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千早「ねえ、春香」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 20:57:42.82 ID:ICxiPG8i0
春香「なあに、千早ちゃん」

千早「ううん、なんでもないの。」

春香「変な千早ちゃん。」

千早「ごめんなさい・・・」

春香「いいよ、千早ちゃんに名前を呼ばれるの嬉しいし。」

千早「私が名前で呼ぶのなんて昔からじゃない。」





6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:00:37.30 ID:ICxiPG8i0
春香「ううん、始めのころは天海さん、だったよ?」

千早「う・・・」

春香「まさかこんなに仲良くなれるなんて思ってなかったなあ。千早ちゃんは他人を寄せつけない感じだったから。」

春香「ほんとクールビューティって感じ?ぬほほ」

千早「もう、春香ってば。」

春香「千早ちゃんも私と仲良くなるとは思ってなかったでしょ?」

千早「・・・正直に言うとそうかもしれないわ。私、はっきり言って春香のことつくったドジっ娘だと思ってたもの。」

春香「キャラ設定ってこと?」

千早「うん。でも今ならわかるわ。春香のアレは狙って出来るものじゃないって。」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:04:02.22 ID:ICxiPG8i0
春香「うう・・・」

千早「でもいつ大きな怪我をするか心配で、心配で。」

春香「ちはやちゃーん・・・」

千早「はいはい、そうなりそうな時は私が春香を助けるわよ。」

春香「ありがとう!」

千早「でも、こんなに生きてきて大きな怪我はしていないのだから大丈夫かもしれないわね。」

春香「うん。きっと大丈夫だよ!」

千早「でも十分に気をつけること!」

春香「はーい…」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:07:29.48 ID:ICxiPG8i0
千早「アイドル、楽しかったわね。」

春香「うん!とっても!」

千早「春香のおかげよ。」

春香「・・・!」

千早「あなたがいなかったら私はもうこの世界にいなかったかもしれないわ。」

春香「冗談でもそんなこと言わないで・・・!いなかったかもしれないなんて!」

千早「ものの例え。それくらい私にとって春香は大きな存在だったってこと。」

千早「まあこの世にはいるかもしれないけれど、芸能界は辞めていたわね…たぶん。」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:12:29.40 ID:ICxiPG8i0
春香「ねえ、千早ちゃんはあの頃プロデューサーさんのこと好きだった?」

千早「もちろん。感謝してるわ。あんなに良いプロデューサーなかなかいないわね。」

春香「やっぱり好きだったんだ。」

千早「ええ、確かにプロデューサーはかけがえのない大切な人だったわ。」

千早「でも、私は彼以上に春香のことが好きだった。」

春香「!」

千早「私は春香こそプロデューサーのこと好きだと思ってたわ。」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:18:53.48 ID:ICxiPG8i0
春香「わ、私もプロデューサーさんのことは好きだったよ!優しくて力強さもあって」

春香「あんな男の人は初めてだったなあ」

春香「でも、それ以上に大切な人がいたの。」

千早「誰かしら」

春香「分かってる癖にー」

千早「高槻さんかしら?」

春香「それは単に千早ちゃんの好みでしょー」

千早「そうとも言うわね」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:22:16.33 ID:ICxiPG8i0
千早「真?」

春香「ブッブー」

千早「萩原さん?」

春香「確かに雪歩は守ってあげたくなるほどか弱そうだったけどね。」

千早「本人は気にしていたけれど決して貧相ではなかったわね。」

春香「うんうん」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:29:10.65 ID:ICxiPG8i0
千早「美希?」

春香「美希も凄かったよね!同じアイドルとしては大切なライバルだったかな。」

千早「分かったわ!律子でしょ!」

春香「そんなに力強く言われても…違うって」

千早「水瀬さん?」

春香「んもう」

千早「四条さん?」

春香「貴音さん、いまどうしてるのかなあ」

千早「どうかしらね…」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:32:46.43 ID:ICxiPG8i0
千早「亜美真美」

春香「千早ちゃん、明らかにやる気失くしてるでしょ」

春香「あと私はロリコンじゃないから!」

千早「初耳ね」

春香「そりゃそーでしょーとも」

千早「あとは…音無さん?」

春香「たぶん地球が逆回転してもありえないよ」

千早「ひどいわね、春香」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:39:08.35 ID:ICxiPG8i0
千早「あずささん?」

春香「確かに千早ちゃんにない大切な部分はあったけどね。」

千早「くっ。」

春香「だって千早ちゃんがわざと焦らすんだもん!」

千早「そんなつもりはなかったのだけれど。」

春香「もう!私の大切な人なんて一人に決まってるじゃん!」

千早「分かってるわよ、ごめんなさい。からかっただけよ」

春香「えへへ、千早ちゃん。だーいすき。」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:44:49.03 ID:ICxiPG8i0
千早「私も好きだったわ、春香。」

春香「なんで過去形なの?!」

千早「仕方ないじゃない。私たちもうすぐ・・・」

春香「うん、そうだね・・・」

春香「何度目の春だろうね。」

千早「あ、桜の花びら。」

春香「綺麗なピンク色だね」

千早「ほんとうに」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:49:29.54 ID:ICxiPG8i0
春香「私、春が大好きだったなあ。今もだけど。」

春香「なんか希望を運んでくれる季節ってかんじで、えへへ」

千早「ええ、春香にはやっぱり春が似合うわ」

千早「以前の私は春のうららかな陽気が喉が詰まりそうで嫌いだった。」

千早「でも、春香に出逢ってから春が好きになったわ。」

春香「なんで?」

千早「だって春香は春だから。」

春香「?」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 21:55:50.49 ID:ICxiPG8i0
千早「私の心に訪れた春の陽光だったってことよ。」

春香「千早ちゃん詩人!でもそれは誉め過ぎだよー」

千早「うふふ」

春香「えへへ」

千早「みんな、元気かしら。」

春香「きっと元気だよ。」

千早「アイドルだった時期なんて、夢のように早かったわね。」

春香「本当に楽しい時間って一瞬だよね」

千早「すぐに無くなってしまうからこそ愛しいのよね」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:02:55.51 ID:ICxiPG8i0
春香「でも良かったな。小さいときからの夢が叶って。」

春香「本当にずっとずっとあの輝いたステージに立つのが夢だったから」

千早「春香はファンの人達に対してもみんなに対してもきちんと目を見て話していたわね。」

春香「うん。それが私なりの礼儀だったからね」

千早「それにいつもみんなのことを考えていて、優しくて…」

春香「そんなことないよ、周りの人に恵まれてたからだよ」

千早「そうだとしても私は春香のそういう誠実なところ本当に・・・好きだった」

春香「ありがと。」

千早「さ、お茶にしましょうか。ちょうど萩原さんが送ってくれた緑茶があるわ」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:10:55.53 ID:ICxiPG8i0
春香「うん!」

春香「雪歩の送ってくれるお茶、いつも美味しいよね。」

千早「萩原さん、昔から緑茶好きだったものね。」

千早「結構高級なものを送ってきてくれるのよね」

春香「お茶菓子はどうする?」

千早「我那覇さんが送ってくれた・・・なんだっけ?」

春香「サーターアンダギー?」

千早「そうそう。さーたーあんだぎー。それがあるわよ。」

春香「じゃあ、それにしよっか。」

千早「賛成。」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:17:38.40 ID:ICxiPG8i0
春香「響ちゃんも元気そうだよ。ほらこの写真、添えてあったの。」

千早「あっ、この子は我那覇さんの子供ね。もう45歳なの。」

千早「時が経つのは早いわね、この前産まれたと思ったのに。」

春香「私達も老けるはずだよー。お孫さんもすっかり大きくなったね。」

千早「この子ね、美人になって。若い時の我那覇さんみたいに快活そう。」

春香「この前見たときは赤ちゃんだったのにもう大学生かあ」

千早「すごいわね、本当に我那覇さんは幸せそうね」

春香「うん、響ちゃんは今も昔も変わらないよね」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:22:00.99 ID:ICxiPG8i0
千早「春香、お茶入ったわよ」

春香「ありがと、千早ちゃん!って熱い!」

千早「もう、火傷しないでよ。」

春香「えへへ・・・」

千早「相変わらず危なっかしいんだから。うん、やっぱり美味しいわね」

春香「あっ、茶柱たってる!」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:25:34.04 ID:ICxiPG8i0
千早「春香にいいことがありますように。」

春香「千早ちゃん、優しい!」

千早「のどかね。」

春香「うん。」

千早「私ね、夢があったの」

春香「なあに?」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:30:21.97 ID:ICxiPG8i0
千早「老後に大切な人と縁側で一緒にお茶を飲むこと。」

春香「ささやかだね」

千早「でももう叶っちゃったわね。」

春香「私のおかげ?」

千早「そうね。春香のおかげね。」

春香「でも、こういうのなんかいいよね」

千早「ええ。」



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:39:00.10 ID:ICxiPG8i0
春香「ー♪」

千早「『思い出をありがとう』?」

春香「懐かしいでしょ?」

千早「思い出をありがとう、勇気までもらーえた」

春香「かーなーしみや切なさ今日ですーべて」

千早「さようなら」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:43:48.35 ID:ICxiPG8i0
春香「あの頃は自分がおばあちゃんになるなんて想像もしてなかったなあ」

千早「確かに、なぜか現実味がなかったのよね」

春香「ずっと若いまま、このままいられるような気さえしてたもん」

春香「でも、みんなそうなんだよね。」

千早「うん」

春香「私達のおばあちゃんだって若い頃はあったんだよね」

千早「当たり前だけど気付きにくいことよね。」

春香「だってみんなはみんなの時間を生きてるから」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:48:56.69 ID:ICxiPG8i0
千早「声もしわがれちゃったわね。」

春香「もうアイドルソングは歌えないかなー」

千早「私はどんな声の春香も好きよ。」

春香「そっと潜る私、マーメイ♪」

千早「やっぱり無理があるわね・・・」

春香「褒めて落とした!褒めて落としたよ!千早ちゃん!」

千早「蒼いー鳥ーもししあわーせ」

春香「なんか優しい感じのする『蒼い鳥』だねぇ」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:52:22.70 ID:ICxiPG8i0
春香「私ね、最初千早ちゃんの『蒼い鳥』聴いた時…怖かった。」

千早「怖い?」

春香「どこまでも冷たくて飲み込まれてしまいそうだったから。」

千早「それを太陽の春香が溶かしてくれたのね」

春香「もう、千早ちゃんったら!」

千早「やっぱり若い頃しかあんな瑞々しい声は出せないわね。」

春香「うん。」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 22:57:47.04 ID:ICxiPG8i0
千早「美希とプロデューサーは元気かしら」

春香「そういえば最近手紙こないよね。」

千早「でも、あのふたりならきっと今でも幸せだわ」

春香「結婚式でもラブラブだったもんね」

千早「見ているこちらの方が気恥ずかしかったわ…。」

春香「確かに。美希が所構わずプロデューサーさんにちゅっちゅするんだもんね。」

千早「もう、ほんとに美希ったら」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:03:55.98 ID:ICxiPG8i0
千早「高槻さんは・・・可愛かったわね」

春香「うん・・・」

千早「とっても健気で明るくて」

春香「苦労なんて滲ませない」

千早「そんな元気に振る舞う高槻さんが、私羨ましかったわ」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:06:39.48 ID:ICxiPG8i0
春香「やよいは凄い子だったよね」

千早「ええ。」

春香「伊織と仲が良かったよね」

千早「水瀬さんと高槻さんはお互いをよく分かってたわよね」

春香「今でもきっと遠くで伊織とやよいは仲良くしてるよ。」

千早「それなら私も嬉しいわ。」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:11:15.85 ID:ICxiPG8i0
春香「真と雪歩は…」

千早「あれが彼女たちにとっての最良の選択だったのよ。」

春香「そうかな。」

千早「彼女たちが決めたこと、私たちが口をだしていいことじゃないわ」

春香「雪歩と真、あんなに仲良かったのに…」

千早「春香、萩原さんの送ってくれたお茶に同封されていた手紙見た?」

春香「見てない…」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:21:57.64 ID:ICxiPG8i0
千早「ほら、これ」

春香「写真…」

千早「可愛らしいおばあちゃんと…」

春香「これは雪歩だよね、この横にいるのは…もしかして!」

千早「ほらね」

春香「真!仲直りしたんだ!」

千早「随分時間はかかっちゃったけどね。」

千早「そういうものなのよ、親友って。」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:54:06.40 ID:ICxiPG8i0
春香「よかったあ、仲良しの二人にもどって」

千早「本当にね…」

春香「亜美と真美は相変わらずだよね。」

千早「ふたりでどこにでも行ってしまうものね。」

春香「お互い結婚して子供もいて」

千早「子供・・・」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:56:55.75 ID:ICxiPG8i0
春香「ねえ千早ちゃんも子供欲しかった?」

千早「欲しくない、と言ったら嘘になるけれど」

春香「やっぱり、そうだよね・・・」

千早「でも、きっと私にとって春香といることこそが最良の選択だったと思うから。

千早「だから後悔はしてないわ。」

春香「私も、千早ちゃんといて本当に幸せだったよ。」

千早「ねえ、春香」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/14(火) 23:59:10.17 ID:ICxiPG8i0
春香「なあに、千早ちゃん」

千早「私ね、もうひとつ夢があるの」

春香「聞かせて。」

千早「いやよ・・・きっと馬鹿にするもの」

春香「しないしない!」

千早「本当に?」

春香「ほんとほんと!」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:01:08.33 ID:15lVPKu70
千早「じゃあ、言うわ」

春香「待ってましたあ!」

千早「・・・」

春香「千早ちゃん?」

千早「好きなひとに…膝枕してもらう…っていう夢」

春香「ぶほほ!可愛すぎる!可愛すぎるよ、千早ちゃん!」


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:02:39.92 ID:15lVPKu70
千早「あっ、やっぱり笑った!」

春香「だってあまりにもささやかで、可愛すぎるんだもん」

千早「くっ。」

春香「そんなこと、言ってくれたら何度でもしてあげるのに。」

千早「ほ、ほんと?」

春香「おいで、千早ちゃん」

千早「う、うん」


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:04:28.34 ID:15lVPKu70
春香「ほら、よしよし」

千早「くすぐったいわ、春香」

春香「千早ちゃんの髪って昔からサラサラだよね」

千早「でも大分パサパサになっちゃったわ。」

春香「そんなことないよ」

千早「春香の匂い、安心する・・・」

春香「使ってるシャンプーも石鹸も千早ちゃんと変わらないよ?」


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:12:20.94 ID:15lVPKu70
千早「ううん、これは春香特有の匂いよ。桜が薫るような心地好い香りだわ。」

春香「へへ。お褒めにあずかり光栄です」

千早「・・・」

春香「・・・」

千早「桜の木の下には死体が埋まってるって知ってた?」

春香「うん!何十年も前に現代文の授業でやったよ!んと、梶井基次郎だっけ?」

千早「そう、檸檬の作者の。」


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:20:08.43 ID:15lVPKu70
春香「桜があまりにも綺麗だから不安になったんだよね。」

千早「私も昔は綺麗なものを見ると不安になった。でも今はこうして美しいものを見て美しいと思える。そしてそれを共感出来る人がいる。それってたまらなく幸せなことだわ。」

春香「幸せを幸せと思えることこそが幸せってことだね」 

千早「ええ。」

春香「私もそう思う。」

千早「春香ならそう言ってくれると思った。」

春香「えへへ。」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:24:38.44 ID:15lVPKu70
千早「裸で抱き合うことはなくなったわね」

春香「寂しいなあ、私千早ちゃんと肌を重ねるの好きだったし、千早ちゃんがよがる姿がたまらなくかわい・・・」

千早「ちょっと!春香!」

春香「千早ちゃんが先にそーゆー話にもっていったくせに。」

千早「でも私はセックスよりもキスのほうがもっと好きだったわ。だから春香・・・」

春香「もう、膝枕しながらキス?千早ちゃんはあまえんぼさんだなあ」


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:27:12.13 ID:15lVPKu70
千早「春香。はやく」

春香「ちゅっ」

千早「安心したら眠くなってきちゃった」

春香「じゃあお昼寝しよっか。」

千早「このまま。」

春香「もう。ほんとにー」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:29:46.66 ID:15lVPKu70
千早「ねえ、春香」

春香「なあに、千早ちゃん」

千早「おやすみなさい。」

春香「うん、おやすみ。千早ちゃん」

ねえ、春香。
私、本当にほんとうにあなたのことが

好きだったの。


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:33:19.33 ID:15lVPKu70
春香「千早ちゃん・・・」

春香「もう、先に寝ちゃうなんて。若い頃からは考えられないよ」

ほんとに、昔の私が見たら呆れるわね。

春香「私も大好きだったよ。私は頑張ってる千早ちゃんのこと、ずっと守ってあげたかったんだ。」

ありがとう、春香。

春香「だからずっとそばにいて…幸せだったの」

春香「桜、綺麗だね。私達もいつかあの桜の養分になるんだね。」

ええ、そうかもしれないわね。

春香「また、起きたら話そう。」

うん。たくさん話しましょう。

春香「いっぱい、いっぱい、話そうね。」


                    END


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:34:28.58 ID:lWlKR7xm0


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:35:03.16 ID:15lVPKu70
終わった!
アニマス終わって寂しい気持ちを紛らわした!!
はるちはわっほい!


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 00:35:52.28 ID:DJsgtQCa0

良かったけど切ないなぁ


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 01:42:21.14 ID:kf2rLJ3VP

ほんのり悲しさも感じる素敵なSSだったよ



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 「アイマス」カテゴリの記事


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  1. 2013/05/30(木) 00:39:18

    切ない


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