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花陽「はなよふかし 第二夜」

1 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:29:32.78 ID:qZZxwVDT.net
前スレ
花陽「はなよふかし」

思いついてしまったので、まさかの続編です。
過度な期待はしないでお進みください。




2 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:30:08.30 ID:qZZxwVDT.net
PM11:00



花陽「花陽が夜11時をお伝えします」

花陽「今夜も、花陽は少しだけワルになって夜更かしに挑戦したいと思います」

花陽「この前は気が付いたら寝ちゃってたので、今日はそんなことが無いようにしたいです…」



凛「かよちん?誰と喋ってるの?」ヒョコッ



花陽「…そうなんです」

花陽「今夜はゲストをお招きしてます」


凛「お招き?ここ凛の部屋だよ?」


花陽「紹介します。幼馴染で親友の星空凛ちゃんです」

凛「勇気凛々、あなたの凛ですっ!…じゃなくて、かよちん?」


3 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:30:53.31 ID:qZZxwVDT.net
花陽「凛ちゃん、凛ちゃんは夜更かししたことはある?」

凛「え?えーっと、うん。たまに夜更かししちゃうよ」

花陽「その時はいつまで起きてるの?」

凛「うーん…。遅くても1時になる前には寝ちゃうにゃ」

花陽「今夜はね、2人で朝まで起きてようと思うの」

凛「えっ?どうして?」

花陽「オトナの女性になるためだよ」

凛「オトナ…」


5 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:31:37.34 ID:qZZxwVDT.net
花陽「凛ちゃんは、オトナになりたいと思わない?」

凛「…なってみたい、かも?」

花陽「じゃあ決まりだね」

凛「で、でも、ばれたら怒られちゃうよ」

花陽「そこは…ばれないように、ね?」

凛「かよちん、ワルだにゃ…」





凛「でも、夜更かしはいいんだけど何をするの?」

花陽「…よくぞ聞いてくれました」


6 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:32:15.59 ID:qZZxwVDT.net
花陽「皆さんは覚えていますでしょうか。この前の花陽の失敗を」


凛「皆さん?」キョロキョロ


花陽「この前は完全なノープランで挑んだ結果、失敗しちゃったんだよね」


凛「かよちんにはスピリチュアルな何かが見えてるみたいだにゃ」


花陽「ですが!」


凛「おっ?」


花陽「今夜はちゃんとプランを考えてあるんです」


凛「おおっ?」


花陽「それは…」ゴソッ

花陽「あ、あれ?どこにしまったっけ…」ゴソゴソ

花陽「あっ、これです」ヒョイ


7 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:32:50.20 ID:qZZxwVDT.net
凛「…トランプ?」

花陽「うん。どこにでもある普通のトランプだよ」


花陽「花陽、気づいたんです。トランプには無限の可能性が秘められてるって」

花陽「ババ抜き、神経衰弱、七並べ、大富豪…」

花陽「いろんゲームができて、時間を潰すにはもってこいの道具なんです」

凛「なんだか中学の修学旅行を思い出すにゃ」


花陽「というわけで凛ちゃん、まずは何をする?」

凛「うーん…。じゃあババ抜き!」

花陽「楽しい夜の始まりですっ」


10 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:33:35.80 ID:qZZxwVDT.net
PM11:55



シャッ シャッ



凛「かよちん、次で終わりにゃ…」

花陽「負けないよ、凛ちゃん…」


花陽「さあ、引いて!」バッ

凛「むむむ…」ジーッ

凛「…こっち!」スッ


凛「…っあーー!!」

花陽「ふう…」


11 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:34:15.59 ID:qZZxwVDT.net
凛「うう…。つ、次はかよちんの番だよ!」バッ

花陽「うーん…。じゃあ、こっち?」スッ

花陽「…やったあ!」

凛「負けたにゃあ…」ガクッ



ピピッ



花陽「あ!」

凛「?」

花陽「ついに0時を回ったよ!ほら!」ヒョイ

凛「えっ、かよちん時計も持ってきてたの?」

花陽「トランプ、なかなかいけるかもしれません…!」

凛「今夜のかよちんは謎だにゃ」


花陽「凛ちゃん、次はなにをやる?」

凛「えっと、じゃあ神経衰弱かな」

花陽「じゃあちゃんと切ってから並べよっか」


12 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:34:59.06 ID:qZZxwVDT.net
AM00:30



ペラッ ペラッ



凛「ふあぁ…」

花陽「神経衰弱って、なんだか眠くなるね…。あ、これそこで見た…」ペラッ

凛「頭を使うのは嫌いだにゃ…」

花陽「あ、これも…。次は…あ、いけるかも」ペラッ ペラッ

凛「神経衰弱って、終わる時は一瞬だよね」

花陽「これでラスト…。ふう」

凛「また負けたにゃ…」

花陽「でも、だいぶ時間が経って…」

花陽「…あれ、まだ0時半…?」

凛「先は長いにゃ…」


13 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:35:40.08 ID:qZZxwVDT.net
花陽「凛ちゃん、次はどうする?」

凛「んー…」

凛「…凛、思ったんだけどね」

花陽「?」


凛「ババ抜き、神経衰弱はまだいいけど」

凛「大富豪とか七並べとか、2人でやる遊びじゃない気がする」


花陽「…そうだね」



凛「………」

花陽「………」


14 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:36:28.11 ID:qZZxwVDT.net
AM00:40


凛「どうせなら、μ’sのみんなで朝まで遊びたいなあ」

花陽「うん。きっと楽しいよね」

凛「あ、でも海未ちゃんが反対するかも」

花陽「…まくら投げした時を思い出したよ」ゾクッ

凛「や、やめてよかよちん」ガクガク



グゥ~



凛「あ…」

凛「えへへ、頭使ったら、お腹すいちゃったにゃ」

花陽「あはは…。花陽も、少し小腹がすいたかも…」


凛「…そうだ!」

花陽「?」

凛「かよちん、とっておきのワルいことがあるにゃ…」フフフ

花陽「??」


15 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:37:15.33 ID:qZZxwVDT.net
AM00:50



トッ…トッ…トッ…



花陽「り、凛ちゃん、ほんとにやるの?」

凛「うん。凛もたまにやるよ?」

花陽「で、でも、こんなの…」

凛「大丈夫にゃ!ちょっとぐらい問題ないって!」

花陽「う、うん…」



シュー…



凛「凛はとんこつにしよっと。かよちんは?」ガサガサ

花陽「え、えっと、じゃあコーンスープ…」


16 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:37:58.47 ID:qZZxwVDT.net
凛「だめだよ!もっとがっつり系にしなきゃワルとは言えないにゃ!」

花陽「で、でも…」

凛「じゃあこれね!凛と同じとんこつ!」

花陽「うう…。お夜食にカップ麺なんて、太っちゃうよ…」

凛「その分運動すればいいの!さ、お湯ももうすぐ湧くにゃ」



トポポポ…



凛「この5分が長いんだよねー。部屋まで持っていこっか」

花陽「ああ神様、どうか花陽をこれ以上太らせないでください…」

凛「かよちん、気にしすぎだよ?」

花陽「凛ちゃんはあのダイエットメニューをこなしてないからだよぉ…」

凛「? あのくらいたぶん余裕だよ?」

花陽「それは凛ちゃんだからだよぉ…」


17 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:38:36.23 ID:qZZxwVDT.net
凛「じゃあ5分経ったし、いただきまーす!」

凛「~~~♪」ズルズル

花陽「いただきます…」ズルズル

花陽「…うう、美味しい…」

凛「でしょー?凛もこれが一番好きなの!」

花陽「夜中に食べるカップ麺が、これほど美味しいなんて…ううっ」

凛「かよちん、この良さを覚えたらもう戻れないよ」ズルズル

花陽「酷いよ凛ちゃん…。美味しい…」ズルズル


19 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:39:10.75 ID:qZZxwVDT.net
AM01:10


凛「ふいー…。お腹いっぱいだにゃ」

花陽「凛ちゃんはこんなことしてどうして太らないの…?」

凛「うーん、やっぱり運動してるからじゃない?」

花陽「羨ましいなあ…」

凛「かよちんも練習で結構体動かしてると思うんだけど、どうして太っちゃうんだろうね」

花陽「自分でもわかんないよ…」

凛「やっぱりご飯減らすのが良いと思うんだけど…」

花陽「それは絶対ダメ!」

凛「だよね」ウンウン


22 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:39:48.02 ID:qZZxwVDT.net
AM01:30


凛「じゃああとはなにしよっか…。ふあぁ」

花陽「凛ちゃん、眠い?」

凛「んー…。満腹になったら眠くなってきたにゃ…」

花陽「そうだよね…。ごめんね、付き合わせちゃって」

凛「それだいぶ今更だよ?」


凛「急に泊まりに行きたいって言われて、来たら夜更かしするなんて言い出すからちょっと驚いたけど…」

凛「まあ、たまにはこういうのもいいかなって思ったよ」

花陽「凛ちゃん…」


凛「というわけでかよちん、ちょっとお膝借りるね」コテン

花陽「え?」


23 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:40:42.37 ID:qZZxwVDT.net
凛「しばらくこのままでいさせて…」

花陽「り、凛ちゃん?」

凛「ああ、良い気持ちだにゃ…」

花陽「えっ、寝ちゃうの?凛ちゃん?」

凛「んぅ…。寝ないよー…」

花陽「じゃあ目閉じないで!?」

凛「おやすみー…」

花陽「ええっ!?」

凛「……スー……スー…」


花陽「…もうっ」


24 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:41:19.04 ID:qZZxwVDT.net
花陽「凛ちゃん、丸くなってネコみたい…」ナデナデ


花陽「…ふあぁ」


花陽「もう、今日はいいかなぁ…」


花陽「おやすみ、凛ちゃん…」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・


25 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:43:20.95 ID:qZZxwVDT.net
AM06:50



チュンチュン



花陽「まだ足が痛い…」ビリビリ

凛「ご、ごめんね?」

花陽「ううん、元はと言えば凛ちゃんを無理に起こしてたせいだから…」

凛「大丈夫?もう歩ける?」

花陽「ん…。大丈夫だよ」

凛「じゃあ、朝練行くにゃ!」

花陽「…うんっ!」



凛「夜食にカップ麺食べたこと、海未ちゃんにばれないといいね!」

花陽「やめて!?」ビクッ



おわり


29 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:45:53.47 ID:qZZxwVDT.net
以上。
第三夜もぼんやり浮かんでるのでそこでこの一連のシリーズは終わりです。
前スレのコメをいくつか拾わせていただきました。ありがとうございました。
あと、質問がありましたがはなよ酒の人ではないです。
では。


30 : 名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 00:53:17.39 ID:5JTTyRhA.net
癒される


34 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/02/05(金) 01:29:05.45 ID:eoA5pUtQ.net
可愛かった


元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1454599772/


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