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ヒーロー「うわぁぁぁ!」女首領「フッ、この高さでは助かるまい」
- 1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:11:52.82 ID:WjmpuvVAo
- 女首領「ここまでだな、ヒーロー」
ヒーロー「くそっ……!」
女首領「さぁ、崖から落としてやる!」ドカッ
ヒーロー「うわぁぁぁ……!」
女首領「フッ、この高さでは助かるまい」
手下「さすがですぜ!」
- 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:15:14.96 ID:WjmpuvVAo
- 数日後――
ヒーロー「とうっ! 悪事を働くのはよせ!」スタッ
女首領「なにっ!? バカな……貴様は崖から落ちたはず!」
ヒーロー「落ちたところが森だったから、助かったのさ!」
女首領「おのれ……!」
- 3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:18:22.82 ID:WjmpuvVAo
- ……
女首領「ふん、せっかくの復活だったが、この程度か」
ヒーロー「ぐぅ……強い……!」
女首領「さぁ、橋の上から落としてくれる!」バシッ
ヒーロー「うわぁぁぁ……!」
女首領「フッ、この高さでは助かるまい」
手下「やりましたねえ!」
- 4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:22:17.65 ID:WjmpuvVAo
- 数日後――
ヒーロー「待ていっ! 悪党ども!」ザッ
女首領「む!? 貴様は橋から落としたはず!」
ヒーロー「川に落ちたから、どうにか助かったのさ!」
女首領「くそっ……!」
- 5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:26:12.33 ID:WjmpuvVAo
- ……
女首領「今度こそ終わりだな」
ヒーロー「がはっ……! 俺の必殺技が通用しない……!」
女首領「このビルの上から落としてくれる!」ドゴッ
ヒーロー「うわぁぁぁ……!」
女首領「フッ、この高さでは助かるまい」
手下「ひゃっほう!」
- 6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:29:13.24 ID:WjmpuvVAo
- 数日後――
ヒーロー「お前たち、悪いことはやめろ!」バッ
女首領「なんだと!? ビルから落としたはずなのに!」
ヒーロー「下に大きなマットを積んでるトラックが止まってて、助かったのさ!」
女首領「しぶとい奴め!」
- 7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:32:42.46 ID:WjmpuvVAo
- ……
女首領「さてと、トドメを刺してやる」
ヒーロー「うぐぐ……無念……」
女首領「この飛行船から落としてくれる!」ポイッ
ヒーロー「うわぁぁぁ……!」
女首領「フッ、この高さでは助かるまい」
手下「おっしゃるとおり!」
- 8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:34:47.93 ID:WjmpuvVAo
- 数日後――
ヒーロー「今日こそ決着をつけよう!」シュザッ
女首領「ヒーロー!? 飛行船から落としたはずなのに!」
ヒーロー「海に落ちたおかげで、なんとか助かることができたのさ!」
女首領「なんという悪運の強いヤツだ……!」
- 9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:38:59.47 ID:WjmpuvVAo
- こんなことを繰り返すうち、ついにヒーローは女首領をアジト最上階へ追い詰めた。
女首領「私ももはやここまでか……」
女首領「しぶとい上に、こうもパワーアップを繰り返されてはな……」
ヒーロー「さぁ、観念しろ!」
女首領「観念などするか!」
手下「ひええ……首領サマがやられちまう! どうすりゃいいんだ!?」
- 12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:43:30.94 ID:WjmpuvVAo
- 女首領「しかし……貴様にはいいことを教えてもらった!」
ヒーロー「いいこと?」
女首領「それは――」
女首領「こういう時は高いところから落ちれば、助かって逃げられるということをだ!」
女首領「たあっ!」ピョンッ
ヒーロー「なにっ!?」
手下「首領サマァッ!」
- 17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:45:42.64 ID:WjmpuvVAo
- ヒュゥゥゥゥ……
女首領(フフフ、きっとこの下にはなんらかのクッションがあって、私は助かる!)
女首領(――はずなのだが……)
- 18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:48:07.78 ID:WjmpuvVAo
- ヒュゥゥゥゥ……
女首領(もしかして、これってこのまま死ぬ流れじゃない?)
女首領(下にあるのって、どう見てもコンクリートだし……)
女首領(このままじゃ私、潰れたトマトみたいになっちゃうわ!)
女首領「いやぁぁぁぁぁぁっ!」
- 20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:51:11.30 ID:WjmpuvVAo
- ――ガシッ!
女首領「えっ!?」
ヒーロー「ふぅ……どうにか先回りして受け止められたな」
女首領「な、なぜだ……なぜ助けた!?」
- 22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:55:13.00 ID:WjmpuvVAo
- ヒーロー「それは……お前は救いようがない悪ではないと思っていたからだ」
女首領「!」ギクッ
ヒーロー「お前は悪党とはいえ、決して弱い人たちには手を出さなかったし」
ヒーロー「俺を突き落とす時も、俺の生命力なら死にはしないと思っていた……ちがうか?」
女首領「ううっ……」
女首領(そこまで見抜かれてたなんて……恥ずかしい……)
- 23 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 20:59:27.95 ID:WjmpuvVAo
- ヒーロー「女首領……」
女首領「な、なんだ!」
ヒーロー「えぇと、その……これからは正義の味方となって、俺を助けてくれないか」
ヒーロー「俺の……相棒になってくれないか?」
女首領「……」
女首領「わ、分かった……! そこまでいうのなら……相棒に……なってやる!」
手下「……落ちたな」ニヤッ
おわり
- 24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 21:01:18.63 ID:wvJiYqeFO
- 黒幕手下かよ!
乙 - 27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/12(金) 21:31:35.33 ID:IqRZdRNSo
- 乙
たのしめたよ

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