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高校の先輩(♀)『件名:お久しぶりです。私のこと覚えてる?』
- 1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 22:45:57.575 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 先輩『○○くんにメールするのは何年ぶりでしょうか。もしかしたら、電話帳から私のアドレス消してたりして。』
先輩『もしそうなってたら○○くんも困ると思うので、今のうちに言っておきます。高校の頃○○くんの入ってた部活の部長をしていた××です。覚えててくれてたかな?』
先輩『いきなりメールなんてしてごめんね?驚いたかもしれないけど、許してください。なにしろ、ちょっと急ぎの用だったので。』
先輩『まあそれはおいおい話すとして、ちょっと昔の話をしたいと思います。昔の話というのは、私と○○くんの高校の頃の話です。』
先輩『たしか○○くんとの出会いは、○○くんの入学式のあとの部活の勧誘で、私が○○くんを誘ったときだったよね。』
先輩『あのとき○○くんはちょっと面倒くさそうな顔をしてたけど、私は一瞬で「この子と一緒に部活がしたい!」って思ったんだよ?』
先輩『はじめはちょっとズルい手も使った(かも?)だけど、なんやかんやで○○くんは部活に入ってくれたよね。あのときはすっごく嬉しかったなぁ。』
先輩『でも○○くんったら凄かったよね。もともと才能があったのかもしれないけど、どんどん上手くなっていって。教えてたはずの私よりも上手なんだもん。あのときはビックリしました。』
先輩『それから○○くんは、私と同じ電車通学ってこともあって、結構いっしょにいたよね。部活がない放課後には、寄り道して甘いものを食べたりして。』
先輩『いつだったか、○○くんといっしょに行ったゲームセンターで撮ったプリクラ、まだ大切に持ってるよ。○○くんはどうなのかな。持ってくれてると嬉しいけど。』
先輩『本当に本当に、○○くんと作った思い出は私の宝物です。目を閉じると、あのときの光景が浮かんでくるほど、私の大事な大事なものです。』
先輩『でも、そんな日常も終わるときがきました。私の卒業です。』
- 16 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 22:55:04.426 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 先輩『ホント、気づいたときにはすぐ卒業しちゃってたよ!○○くんと過ごした毎日が楽しかった証拠だね。あっという間に終わっちゃった。』
先輩『卒業式のあと、もしかしたら○○くん来てないかなー?って探してみたけど、結局いませんでした。ちょっぴり残念だったな。』
先輩『それから私は都内の大学へ進学して、一方○○くんは部活の部長になったって聞きました。何年越しか分からないけど、部長おめでとう!』
先輩『大学生になった私は、部活の延長でそのサークルに入りました。○○くん程じゃないけど、腕にはちょーっと自信があったからねー。』
先輩『 でも、駄目でした。 』
先輩『サークルに入ったはいいけど、私より全然上手い人がいて、たくさんいて、私は置いてけぼりになっちゃって。惨めな気持ちになっちゃった。』
先輩『サークルの先輩も、同期の子も、私のことを邪魔だと思ってたみたいで。いやー、やっぱり女の子同士のイジメの方がタチが悪いなーって思った瞬間でした。』
先輩『それでも、私はサークルはやめませんでした。何でだか分かる?それは、○○くんがいたからなんだよ。』
先輩『遠いところに来ちゃったけれど、それでも確かに同じ瞬間に、あの学校で○○くんが頑張ってるんだと思うと勇気が湧いてくるの!』
先輩『だから、色んなことはあったけど、大学には真面目に行ったし、サークルも頑張ったよ。頑張れたよ。○○くんのおかげです。』
先輩『イジメは辛かったけど、私には○○くんがいたから。○○くんがどこかで頑張ってる限り、私はどこまでも頑張れる気がしたんだ。』
先輩『そうして無事、一昨年の春に卒業しましたー!結局友達らしい友達も出来なかったけど、いいんです。私には高校の頃の思い出があるから、いいんです。』
先輩『友達はいなくても、○○くんっていう大切な後輩がいるだけ私は幸せものだよね!ともあれ、変なこと言っちゃうかもだけど、私の心の支えになってくれて、本当にありがとう!』 - 18 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 22:57:20.431 ID:QnZyrhYq0NIKU.net
- メールですごい長文
- 23 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:03:10.021 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 先輩『私は大学を卒業したあと、無事就活も上手くいき、ちょっとは名の知れた会社に就職することができました。○○くんが住んでる方にも支店があるかもね。』
先輩『仕事はすっごく楽しかったです!大学四年間、誰にも頼りにしてもらえなかった私が、会社のために働いてると思うと、やりがいを感じることができました!』
先輩『こっちではいい先輩にも恵まれ、楽しい同僚たちといっしょに、ちょっと苦しいこともあったけど、頑張って働きました。』
先輩『サークルの方は駄目だったけど、仕事の方にはちょっと才能があったみたいで、大きな案件もいくつか任せてもらえるようになったんだよ!』
先輩『先輩や同僚にも手伝ってもらって、仕事を成功させてきました。ちょっとやらしい話だけど、ボーナスとかも結構もらっちゃいました。えへへ。』
先輩『でも、やっぱり私だけがこういう大きな仕事をたくさん任されていると、よからぬことを考える人もいるみたいで。』
先輩『優しかった先輩も、同僚も、ちょっとずつ私に辛くあたるようになって。会社での居場所も、だんだんと少なくなって。』
先輩『仕事を手伝ってもらうことも減って、大事なプロジェクトもたくさん失敗するようになりました。』
先輩『やっぱり私って、人望ないんだねー。ようやく気がついた。』
先輩『人望がないので』
先輩『 結局その仕事も、この前辞めちゃいました。 』 - 31 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:11:47.754 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 先輩『やっぱり私には無理だったみたい。』
先輩『私一人じゃ、結局なにも出来ないみたい。』
先輩『ずっとずっと思ってた。大学の頃から、ずっと。』
先輩『今この瞬間、私の隣に』
先輩『○○くんが、いてくれたらな、って。』 - 36 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:16:05.580 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 先輩『これでも頑張ったんです。』
先輩『頑張ったんだよ。』
先輩『それでも駄目だったの。』
先輩『限界なの。』
先輩『会いたいです。』
先輩『今すぐ会いたい。』
先輩『会いたいよ。』
先輩『会いたい。』
先輩『会う。』 - 46 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:21:58.098 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 先輩『今からそっち行きます。』
先輩『もうちょっとで着きます。』
先輩『にげないでね。』
先輩『○○くんだけは、にげないで。』
先輩『おねがいだから。』
先輩『やっとあえる。やっとあえる。』
先輩『がまんしてたけど、あえる。』
先輩『いまえきおりました』 - 50 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:24:57.627 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 新着メール 1件
先輩『いまでんしんばしらのとこ』
先輩『もうちょっとでつく』 - 55 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:27:48.080 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 新着メール 1件
先輩『まんしょんついた』
先輩『3かいだよね』
先輩『306だよね』 - 58 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:31:00.124 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- ピンポ-ン
ピンポ-ン ピ--ンポ--ン
ドンドンドンッ!! ドンドンドンドンッッ!!
ガンッ!ガンッ!! ドンッ!
カチャッ…… - 62 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:35:10.048 ID:OtqBDccd0NIKU.net
- 先輩「…ハァ…………ハァ………ぁ……」
先輩「……ぁぁぁあ………ぁぁぁぁぁああああああぁぁぁぁぁぁ……!!」
先輩「…○○…くん…?……あ、ぁ…ぁ……!○○くん…○○くぅん……!!」
先輩「○○くんっ、○○くんだっ、○○くんっ!…………あはぁぁぁ……♪」
先輩「…ひさしぶり……だねえぇ…♪」
みたいなのどうよ - 71 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/29(火) 23:38:21.011 ID:BR0kwwlB0NIKU.net
- いいから続き書こう?
- 105 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/30(水) 00:21:53.353 ID:qRrzPkE10.net
- 先輩「………ん、やっと起きた。おはよーさん、○○くんっ。」
先輩「朝はトースト派だったよね?コーヒーとハムエッグ作っといたよ。はやく食べよ?」
先輩「ん?私は1時間くらい前に起きてたよ?出勤初日から遅刻だなんてシャレにならないからね。頑張って早起きしましたっ!ぶいっ!」
先輩「ふふーん。ま、これでも○○くんよりも1年はやく社会人になってふからねー。これが“オトナ”の余裕ってもんですよ!」
先輩「ああ、食べる前にちゃんと顔洗ってきてね?気分がシャッキリするよ!……ふふ、しばらく会ってない間にドジなお姉さんからは卒業したんですよーだ。」
先輩「○○くんはしっかりしてそうに見えて案外頼りないからねー。私がしっかりしなきゃっ。……ん、洗ってきた?」
先輩「はいっ、じゃあいただきまーす。……ど、美味しい?……って言っても、ただ焼いただけなんだけどねー。えへへ。」
先輩「……………んふふ。」
先輩「……ん?………んーん、なーんでもっ。ただ、幸せだなーと思ってさっ。」
先輩「ずっと○○くんのことは考えてきたけど、まさかこうやって同居する日が来るなんて夢にも思ってなかったよ!」
先輩「俺も、って…………あ、あはは。どうしよ、結構はずかしーね、これ…。うぁ、顔熱くなってきちゃった…。」
先輩「………もー、そうやってイジワルするの禁止っ。せっかく気合い入れてたのに、顔が緩んできちゃうじゃーん。もぉー…。」
先輩「……はい、お粗末さまでしたっ。さてと、そんじゃあ歯を磨いてそろそろ出ますか!ちょっと時間はあるけど、余裕を持って出なきゃね!」 - 108 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/30(水) 00:26:27.454 ID:qRrzPkE10.net
- 先輩「バッグよし!ハンカチよし!ピアスよし、メイクもよーし!…んふふ、完っ璧!これなら今回こそ上手くいきそうな気がするっ!」
先輩「○○くんも見ててよね!私、今度こそ頑張ってみんなと打ち解けられるようにするからっ。○○くんに心配かけなくて済むように!」
先輩「……それで、さ。お互い、ちょっと仕事が一段落してさ?収入とかも、安定するようになったら…なんだけど…。」
先輩「……………ううん、やっぱりなんでもないっ。その時になったら、また話すね?だから、私頑張って、頑張るからね!」
先輩「そんなことより、○○くんは忘れ物は大丈夫?……もー、お財布忘れてるよ。まったく、しっかりしてよー。少しは私見習って…………あれ……あれ?」
先輩「え、えっ?あれ、あれぇっ?お財布がないっ!どど、どうしよう○○くんっ!お財布どっかにいっちゃったぁ!」
先輩「あーマズいマズいぃ…!って、○○くんも笑ってないで一緒に探してよー!もぉー!」
このあと滅茶苦茶結婚した
糸冬 - 110 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/30(水) 00:28:11.771 ID:44rsNvPP0.net
- ハッピーエンドかそれもまた一興
お疲れ様

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