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男「腕が組みたい」後輩「えっ、突然何ですか先輩?」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:10:14.50 ID:xomZkENK0
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男「僕は腕が組みたいんだよ!」
後輩「わ、私とですか?」
男「もちろん」
後輩「いや・・・辞めときます」
男「頼むよ!」
後輩「そんな駄々こねられても・・・・」
男「下心はないんだ!」
後輩「ありますよね」
男「下心はちょっぴりしか無いんだ!」
後輩「あるんじゃないんですか・・・・」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:13:09.69 ID:xomZkENK0
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男「僕が何で腕を組みたいか分かるか?」
後輩「分かんないです、分かりたくないです」
男「教えてあげよう」
後輩「私の話・・・聞いてます?」
男「僕は恋人気分を味わいたいんだよ!」
後輩「聞いてませんね・・・・」
男「聞いてるか?後輩?」
後輩「それなりに」
男「よーし、じゃあ腕を組んでくれ」
後輩「嫌です」
男「何でだよぉ・・・・」
後輩「いや・・・・だって私が許可する理由がないじゃないですか」
男「後輩のよしみで」
後輩「じゃあ後輩辞めます」
男「そこまでするの!?」
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14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:16:54.57 ID:xomZkENK0
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後輩「嘘ですけど」
男「良かった・・・・」
後輩「で、腕ですか?」
男「うん、腕だよ」
後輩「・・・何でまた」
男「ううん・・・これには深ーい、深ーい訳があってね」
後輩「ふむふむ」
男「昨日街に出かけたんだ」
______________________________
男『ふんふんふーん~今日はゲームの発売日~』
カップル『きゃっきゃうふふ』
男『くそっ・・・なんで僕はフォ○カノなんか買いに行こうとしてるんだ・・・・ッ!?畜生!』
_______________________________
男「ってことがあって」
後輩「滅茶苦茶浅い理由じゃないですか!」
男「因みにフォト○ノは買ったよ?」
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:20:26.89 ID:xomZkENK0
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後輩「知りませんけど」
男「んまあとにかく、僕は打ちひしがれたわけ。『僕も腕くんで街を歩きたい・・・!』ってね」
後輩「いちいちポーズ決めなくていいです」
男「あ、そう?」
後輩「はぁ・・・ここまで馬鹿だったなんて・・・」
男「何言ってるんだ後輩。僕はいつでもこうだ」
後輩「そうでしたね、いつでも馬鹿です」
男「ふっふーん、やっと気づいたか」
後輩「気取って言うことじゃないですから!」
男「一回はこういうふうに言ってみたいもんじゃん!」
後輩「馬鹿で気取るってもう終わってますから・・・・」
男「まあ話を戻して。さ、後輩。腕を」
後輩「組みません」
男「なんで!?」
後輩「今までの話に懐柔の余地が一寸たりとも無いですから・・・」
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20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:25:03.19 ID:xomZkENK0
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男「そっか・・・僕はもう家に帰ってフ○トカノをするしか無いのか・・・」
後輩「いいじゃないですか、やること有るなら」
男「違うでしょ!そこで『やめて!私が腕を組めばいいんでしょ!』って泣きながら駆け寄るところでしょ!」
後輩「知らないですよ!」
男「困った後輩だ」
後輩「困ってるのは私です!」
男「取り敢えず腕を組めばいいんじゃないかな」
後輩「理不尽だー!」
男「じゃああれだ、手をつなぐ・・・っていうので譲歩してあげようかな」
後輩「なんで先輩が譲歩する立場になってるんですか」
男「えっ?違うの?」
後輩「逆ですよ!逆!」
男「あ、じゃあ後輩言ってよ『恋人つなぎで譲歩です』って」
後輩「要求しないでください」
男「あれ?此れもダメなの?」
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23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:27:45.81 ID:xomZkENK0
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後輩「だいたい恋人つなぎって何ですか?」
男「あれだよ、指を一本一本絡めてつなぐ奴」
後輩「は、はぁ」
男「まあ百聞は一見に如かず!やってみるのが早いね!」
後輩「えっ、ちょっと先輩!」
男「まぁまぁ」
後輩「まぁまぁじゃなくって!」
男「みぃみぃ」
後輩「そういうイミじゃないです!」
男「めぇめぇ?」
後輩「聞かれても困るんですけど」
男「いいじゃん、手をつなぐくらい」
後輩「えぇー・・・」
男「ほらほらぁ」
後輩「少しだけですよ・・・」
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:32:17.51 ID:xomZkENK0
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男「ほっ・・・ほっ・・・ほっ・・・っと」
後輩「編み物みたいに絡めないで下さい」
男「それにしても細いなぁ・・・後輩の指」
後輩「そうですかね」
男「白山の手みたい!」
後輩「誰ですかそれ!」
男「なんだったっけ?」
後輩「白魚みたい・・・じゃないんですか?」
男「そうそう、そんなん」
後輩「なんで自分で訂正してるんでしょう・・・」
男「僕が馬鹿だからじゃないの?」
後輩「言わないでいいですから!」
男「いわないでか!」
後輩「語尾がおかしいです、先輩」
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:36:06.70 ID:xomZkENK0
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男「あー、暖かいなぁ・・・」
後輩「先輩の指、意外と太いですね。男っぽいです」
男「今頃気づいた?」
後輩「日頃から頼りないですから・・・」
男「そうかな?」
後輩「そうです」
男「後輩の指はぷにぷにしてるよ?」
後輩「そ、そうですか・・・」
男「太ってるとかじゃないからね?」
後輩「いわないでか!」
男「パクった!?」
後輩「言わなくてもいいことを・・・・」
男「ご、ごめん・・・・」
後輩「後でハンバーガー1個奢って下さい」
男「太るよ?あ、ご、ごめん!そんな怖い目で見ないで!」
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30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:39:12.93 ID:xomZkENK0
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後輩「さて、そろそろ・・・」
男「そろそろ街へ行こう!」
後輩「えっ?いや恥ずかし」
男「行かないと意味無いじゃん!」
後輩「ちょっとだけって言ったじゃないですか!」
男「まぁまぁ」
後輩「もー!」
男「さー、いっくぞー」
後輩「こ、恋人つなぎって離し難い・・・・っ」
男「さあ諦めて大人しくついてこーい!」
後輩「わーん!」
男「恋人気分~」
後輩「逮捕された気分~・・・・」
男「テンション上げてこ~!」
後輩「のー!」
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 20:44:26.28 ID:xomZkENK0
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男「着いたぞー!」
後輩「せ、先輩歩くの早い・・・」
男「どこ行こっか?」
後輩「決めてなかったんですか?」
男「別に?」
後輩「なんて適当な・・・」
男「あ!そうだ、お薦めのゲームがあるんだった!」
後輩「あ、ちょっと引っ張らないでくださいよ先輩!」
男「ゲーム屋へGO!」
後輩「まだ手つないどくんですね・・・」
男「人ごみに紛れて迷子になると困るし」
後輩「そ、そうですか」
男「それに恋人気分まだ味わいたいし!」
後輩「それが本音ですか・・・」
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46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 21:29:30.80 ID:xomZkENK0
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男「ふぅ、着いた着いた」
後輩「いつものゲーム屋さんですね」
男「ここはなんだかんだで品ぞろえいいから好きなんだよ僕」
後輩「へぇー」
男「さて、オススメのゲームのとこにいこうか!」
後輩「は、はい」
男「えーっと・・・どこだったっけなぁ・・・」
後輩「覚えてないんですか?」
男「いや、大体覚えてる」
後輩「大体って・・・・」
男「確か右斜め前!」
後輩「何処から見てですか!」
男「わかんない」
後輩「わかんないんですか・・・」
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 21:33:19.41 ID:xomZkENK0
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男「あ!あったあった!これだよこれ!」
後輩「何々・・・・あれ、ずいぶん古いゲームですね?」
男「古いのがいいんだ」
後輩「よく有りましたね」
男「だから言っただろ?品揃えがいいんだよ!」
後輩「なんていうゲームなんです?」
男「マ○ーのアトリエ!」
後輩「は、はぁ・・・」
男「錬金術がすごいんだよ!」
後輩「へ、へぇ・・・」
男「まぁ、ほら買ってあげるから」
後輩「えっ、ちょっと!私PSは持ってないんです・・・」
男「じゃあ僕の家でやろうよ!」
後輩「・・・・・・」
男「な、なに?そんなにじーっと見られると照れるんだけど」
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 21:37:29.42 ID:xomZkENK0
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後輩「それは素で言ってるんでしょーか?」
男「う、うん?一緒にゲームやるのイヤかな?」
後輩「嫌じゃないですけど・・・その、なんていうか、男に人の家に行くのって・・・」
男「あ、今日は親もいないし大丈夫だよ?」
後輩「もっと不安になりました・・・」
男「え?えっ?」
後輩「いいですよ!行きます!」
男「う、うん?よかったー」
後輩「はぁ・・・これだから先輩は」
男「ふんふんふーん~」
後輩「あの・・・ところでそろそろ手をつなぐの辞めません?」
男「やだ」
後輩「子供ですか!」
男「もうちょっと幸せ気分味あわせてよ!」
後輩「子供でした・・・」
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51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 21:42:47.94 ID:xomZkENK0
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男「ゲームも買ったことだし、僕の家に行こっか?」
後輩「そうですね」
男「なんだか後輩固くない?大丈夫?」
後輩「べ、べつにそんなこと無いです」
男「そう?ならいいけどさ」
後輩「・・・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・・」
後輩「な、なんか喋ってくださいよ!」
男「ご、ごめん!脳内プレイしてたよ!」
後輩「ぷ、プレイ!?」
男「う、うん・・・後輩とやる前におさらいしとこうと思ってさ」
後輩「や、やるって!?何を考えてるんですか先輩は!!」
男「え、ええっ?マ○ーのアトリエだけど!?」
後輩「そ、そ、そうですか・・・・」
男「う、うん。後輩、大丈夫・・・?」
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54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 21:48:22.64 ID:xomZkENK0
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後輩「たいしたことないんで忘れて下さい!」
男「う、うん、わかったよ!」
後輩「・・・・・・・・・・・・」
男「え、えーっと・・・もう少しでつくから?」
後輩「なんで疑問形なんですか」
男「ご、御免・・・」
後輩「謝んないでくださいよ・・・」
男「有難う!」
後輩「感謝する意味がわかんないです」
男「僕と手を繋いでくれて?」
後輩「こ、ここで感謝しないで下さいよ!」
男「言える時にいっとこうと思って?」
後輩「全く・・・」
男「あれ?怒っちゃったかな・・・」
後輩「別に怒ってないですー」
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 21:55:11.24 ID:xomZkENK0
-
男「あ、着いたよ。ここここ」
後輩「でっかい・・・」
男「そうかな」
後輩「はい・・・結構・・・」
男「まぁ入ってよ?ね?」
後輩「わぁ・・・お庭の花が綺麗・・・」
男「欲しいなら持ってっていいよ?お母さんが趣味でやっててさ、いつでも欲しい人に上げてって言われてるんだ」
後輩「そうなんですか」
男「・・・っていっても欲しいなんて言うのは後輩が初めてなんだけどね?はい、これ」
後輩「これは黄菖蒲・・・ですか?」
男「お母さんが『私は花言葉を重視して選ぶのよ』なんて言ってたから色んなのが植えてあるんだよね・・・。他のがいいなら他のにするけど?」
後輩「いや、いいです。此れが良いです」
男「そっか、ならいいけど」
後輩「花言葉を重視・・・ですか。なるほどです」
男「じゃ、とりあえず上がろうか!」
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60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:00:16.46 ID:xomZkENK0
-
後輩「ど、どこに先輩の部屋があるんでしょうか・・・」
男「ん?僕の部屋は三階」
後輩「三階!?」
男「えっ?どうしたの?!」
後輩「い、いや純粋に驚いただけです・・・」
男「なんか驚いてばっかりだね?」
後輩「先輩の家全てが驚きなんですよ・・・」
男「そうかなぁ・・・」
後輩「こんなお屋敷そうそう無いですから・・・・」
男「へへへ」
後輩「先輩は褒めてません」
男「うぬぬ・・・」
後輩「さ、先輩の部屋に連れてって下さいよ」
男「なんでそんな覚悟を決めたような顔をしてるんだい?」
後輩「気分です」
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66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:07:04.93 ID:xomZkENK0
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男「どうぞ」
後輩「・・・エレベーター着いてるとか」
男「どうかした?」
後輩「なんでもないです!入りますよ!」
男「後輩がなんだかおかしい」
後輩「気のせいです」
男「じゃあ切り替えて!やろうか!」
後輩「そうですね」
男「ふんふんふーん」
後輩「手はまだ離さないんですか・・・」
男「だ、だって・・・もう一生繋いでくれなさそうじゃん・・・」
後輩「あー」
男「心当たりあるんだ・・・」
後輩「だ、大丈夫です。きっと先輩とまた手をつなぎます・・・!」
男「あさっての方向見ながら言わないでよ!」
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69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:10:40.80 ID:xomZkENK0
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男「PSを押入れから出して・・・」
後輩「あれ?PS2とか3でも出来るんじゃないんですか?」
男「ふっふっふ・・・甘いね」
後輩「甘かったですか」
男「うん、PSのゲームはPSでやるもんなんだよ!」
後輩「よくわかりません」
男「わかってよ!」
後輩「まぁとりあえずやりましょうよ」
男「そだね」
後輩「スイッチオン・・・・っと」
男「ブィィン・・・」
後輩「よく見たらちっちゃくて可愛いじゃないですか、PS」
男「ゲームフェチ?!」
後輩「違いますよ!・・・もう、先輩は変な所で反応する・・・」
男「ご、ごめん・・・」
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72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:15:43.21 ID:xomZkENK0
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_________________________________
男「ここ、そうそう調合して」
後輩「こ、こうですか?」
男「ああっ!違うよ!それ混ぜたら・・・!」
後輩「・・・なんか凄いの出来上がりました」
男「それゴミだよ・・・」
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男「ほら、やっぱ落第を回避するために・・・」
後輩「先輩と一緒ですね」
男「僕は落第しそうじゃないよ!」
後輩「人生を」
男「人生を落第!?どういうこと!?」
後輩「自分で考えたほうがいいですよ?」
男「そんな風に言われると怖いんだけど・・・」
____________________________
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73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:19:17.28 ID:xomZkENK0
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後輩「はぁ・・・疲れてきちゃいました」
男「そう?じゃあそろそろ休憩しようか」
後輩「・・・待って下さいよ、先輩」
男「何?どうしたの?」
後輩「左手を腰に当てて下さい」
男「立って?」
後輩「座ったままで」
男「こ、こうかな」
後輩「そうです」
男「で?」
後輩「私が右手を先輩の腕に絡めます」
男「こ、後輩?!」
後輩「・・・・・・ちょっとだけ、なんですからね?」
男「う、うん。ありがとう」
後輩「えへへ、どういたしまして」
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75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:21:34.63 ID:xomZkENK0
-
男「・・・・・・・・・・」
後輩「・・・・・・・・・・・」
男「後輩の心臓の音が聞こえるんだけど」
後輩「私もですよ」
男「・・・・・・・・・・・」
後輩「・・・・・・・・・・」
男「そ、そんな見ないでくれよ」
後輩「せ、先輩だって見ないで下さいよ・・・」
男「・・・・・・・・・」
後輩「・・・・・・・・・・・」
男「目、瞑ってよ」
後輩「せ、先輩こそ瞑るべきです」
男「・・・・・・・・・・」
後輩「・・・・・・・・・・・・」
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77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:24:31.33 ID:xomZkENK0
-
男「こっち、ちゃんと向いてよ」
後輩「っ・・・は、はい・・・」
男「目、瞑ってくれるかな?」
後輩「仕方ないですね・・・っ、一度だけですよ?」
男「一度で十分だよ」
後輩「っ」
男「ど、どうかな?」
後輩「キスの後に・・・そんなこと言うのは格好悪いですよ?」
男「ご、ごめん・・・」
後輩「先輩、なにか言うことないですか?」
男「・・・・付き合って下さい」
後輩「わかりました」
後輩「――――― 一度だけですよ?」 ~fin~
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78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:25:07.56 ID:3RfHhwyu0
-
乙
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:26:52.46 ID:xomZkENK0
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ここまでお付き合いいただき有難う御座いました。
http://blog.livedoor.jp/sumokutizu/
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90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:42:21.01 ID:Y6EIo+Vs0
-
乙
こういう口説き方は好きだな
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92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/04(水) 22:44:36.72 ID:0WinjCMM0
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乙
こんな高校生活送りたかった

マリーのアトリエプラス ザールブルグの錬金術士

フォトカノ 特典 初回特典:「ねんどろいどぷち 果音」&大谷桃子お風呂ポスター付き

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