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教授「遺跡へ潜るぞ」助手「……はい?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:32:34.00 ID:Fx8dsHIx0
- 人は宇宙を飛び、月には人が住む時代
宇宙歴100年……西暦に直すと約5000年。
この時代に生きる人々は、先人達による核の過ちを踏まえ、平和な世界を創り上げる事に成功した
そのために不可欠だった存在、
それは『考古学者』であった。
これは宇宙を染める人々の心躍る未来の話ではなく、過去を照らす人々の話
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:33:29.80 ID:Fx8dsHIx0
- ~地球・歴史大学~
?「助手、コーヒーを淹れてくれ」ペラッ
助手「はいはい……砂糖はどのくらいで?」コポコポ
?「ふむ……今日は微糖で頼む」ペラッ
助手「どうぞ」コトッ
?「ありがとう」ペラッ
助手「何を読んでるんですか、教授?」
教授「核の時代の人々が残した『マンガ』という書物さ」ペラッ - 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:34:10.58 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「へぇ……読めるんですか?」
教授「あぁ。『火の鳥』という題だ」ペラッ
助手「ふーん……どういう内容なんです?」
教授「ふむ……命が主題のSFファンタジーといったものかな。非常に面白い」ペラッ
助手「へぇ……。にしても、そこまで保存状態の良い物があるんですね」
教授「……いや。これは遺跡で収集したデータを元に再現したいわば復刻版だ」ペラッ
助手「そんな事ができるんですか
……にしても、ファンタジーですか。核の時代にも娯楽は存在したんですね」
- 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:34:43.45 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「当然さ……当時はこのようなデフォルメされた人物に恋をする人々も存在したようだな」スッ
助手「この絵に対して恋……ですか、
ははっ、核の時代って人まで変わっていますね」
教授「そうだな……さて助手」パタン
助手「はい?」
教授「遺跡へ潜るぞ」
助手「……はい?」 - 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:35:09.72 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「西暦2000年頃の遺跡だ。
エリア11、知らないか?」
助手「いえ、知ってます……確かその頃はJAPANだとか、NIHONまたはNIPPONって呼ばれていて……
ってそうじゃなくて!も、潜るって僕も一緒にですか!?」
教授「潜るぞ、と言ったんだ。『ぞ』は何のために存在する?」
助手「す、すいません。けど……エヘヘ、遂に僕も!」
教授「そこまで喜ぶとは思わなかったな」ニコッ
助手「喜んで当たり前ですよ!あぁ、感激だぁ……。
教授も、初めてはこんな気持ちだったんですか?」
教授「いや……あまり覚えていないな」
助手「あれ、そうなんですか?
教授のことだからてっきり覚えてるのかと」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:35:49.18 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「漂流中に魚を捕ろうと必死になっている時に偶然見かけた」
助手「……(遺跡まで、浅くても水深300mはあったような……)」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:36:12.88 ID:Fx8dsHIx0
- ~エリア11海域・調査船内~
翌日
助手「一睡も出来なかった……緊張しすぎました」ギョロッ
教授「そう気を張る必要も無いさ」
助手「はい」ギロリ
教授「……そうだ、お前は鏡を見てこい。目が覚めるぞ」
助手「鏡……?分かりました……鏡……鏡……」ヒタ…ヒタ…
教授「……」コポコポ
ウ、ウオアアアアアアアアア!!!!
教授「月のコーヒーはうまい……」ゴクリ - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:36:37.44 ID:Fx8dsHIx0
- ~調査船・探査ロボット内~
教授「装備は準備出来たな」
助手「はい」キリッ
教授「探査ロボの操作は大丈夫か?」
助手「問題ありません」キリッ
教授「そうか。メンテナンスは?」
助手「済んでいます」キリッ
教授「アームの動作は?」
ウィーン
助手「自分の手のように動きます」キリッ - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:37:03.83 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「神経接続も問題は無いな」
助手「えぇ……いつでも行けますよ」キリッ
教授「よし……」
助手「なんでもできますよ」キリッ
教授「船上で待機しろ」
助手「おい!」ギロリ
教授「はっはっは冗談だ」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:37:40.45 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「止めてくださいよ全く……所で、今回の目的ってなんなんですか?」
教授「別に」
助手「え?」
教授「別に何も無いが」
助手「……」
教授「好きにすればいい」
助手「……えと……教授から指示があるんじゃ?」
教授「私からは何も無いが」
助手「つ、つまり自由行動と?」
教授「そうなる」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:38:31.18 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「……ちょ、ちょっと、ちょっと待って下さい。
僕は一年前に遺跡の調査の為にってロボットの免許を取ったのに、
それから今日までの一年間はずっと先生の手伝いをしてただけなんですよ?
しかも、ブランクとかじゃなくてこれが完全に初めてなんですよ。なのに目的もなく自由行動って……
僕死ぬかもしれませんよ!?」
教授「……それもそうだな」
助手「怖っ!?この人にナチュラルに殺されるところだった!」
教授「分かった、じゃあ私がサポートに回ることにしよう」
助手「はぁ……お願いします」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:38:58.31 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「よし。じゃあ行くぞ」ザバァン
助手「え、ちょ!?」
教授「どうした、早くしろ」プカプカ
助手「あーもう……ままよ!」ドバァン
- 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:39:27.40 ID:Fx8dsHIx0
- ~海中~
コポコポ
教授「こちらエンペラー。聞こえるか」
助手「こちらスレイブ。感度良好……っていうかこのスレイブっていうコードネームどうにかなりません!?
奴隷と皇帝って!
通信する度に感じなくて良い圧倒的すぎる劣等感を感じるんですが!」
教授「別に普段通りでも構わないが」
助手「いいのかよ……」
教授「不具合は無いな」
助手「はい、視界も良好です」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:40:12.44 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「では後は自由に行動してくれて構わん」
助手「ほ、本当に自由行動なんですね……分かりました。じゃあ、一気に海底まで沈みます」
教授「分かった」
助手「一度浮力を無くします」
教授「あぁ。誤って電源を切らないように気をつけろ、再起動には時間がかかる」
助手「了解です。あっ」プツッ
教授「……切ったか?」 - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:40:43.48 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「……」
教授「……切ったんだな」
助手「すいません」キリッ
教授「とりあえず、海底に着いてから再び起動しろ」
助手「了解です……」
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:41:21.46 ID:Fx8dsHIx0
- ~海底・遺跡~
助手「うわぁ……水の中に都市が……映像で見るよりも綺麗っていうか、幻想的ですね!」
教授「それも映像だ」
助手「……神経を接続してるんだ
から何も変わりませんよーだ」
教授「そうか」
助手「それはそうと、教授はここへ来たことは?」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:41:59.25 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「いや、この区域は事実上初の調査だ」
助手「えっ……?」
教授「つまり、重要だという事だ」
助手「そ……そんなに重要ならどうして僕なんかに!何かあったら教授が……」
教授「信頼しているさ」
助手「でも……!」
教授「……二つの箱があるとしよう」
助手「え……?」 - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:43:15.43 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「一つはビックリ箱だ。もう一つには何が入っているか分からない」
助手「……」
教授「お前なら分かっている方と分からない方、どっちを開ける?」
助手「……何が入っているか分からない方を」
教授「そうか。実はその箱もビックリ箱だ」
助手「な、なんですかそれ……」
教授「はっはっは……さて、お前はどっちの方が驚く?」 - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:43:34.60 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「それは、後者ですね」
教授「そうだろうな。前者を選ぶ奴は考古学なんて学ばない……
いや、本当ならそういうやつこそ考古学者に向いているんだろうな」
助手「……」
教授「だが一人の学者、一人の人間として楽しめているのは確実に後者だろう」
助手「……分かりました。僕、頑張ります!」
教授「あぁ。もう一度言う、信頼している」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:44:21.52 ID:Fx8dsHIx0
- ~遺跡・建物内部~
助手「これ、すごい……浸水しないで残った空間が本当にあるなんて……」
教授「珍しいな……こういう風に空気が溜まる事はまずありえないんだがな」
助手「……確か『海底書庫』、でしたっけ?こういう現象のお陰で、当時の資料が沢山残ってたのって」
教授「そうだ。ちなみに火の鳥のデータもそこから採取された」
助手「へぇ……そうだったんですか」 - 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:45:17.08 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「あぁ。……何かないか自由に調べてみろ」
助手「はい……ん、あれは一体?」
教授「劣化が激しいが……主成分は金属……鉄か。ふむ、恐らく戦車と呼ばれる兵器だな」ピピッ
助手「兵器ですか……今では捨てられた英知の結晶、ってやつですね。でも、どうしてエリア11に兵器が?確か講義では戦争を捨てた国だと……」
教授「エリア11に関しては極端に情報が少なくてな……それでこの事に関しては様々な説がある」
助手「例えば?」
教授「例えば、これらは密造された物で、他国への侵攻のための物であるとかな」
助手「他には?」
教授「ふむ……変わった説だと自衛のための軍であるという説だな」 - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:46:11.09 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「自衛のための軍ですか。……何か矛盾していますね」
教授「その矛盾も時に重要なのが考古学だ」
助手「なるほど……ちなみに、教授はどう思ってるんですか?」
教授「……他国の物であるというのが私の意見だな。同盟国の一つや二つはあったはずだ」
助手「なるほど……」
教授「……情報が少ないのにも理由があるんだがな」ボソッ
助手「はい?」 - 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:46:42.18 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「なんでもないさ……さて。他にも何か変わった物は無いか?」
助手「うーん……ここって、軍事施設、ってやつなんですかね?」
教授「そのようだな」
助手「僕にはよく分からないけど、兵器しかありませんよ」
教授「そのようだな。……では、片っ端からデータを取ったらここを壊す」
助手「……はい?」 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:47:14.68 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「ここを壊すと言った」
助手「え……な、なんで!?」
教授「……兵器は全ての人類の敵だ。誰が使うかじゃあない。存在自体が悪だからだ」
助手「そんな……貴重な資料じゃあないんですか?」
教授「そうだ、非常に貴重なものだ」
助手「だったら地上に持ち帰って……」 - 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:47:36.85 ID:Fx8dsHIx0
- 教授「駄目だ」
助手「そんな……どうしてです?」
教授「これら兵器は、存在自体が悪。その一言に尽きる。
これを持ち帰ると、どうなる?
お前は既に例を知っている」
助手「え……これを詳しく調べて……情報を取って……」
教授「それからどうする?」
助手「えと……当時の事が、より良く分かるんじゃあ……」
教授「……正確には、当時の『兵器』の事だな」 - 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:48:19.55 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「それはそうですけど……その、答えは何ですか?」
教授「私は、火の鳥を読んでいたな」
助手「……はい」
教授「火の鳥はどうやって手に入った?」
助手「……!
そうか、レプリカを……」
教授「気付いたな
その通りだ。私達は火の鳥のレプリカ、即ち復刻版を作った
そしてそれは恐らく兵器でも例外ではない」 - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:48:55.31 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「兵器は……例えレプリカでも存在しないほうが良いんですか?」
教授「あぁ。
知識としての兵器、戦争は必要だ。
人は過ちを忘れてはいけないからな。
だがレプリカとしての兵器、模倣としての戦争は絶対に存在してはいけない。
良いか?今私達が感じている平和というのは核の時代の人々が間違いに気づき、それからの約三千年間変わらずに続いてきた物なんだ。」 - 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:49:33.19 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「……そうなんですね……例えこんなボロボロの錆の塊でも、ですか?」
教授「そうだ……核の時代よりも前、人々は木の棒を使って戦っていた。それはどういうことか分かるか?」
助手「……火種、ですか?」
教授「あぁ、正解だ。
木の棒は石の付いた槍になり、木と石の槍は木と鉄の槍になり……
そうやって兵器は進化しつづけて、やがてこんな鉄の塊を生み、核を生み出したんだ
その速度は異常だ。たったの100年程で、人類は滅ぶ直前にまで足を踏み入れた」 - 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:50:04.92 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「なるほど……」
教授「……まぁ、勿体無いと思うのは同感だがな」
助手「……じゃあ、早くデータをとっちゃいましょうか」
教授「ああ」 - 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:50:40.94 ID:Fx8dsHIx0
- ~海面~
夕方
助手「結局、大した物はありませんでしたね」
教授「だな」
助手「……けど、すごく大事な事を教わりました!」
教授「はっは……。それは良かった」
助手「それで、明日は自由行動にしましょう」
教授「ん?良いのか?」 - 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:51:01.17 ID:Fx8dsHIx0
- 助手「はい。その方が良いと思って」
教授「ふむ……そうか……」ショボーン
助手「やだな、そういう意味じゃありませんよ!」
教授「ん?」
助手「……教授も、中身の分からない箱を開けたいだろうと思って」
教授「……はっは」
~終末~ - 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:51:55.32 ID:Fx8dsHIx0
- あっさり終わったけど読んでもらえたら嬉しいぜ
その内に月編を書いたらまたスレ立てます - 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:52:38.04 ID:9qRDsjrM0
- えっ終わり?
- 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:53:22.59 ID:Fx8dsHIx0
- >>45
一応短編のつもりだったさー - 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 22:53:03.89 ID:cVDz1GJ/0
- 随分あっさりしてたけど嫌いじゃないぞ乙
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 23:03:25.93 ID:8xg4/KyP0
- おもしろかったぞ
こんな世界観のものが読みたかったんだ - 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/15(水) 23:10:41.88 ID:KG/FN3Ed0
- 支援しにきたら終わってた
乙

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