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【モバマスSS】 暑い日ときつね娘とラムネ
- 1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 20:59:38.91 ID:QcN0as+80
- 「暑いー……」
ああ、暑いね
「シューコちゃん溶けちゃう」
ああ、溶けちゃうね
「プロデューサー、聞いてる?」
プロデューサー、聞いてる
「聞いてないやん」
聞いてるよ?
- 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:04:19.96 ID:QcN0as+80
- 「なんでこんなに暑いの?」
それはお天道様に聞いておくれ
しかし、この暑さは尋常じゃない
「やっほー、シューコちゃんの声聞こえてるー?」
まだ梅雨も明けてないのに、今年の夏はどうなるんだ
「聞こえてますかー?」
だから聞こえてるっての!
脇腹をツンツンするな - 3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:08:35.46 ID:QcN0as+80
- 扇風機で我慢しなさい、扇風機で
「シューコちゃんは現代っ子だから、クーラーがいいな」
ほう……お望み通りつけてやろうじゃないか
無言でクーラーのスイッチを押す
主電源が入り、けたたましい音がする
「お、クーラーつけてくれたの」
周子がそこまで言うからな
ただし、後悔するなよ? - 4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:15:45.94 ID:QcN0as+80
- 「後悔なんてしないよ、あーこれで涼しくな……いよ!」
おいおい、せっかくクーラーつけたってのに
やれやれと大げさにリアクションをする
「なにこれ!? あったかい風しかこないじゃん……」
だから後悔するなって言っただろうに
クーラーはお亡くなりになったんだ、良いやつだったよ……
「そんな……あたしはこれからどうやって暑さを防げばいいん?」
明日には業者来るってさ
- 5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:21:35.78 ID:QcN0as+80
- 「明日? 今日をのりきれないかも」
そんなこと言わないでくれ
とりあえずクーラーは消そう
いままでおつれさん、安らかにお眠り
「暑いわー、プロデューサーどうにかして」
何とかしてやりたいけどさ
俺も暑いんだよね、どうにしかしてくれる?
「じゃあさ、涼しいとこ行こうよ」
良いね、行きたいよ
- 6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:29:21.23 ID:QcN0as+80
- 「ファミレスかな、あ! 映画館も涼しいかな?」
どこも涼しそうだな
よし、行くか! 俺の仕事が終わったら……
「えー! シューコちゃんほんとに溶けちゃうよ」
溶けちゃうってお前……
涼しそうな恰好してんじゃんか
シャーベットカラーのチュニック
見た目も爽やかだし、通気性よさそう
- 7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:36:18.89 ID:QcN0as+80
- 俺、スラックス、長袖のシャツ
見た目も暑そうだし、通気性はいまいち
俺も短パンとかにしたいよ
「ふぅん……」
服装をチェックしていると周子と目が合う
「エッチな視線を感じるなー」
にやにやすんな
周子は見慣れてるから、そんな気は起こしません
「えー、こんなに若くて魅力的なシューコちゃんなのに?」
- 8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:39:38.59 ID:QcN0as+80
- 私プロデューサー、それに大人、未成年駄目絶対
俺が手ぇ出したら犯罪でしょ
「ばれなきゃ良いんでしょ、そういうのは」
元シンデレラガールさんは発言が違うわー
「照れちゃうからやめて」
いやんいやんと首を振る
別に褒めてないからね?
近頃の若い子はわかんないねぇ - 9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:49:14.70 ID:QcN0as+80
- 楓さんくらいになったら、俺も迷っちゃうかもしれないね
何に迷うかは秘密だけど
あ、いい事思いついた
ちょっと待っててくれ、涼しくできるかもしれない
「さすがあたしのプロデューサーさん!」
さて、どこにしまったかなっと
良い子にして待ってるんだぞ?
「はいはーい♪」
道具入れと化している部屋を漁る - 10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 21:55:24.53 ID:QcN0as+80
- こいつに足を入れてみなさい
「おっけー」
サンダルを脱ぎ、ゆっくりと足を入れていく
おい、丈が短いんだから気をつけろ
「んっ……はぁ……冷たくて気持ち良い」
色っぽい声出してこっち見てるのは気のせいだよね
とにかく、気に入ってもらって何より
- 11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 22:00:50.21 ID:QcN0as+80
- さてさて、俺は仕事に戻るからな
はぁ、ちひろさんはどこ行ったんだよ
一人だけ涼みに行ったんじゃ、という考えが頭をよぎるがこれ以上はやめておこう
あの人はいつも頑張ってるからな、うん
「プロデューサーさん、喉乾いた」
何か買ってきな、ほら、お駄賃あげるから
小銭入れから金をとりだす - 12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 22:05:35.07 ID:QcN0as+80
- 「わたし、ここから動けないもん」
え? ちょっと何言ってるかわからないよ
水から足だせばいいんだよ、ほら簡単じゃん
「プロデューサーはあたしに溶けろって言うんだね……」
んー泣きまね下手だなぁ
演技力の向上も考えておかないとなぁ
ちょっと、待ってろ - 13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 22:10:12.65 ID:QcN0as+80
- 「はーい」
この切り替えの早さは素直に凄いと思う
確か冷蔵庫の奥のほうにあったはずだ
ちょっと前に何本か買ったやつが……
あった。2本引き抜いて、渡そうと思ったが止めた
ただでやろうなんて話が良すぎる
さてさて、少しいたずらしてやろう - 14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 22:20:27.19 ID:QcN0as+80
- 周子がこっちから気をそらした瞬間
ぴとり
ラムネを首筋にあててやる
「ひゃっ!」
おお、良いリアクション
「もう、なにするのプロデューサーさん!」
ぷるぷると体を震わせて抗議してくる
全然動かないきつね娘にいたずらしただけだよ
「こんこーん! ひどいなぁ」
さすがのプロ根性だね
- 15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 22:27:40.91 ID:QcN0as+80
- ほら、お飲み
ラムネを手渡す
「ありがとう」
両手で受け取り、つめたーい! とか言ってる
ちなみに、それ開けられる?
「うん、任せておいて」
言うやいなや手際よく開けている
「なかなか上手でしょ?」
手慣れてるねぇ - 16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 22:38:01.91 ID:QcN0as+80
- 「ふふーん、ボクをもっと褒めても良いんですよ」
それ違う人のネタだからね、可愛いのは否定しないけど
よし、んじゃ乾杯しますか
「えっ、いつの間にあけたの?」
男はこれくらいできるもんなんだよ
「ふーん、じゃあかんぱーい!」
お疲れさまっと
ビー玉が飲み口をふさがないようにしてあおる
しゅわしゅわと炭酸がはじける
- 17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 22:49:27.61 ID:QcN0as+80
- 久しぶりに飲んだけど美味いな
「仕事終わりの一杯は格別だね」
ぷはっと可愛らしく息をはきながら言う
うん、そうだね。仕事終わってないけど
「大人になったらお酒飲み行きたいな」
二十歳になったら連れて行ってやるよ
「期待してるからね?」
ほどほどにな…… - 18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 22:55:46.63 ID:QcN0as+80
- 「あ、もうなくなっちゃった」
ラムネは量が少ないのがね
ほれ、プレゼント
瓶の中からビー玉を取り出し
ぽい、と投げる
「わっ……ふぅ、セーフセーフ」
汗を拭う仕草をするシューコ
お手玉していたが、きちんとキャッチできたみたいだ
- 19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:04:30.36 ID:QcN0as+80
- 「危ないなぁ、割れたりしたらどうするの」
はいはい、ごめんなさいよ
「あー、反省してないでしょ」
してますしてます
周子ならキャッチしてくれるって信頼してたんだよ
「……そっか、ならいーや♪」
この娘ちょろい、プロデューサー心配です - 20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:15:06.55 ID:QcN0as+80
- 何が嬉しいのか、ビー玉を掌でころころしている
それも、凄い嬉しそうな笑顔で
最近の若い子の感性はわからんね
ほら、飲み終わった瓶は捨てておくから渡しなさい
瓶とラムネを交互に見て、周子が言った
「……良いこと思いついた!」
なんだよ、大声出すとびっくりしちゃうだろ
「ちょっと待っててね?」
こちらの言葉には聞く耳をもたない
ラムネのキャップをがしりとつかみ - 21 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:22:56.51 ID:QcN0as+80
- 「むぅー!」
気合い一発、開けようと試みている
「あーいーてー!」
キャップはぴくりともしない
このまま完封負けかと思ったとき
ぐぐぐっと少しずつ回り始め
どんどん音が軽くなり、ぽんっと取れた
「あいたーん♪」
おめでとさん
で、それどうすんの?
- 22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:25:05.76 ID:QcN0as+80
- 「これ? これはね、はい!」
両手で大事そうに包み込んでこちらに見せる
なに、くれるの?
「うん、交換っこ」
お、おう……ありがとう?
一応お礼を言っておく
「くるしゅーないどす」
いつの時代の人ですか? - 23 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:32:42.68 ID:QcN0as+80
- 「綺麗だねー」
何がそんなに嬉しいのかね
「ふふっ」
まぁ、綺麗なのは同意だけどさ
くるりとビー玉を回すと
光を反射して、きらりと光る
こいつの目も黒いビー玉みたいで
綺麗だな、と少しだけ思った - 24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:37:28.98 ID:QcN0as+80
- 「わたしとおそろいのビー玉だね」
そうだな、おそろいだ
「こんな美人からビー玉貰えるなんて嬉しいでしょ?」
ああ、嬉しすぎて涙が出そうだ
「あたし、愛されちゃってるなぁ♪」
はいはい、らびゅーらびゅー
……わかったからそんなに冷たい目で見るのはやめような
「プロデューサーさんは女心がわからないんだ」
そう言った後に、ぼそりと呟いたのを俺は聞き逃さなかった
「だから、もてないんだよ……」
そんなことないよ?
- 25 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:49:14.58 ID:QcN0as+80
- 「そんなことあるよ! プロデューサーがもてるはずない」
お前そんなマジ顔で言うなよ
その言葉は結構ぐさりとくるぜ?
「どうせキスもしたことないんでしょ?」
はいはい、そうですね
「何その反応」
お前がそんなこと言うからだろう
第一、俺なんて煽っても楽しくないぞ
煽るならもっと色気たっぷりでお願いします!
- 26 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:53:12.54 ID:QcN0as+80
- 「うわ! キモイ……」
冗談だよ冗談
「えー、目が本気っぽかったけど」
ばっか、俺の演技力が高いんだよ、察しろ
「プロデューサー業は演技力も求められるのかー」
大変だね、そう言いくすくすと笑っている
大変だろ? 演技下手なアイドルに指導できるくらいにはな
- 27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/25(土) 23:56:53.57 ID:QcN0as+80
- 「ばかっ」
おい、さっきも言ったけど脇腹を突くな
変な声出ちゃうかもしれないだろ
「変なプロデューサーさん」
そう言いつつ突くのをやめろ、な?
そんなことしてるとビー玉返してもらうぞ
「それは嫌」
被せ気味な即答だった - 28 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:04:09.06 ID:0rwR7i0x0
- 「これはもう、あたしのもの」
両手を胸の前で重ね合わせる
「誰にもあげない」
……冗談だ、そうマジになるな
そうビー玉ごときで、と言った時
「貴方がくれたものだから」
周子の声は本気だった - 29 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:13:05.86 ID:0rwR7i0x0
- ちゃぷり
周子が水から足を出した
おい、周子?
「プロデューサーさんは知っておいたほうが良いと思うんだ」
何をだ?
「あたしのことだよ」
素足のまま、こちらに近づいてくる
「プロデューサーさんは全然わかってないみたいだし」 - 30 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:21:15.80 ID:0rwR7i0x0
- 仕事のことか? それともプライベートのことか?
「ううん、あたしのプロデューサーさんへの気持ちのこと」
落ち着け周子、おかしいぞお前
「そう、おかしいの……暑さで変になっちゃった」
妖しく笑う
「プロデューサーさんは鈍感だから」
気付けば手が届く距離に周子がいる
- 31 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:25:33.13 ID:0rwR7i0x0
-
ぎしりとチェアに重みがかかる
お、おい……
「自分じゃ止められないから……貴方がとめて?」
首筋に周子の吐息を感じる
「はぁ……熱いね」
そう思うなら離れろ
「ううん、この熱さはあたし嫌いじゃないよ」
囁くように言う - 32 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:31:27.51 ID:0rwR7i0x0
- 「ねぇ、貴方も一緒におかしくなっちゃおうよ」
やめろ、俺は……
「もう我慢しなくても良いでしょ?」
こんなのを求めていたわけじゃないんだ
「でも、ドキドキしてる音、聞こえるよ」
それは仕方ないだろ
「そっか、嬉しいな」
子供のように恥ずかしそうに笑う
- 33 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:39:12.17 ID:0rwR7i0x0
- ……周子、目を瞑ってくれ
「うん」
周子がゆっくりと瞼を閉じる
まつ毛が長いなぁ、なんて間抜けなことを思った
周子……
名前を囁く
「早く……きて」
その言葉を聞いて、俺は - 34 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:47:56.52 ID:0rwR7i0x0
- 周子の頬を両手で押しつぶした
「ぷぇ?」
ふん、間抜けな面してんなー
「はひふふほ、ふほふーはーはん」
え? 何ですか?
「もう! 何するのって言ったの」
俺の手を振りほどき、怒気をはらんだ声で周子が迫る
「サイテーだよ、見損なった」 - 35 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:53:44.10 ID:0rwR7i0x0
- 「あたしのこと笑いものにして楽しんでたんだ」
そういうわけじゃない
「じゃあ何なの? せっかく勇気だしたのに……」
落ち着け
「あたし馬鹿みたいじゃん……うぅ……」
すまない、泣かすつもりはなかったんだ
「……あたしのことなんて放っておいて」
そういうわけにもいかない - 36 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 00:58:17.21 ID:0rwR7i0x0
- ……これはやりたくなかったんだけどな
悪かったよ、周子
優しく周子を抱きしめる
「プロデューサーさん?」
お前の気持ちはわかってるつもりだ
けれど、立場上お前の気持ちには答えられない
「うん……」
周子の人生を台無しにしてしまう可能性もある - 37 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 01:02:52.52 ID:0rwR7i0x0
- 小さい子を諭すように
優しく、ゆっくりと話しかける
周子は良い子だからわかってくれるね?
「うん、わかった……」
よし、良い子だ
頭をくしゃりと撫でる
「ん……」
小動物のように体をなすりつけてくる - 38 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 01:17:08.20 ID:0rwR7i0x0
- どれくれい経っただろうか
十分か一時間か
「プロデューサーさん、もう大丈夫だから」
赤い目をした周子が弱弱しく笑う
そうか、わかった
じゃあ俺は仕事に戻るからな
「うん、迷惑かけてごめんね」
気にするな、俺は周子のプロデューサーなんだから - 39 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 01:28:23.59 ID:0rwR7i0x0
- あ、言い忘れてた
戻ろうとしていた周子を呼び止める
「どうしたの?」
少し怯えているような表情
あのビー玉ちゃんととっておけよ
「何で?」
お前が本当のてっぺんになれた時
もっと良いものに交換してやるからさ
「良いものってなに?」
お前、さっき交換っこって言ったろ? - 40 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 01:32:14.75 ID:0rwR7i0x0
- 薬指につけるジェスチャーをする
「だって、さっきは答えられないって」
今はってことだよ
俺も頑張ってすごくなってやるからさ
だから、その時には改めて交換っこしよう
ビー玉は予行練習みたいなもんだ
「プロデューサーさん……」 - 41 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 01:45:19.02 ID:0rwR7i0x0
- あー、照れくさいこと言った
でも、周子に恥ずかしい思いさせちゃったから仕方ないか
ちらりと周子を見ると、俯いてしまっている
おーい、周子さん?
顔を覗き込もうとした瞬間
……ほっぺたに柔らかな感触
お、お前なにするんだ
「さっきのお返し、唇にはまだ我慢してね♪」
唇に指をあてて言う
- 42 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 02:01:06.70 ID:0rwR7i0x0
- 「シューコちゃん、もっと輝いちゃうからね」
言いながら腕に抱き着いてくる
それでね、と付け足す
満面の笑顔で
ビー玉のように透き通った綺麗な笑顔で
「それで、貴方だけのシューコちゃんになるんだから♪」
さっきまで泣いていた少女が力強く宣言する
おしまい
- 43 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/26(日) 02:06:53.19 ID:0rwR7i0x0
- 以上です
読んでくれた方に感謝を
夏に周子ちゃんとラムネ飲みたくて書きました

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