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男「見ぃつけた・・・」少女「ひっ」
- 1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/28(月) 02:39:37.17 ID:nC+tvlj80
- 男「少女ちゃん、怖がらなくていいんだよー。ほら、こっちに来て・・・」
少女「ち、近づかないでください!」
男「傷つくじゃないかあ、少女ちゃん」
少女「もう追いかけてこないでください・・・」
男「嫌だよぉ、だって僕は少女ちゃんのことが大好きなんだから」
少女「私は大っ嫌いです!このハゲ!!」
男「っ!」
少女「お母さんが言ってました、『ハゲは敵』だって」
男「・・・僕、ますます少女ちゃんのこと好きになっちゃった」
- 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/28(月) 02:46:30.17 ID:cub2rpYb0
- これは滅せられても仕方ないわ
- 3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/28(月) 02:49:09.28 ID:nC+tvlj80
- 少女「(家まであと少しだけど、走って逃げ切れるか分からない)」
少女「(じゃあ戦う?ううん、絶対に勝てない。なら・・・)」スゥー
男「?」
少女「誰かーーーー!!助けてーーーーーーー!!お母さーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」
男「っ!」ダダッ
少女「助かった・・・辛い戦いだった」
- 4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/28(月) 02:58:55.52 ID:nC+tvlj80
- ーーー少女宅ーーー
少女「さっきね、ハゲに襲われたの。けど撃退出来たよ」
お母さん「だ、大丈夫だったの!?怪我は・・・してないみたいね」
少女「うん」
お母さん「危ないから市役所に通報しとかないと」
お母さん「最近は人里に下りてくる頻度が増えたわね」
少女「私怖いよ・・・」
お母さん「少女・・・」 - 6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/28(月) 04:08:23.06 ID:DG1paC7zO
- ハゲのどこが悪いんだよ
- 7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/28(月) 09:39:58.13 ID:AOm+/sKro
- 「人里に下りてくる」で草生える
- 8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/02(金) 17:49:32.41 ID:Rn3/kZ4Vo
- ふざけんなはげてきにすんなあほ
- 9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/03(土) 04:21:51.64 ID:qDEGbtKAO
- どんな世界観だよ
- 10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 02:27:45.63 ID:AoBON6I80
- 少女「ねえ、今日は一緒に寝ていい?」
お母さん「・・・そうね、今日は特別ね」
少女「うん!」
お母さん「・・・」
男「少女ちゃん・・・少女ちゃん・・・」
男「かわいいなぁ。愛らしいなぁ」
男「どうすれば仲良くなれるのかな」
- 11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 02:35:09.10 ID:AoBON6I80
- ーーー翌日ーーー
少女「学校に行く準備できた!」
少女「そういえば通報してくれた?」
お母さん「・・・あ!ご、ごめんなさい少女!」
少女「え・・・」
お母さん「お母さんうっかりしてた・・・」
少女「もしかして、今日も」
お母さん「少女、ハゲが現れて襲って来ようとしたら昨日のようにするのよ」
お母さん「昨日のようにちゃんと対応すれば、大丈夫なはずよ」
少女「うん・・・」
少女「じゃあ、行ってきます」
お母さん「行ってらっしゃい。気を付けてね!」 - 12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 02:42:19.05 ID:AoBON6I80
- ーーー(登校中)ーーー
少女「はあ、なんで坂の上に学校を作ったんだろう」
少女「服がベタベタしてきた、気持ち悪い・・・」
少女「ん?なんだろう」
少女「太陽が、2つ?」
男「見ぃつけた・・・」
少女「ひっ」
- 13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 03:06:11.85 ID:AoBON6I80
- 男「少女ちゃん、昨日ぶりだね・・・」
男「どう?イメチェンしたんだけど似合ってる?」
少女「・・・?」
男「ふふふ、髪の毛を染めたんだあ。金髪に」
少女「!!!!」
少女「(ど、どういうこと?髪の毛を染めた?髪の毛がないのにどうやって?)」
男「どうしたんだい?少女ちゃん」
少女「(意味が・・・分からない)」
男「あ、頭皮かゆい」
少女「!!!!」
少女「(そ、そうか!このハゲ、頭皮に直接っ!!)」
男「さあ少女ちゃん。学校なんて休んで、恰好良くなった僕とこのままデートしようねえ」
少女「い、嫌です!私は学校に行くんです!」
男「わがままを言う少女ちゃんは可愛いなあ」
少女「さ、叫びますよ?昨日みたいに」
男「っ!」ダダッ
- 14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 04:26:58.92 ID:ed92stcgO
- ハゲ弱すぎワロタ
- 17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 14:39:44.59 ID:AoBON6I80
- パンパン!
男「ぐっ」
少女「・・・え?」
市役所職員「人様を怖がらせんじゃねえよ、ハゲが」
男「25口径・・・か」バタッ
市役所職員「さっき君のお母さんから市役所に通報が来たんだ。『娘がハゲにストーカーされている』ってな」
市役所職員「怖かっただろ、もう安心していいからな」
少女「あ、えっと」
市役所職員「ほら、学校に早く行きな。もう朝礼が始まっちまうぜ?」
少女「・・・」
少女「(もしお母さんにハゲのことを言わなかったら、ハゲは死なずに済んだのだろうか)」
少女「(ハゲは敵。そんなことは分かってる)」
少女「(でも・・・ハゲだからって死ななきゃいけないって、少し可哀想かも)」
この日、地球上から一人のハゲが消えた。ハゲたちは町を歩くことを許されない。
しかし時々、山から下りてくるハゲがいる。もしハゲを見かけたら最寄りの市役所や区役所に通報しよう。
25口径を腰に携えた職員がハゲを駆除してくれるからね!
終わり
- 19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/04(日) 15:43:35.13 ID:Y4hzz4drO
- お、おう
- 21 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/05(月) 19:07:17.07 ID:dHKqF9b7o
- ふざけんじゃねえぞ ハゲいじめんな

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