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ギンガナム「姪っ子の面倒を見ろだとぉ!?」

前作:ギンガナム「甥っ子の面倒を見ろだとぉ!?」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:10:41.84 ID:F9hL4BPk0
ディアナ「ええ、私の姪っ子の面倒を見てほしいのです。ちなみに3歳ですね」

ローラ「…」びくびく

ギンガナム「前に預かった小僧は今日は来ていないのかぁ!!」ギョロギョロッ

ディアナ「ああ…ロランくんはこの子の弟ですよ。今日はお留守番だそうです」

ギンガナム「ちぃ……断るッ!!メスガキの面倒なんぞ小生の祝日には……!!!」ちょいちょい

ギンガナム「なんだ小娘ェェェッ!!!」

ローラ「あ、あの…。このまえ、は、おとうとの、めんどう、ありがと!///」

ギンガナム「……本日も絶好の旅行日和でありますなぁ…行ってらっしゃいませディアナ様ぁ!」




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:12:02.91 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「…なぜ小生はこう簡単に子守を引き受けてしまうのだ…」フゥ…

ローラ「おじちゃん、あたち、めいわく…?」きゅ…

ギンガナム「…フハハハハハ!小生がなぁ…子守なんぞで…まいるわきゃねえだろぉぉぉ!!」

ローラ「♪」にぱ

ギンガナム「…!!!」

ギンガナム「よォォォし…!本日は晴天なりィ…!街へ繰り出すぞおおおお!!!!」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:15:29.90 ID:F9hL4BPk0
のっしのっし…

ギンガナム「さて、しかし少女と遊びに行くとなると…どこに行けば良いものかな」

ローラ「…おじちゃんの、だっこ、おちつく…」ぺた

ギンガナム「フハハハハハ!!!小生はあれから育児講習に2500回以上も参加した抱っこの名人なのだ!」

ギンガナム「すでに0~4歳児の世話なら保父レベル、嫁さえいればいつでも…む?あれはグエンのぼうや…?」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:18:38.19 ID:F9hL4BPk0
グエン「むむ!かかか閣下、その胸に抱いた中性的な少女は!?もしや閣下もこちら側の住人に!?」キョド

ギンガナム「違ぁぁぁぁう!この少女はディアナの姪っ子だ…今日は小生が世話を…」

グエン「…なるほど。ならば私がお手伝いをいたしましょう。育児の知識はいくらかありますし」

ギンガナム「そうか?ならば少し手伝いを頼もうか」

グエン「では、より良い抱っこの仕方から…」スッ

??「おお、ここにいたかグエン卿!さがしたぞ!」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:23:53.05 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「む?お主は赤い彗星の。どうしたのだ?」

シャア「これはこれは御大将。いや、じつはグエン卿に用がありましてな…」

グエン「何かな?」

シャア「ほら、これを返却しに来たのだ」スッ…

グエン「!?こ…これは…!!!」

シャア「まったく、誰が美少年図鑑など見たいと言ったのだ!」

グエン「あ、あのちょ」

シャア「私は普段からスク水の少女こそ至高だと言っているのに!なぜそれがわからん!」

ギンガナム「……」

グエン「ち、違いますこれはあの…そう!親戚のやつを預かっていて…!!」

ローラ「…ふっ……」

グエン「!!!」

シャア「!!?」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:30:17.47 ID:rksKsElJO
まさかのシャアwwwwwwwwwww


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:33:45.01 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「…いくぞお嬢ちゃん、ちょっとこいつら何言ってるのかわからないな…」

ローラ「うん…」

のっしのっし…

グエン「ち、違うんです閣下…!これは本当に…!ええい、最悪のタイミングで返却しおって…!」

シャア「だ、だれだグエン卿!御大将が抱いていたあの少女は…!!!?」

グエン「私もあの少女に用があったのに!追うぞ、シャア!あなたのことも私から閣下にとりなしてあげる!」

シャア「無論だ!」タタタタ…




メリーベル「何の騒ぎだ…?」

ソシェ「ほらメリー!稲刈りもうすぐ始まるよ!おいて行くよー!」

メリーベル「ああ!今行く―!!!」タタッ


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:43:07.50 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「…まいたようだな。もう安全だ」

ローラ「うん!」にぱ

ギンガナム「さて、せっかくだから今日1日をビデオに収めておく」スッ

ローラ「びでお?」

ギンガナム「そうだ。…この機械で貴様の成長データを記録して、未来の結婚式への贈り物にしてやるッッ!!」

ローラ「わあ♪」

ギンガナム「では早速録画ボタンを…む?」カチ

ローラ「?」

ギンガナム「機能不全に落ちたのか?録画も確認もできない!…何が不調なのだッ!!!」カチカチ

ローラ「びでおとれないの…?」しゅん

ギンガナム「生憎小生にはわからんが…これを購入した家電量販店「イオリア」の夫婦なら直せるかもしれんな」

ギンガナム「行って相談してみるか…」

ズンズンズン…


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:50:18.83 ID:F9hL4BPk0
マリナ「いらっしゃいませ…あら御大将。こんにちは。今日はかわいい女の子を連れているのね」

ギンガナム「ディアナの姪だ。ホォォォラ、おまえもごあいさつだぁ!!!」

ローラ「こ、こんにちは」ペコ

ギンガナム「フハハハハハ!!!しつけは良好…!DQNどもごとき下賎の者にくれてやれる姪ではないッ!」

刹那「あれからビデオカメラの調子はどうか?」

ギンガナム「そのことで相談なのだがな」

刹那「相談?」

:
:
:


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 06:57:26.54 ID:F9hL4BPk0
刹那「…なるほど。ちょっとビデオカメラを借りるぞ」スッ

刹那「……やはり初期型か」

ギンガナム「何が原因なのだ?」

刹那「この最新型カメラ「クアンタ」は太陽炉を2つ搭載しているため、充電不要だ…」

ギンガナム「うむ」

刹那「だが初期型は2つの太陽炉の同調が不安定で、しばしば機能不全になる」

マリナ「でも自主回収なんてしてたかしら…?」

ギンガナム「メーカーが行うなぁ!リコールや自主回収というのはなぁ!!」

ギンガナム「瀕死の役員が甘ったれて言う台詞なんだよぉ!!! 」

刹那「それは心配ない。修復用のパッチが出ている。それが…」ガサゴソ

刹那「これだ。オーライザーフルセイバー」ゴトン


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 07:04:20.45 ID:F9hL4BPk0
刹那「これをこうして…」カチッ

刹那「完成だ」

ギンガナム「撮影の花火をあげるッッッ!!!」カチ…ウィーン…

ギンガナム「このメーカー対応凄いよぉ!! さすが一流企業ソレスタルビーイングッ!!!」

刹那「パッチを当てる前との変更点は…」

刹那「ソードビットの増加でまわりのお父さんを薙ぎ払える数が増加」

刹那「撮影待機時間中は3Dホログラフ「ティエリロイド」が歌を聞かせてくれる、などだな」

ローラ「…かっこいい…」キラキラ

刹那「…なんと言った?」

ローラ「かっこいい!」キラキラ


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 07:11:20.97 ID:F9hL4BPk0
刹那「…お嬢ちゃん、これをあげよう」ス

ローラ「なあに?」

刹那「アナハイムエレクトロニクスのゲームNT-D64だ。ただしちゃんとお母さんに言うんだぞ」

ローラ「あいがとう!メタルのおにいちゃん」にぱっ♪




マリナ「カメラの調子は大丈夫かしら?」

ギンガナム「絶っっっ好ぉぉぉぉ調ぉぉぉであるッッ!!!!!」ガッツ


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 07:41:38.15 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「カメラも直ったし、インダストリアル7にでもいってみるか」

ローラ「どこ?」

マリナ「たしかユニコーンのエリアね」

ギンガナム「しかしどうやって行くかだが…」

刹那「俺が送ろう。3人で移動するのははじめてだが…手をつなげ」スッ

ギンガナム「おぉ、量子ワープか!頼もう!!!いくぞ小娘ェ!」ギュ

ローラ「♪」ぎゅ

マリナ「送ったらすぐに戻るのよ刹那?」

刹那「……………ユニコーンガンダム…」

マリナ「…!?」

刹那「量子ワープ!!!」フッ

マリナ「刹那!また店番を…!!!」ピポパ…トゥルルルルル…

マリナ「…もしもしウッソくん!?ちょっとV2貸して!!!」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 07:51:15.78 ID:F9hL4BPk0
フッ

刹那「着いたぞ」

ギンガナム「ここがインダストリアル7か。緑豊かな都市でありますなあ!」

ローラ「わあ…!」

刹那「今はちょうど刈り入れの時期だな。郊外も見てみるといい、まるで黄金の秋だぞ」

ギンガナム「世話になったな小僧ォォォ!!!」

ローラ「あいがとー!」

刹那「時間をみて回収に来る。ではな」フッ


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 07:54:30.83 ID:F9hL4BPk0
のっしのっし

ギンガナム「どこから見まわったものか…」

ローラ「…あれなあに?」ちょい

ギンガナム「ん?ああ、あれは焼きもでありますなあ!サツマイモを焼いた秋冬の定番だ」

ジュドー「石焼き芋、売るよっ!!!」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 07:56:58.73 ID:K1SPkniY0
ジュドーは器用なのか手に職つかないのか


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:04:37.67 ID:F9hL4BPk0
プル「ジュドー、こっちはそろそろ良い加減だ!」ふーっふーっ

プルツー「こっちはまだ時間がかかりそうだけど、いい感じだよ」パタパタ

ジュドー「わかった、引き続き頼む。焼き芋!うまいよっ!…ハマーン、あんたも声を!」

ハマーン「く……なぜ私が屋台で俗物どもに焼き芋の販売を…ブツブツ」

ジュドー「声だしは…お客様を呼ぶためだってわかれ!ハマーン!!」

ハマーン「くっ……や、焼き芋はいかがだろうか…いかがだろうか!///」

じゅど「あっいらっしゃい!!」

カミーユ(焼き芋ください)キィィィン

ジュドー(この人直接脳内に…!?)


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:11:23.87 ID:v99u83iU0
流石カミーユだ


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:12:33.82 ID:F9hL4BPk0
ローラ「…やきいも…いいにおい…」ぐぅぅ

ギンガナム「ほぉう…香ばしいいい匂いだ…貴様小生と一緒に半分こして食べんかぁ…?」

ローラ「う、うん!やきいもやきいも…」トテテ

ギンガナム「お嬢さん!慌てるとあぶな…」

ガッ ドテッ

ギンガナム「!!だ、大丈夫か!?おのれ石ころォォォォ!!!!」ダダダ

ローラ「…あたし、な、なかな…」ウルウル

ギンガナム「こ、転んだシーンはバッチリビデオに…違ぁう!!ば、ばんそうこうを…」

マリーダ「…はい、どうぞ」スッ


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:18:33.59 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「…貴殿は?」

マリーダ「ただの通りすがりです。ちょうど絆創膏、持っていたので…」

ギンガナム「なるほど、人助けとはこういうものか…恩に着る」

マリーダ「お嬢ちゃんも強いな。えらいぞ」なでなで

ローラ「…ぐす」コク…

ギンガナム「そこの水道で土を流すぞ小娘。バイ菌が入ってはいかんからなぁ!」

ローラ「おねえちゃ、ありがとっ」

マリーダ「ふふ、いいのだ」にこっ


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:29:03.01 ID:F9hL4BPk0
バナージ「ここにいたんですかマリーダさん」タタタ

マリーダ「おお、バナージ。すまないなはぐれて」

バナージ「何かしていたんですか?」

マリーダ「いや、なんでもない。それよりミネバ様は…」

バナージ「オードリーなら、先に焼き芋の屋台に並んでますよ。ほら、あそこの。好きでしょうマリーダさんも」

マリーダ「焼き芋…?イモ……。イモは……うまぁあぁぁい!!!!!」

マリーダ「買うぞバナージ!」ダダッ

バナージ「ハ、ハイ!」ダッ

バナージ(ああ…ワイルドなマリーダさんも素敵だ…!!!)


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:30:37.27 ID:k55+QzVN0
マリーダに何がwwwww


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:33:23.82 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「…よし。これで大丈夫だ。膝はまだ痛むか?」

ローラ「…グス」ぶんぶん

ギンガナム「…無理をするな。本当は痛むのだろう。どれ、小生がおまじないをしてやろう」スッ

ローラ「?」

ギンガナム「痛いの痛いの…」すりすり

ギンガナム「カイラスギリーまで飛んで行けぇええ!うおぉぉぉぉおおおおおお!!!!」

ローラ「…!!!?」ドキドキ

ギンガナム「どうだ、治ったか小娘?」

ローラ「」コクコク

ギンガナム「痛みを飛ばす魔法だよ…これは!」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:40:52.61 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「やっと屋台に並べたな」

ローラ「…」もじもじ チラチラ

ギンガナム「…どうした小娘ェ…お手洗いかぁ…?」

ローラ「!」ぶんぶん

ギンガナム「…ほう…謙虚を身に着けたか。結構なことだ。だが、言わなければ伝わらんぞ…?」

ローラ「うぅ……だ……」もじもじ

ギンガナム「?」

ローラ「だっこ…」

ギンガナム「!!!!!」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:49:06.36 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「このお嬢ちゃんすごいよォ!!さすがディアナ姫の姪っ子さん!!!」

ギンガナム「小生の父性本能を鷲づかみにしているッ!この前の小僧がそうしたようになあ…!!!」

ギンガナム「わかっているのかギムギンガナムッッッ!!!」だきっ

ローラ「ふわあ♪」

ギンガナム「フハハハハハーーー!!!楽しいか小娘ェ!!」たかいたかーい



ヒソヒソ

ガロード「やばいよあの前のお客さん…サテライトキャノンぶっ放したほうがいいんじゃ…?」ヒソヒソ

ティファ「大丈夫、あの青い男性からは邪念は感じないわ…」ヒソヒソ


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 08:58:06.11 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「やっと買えたぞ!さあ半分こだ小娘ェ!!」

ローラ「わあ。いいにうい…のうい…におい!」

ギンガナム「ハハハハハ!いい匂いだなあ!!!どれ…」がぶ

ギンガナム「あぢぢぢぢぢぢ!!!おのおおおおれええええええ!!!!」ふーっ!ふーっ!

ローラ「だ、だいじょうぶ…?」

ギンガナム「だ、大丈夫だ。純粋に焼き芋を楽しむ者こそ…アツアツで食べるのよ」がぶり

ローラ「…」ぱく…もぐもぐ

ギンガナム「うむうまい!これがおふくろの味というものだよッ!!ハハハハハーーーッ!!」

ローラ「…」ぱく…もぐもぐもぐ…


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 09:03:31.77 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「皮付きだとベトベトしないし、温かくてカイロ代わりにもなるし、さらに美味い。焼き芋はいいものだ」

ローラ「…」もぐもぐもぐ…

ギンガナム「…夢中で食べているなあ。抱っこしたまま移動するか。メタル小僧の行っていた通り郊外に行くか…」

ローラ「♪」もぐもぐもぐ…


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 09:10:26.62 ID:F9hL4BPk0
てくてく…

ギンガナム「あぁぁるぅぅこぉぉぉ!!あぁぁるぅぅこぉぉぉぉ!!小生はーげーんきィィィィ!!!!」

ギンガナム「子ッ育ッてー大好きィィィィ!!!ぐーんぐーんそーだーてーーーー!!!!」

ロラン「ぴゃ♪」

ギンガナム「…しかしこのあぜ道のまわりは、見渡す限り一面の稲穂でございますなあ」

ローラ「わあ…!」

ギンガナム「風で波打って、まるで地上の海のようだ…」


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 09:18:34.28 ID:F9hL4BPk0
ローラ「きれい」パタパタ

ギンガナム「せっかくだ、自分で歩くか?」

ローラ「うん!」

ギンガナム「よぉし、今降ろしてやる…」ひょい

トテテテ…

ローラ「…あんまり、みえなくなっちゃった…」しゅん

ギンガナム「む?なるほど、背が小さいからな…ならば」ヒョイ

ローラ「…わああ!」

ギンガナム「どうだ、楽しいか?」

ローラ「うん!」

ギンガナム「肩車は子供が喜ぶ抱っこの仕方でも上位ですからなぁ。このまま歩こうか」

ローラ「♪」きゃっきゃっ

ギンガナム「フハハハハ楽しいか!肩車がそんなに好きかぁぁぁぁぁ!!!!」

のっしのっし…


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 09:28:47.90 ID:F9hL4BPk0
:
:
:
メリーベル「ふぅ、やっぱり稲刈りは重労働だね」ゴシ…

ソシェ「そうなのよね。あんたが手伝いに来てくれてよかったわ」ザリザリ

キエル「大変でしょう?ごめんなさいね、メリーベルさん、わざわざこのコロニーまで…」

メリーベル「ううん、いいのさ。ギムの奴は最近育児講習でアタシに構ってくれないし。友達の手伝いだからね」

ソシェ「そういえばギムさん、最近保育園設立の準備をしてるんだって?」ザクザク

メリーベル「そうなんだよ、あいつギンガナム艦隊をそのまま育児機関にするとか言い出して」

キエル「まあ、あの閣下が…。なんにせよ、平和なのはいいことですよ」ザックザック






??「フハハハハハーーー!あの月ー光蝶ーーー!!かーがーやくーのーはぁぁぁl!!!

メリーベル「ん?この声…」


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 09:38:03.24 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「どこかーにくろれきしをぉぉぉ!かくしてーいるーかーらぁぁぁ!!!」

てくてく

メリーベル「…ギム!?」

ギンガナム「むぅ?」

メリーベル「アンタこんなところで何してるんだい!?」

ギンガナム「おお、メリーベルか!それに地球の美人姉妹!稲刈りとは精が出ますなぁ!!!」

キエル「こんにちは閣下」

ローラ「で、でぃあなさま?」

キエル「いいえ、違いますよ。よく似ていると言われますがね」ニコ


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 09:45:26.98 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「ほぉぉら御挨拶だ!

ローラ「こんにちは」ペコ

ギンガナム「よォォォしいい子だ!!気持ちのいい挨拶を意識するから、人の温かさを実感できるッッッ!」

ソシエ「あら、こんにちは。ところでギムさん、その子は?」

ギンガナム「今日はディアナの姪っ子の子守をしているのだ!!!」

メリーベル「またかい!あんたはほんとに子守が好きだねぇ…」

ギンガナム「フハハハハ!子煩悩であるッ!」


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 09:50:53.96 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「それで、お主らは稲刈りか」

ソシエ「見てのとおりね」

メリーベル「なんならアンタもやるかい?」

ギンガナム「稲刈りか…」

ローラ「ぎむ、いねかりするの?」

ギンガナム「むう…そうだな。子供たちの食べる食料の勉強に繋がるかもしれん。やってみるか」グッ

キエル(本気で保育園をつくる気なのね…)


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 09:57:35.49 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「メリーベル、この子を預かっていてくれ」

メリーベル「いいけど…」ひょい

キエル「最初は私が教えて差し上げます。…ソシエはメリーベルさんと一緒に土手で休憩していて」

ソシエ「はーい」

メリーベル「いこうか、ローラ」

ローラ「うん!」


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:03:28.23 ID:F9hL4BPk0
メリーベル「アンタ今日一日あのおじさんと遊んでるの?」

ローラ「うん!」

ソシエ「ギムさんはどんな人?」

ローラ「や、やさしい…」ふや…

メリーベル・ソシエ(……かわいい)

ソシエ「あーあ、私も子供欲しいかも。あのバカ早く戻ってこないかなあ」ゴロン

メリーベル「アタシも彼氏がいればねえ。ん、あ、ほらローラ、ご覧。ギムが稲刈りはじめるよ」

ローラ「♪」わくわく


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:10:35.10 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「こ、こうか?」ザ…ク…ザック

キエル「横に力を入れ過ぎてはだめですよ。稲刈り用の鎌はギザギザがついていますから、手前に引くように切るんです」

ギンガナム「う、うむ…こうかな」ギギッ


メリーベル「…あいつ下手だなぁ」

ソシエ「農業なんて縁がないでしょうしねえ」

ローラ「…ぎむ、だめ?」しゅん

ソシエ「!ううん、だめじゃないよ、慣れてないだけ。稲刈りは意外に難しいから」

メリーベル「…こんなかわいい子に心配かけてあいつは…やれやれ」スクッ

ソシエ「…メリー?」

メリーベル「発破をかけてやるのさ」にっ


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:18:17.57 ID:F9hL4BPk0
メリーベル「やい!その鎌の動かし方といい、力を入れてばかりで稲刈りもできないギム・ギンガナム!!!」

ソシエ「ちょ、ちょっとメリー!?」

メリーベル「アタシが刈り込んであげるよ!!!!!(お手本に)」



メリーベル「うああああああああ!!!!」ザザザザザザザザザザクザクザクザクザク!!!!



ローラ「すごい…」

ソシエ(自分も小さい子にイイ所見せたいだけだったりしてね…)



メリーベル「か、鎌の使い方はこう…ハァ、手首のスナップを効かせるんだ、ハァ」


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:23:16.19 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「彼氏ができない彼氏ができないとわめく貴様を、夏祭りに連れて行ってかき氷を食わせてやったのに…」

ギンガナム「よくもほざいたなあああああああ!!!!!!」ザクザクザクザクザザザザザザザザザ!!!

キエル「まあ!」

ソシエ「ひええ…」

ローラ「ぎむ!すごい!」にこにこ  ぱちぱちぱち

ギンガナム「ど、どうだ…ゼェ、こんなものか!」

メリーベル「なんだい!やればできるんじゃないかいギム!アッハハハハハハハ!!!!!」


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:28:00.28 ID:F9hL4BPk0
ローラ「…」スク

トテテテ…

ソシエ「あっちょっとキミ!どこいくの!?」

ローラ「ぎむ、すごい!かっこいい!」ぎゅうッ

ギンガナム「ゼェゼェ…フハハハハ!ご飯はこうやって食卓に運ばれるんだぞ!勉強になったな小娘ェェェ!!」

ローラ「うん!!!……だっこ!」にぱっ

ギンガナム「よぉぉぉぉし!!!いいだろう!!!」ガシッ

ギンガナム「庶民はぁ!稲を刈りこんでいればいいのだぁ!!!」

ギンガナム「白米がそんなに好きかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」


118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:32:43.41 ID:F9hL4BPk0
キエル「2人のおかげですっかり捗ったわね。今日はここまでにしましょうか」パンパン

ギンガナム「いい社会勉強になった…恩に着る!」

ソシエ「いいええ、こっちこそありがとう、ギムさん。それにローラちゃん」にこ

ローラ「♪」

メリーベル「アタシは今日は泊まり込みだけど、アンタたちはどうするんだい?」

ギンガナム「迎えが来ることになっているのだが、そういえば待ち合わせも何もしていないな…」



…キィィィィィン…

ソシエ「…V2ガンダム?」


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:40:04.96 ID:F9hL4BPk0
ガシュウウウン…

ギンガナム「このV2、カテジナキヨシのロゴマークが付いていますなぁ。ということは店長の女将か?」

パカ…

ローラ「…ふたり…?」

キエル「え?」

ソシエ「あ、誰か降りてくるよ」

ウィー…

マリナ「よかった、ここにいたのね」

刹那「俺は捕まった…」

メリーベル「メタル夫妻じゃないか!」


122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:53:26.34 ID:F9hL4BPk0
ギンガナム「どうやってここがわかったのだ?」

マリナ「刹那が御大将の脳量子波を辿ったのよ」

ローラ「おにいちゃん、ゆにこーん、みれたの?」

刹那「あの後すぐマリナがやってきて…強制的に甘味処巡りになった…」シクシク

マリナ「せ、刹那!人前でデートの内容を!///」カァ

キエル(泣いてますけど…)

ソシエ(よっぽどガンダムが見たかったのねぇ)


124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 10:54:32.96 ID:vmupB6oG0
せっちゃんはメタル化してもせっちゃんか


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 11:01:36.13 ID:F9hL4BPk0
メリーベル「…はいはい、あんたら帰るんだろ?急がないと、夜にはコロニーのハッチが閉まっちゃうぞ」

マリナ「そうね、忘れていたわ。じゃあ、御大将もローラちゃんも忘れ物はない?」

ギンガナム「小生はこのビデオカメラくらいしか持ち込んでいないからなぁ。大丈夫だ」

ローラ「うん」

刹那「…V2の近くに集まって俺に手を添えろ。一飛びで帰るぞ」

ギンガナム「うむ!ではなぁメリーベル!キエルお嬢さん!ソシエお嬢さん!世話になった!」

ローラ「ありがと!」にこ

メリーベル「ギム!あんたちゃんと面倒見るんだよ!」

キエル「みなさんごきげんよう!」

ソシエ「またね!」

刹那「…量子ワープ!!!!!」フッ…


129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 11:08:28.44 ID:F9hL4BPk0



ジュドー「焼き芋が売切れちゃったぁ!早く補給しないと!新入り、追加の火加減はどうだい!?」

ヒイロ「今確認をする。焼き加減は…」ジュゥッ

ヒイロ「うおおおおおおお!!!!」じんじんじんじん ゴロゴロ…

ジュドー「だ、大丈夫か!?早く水で…」ジュウウ…

ヒイロ「フウ…助かった。礼を言う」

ジュドー「見ろ!これを無茶といわないでなんて言うんだ!!」

ヒイロ「だ、大丈夫だ」

ジュドー「ならいいが…。ところで、焼き具合はどうだい?」

ヒイロ「ひとつだけ言っておく」

ジュドー「…何となくわかっちゃうな」

ヒイロ「死ぬほど熱いぞ」


131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 11:23:24.01 ID:F9hL4BPk0
テクテク…ガチャッ

ギンガナム「ふぅ、やっと宮殿に帰れたか…」

ギンガナム「すっかり日が暮れてしまったな。ディアナはもう帰還しているかも」

テクテク…

ローラ「でぃあな、おこる?」

ギンガナム「む?ハハハ心配するな、怒られるのは小生だ。それに軍人は怒られるのが仕事なのだよ、平和なときはな」

ローラ「…ぎむはやさしいから、わたしおこらない!」

ギンガナム「フハハハハハ!ローラローラは優しいなあ…貴様将来は小生の嫁にならんかぁ?」

ローラ「…」

ギンガナム「ハハハ冗談だ。さて、女王様にご挨拶といくかな」

シュッ


134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 11:31:40.45 ID:F9hL4BPk0
ディアナ「おかえりなさいギンガナム閣下。こんなに遅くまで出歩いて…」

ギンガナム「おかえりなさいませディアナソレル女王陛下。遅参は申し訳ない」

ローラ「でぃあな、ぎむ、いいひと。おこらないで…」

ディアナ「あらあらまた…。フフフ、私は怒ってはいませんよローラ」

ローラ「ほんと?」

ディアナ「ただ、閣下に会いたいといらしている客人がいるので、たしなめたのです」

ギンガナム「…お客人ですか?」

ディアナ「ええ…さあ、恥ずかしがらずに出てらっしゃい?」


135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 11:37:08.15 ID:F9hL4BPk0
ヨチヨチ…

ロラン「ぱー!!!」

ローラ「ろらん!」

ディアナ「どうしても行くと聞かなくて…ご両親には2人一緒に送り届けると言って連れて来たんです」

ヨロヨロ…

ギンガナム「……………!!!!!来たかい!おとうとおおおおおおおおお!!!!!」ガシッ

ディアナ「あらまあ、両手にローラ・ロラン姉弟とは。ちょっと違うけれど、両手に花ですわね」にっこり

ギンガナム「……………グスッ、なるほど、これが家族愛と言うものか…」

ディアナ(まあまあ…)


137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 11:46:22.18 ID:F9hL4BPk0
ぎゅうううううう…

ローラ「ぎむ、くるしい…」

ギンガナム「これは失礼した!」ぱっ

ロラン「い…ぎ、む!」

ギンガナム「!!な、何か言ったか小僧ォォォォ!!!ついに言葉を!」

ディアナ「数日前から少しずつ、らしいですわね。簡単な言葉を…」ぐいっ

ローラ「でぃ、でぃあな、あのね。おしえて、ほしいことがあゆ…あるの!」

ディアナ「はい、なんでしょう?」

ローラ「わたし、ぎむの、およめさんになりたい…。どうしたらなれるの?」

ギンガナム「え」

ディアナ「は」

ローラ「♪」だきっ

ロラン「?……あいー」にぱ

ギンガナム「……… わ が 世 の 春 が 来 た ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ あ !!!!!!」


139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 11:58:15.62 ID:F9hL4BPk0
ディアッカ「グゥレイト!な焼き芋はどうですかお嬢さん!美味しいぜ!」

ええ、どうしようー? キャッキャッ

イザーク「アスラン!貴様も声出しをして…!」

ニコル「アスラン下がって!ボクが代わりに!ピアノ…焼き芋はいかがですかー!!!」

アスラン「す、すまない。…それにしても、向こうの屋台は盛況ですね?」

ラクス「ええ、そうですね…同じ焼き芋なのに大違い。どうしてこっちの芋は売れないのでしょうか…」

チーン… ホクホク

キラ「……やめてよね。電子レンジ調理なんかしたら、味が石焼き芋にかなうはずがないだろう…」

てきぱき






おしまい!


140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 11:59:43.23 ID:wXqEz1FF0

面白かった


144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 12:02:02.69 ID:y2KjtyV80
また書いてほしいな、乙


148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 12:21:53.40 ID:2WtYIqdtO

楽しかったー


155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 12:54:40.56 ID:F9hL4BPk0
ハァハァハァ…

シャア「…ええい、日が暮れてしまったではないか!御大将はどこにいるのだグエン卿!」

グエン「私に聞くな!わからないからこうして探しているのに!ああローラ…私は、私はァ!!!」

シャア「これならば家でゆっくり秘蔵のDVD「ネオジオンガールズ」でも見ていれば良かったわ!」

グエン「そんなことしているから負けるんだよ君は!」

シャア「そのとおり。エゴだよこれは!」

グエン「仕方ない…私の家で美少年コレクション2012でも見るか?」

シャア「冗談ではない!」

グエン「そうか、残念だな」スタスタ…

シャア(くっ、しかしわずかに興味が…これが若さか!!)





おしまい!!!!!


159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 13:01:53.63 ID:F9hL4BPk0
おまえらありがとな!



161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 13:11:28.71 ID:pf4Uv8/H0
シャアwww


162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 13:22:10.67 ID:pOTr4RQ10



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