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ノダミキ「あれ?前と違う感じになっちゃった」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:23:38.74 ID:tqWYfyfB0
ナミコ「どうしたんだ?」

ノダミキ「この前のグラフィックの授業で作ったのを印刷したんだけど…」

ノダミキ「なんだか全然イメージと違うように印刷されたんだよね」

トモカネ「授業中に印刷したのとあんま変わんなくね?」

キサラギ「…私にも同じように見えますけど」

ノダミキ「でもちょっと違う気がするんだよね」




5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:30:05.03 ID:tqWYfyfB0
ナミコ「前と何か違うことしたのか?」

ノダミキ「んー紙が切れてたから新しいのと交換したよ」

トモカネ「じゃあ紙が原因でもないな」

キョージュ「いいや、多分紙が原因だろう」

ノダミキ「キョージュいたんだ、ってかどして?」

キョージュ「…」

ナミコ「…あー説明していいよ」

ナミコ「先生が来るまでで頼むな」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:33:15.72 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「デザインするときに必要な要素はなんだ?」

キサラギ「デザイン力でしょうか?」

ノダミキ「違う違う、センスでしょ」

トモカネ「俺はノダと同じ意見だなぁ」

ナミコ「キサラギもノダも合ってる気がするが」

キョージュ「うむ、皆の言う通りだ」

キョージュ「パソコン上でデザインする場合はな」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:36:35.23 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「Webデザインなどは紙に印刷するものでないので先ほどのだけでいいだろう」

キョージュ「しかし大抵のデザインは印刷するだろう?」

キサラギ「ポスターやチラシ…その他諸々、確かにしますね」

ノダミキ「でもそれが今回のとどう関わってくるの?」

キョージュ「では印刷用紙の種類から説明していくとしよう」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:41:01.04 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「主に印刷用紙には、表面の加工別に」

キョージュ「非塗工、微塗工、塗工の3タイプある」

ナミコ「変わるとなんか意味があるのか?」

キョージュ「塗工されるほど紙の表面はつるつるになるのだ」

ノダミキ「お肌は?」

トモカネ「ならねーだろ」

ノダミキ「もーなんでトモカネが言うのさぁ」

トモカネ「別にいいだろ」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:44:18.30 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「さらにその3つの中でもさらにわかれている」

キサラギ「どんな風にわかれているんですか?」

キョージュ「では、非塗工紙から説明していく」

キョージュ「さらに主な使い道も言っていこう」

トモカネ「紙の種類で使い道なんてあるんだな」

ナミコ「お前は今まで何を聞いてたんだ?」

キョージュ「…」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:48:01.80 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「非塗工紙は4つに別れていて」

キョージュ「更紙、上質紙、中級紙、下級紙となっている」

ノダミキ「そうか…トモカネは下級戦士だったんだ」

トモカネ「俺が、サイヤ人?」

ナミコ「…」

キョージュ「…」

キサラギ「それなんですか?」

ナミコ「キサラギは知らなくていい」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:52:00.69 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「更紙が使われているのは新聞紙だな」

ナミコ「あの紙にも名前があったんだな」

キョージュ「うむ、上質紙、中級紙、下級紙は主に書籍…」

キョージュ「漫画や雑誌に使われている」

キサラギ「それだけ聞くと非塗工紙はざらざらっとした印象ですね」

ナミコ「そうだなぁ」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:54:51.02 ID:tqWYfyfB0
トモカネ「ギャリック砲!」

ノダミキ「それは王子だよ~」

ナミコ「お前らまだやってたのか」

キョージュ「次ぎの説明に行きたいのだが」

ノダミキ「どうぞ!」

ナミコ「お前ら待ちだったんだよ」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 00:57:36.48 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「では次に微塗工紙だな」

キョージュ「これには2つにわかれていて」

キョージュ「微塗工上質紙と微塗工印刷しだな」

トモカネ「そのまんまだな」

ノダミキ「つまんなーい」

ナミコ「お前らはおとなしく聞けないのか」

キサラギ「それはどんな使い道が?」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:00:04.95 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「まとめて説明してしまうが…」

キョージュ「このどちらもはカタログや雑誌のカラーページ」

キョージュ「チラシの印刷に主に使われるな」

ノダミキ「あ、さっきよりイメージがちょっとつるつるになった!」

トモカネ「さっきの雑誌とかに比べればなぁ」

ナミコ「そうだな、それでもまだちょっとざらってしてそうだけど」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:02:53.05 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「そして最後に塗工紙だ」

キョージュ「これはアート紙、コート紙、軽量コート紙の3つにわかれている」

ノダミキ「さっきより覚えやすい名前になった!」

トモカネ「そりゃカタカナが多けりゃノダも覚えられるな」

ノダミキ「トモカネと一緒にしないでよ」

ナミコ「どっちもどっちだろ」

キョージュ「…」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:06:40.42 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「これらは主に、ポスターや雑誌表紙、ラベル、カレンダーに使われるな」

キョージュ「さらに、軽量コート紙はチラシにも使われる」

ノダミキ「さっきのチラシとなにか違うの?」

キョージュ「たまにものすごくつるつるしているチラシをみないか?」

キサラギ「…建築などのちょっと高級なモノのチラシでみますね」

ナミコ「あぁ確かに」

キョージュ「うむ」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:08:49.68 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「と紙にはこのように種類が沢山あるのだ」

キョージュ「…まだ言えないくらい紙には種類があるがとりあえずこれくらいにしておこう」

ナミコ「気になるけど聞くのはやめておくよ」

キサラギ「長くなりそうですもんね」

キョージュ「…かなりな」

ナミコ「…」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:12:14.40 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「…そして紙の種類によって同じ印刷でも印象が大きく変わるのだ」

ノダミキ「なるほど、それでノダちゃんの作品が別物になっちゃったんだね」

ノダミキ「紙なんて一種類でいいのに」

ナミコ「そういうわけにもいかんだろ」

キョージュ「アート紙のようなつやつやの塗工紙に印刷するとシャープな印象で明るい仕上がりになり」

キョージュ「上質紙のような非塗工紙に印刷するとしっとりとした落ち着いた雰囲気になる」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:15:26.08 ID:tqWYfyfB0
ナミコ「じゃあ使用目的に合わせて紙を選べば」

キョージュ「よりよい作品になるだろう」

キョージュ「だからデザイナーは紙選びにもうるさいのだ」

キョージュ「印刷するときは印刷見本や紙見本を印刷所から貰ったら買ったりするといいだろう」

キョージュ「まぁだいたいのデザイナーやデザイン事務所、代理店は持っているがな」

ナミコ「なんの話だ?」

キョージュ「気にするな」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:18:50.80 ID:tqWYfyfB0
ノダミキ「むむむ、じゃあ今度からは印刷するときも神経質にならなくちゃ」

キョージュ「…学校ではただの印刷用紙を使っているからそんなに気にすることはない」

ノダミキ「え?でもノダちゃんの作品は…」

キョージュ「これはただ印刷なのにカラーモードをRGBからCMYKに直さなかったからだろう」

ノダミキ「あ、忘れてた」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:21:10.56 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「…」

キョージュ「ではちょうど紙の種類を説明していたので今度はサイズの話でもしよう」

ナミコ「まだ続くのか」

キサラギ「楽しいので問題ないです」

キョージュ「では…」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:25:42.55 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「皆がコピー用紙などを扱うときによく聞く言葉はないか?」

ナミコ「AとかBのことか?」

キョージュ「あぁ」

キサラギ「これってなんなんですか?」

キョージュ「これは日本工業規格…通称JISで定められている紙の大きさを表す単位なのだよ」

キョージュ「A列、B列ともに数字が増えるごとに半分のサイズになるのだ」

キサラギ「数字が大きくなると小さくなるってことですね」

キョージュ「そうだ」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:30:05.80 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「ちなみに私達がよく使うA4…これの大きさは210×297mmだな」

キョージュ「そしてB4が257×364mm」

キョージュ「他にもサイズが0から9あるが…」

トモカネ「A4とB4で頭が痛くなるからもういい…」

キョージュ「デザイナーになるならこれくらいは覚えるべきだが」

トモカネ「…俺は徐々に覚えていくぜ」

キョージュ「そうか、冗談だ…早見表などもあるから覚えなくても大丈夫だ」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:32:10.63 ID:tqWYfyfB0
トモカネ「早見表のことぐらい知ってたぜ!」

ノダミキ「トモカネェ、今更言っても説得力無いよ?」

トモカネ「うるせーなぁ」

ノダミキ「ナミコさん、トモカネがいじめる」

ナミコ「…」

ナミコ「雅次ぎ話していいよ」

ノダミキ「あぁん」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:34:54.09 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「先ほど説明した紙の種類でも使用用途があったように」

キョージュ「もちろんサイズの違いでも用途が変わってくる」

キョージュ「まぁ聞けばわかると思うが」

キサラギ「教えてください」

キョージュ「では大まかにだが説明していこう」

ナミコ「頼む」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:39:03.09 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「まずはペラものと呼ばれるものから」

キョージュ「ペラものは書状とか端物といわれているな」

キサラギ「ペラものって聞いたことありますけど…」

ナミコ「その2つにわかれてるんだな」

キョージュ「まぁ大まかにはな」

キョージュ「そして書状と言われるものの大きさはだいたい」

キョージュ「はがきサイズの107×150やB5、A4だな」

キョージュ「主に挨拶状やDM…ダイレクトメールに使われる大きさだ」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:42:56.05 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「そして次ぎが端物」

キョージュ「A5やB5はチラシやフライヤーに適している大きさ」

キョージュ「A4やB4はリーフレットなど…そしてA3以上の大きさのモノはポスターなどに使われるな」

ナミコ「駅とかで貼られてるポスターの大きさは?」

キョージュ「A0、別名A全が多いだろう」

キサラギ「そんなに大きいものを貼っているんですね」

キョージュ「駅は大量の人がみれるからな」

ナミコ「それくらいの大きさの方がいいのか」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:47:21.48 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「ペラものは以上だ、次にページものの説明だな」

キョージュ「ページものはパンフレットや雑誌、書籍などだ」

キサラギ「パンフレットもページものだったんですね」

ノダミキ「キサラギちゃんそれ本気で言ってるの?」

キサラギ「!」

キョージュ「多分キサラギ殿はリーフレットとパンフレットが混ざってしまっているのだろう」

トモカネ「よくあることだ、気にするな!」

ナミコ「お前もさっき私に聞いてきただろ」

トモカネ「なんでばらすんだよー」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:52:26.21 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「パンフレットの中でもB7やA6、B6は取り扱い説明書などに使われるサイズだ」

キョージュ「A5、B5は商品カタログに使われるサイズだ」

ノダミキ「ちっちゃければ取り扱い説明書、大きければカタログ?」

キョージュ「そういうわけではないが…」

キョージュ「取扱説明書などは小さい方が箱に入りやすい、商品カタログは大きい方が商品が見やすいといった利点があるのだろう」

トモカネ「へー」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:55:38.76 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「では最後に雑誌のサイズの話をしよう」

キョージュ「B6、A5、B5などは主にフリーペーパーや漫画に使われる大きさだな」

トモカネ「漫画でも単行本とかだろ?」

ノダミキ「わぁ!トモカネがなんか凄い!」

トモカネ「常識だろ」

ナミコ「…漫画をよく読むから知ってるだけだろ」

トモカネ「ふっふっふ、よくわかったなナミコさん!」

ナミコ「…」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 01:59:44.02 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「そして女性誌などでよく使われるサイズが特殊でAB判とよばれ手いる」

キョージュ「これはA判の長辺とB判の長辺を合わせたものでワイド判とも言うな」

ノダミキ「あーそれは聞いたことある!」

ナミコ「ほぉすごいな」

ノダミキ「たまたまお母さんが読んでる本にワイド判って書いてあったから」

ナミコ「確かに見かけるな」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 02:03:01.91 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「そして雑誌の類いで一般的な大きさは皆がよく知るA4サイズだな」

キョージュ「これらは週刊誌、月刊誌、ムック本で使われる大きさだ」

キョージュ「私達もたまに買う技術雑誌や季刊誌はB4サイズと少し大きかったりする」

キサラギ「ものによってこんなに大きさが変わってくるものなんですね」

トモカネ「紙を舐めちゃいけねぇぜ」

ナミコ「誰も舐めてはいないだろ」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 02:06:33.16 ID:tqWYfyfB0
キョージュ「このように、私達はただモノをデザインするだけで終わるのではなく」

キョージュ「紙自体のことも理解しておくべきだろ」

ナミコ「確かに覚えておけばいろいろなことに応用できそうだもんな」

トモカネ「そーと知ったら創作意欲がわいてきたぜ!」

ノダミキ「でも次ぎの授業は笹本先生の授業だからまったく関係ないよ?」

キサラギ「でも素猫さんがいます」

ノダミキ「もっと関係ないよ~」



おわり


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 02:07:50.15 ID:AHE21oGt0
おつ


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