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律「何がむかつくって巨乳コンプレックスじゃないところだよな」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:17:41.20 ID:mb69zwWG0
ファミレス

梓「なんの話ですか」

律「おいおい梓。しばらく会わない間に察し悪くなったんじゃないか?」

梓「……澪先輩の話、ですか」

律「なんだやっぱわかってんじゃん」

梓「休日にいきなり呼び出してきたOGがしょっぱなから愚痴を言ってくるとは考えたくなかったので」

律「お前前にも増して毒吐くようになったな」

梓「で、なんですか?コンプレックス?」

律「おお、そうだ。腹立たしいとは思わないか?」




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:25:12.12 ID:mb69zwWG0
梓「うーん、あんまり考えたことないですけど。ていうか澪先輩って巨乳コンプレックスじゃないんでしたっけ?」

律「ちげーよ。も、昔から全然コンプレックスじゃねーよあいつ」

律「下ネタNG、怖い話NG、痛い話NG、人見知り、恥ずかしがり、臆病、引っ込み思案、etc…」

律「全身コレ弱点のくせに、澪のやつどういうわけか自分の胸に関しては全くと言っていいほど恥じらいがないんだよ!」

梓「そうでしたっけ」

律「合宿の時を思い出してみろ。あいつビキニだったろ。しかもけっこう攻撃的な」

梓「まぁ…そうですね。言われてみればそうでしたね。正直最初は面食らいました」

律「だろ?コンプレックスどころかホレ、どーん!と。ボイーン!と。ドヤ胸炸裂させてるんだよあいつは」

梓「でも律先輩がたまに胸触るとけっこう本気で怒ってませんでしたか?澪先輩」

律「そりゃ胸触られたら大抵のやつは怒るだろ」

梓「ああ、わかっててやってたんですね…」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:30:41.10 ID:mb69zwWG0
律「でさ、あいつ今大学でつるんでる友達がいるんだけどさ、これがまたヤーな感じなんだよ」

梓「へえ、澪先輩友達出来たんですね」

律「まぁな。澪もあれで胸以外も成長してるってことだ。ていうかお前今のそれ澪に失礼じゃね」

梓「あ、いや…。それでその友達がなんなんですか?」

律「その友達がさ、あーその子幸っていうんだけど、これまたデカいんだよ。身長もデカいけどまず胸が。ドーン!って」

律「二人してドドーン!ボインボイン!たゆんたゆんってさせてキャンパス歩いてんの」

律「あああ!くっそ!気分良いだろうなそりゃ!巨乳二人、並び立つって感じでそりゃもう立派なもんだよ!」

梓「ああ、それはちょっと私も悔しいかもしれません…」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:37:26.93 ID:mb69zwWG0
店員「お待たせしました。ポテトとナゲットのプレートでございます」

梓「あ、そこ置いといて下さい」

律「……」

梓「……」

律「でさ、こないだなんて澪とその子でブラの話してんの」モグモグ

律「大きいと大変だよねー、かわいいの少ないもんねー、なんつって。何食わぬ顔でしれっとな。巨乳ですが何か?みたいな」

律「も、聞いてないフリするので精一パイだったよ私は」

梓「まぁ…私達には縁のない話ですからね」モグモグ

梓「ところで律先輩は新しい友達とかできてないんですか?」

律「なわけねーだろ。いるわそんなんいくらでも。まぁよく一緒に行動する子は一人かそこらだけどさ」

梓「…でしょうね。そういうのだけはホント上手いですからね律先輩。で、どういう子なんですか?」

律「私より背が低い。あとAカップ」

梓「ああ…」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:42:13.50 ID:mb69zwWG0
律「あ、ドリンクバーいってくるけど何か汲んでこようか?」

梓「あ…じゃあメロンソーダで」

律「あいあい」

一分後

律「ほれ」

梓「どうもです」

律「でさ、そいつは私ら以上に胸が小さいのコンプレックスにしてるんだけどさ」

梓「『私ら』って何ですか、『ら』って。私は別にそこまで気にしてませんけど」

律「うそつけよ。じゃあ梓、この…ほら、このテーブルにあるベルスターが胸の大きくなるスイッチだったらどうするよ?」

梓「えいっ!」ポチ

ピーンポーン

律「な?押すだろ?…ていうか押すなよ。店員さん来ちゃうじゃん」

梓「すみません、つい…」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:49:51.67 ID:mb69zwWG0
店員「お待たせしました」

梓「あ、えーっと…どうしよう…。じゃあコーヒーゼリーください」

律「私も同じのください」

店員「コーヒーゼリーお二つですね。かしこまりました」

律「…」

梓「…」

律「…な?やっぱ梓も胸大きくなりたいんじゃん」

梓「そりゃどっちがいいって言われたらそうですけど…」チュー…

律「で、何の話だっけ。ああ、そうそう。私の友達が、あ、そいつ菖って言うんだけどさ、胸小さいのすげー気にしてんの」

梓「いいじゃないですか。気が合うんじゃないですか?」チュー…

律「まぁ気が合うから一緒にいるんだけどさ。そいつは私らと違ってコンプレックス全然隠さないんだよ」

律「どーせ私はAカップですよー!とか言っちゃうの。そういうの先に言われたらこっちとしてはなんとなく譲っちゃうじゃん?そーゆーキャラ」

梓「そういうもんですかねえ」ズズズ…ズゴッ…


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 02:55:02.02 ID:mb69zwWG0
律「おい、音立てるなよ。小学生かよ」

梓「あ…すみません」

店員「お待たせしました。コーヒーゼリーお二つでございます」

梓「どうもです」

律「…」

梓「…」

律「ん?あれ?ミルクついてなくね?」

梓「あ、ほんとですね」

律「かーっ!ほらな!貧乳だとこういうところでも乳に縁が無いんだよ!」ガシガシ

梓「いやこれは単に店員さんのミスでじゃないですか」

律「こういう星の下に生まれちゃってんだよ私達は!」

律「これが澪やムギ、あとさっき言った幸だったらミルクポーション五個くらいついてくるぞ!」

梓「無いですって…」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:01:06.23 ID:mb69zwWG0
律「あーくっそ!腹立つなー!」ポチポチポチ

梓「ちょ、ちょっと!ベル連打しないでくださいよ…」

店員「お待たせしました」

律「ミルクポーションついてないんですけど」

店員「あっ!…失礼いたしました。すぐにお持ちいたします」タタタ

律「あーくそ…」

梓「荒れすぎですよ。ていうかもしかして胸の話するために私を呼んだんですか?」

律「…うん。梓ならわかってくれると思って」

梓「私受験生なんですけど…。ていうか胸の話ならそれこそその…えーと、誰でしたっけ、大学の友達」

律「菖な」

梓「そのあやめって人にすればいいじゃないですか」

律「いやだからさっき言ったじゃん。貧乳コンプレックスキャラはもう大学じゃ出しにくいって」

梓「律先輩のくせに何恥ずかしがってんですか」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:06:20.79 ID:mb69zwWG0
店員「お待たせしました。ポーションでございます。大変失礼いたしました」

律「はーい」

梓「…」パカ…タラーッ

律「…」パカ…タラーッ

律「…で、なんだっけ。ああそうだ。いや別に恥ずかしがってるとかじゃないんだって」モグモグ

梓「じゃあなんなんですか」モグモグ

律「だから単純にもう出鼻挫かれてキャラ出しにくいだけだっつの。話聞いてろよ」モグモグ

梓「そんなみみっちいこと何気にしてるんですか」モグモグ

律「そういうもんなんだよ大人は」

梓「まだ十代じゃないですか」

律「梓も大学生になればわかる」

梓「はぁ」

律「…あ、そういやどうなんだ?新入部員は」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:12:18.64 ID:mb69zwWG0
梓「普通に楽しくやってますけど」

律「じゃなくて、胸だよ胸。話の流れ的にさぁ」

梓「まだ続くんですか!?」

律「その話するために呼んだっつったじゃん。で、どうなんだよ」

梓「…はぁ。…そうですね…あ、一人おっきめの子がいますね」

律「どんくらい?」

梓「うーん…この前合宿行った時に水着を見ただけですけど…憂よりちょっと大きいくらい…だったような」

律「憂ちゃんってどんくらいだっけ?」

梓「割と大きいですよ。ムギ先輩にちょっと近いくらい、かなぁ」

律「じゃあその後輩はムギくらいあるんじゃん」

梓「…ですね。はい、そうです。ムギ先輩くらいあったような気がします」

律「あー!もう!ちょっと歩けばそこらじゅうに巨乳はいるってことだよな!何で私らだけこんなんなんだろうな!悔しくね?」

梓「だから私は別にそこまで…」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:19:30.90 ID:mb69zwWG0
律「やっぱアレか。その子もけっこうスタイル良かったりすんの?」

梓「そうですね。背も高いですし。私、前にその子の頭撫でようとしたんですけど届きませんでしたし」

律「で、逆に梓が撫でられた、と」

梓「な、そ、そんなことあるわけないじゃないですか何言ってんですか」

律「……で、どうなのよ梓的には。女子としてさぁ。後輩に負けてんだぞ?身体的に!」

梓「うーん…どうって言われても…。まぁ菫は、あ、菫っていうんですけどね」

律「うむ」

梓「菫は綺麗な金髪ですしなんていうか私とは真逆すぎて比較して考えたこともないですよ。だから悔しいとかそういうのは…」

律「え、ちょっと待って。金髪?何その子不良なの?昔のさわちゃん系?」

梓「ああ、違います違います。外国の血が入ってるみたいなんですよ。目も青いですし」

律「なんだ外国の子かよ。じゃあノーカンだわな」

梓「は?ノーカン?」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:28:09.07 ID:mb69zwWG0
律「外国人と日本人じゃ勝負になんないじゃん。そりゃ胸もでかいわ」

梓「なんですかそれ」

律「ほら、なんていうか、黒人と日本人で短距離走比べても『ああそりゃ黒人勝つよね』的な?」

梓「なんとなくわかるような…わからないような…」

律「つーか外人いんのか、今の軽音部。つーか桜高」

梓「でも日本育ちですし名前も全然和名ですし。斉藤菫っていう」

律「へー」

梓「あれ?ていうかムギ先輩から聞いてないんですか?その子ムギ先輩の妹ですよ?」

律「は!?ムギって妹いたの!?」

梓「まぁ妹…みたいなものですけど」

律「いや全然聞いてないし!うわー…マジかよ何それ初耳だわ」

梓「おかげで今年の合宿もムギ先輩のとこの別荘借りれましたよ。しかも例の一番大きいところでした」

律「はぁ~…なんだよいい思いしてんなぁ梓…」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:33:26.28 ID:mb69zwWG0
律「つーかさっきも思ったんだけど、梓ってその菫って子の水着見たんだよな?」

梓「?はい、そうですけど」

律「じゃやっぱちゃんと遊んだんだ?」

梓「……」

律「いやー梓が部長だったらスパルタな部活になるかと思ってたけど私らと全然変わんねーじゃん」

梓「……」

律「あ、で、どーよ?梓的に。部長の椅子の座り心地は」

梓「なんですかそれ」

律「部長になりたがってたじゃんお前」

梓「べ、別に特別そんななりたかったわけじゃないですよ!」

律「まぁまぁ隠すな隠すな。で、どーよ?ぶっちゃけけっこう良いだろ?部長ポジション」

梓「ま、まぁ…悪くはない…ですね」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:41:07.59 ID:mb69zwWG0
律「だよな、だよな。なんていうの?自分の鶴の一声でビシィッと色々決められるのってけっこう気持ち良いんだよな!」

梓「…律先輩って何か決めたりしてましたっけ?」

律「してただろ!」

梓「すみません、記憶にないです」

律「おま……あーあー…ちょっと時間たつとすぐこれだ梓は。『先輩は最高の部長だったと思います』とか手紙に書いてたのにさぁ」

梓「ちょっ…!?」

律「なんだっけ?いつもいつも元気一杯にとかなんとか…」ゴソゴソ

律「お、あったあった」

梓「ちょ、ちょちょちょ、ちょっと!?何持ち歩いてんですか人の手紙!?」

律「いや私のだろこれ。貰ったんだから。えー、コホン。律先輩へ。いつもいつも元気一杯に軽音部を引っ張って…」

梓「ちょっ!や、やめてくださいよ!返してくださいそれ!」ガタン


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 03:51:58.10 ID:mb69zwWG0
律「先輩が刻んでくれる力強いリズムに」

律「いつもパワーを貰いました」

律「もらいました!」

梓「本当にやめてくださいってば!ちょっ…この…!やめて!!」

律「あははは、わるいわるい」シマイシマイ

梓「はぁ…はぁ…」

梓「あぁー…もう…律先輩に手紙書いた事心底後悔しました…」

律「へっへっへ。んで、どうなん?部長らしくビシッとやってんの?」

梓「…律先輩よりはちゃんとしてるんじゃないですかね」

律「え~、ちょっと走りすぎなところもありましたが~律先輩がいてくれたから軽音部は~」

梓「やめてくださいってば!ていうか何で暗記してるんですか!もうこっちも歌いますよあれ!天使にふれたよってやつ!」

律「お、おお…わるいわるい…。よしこの件はこれで和解といこうじゃないか中野くん。お互いダメージ食らうだけだからな」

梓「まったく…」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:01:30.28 ID:mb69zwWG0
律「で、どーなのさ?中野部長」

梓「…まぁ…うーん…ぼちぼち…ですかね」

律「ほう」

梓「…意外と難しいですよね、部長やるのって」

律「そうか?」

梓「やっぱり部長だと色々決めなきゃいけないじゃないですか。合宿とかライブとかもそうですし、練習のメニューとか。これでいいのかなーとか考えてるとけっこうグルグルしてきません?部長らしくっていうのも難しいですし」

律「うーん…どうだったかな」

梓「…律先輩はそういうのなさそうでしたね」

律「大抵の事は流れで決まってたしな。合宿も澪が言い出しっぺだし」

梓「やっぱり全然決めてなかったじゃないですか律先輩」

律「私はほら、民主的に?みんなで相談して決めるタイプの部長だから」

梓「あ……まぁ、確かにそういうやり方もありますね。はい」

律「何?梓って独裁タイプ?」

梓「そういうわけじゃないんですけど」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:11:31.34 ID:mb69zwWG0
律「そういや梓ってやっぱまだあの席なの?お誕生日席」

梓「あ、はい。そうです」

律「あそこってさ、私らがいた時は可愛げがあったけど部長として座るとなんかいかつくね?」

梓「…確かに」

律「こう、部長席!って感じがしそう」

梓「うわぁ…なんか嫌ですねそれ。みんなにそう思われてたらどうしよう…」

律「でもあそこぶっちゃけ座りにくいだろ。机的に」

梓「そう!そうなんですよ!微妙に足の置き場に困るんですよ!」

律「正直見てていつも思ってたわ。机一個足したら?」

梓「そうすると今度はちょっと後ろが狭くなるんですよ」

律「あー」

梓「あ、すみません、ちょっとトイレいってきます」

律「ん。じゃ私ジュース汲んでくるけど何飲む?」

梓「メロンソーダで」

律「オッケー」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:17:53.95 ID:mb69zwWG0
二分後

梓「すみません、お待たせしました」

律「おう」

梓「…」チラ

律「ん?何?メロンソーダでよかったんだよな?」

梓「あ、はい。そうなんですけど…」

律「…お前まさか私がタバスコとか入れたと思ってるんじゃ…」

梓「へっ?あ、あははは!そんなわけないじゃないですかー!ありがとうございます!メロンソーダで合ってます!」

梓「ゴクゴク…」

梓「……」

梓「ぶほッ!!」ブッ

梓「ちょ…やっぱり何か入ってるじゃないですか!!」

律「うん。メロンソーダのコーヒー割り」

梓「大学生にもなってしょーもない事しないでください!!」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:26:13.53 ID:mb69zwWG0
梓「どうするんですかこれ!まだ半分くらい残ってますよ!」フキフキ

律「もう半分メロンソーダ入れてコーヒー薄めれば飲めそうじゃね?」

梓「律先輩が飲んでくださいよ」

律「えー?私コーヒー苦手だし」

梓「さっき思いっきりコーヒーゼリー食べてたじゃないですか!」

律「あ、じゃあミルクのポーション入れればよくね?コーヒーにもメロンソーダにも合うし」

梓「いやほんとやめてくださいよそういうの。食べ物、ていうか飲み物ですけどこういうので遊んじゃダメって教わらなかったんですか!」

律「まぁまぁ中野くん。今日は私のおごりだ。遠慮せずに飲みたまえ」

五分後

律「結局私が飲むのか…」

梓「当たり前です。ジャンケンで決めたのだってかなり譲歩してますよ」

律「…わかったよ飲むよ」

梓「ちゃんとポーションも入れてくださいよ」

律「…」パカ…トロー


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:30:40.69 ID:mb69zwWG0
律「よし、飲むぞ。後輩に無理強いされてなんかよくわかんない液体を私は飲むぞ」

梓「いいから早く飲んでください」

律「…」

律「でいっ!」ゴクッ

律「…」

律「…」

律「あれ?意外と美味いぞ」

梓「へっ?」

律「ちょっと梓も飲んでみろよ。意外といけるぞコレ」

梓「…じゃあ」

梓「ゴクゴクゴク」

梓「ぶふゥッ!!」

梓「な…め、めちゃくちゃ不味いじゃないですか!!」

律「うわー…一気に全部飲みやがった」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:37:55.65 ID:mb69zwWG0
梓「最悪です!もうほんっと最悪ですさっきから!」フキフキ

律「いやまさか全部飲むとは思わなかったからさ…」

店員「あの…あまり大きな声でお話されますと他のお客様のご迷惑に…」

梓「あ、す…すみません…」

律「…」

梓「…」

律「いや、悪かった。正直悪かった」

梓「はぁ…もう…。全然変わんないですねやってること…」

律「あ、ところでさ、曲はどーしてんの?ムギ今こっちだから作曲とかどーしてんだ?」

梓「…新入部員の子に作ってもらってます。DTMで」

律「DTM?そんなんやってんの?外国人といい、なんか進んでるなーおい」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:44:53.83 ID:mb69zwWG0
梓「その子けっこう変わってる…ていうか謎な子なんですけど、意外とグッとくるいい詩書いてくれるんですよ」

律「私らの時は澪だったからな…。あれはあれで味があるっちゃああるんだけど…」

梓「大学でもあの調子の曲やってるんですか?」

律「…うん」

梓「…どうなんですか?周りの反応というか…」

律「いやそれが実は悪くないんだ。ていうかむしろ評判良いくらいだ」

梓「まぁ…私が言うのもなんですけど良い曲ばっかりでしたからね」

律「梓達はもうやってないの?ふわふわとか」

梓「一応やってますよ」

律「ほうほう。確かボーカルって梓だよな?」

梓「何で知ってるんですか…」

律「唯に聞いた」

梓「ああ…」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:51:33.71 ID:mb69zwWG0
律「お前歌得意だったっけ?」

梓「ぶっちゃけ苦手です…」

律「なんでボーカルになったの?」

梓「あれ?そのへんも唯先輩には話してたはずですけど」

律「そこまでは聞いてないな。『あずにゃんがボーカルだってー!すごーい!』としか聞いてない」

梓「あー…話すと微妙に長くなる…ようなならないような…。とりあえずその場の流れ、といいますか…。そういえば唯先輩のボーカルってどうやって決めたんですか?」

律「消去法…かな」

梓「え」

律「唯が立候補してきたっちゃしてきたんだけど、あの時の唯はギターも危なっかしかったからなぁ。最後は『じゃあもう唯でいいや』みたいな?」

梓「よくそれであそこまで何とかなりましたね」

律「まったくだ」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 04:58:09.80 ID:mb69zwWG0
律「でもさ、梓が部長で梓がボーカルって、お前めっちゃ主役のバンドだな」

梓「言われてみれば…そうかもしれませんね」

律「ドラムは誰がやってんの?」

梓「あ、さっき言った菫です。ムギ先輩の妹の」

律「なにぃ?胸のでかいやつにドラマーが務まるのかよ?」

梓「またそこですか!」

律「あーそうだ!思い出したわ!胸の話するために梓呼んだんだった!」

梓「いや、もういいですってそれは」

律「くっそー…せっかく忘れてたのに…」

梓「いいからドラムの話しましょうよ。そういう流れだったじゃないですか」

律「……じゃーその子ドラムどうなの?上手い?」

梓「全くの初心者なので上手くはないですけど筋は良いと思いますよ」

律「初心者なの?じゃあドラムセットどうしたんだよ?」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 05:03:53.36 ID:mb69zwWG0
梓「先輩達の代の部費が余ってたのでそれで買いました」

律「え?いや部費なんてほとんど余ってなかったぞ?確か五円くらいしか…」

梓「でも先生は余ってたって言ってましたし、実際それでドラム買えましたよ」

律「なにソレ!私の知らないところに部費があったってこと?」

梓「そういうこと…なんですかねぇ」

律「マジかよ…。もっとちゃんと部費管理しておけば良かったわ…」

梓「でもおかげでドラム買えましたし、あれがなかったらバンドも中々始められませんでしたし」

律「うーん…まぁそれならいいんだけどさぁ」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 05:12:43.10 ID:mb69zwWG0
律「よし、じゃあ胸の話に戻るわけだが」

梓「しつこいですね…」

律「私は一体どうしたらいいんだろうか」

梓「まさかまだ成長する可能性があると思ってるんじゃないでしょうね」

律「一応ちょくちょく牛乳は飲んでる」

梓「でも成果ないですよね」

律「…だな」

梓「もういいじゃないですか。諦めましょうよ。私はとっくに諦めてますしそっちのほうが人生楽ですよ」

律「後輩に人生諭されちゃったよ…」

梓「それに何にコンプレックスを持つかなんて人それぞれじゃないですか。澪先輩は澪先輩で体重気にしてますし」

律「む…幸と同じ事を…。さては梓、まさかお前も成長して巨乳一味に加わりつつあるんじゃ…」

梓「してませんよ!いやしてないって威張るのもおかしいですけど!」

梓「…あ、すみません。ちょっとトイレ行ってきます」

律「うーい」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 05:18:26.85 ID:mb69zwWG0
五分後

梓「お待たせしました…ってあれ?律先輩?」

律「おーい梓、もう帰るぞー」

梓「あ、はい…。って会計は?」

律「もう済ませたよ。さー帰ろ帰ろ。寮門限あるんだよね」

梓「あ、私自分のぶん払いますよ」

律「いいよいいよ。私が呼んだんだし」

梓「…すみません、ごちそうさまです」

律「おー」

梓「……」

梓「あ…いや、やっぱり払います。今全部払っておきます」

律「いや別に後で利子つけて請求とかしないから!」

梓「…じゃあ…はい。お言葉に甘えて…。ありがとうございます」

律「信用なさすぎだろ私」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 05:25:40.87 ID:mb69zwWG0
ガチャ

店員「ありがとうございました」

律「うー…さみぃさみぃ」

梓「けっこう遅くなっちゃいましたね」

律「だなぁ。送ってこうか?」

梓「あ、いえ、大丈夫です。律先輩こそ門限大丈夫ですか?」

律「走れば間に合う…と思う」

梓「そうですか。じゃあ、失礼します」

梓「あ、唯先輩達にもよろしく言っといてください」

律「おー。じゃあな梓。また今度呼ぶわ」

梓「胸の話ならそのあやめって人にしてくださいね」

律「薄情者め。うらぎりものー!ちんちくりんの風上にも置けんやつだ」

梓「はいはい。じゃあ失礼しますね。また今度」

律「おう。気をつけて帰れよー」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 05:32:28.51 ID:mb69zwWG0
To: さわちゃん
Sub: Re:Re:りっちゃんにお願いがあるんだけど

本文

梓と話してきたぞー!
とりあえず元気そうだった!
ぶっちゃけ部長とか私はよくわかんないけど梓なら大丈夫っぽいと思った!
ていうか言うほど悩んでなさそうだったんですけど

あと部費余ってたならちゃんと教えてよ!

そのうちみんなで遊びに行くわー
じゃ、おやすみー









      おしまい


67: 忍法帖【Lv=30,xxxPT】 :2012/02/05(日) 05:33:45.69 ID:wjIVVGtM0
おつ


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 05:38:19.85 ID:A5lhJhKb0
このしっかりとしたあっさり感
悪くない乙


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/05(日) 05:56:22.54 ID:q5O7YRSW0
なかなか面白かったって思うな


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  1. 2012/02/06(月) 15:49:15

    大学編は知らんが面白かったわ


  2. 2012/02/07(火) 13:10:16

    最近読んだSSの中で一番良かった


  3. 名無しさん 2013/03/07(木) 21:49:42

    愛を感じるいいSSでした


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