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探偵「難事件だよ……これは……」助手「マジッす?!」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:10:01.38 ID:iJiDLmCf0
-
事務所
探偵「……」ジーッ
助手「ほっ、ほっ」パタパタ
探偵「よく働くね」
助手「うっす!所長のためっすもん」
探偵「……」
助手「ほっ、ほっ」パタパタ
探偵「お尻がいいねえ」
助手「うっす!あざっす!」
-
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:14:23.23 ID:iJiDLmCf0
-
助手「ほっ、ほっ」パタパタ
探偵「……うむ」
助手「おそーじおわりっ」
探偵「……」
助手「所長、お茶でもどっすか?」
探偵「貰おうか」
助手「うっす!」
探偵「……」
助手「それにしてもヒマッすね」
探偵「いいことじゃないか」
助手「でも、漫画や小説みたいに難事件を解決したいっすよ」
探偵「世間一般の探偵はそんなことしないし、トリックを暴くだけの頭脳など私にも君にもない」
助手「ま、そっすねー」
探偵「だが、君はお尻がいい。背中からお尻のラインなんて整いすぎていて、見惚れてしまうよ」
助手「うっす!あざっす!」
-
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:15:54.52 ID:LnFJecV80
-
ケツしか見てねぇwww
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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:18:34.27 ID:iJiDLmCf0
-
助手「どーっぞ」
探偵「ありがとう」ズズッ
助手「依頼こないっすかねー」
探偵「昨日、浮気調査の依頼は来たけど」
助手「えー!?なんでいってくれないんっすか?!」
探偵「え?」
助手「自分もお手伝いするっす!!」ムフー
探偵「君は私の目の保養になってくれればいいんだ」
助手「じぶんも所長と調査したいっす!したいっす!」ジタバタ
探偵「……」
助手「したいっす!したいっす!!」ジタバタ
探偵「やめろ」
助手「あ……すいません」
探偵「君は私を悶死させる気か?」
助手「ごめんなさい……殺すつもりなんで毛頭ないっす……」
-
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:22:25.71 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「……まぁ、いい」
助手「クビっすか?!じぶん、クビっすかぁ?!」
探偵「そんなことしない。君はお尻がいいからな」
助手「うっす!地元の友達にもよくいわれるっす!」
探偵「そうだろう。そうだろう」
助手「この魅惑のヒップラインがじぶんの武器っすから」プリンッ
探偵「やめろ」
助手「え?」
探偵「……ふー」
助手「あの……所長?」
探偵「……そうやってお尻を強調されると……仕事にならないだろ」キリッ
助手「あ……すいません」
探偵「自然にしていればいいんだ。それだけで君は輝ける」
助手「うっす。精進するっす……」
-
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:26:17.02 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「さてと……出かけてくるよ」
助手「あの、じぶんは……?」
探偵「……」
助手「あ!はい!お留守番してるっす!」ビシッ
探偵「頼むよ」
助手「うっす!」
バタンッ
助手「はぁ……」
助手(ここで働き始めてもう半年……)
助手(上達したのはお茶とコーヒーの淹れかただけ……)
助手(所長は良い人だし尊敬もできるから……あの人の役に立ちたいのに……)
助手「所長……」
-
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:31:09.81 ID:iJiDLmCf0
-
街
女「ふんふふーん」スタスタ
探偵(あの人だな……)
探偵(38歳。子どもが二人にも関わらず、家事を省みないでいつも昼間は外にいる)
探偵(旦那さんが心配もするわけだ……)
女「らんららーん」スタスタ
探偵「……」
探偵(しかし見るに耐えん、お尻だ)
探偵(尾行する気も失せるな……)
女「あ、はぁい」
男「よお。おせえぞ」
女「ごめんなさい」
探偵(ふん……簡単な仕事になりそうだな)
探偵(ホテルにでも直行してくれれば……)
探偵(早く帰って助手のお尻を拝みたいよ、まったく)
-
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:35:28.73 ID:iJiDLmCf0
-
事務所
助手「すぅ……すぅ……」
ガチャ
助手「うおぉお!?寝てない!寝てないっすよ!!」
探偵「ただいま」
助手「おかえりなさいっす!!」ビシッ
探偵「コーヒーを」
助手「うっす!!」パタパタ
探偵「……」ジーッ
助手「コーヒーのさとうは~かくざとう~どうしてしかく~まるでもいいじゃ~ん♪」
探偵「……くっ……くく……」
助手「どうしたんすか?」
探偵「いや……長年、他人のお尻ばかりを見てきたが、やはり君ほど洗練されたお尻は見たことがない」
助手「あざっす!」
探偵「生きてて良かったよ」
-
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:40:14.72 ID:iJiDLmCf0
-
助手「どうぞ」
探偵「ありがとう」
助手「で、浮気調査のほうは?」
探偵「簡単な仕事だった」
助手「おぉ!?もう写真が」
探偵「奥さんの行動がおかしくなり始めてから既に三ヶ月ほどたっているらしいからな」
探偵「罪悪感など薄れてしまっているのか、周囲を警戒する様子もない」
助手「じゃあ、ミッションコンプリートっすか」
探偵「うむ」
助手(これくらいなら自分でもできたんじゃ……)ムスッ
探偵「自分もでできたのではないか。そんなお尻をしているね」
助手「な!?わかるんすか?!」
探偵「君のお尻は表情や言葉やりも心情を雄弁に語ってくれる」
助手「お尻にマスクとかいりますか?」
探偵「隠すとか鬼畜の所業だな。やめたまえ」
-
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:44:25.25 ID:iJiDLmCf0
-
助手「……」
探偵「そんなに私の仕事を手伝いたいのか?」
助手「もちろんっす!!」
探偵「……」
助手「……」プリンッ
探偵「ふはっ……」
助手「所長!?鼻血が!!」
探偵「負けたよ……」
助手「ティッシュ!ティッシュ!!」パタパタ
探偵「すまんね」
助手「あの……」
探偵「次の依頼、私と一緒に調査してみるか?」
助手「まじっすか?!わーい!わーい!」
探偵「……」
探偵(試されているのは私だな……。調査中も助手のお尻の誘惑に負けないでいられるか……それが問題だ……)
-
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:48:45.62 ID:iJiDLmCf0
-
数日後
依頼人「この写真の彼女を行方を捜してください」
探偵「この人は?」
依頼人「妹です……」
探偵「……妹さん。家出でも?」
依頼人「わかりません。一年前、急に家を飛び出してそれっきりで……」
探偵「なるほど」
依頼人「お願いできますか?」
探偵「ええ。引き受けます」
依頼人「ありがとうございます」
助手「お茶です」
探偵「ありがとう」
依頼人「……」
探偵「うちの助手になにか?」
依頼人「いや……いいお尻だなぁって……。あ!すいません!!なにいってんだ俺……!!」
-
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:53:18.36 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「ふふ……でしょ?」
依頼人「うぅ……恥ずかしい……」
探偵「ところで、妹さんの行き先については?」
依頼人「心当たりは一年の間に全て当たりました。友人、知人にも……」
探偵「なるほど……」
依頼人「……申し訳ありません。私には出せる情報がありません」
探偵「いやいや。その交友関係や一年前までよく顔を出していたであろう場所を教えてください」
依頼人「え、ええ」
探偵「見つけてきますよ、必ず」
依頼人「お願いします!!」
助手「ふんふーん……」プリンッ
依頼人「……」
探偵「助手を凝視しないようにお願いします」
依頼人「は、はい!!」
探偵「ま、無理もないですがね。ふふ」
-
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 14:56:40.04 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「さて、いこうか」
助手「うおー!!もえてきたっすよー!!」
探偵「熱くなりすぎないようにな」
助手「めらめらー!!」
探偵「ふっ……可愛い奴め」
助手「さ、行きましょう!!」ズンズン
探偵「行き先は知っているのか?」
助手「妹さんが通ってた学校からじゃないんすか?!」
探偵「よくわかってるな」
助手「えへへ~」
探偵「依頼人の妹は22歳。大学生。今は23歳だな」
助手「なにがあったんでしょうね。気になりますね」
探偵「それを調査するのが私たちだ」
助手「うっす!うっす!!」
探偵「いくぞ」
-
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:01:04.67 ID:iJiDLmCf0
-
大学
助手「今から潜入調査っすね」
探偵「ま、大学だから私服で入っても怪しまれはしないが」
助手「いきましょう!!」
探偵「……」
助手「わたしはたんて~い、なんじけんも~ひとひねり~♪」
探偵「ふー……」
探偵(なんてヒップだ。引き締まっているだけではなく、確かな弾力性も見て取れる……)
探偵(思わず噛み付きたくなるお尻とはこういうのを言うのだろうな……)
探偵「……」ジーッ
「なにあの人……?」ヒソヒソ
「警備員呼んだ方よくない?」ヒソヒソ
助手「所長……あの、そんな至近距離でお尻を見つめられると……流石に照れるっす……」
探偵「あ、しまった……すまない……」
助手「もう……」
-
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:05:33.08 ID:iJiDLmCf0
-
助手「じゃあ、一年前からぱったりと?」
「そうですね。何の連絡もないんで、こっちも心配してるんですよ」
助手「ほうほう」
探偵「……」ジーッ
助手「ところで、この方が退学する直前のこととかって知ってますか?」
「そうですねぇ……」
助手「変なところに行ってるとか、変な男とつるんでたーとか」
「大阪に行きたい。とかなんとかは聞いた覚えがありますね」
助手「大阪」
探偵「……」ジーッ
「ところで、後ろの人は……?」
助手「え?!あー!!所長!!どうしてじぶんのお尻をみるんすかぁ!!真面目にやってくださいっす!!」
探偵「え?あ、ああ。これは失敬」
助手「もう!」
(ヘンタイか……?)
-
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:11:18.32 ID:iJiDLmCf0
-
事務所
探偵「大阪だな」
助手「でも部活や同じゼミの友人には一切、言ってなかったのがきになりますね」
探偵「漏らしていたのは、同講義で一緒だったわずかな人だけ」
助手「なんかあるんすかね」
探偵「失踪する前、親類に知られたくないのなら普通は誰にも漏らさない」
探偵「でも、大抵の場合は引き止めて欲しいと心のどこかで思うもの」
助手「だから親しい友人には言わずに、浅い知人にだけ?」
探偵「相談したんだろ」
助手「なるほど」
探偵「じゃあ、大阪に行こうか」
助手「うっす!!支度するっす!!」
探偵「ふー……」
探偵「ホテルの手配も……」
探偵「はっ……!!ホテル……。同室……にするべきか……?経費削減ということで……」
-
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:20:00.56 ID:iJiDLmCf0
-
大阪駅
助手「きたー!!」
探偵「……」
助手「なんでやねん」ビシッ
探偵「騒ぎすぎだ」
助手「すんません」
探偵「ホテルに行こうか」
助手「うっす!!」
探偵「ところで……」
助手「なんすか?」
探偵「その……手違いがあって……ホテルは一部屋しか借りれなかった……」
助手「へええ!?!?」
探偵「ま、問題はないか」
助手「いや……」
探偵「行こうか」
-
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:22:39.39 ID:iJiDLmCf0
-
ホテル
助手「よいしょっと」
探偵「大阪か……騒がしいが、東京も似たようなものだな」
助手「そうっすね」
探偵「……」
助手「あのぉ」
探偵「なんだ?」
助手「なんでシングルの部屋なんすか?」
探偵「なにか?」
助手「ベッド、ひとつじゃないっすか」
探偵「気にするな」
助手「じぶんはどこで寝ればいいんすかぁ!?」
探偵「私と一緒にねればいい」
助手「ほ、ほんきっすか……?」
探偵「経費削減だ」
-
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:26:23.53 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「さて、じゃあ聞き込みから行こうか」
助手「あのあの!!」
探偵「なんだ?」
助手「……」
探偵「どうした?」
助手「いえ……なんでも……」
探偵「いくぞ」
助手「うっす……」
助手(これは……立場を利用したパワーハラスメント……?い、いや……セクシャルハラスメント……?)
助手(まさか……所長はじぶんのことが……)
助手「マジっすか……」
助手「まじっすかー!!!」
探偵「うるさいぞ」
助手「す、すいません……」
-
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:38:29.64 ID:iJiDLmCf0
-
飲食店
探偵「そうですか」
「すいません」
探偵「ありがとうございます」
「えっと……あなたは?」
探偵「私はこの女性の行方を追っているのです」
「そうですか」
探偵「それでは」
助手「……」
探偵「ここも駄目だったな」
助手「そっすね……」
探偵「どうした?悩み事か?」
助手「え!?」
探偵「お尻を見ていれば分かるぞ」
助手「な、なにをいってんすか!?」
-
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:41:06.67 ID:iJiDLmCf0
-
夜 ホテル
探偵「ふー……今日は収穫がなかったな」
助手「残念っすね」
探偵「……風呂でもはいったらどうだ?」
助手「え?」
探偵「ふー……」
助手「じゃあ、お先に失礼するっす……」
探偵「ゆっくりでいいぞ」
助手「……あの」
探偵「なんだ?」
助手「の、覗かないでくださいね?」
探偵「……ああ」
助手「それじゃあ……」
探偵「……」
探偵「さてと……」
-
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:46:37.53 ID:iJiDLmCf0
-
浴室
助手「はぁ……」
助手(所長……もしかして……じぶんのことを……)
助手(いやいや!!ありえない!!)
助手(じぶんの魅力はこのお尻だけだし……)ペチンッ
助手(体なんて……別に……)
助手(でも……もしかしたら……)
助手「うー!!!」
助手「だめだめだめ!!!仕事できてるんすから!!」
助手(それに所長はそんなことしないっす!!)
助手「……」
助手「ん……?視線を感じる……」
助手「気のせい……?」
探偵(よし……この風呂場は狭い……。大抵は入り口に背を向ける姿勢でシャワーを浴びることになる)
探偵(ゆえにこうして扉の隙間から覗けば、お尻が……見える……ふふ……)
-
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:51:04.59 ID:iJiDLmCf0
-
探偵(なんて美尻だ……)
探偵「ふー……」
探偵(私の目に狂いはなかったな……)
助手「ふんふーん」ゴシゴシ
探偵(泡が滴り、尻を伝い……落ちていく……)
探偵(すばらしい……すばらしいよ……君のお尻は……)
探偵(この絶景を写真に……)
ピローン
助手「!?」
探偵(しまった……携帯のカメラは音がでるんだった……)
助手「所長!!いるんすか?!」
探偵「部屋の写真をとっていただけだ!!」
助手「あ、そうっすか」
探偵「すまんな、驚かせて」
探偵(危ないところだった……だが、この一枚は素晴らしい。永久保存確定だ……)
-
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 15:55:15.98 ID:iJiDLmCf0
-
助手「あ、あの……お風呂、あきました……っす」
探偵「では、私も入ろうかな」
助手「……」
探偵「なんだ?」
助手「い、いえ……」
探偵「ふー……」
助手「……」
助手「いまだ……」
助手「すいません、所長!!疑ってるわけじゃないっす!!」
助手「ただの確認なんっす!!」
助手「……所長の携帯電話……」
助手「……」ピッ
助手「……」ポチポチ
助手「あ、部屋の写真っす」
助手「ふー、流石に盗撮はないっすよね。もう、じぶんのバカバカっすよ。あはは」
-
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:02:53.75 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「ふむ……少し水圧が物足りないな……」
探偵「まぁ、いいか……」
助手「ひゃっほーい!!」
探偵「……」
探偵(何を騒いでいるのか……)
探偵(さて……)
探偵(依頼人の妹さんの行方は二の次でいい)
探偵(既に行き先の目星もついているしな……)
探偵(この出張の真の目的は……)
探偵(助手のお尻を心いくまで堪能することにある)
探偵(こういう遠出する依頼は正直、珍しいからな……)
探偵(仕事という名目ならば、助手の警戒心も然程ありはしない)
探偵(この夜が……第一の山場だな……)
探偵「ふふふ……ふふふふふ……あーっはっはっは」
助手「所長が風呂場で笑ってるっす……なんか、あったんすかね……?」
-
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:06:08.76 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「さっぱりした」
助手「ぶふっ!?なんで素っ裸で出てくるんすか!!」
探偵「別にいいではないか」
助手「目のやり場にこまるっす!!」
探偵「ふふん。そういう顔も可愛いな」
助手「やめてくださいっす!!」
探偵「今日はもう寝るか」
助手「そうっすね」
探偵「さ、くるんだ」
助手「え?」
探偵「私の隣で寝ろ」
助手「またまたー」
探偵「……」
助手「ま、マジッすか……?」
探偵「こい」
-
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:11:27.56 ID:iJiDLmCf0
-
助手「……」ドキドキ
探偵「背中合わせで寝れば問題ないだろ?」
助手「ま、まあ……」
探偵「……おやすみ」
助手「お、おやすみなさい……」
探偵「……」
助手(ひー……予想はしてたけど……やっぱりこうなるんだ……)
助手(いや……でも所長のことっす。じぶんに手を出すことはないはずっす……)
探偵(赤外線暗視カメラ……まさかこんなところで役に立つとは……)ゴソゴソ
探偵(君が寝ている間、ずっとお尻を撮影させてもらうよ……)
探偵(悪いね)
助手「……」ドキドキ
探偵「……」ゴソゴソ
探偵(うん。ここに固定していればいいだろう。よく撮れている。興奮してきたよ)
助手(寝れない……)
-
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:15:36.38 ID:iJiDLmCf0
-
助手「……」ドキドキ
探偵「すぅ……すぅ……」
助手「所長……?ねちゃったっすか?」
探偵「んー……すぅ……」
助手「寝てる……」
助手「はぁ……」
助手(じぶんは何を疑ってたのか……)
助手(所長がそんなことするわけないのに……)
助手(じぶんも寝ないと)
助手「……」
助手「ん?」
助手「なんか……ある……」ゴソゴソ
助手「……カメラ?」
助手「なんで……?」
探偵「すぅ……おしりぃ……うまほぉ……」
-
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:20:14.00 ID:iJiDLmCf0
-
助手「……」スルスル
助手「無線で映像を飛ばす盗撮用のカメラっすね、これ」
助手「んー?」
助手「なんでこんなものが……?」
助手「所長、所長」ユサユサ
探偵「ん?なんだぁ?」
助手「あの、ベッドの中に隠しカメラが」
探偵「え?なに……?」
助手「なんすかね?これ」
探偵「そうか……ホテルにはこういう盗撮用のカメラをおいて客の行動を監視するところもある」
助手「それって犯罪じゃないっすか!?」
探偵「私が明日、フロントで言うよ」
助手「お願いしまっす!!」
探偵(危ないところだった……)
助手(絶対嘘だ……)
-
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:24:40.90 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「さ、もう寝よう。このカメラは私が―――」
助手「じぶんがあずかるっす」
探偵「え……」
助手「おやすみなさいっす」
探偵「待って」
助手「なんすか?」
探偵「かえし―――いや、私が預かる」
助手「明日、一緒にフロントでいいましょう」
探偵「待て……よこせ」
助手「いやっす」
探偵「なんでだ!?」
助手「なんで所長、そんな必死なんすか?誰が持っててもいいじゃないっすか」
探偵「君の身に余るものだ」
助手「ただのカメラじゃないっすか」
探偵「うぐ……」
-
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:31:00.31 ID:iJiDLmCf0
-
助手(この反応……確実に所長の私物っすね……)
探偵「……」オロオロ
助手(でも、ベッドの中に仕掛けて……なにを……?)
探偵(冷静になれ……冷静に……)
探偵(焦れば負けだ……)
助手(ベッドの中なんて撮っても……意味が……)
探偵「……分かった。白状しよう」
助手「え?」
探偵「ふー……カメラの性能を試したかったんだよ」
助手「じぶんに内緒で?」
探偵「あと、君の洞察力も知りたかった。初めての仕事だからな」
助手「所長……!!」
探偵「まさかこんなに早く看破されるとは……君はすばらしいな」
助手「嘘っすね?」
探偵「……」
-
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:37:54.78 ID:iJiDLmCf0
-
助手「洞察力を試すなら今回の依頼を一人でやってみろーってほうが絶対にいいっすよ」
探偵「ちっ……」
助手「所長……?」
探偵「……」
助手「……」
探偵「君は嘘を見破るのが得意なのか?」
助手「目を見ればわかるっすよ」
探偵「探偵にはもってこいの特技だな」
助手「で、どうしてこんなカメラを?」
探偵「性能を見ていた」
助手「ほんとっすかぁ?」
探偵「本当だ」
助手「まあ、それならいいんすけど」
探偵(ふー……あぶない)
助手「でも、今度からは一声かけてくださいね!」
-
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:45:21.21 ID:iJiDLmCf0
-
探偵(仕方ない……)ゴソゴソ
助手「……ん?」
探偵(直に見るか……)
助手「所長!!」
探偵「なんだ?」
助手「枕のほうに足をもってきてどうするんすか!!」
探偵「寝相が悪いんだよ。私は」
助手「意識があるうちにっすか!?」
探偵「ふっ」
助手「もう……何がしたいんっすか……?」
探偵「寝やすい姿勢を探すのは当然だろうに」
助手「にしたって……」
探偵「きにするな」
助手「息苦しくなると思うっすよ?」
探偵「ノープログレムだよ」
-
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 16:56:17.40 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「……」ハァハァ
助手(やっぱり息苦しいんじゃ……)
探偵(匂いまで……最高じゃないか。ここが桃源郷だな)
助手「……」
探偵(あぁ……噛み付きたい……でも……そんなことしたら……きっと嫌われる)
探偵(今日は見るだけ……見るだけ……)
探偵(みる……だ……け……)
助手「ううん……」プリンッ
探偵「がうぅ!!!」ガブッ!
助手「ぎゃぁぁぁ!!!」
探偵「君が悪いんだ!!君が……こんなお尻をしているから!!」
助手「いたい!!いたい!!!」
探偵「ぐるるるる!!!」
助手「やめて!!!やめてー!!!」
-
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:04:20.84 ID:iJiDLmCf0
-
翌朝
助手「……」
探偵「ごめん……」
助手「こんなお尻じゃ結婚できないっす……」
探偵「……」
助手「……さいてー」
探偵「だから……謝ってるじゃないか」
助手「信じてたのに……」
探偵「……」
助手「……依頼はどうすんすか?」
探偵「あ、ああ……じゃあ、行こうか」
助手「お尻……ヒリヒリする……」
探偵「あの……」
助手「……」プイッ
探偵(どうやら、私は難事件に巻き込まれたようだな……)
-
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:15:48.09 ID:iJiDLmCf0
-
街
探偵「……」
助手「……」
探偵(すっかり嫌われたな……)
探偵(どうしたらいいか……)
助手「所長」
探偵「な、んだ!?」
助手「ここで聞き込みじゃないっすか?」
探偵「あ、ああ!そ、そうだな!!」
探偵「いこうか!!」
助手「……」
探偵「ごめんください」
妹「はい」
探偵「あ」
助手「いた」
-
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:18:32.72 ID:iJiDLmCf0
-
喫茶店
助手(ここでアルバイトをしてたんすね……)
妹「兄が……」
探偵「ええ」
妹「私は帰りません」
探偵「どうしてですか?」
妹「……いえません」
探偵「居場所をお兄さんにお伝えしても?」
妹「やめてください!!」
探偵「……」
妹「言わないで……絶対に……」
探偵「……分かりました。今日のところは失礼します」
妹「では……」
探偵「……ふむ」
助手「……」
-
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:22:04.24 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「なるほど……」
助手「何かわかったんすか?」
探偵「彼女もまたお尻が素晴らしいな」
助手「……さいてーっすね」
探偵「まて!!君が一番だ!!」
助手「それで、どうするんすか?」
探偵「おい……そんな冷たい目をするな。悲しくなるだろ……」
助手「で、これからどうするんすか?」
探偵「……」
助手「……」
探偵「そ、そうだな……。もう少し彼女の調査を行うか」
助手「どうしてっすか?お兄さんに居場所を伝えればハッピーエンドじゃないっすか」
探偵「そうなるとこの出張が終わってしまう」
助手「意味わかんねーっす」
探偵「とにかく調査だよ」
-
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:30:14.78 ID:iJiDLmCf0
-
大阪城
探偵「ここだよ」ムフー
助手「……」
探偵「たこ焼きでも食べるか?」
助手「いらねーっす」
探偵「ソフトクリームもあるぞ?」
助手「いらねーっす」
探偵「……」
助手「……」
探偵「大阪城、のぼるか?」
助手「興味ないっすから」
探偵(落ち着け……)
探偵(まだ大丈夫だ……焦ると負ける……)
探偵(この難事件を見事に解決してこそ、探偵じゃないか……)
助手(お尻……まだ噛み付かれたときの感覚が残ってる……)
-
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:34:42.90 ID:iJiDLmCf0
-
ホテル
探偵「なに!?別室だと!?」
助手「当たりまえっすよ!!もう同室なんてごめんこうむるっす!!」
探偵「しかし……経費削減……」
助手「……じゃあ、じぶんは事務所でお留守番してるっす」
探偵「な……!!き、君が協力したいっていったんじゃないかぁ!!」
助手「そりゃいいましたけど、お尻が被害をうけるなんて考えてなかったっすから!!」
探偵「ぐっ……」
助手「……」
探偵(まて……冷静になれ……)
探偵(ここで帰らせるほうがメリットはない……)
探偵(引き止めるしかないな……)
探偵「分かった、部屋をもうひとつ取ろう」
助手「……どうもっす」
探偵(ここに滞在している間はいくらでもチャンスはある……)
-
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:36:09.32 ID:rsEuiy3i0
-
凄まじい執念だな
-
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:37:40.45 ID:iJiDLmCf0
-
助手「ふー……」
助手(所長にはほんと、マジびっくりっすよ)
助手「……」
助手「お尻……まだうずくなぁ……」
トントン
助手「はーい」
探偵「どうだ?新しい部屋は」
助手「眺めもいいし、いい感じっすね」
探偵「そうか」
助手「なんすか?」
探偵「いや……ベッドの調子を……」
助手「おい」
探偵「な、なんだ?」
助手「その手に持ってるのみせるっす」
探偵「……」
-
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:42:34.22 ID:iJiDLmCf0
-
助手「カメラっすか……」
探偵「たまたま持っていただけだ」
助手「こんな高性能小型カメラをっすか?」
探偵「私は探偵だからな」ムフー
助手「開いた口が閉まらないっすよ」
探偵「君のお尻はいつでも引き締まっている」
助手「でてけ」
探偵「やれやれ」
助手「こっちの台詞っす」
探偵「では、失礼」
助手「もう……」
バタン
探偵(くく……見事に引っかかったな)
探偵(カメラを仕掛けるつもりなど初めからない。あのカメラはフェイクだ)
探偵(本当は扉の鍵に細工をしたのだよ。カメラを見つけたことで、もう他の場所を怪しむことはしないだろう……くく……)
-
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:45:38.90 ID:iJiDLmCf0
-
夜
助手「そろそろねるかー!!」
助手「……」
助手「所長……」
助手「―――すぅ……すぅ……」
ガチャ
探偵「……よし」
探偵「……」
助手「すぅ……すぅ……」
探偵「寝ているな……」
探偵「布団をめくれば……」ペラッ
探偵「桃源郷が現れる……」
探偵「まずは拝むか」
探偵「いいお尻だ」
助手「ううん……」
-
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:46:44.70 ID:wWYu8txW0
-
探偵ェ
-
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:50:41.31 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「さてと……次はパンツをずらして……」ソーッ
助手「ふぅ……?」ズルッ
探偵「ふふ……」
探偵「いいぞ……実にいい……」
探偵「ご飯、丼で五杯はいけるな」
探偵「さて……噛み付きたいな……」
探偵「昨日は布の上からだったから、味を確かめられなかった」
探偵「かといって、これ以上の嫌われると危険だ。助手が辞めてしまうかもしれない」
探偵「だから……舐める」
探偵「ふふ……優しく舐めれば……問題はないはずだ」
探偵「では……いくか……」
助手「むぅ……」
探偵「……」ハァハァ
探偵「……じゅる、じゅぱ、ぷちゅぅ……!」
助手「―――ひやぁぁぁぁぁ!!!!!」
-
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:51:44.34 ID:wWYu8txW0
-
やりやがったwwwwww
-
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:54:11.36 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「やばい……隠れろ……」
助手「おそいっす!!!」ガシッ
探偵「おぉ?!」
助手「……」
探偵「何をする!はなせ!!」
助手「なにしてんすか?」
探偵「……この部屋に監視カメラがないか探しにきたんだ」
助手「もう探したっすよ、じぶんで」
探偵「そ、そうか……」
助手「……」
探偵「にゃん☆」
助手「辞表、出します」
探偵「待て!!早まるな!!」
助手「早まってないっす!!むしろかなり遅らせたほうっす!!」
探偵「一時の感情に流されてはいけないない!!」
-
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 17:58:01.01 ID:iJiDLmCf0
-
助手「一時の感情じゃないっす!!」
探偵「くっ……」
助手「もうやだ!!さいてー!!ど変探偵!!」
探偵「その言い方はあんまりだ」
助手「ふん……!」
探偵「……わかった。もうしない。誓うから」
助手「信じられないっす」
探偵「頼む……この通りだ……」ザッ
助手「な……!?ど、土下座したって……だめっすから……!!」
探偵「おねがいだ……!!やめないでくれ……!!」
助手「……」
探偵「たのむ……!!」
助手「……もう、しないっすね?」
探偵「ああ!!絶対にしない!!」
助手「じゃあ……いいっすけど……」
-
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:01:17.63 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「おぉ……!!」
助手「……」プイッ
探偵「ありがとう!!」ギュゥゥ
助手「ちょっと!!抱きつかないでくださいっす!!」
探偵「嬉しいよう!!」スリスリ
助手「もう……!!」
探偵「……」サワサワ
助手「おい」
探偵「なんだ?」ムニュムニュ
助手「お尻、触ってるっすよ?」
探偵「ああ、うっかり」
助手「反省……してないんすね?」
探偵「してるしてる」サワサワ
助手「……」ギュゥゥ
探偵「いたたた!!!手を抓るな!!」
-
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:06:37.43 ID:iJiDLmCf0
-
翌日
探偵「よし。じゃあ、依頼人の妹さんの身辺調査といこか」
助手「それがなにになるんすか?」
探偵「何かにはなる。無駄にはならないよ」
助手「ならいいっすけど……」
探偵「よし、いこう」
助手「はぁ……」
探偵「どうした?お尻に張りがないぞ?」
助手「そうかもしれないっすね。どこかの変態がじぶんのお尻を執拗に追い回すんで」
探偵「ふん……。君がそんな魅力的過ぎるお尻をしているからだよ。人の所為にしてはいけない」
助手「……」
探偵「人間とは業の深いものだ」キリッ
助手「帰ったら辞表だすんで。お願いします」
探偵「まて!!絶対に受理はしないからな!!」
助手「しないと訴えるっすからねっ!!」
-
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:13:41.60 ID:iJiDLmCf0
-
地下バー
「ああ、その子か」
探偵「やはり知っているんですね?」
「よくこの店に来てるからね」
探偵「なるほど……」
「なんで?」
探偵「関係者なんです。でも、最近めっきり会えなくなって。それで今、少し調べているのですよ」
「ふーん」
探偵「どうして大阪に着たか、知ってますか?」
「アニキから逃げてきたとは言っていたな」
助手(逃げてきた……?)
探偵「お兄さんですか。仲が悪かったとか?」
「いや。日常的に暴力を振るわれていたらしい」
探偵「……」
「酷い兄貴もいたもんだよ」
-
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:19:02.90 ID:iJiDLmCf0
-
助手「あの、所長……」
探偵「なるほどね……」
助手「この依頼……どうするんすか?」
探偵「どうしたらいいと思う?」
助手「え……?」
探偵「私たちは探偵だ。依頼人の依頼を遂行して初めて仕事をしたことになる」
助手「そうですけど……」
探偵「それに気になることもある」
助手「なんすか?」
探偵「彼女が日頃から暴力を受けていたとすれば、どうして警察に連絡をしないのか」
探偵「周囲の親類、友人に話さなかったのか……」
探偵「何故、親しくもない知人に逃げることをさりげなく伝えたのか……」
助手「……」
探偵「彼女のところに行こうか」
助手「は、はいっす!!」
-
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:20:34.26 ID:/BCiJQfm0
-
急に探偵っぽい
-
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:22:00.03 ID:iJiDLmCf0
-
喫茶店
探偵「……そこのお尻の素敵な人」
妹「え?」
探偵「そう、君だ」
妹「な、なんですか……?」
探偵「恥らう姿もまた、いいね」
助手「ふん……!!」ギリギリ
探偵「いたいよ。足、踏んでるから」
妹「あの……」
探偵「色々、訊きたいことがあります」
妹「……帰ってください」
探偵「お兄さんと……どういった関係だったのですか?」
妹「……?!」
助手「へ?」
探偵「もう推測はできてます。私から話しましょうか?」
-
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:28:25.67 ID:iJiDLmCf0
-
妹「……どうぞ」
探偵「どうも」
妹「……」
探偵「貴女とお兄さんは……特別な関係にあったのではないですか?」
助手「え?!」
妹「……っ」
探偵「否定してくれても構いません。これまでの情報を元に推論を述べるだけですから」
探偵「お兄さんに暴力を受けていたということを色々な人に話しているようですね?」
妹「え、ええ……」
探偵「では、どうして警察に相談しなかったのですか?親でもいいし、親しい友人でもよかった」
探偵「なのに貴女は誰にも話さず、ただ地元から去ることだけを浅い関係の知人にだけ語った」
妹「……」
探偵「お兄さんのことを話したくなかった……好きだから……」
妹「それは……」
探偵「そして本当は兄の傍から離れたくないという心理が働き、知人らに去ることを漏らしてしまった。違いますか?」
-
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:32:32.85 ID:iJiDLmCf0
-
助手(所長が探偵してる……!!)
妹「……その通りです。私は兄を愛してます。一人の男性として」
探偵「それは今でも?」
妹「はい」
探偵「暴力を受けていても……ですか」
妹「暴力といっても……兄はすこし偏った……性癖があるので……」
探偵「どういうことです?」
妹「お尻……」
助手「!?」
探偵「ほう……?」
妹「兄はお尻が好きで……。よく、ぶたれました」
探偵「お尻を?」
妹「はい……。拒否すると……その……兄が荒れて……何をされるかわからなくて……」
探偵「なるほど。愛してはいるけど、それが嫌になったと」
妹「はい」
-
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:34:18.89 ID:/BCiJQfm0
-
探偵って探偵だったのか
-
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:34:50.39 ID:f/TW+6aK0
-
そういや助手のお尻に反応していましたね…
-
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:37:48.65 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「貴女のお尻も見事なものですからね。無理はない」
助手「……」ギュゥゥ
探偵「いたいから。手のひらを抓るのはいたいから」
妹「……中学校に入ったときから兄の暴力は始まりました」
妹「でも、普段は優しくて……いつも私のことを……愛してくれていて……」
探偵「よくあることです」
妹「私……どうしたらいいか……」
助手「所長……どうするんですか?」
探偵「私は探偵です。お兄さんに貴女の現在を伝えます」
妹「それが……お仕事……ですものね……」
探偵「貴女が困惑していることも全て、話します」
妹「え……」
探偵「お兄さんも貴女を愛している。だから、探偵まで雇って探している」
探偵「貴女がまだ会いたくないとわかれば、お兄さんも無理に会おうとはしないはずです」
妹「はい……そうかもしれませんね……」
-
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:42:07.67 ID:iJiDLmCf0
-
妹「ありがとうございました」
探偵「それでは」
妹「あの!」
探偵「はい」
妹「兄に……愛していますとだけ、伝えてください」
探偵「分かりました」
妹「……」ペコッ
助手「はぁー……」
探偵「どうした?バカみたいに口をあけて」
助手「あ、いえ……所長が探偵だったを再確認してしまったっす」
探偵「全く……何を言ってるんだ」
助手「ちょっと……しびれたっす……」
探偵「ふっ。さ、ホテルに戻ろう。明日、新幹線で帰るぞ」
助手「うっす!!」
探偵(よし……今晩は何をしても許されるぐらいに好感度は上がったはずだ……)
-
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:46:25.27 ID:iJiDLmCf0
-
夜 ホテル
助手「うー!!やっぱ、所長かっこいいっす!!」
助手「普段、アレなのは全部相手を油断させるための演技にちがいないっす!!」
助手「くー!!!」
助手「私は、探偵です」キリッ
助手「あはっ!かっこいぃー!!!」
助手「もう一生ついていくっす!!これは永久就職っす!!!」
助手「うー!!」バタバタ
トントン
助手「あ、はーい」
探偵「お邪魔するよ」
助手「所長……ど、どどど、どうしたんすか!?」
探偵「少し、話でもしようと思って。ハイ、ジュース」
助手「どうもっす!!」
探偵(睡眠薬入りだけどね……)
-
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:51:22.42 ID:ojt7vCbr0
-
もう駄目だこいつ
-
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:51:50.01 ID:iJiDLmCf0
-
助手「あ、ああの……」
探偵「ほら、ジュースが温くなる。早く飲んだほうがいい」ハァハァ
助手「えっと……今日、すごくかっこよかったっす……」
探偵「ありがとう。さ、ジュースを飲むんだ」ハァハァ
助手「えと……所長?」
探偵「なんだ?」
助手「じぶん……所長にずっとついていきたい」
探偵「え……」
助手「今日の仕事ぶりを見て、改めてそう思いました」
助手「家を追い出された私に仕事と住む場所を与えてくれたからじゃない」
探偵「……」
助手「じぶん、所長が好きです」
探偵「お……おい……」
助手「だから……ずっと、助手でいさせてください!!」
探偵「う、うん……いい……よ……うん……」
-
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:55:29.52 ID:iJiDLmCf0
-
助手「ありがとうございます」
探偵「全く……君を手放すつもりなんてないがな」
助手「所長……!!」
探偵「そこまで信頼されているのは……少し驚きだよ……」
助手「えへへ。所長も照れるんっすね。かっわいー!!」
探偵「上司をからかうな」
助手「じゃあ、これ、頂きますね」
探偵「まて!!」
助手「なんです?」
探偵「そちらは駄目だ。こっちにしなさい」
助手「なんでっすか?」
探偵「いいから」
助手「こっちでいいっすよ」
探偵「いや。心が痛むからだめだ」
助手「……なんか、盛ったっすか?」
-
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 18:59:31.73 ID:iJiDLmCf0
-
探偵「言いがかりはよしたまえ」
助手「じゃあ、飲んでくださいっす」
探偵「おふぅ……!?」
助手「ほら。ぐっと、一気に飲んでくださいっす」
探偵「やめろ」
助手「なんだ!?睡眠薬でも盛ったっすか!?」
探偵「なんで分かった?証拠は?」
助手「その発言っすよ!!ばかー!!」
探偵「誘導尋問か。やるな」
助手「所長がバカなだけっす!!」
探偵「やめろ……」
助手「おら!!のめ!!」
探偵「おま……訴えるぞ?」
助手「じぶんが勝つっすよ!!」
探偵「それもそうか……」
-
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 19:03:35.98 ID:iJiDLmCf0
-
数日後 事務所
依頼人「そうですか……」
探偵「……はい。まだ、心の整理ができていないと、言っていました」
依頼人「ありがとうございます。妹にはまだ当分、会えそうにないですね」
探偵「これで依頼は達成ということで、よろしいですか?」
依頼人「ええ」
探偵「そうそう。妹さんから伝言です」
依頼人「え?」
探偵「―――愛している」
依頼人「……すいません」ウルウル
探偵「お気をつけて」
依頼人「はい……」ポロポロ
助手「ふんふーん」プリンッ
依頼人「……いい尻だなぁ……」
探偵「あのお尻は私のです」キリッ
-
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 19:09:21.17 ID:iJiDLmCf0
-
助手「依頼人さん、帰りましたか」
探偵「お前のことをいいお尻だと言っていた」
助手「それ、伝えなくてもいいっす」
探偵「そうか」サワサワ
助手「おっと、手が滑って熱々のお茶が所長の手に」バシャ
探偵「がゃ!?!」
助手「セクハラっすよ?」
探偵「く……なんてやつだ……クビにしてやるぞ……」
助手「ふふん。別に反撃が怖くないならお尻、どうしたっていいっすよ?」
探偵「マジか!?」
助手「でも……容赦はしないっすからね?」
探偵「難事件だよ……これは……」
助手「マジッす!?触れなきゃいいだけなのに?!」
探偵「いや、触れるさ。―――だって、私は君のことが大好きだからね」キリッ
助手「なんか全然嬉しくないけど。ありがとうございます。私も好きっすよ、所長♪」
END
-
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 19:14:47.91 ID:f/TW+6aK0
-
乙。いい話だった
-
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 19:16:21.10 ID:lhbD9dag0
-
乙
助手のお尻に顔をうずめたい
-
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 19:30:49.07 ID:wnaWA4skO
-
乙
いいキャラだった
-
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 19:32:25.40 ID:TDTdA33FO
-
結局
探偵⇒男
助手⇒女
だったのか?
難事件だよこれは
-
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 19:39:50.13 ID:kl9lBi8w0
-
乙
分からない所にロマンがある
-
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 19:40:52.76 ID:bVvZxgvr0
-
性別は迷宮入り、か……乙

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