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綾乃「ナイショの話」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:40:18.07 ID:hHCSW+98O
綾乃「あの、これ、ここだけの話よ……?」
綾乃「あのね……私ね……」
綾乃「歳納さんが好きなの……」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:41:24.87 ID:hHCSW+98O
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綾乃「きゃー!言っちゃったー!///」キャーキャー
千歳「……」
綾乃「だ、誰にも言わないでよ?池田さんだから話したんだから……///」
千歳「……」
綾乃「ナイショにしててね///」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:42:17.95 ID:hHCSW+98O
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千歳「杉浦さん、ちょっとええかな……?」
綾乃「なぁに?」
千歳「えーと、なんでうちに今そんなこと教えるん?」
綾乃「え……?」
千歳「いや、今うちら別にそんな話してへんかったやん?」
綾乃「そ、そうだったかしら……?」
千歳「え、忘れたん?今話しとったこと全部忘れて、いきなり赤裸々告白したん?」
綾乃「ご……ごめんなさい……」シュン
千歳「いや、いいんやで?別に、杉浦さんの話聞くん嫌いやないし……」
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:43:16.91 ID:hHCSW+98O
千歳「けどなぁ、よりによって今、そんな赤裸々告白されるとはなぁ……」
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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:44:06.19 ID:hHCSW+98O
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千歳「まず確認せえへんといけんのは、今、うちと杉浦さんがどこにおるんかや」
綾乃「ここ?ここは……体育館裏……かしら」
千歳「その通り、体育館の裏っ側や」
千歳「そんでもう一つ、なんでうちと杉浦さんが体育館裏なんかにおるんかや」
綾乃「ええと……なんで?」
千歳「……」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:44:49.32 ID:hHCSW+98O
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千歳「これは……相当ショックやったんやなぁ」
綾乃「え?なんで?ショックって何よ!?」
千歳「……知りたい?」
綾乃「……知りたい」
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10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:45:52.34 ID:hHCSW+98O
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千歳「まず、うちが杉浦さんをここに呼び出したんや……」
綾乃「ふーん、そうなのね」
千歳「それすら覚えてないんか……」
綾乃「で、私を呼び出した理由はなんなの?」
千歳「……あることを話すため……」
綾乃「へぇー、何を?」
千歳「うちが、杉浦さんを好きや……ってこと」ウルウル
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12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:47:52.42 ID:hHCSW+98O
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綾乃「……へ?」
千歳「さっきうちが告白したら、急に倒れて……意識が戻った思うたら、今度は歳納さんの話しだして……」ポロポロ
千歳「うちの話したことなんて……ほとんど覚えてへんかった……」シクシク
綾乃「えええええっ!?いいい、池田さんが……私に告白ぅ!?」
千歳「そうや……勇気振り絞って……見事玉砕や」アハハ
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13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:48:37.15 ID:hHCSW+98O
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綾乃「あわ、あわわわわわわ………///」ブクブク
バタンッ
千歳「ああ……また倒れてもうた……」グスン
千歳「もうええわ……杉浦さん保健室に運ぼ……」ヨイショッ
千歳「また……忘れてくれとったら……ただの友人に戻れるかなぁ……」
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14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:50:10.20 ID:hHCSW+98O
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…………………
綾乃「……う……ん?」
綾乃「あれ……ここは……?」
京子「あ、綾乃起きた!」ニコッ
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15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:51:09.08 ID:hHCSW+98O
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綾乃「……えっ!?と、歳納さん!?ななななんでここに!?///」
京子「いや、なんか知らないアドレスから『杉浦綾乃さんが保健室で倒れてる』ってメールが来て、慌てて見に来たらベッドで綾乃がグッスリ……っていう」
綾乃「保健室の……ベッドで……?」
綾乃「……ああっ!!!」
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:52:17.76 ID:hHCSW+98O
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京子「うわっ!な、なんだよ急に……」アセッ
綾乃「い、今何時!?」
京子「え……何時だろ、下校時間が近いのは確かだけど」
綾乃「ありがとっ!」ダッ
京子「ちょ、急に動いたりして大丈夫なの!?安静にしてた方が……」
綾乃「大丈夫!ちょっと忘れ物を思い出してねっ!じゃ!」
京子「あっ……」
京子「……ちぇ……せっかくの二人きりだったのになぁ」
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:53:36.92 ID:hHCSW+98O
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…………………
千歳「……」トボトボ
綾乃「待って!!」
千歳「!」
綾乃「はぁっ、はぁっ……や、やっと追い付いたわ……」ゼェゼェ
千歳「杉浦さん……どしたん?帰り道はこっちとちゃうはずやけど……」
綾乃「思い……出したのよ……」ハァハァ
千歳「!!」
千歳「な、何を……?」
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18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:55:00.93 ID:hHCSW+98O
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綾乃「あなたに、告白されたことをよっ!」
千歳「……あれはもう、忘れて」プイッ
綾乃「そうはいかないわよ……私、返事してないもの」
千歳「返事はわかっとるし……」
綾乃「ごめんなさいっ!!!」
千歳「……な……うちの予想通りや……」ジワァ
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21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:55:54.73 ID:hHCSW+98O
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綾乃「あっ、や、ちが、違うのっ!!」アワアワ
綾乃「この『ごめんなさい』は、私があなたの精一杯の告白してくれた時に、失礼なことばかりしちゃったから……それの謝罪よ」
綾乃「本当に、ごめんなさいっ!」
千歳「な、なんや、すごいドキドキしたやんか……」
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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:57:09.84 ID:hHCSW+98O
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千歳「けど、歳納さんが好きなんやろ?……今度から友人として、応援させてもらうわ……」
綾乃「いや……あれはその……///」
綾乃「恥ずかしいんだけど……これ、ナイショの話よ……?」
綾乃「歳納さんは……わたしの憧れなの……」
綾乃「あんなかわいくて元気な娘に私もなりたいなって……///」
綾乃「さっきはあまりのショックに身体が勝手にあんな風に喋っちゃっただけで……」
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23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 22:58:26.68 ID:hHCSW+98O
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千歳「……なんやそれ」フフッ
綾乃「だ、だから……ごめんなさい……って」
千歳「しかし、うちの告白への返事は……もうわかっとるよ……」
綾乃「だから!なんでそうネガティブな方向へ取りたがるのよ!」
綾乃「……返事をするまえに一つ聞かせて」
綾乃「こんな私で、本当にいいの……?」
千歳「……ようなかったら告白なんかせぇへん」
綾乃「……そっか、じゃあ」
綾乃「私からも、お付き合いお願いします……///」
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:00:04.54 ID:hHCSW+98O
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千歳「えっ!?ほんまにぃ!?」
綾乃「わ、私、誰かと付き合うのとか初めてだから……全然わかんないけど、よろしくね///」ニコッ
千歳「……///」
綾乃「あ、あの……池田さん?」
千歳「……///」プシュー
綾乃「大丈夫……?」
千歳「……むきゅー」バタンッ
綾乃「えっ、ちょっと!本当に大丈夫!?ねぇ!池田さん!」
千歳「……なんてなー」ニヤリ
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25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:01:24.79 ID:hHCSW+98O
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綾乃「……もう、ヒヤヒヤさせないでよ」
千歳「ちょっとイタズラしとうなったんや」ニコニコ
綾乃「そんな……さっきの私の返事、ちゃんと覚えてる?」
千歳「どうかなぁ」ニヤニヤ
綾乃「もう!ちゃんと覚えてるじゃない」クスッ
千歳「もっかい……ちゃんと聞かしてほしいなぁ……///」
綾乃「えー……///」
「……大好きよ、千歳」
「うちも大好きやで、綾乃ちゃん」
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27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:02:54.25 ID:hHCSW+98O
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綾乃「流れで下の名前で呼んじゃったけど……///」
千歳「ええよええよ、うちも綾乃ちゃんって呼ばせてもらうから」
綾乃「千歳……」
千歳「綾乃ちゃん……」
綾乃「手……繋いで帰りましょ……///」
千歳「ええで……けど、うちと方向ちゃうけど……」
綾乃「いいの、せっかく付き合い始めたんだから……」
キャッキャッウフフ
千鶴「元気がない姉さんを尾行してたら、思わぬ場面に出くわした……」
千鶴「姉さん……幸せそうやな……」ダラー
おしまい
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30: 忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2012/02/03(金) 23:04:01.49 ID:+Jy0OekZ0
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うひゃっほぅ!
乙
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:04:12.48 ID:hHCSW+98O
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~おまけという名の別物~
向日葵「鬼はそと、櫻子はうち」
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32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:05:14.96 ID:hHCSW+98O
櫻子「鬼はー、そとー!」ブンッ
向日葵「いたっ……痛いですわ!」
櫻子「福はー、私のものー!」ガツガツ
楓「櫻子お姉ちゃん、大豆をそんなに頬張ったら……」
櫻子「……!?げほっ!ごっほ!がはっ!おえっ」
楓「……つまらせちゃうから気をつけた方がいいの」
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34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:06:18.15 ID:hHCSW+98O
櫻子「鬼はー、そとー!」ブンッ
向日葵「だから!今夕飯の支度してますから、邪魔しないでくださる!?」イライラ
櫻子「福会長はー、私ー!」
向日葵「……語呂が最悪ですわ」イライラ
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36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:10:21.31 ID:hHCSW+98O
櫻子「……向日葵はー、ちちー!」モニュモニュ
向日葵「ひゃっ……!!///」
櫻子「おお……これは正に『福は乳』ぼべぶっ」ドガッ
向日葵「さ、櫻子のおバカーっ!!///」
櫻子「やばっ、鬼が怒ったぞ!逃げろ楓!」キャッキャッ
楓「きゃー!きゃー!」ニコニコ
向日葵「……もう、夕飯が片付いたらいくらでも鬼役やってあげますから、今は二人で遊んでなさいな」
櫻子「ぶー、つまらんー」
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37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:11:11.03 ID:hHCSW+98O
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…………………
櫻子「さてさて、今日の夕飯は~っと……え、これだけ?」
向日葵「今日は節分ですから、焼いた鰯と恵方巻ですわ」
櫻子「……これって、この地方の文化だったっけ?」
向日葵「このSSを書いてる方のお家では、毎年これらしいですわよ?」
楓「過度なメタ発言は禁止なの」
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:11:51.47 ID:hHCSW+98O
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櫻子「えっと……今年は北々西だったっけか」
向日葵「そうですわね、そちらを向いてひたすら恵方巻を食べるんですわ」
楓「食べてる間はしゃべってもいけないの」
櫻子「じゃあ、いっただっきまーす!!」モグモグモク
向日葵「早っ!!食べるの早っ!!」
楓「まるでじゃがりこか何かを食べてるみたいなの!!」
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:12:25.69 ID:hHCSW+98O
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櫻子「……んぐっ、ぷはぁー!食べ切ったぞー!」
向日葵「……」モグモグ
楓「……」モグモグ
櫻子(なんか……無性にイタズラしたい……!)
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40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:13:23.63 ID:hHCSW+98O
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櫻子「かえでー」
楓「……?」モグモグ
櫻子「へんなかおー」ババーン
楓「……」モグモグ
櫻子(ば、ばかな……私の最強の変顔に全く反応なし……)
櫻子「ぐぬぬ……」
櫻子(あっ……向日葵食べ終えちゃう……そうだっ)
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:14:16.56 ID:hHCSW+98O
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櫻子「ねぇ、向日葵……」
向日葵「……?」モグモグ
櫻子「大好きっ!私と付き合ってー!」ギュー
向日葵「!?」
向日葵「ぶふぉっ!」
向日葵「げほっ!がはっ!ごほっごほっ……」
向日葵「……///」カァー
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42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:15:04.34 ID:hHCSW+98O
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櫻子「よっしゃあ!向日葵の邪魔してやったぜー!次は楓だ……って、あれ?楓は?」コツゼン
向日葵「……さーくーらーこー」ゴゴゴ…
櫻子「な、なんだよ……邪魔しただけだろ」アセッ
向日葵「邪魔しただけ!?何を言ってますの!このおバカ!」ゴチンッ
櫻子「あ痛ぁー!」
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43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:15:56.89 ID:hHCSW+98O
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櫻子「な、なんで殴られなきゃ……」
向日葵「あったりまえでしょ!?」
櫻子「せっかく作った恵方巻が無駄になっちゃったことは悪かったって思うよ?でも……」
向日葵「そこじゃな……いやそこもだけど、そことは別に!」
向日葵「あなた、さっき言ったこと……本気ですのっ!?///」
櫻子「へ?さっき?……なーに言ったかなぁ」
向日葵「もう忘れましたの!?私に抱き着いてきて……///」
櫻子「そうそう、抱き着いて……それから……あ……///」カァー
向日葵「ようやく思い出しましたの?///」
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44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:16:46.57 ID:hHCSW+98O
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櫻子「あ、あれは……冗談だしっ!!なに、その気になってんの?ざまぁ!///」
向日葵「……私は」
向日葵「私は、本気で受け取りましたわ……」
櫻子「!!」
向日葵「それの……どこが悪いんですの……?」ウルウル
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45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:17:59.29 ID:hHCSW+98O
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櫻子「……さっきの『冗談』って言ったのが……冗談だし……///」ボソッ
向日葵「え……?」
櫻子「だーかーら!冗談であんなこと言えないっつうの!少しは考え読み取れよな!///」
向日葵「……///」
向日葵「……ふくはうちーっ!!」ガバッ
ギュー
櫻子「ちょ……ひま……くるし……///」ギューッ
向日葵「櫻子っ……櫻子っ……!!」チュッチュッ
楓「……部外者はー外、なの」クスッ
おしまい
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47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:18:51.37 ID:hHCSW+98O
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支援ありがとうございました
最初のは、入学して間もなくだと思ってもらえば
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:19:00.98 ID:X7wWZc3q0
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乙
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49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:20:20.64 ID:+Jy0OekZ0
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乙ですのよ
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:20:43.10 ID:3uW9ZZx80
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乙だし!
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51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/03(金) 23:21:44.88 ID:XaBoKkeY0
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乙!

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