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真美「あ、いおりん寝てる」
- 1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:15:19.38 ID:L0r+R21lo
- 真美「いおりーん・・・」ツンツン
伊織「すぅ・・・」
真美「んっふっふ、どうやら本当に眠ってるようですなぁ、無防備なこと」
真美「それじゃ、ここは定番のアレを・・・」キュッキュッ
伊織「むにゃ・・・」
真美「うひひ、傑作だよぉ!あっはっはっは!」
真美「はぁ、はぁ・・・いおりん、起きて鏡みたらビックリするだろうなぁ、ぷふっ!」
- 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:16:00.18 ID:L0r+R21lo
- 伊織「ん・・・いま何時かしら・・・」
真美「あ、起きた?おはよういおりん!」
伊織「真美・・・おはよ」
真美「ぶふっ!か、顔洗ってきなよ・・・ほら、よだれ垂れてるよ」
伊織「なっ・・・よ、余計なこと言わなくていいのよ、全く・・・」
真美「ふひゅ!うひっはははは!」
伊織「な、なんなのよ、人の顔みて笑い出して・・・気持ち悪いわね・・・」 - 3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:17:00.62 ID:L0r+R21lo
- 伊織「~~~~っ!!」
伊織「まぁみぃ!!これ、アンタの仕業ね!!」
真美「いおりんが無防備に寝てるから悪いんだよー!ぷふっ、ひゃっははは!」
伊織「この私の顔面にマジックでイタズラ書きをするなんて、いい度胸してるじゃないの・・・」
真美「ご、ごめんっていおりん・・・ふひゅ、そ、その顔で近付かないで・・・」
伊織「このっ・・・」
真美「あひゃ、ひゃはは!だっだめ、オモシロすぎるぅ・・・その表情は反則だよいおりん・・・」
伊織「・・・」ムカッ - 4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:18:05.97 ID:L0r+R21lo
- 伊織「そう・・・わかったわ、アンタよっぽどお仕置きが欲しいみたいね」
真美「あは、あはははっ!ご、ごめん、ごーめんってばぁー」
伊織「歯ぁ食いしばりなさい」
真美「えっ・・・ちょ、いおりん?真美、ぼーりょくはいけないとおもう・・・」
伊織「・・・死ねぇ!!」ドゴォッ
真美「がはっ!!」ドサッ
伊織「はぁ、はぁ・・・うまいこと鳩尾に入ったようね」 - 5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:18:39.05 ID:L0r+R21lo
- 真美「うぐぅぅ・・・」
伊織「いいこと?これに懲りたら、二度と私に対してふざけたことするんじゃないわよ」
真美「うぅぅ・・・」
伊織「ふふん・・・いい気味だわ、アンタなんて、そうやって地べたに這いつくばってればいいのよ」
真美「うぅ・・・」
伊織「・・・ちょっと聞いてるの?」
真美「ぅ・・・」
伊織「・・・い、いつまでうずくまってんのよ・・・アンタ、いい加減にしなさいよ」 - 6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:19:45.76 ID:L0r+R21lo
- 真美「・・・」
伊織「ね、ねえ・・・返事しなさいよ」
真美「・・・」
伊織「ねえってば・・・」
真美「・・・」
伊織「・・・だ、だいじょ」
亜美「おはよーござ・・・真美!?どーしたの!?」
伊織「っ・・・」 - 7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:21:47.82 ID:L0r+R21lo
- 亜美「ねえ真美、お腹痛いの?」
真美「う、うん・・・」
亜美「そっか、立てる?無理?じゃあ救急車呼ぶ?」
真美「・・・」フルフル
亜美「吐きそう?大丈夫?」
真美「だいじょぶ・・・」
亜美「気分悪い?」
真美「う、うん・・・ちょっと・・・」 - 8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:22:26.98 ID:L0r+R21lo
- 亜美「そっか、じゃあ今日はレッスン休む?」
真美「・・・うん」
亜美「そうしたほうがいいよ・・・兄ちゃんには言っといてあげるから、今日はお家帰って安静にしときなよ」
真美「うん・・・」
亜美「あとでママに電話して迎えに来てもらうから、ちょっと待っててね・・・ソファーに寝かしてあげるね」
真美「ありがと・・・」
伊織「・・・」 - 9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:23:33.52 ID:L0r+R21lo
- 亜美「ふぅ・・・ちょっといおりん、どういうこと!?」
伊織「・・・な、なによ!元はといえば、真美がくだらないイタズラをしてくるから悪いんでしょ!」
亜美「だからってこんなになるまで殴らなくってもいいっしょ!」
伊織「そ、そんなの自業自得じゃない!」
亜美「それにしてもやりすぎだって言ってんじゃん!」
伊織「・・・」
亜美「真美に謝ってよ!ほら!」
伊織「な、なんで私が」
亜美「いいから!」 - 10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:26:52.95 ID:L0r+R21lo
- 伊織「・・・だれが謝るもんですか」
亜美「ふぅん・・・サイテーだねいおりん!こんなことしといて謝りもしないなんて!」
伊織「はぁ?最低なのはどっちよ、いつもしょうもないイタズラばっかりして人に迷惑ばかりかけて!」
亜美「亜美たちは人にケガさせたりしてないっしょ!」
伊織「そんなの時間の問題でしょうが!」
亜美「このっ・・・」
真美「あ、亜美・・・もう、いいから・・・」
亜美「真美・・・」 - 11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:30:10.10 ID:L0r+R21lo
- 真美「真美が、いおりんにちょっかい出したのが悪かったんだから・・・」
亜美「で、でも・・・」
真美「ごめんね、いおりん・・・」
伊織「・・・ふんっ」
亜美「ちょっとなんなのその態度?ありえないんだけど!」
真美「亜美・・・」
亜美「くっ・・・真美がそういうなら、いおりんのことは責めないけどさ・・・」
亜美「でも、亜美はナットクしてないかんね!いおりんがちゃんと謝るまで許さないから!」
伊織「・・・」 - 12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:32:42.87 ID:L0r+R21lo
- 伊織「なんなのよ、亜美のやつ・・・これじゃ、まるで私が悪者みたいじゃない・・・」
伊織「真美も真美よ、あんな大げさにうずくまって・・・」
伊織「そうよ、アイツらがふざけたことしてくるから悪いんじゃない・・・私はちっとも悪く・・・」
伊織「・・・」
伊織「・・・確かにちょっと、やりすぎちゃったかもしれないけど・・・それでも私は・・・」
伊織「・・・」 - 13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:35:37.53 ID:L0r+R21lo
- 伊織「・・・」
伊織「ここでいいわ・・・すぐ済ませるから、ちょっと待ってて」
伊織「大丈夫、一人でいいから・・・ええ」
伊織「・・・」バタン
伊織「さて・・・」 - 14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:47:36.99 ID:L0r+R21lo
- コンコン
真美『はーい』
伊織「真美?入るわよ・・・」ガチャ
真美「あーっいおりん!ウチにくるなんて珍しーじゃん、どしたの?」
伊織「・・・」
真美「あ、真美のことなら大丈夫だよ、もうすっかり元気だし!」
伊織「そう・・・」
真美「この前はごめんね、いおりんのこと怒らせちゃって・・・」
伊織「・・・いいわよ、そんなの」 - 15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:54:15.44 ID:L0r+R21lo
- 伊織「真美・・・これ、つまらないものだけど」
真美「え、なになに?お菓子くれるの?ありがとねいおりん!」
伊織「このくらい、別に大したことないわ・・・それより真美に言いたいことがあって来たの」
真美「いおりん・・・」
伊織「その・・・」
真美「・・・」
伊織「・・・」 - 16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 03:03:05.92 ID:L0r+R21lo
- 伊織「わ、悪かったわ・・・アンタのこと、殴ってしまって」
真美「・・・」
伊織「あの時は、アンタにイタズラされて気が立ってたから・・・それでつい、力をこめて殴ってしまって・・・」
伊織「体調を悪くさせた挙句レッスンも休ませてしまって・・・本当に、ごめんなさい」
真美「そ、そんなの・・・いおりんが謝ることじゃ・・・」
伊織「真美が許してくれたとしても、謝らなきゃ私の気が済まないの」
真美「・・・いおりん」 - 17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 03:08:05.15 ID:L0r+R21lo
- 真美「ありがとね、わざわざ謝りに来てくれて・・・亜美も、きっといおりんのこと許してくれると思う」
伊織「・・・」
真美「あ、そーだ!せっかく来たんだし亜美が帰ってくるまで遊ぼうよ!」
伊織「悪いけどそれは遠慮しておくわ・・・外に新堂を待たせてるから」
真美「そっか、残念」
伊織「それじゃ、私はこれで・・・また事務所で会いましょ」
真美「うん!またね、いおりん!」
伊織「・・・にひひっ」 - 19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 03:22:45.55 ID:L0r+R21lo
- 亜美「あ、いおりん」
伊織「亜美・・・この前は悪かったわね」
亜美「あ、亜美のほうこそ・・・真美が苦しそうだったから、落ち着いてられなくって・・・」
伊織「あの状況じゃそうなっても仕方ないわよ」
亜美「いおりん、ウチまでわざわざ謝りに来てくれたんだって?」
伊織「ええ、まあ・・・」
亜美「それって、なかなかできることじゃないって思う・・・亜美、いおりんのこと見なおしたよ」
伊織「・・・」
亜美「あの時はいおりんのこと、サイテーとか言ってごめん!」
伊織「いいわよそんなの・・・私自身も冷静に考えてみれば、そう言われても仕方ない態度だったと思うもの」 - 20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 04:03:42.82 ID:L0r+R21lo
- 亜美「いおりん、真美がレッスンから戻ったら一緒にご飯でも食べに行かない?」
伊織「悪いけど今日はもう帰るわ・・・新堂を待たせてあるし」
亜美「そっか、残念」
伊織「また今度行きましょ、やよいも誘ってね」
亜美「そだね、やよいっちにも話しとくよ!」
伊織「それじゃ、そろそろ帰るわね」
亜美「うん!またね、いおりん!」 - 21 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 04:05:10.93 ID:L0r+R21lo
- 新堂「伊織お嬢様、今日もお疲れ様です」
伊織「ありがと、新堂」
新堂「・・・ご成長、なされましたね」
伊織「・・・余計なこと言わなくていいの」
新堂「申し訳ありません」
伊織「・・・」
伊織「にひひっ♪」
おわり

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