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櫻子「向日葵は私にとって――」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:12:17.35 ID:xQJMj20R0
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~生徒会室~
櫻子「仕事だるぅ」
向日葵「仕方ありませんの。先輩方は別の用事で先生に駆り出されてますから」
櫻子「用事?」
向日葵「確か倉庫の鍵が何とか……」
櫻子「あぁ、なるほどね。じゃあ、今日は先輩来ないのかな」
向日葵「たぶん。後で、私達もこのダンボールをしまいに倉庫に行きますわ」
櫻子「まぁ、いいや。早く終わらせて帰りたーい」
向日葵「お喋りする暇があるのなら、口より手を動かしなさい」
櫻子「むぅ……」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:15:41.86 ID:xQJMj20R0
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向日葵「さて、これを先生に提出してきますわ」
櫻子「いってらー」
向日葵「仕事さぼったら……わかりますわね」ニコッ
櫻子「……はい」
向日葵「では、少しの間留守を頼みますわ」ガラッ
櫻子「……」
櫻子「んー、でも、仕事って何すればいいんだっけ?」
櫻子「まぁ適当に書類にハンコ押しとけばいっか」ペタペタ
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:17:59.28 ID:xQJMj20R0
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――5分後
向日葵「ただいまですわ」
櫻子「おかえりんぎー」
向日葵「仕事の方は順調ですの?」
櫻子「ぼちぼちかなぁ」
向日葵「どれどれ…………!?」
櫻子「んーどうかしたー」
向日葵「櫻子、これは判を押してはいけない書類ですわ……」
櫻子「……え」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:20:57.56 ID:xQJMj20R0
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向日葵「ほら、ここ!あなた漢字も読めませんの!?」
櫻子「だ、だって、漢字とか中国語だし!」
向日葵「今までよくやってこれましたわね……って違いますわ」
向日葵「この書類どうするつもりですの?」
櫻子「あ、謝るもん……」
向日葵「まったく……あなたは注意力が人二倍は足りてませんわ」
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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:23:40.00 ID:xQJMj20R0
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櫻子「て、てかさ、向日葵が仕事やれって、きょーはくしたんじゃん!」
櫻子「だいたい向日葵は私のお世話役なんだから、ちゃんと教えてよ!」
向日葵「いつからお世話役に……って、責任を押し付けるつもりですの?」
櫻子「そんなんじゃないのっ!なんてゆーか……ああ、もう!向日葵の分からずおっぱい!」ダダッ
向日葵「ちょ、櫻子、待ちな……仕方ないですわ」
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14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:26:33.00 ID:xQJMj20R0
櫻子「言い過ぎちゃったかなあ……明日……ううん、向日葵が帰ってきたら謝ろう」
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15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:28:29.79 ID:xQJMj20R0
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~生徒会室~
向日葵(さすがに一人での作業は疲れますわ)
向日葵(私は櫻子のことわかってるつもりだったけど……)
向日葵(明日……いえ、家に帰ったら櫻子に謝りましょう)
向日葵(あとは、このダンボールを倉庫にしまうだけですわ)
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:31:28.08 ID:xQJMj20R0
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~倉庫~
向日葵(よいしょですの)
向日葵(……ふぅ。終わりましたわ)
向日葵(さて、帰りm……?……あ、あれ)ガチャ ガチャ
向日葵(……開かない!?)
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18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:33:16.93 ID:xQJMj20R0
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~大室家~
櫻子(向日葵帰ってきたかなあ?)
櫻子(ちょっと行ってみよ)
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19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:35:06.14 ID:xQJMj20R0
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~古谷家~
楓「あっ、櫻子お姉ちゃん。どうしたの?」
櫻子「あれ?向日葵は?」
楓「一緒じゃないの?まだ帰ってきてないけど……」
櫻子「えっ……」
櫻子(まさか、まだ学校に……?)
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21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:36:06.64 ID:xQJMj20R0
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~倉庫~
向日葵(はぁはぁ……開きませんわ)
向日葵(肝心なときに携帯電話の電池はなくなるし……)
向日葵(どうしましょう……)
向日葵(……それにしても、寒いですわ)
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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:37:33.89 ID:xQJMj20R0
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~学校~
櫻子「はぁ……はぁ」
櫻子(確かこの裏口からなら、セ○ムに引っ掛からなかったはず……)
櫻子(ふっ……ちょろい)
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:39:03.82 ID:xQJMj20R0
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――5分後
櫻子(何とか校舎内に入れたけど……)
櫻子(生徒会室に向日葵はいなかった……)
櫻子(携帯も繋がらないし……)
櫻子(……どこだ)
櫻子(確か今日の予定は……先輩の仕事を代わって、それが終わったら……!?)
櫻子(――倉庫!!!)
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25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:40:40.45 ID:xQJMj20R0
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~倉庫~
向日葵(……寒い)
向日葵(私、ここで死んじゃうのかな?)
向日葵(明日は土日。暫く助けは来ない……)
向日葵(もし、来てくれるなら……)
向日葵(助けて……櫻子!!)
ドンドン
向日葵「!?」
櫻子「向日葵!!聞こえる?」
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:42:06.04 ID:xQJMj20R0
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向日葵「き、聞こえますわ!」
櫻子「はぁ……良かった。ここの倉庫の内側の鍵ぶっこわれてるんだよ」
向日葵「そんなこと、もう知ってますわ。とりあえず、早く開け――」
櫻子「ごめん、向日葵」
向日葵「えっ」
櫻子「さっきは向日葵に酷いこと言っちゃった……」
向日葵「……もう気にしてませんの。私も櫻子の性格を知った上での発言をするべきでしたわ」
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28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:44:02.98 ID:xQJMj20R0
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向日葵「月曜日、杉浦先輩に謝りにいきましょう。私も一緒に頭を下げますわ」
櫻子「向日葵……ありがとう。今開けるね」ガチャ ガチャ
ギィー
向日葵「ふぅ……助かりましたわ」
櫻子「いいって、いいって」
向日葵「心配もかけてしまって……」
櫻子「し、心配なんかしてねーし」
向日葵「でも、なんとなく……櫻子が迎えに来てくれるような気がしてましたの」
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30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:45:43.88 ID:xQJMj20R0
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櫻子「……だって」
向日葵「……?」
櫻子「だって向日葵は私にとって――」
向日葵「……とって?」
櫻子「わ、忘れたっ!忘れた!忘れた!」
向日葵「ま、まぁ、いいですわ。それより、早く帰りましょう」
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:47:11.68 ID:xQJMj20R0
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櫻子「……」ガシッ
向日葵「さ、櫻子!?手……」
櫻子「……向日葵が寒さで死なないように温めてるだけだもん」
向日葵「あ、あありがとうですわ///」
櫻子「あったかい?」
向日葵「もちろんですわ」
櫻子「……ねぇ、向日葵」
向日葵「何ですの?」
櫻子「家につくまで手繋いでていい?」
向日葵「ええ、構いませんわ」
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:48:58.95 ID:xQJMj20R0
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櫻子「じゃ、じゃあさ……ずっと一緒にいてもいい?」
向日葵「……まったく、いつまでも甘えん坊ですわね」
櫻子「ち、ちげーし!そんなんじゃねーし」
向日葵「ふふっ、そんなの最初から答えは決まってますわ」
櫻子「えっ」
向日葵「目を瞑って」
チュッ
おわり
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:49:35.65 ID:ksXC4J1F0
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乙
よかったよー
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37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:50:28.27 ID:xQJMj20R0
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通常より短くてごめん
とりあえず、終わり
また機会があったらひまさくSSつくるわ
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:50:41.74 ID:s8auJ/8R0
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乙
楽しませてもらった
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:53:11.36 ID:Bo+IwOXz0
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良かったよ乙
短いのは短いのですぐ読めていいねまた楽しみにしてる
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42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 01:57:24.02 ID:J4xPYly20
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乙
短くても良い物であればいいよ
櫻子カッコいい

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