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ケータ「ケマモトで大地震!?」
- 1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 03:59:49.349 ID:tAL6G00w0.net
- ケータ「どうしようウィスパー!あれからしばらくたってるけどおばあちゃん家に電話繋がらないよ!」
ウィスパー「落ち着いて下さいケータ君!あたくし達が騒いでもどうにもなりませんよ!」
ケータ「でもテレビでこんなことになってるのに、落ち着けって言う方が無理だよ!
亡くなったひとだって今は少なくとも42人もいる訳だし、その多くがお年寄りなんだよ!?」
ジバニャン「ケータ!こんなときだからこそ冷静になるべきニャン!」
ケータ「もう我慢出来ない!うんがい鏡!ケマモトまで送って!」
うんがい鏡「えぇっ!?
それはちょっと・・・・・・」
- 2 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:00:41.018 ID:tAL6G00w0.net
- ジバニャン「今ケマモトに行くのは危険ニャン!
余震の恐れがあるって報道してたし、地震のダメージを受けて緩くなった地盤が大雨によって土砂災害を起こすという可能性が非常に高くなってるニャン!」
ケータ「だったら空を飛べる妖怪に助けて貰えば良いじゃん!」
ジバニャン「ケータの友達妖怪にはケータを抱えてケマモト中を翔破出来る妖怪はオロチを除いていないニャン!
そのオロチは今抱えている案件が片付くまでケータの、人間の問題に時間を割くことは出来ないニャン!」
ケータ「じゃあどうしろって言うんだよ!このまま指をくわえて見てろって言うの!?
それにさっきから否定してばっかりで何も考えてないじゃん!ジバニャンだって何も出来ないんだから役立たずも同然じゃん!」 - 5 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:01:56.696 ID:tAL6G00w0.net
- ウィスパー「こんのバカヤロー!!!」スパーン!!!!
ケータ「いぃっっっ??!」
ウィスパー「テメェ言って良いことと悪いことがあんだろーが!
ジバニャンはあなたが心配で危険に晒したくないから止めてんだよ!
少しは落ち着いて話を聞いたらどうなんだ!?」
ケータ「・・・ごめんウィスパー・・・・落ち着いたよ。ありがとう」
ウィスパー「・・・・いえ、こちらこそ暴力に訴えた上に怒鳴ってしまって申し訳ありません・・・・・・それに謝るべき相手はジバニャンの方です・・・・」
ケータ「ジバニャン、さっきはごめん。ジバニャンは心配してくれて言っているのに俺の方は全然話も聞こうとしなくて・・・・・・
友達失格だよ・・・・」
ジバニャン「気にしてないニャン。それに人を心配するのは仕方ないことニャン。それが自分の親族ならなおさらニャン」 - 7 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:03:10.894 ID:tAL6G00w0.net
- ケータ「ありがとう、ジバニャン。
でもやっぱりこのまま何も出来ないでいるのは嫌だよ。どうにかしておばあちゃんが無事なことを確認しに行けないかな」
ジバニャン「さっきも言ったとおり、今行くのは危険ニャン。今は我慢して欲しいニャン」
ケータ「そうだよね・・・・それでも気になるよ」
うんがい鏡「あのぉ~・・・」
ケータ「何?うんがい鏡」
うんがい鏡「ケマモトに行くのはおすすめしないんですが、それ以前にケマモトには今送ることが出来ないんです・・・・」
ケータ「えっ!どうして!?」
うんがい鏡「震災による被害を受けたのは人間だけでなく、妖怪も同じなんです。瓦礫や土砂の下敷きになった妖怪も多く、ケウチ山の私の仲間も今埋まってしまっているのか、全く連絡つかないんです・・・・」
ケータ「そ、そんな・・・・・・・・」 - 9 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:03:52.356 ID:tAL6G00w0.net
- ウィスパー「ケータ君、いくら妖怪といえどもその多くは自然に対抗できる力を持たないんでうぃす。それに今妖怪パッドで調べましたが、元祖・本家両軍全勢力をあげて救助活動にあたっているそうでぃす」
ケータ「そうなんだ・・・・・・大ガマと土蜘蛛が・・・」
ウィスパー「あの2人が先導しているんです。何も心配する事はありゃーしませんよ」
ケータ「うん・・・・そうだね」
ジバニャン「ケータ・・・・・」 - 10 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:04:38.724 ID:tAL6G00w0.net
- ウィスパー「・・・・・ケータ君!ちょっと妖怪ウォッチ借りますよ!!」ヒョイッ
ケータ「うぇっ!?ちょっと何するのさウィスパー!」
ウィスパー「ほいっと」ガチャ
レディース&ジェントルメン!イサマシゾク-!
♪イッサマシイッサマシイサマシ~族~♪
万尾獅子!!
万尾獅子「まだだ。まだその時ではない」マンオジシテモピントコン
ケータ「えっ!なに!?」トリツキ
ウィスパー「万尾獅子にとりついてもらったんでぃすよ。ちゃんと落ち着けたでしょ?」
ケータ「ホントだ・・・・ありがとう、万尾獅子」
万尾獅子「まだだ。まだ礼を言う時ではない」 - 11 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:05:11.055 ID:tAL6G00w0.net
- ウィスパー「どうですかケータ君!この妖怪執事ウィスパーも本気を出せばこれくらいお茶の子さいさいなんですよ!」
ケータ「調子に乗らない」ペチン
ウィスパー「あでっ、酷いですよケータ君~」
ケータ「・・・フフッ、ウィスパーもありがと」
ウィスパー「いえいえ、どう致しまして」
ジバニャン「やっとケータ笑ったニャン。よかったニャン」 - 12 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:05:56.853 ID:tAL6G00w0.net
- ケータ「さて、今ケマモトに行くのはないとして、おばあちゃんの為に何か出来る事はないのかな?」
ウィスパー「お祖母様が心配なのは分かりますが、被害を受けたのはお祖母様だけではありません。ケータ君よりずっとちっちゃい子だって被災者なんでぃすから」
ジバニャン「ケータのおばあちゃんだけじゃなく、他の被災者のことも気にかけてあげて欲しいニャン」
ケータ「うん、そうだね。配慮が足りなかったかも。じゃあ、ケマモトの皆さんの為に出来ることはないかな?保存効く食べ物送るとか?」 - 13 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:06:41.656 ID:tAL6G00w0.net
- ウィスパー「それは大企業が支援物資として送るから意外と大丈夫でぃす。例を挙げるなら大塚製薬のカロリーメイトとかでぃすね。それに一般からの物資はかえって邪魔になるケースもありますから気を付けるべきですね」
ジバニャン「それに炊き出しだってあるニャン。問題は完全に隔離されてしまった人たちの元へ食料や日用品を送れない事だけど、それは俺っち達ではどうすることも出来ないニャン」
ケータ「そうなんだ。じゃあ何が出来るかなぁ」 - 14 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:08:31.243 ID:tAL6G00w0.net
- 万尾獅子「募金だ」
ケータ「募金?」
万尾獅子「現地に行っても危険がある、食料は足りている、ともなれば募金以外に手はない」
ウィスパー「実際そうでぃすね。災害直後はプロフェッショナル達の専売特許でぃす。スマートかつスムーズな救助活動の為には一般人が出しゃばらず邪魔しない事でぃす。
たまにいるんですよ無計画に助けに言ったら助けて貰う側になってるお馬鹿とか・・・・・・・」グチグチ
ケータ「ウィスパー?」
ウィスパー「ああいや、何でもござーせんよ!何でも!
それで何の話でしたっけ?」 - 16 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:09:24.674 ID:tAL6G00w0.net
- ジバニャン「ハァ。いま出来るのは募金って話ニャン」
ウィスパー「ああそうでしたね!そうでした!」
ケータ「でも俺そんなにお金持ってないし・・・・」
ウィスパー「何も赤十字とかでなくても良いんですよ。明日あたりにはさくら中央駅で募金を募ってると思います。額は個人が出そうと思う分で十分なんでぃす。大切なのは気持ちですが、たとえ1円だってあった方が良いに決まってるんでぃすから」
ジバニャン「食料や日用品といった支援物資を送ったり、一般からのボランティアを募ったりなんかはプロ達の仕事が一段落した後、メディアを媒体に呼びかけがあるはずだから、その都度自分がどうするか決めれば良いニャン。ケマモトに行くのもその時になるニャンね」
ケータ「そうだね。夏休み頃には行けるようになるだろうし、その時手伝いに行こうか」 - 19 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:11:23.956 ID:tAL6G00w0.net
- ウィスパー「散乱した土地の片づけは一人でも多い方がいいですからね。子供であろうとも邪険にされることはないはずでぃす」
ケータ「みんなありがと。自分がどうすれば良いのかなんとなく分かってきた気がするよ」
ウィスパー「主人の道をてらすのも執事の務めですから!」
ジバニャン「友達として当然の事をしたまでニャン!」
ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆
ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆
ケータ「あ、電話だ」
ケータママ「景太ー!お母さんいま鍋みてて手がはなせないから電話代わりに出てー!」
ケータ「はーい!
誰からだろう・・・・もしもし?」ガチャ - 20 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:12:12.067 ID:tAL6G00w0.net
- ユキコ『もしもし、ケータかい?』
ケータ「えっ!おばあちゃん!??無事だったの!?」
ユキコ『大丈夫、何ともないよ。心配してくれたのかい?ありがとう』
ケータ「良かったぁ~無事で。
でもそれなら何で電話に出られなかったの?」
ユキコ『実は、地震によって家が倒壊してしまって・・・・・・家の電話どころか周辺の連絡手段全部駄目になっちゃってたんだよ。今は他の人が貸してくれてる携帯から電話をかけているの』
ケータ「えぇっ!?おばあちゃん家潰れちゃったの!?!?
ホントによく無事だったね・・・・・」 - 23 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:13:24.038 ID:tAL6G00w0.net
- ユキコ『地震発生時は家の中に居たんだけど、地震が起こって倒壊してきた時はもう駄目だって目を瞑ってしまってたのよ。
そして倒壊する音がやんだ後、目を開けるといつの間にか表にいたんだよ。
妖怪が助けてくれたのかなって思って周りを見たけど、それらしき妖怪は見あたらなくてね。ただ、真っ黒い子供のような見た目の何かがチラッと見えた気がするんだけど、その子だったのかねぇ』
ケータ「そうなんだ・・・・・」(じいちゃん・・・・・・・)
ユキコ『他人の携帯で長電話は申し訳ないからもう切るけど、お母さんとお父さんによろしくね。今日はとりあえず生存報告と言うことで、後日また電話するってお父さんに伝えてね』
ケータ「うん、分かった。気を付けてね。またね、おばあちゃん」プツッ - 24 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:15:13.709 ID:tAL6G00w0.net
- ・
・
・
ウィスパー「聴いてましたよ。良かったですねケータ君!」
ジバニャン「とりあえずひと安心ニャン」
ケータ「うん、ありがと。そろそろご飯だろうし行こうか」
タノシミデスネーユウゴハン!
ウィスパーハクイイジハリスギニャン!
ケンカシナイノー ホライクヨ
テレッテレッテー テレレッ
ケータ・K「ガッツ!!!!」
終わりでぃす - 25 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:17:33.664 ID:tAL6G00w0.net
- 見てくれた人サンクス
妖怪ウォッチとかで呼びかけやれば良いのにな
ここからは
テレッテレッテーテレレッ→ガッツ!
を最速で出した奴が優勝のスレにでもしてくれ - 26 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:42:12.563 ID:dmyHjl9Dd.net
- テレッテレッテーテレレッ
- 27 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/18(月) 04:43:47.720 ID:XRWvwvMrr.net
- ガッツ!!

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