殺されたい。昔から、死の境目が大好きだったんだ!」
京子「それを、大好きなものを壊すことで満たしてた。でも、でもさ」
京子「やっぱり、最後は……1番、大好きな人に殺されたいじゃん」
結衣「……!」
京子「結衣、いつも、ありがとう。1番、大好きだっ!」
結衣「……あきれた。こんな時に告白……?」
京子「ふふん。まぁ私は、変人だからね」
結衣「別に自慢にならないぞ……」
京子「…………」
結衣「…………」
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108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 00:58:55.81 ID:zhqR//so0
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結衣「……私も、京子が、好きだ」ボソッ
京子「………!」
結衣「ずっと、横に居る京子の存在が……心地よかった。今だから、言える」
京子「ゆ、結衣ぃ……」グスッ
結衣「できれば、ずっとこのまま、横に居て欲しいけど」
結衣「それ以上に、京子を殺したい。京子も、きっと……殺されたくて、たまらないんだよな?」
京子「……もちろん!」ニシシ
結衣「………………」
京子「………………」
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114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:03:47.17 ID:zhqR//so0
-
結衣「………」スッ
京子「……!」
結衣「………」キュッ
京子「………はっ………んっ…!」
結衣「京子…」キュゥゥ
京子「ゆっ……………ぁぁっ…………!!!」フルフル
結衣「京子っ、京子っ、京子…」キュゥゥ
京子「だいす……………き、だい……………すきいっ……………!!」フルフル
結衣「京子っ、京子っ、ハァッ、京子っ、京子っ、ハァッ、京子!!!!」キュゥゥ
京子「…………くぅ……はっ…………やっぱ………ゆいっ…………だっ…………!!」フルフル
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120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:09:29.98 ID:zhqR//so0
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結衣「ハァッ、最後だよっ、京子っ、大好きだっ、京子っ、もっと、一緒に居たかったよ!!!!」キュゥゥ
京子「私もっ……ずっと、一緒…………あっ」フラフラ
結衣「京子っ、京子っ、京子っ、京子っ、京子っ、京子っ、京子………!!」キュゥゥ
京子「―――ゆひっ」
京子「あり、が………………っ」
結衣「京子っ、京子っ、京子……!」キュゥゥ
京子「とっ…………」プッ
京子「…………」
京子「」プラン
結衣「はっ、はっ………はっ……ハァッ、ハァッ」
結衣「京子………?」パッ
京子「」ドサッ
結衣「…………!」
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121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:12:24.57 ID:zhqR//so0
-
結衣「はぁ、はぁ……………」
京子「」
結衣「………はーっ、はーっ……」
京子「」
結衣「…………京子」
京子「」
結衣「京子」
京子「」
結衣「死んだんだ、京子」
京子「」
結衣「すごく、悲しいけど。約束、だもんな。食べるよ、京子」
京子「」
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124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:17:28.47 ID:zhqR//so0
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~30分後~
結衣「……いただきます」
結衣「…………」モグモグ
結衣「おいしい………………」モグモグ
結衣「おいしいよ、京子…………」モグモグ
結衣「ちなつちゃんよりも、あかりよりも、今まで食べてきた、どの肉よりも……」
結衣「おいしい……………!」モグモグ
結衣「………」モグモグ
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126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:22:26.87 ID:zhqR//so0
-
結衣「……京子、ごちそうさま」
結衣「………………」
結衣「……………っ」
結衣「………」ポロポロ
結衣(―――あれ?なんで、私っ、泣いてるんだ……??)ポロポロ
結衣(なんで、なんでっ。私が、殺して、京子も、それを望んでてっ………!)ポロポロ
結衣(泣く必要なんて、ない。笑えば、いいじゃないか……っ)ポロポロ
結衣「……っ……!」ポロポロ
結衣「なんで、涙、止まらないんだよ、……っ」ポロポロ
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129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:24:54.73 ID:zhqR//so0
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~10分後~
結衣「…………」フキフキ
結衣「…………あ」
結衣「そうか…………」
結衣「もう、京子、いないから………」
結衣「私、殺してもらえない………」
結衣「大好きな、京子に………」
結衣「殺して、もらえない………」
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131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:29:04.70 ID:zhqR//so0
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結衣「京子………」
結衣「私を殺してくれよ………」
結衣「………………」
結衣「………………ぁぁ……………」
結衣「私が、殺して、京子は、いなくてっ、私は、一人になって」
結衣「そっか………………」
結衣「……………京子………………」
結衣「お前が居なかったら、私、どうすれば……?」
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134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:34:53.62 ID:zhqR//so0
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私は、京子を殺したかった。
そして、京子に殺されたかった。
でも、それを同時に満たすのは無理だ。
なら、殺されて、楽になった方がよかったのかもしれない。
でも、京子だって。
きっと、あの世で寂しがってるから。
京子に殺されたかったけど、仕方ない。殺人の刑罰ってヤツだ……だと思う。
だけど、せめて。首を絞められた感覚だけでも、共有したいから。
私は、首を吊ろうと思う。
◆おわり◆
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136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:35:50.33 ID:1/Uzvwm/0
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なんという・・・
乙
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139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:37:46.48 ID:FKa4zGfS0
-
乙
鬱な気分に浸りたくなるときはある
-
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/25(日) 01:38:08.53 ID:ex1gkeWb0
-
乙
最高に興奮した

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