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希「今日も穂乃果ちゃんのお弁当は美味しそうやん!」 海未「………………」
- 1 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:30:42.43 ID:lHukreXu0.net
- にこ「はい!じゃあ、お昼のミーティングを始めるニコよ☆」
「「「はーい」」」
にこ「本日のギダイ、打倒A-RISEにむけて!」
真姫「ここ毎日それよね……」
ことり「だってね真姫ちゃん。私たちはラブライブの優勝が目標だよ?」
凛「優勝するには、A-RISEをいつか倒さないといけないニャ」
にこ「そう!いつか必ず打ち勝つ必要があるよね?そしてそれには――」
にこ「エリチカ会長も入った今こそ、ダイタンでメンミツな作戦を実行すべきニコ!」
- 2 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:35:32.62 ID:lHukreXu0.net
- にこ「――という感じで……」
絵里「UTX学園の前でゲリラライブ!?それはちょっと……」
真姫「それなら―――みたいに……」
希「おぉ?今日の穂乃果ちゃんのお弁当もおいしそやんな?」
穂乃果「そうかな?」
希「うんうん♪特にこの、玉子焼き。しっとりで柔らかそうで…………」
穂乃果「食べる?一個いいよー?」
希「ほんま!?じゃあお言葉に甘えて…………」
希「っと、そういえばウチ、箸持ってない」
穂乃果「あ、そっか。希ちゃん、パン食だもんね」 - 4 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:38:08.82 ID:lHukreXu0.net
- 穂乃果「それじゃあ――はい、希ちゃん、あーん!」
希「食べさせてくれるん?ありがとな、穂乃果ちゃん」
希「あー…………んぐ……」モグモグ
穂乃果「どう?おいしい?」
希「………………」ゴクン
希「んー♡ほどよく甘くておいし♡ウチこういうの大好きやわぁ!」
穂乃果「えへへ、おいしいよね!穂乃果もお母さんが作ってくれる玉子焼き大好きなんだ」
希「いやーずるいなぁ、穂乃果ちゃん。毎日こんなおいしいもん食べて!」ツンツン
穂乃果「えーそんなこと……ひゃっ、も、もう希ちゃん!わき腹突っつかないでっ!」
海未「………………」 - 5 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:41:01.08 ID:lHukreXu0.net
- 海未(なんですか…………)
海未(なんなんですかこれは…………)
海未(スクールアイドルとしての活動方針を話すミーティング中に……)
海未(なにしてるんですか…………!?)
海未(なに、あーんとかしてるんですか!?)
海未(そんなこと…………風紀……そう、風紀の上でよくないはずです!)
海未「………………」 - 7 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:43:22.49 ID:lHukreXu0.net
- 海未(しかし、これをそのままいえば、あの希のこと)
『んー?あ、ウチがあーんしてもらてるんを、嫉妬してるんか―♪もー、この子ホンマかわいいなぁ♡』
海未(とかなんとか、勘違いされかねません…………)
海未(ここはやんわりと、そしてぼんやりと指摘しなくては…………)
海未「………………」
にこ「――ということで、今日のミーティングは終わり。解散!」 - 8 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:46:47.87 ID:lHukreXu0.net
- 海未「希、ちょっといいですか?」
希「え?ウチに用?」
海未「ええ。ちょっと、その……二人で話したいことがありまして……」
希「二人で?あー、わかったわかった」
希「そうかぁ……ウチもとうとう、海未ちゃんから告白されるところまで来てもうたかぁ……」
海未「い、いえ、違います!」
希「わかってるって♪もう、そんなに強く否定しないでもええやん?」
海未「………………」
希「それじゃ、ここの教室で話そっか。皆、もう出ていっとるし」
海未「…………ええ」 - 11 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:50:48.53 ID:lHukreXu0.net
- 希「それで?話いうんは、なんの話?」
海未「ええと…………先ほどの、ミーティングの時の話で……」
希「あのUTXの目の前でゲリラライブニコ~ってヤツ?」
海未「ああ、そうではなくてですね…………」
希「うん?」
海未「ええと…………その、昼ごはんの……」
希「お昼ごはん?ああ、パンばっかりだと身体に悪いってこと?」
希「それなら大丈夫。こののぞみん、パンだけでも無限のパワーを――」
海未「あ、ちがいます」 - 12 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:53:32.28 ID:lHukreXu0.net
- 希「ちがうん……………?」
海未「あのですね、お弁当を……」
希「お弁当……そうそう、お弁当と言えば、穂乃果ちゃんのお弁当!」
希「あのキレイな焼き色と、上品な甘さ!」
希「やっぱり、あの老舗、穂むらの味はすごいもんやね!」
希「ウチも穂乃果ちゃんのお母さんに、毎日弁当作ってもらいたいわぁ」
希「そういえば、穂むらと言えば、新しいおまんじゅうが出てるやん?それがなぁ、めっちゃ――」
海未「希、ストップです、ストップ!」 - 13 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 22:58:24.69 ID:lHukreXu0.net
- 海未「それでですね。話というのは、その穂乃果のお弁当についてなのですが……」
希「穂乃果ちゃんのお弁当について、ウチに相談するん?」
海未「えっ……ええ」
希「うーーん…………?」ジー
希「あ、わかった!海未ちゃんも穂乃果ちゃんのお弁当が食べたい。そんなとこやんな?」
海未「ち、違います!断じてそういうことではないんです!」
希「確かに穂乃果ちゃんのおべんとさんは、めっちゃ魅力的やもんね♪」
希「特にあの玉子焼き…………」ジュルッ
希「ふわふわで……あー……もう、切る前のやつ、ガブッといきたいところやね!」
海未(なんだか、また話があらぬ方向に行きそうです……) - 16 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:05:39.45 ID:lHukreXu0.net
- 希「でも、おしいなぁ…………」
希「あのおいしい玉子焼きは二切れ。ウチが一切れもらうから――」
希「海未ちゃんももらうとなると、穂乃果ちゃんの分がなくなってまう……」
希「せやから、玉子焼きは勘忍してな?」
海未「そうではなくて!私は穂乃果の弁当が欲しいとか、そういうのでは…………」
海未(ん?穂乃果の分がなくなる……?)
海未「――それです!それですよ、希!」
希「え、なに?突然どしたん?」 - 18 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:09:34.13 ID:lHukreXu0.net
- 海未「穂乃果のお弁当をあなたが食べると、穂乃果の分が減ってしまいます」
海未「ダンスでエネルギーを大きく消費する今、エネルギー不足は大問題」
希「うん」
海未「そして、そのエネルギーの補給源はお昼のお弁当なのです」
海未「私の言っている意味、分かりますね?」
希「なるほど……つまり、お弁当をもらうと、穂乃果ちゃんはエネルギー不足になるかも」
希「そういうことやんな?」
海未「そうです!その通りです。ですから、穂乃果からお弁当をもらうのは――」
希「わかった!そういうことなら、もらうのはやめとくね」
海未(うまくいきました。これで一安心ですね) - 19 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:13:26.02 ID:lHukreXu0.net
- ―翌日
にこ「――――というのはどうかな?絶対いける!いけるニコよ!?」
花陽「A-RISEだって偽って、ネットに私たちのPVあげちゃうのぉ!?」
真姫「却下よ。それ皆を騙してるようなものじゃない……」
希「おぉ?今日の穂乃果ちゃんのお弁当もおいしそやんな?」
穂乃果「えへへ♡今日も食べる?」
希「ええの?」
穂乃果「もちろん!今日のオススメはね――これ!」
希「きつね色の丸い…………これはなんなん?」
穂乃果「これはね、中にチーズが入ったちっちゃな揚げまんじゅうなの」
穂乃果「お父さんが、弁当でもおいしくおもちを食べられるようにって」
希「おー、すごいやん!それじゃ、お言葉に甘えて…………あー……」
海未「………………」ジトー - 20 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:19:57.67 ID:lHukreXu0.net
- 希「………………」
希「…………と、思ったけど、やっぱりやめとくわ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「え?なんで?これ、とってもおいしいよ?」
希「ウチも食べたいとは思うけど……でも、ウチが穂乃果ちゃんのおかずをもろたら、後々お腹すかへん?」」
穂乃果「えー?少しなら大丈夫だと思うよ?」
希「まあでも、用心に越したことはないんやない?」
希「練習中に強烈な空腹に襲われたら、つらいと思うし」
海未「………………」コクコク
穂乃果「そうかなぁ?そんな心配してくれなくても、大丈夫だけど……」 - 21 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:24:24.88 ID:lHukreXu0.net
- 穂乃果「……あっ!」
穂乃果「それなら、私も希ちゃんのパンを少しもらうって言うのはどうかな?」
希「ええ?」
穂乃果「ほら、あげた分、もらえば全然問題ないよね?」
希「……たしかに!それなら問題無さそうやね!」
穂乃果「それじゃあ、はい、あーん♪」
希「あー…………んっ」
希「ん………………もちもちで……」ゴクン
希「うん、やっぱりめっちゃおいしい!穂乃果ちゃん家は両親そろって天才やんな!」
穂乃果「天才って、そんな…………」
希「そんじゃ、こっちも……このホイップクリームたっぷりのを召し上がれ♪」
穂乃果「あー……んむ……んー♡やっぱりパンもおいしいね!」 - 22 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:30:35.60 ID:lHukreXu0.net
- 希「ホンマ、穂乃果ちゃんのお弁当は美味しいなあ」
希「穂乃果ちゃんにはおまんじゅうももらってるし、これはお礼せんとね!」
穂乃果「えー?別にいいよ?」
希「いやいや。こういうんはね、お礼をしあうことでより親密になるもんなんよ」
穂乃果「そうなの?それなら、お礼をもらっちゃおうかな?」
希「よしきた!そんなら、穂乃果ちゃんには特別に――なんと!」
希「二年間、超常現象研究部で鍛えた、ご利益たっぷり、的中率100%のウチの占いをタダで!」
穂乃果「おおっ!占ってくれるの!?なにを占ってもらおうかな?」
希「なんでもええよ?例えば――ステキなダンナ様候補とか!」
穂乃果「だ、ダンナ様って…………」 - 25 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:37:48.94 ID:lHukreXu0.net
- 穂乃果「ダンナ様…………うーん……私、売れ残っちゃいそうだし……」
希「ないない!穂乃果ちゃんに限って、そんなことあらへん!」
穂乃果「でも、家事とかできないし、料理も肉じゃがしか作れないし…………」
希「肉じゃが!十分すぎるやん!」
希「ウチが男の子やったら、穂乃果ちゃんみたいにカワイイ子が肉じゃがってだけでね」
希「コロって。もう、コロって堕ちてまうやろな♪」
穂乃果「え、えぇー…………そうかなぁ……」
希「うん、まちがいないよ。あ、心配なら、作ってきてくれればウチが食べてチェックしたげる!」 - 26 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:40:31.68 ID:lHukreXu0.net
- 海未(なんですか…………)
海未(なんなんですかこれは…………)
海未(どうして食べさせあいが、始まってしまうのですか……!?)
海未(しかも、希!なに、さらっとかじりかけのパンを食べさせてるんですか!?)
海未(か、かか、間接キッスじゃあないんですか!?)
海未(さらに、ダンナ様って、なに言ってるんですか!?)
海未(そんなこと…………道徳……そう、道徳の上でよくないはず……)
海未「………………」 - 28 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:46:01.39 ID:lHukreXu0.net
- 海未「希、ちょっといいですか?」
希「え?またウチに用?」
海未「ええ。また、二人で話したいことがありまして……」
希「ええけど…………」
希「もしかして、昨日の話の続き?」
海未「続き……と言えば続きですね」
希「その話なら、今ここで話してもいいんとちゃう?」
海未「いえ…………その、ダメなんです」
希「そうなん?そんなら、皆が居なくなるまで待つ?」
海未「…………ええ」 - 29 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:49:48.63 ID:lHukreXu0.net
- 希「それで、昨日の続きいうんは……?
海未「あなた、今日のお昼にまた穂乃果から――」
希「穂乃果ちゃんから?ああ、お弁当ならもらったけど?」
希「だけど、ウチのパンもあげたから。むしろエネルギー量増えたんと違うかな?」
海未「それは……そうですけど…………」
希「そんなら問題ないやん?」
海未「い、いえ……そうではなくて…………」
希「うん?」
海未「その……ですね…………」 - 30 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:50:42.94 ID:lHukreXu0.net
- 希「あっ!わかった!占いの方やんな!?」
希「そっかそっかぁ……海未ちゃんだって未来のダンナ様、気になるんやね♪」
希「やっぱり女の子はみんな占いが大好き!いいよ、占ったげる!」
希「そんなら、海未ちゃんこっち来て!水晶占いでもうバッチリと――」
海未「ち、ちがいます!そっちではなくて……」
希「ん?…………!そやんな、ダンナ様はちと行き過ぎって感じ?」
希「さすがにいきなりは……ね?」
希「まずはステキなカレシ候補から始めよか♡それから、次に――」
海未「希、舌の回りが絶好調なのはわかりましたから!占いではないんです!」 - 31 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:52:44.34 ID:lHukreXu0.net
- 海未「話というのは、占いではなく、穂乃果の弁当です」
希「解決したんと違うん?」
海未「ええと……あれではまだ……」
希「うーーん…………?」ジー
希「あ、わかった!ウチのパンが欲しい、そんなのところやんな!?」
海未「ち、違います!断じてそういうことではないんです!」
希「確かにあのホイップクリームの量、めっちゃ魅力的やもんね♪」
希「口の中いっぱいに広がるクリームが…………」ジュルッ
希「濃厚で……あー……もう一個食べたくなってきた!」
海未(どうしてこうも、おかしな方へ話が行くのでしょうか……) - 32 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:54:47.34 ID:lHukreXu0.net
- 希「でも、まずいなぁ…………」
希「あのおいしいパンは砂糖たっぷりで、やっぱり二つも食べたらあかんよね……」
海未「ですから、パンの話ではなくて……!」
海未(待ってください、砂糖たっぷり……?)
海未「――それです!それですよ、希!」
希「え、なに?」 - 33 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/07(月) 23:57:25.31 ID:lHukreXu0.net
- 海未「いいですか?穂乃果はおまんじゅうにクッキー、甘いものをいつも食べています」
海未「それに加えて、あの、クリームたっぷりのパンを食べる…………これって、どうでしょうか?」
希「…………」
海未「私の言っている意味、分かりますね?」
希「ええと、穂乃果ちゃんにこれ以上、甘いものをとらせてはいけない」
希「そういうことやんな?」
海未「そうです!その通りです。ですから、穂乃果に甘いものをあげるのは――」
希「わかった!そういうことなら、あげないようにする!」
海未(バッチリいきました。こんどこそ安心ですね) - 34 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:00:18.73 ID:g+x2qBzs0.net
- ―翌日
にこ「――――っていう作戦ニコよ!これで注目間違いなし!」
花陽「A-RISEのウィークデイライブに突撃しちゃうのぉ!?」
真姫「それ、最悪ケーサツのお世話になるんだけど」
希「今日もやっぱり、どれもおいしそやんな?」
穂乃果「ホント?実はね、今日は肉じゃがを自分で作ってみたんだ」
希「おっ、穂乃果ちゃんの手作り?さっそく作ってきたんやね」
穂乃果「ちょっと頑張ってみたけど、じゃがいもが崩れちゃった……えへへ」
希「えー?全然おいしそうやん!これはぜひとも…………」
穂乃果「食べる?」
希「いいの!?そんじゃ、今日もいただきます♪…………あー……」
海未「………………」ジトー - 35 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:03:20.12 ID:g+x2qBzs0.net
- 希「…………」
希「…………でも、ウチがそれもろたら、おなかすくと違うん?」
穂乃果「それじゃあ、今日もパンと交換にしよ?」
希「そしたら、甘いもの食べすぎとかならん?」
穂乃果「あ、甘いもの食べすぎ……確かに結構食べてるかも……」
希「そうやん?だからこれ以上食べるんは…………」 - 36 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:08:13.30 ID:g+x2qBzs0.net
- 穂乃果「……あっ!」
穂乃果「それなら、その肉まんをもらえないかな?」
希「ええ?」
穂乃果「ほら、肉まんなら肉じゃがのお肉と相殺されてるよ!?」
希「……なるほど!それなら問題無さそうやね!」
穂乃果「それじゃあ、はい、あーん♪」
希「あー…………んっ」
希「ん………………うん!」ゴクン - 37 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:09:01.66 ID:g+x2qBzs0.net
- 希「おいしい!穂乃果ちゃんも天才だったんやね!」
穂乃果「ホントにおいしい?お腹痛くなったりしてない?」
希「大丈夫大丈夫!これならいつでもダンナ様を迎え入れられそうやな♪」
穂乃果「だ、だからダンナ様って、穂乃果には早いよぉ…………」
希「はい、お礼の肉まん!」
穂乃果「あー……………」
海未「………………!」ガタッ
ことり「ど、どうしたの海未ちゃん?突然立ち上がって……」
海未「あ、い、いえ…………」 - 38 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:15:27.83 ID:g+x2qBzs0.net
- 海未(なんですか…………)
海未(なんなんですかこれは…………)
海未(スクールアイドルとしての活動方針を話すミーティング中に……)
海未(なにしてるんですか…………!?)
海未(どうして手料理、ふる舞ってんですか!?)
海未(しかも肉じゃがってなんですか!?定番中の定番じゃあないですか!)
海未「………………」 - 39 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:16:59.23 ID:g+x2qBzs0.net
- 海未「希、ちょっといいですか?」
希「え?なに?またまたウチに?」
海未「ええ、あなたです希。あなたにです」
希「なにー?またお弁当のこと?」
海未「そうです、お弁当です」
希「穂乃果ちゃんのやろ?なんかまずかった?」
希「もらった分だけ、おなじようなのあげたから。問題ないやん?」
海未「それはそうですが……まだ問題がありまして……」 - 40 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:21:20.41 ID:g+x2qBzs0.net
- 希「まだ問題があるん……………?」
海未「そうです。一番お問題が解決していなくてですね…………」
希「……あっ!穂乃果ちゃんを占ってあげるの忘れてた!」
希「それや!それやね、海未ちゃん!わかった、今すぐ穂乃果ちゃんのところへ――」
海未「いえ、そうではなくて…………」
「……………」ガラララッ - 41 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:24:16.82 ID:g+x2qBzs0.net
- 穂乃果「希ちゃん、用事って……あれ?海未ちゃんもなの?」
海未「うぇっ……ほ、穂乃果!」
希「お、穂乃果ちゃん。今ちょーっと、海未ちゃんから相談を受けててね」
希「その乙女の悩みを、ウチのパワーで即日解決!っといきたいんやけど……むずかしくて」
穂乃果「そうなんだ。どんな悩みなの?」
海未「え、ええと………………」
穂乃果「私じゃ相談できないかな?いつも助けてくれる海未ちゃんの力になりたいんだけどな…………」
海未「相談……できないと言いますか……ええと……」 - 42 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:28:36.88 ID:g+x2qBzs0.net
- 海未「すみませんが穂乃果には…………」
穂乃果「そっか………………」
希「穂乃果ちゃんのことについて、穂乃果ちゃんに相談するのは少し変やもんなあ?」
海未「ええ、穂乃果のことを穂乃果に…………ん?」
穂乃果「悩みって……私のこと?」
海未「え……ぁ…………」
希「ああっ!ごめんごめん、間違えた。穂乃果ちゃんのお弁当のことなんよ」
海未「っそうです!穂乃果ではなくて、穂乃果のお弁当について、話してまして」
穂乃果「あ、ああ、お弁当かぁ」 - 43 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:32:25.16 ID:g+x2qBzs0.net
- 希「海未ちゃんがな?穂乃果ちゃんのお弁当が食べたいって」
海未「言ってません!」
穂乃果「え?そうなの?」
海未「ですから、そんなこと言ってませんって!」
希「そんでもって、穂乃果ちゃんのダンナ様候補として――」
希「ぜひとも手料理をあーんしてほしいみたいでなぁ?」
穂乃果「えっ……………」カアッ
海未「ち、ちちち違います!な、なに言って――」
希「もう、毎日ウチに泣きついてきて大変なんよ」 - 44 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:35:49.31 ID:g+x2qBzs0.net
- 海未「希!なにてきと――」
希「ウチが穂乃果ちゃんから弁当わけてもろてる時、めっちゃ羨ましそうにしてたし」
希「ああ、どうにかして助けてあげたい!そうは思ってるんやけどなぁ…………」
海未「!?……の、希!あなた最初からわかってて!?」
希「なんのこと?うちなーんにもわからへんけど♪」
海未「っ……………」
希「こればっかしは、ウチのパワーでも解決できへんからなあ」
希「でもでも、海未ちゃん可哀想やしなぁー?」
希「そいで、どないして解決しようか思って、穂乃果ちゃんを呼んだんやけど」
希「何かいい案ない?」
穂乃果「………………えっと」 - 45 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイ 9119-00g/) 2015/12/08(火) 00:38:24.45 ID:g+x2qBzs0.net
- 穂乃果「そ、それなら……明日、海未ちゃんのために作ってくるね、肉じゃが…………」
海未「え、あ、ありがとうございます…………」
穂乃果「………………」
海未「……………」
希(二人とも顔真っ赤にして……もー、この子らホンマかわいいなぁ♡)
希(………………)
希(あー……真っ赤な顔の二人を見てると、なんだかイチゴが食べたくなってきた……)
希(これは帰りに、穂むらの新商品――イチゴ揚げまんじゅうを食べなあかんな♪)
おわり - 49 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ (アウアウ Sa32-/HUV) 2015/12/08(火) 00:42:46.41 ID:jP7YyJk4a.net
- 可愛いな乙やで
- 59 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ (ワッチョイW 651b-PMkI) 2015/12/08(火) 05:10:54.03 ID:SAVaagGs0.net
- おつ
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