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ことり「みんなこないね~」穂乃果「お話でもして待ってよっか」
- 1 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:05:19.67 ID:82vVhyEl.net
- ことり「何のお話する?」
穂乃果「今ね~いろいろあるんだけど、2つのお話で迷ってるんだ~」
ことり「2つもあるんだ」
穂乃果「うん。本当にあった怖~い話と……」
ことり「おぉ……」
穂乃果「適当に作った長~い話が……」
ことり「そ、それはいいかな……」
穂乃果「8時間ぐらいあるんだけど……」
ことり「長いね!?それだったら怖い話のほうがいいかなぁ……」
穂乃果「そう?じゃあ怖い話ね?」
ことり「うん🎵」
- 2 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:07:57.28 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「穂乃果の家からちょっと行ったところに……」
ことり「うんうん」
穂乃果「何年も前に潰れそうになった病院があるんだけど……」
ことり「えっ、潰れてないの!?」
穂乃果「うん。潰れてないよ?潰れそうになったけどそのあと持ち直したから」
ことり「あ、そうなんだ……潰れてはないんだね」
穂乃果「じゃあ続けるよ?その病院の目の前に、幽霊が出る病院があるんだよ。そこに……」
ことり「別の病院なの!?」 - 5 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:11:05.40 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「え、うん。潰れかけた病院の目の前にある病院」
ことり「そ、そう……なんだかややこしいね」
穂乃果「その病院にはいろいろな噂があるんだよ……」
ことり「あ、いいね。そういうの聞きたい!」
穂乃果「真夜中の病院に……」
ことり「おぉ……」
穂乃果「少女が入っていくのを幽霊が見てたりとか……」
ことり「幽霊が見てたの!?」 - 6 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:14:27.75 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「そうだよ?」
ことり「幽霊が見てたんだ……少女が幽霊とかじゃなくて?」
穂乃果「少女は幽霊じゃないよ。たぶんそこの病院の患者さんか誰かだよ」
ことり「や、ややこしい……話の腰を折ってごめんね?続けていいよ」
穂乃果「で、その幽霊ってのが真っ青な顔をしてるから……」
ことり「うぅ……」
穂乃果「ブルーレイって呼ばれてるんだ……」
ことり「ダサい!ダッサいなぁそれ……誰がそんなのつけたんだろう……」 - 8 : 名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:18:11.36 ID:BINO/j0F.net
- パンクブーブーかな?
- 9 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:19:22.11 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「あと、誰もいない病室から……」
ことり「おぉ……」
穂乃果「ナースコールが響き渡るの……」
ことり「うわぁそれ一番怖いやつだよぉ……」
穂乃果「ナ・ア・ス!ナ・ア・ス!って……」
ことり「そっちのナースコール!?そっちのナースコールかぁ……怖いかよくわからないね、それ」 - 11 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:23:09.03 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「穂乃果はその噂が本当かどうか確かめるために、真夜中にその病院に忍び込んだんだ……」
ことり「えぇー!?行ったんだ!凄いね穂乃果ちゃん……」
穂乃果「まず裏口からゆっくりと呪われながら入っていって……」
ことり「さっそく!?いきなり呪われちゃったの!?入口で!?」
穂乃果「すると次の瞬間、カラン、コロン、カラン、コロン……」
ことり「うぅ……」
穂乃果「もうあきらかに穂乃果が履いてきた下駄とは別の下駄の音が遠くから……」
ことり「穂乃果ちゃん下駄履いてるの!?」 - 13 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:26:43.22 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「そうだよ!下駄履いていったんだよ!」
ことり「下駄履いていったのはそれはそれで怖いけど……」
穂乃果「もうっ、穂乃果のファッションは今はいいの!それで別の下駄の音が近づいてくるの……」
穂乃果「穂乃果それでもうびっくりしそうになっちゃって……」
ことり「あ、しないんだ!?びっくりしないんだね!?ぎりぎり耐えたんだ……」
穂乃果「急いで逃げようとしたの。そしたらね、ぽんぽん、って肩を叩かれたの……」
ことり「怖いよぉ……」
穂乃果「見てみたら血がべったりとついてて……」
ことり「きゃー!それやばいよ穂乃果ちゃん!」 - 15 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:30:43.37 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「穂乃果このままじゃダサいと思って……」
ことり「うん……うん?」
穂乃果「急いでジャンパーをリバーシブルにして……」
ことり「そっち!?そっちが気になる!?ファッションのほうが気になるんだ!?」
穂乃果「うん!だってダサいもん!それで、本当は怖かったけど恐怖とフケを振り払って……」
ことり「フケついてたんだ……裏返したばっかなのに……」 - 16 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:34:46.90 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「そしてゆっくりと7分くらいかけて振り返ったの……」
ことり「7分も!?結構かけたね時間!?」
穂乃果「そしたら目の前にね、長~い髪……」
ことり「ひぃっ!」
穂乃果「のほうが似合いそうな短~い髪の女の人が立ってたの……」
ことり「好み!それは穂乃果ちゃんの好みだよね!?」 - 18 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:44:54.61 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「その女の人がね、私に向かって言うの。『私を殺したのはお前か……』って……」
ことり「こ、怖いよ……」
穂乃果「だから私は言ったんだよ。『いいえ、違います』って……」
ことり「うん……」
穂乃果「そしたらもうそっから水掛け論で……」
ことり「……言い合ったの!?」
穂乃果「うん!『お前だろ!』『違います!』『お前だろ!』『違います!』って……」
ことり「幽霊さんすごく話しかけてくるんだね!?」 - 21 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:51:52.84 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「そうなんだよ!ガンガンくるの!それで、言い合いしてたらその女の人がスーって消えて……」
穂乃果「ただ床だけがビチョビチョに濡れてたの……」
ことり「うわぁ……やっぱり本物の幽霊さんだったんだ……」
穂乃果「穂乃果、もうこれ水掛け論の水だ!って思って……」
ことり「絶対違う!その水とは関係ないから!」 - 22 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:52:49.29 ID:82vVhyEl.net
- 穂乃果「急いで逃げようと思ったんだよ!」
ことり「そうだよ逃げて穂乃果ちゃん!」
穂乃果「だげどなぜかうまく走れなくて……」
ことり「……それ下駄のせいだよね!?ホントにどうして下駄を履いていったの!?」
穂乃果「それでもなんとか家に着いて、鏡を見たの……」
ことり「そ、それで……?」
穂乃果「着てる服が全然違う服になってたんだよ……」
ことり「……リバーシブル!!!!!!!!穂乃果ちゃん自分でひっくり返したじゃんそれ!!!!!!!!」
穂乃果「で、そんな経験をしたお母さんの友達がいるっていう噂とか……」
ことり「穂乃果ちゃんの話じゃなかったの!?」 - 23 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:53:47.39 ID:82vVhyEl.net
- 絵里「なんだか部室が騒がしいわね……」
絵里「どうかしたの?話し声が外まで丸聞こえよ?」ガチャッ
穂乃果「あ、絵里ちゃん!本当にあった怖~い話と……」
完 - 24 : 名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/ 2016/03/22(火) 00:56:20.20 ID:82vVhyEl.net
- 元ネタはお分かりの通りパンクブーブーの怖い話というネタです。
パンクブーブーの中で一番好きなネタなので有名ですがぜひ見てみてください
ありがとうございました

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