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女戦士「くっコロ…」オーク「お嬢ちゃん、まだ早いぜ!」
- 1 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)05:51:27 ID:3f3
- 女戦士「いくらお腹が空いていたとは言え…1人でラーメン屋なんかに入るとは屈辱!」
オーク店長「お嬢ちゃん、そう思うのは勝手だが…口に出しちゃいけねぇよ。」
女戦士「そうだな。すまない。無礼な事を…とりあえず豚骨ラーメンを頼む。」
オーク店長「はいよー!」
- 4 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)05:56:49 ID:3f3
- 女戦士「なんだこの透明なスープは…本当に豚骨なのか!?」
オーク店長「まぁお嬢ちゃん…騙されたと思って食べてみな」
女戦士「!?…これは、紛れも無い豚骨!!!どういう事だ!」
オーク店長「これはなぁ、当店自慢の特製豚骨ラーメンよ。研究に研究を重ねて、豚骨ラーメンの常識を覆す透明スープが出来上がった訳よ。」 - 6 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:00:34 ID:3f3
- 女戦士「しかしなんだ…このスープ…見た目とのギャップで確かに豚骨スープではあるが、若干薄味と言うか、別の食材からの出汁も取れているこれは一体…」
オーク店長「お!お嬢ちゃん見た目と違って結構分かる口だね!そうだな。普段は企業秘密だが、お嬢ちゃんには一部の食材を教えよう…しかし、条件がある。」
女戦士「まさか、私を生け捕りにしてあんなことやこんな事を…」
オーク店長「違えょw」 - 8 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:04:51 ID:3f3
- 女戦士「条件と言うのはなんなんだ?」
オーク店長「実はな、明日から丁度一週間、俺は実家に帰らないといけない。だけど、丸々一週間もこの店を休みにする事は出来ない。だから一週間だけでいいから、店長代理として働いてくれないか?」
女戦士「お安い御用だ!」
オーク店長「それはありがたい。お礼にご飯お替り無料にしてあげよう!」 - 11 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:08:23 ID:3f3
- オーク店長「ほら、ご飯だ。この店では替え玉は麺ではなくご飯なんだ。」
女戦士「おお!雑炊にするのだな!!」
オーク店長「そうだ。ここの豚骨雑炊は美味しいぞー」
女戦士「どうせなら、ちくわ天と紅生姜天もトッピングしてもいいか?」
オーク「おお!じゃんじゃん食ってくれ」 - 13 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:12:32 ID:3f3
- 女戦士「しまった。ついつい乗せられてあらゆるトッピングを試してしまった…もうこうなったら全部のトッピングを試してやろう…」
オーク店長「このお嬢ちゃんよう食うなーそんなに豚骨雑炊が気に入ったか?」
女戦士「美味しいのもあるが、なんか知らないけど女戦士としての意地が…それにしても、そろそろ締めのトッピングに行きたいな。」
オーク店長「お嬢ちゃん、もう替え玉10杯目だよ…」 - 15 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:15:24 ID:3f3
- 女戦士「桜天ぷらも食べたし、いなり寿司も試したし、トンカツも試したし残るトッピングは…くっコロッケか…」
オーク店長「お嬢ちゃん。まだコロッケを注文するのは早いぜ。」
女戦士「なんだ!?まだ何かトッピングがあるのか!?」 - 16 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:17:54 ID:3f3
- オーク店長「当店自慢のフライドポテトだ!」
女戦士「なに!?豚骨雑炊にフライドポテトだと!?」
オーク店長「そうだ。このフライドポテトを食べてこそ。我が店の常連…フライドポテトを食べずしてお嬢ちゃんを帰すわけには行かない」
女戦士「ついに本気を出してきたか…通りで怪しいと思ったんだ」 - 18 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:20:37 ID:3f3
- 女戦士「私とした事が…胃袋に限界が来るとは…もう…これで…」
オーク店長「勝ったな…。」
女戦士「ええい、負けは負けだ!もう煮るなり焼くなり好きにしろ」
オーク店長「じゃあ…さっそく…」
女戦士「ゴクリ…」 - 19 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:21:43 ID:3f3
- オーク店長「レシピ書いといたから、一週間店番よろしくねー!」
女戦士「へい!かしこまりー!」 - 20 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:23:00 ID:3f3
- オーク店長が店から出て行って1日目
女戦士「しまった。まだ慣れてなくて、麺の太さがバラバラだ…」 - 21 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:23:33 ID:3f3
- 3日目
女戦士「ようやく慣れてきた!」 - 22 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:24:12 ID:3f3
- 5日目
女戦士「へいおまちー!特製豚骨ラーメン出来上がり!らっしゃっしたー!」 - 25 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:25:44 ID:3f3
- 7日目…
女戦士「短い一週間だったけど、仕事にも慣れたし、あいつが帰ってきたらここで仕事を続けるのも良いかもしれないな…」 - 26 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:26:31 ID:3f3
- 8日目…
女戦士「あれ?一週間って出て行ってから一週間?」 - 27 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:26:55 ID:3f3
- 9日目
女戦士「おかしいなー。電車がおくれてるのかな?」 - 28 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:27:52 ID:3f3
- 10日目…
女戦士「とうとう10日が過ぎてしまった…これはおかしいぞ?」 - 31 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:30:31 ID:3f3
- 1年後
女店長「あれから私は戦士を辞めて、この店の店長としてあいつを待ち続けている。なんやかんやで、私の腕が良いのか常連も付いてきた。この調子なら2号店も夢ではない。」 - 33 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:33:33 ID:3f3
- 10年後
女社長「夢の全国展開をはたし、我が社の店舗は1000店を超えた。巨万の富を手に入れ、なに不自由ない生活の筈なのに…一つだけ心残りがある。」
女社長「あいつの特製豚骨ラーメンが食べたい…」
その時、社長室の扉が突然開いた… - 35 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:36:05 ID:3f3
- 謎の男達がドカドカと社長室に押し寄せてくる。
カメラを向けられた私は何がなんだか解らなかった。
そして、あいつがやって来た。
何年ぶりか…あのオーク店長が再び私の前に現れたのだ。
しかし、そのオーク店長から私に向けられた言葉は意外な一言であった。 - 36 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:38:07 ID:3f3
- オーク店長「あの…なんの番組か解ります?」
女社長「ふぇ…?ま、まさか…モニタリング!?」
そう、この一連の流れは、もしもオーク店長に店を任されてそのまま居なくなったらどうするのかと言うモニタリングだったのだ。
完 - 38 : 名無しさん@おーぷん 2016/05/13(金)06:39:01 ID:3f3
- 長々とありがとうございました。

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