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キャスター「オチンチンブレイカー」セイバー「え」士郎「危ない!」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:15:11.92 ID:qUd0sPob0
衛宮邸 庭

キャスター「くらいなさい」

セイバー「オチンチン……ブレイカー……?」

キャスター「やぁ」

士郎「セイバァァァ!!!!」

セイバー「あ、シロウ!!」

トスッ

士郎「あ……」

キャスター「ふふ」

セイバー「シロウー!!!」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:18:06.46 ID:qUd0sPob0
翌日

桜「今日も先輩を起こさないとー♪」

桜「……」ガラッ

桜「せーんぱ―――」

「すぅ……すぅ……」

桜「……」

桜「え……?」

桜「赤毛の女の子が寝てる……」

桜「……」

桜「おい」ゲシッ

「いた!え?」

桜「先輩はどこですか?あなた誰ですか?」

「え?え?」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:22:17.72 ID:qUd0sPob0
桜「なんでここで寝てるんですか?」グイッ

「ちょっと桜?何言ってんだ?」

桜「貴方に桜なんて呼ばれる筋合いはありません」

「はぁ?」

桜「さ、こっちに」

「あの……」

桜「……」

「桜さん?」

桜「せんぱーい!!この可愛い女の子だれですかー!!」

「……」

凛「あ、おはよう。桜」

桜「姉さん!!この子、知ってますか!!!」

凛「え?」

「遠坂!!」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:26:01.12 ID:qUd0sPob0
凛「誰よあんた?」

「!?」

桜「先輩の部屋で寝てたんですよ!!どう思います?!」

凛「へえ……度胸あるわね」

「やめてくれ!!俺だ!!衛宮士郎だ!!」

桜「は?」

凛「寝言は寝て言え侵入者」

「本当だ!!」

桜「そんなわけ―――」

セイバー「シロウ!何事ですか!!」

凛「え?」

桜「セイバー……さん?」

士郎「助けてくれ!!セイバー!!」

セイバー「二人とも!!シロウになんてことをするのです!!すっかり怯えているではありませんか!!」

凛「士郎?士郎なの?この赤毛ロングの女が?」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:30:58.63 ID:IOxEwr6m0
赤毛ロングだと


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:31:43.17 ID:qUd0sPob0
居間

凛「そう……昨日そんなことが」

セイバー「キャスターの宝具の影響で、士郎はこのような女性の姿になったのです」

桜「……」

士郎「……」

凛「なるほどね」

セイバー「申し訳ありません。もっと早くお伝えすべきでした」

凛「いいけど。これからどうするの?」

セイバー「シロウを元に戻さなくては」

凛「そうね」

士郎「……あ、そろそろご飯の準備をしないと」

桜「て、手伝います」

士郎「ありがとう」

凛「背が縮んでない?」

セイバー「ええ。小柄になってますね」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:33:56.65 ID:qUd0sPob0
士郎「あれ?エプロンでっかいなぁ」

桜「……」

士郎「なんだ?」

桜「かわいい……」

士郎「え?」

桜「あ、いえいえ!!」

士郎「ていうか……桜を見上げるって新鮮だけど、なんかショックだな」

桜「そんなことないですよぉ」

士郎「……」

桜「……」ナデナデ

士郎「桜?」

桜「かわいい……」

士郎「おい」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:54:19.20 ID:qUd0sPob0
凛「……ねえ、士郎?」

士郎「なんだ?」

凛「学校はどうするの?」

士郎「元に戻るまで休むしかないだろ」

凛「それもそうね」

セイバー「……」

士郎「って―――」

大河「士郎!!朝ごはんはー!?」

士郎「やばい!!藤ねえ!!」

桜「どうしましょう!!」

凛「かくせ!!」

セイバー「隠してもシロウがいないと不自然です」

凛「なんで落ちついてるのよ!!」

士郎「うわー!!」

大河「もう、士郎ー!!いないのー!!」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 14:56:33.72 ID:qUd0sPob0
大河「おーっす!!」

桜「……」

凛「……」

士郎「……」

大河「いやぁー、お腹すいた。桜ちゃん、ごはん大盛りね」

桜「は、はい……」

士郎「……」

大河「セイバーさん、新聞とって」

セイバー「はい」

大河「ありがとう」

凛「……」

大河「ふんふん……今日の世界情勢は……」

桜「どうぞ」

大河「―――そのこだれだぁぁ!!!」

士郎「……」ビクッ


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:00:07.01 ID:qUd0sPob0
凛「あのですね……」

大河「士郎!!士郎は!?」

士郎「藤ねえ……」

セイバー「タイガ、落ち着いてください」

大河「これが落ちついていられますかっと!!」

桜「いやぁ……前からいましたよ?」

大河「いません!!こんな中学生女児はいません!!」

凛「ほら、切嗣さんだっけ?その人が拾ってきたんじゃ……」

大河「切嗣さんはロリコンじゃありません!!」

凛「それはどうかなぁ」

大河「遠坂さん!!切嗣さんの何をしってるのよぉ!!」

士郎「……」

大河「とりあえずでてけ!!あと士郎を出せ!!」

セイバー「タイガ。この子は士郎の妹です」

大河「……え?」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:03:51.54 ID:qUd0sPob0
凛「そうそう!!実は昨日の夜、突然ここへ訊ねてきたんです」

大河「いもうと……?」

桜「先輩と生き別れになっていたらしくて」

凛「十年ぶりに再会したんですって」

大河「……」

士郎「そ、そうなんです……えへ」

セイバー「シロウは今、この子の里親のところにいます」

大河「どうして?」

セイバー「10年分のお礼をしにいきました。しばらくは戻ってきません」

大河「……ねえ」

士郎「は、はい」

大河「名前は?」

士郎「えーと……」

凛「シェロっていうんです!!衛宮シェロ!!」

大河「え?日本人じゃないの?」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:07:18.92 ID:qUd0sPob0
凛「里親はロンドンにいるのよね!?」

士郎「あ、はい。そうです」

大河「……」

セイバー「つまり、シロウも今はロンドンです」

大河「あ、そう」

士郎「あ、俺、料理はうまいんですよ。今、つくりますね」

桜「あ、手伝います」

大河「……士郎に妹がいたなんて」

凛「はい」

大河「学校は?」

凛「頭がよすぎて通ってないらしいです」

大河「シェロちゃんってすごいのね」

凛「はい」

セイバー「もうすごいです」

大河「士郎、連絡ぐらいしてくれてもいいのに……全くもう」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:10:26.18 ID:qUd0sPob0
士郎「どうぞ」

大河「あらー、すごい。どれどれ……ん?」

セイバー「どうしました?」

大河「士郎の味付けに似てる……というか一緒……?」

士郎「お、お兄ちゃんに習って……」

大河「一日で?」

士郎「はい……」

大河「料理の才能まであるのね。流石は士郎の妹だわ」

士郎「ど、どうも……」

大河「いつまでいるの?」

士郎「お兄ちゃんが戻ってくるまで」

大河「そう。ゆっくりしていってね?」

士郎「は、はい」

凛「(藤村先生は大丈夫そうね)」

セイバー「(まだ御しやすいですからね)」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:13:07.28 ID:qUd0sPob0
凛「じゃあ、学校に行ってくるけど、くれぐれも軽率な行動はしないようにね?」

士郎「わかってるよ」

凛「ならいいんだけど」ナデナデ

士郎「頭、なでんな!!」

桜「行ってきます。シェロちゃん」ナデナデ

士郎「やめてくれ」

セイバー「……」ナデナデ

士郎「うわーん!!!」ダダダッ

セイバー「あ……」

凛「セイバー、お姉ちゃんなんだからしっかり面倒見なきゃ駄目よ?」

セイバー「任せてください」

桜「行ってきます」

凛「いってきまーす」

セイバー「お気をつけて」

セイバー「……さてと」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:15:58.87 ID:qUd0sPob0
居間

セイバー「シェロ」

士郎「それ、やめてくれ」

セイバー「しかし、慣れておかないと」

士郎「元に戻ったときが大変だろ」

セイバー「それもそうですね」

士郎「それより、セイバー」

セイバー「なんでしょうか?」

士郎「あの上にある鍋、とってくれないか?」

セイバー「……」

士郎「背伸びしてもとどかないんだ……」

セイバー「いいでしょう。お姉ちゃんに任せてください」

士郎「たのむ」

セイバー「ふーん……ふーん……。―――足場がいりますね」

士郎「そうだな」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:20:01.90 ID:qUd0sPob0
士郎「さて、これからどうする?」

セイバー「キャスターのところに乗り込みますか?」

士郎「遠坂に軽率な行動は控えろって言われたからなぁ」

セイバー「キャスターになら負けることはありません」エッヘン

士郎「昨日はあれ……」

セイバー「昨夜は惜しくも逃してしまっただけです」

士郎「……」

セイバー「行きましょう」

士郎「駄目だ。無策のまま行っても……」

セイバー「そんなことではいけません!!シロウ!!」

士郎「でも……」

セイバー「虎穴になんとかです」

士郎「はいはい。でも、無茶はだめだからな。危ないと思ったらすぐに撤退だ」

セイバー「わかりました」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:23:21.38 ID:qUd0sPob0
柳洞寺

士郎「……」ヒョコヒョコ

アサシン「……ん?」

士郎「お参りにきました」

アサシン「これはこれは。ここまでよく来たな」

士郎「はぁ」

アサシン「疲れたであろう?ここの階段は清楚な花にはちと荷が重かろう」

士郎「いえ。普段から鍛えてますから」

アサシン「ふむ……そのようには見えんが」

士郎「本当ですよ?ほらお腹とかかたいですから」

アサシン「どれどれ……」

セイバー「隙あり」

アサシン「ぐは……!」

士郎「よし」

セイバー「行きましょう」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:24:40.68 ID:3Z8NdoPs0
アサシンに不意打ちが通じただと


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:26:45.17 ID:qUd0sPob0
士郎「どこにいるんだろう……」

セイバー「サーヴァントの気配は向こうから」

一成「誰だ?」

士郎「!?」

セイバー「おぉ?」

一成「おや。セイバーさんではないですか」

士郎「一成!?」

一成「ん……?あの、どこかでお会いしましたか?」

士郎「あ、いや……」

一成「申し訳ない。貴方のように可憐なかたなら忘れることなどないのだが」

セイバー「この子はシロウの妹なのです」

一成「衛宮の……?」

士郎「ど、どうも」

一成「……部屋に案内しましょう」

士郎「え?」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:30:24.60 ID:qUd0sPob0
一成の部屋

一成「なるほど……そんな事情で。大変だったな」

士郎「いやぁ……そんなことは」

セイバー「ところで、学校はいいのですか?」

一成「今日は寺の用事で、心苦しくも休まなくてはならなくなったのです」

セイバー「そうなのですか」

一成「それにしても……」

士郎「はい?」

一成「あ、いや。なんでもない」

士郎「?」

一成「それで、今日は何用ですか?」

セイバー「えーと……キャスターはどちらに?」

一成「ああ。今は自室に篭っているでしょう」

セイバー「案内していただけますか?」

一成「ええ」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:33:12.19 ID:qUd0sPob0
キャスターの部屋

士郎「ここが……」

一成「……」トントン

キャスター「なにかしら?」

セイバー「……」

士郎「……」

キャスター「あらまぁ!!ようこそ!!さぁ、こっちにきて!!」

一成「まて。二人になにをするつもりだ!!」

キャスター「小坊主には関係のないことよ」

一成「けしからん!!喝っ!!」

士郎「まあまあ、一成」

一成「む……あの」

士郎「はい?」

一成「顔が……近い……のですが……」

士郎「え……あ、すいません」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:37:56.21 ID:qUd0sPob0
キャスター「はい。じゃあ、これから着てみて」

士郎「やめろ!!」

キャスター「あん」

セイバー「早く元に戻せ」

キャスター「なんのこと?」

セイバー「おのれ……!!」

キャスター「オチンチンブレイカーは出生因果逆転の宝具」

セイバー「は?」

キャスター「衛宮士郎という人物は、女の子としてこの世に生を受けた。それがこの世界での大前提になっているわ」

セイバー「それって……」

士郎「俺は元々女だったってことか?」

キャスター「ええ。この宝具はそういう能力が―――」

セイバー「ならばもう一度刺せば―――」

キャスター「駄目よ。これは男性限定の宝具。女性に対してはただの良く切れるナイフ」

セイバー「!?」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:42:56.49 ID:qUd0sPob0
キャスター「貴女の鎧も貫けるほどのね」

セイバー「じゃあ……元に戻せない……?」

キャスター「魂の再構築でもしたらいいんじゃないかしら?」

士郎「ふざけんな!!どうすんだよ!!これから!!」

キャスター「私を裏切ってきた男をこのナイフでよく女体化させたものだわ」

セイバー「貴様を斬ればいいのか?」

キャスター「無理無理。既に運命が逆行し、現在に至っているわけだから。私が死のうが坊やはお嬢様のまま」

士郎「……」

キャスター「生理用品とか用意しておいたほうがいいわよ?」

士郎「うわー!!!」ダダダッ

セイバー「シロウ!!」

キャスター「あらあら」

士郎(このままじゃ!!このままじゃ俺は―――)

一成「お……どうした?」

士郎「一成……」ウルウル


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:47:28.62 ID:qUd0sPob0
一成「泣いているのか……?」

士郎「ぐすっ……ごめん……なんでもない……」ゴシゴシ

一成「……あの」

士郎「はい?」

一成「いつでも相談してくれ。微力ながら……貴女のことを支えたい」

士郎「ど、どうして……?」

一成「それは……親友の妹……だからだ」

士郎「ありがとう……一成」

一成「……」ドキッ

士郎「でも、大丈夫だから」

一成「そ、そうか……」

士郎「……」

セイバー「シロ……シェロ、帰りましょう。ここにいても意味はないようです」

士郎「そうだな」

一成(……素敵だ。衛宮の妹というのがまたいい……)


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:50:26.66 ID:qUd0sPob0
衛宮邸

士郎「はぁ……」

セイバー「どうしたらいいのでしょうか……」

士郎「わかんねえよ……」

セイバー「そういえば、魔術のほうは大丈夫なのですか?」

士郎「投影……開始……」

キィィン

セイバー「問題ないようですね」

士郎「うん」

セイバー「……」

士郎「……外に出るか」

セイバー「え?」

士郎「家の中にいても仕方ないし」

セイバー「シロウ……」

士郎「たまにはセイバーと散歩もしたいしな」


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:53:21.18 ID:qUd0sPob0
商店街

セイバー「どこに行きましょうか」

士郎「そうだなぁ」

ライダー「……」

セイバー「シロウ、これなんですか?」

士郎「どら焼きだな」

セイバー「……」

士郎「いいよ。すいませーん、二つください」

「はーい」

セイバー「ありがとうございます」

士郎「そういえば。魔力供給ってこれからどうすればいいんだ?」

セイバー「……シロウ!!」

士郎「え?」

セイバー「なんてはしたいこいとを!!」

士郎「あ、ごめん……そうだな……」


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 15:56:36.49 ID:qUd0sPob0
士郎「おいしいな」

セイバー「はい」モグモグ

ランサー「よぉ」

セイバー「……!!」バッ

ランサー「そんな警戒しなさんなって」

士郎「ランサー……」

ランサー「誰だ、このガキ?」

セイバー「我がマスターです」

ランサー「え?こんな可愛かったっけ?」

セイバー「色々事情があるのです」

ランサー「どんな事情だよ」

士郎「で、なんだよ?」

ランサー「うちのマスターが呼んでるぜ」

士郎「え?」

セイバー「……」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:00:18.37 ID:qUd0sPob0
教会

士郎「……」

カレン「……」

ランサー「最近、調子はどうよ?」

セイバー「ぼちぼちです」

カレン「ランサー?」

ランサー「なんだ?」

カレン「おかしいですね。私は衛宮士郎を連れてこいといったはずですが?」

ランサー「だから、そいつだって」

カレン「令呪を見せなさい」

士郎「……」スッ

カレン「まぁ」

士郎「で、なんだよ?」

カレン「いえ。最近、音沙汰がなかったので心配していたんです」

士郎「……」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:04:44.44 ID:qUd0sPob0
カレン「それにしても……ほうほう……」モミモミ

士郎「うわぁ!!!」

セイバー「なにをしているのですか!!」

カレン「いいではありませんか。胸ぐらい」

士郎「よくない!!」

カレン「その反応、もう乙女ですね」

士郎「……っ」

カレン「それにしても珍妙な姿になってしまって」

士郎「うるさいな……」

ランサー「これなら男女問わずもてまくりだな」

士郎「……」

カレン「体は女でも心はまだ男なのですね。それではお風呂とかトイレとか大変でしょう?」

士郎「まだ大丈夫だ」

カレン「ふふ……その姿で女の子が好きなんですか?」

士郎「それは……男よりはな……」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:08:21.60 ID:qUd0sPob0
カレン「では別室に……」グイッ

士郎「?!?!?」

カレン「女の体というものを教えてあげます」

セイバー「やめなさい!!」

カレン「邪魔するのですか?」

セイバー「そんなことなら私がやる」

士郎「?!」

カレン「ふん。貴女はベッドの上でも粗暴そうですからね。衛宮士郎が果てても続けてしまいそう」

セイバー「しません!!ちゃんと確認します!!」

士郎「セイバー!!何言ってんだ!?」

ランサー「でもよぉ。確かに魅力的だとは思うね。五年たてば俺がいい思いさせてやんぜ?」

士郎「近づくな!!気色悪い!!」

カレン「さ、行きましょう」

士郎「やめて!!」

セイバー「手を引け!!マスターに近づくな!!」


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:11:06.18 ID:qUd0sPob0
ギル「ただいまー」

カレン「さぁ……こちらへ……!!」

セイバー「はなせ……!!」

士郎「いたい!!いたい!!」

ギル「うわ……なにやってるんですか?」

ランサー「女が女をとりあってんのさ」

ギル「……」

ランサー「ん?」

ギル「あの子……誰ですか?」

ランサー「ああ……セイバーの新しいマスターだ」

ギル「へえ……」ニヤリ

ランサー「なんだよ?」

ギル「いえ」

カレン「しぶとい」

セイバー「くっ……!!」


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:13:36.32 ID:qUd0sPob0
カレン「わかりました。もういいです」

士郎「はぁ……はぁ……」

セイバー「大丈夫ですか、シロウ?」

士郎「うん……」

カレン「また、日を改めることにしましょう」

士郎「もうここにはこないぞ……」

ギル「お姉さん」

士郎「?!」

ギル「僕とデートでもしませんか?」

士郎「しません!!」

ギル「そんなぁ……」

セイバー「行きましょう、シロウ」

士郎「ああ」

カレン「……」

ギル「絶対に手に入れてやる……」


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:16:16.97 ID:qUd0sPob0


士郎「くそ……散々だよ……」

セイバー「気を確かに」

士郎「ごめんな、セイバー?」

セイバー「お……」ドキッ

士郎「どうした?」

セイバー「いえ、なんでもありません」

士郎「そうか」

セイバー「―――シロウ、下がって!!!」

士郎「え?」

セイバー「は!!」ギィィィン

士郎「なんだ……!?」

セイバー「……これは」

士郎「アーチャー……!!」

セイバー「上です!!」


124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:20:53.81 ID:qUd0sPob0
アーチャー「……」

セイバー「何のようですか?」

アーチャー「衛宮士郎……だな?」

士郎「そうだ」

アーチャー「……」

セイバー「……?」

アーチャー「くそっ……!!」シュバッ

セイバー「あ、待ちなさい!!」

士郎「なんだ……あいつ……?」

セイバー「わかりません。今の一撃も殺すためではなくただの威嚇のようでした」

士郎「……?」

セイバー「シロウが女性になっただけで周囲の反応が著しく変化しましたね」

士郎「そうだな。……元に戻らないと」

セイバー「正直……そのままでも……」

士郎「え?」


128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:24:27.80 ID:qUd0sPob0
夕方 衛宮邸

士郎「エプロン大きいなぁ……」

セイバー「シロウ!!」

士郎「んー?」

セイバー「これで料理をしてみては?」

士郎「それ小学校で着てた給食用の割烹着じゃないか!!」

セイバー「これでいいのでは?」

士郎「……ないよりはましか」

セイバー「どうぞ」

士郎「……」ゴソゴソ

セイバー「おぉ……」キュン

士郎「ぴったりなのが悲しいな」

セイバー「似合っています」

士郎「ありがとう」


130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:27:29.47 ID:qUd0sPob0
凛「ただいまー」

桜「せんぱーい」

士郎「おかえり」ヒョコヒョコ

凛「なんかでてきたぁ!!」

桜「きゃー!!」

士郎「ちょ!うわ!!」

凛「かわいいわねー!!」ギュゥゥ

桜「姉さん、ずるい!!私にも抱かせて!!」

士郎「やめろ!!」

凛「あは。中学生みたいだけど、それ着てると……小学5年生ぐらいに見えるわね」

桜「童顔ですしねー」

士郎「おまえら!!飯抜きだからな!!」

凛「はいはい」ナデナデ

桜「えへへー」ナデナデ

士郎「なんでさ……」


137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:30:18.75 ID:qUd0sPob0
居間

セイバー「いただきます」

凛「はい、あーん」

士郎「一人で食える!!」

桜「人参は食べてあげますね」

士郎「だからー!」

セイバー「……」

士郎「……トイレ!!」

凛「手伝おうか?」

士郎「うるさい!!」

桜「大丈夫ですか?」

士郎「な、なんとなくわかる……!!」

セイバー「お気をつけて」

凛「セイバー、士郎のやつトイレは何回ぐらいいったの?」

セイバー「今ので2回目です」


139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:34:16.48 ID:qUd0sPob0


士郎「遠坂、元に戻る手立てはないのか?」

凛「そうねえ……」

士郎「頼む。少し高い位置の物がとれないとか不便だ」

凛「かわいいじゃない」

士郎「そうじゃないんだ!!」

凛「ま、一応イリヤに連絡はとったし、明日にでも相談してみるわ」

士郎「イリヤ?」

凛「さてと。お風呂は?」

士郎「……一人ではいる」

凛「そう」

士郎「あのさ……元は男なんだぞ?」

凛「今は女の子じゃない」

士郎「……」

凛「一緒にねる?」


141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:36:43.40 ID:qUd0sPob0
浴室

士郎「……」

士郎「自分の体じゃないみたいだ……」

士郎「……」ゴクリ

セイバー「シロウ」ガラッ

士郎「うわぁ!!!」

セイバー「お背中をお流しします」

士郎「いいから!!!」

セイバー「そんなことおっしゃらずに」

士郎「なんでさ!!!」

桜「あ、セイバーさんもお風呂ですか?」

セイバー「サクラもですか」

桜「はい」

士郎「もういい!!出る!!」ダダダッ

セイバー「……」


144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:39:01.73 ID:qUd0sPob0
士郎の部屋

士郎「ふー……」

士郎「なんか疲れた……」

士郎「もうねよう……」

士郎「……」

士郎「!?」

士郎「気のせいか……?」

ライダー「なにがですか?」

士郎「きゃぁ―――」

ライダー「静かに」

士郎「むぐ……!!」

ライダー「騒がれては困ります」

士郎「ふー!!ふー!!!」ウルウル

ライダー「では……」

士郎「んーーーーー!!!!!」


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:42:58.23 ID:qUd0sPob0
翌朝

士郎「……」フラフラ

桜「先輩!?」

士郎「あ……さく……ら……」

桜「あの……なにかあったんですか?」

士郎「あ……えと……」

ライダー「おはようございます、桜」ツヤツヤ

桜「おはよう、ライダー」

士郎「ライダー……」

ライダー「……」

士郎「うぅ……」ポロポロ

桜「先輩!?」

士郎「朝ごはん……つくる……」ポロポロ

桜「先輩!!どうしたんですか!?」

ライダー「少し……やりすぎましたか……」


151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:43:39.65 ID:40duWIMm0
カット・・・だと・・・


155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:46:37.70 ID:qUd0sPob0
居間

セイバー「おはようございます」

士郎「うん……」

桜「なにもしてない?」

ライダー「はい」

士郎「ひっ!!」ササッ

セイバー「シロウ?どうしたのですか?私の後ろに隠れて……」

士郎「セイバー……傍に居てくれ……」ウルウル

セイバー「はい。全力でお傍にいます」

ライダー「む……」

桜「……?」

凛「おはよぉ」

セイバー「シロウ……」

士郎「せいばぁ……」ウルウル

凛「なにやってんの?」


156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:49:03.88 ID:qUd0sPob0
居間

士郎「みんな出かけたか……」

セイバー「……」

士郎「はぁ……ライダーめ……」

セイバー「シロウ」

士郎「ん?」

セイバー「……」ススッ

士郎「なんだ?」

セイバー「魔力供給をお願いしたいのですが」

士郎「え?なんでさ?」

セイバー「最近、全くしていなかったので」

士郎「でも……どうやるんだ?」

セイバー「……」

士郎「……?」

セイバー「体液ならなんでも構いません」


159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:51:44.66 ID:qUd0sPob0
士郎「……」

セイバー「では……」モゾモゾ

士郎「だめだ!!そっちはだめだ!!」

セイバー「何故ですか?」

士郎「まだ朝だぞ!!」

セイバー「では……上で構いません」

士郎「うえって……」

セイバー「ん……」

士郎「ふぐっ……!?!?」

セイバー「んっ……じゅる……ぐちゅ……」

士郎「むぐ……んっ……!!」

セイバー「じゅるる……ぐちゅ……」

士郎「んっ……ぉ……」

セイバー「ふぅ……ご馳走様でした」

士郎「あぁ……ぁ……ぉ……」


164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:55:21.81 ID:qUd0sPob0
セイバー「魔力も十分ですし、出かけましょうか?」

士郎「ライダーにも持っていかれたのに……」

セイバー「シロウ?」

士郎「なんだ?」

セイバー「台所にこれが」

士郎「あ!!それ藤ねえの弁当!?」

セイバー「今朝はタイガがきませんでしたね」

士郎「職員会議でこっちにこれなかったんだ。それで遠坂に持っていくように言ったんだけど……」

セイバー「それは大変です。届けましょう」

士郎「セイバー、頼んだ」

セイバー「道がわかりません」

士郎「……」

セイバー「……」

士郎「一緒にいこうか」

セイバー「はい。どこまでも」


165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 16:58:05.49 ID:qUd0sPob0


セイバー「手を繋ぐのもいいものですね」

士郎「そ、そうだな……」

アーチャー「おい」

セイバー「アーチャー?」

士郎「なんだよ」

アーチャー「貴様……その体を元に戻す努力はしているのだろうな?」

士郎「え?勿論してるぞ」

セイバー「はい」

アーチャー「ならばいいが……」

士郎「なんだよ?」

アーチャー「……」

士郎「……?」

アーチャー「早く元にもどせ!!」シュバッ

士郎「なんだ、あいつ……?」


168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:01:07.53 ID:qUd0sPob0
学校

士郎「……このまま入っても大丈夫か?」

セイバー「私がついています」

士郎「そういう問題じゃあ……」

一成「おや?」

士郎「げ」

セイバー「一成ではありませんか」

一成「どうしたんだ?」

士郎「あ、えと……お弁当を届けに」

一成「え……そんな……申し訳ないが、自分のがあるので……」

士郎「いや、ちが―――」

慎二「おい。部外者がなにやってんだ?」

セイバー「む?」

士郎「ややこしいやつがきた……」

慎二「と、思ったけど君なら大歓迎だ。なに?どうしたの?見学?」


171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:05:51.18 ID:qUd0sPob0
士郎「あーその……」

一成「この子はお弁当を届けにきたのだ」

慎二「誰に?」

一成「それは……」

慎二「もしかして僕にか?いやぁーまいったなぁ。年下はそれほど趣味じゃないけど、君ならいいかなぁ」

士郎「あ、そうですか」

セイバー「……」

慎二「なんだ。衛宮のところのセイバーも一緒なのか……ってことは衛宮の知り合い?」

一成「妹だそうだ」

慎二「衛宮の妹!?」

士郎「そ、そうです。お兄ちゃんがいつもお世話に―――」

慎二「そうなんだよぉ。いやぁ、あいつはいつも僕に頼りっきりでさぁ。ほんと困ってるんだ」

士郎「……」

慎二「あいつのことで色々いいたいこともあるし、どう?このあと時間ある?」

一成「やめろ。失礼だろう」


172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:06:35.24 ID:40duWIMm0
ワカメェ・・・


176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:10:49.72 ID:qUd0sPob0
慎二「あぁ?僕はこの子に聞いたんだけど?」

一成「さ、ここではゆっくりとお話もできない。生徒会室に行こうか」

士郎「え?え?」

慎二「おいおい。あんな場所でなにする気だ?生徒会長ともあろうお方が、生徒会室に女の子を連れ込むのか?」

一成「喝!!貴様、その思考をどうにかしろ!!」

慎二「こんな眼鏡はほっといて僕と弓道場にいこうか。弓も触らせてあげるよ」

士郎「……」

セイバー「よしなさい、二人とも。シェロが困っている」

慎二「へえ……シェロちゃんっていうんだ。よろしく、僕は間桐慎二」

士郎「どうも……」

慎二「さ、いこう」グイッ

士郎「わっ!」

一成「はなせ!」ビシッ

慎二「なにすんだよ?」

一成「婦女子の肩をなんの断りもなく抱く奴があるか!!」


183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:15:36.84 ID:qUd0sPob0
慎二「はっ。嫉妬か?」

一成「常識を説いただけだ」

士郎「あの……喧嘩は……」

慎二「君が選んでよ」

士郎「え?」

一成「生徒会室か弓道場か……」

慎二「さぁ」

一成「こちらだ」

慎二「いーや、僕だ」

一成「……」

慎二「……」

士郎「……せいばぁ」

セイバー「わかりました。私がタイガにお弁当を届けます。シェロはその間、どちらかと談笑しているといい」

士郎「違う!!セイバー!!空気呼んでくれ!!」

セイバー「それでは」


188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:18:39.32 ID:qUd0sPob0
一成「こっちのほうがいい」

慎二「こっちだね」

士郎「あぅ……」

桜「あら?兄さん?」

慎二「桜か」

桜「先輩!?」

士郎「!?」

慎二「え?」

一成「ん?」

桜「あ、いえ……シェロちゃんと一成先輩がいるなんてびっくりです」

一成「そうか」

慎二「……おい」

士郎「なんでしょう?」

慎二「腕をみせろ」

士郎「な、なんでさ……?」


191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:21:58.37 ID:qUd0sPob0
一成「なにを言い出すんだ?」

慎二「確かめたいことがる」

士郎「……いやです」

慎二「桜のあの反応……怪しいぞ……?」

士郎「ちょ……いたい……!!」

桜「あぁ……!!」

一成「やめろ!!」

慎二「……!!!」

士郎「……慎二……」

慎二「ふふ……そうか……そういうことか……」

士郎「あの……これは……」

慎二「あーっはっはっはっは!!!これは傑作だぁ!!!!」

士郎「……」

桜「兄さん……」

慎二「……なにがシェロだ!!馬鹿馬鹿しい!!」


193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:24:17.26 ID:qUd0sPob0
士郎「あのさ……」

慎二「詳しい話をききたいなぁ……?」

士郎「……」

一成「おい」

慎二「僕と来てくれるよね?」

士郎「……はい」

一成「な……!?」

桜「兄さん!!授業は!?」

慎二「うるさい!!」

士郎「さくらぁ……」

桜「あ……」

一成「くっ……まけた……!!」

桜「え?」

一成「あ、いや、なんでもない」

桜「兄さん……なにもしないよね……?」


199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:27:27.80 ID:qUd0sPob0
弓道場

士郎「……ふっ!」シュッ

慎二「流石だ。腕は衰えてないじゃないか」

士郎「……それで、何のようだよ?」

慎二「ま、座れよ」

士郎「……」

慎二「ふーん……」

士郎「なんだ?」

慎二「衛宮……今は完全に女なんだ?」

士郎「そうだ」

慎二「……そうかそうか」

士郎「……」

慎二「元は男だし……いいよな?」

士郎「なにが―――きゃぁ!!」

慎二「こんな体になった衛宮がわるいんだ!!あーっはっはっは!!」


205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:28:44.83 ID:IP7Bbao6O
流石のワカメっぷりに安心した


214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:30:53.80 ID:qUd0sPob0
士郎「やめろ……!!」

慎二「うるさい!!ばらされたくなければ大人しくしろ!!」

士郎「なにいってんだ!!俺なんだぞ!?」

慎二「知るか!!」

士郎「なんでさ!!」

慎二「小ぶりだけど形はいいみたいだな……?」

士郎「ん……!!」

慎二「ふふ……ブラぐらいはしとけよ?」

士郎「やめ……ろ……!!」

慎二「あーっはっはっは!!」

セイバー「……」

ライダー「……」

慎二「え?」

セイバー「ふん!!!」

ライダー「せい!!!」


222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:34:56.90 ID:qUd0sPob0
士郎「セイバー!!」ギュゥゥ

セイバー「大丈夫……もう大丈夫です」

ライダー「まったく……セイバーも甘いですね。慎二と二人にさせるとは」

セイバー「はい。今回は完全に私の過失です」

ライダー「では、失礼します」

士郎「うぅ……」ウルウル

セイバー「よしよし」

慎二「ぐぞ……」

ライダー「慎二?」

慎二「な、なんだ……?」

ライダー「桜からの伝言です。―――次はない、と」

慎二「あ、はい」

ライダー「ふっ……」スタスタ

士郎「セイバー……セイバー……」

セイバー「はいはい。もうどこにもいきません」


226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:39:21.91 ID:qUd0sPob0


士郎「助かったよ、セイバー」

セイバー「いえ」

士郎「はぁ……やっぱり怖いもんだな」

セイバー「え?」

士郎「知ってる奴に襲われるのって……すごく……怖かった……」

セイバー「シロウ……」

士郎「慎二の目……思い出しただけでも……」

セイバー「これからは私がずっと傍で守ります」

士郎「ありがとう……」

イリヤ「―――いた」

士郎「え?」

イリヤ「……シロウ?」

士郎「イリヤ!!」

イリヤ「やっぱり。すごいね……本当に女の子になったんだ」


228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:43:21.48 ID:qUd0sPob0
衛宮邸

イリヤ「結論から言うと……元には戻せるわ」

士郎「本当か!?」

イリヤ「うん。だけど……」

セイバー「なにか問題が?」

イリヤ「死ぬかもしれない」

士郎「え……」

イリヤ「魂をひっくり返すような作業だからね。失敗したらもう終わり」

士郎「そんな……」

セイバー「成功率は?」

イリヤ「7割ぐらいかなぁ?凛がいるからもうすこしあがるけど」

士郎「7割……」

セイバー「シロウ……やめましょう。危険です」

士郎「なんでさ!!」

イリヤ「私もオススメしないわ。見す見すシロウを殺したくないし」


235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:47:26.59 ID:qUd0sPob0
士郎「セイバーは俺がこのままでもいいのか!?」

セイバー「はい」

士郎「即答!?」

イリヤ「落ち着いて、シロウ。私は元に戻って欲しいわよ?」

士郎「イリヤぁ……」ウルウル

イリヤ「うっ……」ドキッ

セイバー「シロウはこのままでもいい。そもそも私は外見で人間を判断しません」

士郎「性別が変わってるんだぞ!?」

イリヤ「なにか問題ある?」

士郎「あるよ!!これからどうやって生きていけばいいんだ!!」

イリヤ「性転換したことにすれば?」

士郎「なにいってんだ!?」

セイバー「落ち着いてください、シェロ」

士郎「俺は士郎だ!!」

イリヤ「もう……」


249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:52:27.54 ID:qUd0sPob0
士郎「もういい!!」

イリヤ「あーあ、拗ねちゃった」

セイバー「シロウ、部屋の隅で膝を抱えないでください」

士郎「うるさい……誰も俺の気持ちなんてわかってくれないんだ……」

イリヤ「はぁ……どうするの?」

セイバー「しかし、真面目な話、確実性のない方法はとりたくありませんね」

イリヤ「そうよね」

セイバー「100%安全な方法があればいいのですが」

イリヤ「……」

セイバー「なければないでも構いません」

イリヤ「おっけー。とりあえずどんな方法があるか調べてみましょう」

セイバー「お願いします。シェロが拗ねているのは頂けないので」

イリヤ「うん。それじゃあ、シェロをよろしく」

セイバー「わかりました」

士郎「俺は……士郎だ……」


256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:56:01.90 ID:qUd0sPob0
縁側

セイバー「……」

士郎「……」

セイバー「こうして肩を寄せ合い、空を眺めるのもいいものですね」

士郎「そうだなぁ……」

セイバー「シロウ?」

士郎「ん?」

セイバー「ん……」

士郎「ん……」

セイバー「ふふ」

士郎「いきなりやめろよ」

セイバー「いいではないですか」

士郎「だからって……その……」

ピンポーン

士郎「誰だ……?」


263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 17:58:48.27 ID:qUd0sPob0
士郎「はーい」ヒョコヒョコ

カレン「どうも。メス豚」

士郎「な……!?!」

ギル「どうも。シェロお姉さん」

士郎「お前ら……?!」

セイバー「なんですか?」

カレン「遊びにきました」

ギル「うん!」

士郎「なんで……?」

ギル「いいじゃないですか」

カレン「本当は私一人で来たかったのですが」

ギル「抜け駆けは許しません」

カレン「ふん。奴隷の分際で生意気な」

ギル「ふふ……」

士郎「帰ってくれ」


270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:02:43.38 ID:qUd0sPob0
居間

カレン「ほら、足を舐めなさい」

士郎「いきなりなんだよ!!」

カレン「言ってみただけです」

士郎「……」

ギル「おねーさん」

士郎「くっつくな」

ギル「今なら日本の5分の1ぐらいはあげますよ?」

士郎「いらない」

セイバー「二人とも、シロウが困っているではないですか」

カレン「そうですか?この豚は嬉しそうですよ?」

ギル「責められるの……好きなんでしょ?」

士郎「やめろー!!」

セイバー「いいかげんになさい!!」

カレン「あ、そういえばいい写真が手に入ったんです」


275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:06:51.30 ID:qUd0sPob0
士郎「写真……ぶっ!!」

ギル「うわぁ……濃厚なキスシーンですねえ」

カレン「見ているだけで発狂しそうです」

セイバー「わー!!わー!!」

士郎「こんなのいつのまに……!!」

カレン「キャスターがくれました」

セイバー「あいつが……!!」

カレン「これをばら撒かれたくなければ、シェロを一日貸して下さい」

士郎「え!?」

ギル「最高の女にしてあげます」

セイバー「なんですかその魅力的な提案は!!許しません!!」

カレン「ふふ……でも、写真……ばら撒かれたくはないでしょう?」

セイバー「ですが……」

ギル「おねーさんが女になるだけだよ。何か問題あるんですか?」

士郎「何する気だよ!!セイバー!!助けてくれぇ!!」


282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:10:47.89 ID:qUd0sPob0
セイバー「シロウ……」

カレン「行きましょう」

ギル「ですねぇ」

士郎「せいばぁ!!やだぁ!!たすけてぇ!!」

セイバー「……まちなさい」

カレン「……なにか?」

セイバー「シロウを女にする……それは必要ありません」

ギル「へえ……?」

セイバー「シロウは既に立派な女の子なのですから」

カレン「まぁ」

ギル「そうなんだー」

士郎「……」

セイバー「さ、シロウを返してください」

カレン「でも、折角ここまできたのですから」

ギル「うん、なにかしていきたいですよね」


287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:14:12.07 ID:qUd0sPob0
セイバー「なにか、とは?」

カレン「とりあえず……」

士郎「ひっ!!」

ギル「はい。動かないでください」

士郎「なんだよ!?やめろ!!」

カレン「ふふ……」

セイバー「あの……?」

カレン「私、とある本を読んで興味があったんです」

ギル「はい。マスター」

カレン「どうも」

士郎「なんだ……それ……?」

カレン「男は女のエクスタシーには耐えられないと」

セイバー「!?」

カレン「スイッチオン……」ブブブブブ

士郎「うわー!!うわー!!!!」


290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:18:11.03 ID:qUd0sPob0
夕方

凛「ただいまー」

桜「せんぱーい、いますかー?」

ライダー「……何か様子が変ですね」

凛「士郎!いないのー?!」

桜「せんぱ―――」

ライダー「な!?」

士郎「おぉ……ぉ……♪」ピクッピクッ

凛「士郎!!どうしたの!?」

桜「なんて卑猥な表情を……!!」

ライダー「セイバー……!!」

セイバー「……あの」

凛「なにがあったの?」

セイバー「……」

士郎「ぉ……ほぉ……♪」ピクッピク


304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:23:25.46 ID:qUd0sPob0
凛「士郎は?」

桜「落ち着きました……」ペロッ

凛「……?」

ライダー「しかし……カレンが?」

セイバー「申し訳ありません……まさか、シロウがあんなことになるとは……」

凛「……」

桜「どうします、姉さん?」

凛「どうもこうもないわ……いくわよ」

ライダー「え?」

凛「士郎を弄ぶなんて絶対に許さない……!!」

セイバー「……行きます」

凛「お願い」

ライダー「では、私も行きましょう。カレンにはランサーとギルガメッシュがいますからね」

桜「わ、わたしも行きます!!」

凛「行くわよ!!」


306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:26:44.46 ID:qUd0sPob0
士郎の部屋

士郎「うぅ……さくらぁ……もうやめてくれぇ……」

アーチャー「……」

士郎「うぅ……」

アーチャー「辛いか?」

士郎「うぅ……だれ……?」

アーチャー「今……楽にしてやろう……」

士郎「あ……ちゃ……?」

アーチャー「……」

士郎「……」

アーチャー「どうだ?」

士郎「すぅ……すぅ……」

アーチャー「……私も行くか」

アーチャー「凛のことは言えんな……」

アーチャー「私もまだまだ甘い……」


311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:30:41.88 ID:qUd0sPob0
教会

ギル「……なんですか?みなさんお揃いで」

ランサー「……」

凛「わかっているんでしょう?」

セイバー「お覚悟を」

ライダー「……」

桜「……」

カレン「衛宮士郎……シェロは随分と悦んでくれましたよ?」

凛「あんなのただ快楽の中で溺死したようなもんよ」

カレン「そうですか?」

凛「絶対に許さないわよ?」

カレン「ふっ……」

ギルガメッシュ「―――仕方あるまい。少しばかり戯れてやろう」

ランサー「俺、関係ないのに」

セイバー「いくぞ!!」


312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:31:48.58 ID:FfZFgA2B0
ランサー巻き添えだな。流石幸運E


319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:35:06.51 ID:qUd0sPob0
衛宮邸

士郎「……ん?」

士郎「なんか……桜に襲われる夢をみたきがする……」

士郎「……」

士郎「うっ……」

士郎「股間がむずむずする……」モジモジ

士郎「くそ……カレンのやつ……めちゃくちゃしやがって……」

士郎「……」

ピンポーン

士郎「誰だ……?」

士郎「……」ヒョコヒョコ

士郎「はーい」

キャスター「……」

士郎「!?」

キャスター「無用心よね。貴女みたいな女の子をひとりにするなんて」


325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:39:52.21 ID:qUd0sPob0
教会

ライダー「でぁ!!!」

ランサー「うあ!!」

セイバー「でぁ!!」

ランサー「ごほぉ!!」

凛「宝石剣!!」

ランサー「ぎゃぁ!!!」

桜「くらえ!!」

ランサー「あぁぁぁぁ!!!!」

ギルガメッシュ「使えん犬だ。囮にもならんか」

カレン「全くです」

セイバー「次は貴方だ、英雄王」

ギルガメッシュ「セイバー、その切っ先を王に向けたこと後悔するぞ?」

凛「構うもんか。奴の宝具はわかってるんだから!!」

ギルガメッシュ「わかっていても勝てはせんぞ……雑種ではなぁ!!」


327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:40:29.30 ID:VaZ+3ASK0
ランサー…


330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 18:40:53.54 ID:oJI0yFYo0
ランサーの扱いがあんまりだ


359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:05:35.62 ID:qUd0sPob0
ギルガメッシュ「あはははははは!!!!!」

ライダー「くっ……」

セイバー「がは……」

凛「つよい……!!」

桜「そんな……」

ギルガメッシュ「ふん。セイバー、我はもう貴様をなんとも思っていない」

セイバー「なに?」

ギルガメッシュ「この世で我が愛でる花は一輪だけだ」

凛「まさか……」

ギルガメッシュ「我の妻にする!!あのシェロはな!!」

桜「そんな……!!」

ギルガメッシュ「贋作作りなのが玉に瑕だが、それも愛いところと思う」

セイバー「させるかぁ……!!」

ギルガメッシュ「負け犬は地に這っていればいい!!!」ドンドンドン

セイバー「―――!!」


367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:10:44.22 ID:qUd0sPob0
アーチャー「ふんっ!!」ギィィン

ギルガメッシュ「ぬ!?」

セイバー「アーチャー……!」

アーチャー「シェロを妻にするだと……?」

ギルガメッシュ「フェイカー……なんだ、その目はぁ!!」

アーチャー「気持ちが悪くて反吐が出るぞ?」

ギルガメッシュ「ほう……?」

アーチャー「……シェロは私が守る」

セイバー「!?」

凛「はぁ!!?」

ギルガメッシュ「貴様……王の妻を娶るというのか?」

アーチャー「すまんが奴を誰にも渡すわけにはいかん」

凛「アーチャー!!どういうことなの!?」

アーチャー「いくぞ、英雄王!!武器の貯蔵は十分か!?」

セイバー「アーチャー!!抜け駆けはいけません!!」


374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:15:16.87 ID:qUd0sPob0
アインツベルン城

セラ「お嬢様、こちらの方法はどうでしょう?」

イリヤ「うーん……」

リズ「シロウ、女の子でも別にいいと思う」

セラ「まぁ、そうですね」

イリヤ「それはそうだけど……せめてあのときぐらいは男に……あ」

セラ「どうしました?」

イリヤ「限定術式なら安全性は確保されるわね」

セラ「限定……?」

イリヤ「バーサーカー!!」

バーサーカー「……」ズンズン

イリヤ「シロウのところまでお願い!!」

バーサーカー「ウォォォォォォォ!!!!」

セラ「……?」

リズ「いってらー」


380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:19:44.45 ID:qUd0sPob0
柳洞寺

キャスター「次は……スクール水着になってくれない?」ハァハァ

士郎「やめてくれぇ!!」

一成「何をしている!!」ガラッ

キャスター「勝手にあけるなぁ!!」

士郎「一成!!」

一成「今助けます!!」

キャスター「出て行きなさい」

一成「シェロさんは守る!!」

キャスター「惚れたの?」

一成「だだだだ、断じてそのような下心があるわけではない!!」

キャスター「ふん。なら、この場で接吻でもしてみなさい」

一成「なに?」

キャスター「王子様のキスでお姫様は幸せになる。……お前が彼女に口付けできたなら解放してあげる」

一成「……」


384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:23:28.15 ID:qUd0sPob0
教会

アーチャー「よし……」

ギルガメッシュ「くそ……」

セイバー「アーチャー!!先ほどの発言はどういうことですか!?」

凛「そうよ!そうよ!!」

アーチャー「自分の運命は自分で決める……そういうことだ」

桜「意味がわかりません」

ライダー「とにかく帰りましょう。シェロが心配です」

イリヤ「いたいたー!!」

セイバー「!?」

イリヤ「ふう」

バーサーカー「……」

凛「どうしたの?」

イリヤ「せっかくシロウの家に行ったのにだれもいないんだもん。探しちゃったじゃない」

アーチャー「誰も……いない?―――しまった!!」


388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:27:31.64 ID:qUd0sPob0
柳洞寺

士郎「やめて……一成……」

一成「ですが……これも貴女を救うため……」

士郎「一成……お前はそんなことする奴じゃないだろ……」

一成「信じてくれ……」

士郎「や……め……」

キャスター「……」

キャスター「小坊主?」

一成「なんだ?」

キャスター「オチンチンブレイカー」トスッ

一成「え?」

士郎「お前!!」

キャスター「やはり汚らわしいわ。清浄なるものにしないとね」

士郎「あぁ……一成……が……黒髪の美少女に……」

一成「な……なんだ……これは……?胸が……ある……?」


389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:28:18.12 ID:XF0BtOlI0
流石キャス子さんや!


399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:32:00.58 ID:qUd0sPob0
キャスター「それでいいわ。さ、続きを」

一成「なんで……こんな……何をした!?この女狐!!」

キャスター「いいから、はやくキスしなさい」

一成「そうだったな」

士郎「一成!!」

一成「これでなんの隔たりもなくなった……」

士郎「一成!!!目を覚ましてくれ!!」

キャスター「キース!キース!!」

一成「んー……」

士郎「あぁぁ……!!!」

アーチャー「そこまでだぁ!!!!」

キャスター「む?!」

セイバー「シロウ!!!」

イリヤ「男に戻す方法、みつかったよー!!」

士郎「みんな!!」


403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:36:19.14 ID:qUd0sPob0
キャスター「邪魔を……!!」

アーチャー「衛宮士郎は返してもらおう」

キャスター「ふん……」

凛「な!?あなた……一成!?」

一成「遠坂か!?」

凛「また可愛くなったわね」

イリヤ「シロウ、もう大丈夫よ」

士郎「イリヤ……よかったぁ……」

セイバー「これで解決ですね」

アーチャー「全く……」

士郎「イリヤ、一成もついでに」

イリヤ「わかってるわ。でも少し問題があるのよね」

士郎「やっぱりか」

トスッ

士郎「え?」


408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:38:40.72 ID:qUd0sPob0
ライダー「なんの音ですか?」

桜「え?」

凛「なによ?」

一成「そちらから聞こえたぞ」

キャスター「……」

アーチャー「……」

セイバー「アーチャー?」

アーチャー「貴様……」

キャスター「この空間に男は不要」

アーチャー「ぐっ……」

キャスター「ふふ……」

士郎「キャスター!!!」

キャスター「さてと……次はそうね……あなた」

バーサーカー「!?」

イリヤ「ちょ―――」


409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:39:16.92 ID:QukMjL4H0
バーサーカーwwwwwwwww


412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:40:53.56 ID:9FG8byAy0
バサコ・・・だと?


417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 19:43:37.07 ID:qUd0sPob0
凛「あんた、失敗したからって自棄にならないでよ!!」

キャスター「別に自棄になんてなってないわ」

凛「なってるじゃないの!!」

キャスター「だって、男に戻す方法があるんでしょ?いいじゃないの」

イリヤ「だ、だからって……!!!」

アーチャー「はぁ……くそ……流石は宝具だ。サーヴァントにまで有効とは」

凛「ぎゃぁぁぁ!!!!」

士郎「おまえ……アーチャーか……?」

アーチャー「なんだ?」

桜「なんか……え?」

ライダー「ふむ……小学生みたいになってますよ?」

アーチャー「なに!?あ、本当だ……手が小さい……」

セイバー「では、バーサーカーは!?」

バーサーカー「……」

イリヤ「……アマゾネスみたいになってるじゃないの……」


432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:07:11.43 ID:U1ya8RF60
キャスター「可愛いわね……」ウットリ

アーチャー「イリヤスフィール、元に戻してくれ。流石にこれでは矢の威力も落ちてしまう」

イリヤ「うん……だけど……見つかったのは限定術式なのよね」

士郎「なんだ、それ?」

イリヤ「効果範囲が限定されている分、効果は絶対で安全性も高いの」

セイバー「つまり、死ぬことはないと?」

イリヤ「うん。けど、完全に男には戻らないわ」

士郎「え?」

イリヤ「夜になると女に戻っちゃうの」

士郎「?!」

アーチャー「なんだと?」

凛「それって……時間の問題?」

イリヤ「星の力を体に受けてしまう時間帯だけ女になるの」

セイバー「ですが……それでも男には戻れるのですね」

イリヤ「まあね。私生活にそれほど影響はないと思うけど」


437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:11:13.51 ID:U1ya8RF60
士郎「本当か……?」

イリヤ「夜に出歩いたりしなければ大丈夫よ」

アーチャー「ということは私は基本的に女の姿でいなければならないか」

凛「そうね」

桜「よかったですね、先輩!」

セイバー「ええ」

士郎「……」

イリヤ「じゃあ、もとにもどすわねー」

一成「まってくれ」

士郎「一成?」

一成「状況がよくのみこめないのだが……」

イリヤ「昼は男で夜は女になるってだけよ」

一成「ふむ……では―――」


450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:18:15.37 ID:U1ya8RF60
数日後 衛宮邸

士郎「ふわぁ……」

桜「おはようございます、先輩」

士郎「おはよう」

セイバー「おはようございます」

士郎「おはよう」

凛「士郎ー!はい」

士郎「なんだよ?」

凛「そろそろだろうと思って」

士郎「ああ、そうか」

凛「初めてでしょう?使い方、わかる?」

士郎「教えてくれ」

凛「仕方ないわねぇ……」ニヤニヤ

士郎「……」

凛「タンポンがいい?」


452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:29:55.56 ID:5J64Qhsp0
居間

イリヤ「おはよう、シロウ」

士郎「おはよう」

イリヤ「でも、よかったの?昼が女で夜が男なんて」

士郎「一成だけってのもかわいそうだからな」

凛「アーチャーもそっちのほうがいいって言ってたしね」

イリヤ「まぁ、バーサーカーもお昼に散歩できるから喜んでるけど、ね?」

バーサーカー「……」コク

ライダー「バーサーカー……そのスーツは……?」

イリヤ「私が着せたの。あんな布だけじゃ流石にね」

セイバー「凛々しいですね」

士郎「でもそろそろ藤ねえをどうにかしないと」

凛「いいじゃない。夜にアリバイつくっとけば」

士郎「そうだけど……」

桜「先輩。制服、出しておきましたよ?」


455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:33:52.95 ID:5J64Qhsp0
通学路

士郎「スースーするな」

凛「スカートだもんね」

桜「似合ってますよ?」

士郎「……」

凛「道に迷わないように手を繋ぎましょうか」

士郎「やめろ」

桜「はい」

士郎「桜まで……」

凛「今日から転校生なんだからしゃきっとしなさい」

士郎「うぅ……」

桜「先輩、私がなんでもおしえてあげますねー?」

士郎「あのなぁ」

凛「男子から告白されるかもね」

士郎「やだな」


461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:37:49.76 ID:5J64Qhsp0
学校

士郎「え、衛宮シェロです……よろしくお願いします」

「きゃー!!」

「かわいいー!!」

教師「じゃあ、あの席に座って」

士郎「はい」

士郎「……」

「ねえねえ、前の学校はどんな感じだったの?」

士郎「ここと変わらないかなぁ」

「そうなんだぁ」

「好きなタイプとかおしえてよぉ」

士郎「えっと……よく食べる人……」

「へえ」

士郎(くそ……カレンめ……無理やり転入させやがって……)

士郎(これなら不登校になってもよかったぞ……)


463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:41:02.09 ID:5J64Qhsp0
昼休み

士郎「つかれる……」

慎二「あ」

士郎「あ」

慎二「衛宮……」

士郎「な、なに……?」

慎二「……がんばれよ」

士郎「あ、ああ……」

士郎「慎二のやつ……どうしたんだ?」

桜「せんぱ―――じゃなくてシェロちゃん!」

士郎「桜」

桜「桜、先輩。でしょ?」

士郎「桜先輩、なんでしょう?」

桜「お昼ご飯、いこ。姉さんも待ってるよ」

士郎「うん」


464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:44:45.34 ID:5J64Qhsp0
屋上

凛「あ、きたきた」

士郎「なんだよ」

凛「座って座って」

士郎「はいはい」

桜「シェロちゃん、どうぞ」

士郎「あの」

凛「これ食べる?好きでしょ?」

士郎「うん……」

桜「あーん」

凛「ちょっと桜、シェロにくっつきすぎよ?」

桜「姉さんこそ」

凛「なんですって?」

桜「やりますか?」

士郎「やめろよ……もう……」


471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:50:30.54 ID:5J64Qhsp0
衛宮邸

士郎「ただいま」

セイバー「おかえりなさい」

士郎「な……」

アーチャー「セイバー、まだ勝負はついていないぞ」

凛「アーちゃん、なにやってんの?」

アーチャー「凛からもいってくれ。セイバーがポーカーで私を苛めるのだ」

セイバー「アーチャーがすごく弱くて」

士郎「それはセイバーが強すぎるだけだろ?」

アーチャー「大人気ないぞ」

セイバー「すいません」ナデナデ

アーチャー「やめろ」

凛「セイバー、アーちゃんを襲ってないでしょうね?」

セイバー「凛の許可なくしません」

アーチャー「おい」


483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 20:57:25.55 ID:5J64Qhsp0
士郎「アーちゃん、料理作るの手伝え」

アーチャー「はいはい。私が手ほどきしてやろう」

士郎「なんだと?」

アーチャー「君では無様な味付けしかできないからな」

士郎「このやろう……!!」

凛「あはは」

セイバー「微笑ましいですね」

凛「そうね。セイバーもよかったの?」

セイバー「何がですか?」

凛「夜に男になるってこと。正直、ずっと女の子でいてくれてほうが良かったんじゃない?」

セイバー「思うところはありますが……シロウが嫌というものを強要するわけにもいきませんから」

凛「そう」

セイバー「それに……」

凛「それに?」

セイバー「私はどっちのシロウも大好きです」


486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:00:50.64 ID:5J64Qhsp0
夜 縁側

士郎「セイバー、ここにいたのか」

セイバー「シロウ」

士郎「月が綺麗だな」

セイバー「はい」

士郎「となり……いいか?」

セイバー「どうぞ」

士郎「……」

セイバー「……」

士郎「セイバー……」

セイバー「シロウ……あの……」

士郎「なんか……女の子ならこうしても緊張なんてしなかったのにな……」

セイバー「で、ですね……不思議です……」

士郎「……」

セイバー「……」


491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:04:02.41 ID:5J64Qhsp0
士郎「セイバー……あのさ―――」

セイバー「そ、それでは失礼します!!」

士郎「あ……」

士郎「はぁ……」

士郎「夜になるとセイバーが避けるな……」

士郎「……」

ライダー「士郎」

士郎「ライダー?」

ライダー「セイバーが避ける理由は……一つしかありません」

士郎「わかってる」

ライダー「どうするのですか?」

士郎「……」

ライダー「士郎……」

士郎「このままセイバーと昼にしか話せないのは嫌だな……」

ライダー「おぉ……では……!!」


496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:07:37.21 ID:5J64Qhsp0
柳洞寺

キャスター「オチンチンブレイカー!!」トスッ

士郎「……」

キャスター「はい、おしまい」

士郎「さんきゅ」

キャスター「よかったのね?」

士郎「ああ、問題ない」

キャスター「じゃあ、このスクール水着を……」

士郎「それじゃあ」

キャスター「あ……」

キャスター「まぁ、いいわ」

宗一郎「キャスター」

キャスター「どうしたんですか?」

宗一郎「生理がきた。どうしたらいいだろうか?」

キャスター「あららー!!」


497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:08:20.68 ID:mRCI8Srl0
旦那までwwwww


505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:12:48.08 ID:5J64Qhsp0
士郎「……あ」

一成「衛宮……?」

士郎「よ」

一成「どうした?」

士郎「悪いな。女に戻った」

一成「そうか……」

士郎「……」

一成「だが、昼間は変わらず生徒会室で女同士の会話ができるな」

士郎「うん。明日は一成とご飯だもんな」

一成「……一度、学校でガールズトークをしてみたかったんだ。付き合ってくれて感謝する」

士郎「よせよ」

一成「だが……衛宮はもうずっと女か」

士郎「そうだな」

一成「どうだ?今から部屋にこないか?」

士郎「いや……遠慮するよ。セイバーが心配するし」


510:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:18:04.24 ID:5J64Qhsp0
衛宮邸

士郎「セイバー?」

セイバー「え?あ……」

士郎「これでいいかな?」

セイバー「シロウ……どうして……」

士郎「セイバーが離れていきそうで……怖かった」

セイバー「シロウ……貴女という人は……」

士郎「セイバー……」

セイバー「シロウ……愛しています……」

士郎「俺もだよ」

セイバー「シロウー!!」

士郎「セイバー!!」

ライダー「その抱擁、待ってください」

セイバー「ライダー!?」

士郎「な、なんだよ……?」


514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:22:25.83 ID:5J64Qhsp0
凛「私だってシェロとあーんなことやこーんなことしたいんだけど?」

セイバー「リン!?」

桜「私だって……!!ライダーとシェロちゃんとの3Pを……!!」

ライダー「それはいいですね」

イリヤ「シロー!!バーサーカーが一緒に寝て欲しいって!!」

バーサーカー「オォォォォ!!!」

士郎「ばか!!バーサーカーのなんて入るわけないだろう!!」

イリヤ「大丈夫だって!」

セイバー「シェロが壊れてしまいます!!」

凛「ほら、シェロ、今日は私と寝ましょう?」

桜「姉さんずるい!!」

ライダー「私と桜で川の字に……!!」

イリヤ「私とー!!」

セイバー「みなさん!!シェロは私のマスターですよ!!」

士郎「なーんーでーさー!!」


516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:26:14.18 ID:5J64Qhsp0
教会

カレン「……」ブブブブ

ギル「もうやめてぇぇ!!!いぎだぐなぁぁい!!!」

カレン「つまらない……」

ギル「ぉぉ……」

カレン「ランサー?」

ランサー「なんだよ?」

カレン「この金髪幼女を介抱しなさい」

ランサー「なぁ」

カレン「はい?」

ランサー「お前、この街のサーヴァントが全員女になったってわかってんのか?」

カレン「いいじゃないですか。素敵です」

ランサー「ふざけんな!!元に戻せ!!」

カレン「かませ犬のくせにキャンキャンと……スイッチオン」ブブブブ

ランサー「やめ……ろ……もうおしおきは―――アァァァ!!!」


517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:26:50.01 ID:xYA5b0v+0
ワロタ


519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:29:01.75 ID:BUikBAUz0
流石はカレンだ恐ろしい


523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:32:33.96 ID:5J64Qhsp0
キャスター「……」

キャスター「もうすぐね……冬木市女性化計画……」

キャスター「これだけ磐石ならば……ふふふ」

キャスター「この世に醜い男も女もいらない……」

キャスター「さぁ……次は……」

臓硯「……」ヨチヨチ

キャスター「……行きましょうか」

臓硯「む?!」

キャスター「―――オチンチンブレイカー!!!」トスッ

臓硯「あふ……」

キャスター「よし……では……また次なる醜き者を清浄なる者に変えないとね……」

キャスター「……もうすぐ……楽園が完成するのよ……ふふふ……」




END


526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:34:21.15 ID:po61PK9V0
乙です


528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:34:35.98 ID:6y0qwfZ60
頼むキャスター俺にも刺してくれ


532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:36:48.96 ID:jj1a/FFiO

俺も刺してくれないかな


535:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:37:26.71 ID:dCpuGwsO0

刺してくださいお願いします


537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:42:59.23 ID:wdVn3RnT0

俺にも使って欲しい限り


540:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/05(木) 21:46:59.33 ID:jj1a/FFiO
乙面白かった


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  1. 名無し 2012/01/06(金) 04:25:11

    糞の臓物を女にwwプライド高そうな爺さんには効くなww
    最後に一番いい仕事した


  2. 2012/01/06(金) 20:49:04

    桜より背が低いってことは、見た目は赤毛のイリヤでいいんだろうか?


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