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結衣「とーはいえお腹は減っちゃうしー」

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:04:06.43 ID:WS6YWnSq0
<結衣宅>

チュンチュン

結衣「おい京子起きろ、朝だぞ」

京子「ぐおおーぐおおーん」zzz

結衣「お前の分まで朝ごはん作ったんだぞ」ユサユサ

京子「ううっ…もうひとりの私が覚醒するぅ…」ンガアー

結衣「どんな夢見てんだこいつ」



結衣「仕方ない、京子のぶんは冷蔵庫に入れて…」

結衣「……」

結衣「我ながらうまくできたよな、このベーコンエッグ…」

結衣「…」ジュルリ




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:05:52.16 ID:WS6YWnSq0
***

京子「馳走を用意せよー!」バチーン

結衣「起きて一番に言うことがそれか」ピコピコ

京子「ううー、余は空腹なのー」

結衣「遅く起きたやつに朝飯はない」ドチューン

京子「えーでもさっき私の分あるって言ってたじゃーん」

結衣「!」ドキ

結衣(う、聞こえてたか…)

結衣「ね、寝ぼけてるんじゃないのか…ははは」ピチューン

京子「えー?」ブー


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:08:07.73 ID:WS6YWnSq0
京子「おーなかすいたー」ジタバタ

結衣「やかましい」ピコピコ

京子「お腹と背中が融合してアルティメットドラゴンになっちゃうよー!」

結衣「3体目のドラゴンはどこから出た…ってうわっ」ピゴーン

結衣「あちゃーゲームオーバー…」デデーン

京子「ねー結衣ってばー!」

結衣「コンティニューしよ」

京子「これ以上待たせるようならお前を食う…」ゴゴゴ

結衣「いや冷蔵庫を漁ってくれ」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:10:33.32 ID:WS6YWnSq0
***

結衣「ほら、オムライス作った」

京子「うわーいっ!」キラーン

京子「うんま~っ」ハグッハグッ

結衣「そうか、それはよかった」

京子「うおォン」モグモグ

結衣「……」

結衣「…」ジュルリ



結衣「いただきます」ゴトッ

京子「え、結衣も食うの?」

結衣「えっ」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:14:10.85 ID:WS6YWnSq0
結衣「ま、まあ余ってたし…」

京子「そっかー」パクパク

結衣「…」パクパク

京子「うふふ」ニヤニヤ

結衣「な、なんだよ京子…」

京子「だって結衣は朝ごはん食べたばっかりなのに、欲しがり屋さんだなぁと思って」ウフフ

結衣「!」

結衣「う、うるさいな」


結衣(た、たしかに私食べ過ぎかも…)


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:15:02.06 ID:WS6YWnSq0
京子「はーおいしかったあー!」ゴロン

結衣「おそまつさま」

京子「さーて、デザートはラムレーズンで決まり!」

結衣「はいはい…ほら」コト

京子「きたあー!神がもたらした奇跡の一品!」ベリッ

京子「うーん、ラムレーズンうめぇ!」

結衣「……」ジュルリ

結衣「はっ!」

結衣(駄目だ食べるな私…こらえるんだ…しかし…)プルプル



京子「ゆ、結衣!?なにその変顔…」ビクッ


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:20:07.84 ID:WS6YWnSq0
京子「そ、そんなに食べたいならやるよ!ほら!」

結衣「え、いいの…?」

京子「食べなよ、あーんして」

結衣「あーん」パク

結衣「うん、やっぱうまいな」

京子「…お、おおお」

京子「結衣があーんする所を見られるなんて…」

結衣「!!!」カアアアッ

結衣「ぐっぐわあああああああああばばば」ゴロンゴロン


京子「結衣!どうした結衣いいい!」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:21:00.80 ID:WS6YWnSq0
結衣(一生の不覚だ…)

結衣(油断したとはいえあんなことをしてしまうなんて)

結衣(しかもあれだけ食べたのにデザートに釣られるとか…)

結衣「ちょっと私、顔洗ってくる…」フラッ

京子「え、うん…?」


スタスタ バタン


結衣「うおおおー!」バシャアアア

結衣「」ゴボゴボ

結衣「ぶはっ!気合いを入れろ私!」ザバァアアア

結衣「よし、心の準備はできた…」


結衣「体重計に乗ろう…!」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:25:53.46 ID:WS6YWnSq0
結衣「船見結衣、いきます…!」ソローリ

結衣「ま、まずは片足だけ…」ズシッ

結衣「そして深呼吸…」スーハースーハー

結衣「吐き出したら息を止めて、一気に乗る!」クワッ

ズシッ ピピピピ

結衣(どんどん上がってく…、30キロ…40……50!?)ギョッ

結衣(ダメ!50はダメ!ダメゼッタイ!踏みとどまれ!)

結衣「やらせはせん!やらせはせんぞぉ!」

ウオオオオオー

京子「なんか結衣があらぶってる…」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:28:10.34 ID:WS6YWnSq0
ガチャ フラフラ

京子「あ、出てきた…って結衣!?」

結衣「」ボヘー

京子「何かショックなものを見たのだろう、言葉を失っている…」

結衣「」ボヘー

京子「あっ、もしかして…」

京子「体重増えてたとか?」キャハ

結衣「オマエコロス」ギロリ

京子「Oh...口にしてはいけない日本語」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:33:15.13 ID:WS6YWnSq0
京子「別にそんな気にすることないよー」

結衣「気にするの」

京子「うちの結衣ったら細くってー、中学生なんだからもっとお肉ついててもおー」プリプリ

結衣「…それはなに」

京子「結衣のお母さんのマネ」

結衣「ねつ造すんな」

結衣「はー、どーしよっかな…」

京子「とりあえず、ホットケーキつくろ?」

結衣「うん、お前に合わせてるとまずいことだけはわかった」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:33:59.92 ID:WS6YWnSq0
<翌週 2-5教室>

綾乃「へ?船見さん、ダイエットするの?」

結衣「うん…、京子じゃ頼りにならないからさ、綾乃に相談しようと思って」

千歳「よかったなあ船見さん、綾乃ちゃんはその道のエキスパートやで」

結衣「え、そうなのか、綾乃…?」

綾乃「大げさよ、うーん…でもまあ少しは気を使ったりしてるけど」

結衣「やっぱり、スタイルいいもんな、綾乃」

綾乃「なっ…、あ、ありがとうっ…」ポッ

結衣「い、いや…別に…」テレッ


千歳「二人ともかわええなあ…」タラー


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:39:28.42 ID:WS6YWnSq0
綾乃「そっそれで、どういったことを知りたいのかしら?」

結衣「えーと、そのやり方というか…」

結衣「一応今朝はご飯食べないで来たけど、他に運動もしたほうがいいのかな、とか」

綾乃「……」

結衣「お菓子とかもやっぱり控え目じゃなきゃいけないよね…」

結衣「で、どのくらい続けなきゃダメかな?1週間くらいとか…」

綾乃「船見さん」

結衣「えっ、なに…」

綾乃「そんな考えじゃ甘いわ、甘々アマゾンよっ!」

結衣「!?」プルプル


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:43:27.55 ID:WS6YWnSq0
綾乃「船見さん、ダイエットの基本を述べよ」

結衣「え、えっと…痩せること…?」

綾乃「違うわ!『継続すること』よっ!まるでわかってないのね…」ハァ

結衣「ご、ごめん」

綾乃「それに朝食抜きはNGよ、運動やお菓子制限はいきなりハードにやるんじゃなくて…」ペラペラ

結衣「あ、綾乃…?」

綾乃「貴様ちゃんと聞いてるのかあああ!」

結衣「ひい!」ビクッ

綾乃「あなたあとで生徒会室へ来なさい、修正してあげるわ」

千歳「あ、綾乃ちゃんキャラ変やで…」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:45:29.67 ID:WS6YWnSq0
綾乃「やだっ…、私ったらつい熱くなっちゃって…ごめんなさい船見さん」

結衣「いや…私も悪かったよ…」

綾乃「初心者とはいえ、船見さんもバケツプリンを食べたい気持ちは一緒だものね」

結衣「そんなこと思っとらんわ」

綾乃「えっ、あらそう…」

綾乃「まあ目的は違っても、ダイエット仲間ということに変わりはないわ」

結衣「綾乃…ありがとう、よろしくな」

綾乃「ええ」ニコ



綾乃「しっかりダイエットして思い切りドラム缶プリンを食べましょう」

結衣「スケールアップしてるし」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:46:11.13 ID:WS6YWnSq0
<翌日 放課後 生徒会室>

綾乃「さて、今日はプリンを目の前にして耐える訓練をするわ」ドン

結衣「いや、私は特にプリン好きでもないんだけど…」

綾乃「偉い人は言いました」

綾乃「『太らなければどうということはない』」

綾乃「さあ船見さん、辛いだろうけど頑張って!」

結衣「え…」

結衣(耐えるって、とりあえずじっとしておくか…)

結衣「……」ジー



綾乃「ご、五分経過…!」

結衣「……」ジー


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:50:24.50 ID:WS6YWnSq0
綾乃「に、にじゅっぷんんん…」プルプル

結衣「お、おい綾乃…?」

綾乃「も、もういいのよ船見さん!あなた死んじゃうわ!」ガバッ

結衣「いや、死なないだろ」

綾乃「ほ、本当に平気なの…?あなた強いわ」

綾乃「初めての挑戦でこんな記録…古今例がないわ」ワナワナ

結衣「いや、そんな大したことじゃないって」

綾乃「しかもその謙遜した態度…」

綾乃「気に入った、うちに来てプリンをプッチンしていいわ」

結衣「おまえ何者なんだよ」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:52:51.96 ID:WS6YWnSq0
<1週間後>

京子「結衣ー、最近部室来ないけど放課後何やってんのー?」

結衣「修行」

京子「えっなにそれ」

綾乃「ああっ、船見さん見つけたわー!」

結衣「あっ、綾乃さまあー!おはようございますうー!」ペッコー

京子「えええ結衣!?」

綾乃「さあ!生徒会室で朝の特訓よー!」

結衣「よろしくお願いしますううー!」ペッコー

ダダダダダ

京子「……」ポツーン

京子(そうだ、こっそり付いていってみよう)


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:56:18.47 ID:WS6YWnSq0
<生徒会室>

京子「結衣は修行って言ってたけど…いったい何やってんのかな」

京子「…よし」グッ

ガラガラッ

京子「京子ちゃん参上っ!私も混ぜろ―!」バーン

結衣(……)ジー

綾乃(……)ジー

京子「な、なんでじっとプリン見てんの?」

綾乃「とっ、歳納京子っ!?」ポッ

結衣「え、京子!?」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:57:53.02 ID:WS6YWnSq0
京子「うまそうだなー、食べていい?」ベリッ

結衣「ちょっ、待て京子!」

京子「うーんうめぇ!」パク

綾乃「ああああああああっ」

結衣「一週間見つめ続けたプリンが…」

京子「え、食べちゃまずかった…?」

結衣「おい京子!綾乃に謝れ!」

綾乃「い、いいのよ船見さん!」

綾乃「と、歳納京子の仕業だもの…し、仕方ないわ」ポッ

結衣「綾乃…、なんて寛大なんだ…!」ジワッ


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:00:17.26 ID:WS6YWnSq0
京子「い、いやごめん…気付かなくて…」

結衣「まったく…、そもそも何で私たちの後をつけて来たんだ」

京子「え、二人が何してるか気になって」

京子「プリン見つめるのって何かの儀式だったの?」

綾乃「何って、見ればわかるじゃない」

結衣「うん、ダイエットだよ」

京子「なるほどー、流行のプリン観察式ダイエットかー」ポン

京子「ってんなわけあるかーい!」ガシャー


結衣「まあ確かに、ダイエットと言うには少し違うかもな」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:03:32.73 ID:WS6YWnSq0
綾乃「そうね、言うなれば…」

綾乃「現代の大量消費社会に咲いた一輪の花を守るための戦いかしら」

京子「…?」

京子「大漁…魚介…七輪?」

綾乃「バケツプリンのことよ」キリッ

結衣「バケツプリンのことだ」キリッ



京子「何を言ってるのか全くわからねえ」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:05:03.10 ID:WS6YWnSq0
京子「でもバケツプリンなら私ちょくちょく食べるよ?」

綾乃「へっ?」

京子「この前はラップで覆ったバスタブの中で作ったらお母さんがキレたし」

結衣「そりゃキレるわ」

綾乃「バ、バスプリンですって…!」プルプル

結衣「あ、綾乃?」

綾乃「プリン界では神のなせる業と呼ばれているのにぃ…」

京子「え、そんなにすごいことかー?」

結衣「え、それでお前ひとりで全部食ったの?」

京子「うん、そのあと結衣んちでカレー食ったよ」


綾乃・結衣「!!!!」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:06:42.47 ID:WS6YWnSq0
綾乃「な、ななななぁんですってぇー!」キシャー

京子「な、なんだよー、甘いもの食ったら辛いの食って中和だろー?」

結衣「いや、そんだけ食ったらお前…」

綾乃「そうよ、まさかあなた、陰で激しいダイエットを…?」

京子「いやべつに」

結衣「おいおい、こいつは参ったな」

綾乃「ゆ、許せないわ…」

綾乃「地獄で私に詫びつづけなさい!歳納京子おおおおっ!」クワッ

結衣「お、落ち着け綾乃!」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:10:03.80 ID:WS6YWnSq0
綾乃「だって、おかしいじゃない!食べた分はその細い体のどこに消えてるのよ!」

京子「うーん、胸とか?」ボイン

綾乃「えっ」チラ

結衣「……」チラ

京子「ぼいんぼいん」ペッターン

綾乃・結衣(それはないな)

京子「太らない体質とかなのかなー、私」

結衣「!」イラ

綾乃「!!」ムカ



綾乃・結衣(こいつを太らせて痛い目見せよう…)ゴゴゴゴ


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:11:28.59 ID:WS6YWnSq0
<放課後>

綾乃「と、歳納京子、これから…そのっ、わわわ私に付き合ってもらえるかしら」

京子「えっいいけど…デート?」

綾乃「ちちちちちっ違うわよおおおっ!」

綾乃「あ、甘いもの、食べに行きましょ…?」

京子「綾乃の、唇とか…?」ウフン

綾乃「ば、ばかじゃないのっ!」



千歳「!!!」ブシュー

女子A「あっ!池田さんがまた!」

女子B「こんなにか細い体なのに…、何かは知らないけどひどいご病気なのね」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:12:21.92 ID:DZi0kSY80
病気ww


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:13:21.29 ID:iYiI9Gmg0
急に鼻血だすもんね


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:14:42.26 ID:WS6YWnSq0
***

カランコロン イラッシャイ

綾乃「ここ、私の行きつけのプリン屋さんなのよ」

京子「へー、プリン専門店なんだ」

綾乃「まず食券を買うわ」

ピッ ガタゴト

綾乃「はい、これがあなたのぶんよ」

京子「ん、大豚ダブル?」

綾乃「そう、すっごくおいしいんだから」

京子「おー楽しみー!」

綾乃「…」ニヤリ


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:15:40.18 ID:WS6YWnSq0
綾乃「あとここはトッピングが無料なのよ」

京子「ほほう」

店員「大の方、バニラエッセンス入れますか」

綾乃(アンコマシマシバニラホイップアマメ)ボソッ

京子「ア、アンコマシマシバニラホイップアマメ?」

店員「はいよ」

ドン

京子「う、うおおおお」ゾワゾワ

京子(これはプリンではない、食べ物という存在を超越した別の何か…)

綾乃「むむ、カラメルの砂糖含有率もいい方にブレの範囲内ね…」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:18:29.00 ID:WS6YWnSq0
京子「い、いただきます…」パク

京子「……」パクパクパク

京子「…!!!」ズキューン

京子「う、うまい…!」プルプル

京子「こってりした罪深い味わい…」

京子「そしてこの肥沃の黄金色大地を開拓していった先にあるものは…」

プルン

京子「ぶ、豚…?いや違うっ!これは…大福だ!!」プニュン

京子「う、うおおおおおっ」ガツガツ



綾乃「うふふっ」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:19:23.54 ID:WS6YWnSq0
京子「ぷはー満足じゃー」ゲップ

綾乃「ど、どうかしら!さすがにお肉が付いちゃうのが気になるわよねっ!」

京子「うーん、なんだか米が食いたいなー」アッサリ

綾乃「えええっ!」

京子「綾乃、今日はありがとう!じゃあ私結衣んち行くからー」

綾乃「ちょっ、歳納京子…!」

京子「じゃーねー」

ダダダダダダッ


綾乃「……」スチャ

ピポパ プルルルル


綾乃「こちら綾乃、ターゲットはそちらに向かったわ」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:23:28.63 ID:WS6YWnSq0
<結衣宅>

結衣「なっ、プリン二郎を突破されたのか!?」

結衣「わ、わかった…、私の家で迎え撃つ」ガチャ

結衣「あれって3000キロカロリーくらいなかったかな…」

ピンッポーン

結衣「おっ、来た来た」

パタパタ ガチャ

結衣「はーい」

京子「メン・イン・ブラックだ」

結衣「呼んでません」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:25:09.79 ID:WS6YWnSq0
京子「すまないが米にカレーをかけた食品を用意してくれ…、調査のためなんだ」

結衣「いつまでやってんだよ」ズビシ

京子「私は米が食べたい気分なの!」

結衣「知るか」

京子「もー、結衣おねがいー!」

結衣(やれやれ、茶番はこのくらいにしておくか…)

京子「くらえ、こめだわらびーむ」

結衣「うるさい、わかったから早く入れ」グイッ

京子「ぐわー」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:27:08.09 ID:WS6YWnSq0
***

結衣「ほら、カレー大盛り」ゴト

京子「やったあー!」ウワーイ

結衣「お前ホントによく食うよな」

京子「うーん最近やたらお腹すくんだよねー、あとぐっすり眠れる」

結衣「お前修学旅行のとき、無茶食いしてたもんな、胃拡張してるんじゃないのか?」

京子「メモリー拡張パック」パクパク

結衣「お前はニンテンドー64か」

京子「おかわり」ゲフ

結衣「はやっ!」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:30:05.46 ID:3jzQPqCI0
64懐かしいなオイwwwww


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:28:24.11 ID:WS6YWnSq0
結衣「ホットケーキならあるけど」

京子「食べるー!」キラーン

結衣「……」ニヤリ

結衣「ほら、特製10段重ねだぞ!」

京子「おおーうまそー!」

結衣「しかもバターたっぷりでメープルシロップも贅沢に…」

京子「ぶはー」ペロリ

結衣「ば、化け物か!」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:30:20.77 ID:WS6YWnSq0
<1週間後 スーパー>

イラッシャイマセー

結衣「はあ…」ゲッソリ

結衣「ここ1週間、綾乃と手を尽くしたけど」

結衣「京子のやつ、まったく太る気配がないし」

結衣「なんであんなに細いままでいられるんだ…?」

結衣「あいつマジで宇宙人なのか?」

結衣「そろそろ家計が持たないぞ…」



向日葵「あら、船見先輩」バッタリ

結衣「あれ、古谷さん」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:31:09.11 ID:WS6YWnSq0
向日葵「先輩もお買いものですか?」

結衣「うん、そうだけど…」

向日葵「よいしょ、よいしょ、ふぅ」ズシーン

結衣「古谷さん、買い物かご重そうだね」

向日葵「ええ、食材がすぐ無くなってしまうので…」

結衣「えっ、そんなに食べるの?」

向日葵「いや私ではなく…、隣の家に飼っているペットですけれど」

ドドドドドドド・・・  ズザーッ

櫻子「ひまわりー!今私の悪口言っただろー!」

向日葵「さすが、いい聴覚してますわね」


結衣(なるほど)


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:35:22.63 ID:WS6YWnSq0
櫻子「あっ、船見先輩こんにちはー」ペコリ

結衣「こんにちは」ペコ

向日葵「もう、ペットは店に入ってはいけませんのよ」

櫻子「なにをー!お前だって胸に脂肪飼ってるくせにいー!」ボイーン

向日葵「なっ、このバカ娘!」カァアアアッ

結衣「え、えっと、大室さんって結構ごはん食べるの?」

櫻子「食べさせてくれるんですか?」

結衣「そんなこと言ってないから」

向日葵「櫻子ったら、食後にウチへ来てまた食べますのよ」ハァ


結衣(うーん、京子と似たような感じだな…)


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:36:45.07 ID:WS6YWnSq0
結衣「そんなに食べるのに、すごく細いよね、大室さんは」

櫻子「向日葵の胸が私の肉を奪ってるんですよ!」

向日葵「違いますわ」

向日葵「でも確かに不思議ですわね…」ムムム

櫻子「私は常に頭脳フル回転してるからだと思うな!」キラリン

向日葵「本当に回転してればそんなセリフ吐くわけないですわ」

櫻子「なにいー!」

ギャーギャー

結衣(京子も大室さんも、摂取したエネルギーはどこに行ってるんだろう)

結衣(この二人の共通点といえば…)

結衣(貧乳?……違うか)


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:40:20.70 ID:WS6YWnSq0
<翌日 ごらく部室>

ちなつ「確かに、不思議と京子先輩は太りませんよねえ」ウーン

結衣「そうなんだよね、一体どうやってあれだけのエネルギーを使ってるんだ…?」

あかり「あっ、あかりわかったかも!」

結衣「え、本当に?」

あかり「外国のモデルさんでねぇ、お腹に寄生虫を飼って…」

ちなつ「いやああ!やめてよ、あかりちゃん!」ガクガク

あかり「サナダムシっていう10メートルくらいの長い虫が…」

ちなつ「きゃああああ!」


結衣(あかりがちなつちゃんを攻めてる…)


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:41:09.08 ID:WS6YWnSq0
結衣「その可能性もあるけど…あまり考えたくないよね…」

あかり「そ、そうだよねぇ」

ちなつ「もしかして、京子先輩のお腹の中は異次元につながってるとか」

あかり「ええっ!?」

ちなつ「なんか漫画で読んだことがあります、そういう敵が出てきて…」

結衣「ま、まさかあ」

ちなつ「絶対そうです!京子先輩はホムンクルスなんですよ!」

京子「だから違うってのにー!」

ちなつ「あ、あれ…?」



あかり「京子ちゃん、いたの?」キョトン


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:43:16.26 ID:WS6YWnSq0
京子「ずっといたよ!なんでみんな無視するのさー!」

結衣「え、ごめん…私も気付かなかった…」

京子「ウソだー!虫の話してるときから私もいたよ!」

京子「ちなつちゃんに寄生してやるーって、太もも触ったもん!無反応だったけど」

ちなつ「うそ!?」ギョッ

あかり「でも京子ちゃんに気付かないなんて初めてだよぉ」

ちなつ「そうです、京子先輩って嫌でも目立つのに、あかりちゃんならともかく」

あかり「ひどい!?」ガーン


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:43:56.38 ID:WS6YWnSq0
結衣「……?」

結衣「あれ、京子、ちょっと来て…?」

京子「なんだい」

結衣「あかり、ちなつちゃん、私と京子を比べてみてどう思う?」

ちなつ「え?えーっと…」

あかり「ああっ!京子ちゃん、なんか薄いよぉ!」

ちなつ「ほ、ほんとだ…京子先輩、すこし透けてます!」

京子「いやんっ」テレッ

結衣「いや服の話じゃなくて」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:46:34.05 ID:WS6YWnSq0
京子「え、私が…?本当に透けてる…?」

結衣「あ、ああ…」

ちなつ「ちょっと、まさかあかりちゃん…」

あかり「ええっ!あかり、何もしてないよぉ!」

あかり「きょ、京子ちゃん落ち込まないで!存在感がなくても存在は消えないもん!」

京子「いや別に落ち込んでなどいないが」アッサリ

京子「むしろこのまま透明になれば完全犯罪が可能…」チラ

ちなつ「ひっ」ビク

結衣「やめろバカ」バシ


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:48:14.17 ID:WS6YWnSq0
ダダダダダ ガラッ

綾乃「歳納京子ぉー!」

綾乃「ってあれ、いないわ…」ショボン

綾乃「ご、ごめんなさい、失礼しました…」

結衣「ま、待って綾乃!」

綾乃「へ?」

結衣「よく見て!京子いるから!」

綾乃「んー?どこよ…」ジロジロ

綾乃「!!」ハッ

綾乃「いたーっ!歳納京子ぉー!!」バーン


ちなつ(杉浦先輩…、テンションの上がり下がりがすごい…)


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:51:03.40 ID:WS6YWnSq0
綾乃「まったく、なに薄くなってるのよ…」ハァ

京子「え、そんなこと言われても」

綾乃「ほら、今日はプリンファウンテン行くわよ」

京子「えー、またプリンのお店ー!?」

綾乃「あれ、歳納京子いなくなったわ」

京子「いや、いる!いるよ!目の前!」オーイ

結衣「あれ?ほんとだ、どこ行ったあいつ」

京子「いるってばー!ジャンプ!ジャンプ!」ピョンピョン

あかり「あ!あそこ!空間が揺らいでるよぉ!」


京子「さ、さすがあかりさんやで」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:53:10.24 ID:WS6YWnSq0
綾乃「もう、目を離したすきにすぐ薄くなるんだから…ってええー!?」

ちなつ「これって…なんかまずくないですか…?」

あかり「きょ、京子ちゃんがいなくなっちゃうよぉ!」

結衣「京子!そこにいるのかー!?」

京子「私はLです」キリ

ちなつ「あ、違う人がいますよ」

結衣「そうだね、無視しよう」

京子「ごめんなさい勘弁してください」

あかり「あっ!あの空間の揺らぎ方は…土下座だよぉ!」ビシィッ


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:55:20.28 ID:WS6YWnSq0
ちなつ「もしかして、京子先輩って存在感が薄くなってるわけじゃなくて…」

ちなつ「だんだん異次元に吸い込まれてるとか…」

結衣「ええっ?」

ちなつ「やっぱりお腹の中異次元だったんですよ!で、それが暴走して…」ゴクリ

綾乃「た、確かに最近の歳納京子の食べっぷりは尋常じゃなかったわ…」

結衣「じゃ、じゃあなんらかの形で膨大なエネルギーが消費されていたと仮定してみよう」

綾乃「え、ええ…、とすると…」

アーダコーダ ワイワイ


あかり「あかり、難しい話はわかんないよぉ」

京子「お、あかりー私だー!かまってくれー」ジタバタ

あかり「よーしよーし京子ちゃんなでなでー」ナデナデ

京子「ペット扱い!?」


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:57:56.49 ID:WS6YWnSq0
綾乃「つまり、歳納京子が太らなかったのは、大量の
   エネルギーが何かのために消費されていたからってことよね」

結衣「うん、その何かの正体はわからないけど」

綾乃「で、ここ最近、私たちが大量に食べ物を与えたせいで」

ちなつ「京子先輩の体は、より大量のエネルギーを消費する生活に慣れてしまった」

結衣「要するに、京子のエネルギーを吸収してる何かの胃袋が拡張しちゃったってことだね」

結衣「こう仮定してみると、今の京子の薄くなっている状態は…」

綾乃「存在そのもののエネルギーまで奪われつつあるってことね」



あかり「いいこいいこー」ナデナデ

京子「わんわん!」


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 23:59:59.27 ID:WS6YWnSq0
結衣「というわけで、京子に高カロリーなものを食わせよう」

ちなつ「そ、それで解決するんですか?」

綾乃「でも足止めにはなると思うわよ、たぶん…」

京子「えーと、あの、理論は納得したんだけれども」

京子「な、なぜみなさん揃ってゲテモノをお持ちなんですか?」

結衣「許せ京子」

綾乃「そう、あなたのためなのよ…」

ちなつ「じゃあいきますよっ!」

京子「た、助けてあかりいいい!!」チラ

\アッカリーン/

京子「逃げた!?」


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:01:17.10 ID:129K0moA0
俺はゆるゆりSSを読みに来たはずだったんだが


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:03:48.96 ID:bFfeOD2B0
綾乃「とは言っても…」

結衣「声は聞こえるけど姿が見当たらないな…」

京子(た、助かったかも!こっそり逃げよう…)ソローリ

京子(あれ、なんかすごく体が軽いぞ……)ソロソロ

ドンッ

京子(あっ、何かにぶつかった、これは?)チラ

ちなつ「あれ、今何か衝撃が…?」

京子(うわああああ危険度SSの人だああ!)

京子(逃げなきゃだめだ逃げなきゃだめだ)コソコソ

ガシッ

京子「!!」

ちなつ「うふふ…」ニッコリ


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:06:01.21 ID:bFfeOD2B0
ちなつ「そこにいたんですね、京子先輩」ウフフ

京子「ち、ちなつさん…、その手に持たれている銀色の物質は…?」アセアセ

ちなつ「ちなカレーです」

京子「OH...」

綾乃「でかしたわ吉川さん!」

結衣「さあ、観念しろ京子!」

京子「いやだあああ死にたくないいいい!!」ジタバタ

京子(あれ…体がどんどん軽く…?)

京子(え…ちょっ…)

フッ

ちなつ「あれ、京子先輩の感触が…?」


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:08:28.03 ID:bFfeOD2B0
ちなつ「う、うそ…」

結衣「ち、ちなつちゃん…?」

綾乃「も、もしかして…、い、いやいや、冗談よね」

ちなつ「き、消えちゃいました…」

結衣「!!」

ちなつ「さっきまで…、捕まえてたのにっ…突然…」

ちなつ「あ、あ、私…、わたし…」

結衣「だいじょうぶ、ちなつちゃんのせいじゃないよ」

綾乃「えっ……」

綾乃「いや、そんなの嫌よ…」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:09:56.29 ID:bFfeOD2B0
ちなつ「ううっ、私、先輩にいつも冷たくっ…してたけど…」グズ

ちなつ「本当は、嫌いじゃないんです、って…伝えておけば…ひっく」グスグス

結衣「きょうこ…」

結衣「きょうこぉ…うっ…」

綾乃「な…」

綾乃「こ、こんな、女の子泣かせていいと思ってるのっ!」

綾乃「出てきなさいよ!歳納京子ぉーっ!」

ガタッ

結衣・ちなつ・綾乃「!!」


あかり「み、みんな…?」ガタッ

結衣「あ、あかり、か…」


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:10:23.01 ID:bFfeOD2B0
綾乃「そ、そうよね…、歳納京子じゃないわよね…」

結衣「ご、ごめんな、あかり…、あのさ、実は京子が…」

ちなつ「ううっ…先輩…」グスッ

あかり「あ、うん、あかり京子ちゃん連れて来たんだけど…」

結衣「……」

結衣「へ?」

あかり「京子ちゃん、こっちこっち!」

ちなつ「ど、どういうこと…」

京子「もー、あかりが存在感薄くて見失ったよー」ドーン

綾乃「と、とととと、とぉーおおおおう!?」アワアワアワ

結衣「綾乃、言えてない」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:12:36.29 ID:bFfeOD2B0
ちなつ「きょ、京子せんぱあああい!」ダキッ

京子「ち、ちなつちゃん!?」

ちなつ「き、消えちゃったと思ってましたああ!」

京子「え、え?なに、なんなのこれ!?」

あかり「なんか庭先に京子ちゃんが立ってたんだよ」

京子「そーそー、それがさー気づいたらなぜか部室の前にいてさー」

京子「あれー?私いったい何やってたのかなー」

結衣「京子…、おまえは…」フルフル

京子「ん、天才だって?」キラン


結衣「ばかああああ!」バシーン

京子「うぎゃあ!」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:13:43.83 ID:bFfeOD2B0
京子「いったああああ!」

結衣「私の気持ちの重さを知るといい」

京子「な、なんだよそれー?」

京子2「ひどい、結衣が私をぶったー!」

京子3「きゃあ、キレる若者って怖いわよねー」

結衣「え、ちょっと待って」

ちなつ「どういうことですかー!?」

綾乃「まったく、油断するとすぐ増えるんだからっ……うそおー!?」ガビーン


あかり「たいへんだよぉー、庭の茂みから京子ちゃんが次々出てくるよぉー!」

結衣・ちなつ・綾乃「!?」


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:15:00.69 ID:bFfeOD2B0
京子4「京子です」

京子5「京子です」

京子6「3人合わせて!」

京子7「キング京子」デーン


綾乃「4人いるわよ」

京子8「あちゃー」

結衣「こ、これは何…?」

京子「応募者全員サービスが当たったんじゃないのー?」

ちなつ「そんなわけないじゃないですか!」


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:16:03.83 ID:bFfeOD2B0
綾乃「まさか…」ハッ

綾乃「歳納京子が溜めていたのは、増殖するためのエネルギーだったとか…?」

結衣「そ、そうか…」

京子「そういえば最近、新たな自分が覚醒していく夢ばっかり見てたんだよねー」

結衣「ただの厨二病じゃなかったのか…」


京子9「京子が増えるよ!」

京子10「ぞうしょくー」

京子11「綾乃をこうりゃくー」

綾乃「ちょっ、あなたたち、くっつき過ぎよっ!あ、あわわわわわわわああわ」

ワーワー ワーワー


綾乃「」プシュー


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:17:05.94 ID:bFfeOD2B0
ゾロゾロ ゾロゾロ

ちなつ「ど、どうするんですか!手に負えませんよこんなに!」

あかり「わああああっ」

ワッショイワッショイ

ちなつ「あかりちゃんが先輩の波にさらわれた!?」

京子「いやあ、どうしようもないね」ノヘーン

結衣「おまえの分身だろうに」

京子「だってー、結衣と綾乃がエネルギー蓄えさせるからいけないんじゃん」

結衣「うっ…」


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:18:31.54 ID:bFfeOD2B0
京子「でも私が増えたらみんな喜ぶと思うよ」

ちなつ「迷惑です」

結衣「うん迷惑だな」

京子「ひどい!」

京子12「結衣にゃー!」

京子13「ちなにゃー!」

結衣「うわっ!こっち来る!」

ちなつ「くっ、仕方ありませんっ、これを使います!」サッ

ボグシャアアア

京子12・13「ぐああああああ」ドサ


ちなつ「秘奥義、ちなカレー…」


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:19:27.83 ID:bFfeOD2B0
京子「わ、私が…!」

結衣「ちなつちゃん、それって…」

ちなつ「金粉を入れてゴールデンカレーにしたかったんですけど」

ちなつ「無かったので水銀でシルバーにしてみました」

結衣(げ、劇物やないか…!)

ちなつ「おいしすぎて気絶しちゃったみたいですね」

ちなつ「さあ結衣先輩、これを使って1体ずつ闇に帰していきましょう!」

結衣「闇に!?」


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:21:26.96 ID:bFfeOD2B0
京子「しゃあー、やるぜ」カモンカモン

結衣「お前、自分の分身を手にかけるつもりか」

京子「戦国の世では仕方がないのでござるよ」

結衣「まったく、お前といるといつも大変な目に遭うな…」

京子「おおっ、さすがの結衣もそろそろ耐えきれなくなったかなー?」

結衣「何言ってんだよ今さら」

結衣「もう10年くらいの付き合いだしな」

京子「そーだねー」

結衣「でもまだまだ」



結衣「まだまだ、お腹いっぱいにはならないかな」


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:21:47.73 ID:bFfeOD2B0
おしまい

支援感謝


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:25:31.66 ID:129K0moA0
訳が分からないが面白かった乙


107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:26:40.55 ID:FN8OIwtB0
所々ネタがあって面白かった


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/29(水) 00:45:09.38 ID:YHBrhu760
乙、良い拡張パックだった
いやもといSSだった


メモリー拡張パック N64
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