阿笠「もうやめよう、こんなことは」 コナン「なっ!?」
- 1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 10:29:01.195 ID:+y2nmQdh0.net
- コナン「ど、どうしちまったんだよ、博士!?」
- 2 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 10:33:13.017 ID:+y2nmQdh0.net
- 阿笠「ワシは、今までワシの発明によって、散々光彦君を苦しめてきた」
阿笠「だが、気づいてしまったんじゃよ・・・。ワシらの楽しみのために一人の人間を犠牲にする罪深さに」
コナン「何を言って・・・・・・」
阿笠「そこでワシはこれからは、光彦君を幸せにする発明をすることにした」
阿笠「ワシらの罪はそれで許されるほど軽いものではない。だが、これでせめてもの罪滅ぼしになればと、ワシはそう考えている」
コナン「・・・・・・」 - 5 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 10:38:03.096 ID:+y2nmQdh0.net
- 次の日
コナン「ふざけるなよ・・・博士」
コナン「確かに俺も罪悪感に押しつぶされそうなことはあった」
コナン「でも、それでも頑張れたのは博士がそばで笑ってくれてたからじゃねぇか」
コナン「何よりも幸せそうな無邪気な顔して笑ってくれてたからじゃねぇか・・・」
コナン「それを今更・・・。ひでぇよ、ひでぇよ博士・・・」ポロポロ
光彦「どうしたんですか!?コナン君!!」 - 6 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 10:41:28.057 ID:+y2nmQdh0.net
- コナン「み、光彦!?なんでもねぇよ・・・」フキフキ
光彦「コナン君、泣いてるじゃないですか!?」
コナン「泣いてねぇよ」
光彦「・・・何か悩みがあるなら相談に乗りますよ」
コナン「・・・・・・」
コナン「光彦、俺は最低の人間なんだ・・・」 - 7 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 10:49:45.671 ID:+y2nmQdh0.net
- コナン「ある人が、ある人を幸せにしたいと言った。俺はそれが許せねぇんだ」
光彦「・・・・・・」
コナン「な?軽蔑するだろ、こんなに心が狭い俺のことを」
光彦「そんなことありません!!」
コナン「!?」
光彦「コナン君は僕の友達であり、憧れでもあります」
光彦「何があったのか、僕にはわかりません。でも、一つだけ言えることがあります」
光彦「僕はいつでもコナン君の味方だということです。コナン君が苦しんでるときは助けになりたい」
光彦「僕じゃ頼りないかもしれませんが・・・」
コナン「・・・・・・」 - 8 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 10:56:40.105 ID:+y2nmQdh0.net
- 光彦「それでは僕は用事がありますので、これで・・・」
コナン「・・・・・・」
コナン「光彦を幸せに、か」
コナン「それもありかも、な」
翌日博士宅
阿笠「できたぞい、光彦幸せスイッチじゃ!」
阿笠「このスイッチを押せば、光彦君が幸せになるぞい、簡単じゃろ!」
コナン「・・・・・・」
コナン「これを押せば、光彦が幸せになっちまうんだな・・・」
阿笠「まだ迷ってるのか?」
コナン「ああ、少しな。でも決めたことだ。俺はこれを使って光彦を幸せにする」
阿笠「その意気じゃ、新一!」 - 9 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 11:01:28.129 ID:+y2nmQdh0.net
- 翌日学校
歩美「コナン君ー!この問題教えて!」
コナン「しゃーねーな、見せてみろ」
コナン「これはこうしてこうするとだな・・・」
歩美「うわー、コナン君頭いいなぁ!!すごい!!」
コナン「バーロー」ニヤニヤ
光彦「二人とも何やってるんですかー?」 - 12 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 11:11:27.100 ID:+y2nmQdh0.net
- 歩美「あ、光彦君ー!」
コナン(きたっ・・・!?)
コナン「ああ、歩美に勉強を教えてたところだ」
光彦「コナン君頭いいですもんねー」
コナン(今、このスイッチを押せば・・・!)
光彦「この問題難しいですよねー」
歩美「うん!でもコナン君が教えてくれたから大丈夫だよ!!」
コナン(お、押すぞ。何を迷ってる、決めたことじゃねぇか)ドキドキ
光彦「じゃあこっちの問題はどうですか?」
コナン(いまだ!押すぞおおおおお)ポチ
歩美「うーん、これもわかんないー」
コナン(さて、押したがどうなる・・・?)
光彦「うわ、コナン君すごい汗ですよ、大丈夫ですか?」
コナン「バーロー、何でもねぇよ」
コナン(おかしいな、何も起きないな・・・) - 16 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 11:23:12.375 ID:+y2nmQdh0.net
- 光彦「さて歩美ちゃん、こっちは僕が教えますね。これはこうしてこうすると・・・」
歩美「すごーい!光彦君!ありがとう!」
光彦「いえいえ、お安い御用ですよ」
歩美「はい、これお礼」(諭吉)
コナン(!?)
光彦「ちょ、歩美ちゃん、お金なんていりませんって!」
歩美「いいの、私いっぱいパパいるからこれくらいどうってことないの」
コナン(ななな・・・)
光彦「パパ!?いやそれはそれとして、こんなの受け取れませんよ!!」
歩美「お願い、もらって!わたし、光彦君にこれをもらってほしいの!!」
光彦「わ、わかりました、そこまで言うなら・・・」
コナン(まじかよ・・・) - 18 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 11:26:33.903 ID:+y2nmQdh0.net
- コナン「相変わらず恐ろしい威力だぜ、博士の発明」
コナン「ん、何?こんなところに説明書が」
「スイッチをたくさん押すほど、光彦君がより幸せになります」
コナン「つまり連打すればさらに威力が高まるってことか・・・」ゴクリ - 22 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 11:40:00.764 ID:+y2nmQdh0.net
- それからコナンはことあるごとにスイッチを押していった
光彦「コナン君、昨日一万円拾ったんですよ!」
光彦「コナン君、さっき蘭さんの処女をもらったんですよ!」
光彦「フリマで100円で買った壷をヤフオクに出品したら3万円で売れたんですよ!」
光彦「僕が持ってる株がストップ高になって70万儲かったんですよ!」
光彦の幸せはどんどん度合いが増していき、光彦の生活が目に見えて豊かになっていった - 25 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 11:52:03.320 ID:+y2nmQdh0.net
- そしてある日
光彦「どうです?この時計」
歩美「うわー高そうだねぇ」
光彦「いえいえ、たったの300万ですよ」
コナン「・・・・・・」
コナン「・・・なぁ、光彦。最近無駄遣いが過ぎないか?」
光彦「?こんなの僕にとっては道端の石ころ程度の額ですが」
コナン「くっ・・・」
歩美「光彦君お金持ちなんだねぇ」
コナン「でもお前つい3ヶ月前はそんな金もってなかっただろ」
光彦「ん?あれあれ?コナン君、嫉妬ですかぁ??」
歩美「コナン君みっともないよー」
光彦「まあまあ歩美ちゃん、彼の気持ちもわかってあげてよ」ニヤニヤ
光彦「さ、歩美ちゃん帰ろうか。今度はエルメスのバッグでも買ってあげるよ。コナン君は一人で掃除お願いね、ちゃんとバイト料は支払うからさぁ」
コナン「・・・・・・」
コナン「博士、これがあんたの望んだ結末なのかよ・・・」 - 27 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 12:02:03.063 ID:+y2nmQdh0.net
- コナン「ん?何だ。このスイッチの側面のシール剥がれるぞ」ペリ
コナン「何か書いてある。それにこの小さいボタンは?」
「新一よ、辛くなったら、この幸せリミッターを解除するのだ」
コナン「幸せリミッター?なんだこれは」
コナン「辛くなったら?博士は俺がこんな思いをすることを見越してたのか?」
コナン「・・・・・・」
コナン「・・・なるほど、そういうことかよ、博士」ニタリ - 31 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 12:18:01.324 ID:+y2nmQdh0.net
- 次の日
光彦「どうしたんですか?コナン君。こんなところに呼び出して」
コナン「今日は光彦に話したいことがあってきたんだ」
光彦「なんですか、改まって。お金の相談ですか?嫌だなぁコナン君は」
コナン「スッ」
光彦「?なんですかそれは?」
コナン「お前にはこれが何に見える?」
光彦「ただの汚らしいスイッチに見えますが」
コナン「これがお前の正体だよ」
光彦「正体?・・・はて?」
コナン「今やお前を構成してるほぼ全てが、こいつというわけだ。でもまだちっぽけだがお前はまだ残っているだろうな」
コナン「だが、より大きなものでお前を埋め尽くせばどうなる?もとのお前は完全に消滅し、完全にこいつに成り代わるだろう」
光彦「???」
コナン「何を言っているかわからないって顔してるな」
コナン「つまりこういうことだよおおおおお!」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
光彦「・・・・・・・・・・・・お花畑、綺麗だなぁ」 - 33 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/06/03(金) 12:28:43.018 ID:+y2nmQdh0.net
- 光彦「このふわふわした幸福感はなんだろう」
光彦「・・・あは、あははははははは」
光彦が全裸になり駆けていく
光彦「フリーダム!僕は自由だああああああ」
彼はすべてのしがらみから解放され、本当の幸福を手に入れたのだった
阿笠「すがすがしい顔をしているな、新一」
コナン「ああ、いいことした後は気分がいいな。みろよ、光彦のあの無邪気な笑顔を」
阿笠「やはり光彦君はこうでないとな。これからも光彦君には幸せでいてもらおう」
阿笠「ワシらの享楽のためにな」ニタリ
End

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