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りんごちゃん「で、アンタ達はもらってないの?チョコ?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 18:41:37.75 ID:+CoIosJ90
- モトハル「......」
副会長「......」
りんごちゃん「まぁでしょうね、アンタ達みたいな冴えない男子にチョコ上げる女子がいるわけないわよね、いたらいたでどんだけ物好きなのって話よねぇ~」
唐沢「......」
モトハル「な、なぁ...唐沢」
唐沢「やめろ、言うな」
副会長「......」
りんごちゃん「でも、もしかしたらだけど、そんな物好きな女子もいるかもしれないわよね~、そんな女神みたいな女の子が、誰とは言わないけどさぁ~」
モトハル「いや、でも...」
唐沢「ダメだ......言うな、絶対に...」
モトハル「だ、だが...」
モトハル「あのポケットから出てるチョコレートは...確実に俺たちへの...」
唐沢「い、言うなっ!」
りんごちゃん「?」
- 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 18:52:39.56 ID:+CoIosJ90
- モトハル「今のウチに言っておかないと...バレた時にヤバイんじゃ...」
唐沢「いや、りんごちゃんが気づかずに俺たちにチョコレートを渡せば俺たちの身体に影響はない、だからそんなに早めに手を打たなくてもいいはずだ」
モトハル「確かにそうだけどよ...あのチョコレート、ポケットから出すぎててもうすぐ、床に落ちそうだぞ」
唐沢「っ...確かにヤバイな、今のりんごちゃんには俺たちへの優越感しかないというのに...」
副会長「い、いくらりんごちゃんの機嫌を悪くさせたくないからと言っても、これじゃあ俺たちどの道...」
モトハル「ボコボコに...」
唐沢「くっ...そういうノリはいつも会長相手のはずなのに...」
りんごちゃん「ねぇねぇ、アンタ達何ひそひそ話してるのよ?」
「「「!?な、何でもないですっ!」」」
りんごちゃん「?...相変わらず変な奴らね、アンタ達」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:00:01.51 ID:+CoIosJ90
- モトハル「それでりんごちゃん...さん...今回はどういったご用件で?」
りんごちゃん「いやぁ~、チョコをもらえない卑屈な少年達の顔を見に来ただけよぉ~、でも、いつもと変わってなくてちょっと残念だわぁ~」
「「「......そうですか...あははははは」」」
唐沢「......バラしてやりたい、大恥をかかせたい」
モトハル「いや、言うなって言ったのお前じゃねぇか!」
唐沢「あっ...すまん、ついな」
モトハル「唐沢がキレるのも珍しいな...」
副会長「だが、いつまでもこの状況が続いたら...確実にあのチョコレートは落っこちる...」
唐沢「......確かに」
りんごちゃん「?...私の顔に何かついてんの?」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:09:35.26 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「仕方がない...自分達の身は自分達で守るしかないか」
モトハル「いや...守るって...どうやって?」
唐沢「りんごちゃん自身に、チョコレートが見え見えだと気づかせるんだ」
副会長「そんなこと......可能なのか?」
唐沢「確率は低い...そしてもしりんごちゃんがチョコレートの存在に気づいたとしても、俺達にチョコレートが見えていたことがバレれば全ては水の泡だ」
モトハル「.......だけど、可能性はあるんだよな」
唐沢「......ああ」
りんごちゃん「つか、お茶は?」
副会長「仕方ない...唐沢、お前に俺達の命は預ける、な?」
モトハル「ああ...一緒に生き残ろうぜ」
唐沢「......なら俺の命はお前達に預けるとしよう」
モトハル「フッ...構わねぇよ」
りんごちゃん「おいお前らー!いつもの接客はどうしたー!私を無視するなー!」 - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:16:11.72 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「それじゃあ計画を話す...こっちに近づいてきてくれ」
モトハル「了解」
副会長「ラジャ」
こそこそ...
りんごちゃん「ホントアイツら、お客様をほっぽいてお話するなんてなってないわねぇ~、だからチョコレートもらえないのよ」
りんごちゃん「ま、仕方ないからアンタ達に私から直々に...」チラッ...
りんごちゃん「......」
りんごちゃん(ポケットからチョコレート...はみ出してた...)
唐沢「そういうわけだが...いけるか?」
モトハル「ああ、問題ない」
副会長「勝算は無さそうだが...やるだけやるか」
唐沢「それじゃあ、作戦決行だ」
「「「オウッ!」」」 - 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:22:35.53 ID:+CoIosJ90
- りんごちゃん(嘘...まさかアイツらにもバレてたりして...)
りんごちゃん(いや、そんなこと考えちゃダメ...それにアイツらだってチョコレートの方に目線行ってなかったし...)
りんごちゃん(だから...多分バレてない...うん!バレてないわ!絶対!)
唐沢「あと今回の作戦は俺たちのためでもあり、りんごちゃんのためでもある...分かってるな?」
モトハル「ああ、あれでも俺達の友人だ......恥かかせる真似は絶対にさせねぇ」
副会長「よし、それでは最初は俺が行ってくる」 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:32:22.50 ID:+CoIosJ90
- 副会長「申し訳ありません、りんごちゃんさん、お茶とお菓子は今用意致しましたので...どうぞ」
りんごちゃん「んっ!あ、ああ...ありがと」
副会長「いえいえ、それではこちらにお掛けになってください」
モトハル「......案外普通だな」
唐沢「いや、流石だ...イスを使ってくる辺り、副会長はやはり場数を踏んでいる」
モトハル「イス?」
唐沢「ああ、りんごちゃんのチョコレートは制服のポケットから出ているだろう?」
モトハル「ああ、それは分かっているがそれがどうしてイスに...」
唐沢「分からないのか、イスに座るときは自然に目線は下方向に行ってしまう、だから制服から出ているチョコレートに必然的に気づく」
モトハル「!そ、そうか」
唐沢「よし、まさかこんなに早く事態が収拾するなんて...よくやった副会長」グッ
副会長「......」グッ - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:39:06.34 ID:+CoIosJ90
- りんごちゃん「ご丁寧にどうも...」スス...
唐沢「よし、目線は下に行った!」
モトハル「気づいてくれ!」
りんごちゃん(うーん...もう渡しちゃおうかなぁ...でも気づいてたら...いやいや!気づいてない!絶対!)
副会長「!」
唐沢「なっ!普通に座ったぞ!」
モトハル「そんな馬鹿なっ...!」
りんごちゃん(もしも...もしもアイツらが気づいてたら......私のあの態度...すっごい恥ずかしいじゃない!)
りんごちゃん「......」
副会長「......」
唐沢「嘘だろ...まさか気づかないなんて...」
モトハル「くっ...次だ!まだ次があるっ!」
りんごちゃん(あぁもう!これじゃあいつまで経っても渡せないじゃない...) - 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:45:44.27 ID:+CoIosJ90
- 副会長「悪かった...俺がふがいないせいで...」
唐沢「いいえ副会長、アレで気づかないりんごちゃんがおかしいだけであって貴方は悪くない」
モトハル「はい、アレで気づかないなんてりんごちゃんは生粋の馬鹿なんですよ」
副会長「くっ...ありがとう、お前達」
唐沢「さて、次はどうする?」
モトハル「......俺が...行こう」
唐沢「...やれるか?モトハル?」
モトハル「ああ、唐沢、副会長......俺の背中は任せます」
「「ああ、任せろ!」」
りんごちゃん(はぁ...何で私がこんなことで悩まなきゃいけないのよ...) - 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:53:41.83 ID:+CoIosJ90
- モトハル「んんっ、りんごちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど」
りんごちゃん「ん?何よ?」
モトハル「いや、今日はバレンタインデーですよね、だからりんごちゃんも誰かにチョコレートあげる予定はあるのかと思って...どうなんです?」
りんごちゃん「なっ!べ、別にそんなっ...!」
唐沢「思い切ったな...モトハル、あんなキャラを作ってまでやるなんて」
副会長「ああ、あんなにストレートにチョコの話題を出すなんて......まるで本当に死にに行っているのか」
唐沢「だが、それで気づいてくれるのなら...」
モトハル「......まさかりんごちゃん、この北高の誰かに渡したりとか......どうなんです?」
りんごちゃん「ッ!?」
唐沢「よし!手応えはある!」
副会長「これで俺達に渡す流れになってくれれば万事解決!」
モトハル「どうなんです?」
りんごちゃん「うっ...うう...」 - 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 19:59:46.55 ID:+CoIosJ90
- りんごちゃん(こ、ここで渡しちゃおうかな...)
りんごちゃん(うん...話の流れ的にもここで渡せば違和感ないし...)
りんごちゃん(......よし!)
りんごちゃん「あ、あの!」
会長「あれ?りんごちゃんまた来てたの?」
りんごちゃん「!」
「「「か、会長!?」」」
会長「いやぁ~、バレンタインって素晴らしいね、いっぱい女の子から贈り物を受け取ったよ」
りんごちゃん「......」
唐沢「......」
モトハル「......」
副会長「......」
会長「一人じゃ食べきれないからさ、皆で食べよう!」 - 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:06:13.00 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「......」
モトハル「......」
副会長「......」
会長「ん?どうかしたの皆?恐い顔して」
唐沢「い、いえ...」
モトハル「何でも...」
副会長「そ、そのチョコの山は会長が頂いたのですから会長自身で消費したほうが...」
会長「えー!俺だけじゃあ食えないって、あ!りんごちゃんも食べる?多分おいしいよ!」
りんごちゃん「!わ、私はいいわよ!と、友達からいっぱいもらってるからそっち消費しないといけないし!」
会長「そっかー、そりゃ残念」
唐沢「会長...やってくれたな...」
会長「?何が?」
唐沢「......何でもないですっ」
会長「?」 - 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:14:07.44 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「これでさらにりんごちゃんはチョコレートを渡しにくくなったはずだ...」
モトハル「だがそれでチョコレートが見え見えだと気づいたんじゃ...」
副会長「いいや、そんな動きは見られなかった」
唐沢「くっ...どうすればいい...このままでは無関係の会長までりんごちゃんの魔の手が...」チラッ...
会長「うえー、こんなに食べられないって...どうしてこんなに丹精込めて作るのかなぁ~?女子って」
りんごちゃん「ッ」
唐沢「...確実にりんごちゃんはチョコレートの事が気になってるようだ」
モトハル「ああ、今肩が微かだが動いたな」
副会長「だが、チョコレートがバレバレだということには気づいてないなんて......もどかしすぎるっ」
唐沢「これからどうやれば...」 - 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:19:53.38 ID:+CoIosJ90
- 会長「ねぇねぇ、皆何やってるのさぁ~」
唐沢「......会長」
モトハル「...話すか?」
副会長「......話した方がいいと思うな、場合によっては会長が一番の被害者になるではずだからな」
唐沢「確かに、それじゃあ話すとするか」
会長「はっは~ん、なぁるほど」
唐沢「それでこれから俺達はどうすればいいのか...」
会長「えー、そんなの簡単じゃん」
会長「りんごちゃんにチョコちょーだいって言えばいいだけの話じゃん」
「「「できるかっ!」」」 - 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:28:20.10 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「あのりんごちゃんですよ、そんな台詞吐いて地雷踏んだら一巻の終わりですよ!」
モトハル「それに、今その台詞を言えばりんごちゃんにチョコレートが見えていたっていうことがバレてしまう可能性がある!」
副会長「バレたら会長もただでは済みませんよ!」
会長「ご、ごめん...それじゃあどうするのさ?」
唐沢「だから悩んでるんですよ、それに会長のせいで...」
会長「え?俺のせい?俺何かやった?」
副会長「はい、あの会長が頂いてきたチョコレートの山......それでりんごちゃんにもプレッシャーが...」
会長「あー......確かにそうだね、ごめん」
唐沢「もういいです、終わったことですから......ですが」
唐沢「会長に謝罪の気持ちがあるなら、次は、会長が行ってきてください」
会長「.........え?」 - 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:36:10.58 ID:+CoIosJ90
- 会長「や、やぁ...りんごちゃん...ご機嫌うるわしゅう?」
りんごちゃん「......別に」
会長「ははー、そっかぁ...」
りんごちゃん「......何よ」
会長「...何でもないです」
唐沢「何やってるんですか会長!」
会長「無理だって!俺には無理だって!もう殴られたくないんだって!」
モトハル「そのくらいの恐怖、今ここにいる奴らは乗り越えてきたはずでしょ!?」
副会長「そうですよ会長、今俺達の命運は会長に委ねられているのですよ!」
会長「......俺、そんな大きいもの抱えきれるほどの器じゃない...」
モトハル「あんた仮にも会長でしょうが!」
会長「ムリムリムリムリ!絶対無理だってぇ!」
りんごちゃん「......騒がしい奴らね」 - 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:41:16.11 ID:+CoIosJ90
- りんごちゃん(何やってるんだか...私ったら...)
りんごちゃん(たかがチョコ渡すだけでこんなに悩んで...馬鹿みたい...)
りんごちゃん(......)
りんごちゃん(やっぱりとっとと渡して帰ろう...うん)
りんごちゃん(......)
りんごちゃん(でも、あの会長があれだけ貰えるんだし...他の三人はもっと貰ってるはず)
りんごちゃん(いつも暴力とか振るう私から貰ったって嬉しいはず...ないわよね)
りんごちゃん(......)
りんごちゃん「はぁ...なんなのよ、もう」
四馬鹿「「「「!?」」」」 - 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:47:25.18 ID:+CoIosJ90
- モトハル「なんなのよ...ってことは」
唐沢「俺達の態度に...」
副会長「何か感づいて...いる?」
会長「......ど、どうするの!?」
唐沢「どうするって言われても...いい加減こんなところで固まって話してたら怪しまれる...」
モトハル「......次で最後にするか」
副会長「最後っていったって......他にどうやって気づかせる?」
会長「......お、俺は行かないぞ」
唐沢「......皆、いい加減腹を括ろう」
モトハル「!」
副会長「!」
会長「そ、それってまさか...」
唐沢「はい...このままさらに不機嫌になるのは避けたい...だから、全員で直接言ってあげましょう、チョコレートのことを」 - 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:52:08.85 ID:+CoIosJ90
- 会長「イヤだ!それ絶対にボッコボコにされるってぇ!」
唐沢「いいや、やりましょう会長、これ以上何をしたって馬鹿なりんごちゃんじゃチョコレートが丸見えという事実には気づきません」
モトハル「......それもそうだな」
副会長「...遺書でも準備するか」
会長「そんなぁ...どうして俺北高の会長なんかになったんだろう...」
唐沢「......もはやこれが最善の選択、行くぞ皆」
りんごちゃん「.........はぁ」 - 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:01:28.60 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「......り、りんごちゃん...さん...いや、りんごちゃん様」
りんごちゃん「......様とか付けて何言ってるのよ、ふざけてんの?」
唐沢「あっ...すいません」
モトハル「えっと...俺達はりんごちゃんに言いたいことがあって今日、ここに来ました」
りんごちゃん「はぁ?アンタ達は元からいたじゃん、何馬鹿言ってんのよ」
モトハル「あっ...すいません」
副会長「それで...い、言いたいことというのは...」
りんごちゃん「......言いたいことって?」じー...
副会長「......か、会長が言ってくださいます!」
会長「え、ええええ!いや!やだよ!絶対やだよぉ!」
りんごちゃん「......言え、ヤルぞ」
会長「はい、言います、言わせてください」
りんごちゃん「おう、ほら言え」
会長「......りんごちゃん...結構言いにくいんだけど...言うね?」
りんごちゃん「......うん、何?」
会長「....................チョコレートが...見えてます」
りんごちゃん「ッ!?」 - 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:06:40.87 ID:+CoIosJ90
- りんごちゃん「何だ...やっぱり気づいてたんだ」
唐沢「何だ...やっぱりボコボコにはするんだ...」
モトハル「ごほっ...もう帰りたい」
副会長「......会長、ご無事で?」
会長「どうして...俺......本当のこと言っただけじゃん...何で...ねぇ何でなの...」
りんごちゃん「あーはいはい、悪かったわよ、これで許して」
唐沢「......チョコ」
モトハル「...チョコだ」
副会長「会長、チョコです、りんごちゃんからのチョコですよ」
会長「そ、そんな恐いの...い、いらなげぶっ!ぐほっ!や、やめっ!あがぁっ!」ボコッ!ボコッ! - 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:11:23.87 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「でもいいんですか...俺達、りんごちゃんには悪いことをしたっていうのに...」
りんごちゃん「いいわよ、アンタ達は私に恥かかせないようにしただけでしょ?」
モトハル「だけど...結局はりんごちゃんを傷つける結果に...」
りんごちゃん「いいって、私もアンタ達にちゃんと渡せることが出来てよかったし」
副会長「りんごちゃん...このチョコ、ありがたく頂きます」
りんごちゃん「うん、そうしてちょうだい」
会長「けほっ...かはっ......り、りんごちゃ...んぶごぉぁあ!」
りんごちゃん「アンタはここで食べなさぁぁいっ!」
会長「ふごっ!ふごっ!むごぉぉ!」 - 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:17:13.69 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「それじゃありんごちゃん、ホワイトデーは生徒会全員でお返しさせていただくので楽しみにしていてください」
りんごちゃん「うん、楽しみにしておくわ」
会長「げほっ!...お、俺は絶対にい...うぃぎゃああああ!!!」
モトハル「それじゃあ、りんごちゃん、俺達はこれで」
副会長「チョコレート本当に嬉しかったです、ありがとうございました」
りんごちゃん「うん...こっちこそ受け取ってくれてありがとね......これからもこんな私だけど...よろしくね」にこっ
「「「...はい」
会長「お、お前達!俺を置いて...ぶごぉ!まっ!ごほぉ!」
唐沢「それでは...また」
りんごちゃん「うん、またね!」 - 80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:26:26.16 ID:+CoIosJ90
- 唐沢「......俺達、りんごちゃんのことを見くびっていたのかもしれないな」
モトハル「ああ、りんごちゃんはただの可愛い女の子で俺達の...親友だ」
副会長「その親友にあんなバカみたいなことで傷つけるなんて......俺達は大バカ者だ」
唐沢「ああ...そうだな、俺達は大バカ者だな」
モトハル「バレンタインデー...今まで嫌いだったけど...」
副会長「こうやって他人の思いを受け取れるんだから...」
唐沢「いい日...なのかもな」
モトハル「よし、このチョコレートは俺達の反省の証とりんごちゃんとの絆の証だ......大切に食おうな」
唐沢「ああ」
副会長「言わなくてもな」
2月14日...
この俺達にとって忌まわしき日は...
親友との...
思い出深い日になった... - 82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:32:32.73 ID:+CoIosJ90
- ヒデノリ「で、お前達は俺達との絆の証を自分達でぶっ壊した訳だけど......何か最後に言いたいことでもあるぅん?」
唐沢「」
ヨシタケ「まさか女子高生からチョコレートを貰うなんてな...この北高でよくそんな愚かな真似が出来たな...お前ら」
モトハル「」
タダクニ「いや、別にチョコレートぐらい俺も妹から貰ったけど...」
副会長「」
ヨシタケ「おい聞いたかヒデノリ、タダクニもどうやら俺達の標的のようだ」
ヒデノリ「オッケーイ、それじゃあこれから北高男子全員で生徒会メンバー&シスコンタダクニを粛正しまーす」
タダクニ「って何で俺までぇぇぇぇえぇぇええ!?」
唐沢「......友達って何だろうな」
モトハル・副会長「.......さぁ」
2月14日
この俺達にとって忌まわしき日は...
同胞達との...
思い...出...ぶか...い...日にな..........
終 - 84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:34:55.69 ID:XnL5nBq30
- 乙
なんというタダクニ - 87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:37:25.09 ID:+CoIosJ90
- りんごちゃんがやりたくて立てたけど
意外に難しかった
後、原作読んでないんで違和感あるところがあっても勘弁してください
それではお疲れさまでした - 88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:38:27.02 ID:/QKG5mzx0
- 乙!
- 89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:42:39.61 ID:hSUMnE7uO
- 乙乙
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