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結衣「可愛い妹達に囲まれて幸せに過ごしたい」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 23:06:38.24 ID:RHEG3/7O0
-
カチカチ
結衣「……」
京子「結衣、何やってんの?」
結衣「ギャルゲー」
京子「ふ~ん、きらナモ以外にも持ってたんだ?」
結衣「うん、最近買ったやつだけど…」
京子「なんていう、タイトルの?」
結衣「シスター・クインセブン」
京子「……」
京子「シスター…何?」
結衣「シスター・クインセブン、妹ゲーだよ」
-
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 23:12:35.55 ID:RHEG3/7O0
-
結衣「主人公は7人の妹のお姉ちゃんになって」
結衣「個性豊かな妹達と、仲良くなって行くんだよ」
京子「へ、へぇ~…」
結衣「特に、私はこの子がお気に入りでさぁ」カチカチ
『お姉たま、今日は何して遊ぶの?』
京子「ぷっ、お姉たまだってぇ~」
結衣「いや、確かに呼び方はアレだけど…」
京子「お姉たま」
結衣「……」
京子「お姉たま、お姉たま、お姉たまぁ~」ニヤニヤ
ゴッ
-
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 23:21:54.23 ID:RHEG3/7O0
-
京子「……」プスプス
結衣「……」カチカチ
京子「結衣、妹とか欲しいの?」
結衣「欲しいと言えば欲しいかな、小さい子好きだし」
京子「…誘拐とかすんなよ?」
結衣「毎日毎日、ちなつちゃんにちょっかい出すお前にだけは言われたくない」
京子「今日も突っ込みが冴えてるね、結衣にゃん!」
結衣「はぁ…」
京子「そう言えば、ちなつちゃんって妹じゃなかったっけ?」
結衣「…うん、そうだね」
京子「後、あかりも」
結衣「……」
京子「……」
京子「…黙るなよ」
-
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 23:31:15.87 ID:RHEG3/7O0
-
京子「結衣、あの2人にお姉ちゃんのように慕われたら嬉しい?」
結衣「少なくとも、お前に『お姉たま』呼ばわりされるよりかは嬉しいよ」
京子「…さっきの、そんな根に持ってるの?」
結衣「お気に入りの子だって言っただろ?」
京子「許してよ、お姉たまぁ~」
結衣「また殴られたいの?」
京子「ちぇ、なんだよ」
京子「私は結衣のお気に入りになりたいだけなのに…」
結衣「まさか、ゲームの子に嫉妬してる?」
京子「そ、そんなんじゃないやい!」プイ
-
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 23:40:55.32 ID:RHEG3/7O0
-
翌日
京子「…と、言う訳で!」
あかり「んんっ!?」
京子「どうした、あかり。何かおかしなとこでもあったか?」
あかり「おかしなところも何も、京子ちゃんまだ何も話して無いよねぇ!?」
ちなつ「一体、何が『と、言う訳』なんですか?」
京子「いやぁ~、結衣の趣味を言いふらすのは良くないかなっと思ったので…」
京子「全部、私の回想で済ませておきました!」
あかり「それじゃ、あかり達には何も伝わらないんじゃ無いかなぁ!?」
ちなつ「結衣先輩の趣味って何ですか!?お、教えて下さいよっ!!」
-
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 23:54:25.34 ID:RHEG3/7O0
-
京子「まぁまぁ、2人共落ち着けって…」
京子「あかりもちなつちゃんも、普段結衣に迷惑かけてるだろ?」
あかり「一番迷惑かけてるのは、京子ちゃんだと思うんだけど…」
ちなつ「私、結衣先輩に迷惑なんてかけてないもん!」
京子「だから、ここらで1つ恩返ししてみない?」
あかり「結衣ちゃんに恩返しかぁ…」
ちなつ「いいですね。やりましょうよ、恩返し!!」
ちなつ「膝枕に耳掃除、マッサージまでしちゃうよ♪」
あかり「!!」ドキッ
あかり「そ、そこまでしたら結衣ちゃん遠慮しちゃうんじゃないかなぁ?」アセアセ
ちなつ「そうかな?」
京子「そうだよ、そういう事は結衣じゃなく私にすべきだ!」
ちなつ「京子先輩にはしたくありませんから」プイ
京子「ちぇ、なんだよ。釣れないなぁ~」
あかり「…命拾いしたね、京子ちゃん」
-
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 00:08:58.42 ID:TDaE/hRF0
-
京子「あかりは、結衣への恩返しにどんな事をすればいいと思う?」
あかり「う~んと、あかりはねぇ……えへへ」
京子「まぁ、もう私が考えてあるんだけどね!」
あかり「じゃあ、なんで聞いたの!?」ガーン
ちなつ「どーせ、京子先輩の考える事なんてロクなもんじゃありませんよ!」
京子「いやいや、今日のは本当に結衣を喜ばす為だから!」
ちなつ「…信用しても、いいんですね?」
京子「おうよ!」
ちなつ「何か、かけますか?」
京子「んじゃ、私はあかりの左のお団子をかけるよ」
あかり「んんっ!?」
ちなつ「それじゃ、もし結衣先輩が喜んだら右のお団子あげますね!」
あかり「ちょっと、待ってよぉ!!」
京子「良かったな、あかりのお団子をあげるって提案が役に立ったぞ!」
あかり「あかり、そんな事一言も言ってないからぁ!!」
-
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 00:22:03.77 ID:TDaE/hRF0
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登校中
結衣「……」
結衣「…何故、私は1人で登校してるんだ?」
京子『結衣にはナイショであかり達に話をするから、結衣は先に行っててよ!』
結衣「はぁ…」
結衣「どーせ、あいつの考える事なんてロクなもんじゃないよな」
???「…だよう!!」
???「…ですわ!!」
結衣「んっ、校門で騒いでるのは…」
結衣「大室さんと、古谷さん?」
櫻子「あっ、船見先輩だぁ~」
向日葵「あら。おはようございます、船見先輩」ペコッ
結衣「2人共、こんな所で何を騒いでるの?」
櫻子「聞いて下さいよぉ~、向日葵が…」
向日葵「櫻子が、ですわよっ!!」
-
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 00:37:00.24 ID:TDaE/hRF0
-
櫻子「先に校門をくぐったのは自分だって、言い張ってるんです!」
結衣「…はっ?」
向日葵「あなたがどちらが先に入ったかを聞いたから、素直に答えたまでですわ!」
櫻子「どこが素直にだよ、向日葵が先にくぐったような言い方してただろう!?」
向日葵「事実、わたくしの方が先にくぐりましたもの!」
櫻子「なんだよ、証拠でもあんのかぁーっ!?」
向日葵「胸囲の差、ですわよ!」
櫻子「なっ」カチン
櫻子「普段コンプレックスとか言ってる癖に、こういう時だけ利用しやがって!」
向日葵「自分の体をどう使おうと、櫻子に文句を言われる筋合いはありませんわ!!」
結衣「あの…」
櫻子「きぇ~~、おっぱい禁止ぃ~っ!!」ポヨン
向日葵「きゃあ!?///」ビクン
向日葵「あなた、言い返せないからって胸を叩くのは止めなさいなっ!!///」
結衣「はぁ…」
-
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 00:49:58.12 ID:TDaE/hRF0
-
結衣「ちょっと、2人共いいかな?」
櫻子「へっ?」
向日葵「はい?」
結衣「このままじゃ、拉致があかないから再戦しない?」
櫻子「再 ですか?
向日葵 戦ですの?」
結衣「2人共、ここから3歩下がって…」
櫻子「」スタスタ
向日葵「」スタスタ
結衣「よーーい…」
2人「「!!」」ヒクッ
結衣「どんっ!!」
櫻子「うおぉぉぉぉぉおお!!」
向日葵「負けませんわあぁ!!」
京子「ごぉ~~るっ!!」ダッ
3人「「「えっ?」」」
-
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 01:00:43.27 ID:TDaE/hRF0
-
京子「はぁ…はぁ…」
結衣「きょ、京子!?」
京子「わったしっが、いっちばぁ~~んっ!!」
2人「「ポカーン」」
タッタッタ
ちなつ「ふふふ、私が二番だよ!」
あかり「うわ~ん、あかりは三番だよぉ!」
結衣「あかりに、ちなつちゃんまで…」
京子「結衣は馬鹿だなぁ、2人だけなら敗者と勝者しか居ないけど…」
京子「3人以上居れば、揉めてる2人を丸ごと敗者に出来るんだよん!」
結衣「はは。京子は相変わらず滅茶苦茶だなぁ」
櫻子「えっ、私歯は治せないよ?」
向日葵「それは歯医者ですわよ!」
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 01:13:19.20 ID:TDaE/hRF0
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京子「…と、言う訳で」
京子「敗者の2人には、勝者である私の言う事を1つ聞いてもらいます!」
櫻子「え゛ぇ!?」
向日葵「いつ、そのような取り決めが行われましたの!?」
京子「細かい事はいいじゃーん!」
京子「そこは、その大きなおっぱいのように関大な心で流してくれよ」ムニムニ
向日葵「いやぁ!!///」ビクン
結衣「おいこら、すぐそういう事するのやめろよな!!」ゴッ
京子「いでっ」パッ
櫻子「わぁ~、私はおっぱい小さいから聞かなくてもいいんですね!?」
あかり(小さい?)
ちなつ(無いの間違いでは?)
京子「ちっぱいちゃん、自分で言ってて悲しくない?」
櫻子「!!」ドキッ
櫻子「聞きます、聞かせて下さい~」ゲザァ
-
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 01:26:28.82 ID:TDaE/hRF0
-
結衣「本当、こいつのペースに乗せられたらおしまいだよな…」
京子「あっ、これからナイショの話するから結衣は先に教室行ってて」
結衣「またそれかよ!?」
京子「それもこれも、みーんな結衣の為なんだからね!」
結衣「はいはい、期待しないで待ってるよ」スタスタ
京子「もー、このツンデレさんめぇ~」
櫻子「先輩、ツンデレって何ですか?」
あかり「人前ではツンツンしてるけど、2人きりだとデレデレする人の事だよぉ」
向日葵「!!」ドキッ
櫻子「ふぇ~、あかりちゃん者知り~」
あかり「えへへ、あかりが解説しちゃったよ♪」
ちなつ「結衣先輩が京子先輩と2人きりの時にデレデレなんてあり得ませんから!!」
京子「ふっ…」
ちなつ「なんなんですか、その含み笑いは!?」
ちなつ「結衣先輩が京子先輩にデレデレだなんて、認めませんからねっ!!」
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57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 01:43:01.29 ID:TDaE/hRF0
-
教室
結衣「……」ソワソワ
千歳「船見さん、おはようさん」
綾乃「太陽さんさんサンフランシスコよ!」
結衣「ぶふっ」
綾乃(これ、イケるわねっ!?)
千歳(綾乃ちゃん、船見さんは基本何でも笑うで…)
結衣「2人共、私に何の用?」
千歳「いや~、歳納さんはどしたんかなって」
千歳「…綾乃ちゃんが」
綾乃「ち、千歳ーーっ!!///」カァー
結衣「はは、あいつならとっくに学校来てるよ」
綾乃「そ、そうなの?」ホッ
千歳「あはは、綾乃ちゃん今ホッとしたやろ?」
綾乃「べ、別に。歳納京子が船見さんと一緒じゃ無いから休みなのかしら、それは心配ね……とか、そんな事全然思って無いんだからねーーっ!?///」フシャー
-
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 01:57:29.67 ID:TDaE/hRF0
-
結衣「……」
結衣「ハッ!!」
京子『もー、このツンデレさんめぇ~』
結衣(もしかして、綾乃はツンデレなのか?)
綾乃「大体、何で私があいつの事心配しなきゃいけないのよっ!?///」ブツブツ
綾乃「理由が無いじゃないの、理由がっ!!///」
結衣(なるほど、京子の事が好きだからか…)
結衣(まさか『一緒に帰って噂されると恥ずかしいし』とか言っちゃう人なのか?)
結衣「綾乃、今日は京子と一緒に帰ってみない?」
綾乃「!!」ピクン
綾乃「……」プルプル
結衣「えっ」
綾乃「今日は…京子と…ふふ……」プルプル
結衣(今日は京子と…イケるなっ!!)
結衣(…あれ、私はさっきまで何を考えてたんだっけ?)
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71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 02:16:06.23 ID:TDaE/hRF0
-
京子「おはよーヨーロッパ!」ガラッ
結衣「……」シーン
京子「ッパ!!」
結衣「…何故、そこだけ繰り返した?」
綾乃「歳納京子、ちょっと来るのが遅いわよっ!!」
京子「わりぃわりぃ……って、なんで綾乃が怒るの?」
綾乃「!!」ドキッ
綾乃「そそそそれは、その……生徒会副会長だからに決まってるでしょ!?///」カァー
千歳「んふ~ふぅ~♪」ボタボタ
結衣「うわぁ!?」ビクッ
京子「ふぅ~ん、まぁいいや」
京子「悪いついでに、生徒会の1年生2人を今日1日借りていい?」
綾乃「か、構わないけど……あの2人に何の用があるの?」
京子「ナ・イ・ショ♪」ウィンク
綾乃(可愛い…///)
-
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 02:37:28.27 ID:TDaE/hRF0
-
放課後
京子「よし、全員娯楽部に集まったな?」
5人「「「「「……」」」」」」
京子「それじゃ、点呼を取るぞぉ~!」
あかり(これって、またあかりが忘れられるパターンなんじゃ無いかな…)
あかり(ううん、これはピンチじゃなくてチャンスだよ!)
あかり(ここであかりが1番を取って、存在感を発揮するんだから!)
あかり「いーちっ!!」
京子「いちじゃなくて、ワンと言えっ!!」
あかり「えぇ!?」ガーン
京子「ワンツーさんしー、基本だろ?」
あかり「うぅ…分かったよぉ……」
あかり「ワ、ワンっ!!」
京子「わぁ~、あかりわんわんだぁ~」
あかり「酷いっ!!」ガーン
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79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 02:58:13.64 ID:TDaE/hRF0
-
京子「ほんじゃ、作戦開始しますか!」
あかり「あれ、点呼はっ!?」
京子「いや、どう見たって全員居るじゃん?」
あかり「うわぁ~ん、またあかりだけ恥ずかしい思いしちゃったよぉ~」
あかり「」チラッチラッ
4人「「「「……」」」」
あかり「……」
京子「一区切りついたところで、ここから先は結衣に主役交代だ!」
結衣「おいこら、初めから主役は私だよ!!」
京子「あっ、そうだっけ?」ケロッ
京子「まぁ、結衣が一歩引いてくれてたお陰で」
京子「私とあかりじゃ、話が全っ然進まない事が証明されたよ!」
あかり「半分、あかりのせいなんだ…」
-
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 03:11:02.92 ID:TDaE/hRF0
-
結衣「はぁ、しょうがないなぁ…」
結衣「それじゃ、京子の言うナイショで準備していた出し物(?)を見せてくれよ」
京子「よし来た、トップバッターはあかりわんわん!」
あかり「気持ちを切り替えなくちゃ…」
あかり「……」
あかり「」キリッ
結衣(あかりがいつに無く真剣な表情に!?)
結衣(これは、私が思っているより真面目な事なのか?)
あかり「……」
あかり「」ニコッ
結衣「えっ」
あかり「えへへ、結衣……お姉ちゃ~ん♪」
結衣「……」
結衣「……」
結衣「…おぉ、あかりが妹だ!」
-
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 03:19:32.91 ID:TDaE/hRF0
-
あかり「結衣お姉ちゃん、結衣お姉ちゃん♪」ピョコピョコ
京子「どうだ、結衣。気に入ったか?」ニヤニヤ
結衣「うん、流石リアルの妹だね」
結衣「京子と違って、とてもふざけているようには見えないよ」
京子「ぐっ…」
京子「なんだか、あかりに負けたような複雑な気分だ」
あかり「結衣お姉ちゃん、結衣お姉ちゃん♪」ピョコピョコ
結衣「…でも」
結衣「あかり、他に何か無いの?」
あかり「えっ!?」ドキッ
あかり「う~んと、う~~んとねぇ…」
結衣「……」
4人「「「「「……」」」」」
あかり「結衣お姉ちゃん、行って来ま~す♪」ガラッ
京子「あっ、あかりが逃げた…」
-
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 03:32:49.92 ID:TDaE/hRF0
-
京子「気を取り直して…」
京子「2人目もリアル妹だよ、ちなつちゃ~ん!」
ちなつ「うふふ、結衣お姉様~」キラキラ
結衣「お、お姉様!?」ビクッ
ちなつ「結衣お姉様、チーナをあなたのスールにしてぇ」キラキラ
結衣「ちなつちゃんは妹と言うより、何かの役に入り込んじゃってるよ!」
結衣「顔まで、少女漫画風になってるし…」
ちなつ「結衣お姉様、ロザリオはどこにあるんですか?」
結衣「ロザリオって…」
結衣「京子、そんなの用意してあるの?」
京子「先生、打ち合わせと違うじゃないですかーっ!!」
結衣「アドリブかよっ!?」ガーン
ちなつ「そこ、ブラウスの中に閉まってあるのね?」サワサワ
結衣「ひぃぃーっ!!」ゾワゾワ
京子「ちなつちゃん、ストップストーップ!!」
-
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 03:46:47.94 ID:TDaE/hRF0
-
ちなつ「はぁはぁ…結衣お姉様ぁ…」サワサワ
結衣「あわわわわ…」ガクガク
京子「全員、ちなつちゃんを取り押さえるんだ!」
櫻子「任せて下さい、歳納先輩っ!!」スクッ
向日葵「わ、わたくしも!?」ドキッ
ガシッガシッ
ちなつ「ちょっと、今いいとこなんです離して下さい!!」
京子「こんなの、誰も望んで無いから!!」グイグイ
ちなつ「私が望んでるんです。結衣お姉様、結衣お姉様ぁ~」ガラッ
ピシャッ
結衣「はぁ…はぁ…」
京子「…どうだった?」
結衣「あれを見て、感想を聞くんだ?」
京子「一応…」
結衣「あの顔で間近に迫られたから、かなりの迫力があったよ」
-
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 04:04:05.93 ID:TDaE/hRF0
-
京子「さて、途中アクシデントもありましたが…」
京子「3人目もまたまたリアル妹、ちっぱいちゃ~ん!!」
櫻子「船見のねーちゃん!」
結衣「ぶっ」
結衣「…大室さん、それじゃ近所の子供だよ」
櫻子「ふぇ?」
櫻子「私、ねーちゃんの事をねーちゃんって呼んでるんですけど」
結衣「そうじゃなくて……あっ」
結衣「そもそも、2人は私の事を下の名前で呼んで無いんだっけ?」
結衣「大室さん、今日は…」
結衣「いや、これからも私の事を結衣って呼んでよ」
櫻子「へへ、了解です。結衣ねーちゃんっ!!」ビシッ
結衣「…あぁ、こういうタイプの妹もいいかも」
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166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 17:05:24.99 ID:TDaE/hRF0
-
京子「おや、今までで一番反応いいんじゃない?」
結衣「…かもね」
結衣「正直、あかりやちなつちゃんは元々妹みたいなものだったし」
京子「それ、あかりは兎も角ちなつちゃんが聞いたらショック受けるよ?」
結衣「そうかな、今の私は妹にしか興味ないんだけど」
京子「私は土俵にすら立ててないのかよ!?」ガーン
櫻子「つまり、妹代理である私は結衣ねーちゃんに愛されてるって事ですか!?」
結衣「大室さんさえ、迷惑じゃなければ…」
櫻子「そんなぁ、私の前世から来世まで愛しちゃって下さいよ~っ!!」
結衣「はは、今度は姉妹になれるといいね」ナデナデ
櫻子「へへへ~、結衣ねーちゃんはウチのねーちゃんと違って優しいや♪」ウキウキ
向日葵「……」
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176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 17:37:49.96 ID:TDaE/hRF0
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京子「では、結衣の壮絶なカミングアウトが聞けたところで…」
結衣「おいこら、私がおかしな事を言ったような言い方するなよ!」
結衣「1人っ子の妹への憧れなんて普通だろ?」
京子「私も1人っ子だけど、妹が欲しいなんて思ったこと無いよ?」
京子「なんせ、自分1番ですから!!」
結衣「それこそ、カミングアウトだろ!」
京子「スーパーナルシスト・京子ちゃん!!」
櫻子「うはぁー、それ超格好いいじゃないですか!?」
結衣「うわっ、食い付いて来た!?」ビクッ
京子「だろぉ~?」ドヤァ
櫻子「それで、一体どういう意味なんですか!?」ワクワク
結衣「凄い自己中な京子」
京子「その言い方、明らかに悪意あるだろ!?」ガーン
結衣「妹好きを馬鹿にした報いだよ、スーパーナルシスト・京子」
向日葵「……」
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181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 17:58:52.39 ID:TDaE/hRF0
-
京子「こうやって、適度にじらしつつ…」
京子「ラストォ、おっぱいちゃん!」
向日葵「……」
向日葵「……」
京子「…あれ?」
京子「おっぱいちゃんの番だよ」
京子「ほら、そこのシスコンに『お姉たま』って言ってやりなよ」
結衣「後で覚えてろよ」
向日葵「……」
櫻子「なんで黙ってるんだよう、向日葵?」
結衣「…古谷さん?」
向日葵「わたくし……じゃ、ありませんの」
結衣「えっ?」
向日葵「わたくしは、妹じゃありませんのよ!!」
-
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 18:18:54.42 ID:TDaE/hRF0
-
京子「な、なんだってぇーー!?」ガーン
京子「それでは、シスコマンダー・結衣を満足させる事が出来ないじゃないか!」
櫻子「シ、シスコマンダー!?」ピクン
結衣「あぁ、また変な肩書きに大室さんが反応してる…」
結衣「古谷さん、私は別にリアルな妹にこだわってる訳じゃないよ」
向日葵「いえ、そうではなくて…」
向日葵「こちらの問題ですわ」
結衣「…古谷さんの?」
京子「して、その問題とは!?」ワクワク
向日葵「人を姉のように呼んだ事が無いものですから…その……」モジモジ
向日葵「恥ずかしいん…ですの///」カァー
3人「「「……」」」シーン
櫻子「…うわ、ブリっ子きもっ」
向日葵「うるさいわねぇ、恥ずかしいものは恥ずかしいんですわっ!!」
-
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 18:42:52.10 ID:TDaE/hRF0
-
結衣「え、えっと…」
結衣「それじゃ、どうしたら私の事をお姉ちゃんって呼んでくれるのかな?」
向日葵「それは…」
京子「おやぁ~?」ニヤニヤ
京子「さっきまで、淡々とこなしているような素振りだったのに」
京子「結局、結衣もノリノリなんじゃないか!」
結衣「…それは、否定出来ないかも」
向日葵「わたくしには、やっぱり無理…」
櫻子「仕方ないなぁ、駄目駄目駄目な向日葵に櫻子様がお手本を見せてやろう!」
向日葵「なっ!?」カチン
櫻子「結衣ねーちゃ~~ん♪」ダキッ
結衣「うわっ!?」ビクッ
櫻子「どーだ!これなら、ブリっぱいにも分かるだろう?」
向日葵「くっ…」ギリリ
向日葵「たかが船見先輩を姉呼ばわりしただけで、調子に乗りすぎですわっ!!」
-
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 18:58:46.88 ID:TDaE/hRF0
-
向日葵「分かりました、船見先輩の事を姉と呼びますわよ!」
結衣「おぉ、流石ライバル同士だね」
向日葵「ただし、条件として櫻子には退出願いますわ!」
櫻子「なんだとぉ~!?」
櫻子「先輩方、向日葵の言うことなんて聞く必要ありません!」
京子「……」
櫻子「そうだ、拷問して無理矢理言わせちゃいましょうよぉ~」
京子「…ちっぱいちゃん」
櫻子「なんですか、歳納先輩?」
京子「外に行って、あかりとちなつちゃんと一緒に反省会やってて」
櫻子「そんなぁ…」
櫻子「結衣ねーちゃんは、私の事を見捨てませんよね!?」
結衣「大室さん…」
結衣「後で、いっぱい遊んであげるよ」
櫻子「うわぁぁ、グレてやるぅぅぅ!!」ダッ
-
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 19:14:18.29 ID:TDaE/hRF0
-
向日葵「ふぅ、清々しましたわ!」
京子「…それで」
京子「おっぱいちゃんは結衣の事、なんて呼ぶの?」
向日葵「えっ、あの…その……」
向日葵「ふ、船見先輩のリクエストに従いますわよ///」
結衣「私は別に何でもいいけど」
京子「お姉たまでいいじゃん!」
結衣「!!」ドキッ
向日葵「…はっ?」
京子「結衣は、お姉たまが一番好きなんだよねぇ~」
結衣「おいこら、そういうこと言いふらすなよ!!」
向日葵「船見…先輩……?」
結衣「違うんだよ、古谷さん。それはあくまでゲームの話であって…」
京子「お姉たま、お姉たま、お姉たまぁ~」ニヤニヤ
結衣「」イラッ
-
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 19:29:07.10 ID:TDaE/hRF0
-
ゴッ
ーーーーー
京子「…と、言う訳で」プスプス
京子「私も追い出されてしまいましたとさ!」
あかり「へぇ、結衣ちゃんはお姉たまがお気に入りなんだ…」
ちなつ「それじゃ、今部室は結衣先輩と向日葵ちゃんの2人きりなんですか!?」
櫻子「結衣ねーちゃんを独り占めなんて、向日葵ずりぃー!!」
京子「まぁまぁ、結衣さんは妹好きらしいし…」
京子「リアル妹にはかなわないっしょ!」
ちなつ「きゃーーっ、それ本当ですかぁ!?」
櫻子「あっ、それ私も聞いたから本当だよ!」
あかり「…あれ?」
あかり「でも、京子ちゃんは1人っ子だよねぇ?」
京子「うん、泣いていい?」
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207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 19:31:26.96 ID:+QHk60XV0
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二人っきり・・・だと?
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209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 19:33:19.93 ID:w9//vEaj0
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ゆいひま…ゴクリ
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242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 21:49:40.67 ID:TDaE/hRF0
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京子「もういっそのこと、誰かの妹になっちゃおっかな?」チラッ
ちなつ「?」キュルン
京子「ちなちゅお姉ちゅあ~ん!」ダキッ
ちなつ「ちょっと止めて下さいよぉ~、京子…」グイグイ
ちなつ「先・輩っ!!」ドンッ
京子「うわぁ~~!!」
京子「どうして私は、ちなつちゃんの先輩に生まれてしまったんだぁ!?」
京子「どなたか、3年生の方を知りませんか~」
櫻子「確か、ウチの生徒会長が3年生ですよ!」
京子「なぬぅ!?」ピクン
京子「よっしゃ~、生徒会室に妹になり行くぞぉ~!!」
京子「ばびゅーーんっ☆」ダダッ
シーン
3人「「「……」」」
あかり「…反省会、しよっか?」
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249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 22:00:04.55 ID:TDaE/hRF0
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結衣「……」
向日葵「……」
結衣「…あっ」
向日葵「えっ?」
結衣「いや」
向日葵「はい?」
結衣「うん…」
向日葵「……」
結衣「……」
結衣(京子を追い出したのはいいけど…)
結衣(古谷さんと2人きりで、お姉ちゃんと呼ばせるなんて気まず過ぎるだろ!!)
向日葵「…ふふっ」
結衣「えっ!?」ビクッ
向日葵「これでは拉致が開きませんわね」ニコ
結衣「あはは、そうだね…」
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257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 22:32:31.32 ID:TDaE/hRF0
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向日葵「それで、先程の件ですが…」
向日葵「やはり、歳納先輩の仰っていた呼び方が宜しいんでしょうか?」ヒクヒク
結衣「そ、それはいいよ!!」ガタッ
結衣「あいつの言ってた事は忘れてくれていいから!」アセアセ
向日葵「それは、安心しましたわ」ホッ
結衣「…ごめんね、古谷さん」
結衣「こんな罰ゲームみたいになっちゃって」
向日葵「いえ、そんな…」
向日葵「船見先輩は一人っ子と仰られてましたし」
向日葵「わたくしのような妹持ちに分からないような…その……」
向日葵「とても寂しい想いをしていたと思うと、ほっとけませんもの!」
結衣「古谷さん…」
結衣(まさか、ギャルゲーの影響で妹好きに目覚めたなんて言えないよな)
結衣(…いや、元々小さい子を好きではあったけど)
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259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 22:36:57.07 ID:8hQvsczs0
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さすが結衣さんやでぇ…
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260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 22:37:02.77 ID:qrn+fo200
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結衣さんマジロリコン
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265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 22:48:47.67 ID:TDaE/hRF0
-
向日葵「それにしても、困りましたわねぇ…」
向日葵「船見先輩の事を、どのように呼んで差し上げれば宜しいのか」
結衣「古谷さん、さっき妹が居るって言ってたけど」
結衣「その妹の呼び方を参考にしてみるのはどうかな?」
向日葵「わたくしの妹の呼び方を…」
向日葵「……」
楓『向日葵お姉ちゃん♪』
向日葵『結衣お姉ちゃん♪』
向日葵「///」ボッ
結衣「うわぁ!?」ビクッ
向日葵「むむむむむ無理無理、そんなの呼び方絶対に出来ませんわよっ!!///」カァー
結衣「えっ、あぁ、そうなの?」
向日葵「はぁ…はぁ…」
結衣(普段、一体どんな呼ばれ方されてるんだ?)
-
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 23:07:28.18 ID:TDaE/hRF0
-
向日葵「まさか、妹がここまでハードルの高いものだとは思いませんでしたわ…」
結衣(今のセリフ、『お姉たま』を聞いた瞬間連呼した京子に聞かせてやりたい)
向日葵「……」ズーン
結衣「ハッ!!」
結衣「そ、それじゃあさぁ!」
結衣「私の事を如何に恥ずかしくないよう呼ぶか、じゃなくて」
結衣「仮に古谷さんに姉が居たらどんな風に呼んでたか、を考えてみない?」
向日葵「わたくしに姉が居た場合…ですの?」
結衣「そう、一度くらいは姉が居たらって考えた事ないかな?」
向日葵「確か小さな頃に一度、大室さんのお姉さんを見て…」
向日葵「……」
向日葵「…お姉さん」
向日葵「そうですわ、わたくしが姉を呼ぶのでしたら『お姉さん』ですわよ!」
結衣「おぉ、お姉さんか…」
結衣「うん、古谷さんらしくていいね!」
-
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/11(水) 23:38:33.81 ID:TDaE/hRF0
-
向日葵「ふぅ、やっと決まりましたわ!」
結衣「それじゃ、さっそく言ってみて欲しいな」
向日葵「はい、では……お姉」
結衣「……」ジー
向日葵「ちょっ!?///」ドキッ
結衣「…えっ?」キョトン
向日葵「そんな、ジッと見つめられたら照れますわよ!///」
結衣「ご、ごめん。別に、古谷さんの邪魔をしようとした訳じゃなくて!」アセアセ
結衣「いざ、古谷さんに『お姉さん』って呼ばれると思うと緊張するんだ…」
向日葵「あの船見先輩が……緊張を?」
結衣「そんな意外そうな顔しないでよ、私だって人間だよ?」
向日葵「す、すみません。わたくし、そんなつもりでは…」
結衣「はは、いいよ。これでおあいこかな?」
向日葵「船見先輩…」
-
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 00:06:34.71 ID:0eT6/+Jt0
-
結衣「緊張すると、見つめちゃうみたいだから」
結衣「言い終わるまで、私は目を瞑ってるね」ツムリ
向日葵「気をつかわせてしまい、申し訳ありませんわ」
結衣「じゃあ、改めてお願いするよ。古谷さん」
向日葵「……」
結衣「……」
向日葵「……」ゴクッ
結衣(あっ、今唾を飲んだ)
向日葵「……」
向日葵「…おねすっ」
向日葵「///」ボッ
結衣(あぁ、噛んじゃったよ…)
向日葵「ふぅ…ふぅぅぅ……」スーッハーッ
結衣(頑張って、古谷さん!)
向日葵「……」
-
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 00:30:46.84 ID:0eT6/+Jt0
-
ガラッ
櫻子「反省会おっわりぃ~♪」
あかり「えへへ、ちなつちゃんを説得するのに時間かかっちゃったよぉ」
ちなつ「最後の砦『お姉様』は守り抜きましたよ、結衣お姉…」
2人「「……」」
ちなつ「……」
結衣「あっ」
向日葵「あっ」
ちなつ「えええぇぇぇぇぇええ!?」ガーン
櫻子「おい、向日葵。結衣ねーちゃんと見つめ合って、何やってたんだよう!?」
向日葵「ななな何って、わたくし達は特別何もしていませんわよ!?///」
結衣「そうだよ。私はさっきまで目を瞑ってたから、見つめあってはいないよ!」
櫻子「へっ、そうなんですか?」キョトン
櫻子「なぁ~んだ、2人が向かいあってるから勘違いしちゃったん♪」
結衣「…ふぅ」ホッ
-
305:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 00:50:53.05 ID:0eT6/+Jt0
-
あかり「…あれ?」
あかり「でも、なんで結衣お姉ちゃんは目を瞑ってたの?」
結衣「いや、目を開いてると古谷さんが照れちゃうからさぁ」
ちなつ「向日葵ちゃんが、照れる?」
櫻子「う~ん、ますます訳分かんない」
櫻子「あかりちゃん、ちょっと私と向かい合って目を閉じてよ!」
あかり「こう?」ツムリ
櫻子「……」
あかり「……」
ちなつ「…ちょっと、これって!?」
2人「「ハッ!!」」ドキッ
あかり「えっ、えっ?」パッ
櫻子「ちなつちゃん。2人が何をしてたのか、分かったの?」
ちなつ「もしかして結衣お姉様、向日葵ちゃんと」
ちなつ「キス、しようとしてたんですかぁーーっ!?」
-
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 01:28:40.20 ID:0eT6/+Jt0
-
あかり「結衣お姉ちゃんと向日葵ちゃん、キスしちゃったのぉ~~!?///」アセアセ
櫻子「私を追い出して結衣ねーちゃんとキスするとか、ふざけんなよぉ!!」バタバタ
結衣「みんな、少し落ち着きなよ!」
向日葵「そうですわよ、誤解ですわ!」
向日葵「わたくしと船見先輩はまだ、そういう関係じゃありませんのよ!」
ちなつ「まだ、そういう関係!?」ピクン
ちなつ「ちょっと、それどういう意味よ!?」
向日葵「いえ、ですから船見先輩とわたくしは姉妹関係では無いと…」
ちなつ「姉妹じゃないなら、なんなのよ!?」
あかり「恋人…かなぁ?」
櫻子「キスしようとしてたし…」
ちなつ「こここここ恋人ですってぇーーっ!?」ガーン
結衣「うわっ、コンボが繋がった!!」
向日葵「この子達は、何故そう悪い方向に事を運びやがりますの!?」
-
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 01:57:28.73 ID:0eT6/+Jt0
-
ワーワー
結衣「はぁ…」
結衣「これ以上騒ぐと、お姉ちゃん怒るよっ!!」カッ
3人「「「!!!」」」ビクッ
向日葵「!!」キュン
結衣「みんなが妹である限り、私は絶対みんなの事を裏切ったりしないから!!」
あかり「結衣お姉ちゃん…///」ドキドキ
ちなつ「結衣お姉様…///」ドキドキ
櫻子「結衣ねーちゃん…///」ドキドキ
向日葵「船見…先輩……///」ドキドキ
結衣(ふふ。シスター・クインセブンの名台詞、一度言ってみたかったんだ!)
-
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 02:24:51.83 ID:0eT6/+Jt0
-
結衣「よし、これからみんなで私の家に行こう」
結衣「流石に、一緒に住もうとまでは言えないけど」
結衣「それでも、ここに居るよりはずっと雰囲気が出るハズだからさ」
あかり「わぁ~い、結衣お姉ちゃんちで遊んで貰えるよぉ♪」
ちなつ「ふふふ、今日は妹としてワンランク上のイベントを狙うよ☆」
櫻子「結衣ねーちゃんの家に一番乗りして、ご褒美貰うぞぉーーっ!!」ダッ
結衣「えっ!?」
ちなつ「櫻子ちゃん、抜け駆けはズルいよっ!!」ダッ
あかり「うわはぁ~ん、あかりを置いてかないでよぉ~」タッタッタ
向日葵「お待ちなさい、櫻子っ!!」
向日葵「あなたはそもそも、船見先輩の家を知らないでしょーーっ!?」
シーン
向日葵「…みんな、行ってしまわれましたわ」
結衣「はぁ、しょうがない妹達だなぁ」
向日葵「全くですわね」
-
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 02:40:21.30 ID:0eT6/+Jt0
-
結衣「あれ、古谷さんは行かないの?」
向日葵「はい、あの子達に足並みを揃えるメリットがありませんもの」
結衣「ご褒美は、欲しくないの?」
結衣「みんながノリノリな以上、ちゃんとあげるよ」
結衣「夕飯のメニューの決定権とか、そんなもんだけど」
向日葵「あら、ご褒美ならもう貰っていますわよ?」
ギュッ
結衣「!!」ドキッ
結衣「ちょ、古谷さん!?」
向日葵「出来るだけゆっくり、時間をかけて歩きましょうね」
向日葵「…お姉さん///」ポッ
お わ り !
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333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 02:43:47.66 ID:DAjkuNav0
-
京子はどしたん
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336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 02:47:03.40 ID:Q5Ry1FSu0
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あれ?京りせは?
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337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 02:51:14.75 ID:0eT6/+Jt0
-
結衣んち編あるけど、書くと眠れない
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339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 02:56:31.24 ID:/4E2xOSgO
-
乙
最高だった
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340:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 02:59:09.13 ID:r+C8ieR90
-
またスレ建てて書いてくれよ
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342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 03:13:43.23 ID:/xWjzsdGO
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乙、またいつか
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344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/12(木) 05:31:10.79 ID:AZPwIUn/0
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おつおつ

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