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ことり「暑いね~」 海未「溶けてしまいそうです……」
- 1 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 19:55:26.43 ID:3oyJdCc+.net
- ことり「海未ちゃん、どろどろになっちゃうの?」
海未「……どろどろは少し嫌ですね」
ことり「スライム海未ちゃんだ」
海未「スライムですか、可愛くなってしまいました」
ことり「かわいいね~♡」
海未「ですが、それでは私は誰かに倒されてしまうのでしょうか?」
ことり「大丈夫!その前に勇者ことりが倒してあげますっ」
海未「ことりにですか……逆に倒せてしまいそうですね」
ことり「海未ちゃんひどーい……それってことりが弱そうって事?」プクゥ
- 3 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 19:58:15.71 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「い、いえ、そういう訳ではなく……ことりはほら、か弱いじゃないですか……」
ことり「か弱いって弱いって意味じゃないの?」
海未「あ……」
ことり「もう……海未ちゃんのバカ」
海未「あの、ことり……」
ことり「知らないっ」プイッ
海未「か弱いと言うのはそういう悪い意味ではなく……その、なんと言えばよいのでしょう……」
ことり「ふーんだ」
海未「あ、そ、そうです!守って上げたくなるような感じ、ですかね」
ことり「守って上げたくなる?」 - 5 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:00:33.99 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「はい。ですので、ことりには勇者は似合わないと言いますか……まあ」
ことり「じゃあ、ことりが襲われそうになったら海未ちゃんが守ってくれる?」
海未「私が?と言うか、何故そんな話に……」
ことり「いいから~!」
海未「す、すみません!……えーと、そうですね。勿論守ります」
ことり「どうして?」
海未「それはだって……ことりは、私のとても大切な…び…とです、から///」ボソボソ
ことり「……」
海未「……///」カアァ - 7 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:02:33.66 ID:3oyJdCc+.net
- ……ギュッ
海未「こ、ことり!?」
ことり「ありがと、海未ちゃん♪」
海未「は、離れてください!」
ことり「えー、なんでなんで?」ニヤニヤ
海未「……ぅ///」
ことり「うそうそ、ごめんね♪」パッ
海未「……ふぅ///」ホッ
ことり「……ことりも、海未ちゃんはとっても大切な恋人さんだよ///」コソッ
海未「っ!」 - 8 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:05:57.71 ID:3oyJdCc+.net
- ことり「なーんて♪」
海未「もうっ……いきなりそういう事言うの、ずるいです」
ことり「けど、先に言ってきたのは海未ちゃんだよー?」
海未「私のは、ことりに聞かれたから答えただけで……」
ことり「じゃあ、ことりも言いたくなったから勝手に言っただけ♪」
海未「……そういうのがずるいと言っているんです」
ことり「ずるいことりは嫌い?」
海未「……」
ことり「嫌い?」
海未「……の、飲み物を持ってきます!」スクッ
スタスタ……
ことり「……逃げられちゃった♪」クスッ
―――――― - 9 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:08:56.42 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「……///」チビチビ
ことり「……涼しい~」ゴクゴク
ことり「あ、そういえば海未ちゃん」
海未「……何ですか?」
ことり「今日海の日だよ?」
海未「……言われてみれば、そうですね」
ことり「海未ちゃんの日でもあるね♪」
海未「ありません」
ことり「何処かお出かけしたりしない?」
海未「したいですか?」 - 10 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:10:46.19 ID:3oyJdCc+.net
- ことり「うーん、どうかな……」
海未「私はことりが決めた方に従いますよ」
ことり「お出かけはしたいけど、外は暑いし……」
海未「ここにいても、暑いことには変わりありませんけどね」
ことり「それなら、少しだけお出かけしよ?」
海未「少しだけ、ですか?」
ことり「うん、ちょっとだけお菓子と飲み物でも買いに」
海未「飲み物なら、お茶がここにありますけど……」
ことり「……ジュースが飲みたいかなぁって」 - 12 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:13:07.94 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「そうですよね……お茶なんかよりも、ジュースの方がいいですよね……」
ことり「い、嫌ってわけじゃないんだよ!?ただ、ちょっとだけ、ね?」アセアセ
海未「分かっています、少し言ってみただけです」クスッ
ことり「びっくりさせないでよぉ……」
海未「ふふっ、すみません。さっきのお返しです」
ことり「むむっ、今日の海未ちゃんちょっと手ごわいかも……」
海未「では、行きましょうか」スクッ
ことり「え?どこ行くの?」 - 13 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:15:35.89 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「……買い物に行くのではなかったのですか?」
ことり「あー……えへへ、忘れてた///」
海未「全く……笑ってごまかさないでください」ハァ
ことり「忘れてたんだから、仕方ありません!」
海未「はいはい……」
ことり「むぅ……海未ちゃん冷た~い……」
海未「冷たくないです」
ことり「ホントに?……えいっ」
ギュッ!!
海未「ひぅ!?///」ビクッ - 14 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:17:50.12 ID:3oyJdCc+.net
- ことり「あ、海未ちゃんびっくりしてる♡」クスッ
海未「い、いきなり手を握られたのですから驚くに決まってます!」
ことり「海未ちゃんがホントに冷たくないのかな~?って思って」
海未「それはそういう意味で言ったのでは……いえ、やはりいいです。ことりの事なので、どうせ分かっててやってるでしょうから」
ことり「勝手な決め付けはダメだよ~?」ニギニギ
海未「ですが、事実ですよね?」
ことり「ん~……んふふっ♡あ、海未ちゃんの手冷たいね♪」
海未「話を聞いてください……」 - 15 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:20:34.19 ID:3oyJdCc+.net
- ことり「あのね海未ちゃん、手が冷たい人はね?心がとっても温かいって言われてるんだよ?」
海未「はあ……そうなんですか」
ことり「それってつまり、海未ちゃんの心がとっても温かいって事だよね!」
海未「ええと……まあ、さっきのことりの話だとそうなりますね」
ことり「流石海未ちゃん!はいこれ、景品のお茶です♪」スッ
海未「自分では中々分からないことなのですが……あ、わざわざありがとうございます」ゴクッ
ことり「そして、ことりは海未ちゃんのそんな所に惹かれてしまったのです♡」
海未「……ぶっ!?///」 - 16 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:25:36.65 ID:3oyJdCc+.net
- ことり「や~ん、海未ちゃんお行儀悪いよ~?」
海未「だ、誰のせいですか、誰の……」ケホッ
ことり「ごめんね?ちょっとイタズラしたくなっちゃった♪」
海未「悪戯をするのは構いませんが、こういう悪戯はやめて下さい……私の心臓が持ちません……」
ことり「海未ちゃんに向かって、好きって言ったり急に手を繋ぐこと?」
海未「……分かっているのなら、言わないでください。私だって敢えて言ってないんですから」
ことり「は~い。あ、でも……海未ちゃんが好きって言うのは嘘じゃないからね?」
海未「だから分かってますって!///」
ことり「ふふっ♡」
―――――― - 17 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:28:32.33 ID:3oyJdCc+.net
- ガラガラ……
ことり「あれ?あんまり外暑くないね~、これならもっと遠くにお出かけすれば良かったかも」スタスタ
海未「買い物に行くまでに話し過ぎたんですよ。もう日が落ちかかっているじゃないですか」スタスタ
ことり「海未ちゃんがお喋りさんだからだよ?」
海未「その言葉、そっくりそのままお返しいたします」
ことり「えへへ……返されちゃった///」
海未「何で照れてるんですか……ほら、いい加減買い物行きましょう」
ことり「あ、待って!」 - 18 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:31:27.73 ID:3oyJdCc+.net
- ギュッ!!
海未「……!」ピクッ
海未「だ、だからこういう事はやめて下さいと……」
ことり「今回はイタズラじゃないの!」
海未「では、何なのですか?」
ことり「迷子になっちゃうといけないから……」
海未「迷子?」
ことり「うん、迷子」
海未「ここ、音ノ木坂ですよ?」
ことり「知ってるよ?地元だもん」
海未「地元なのに迷子になるんですか……」
ことり「迷子になる!かもしれないからだよ?何が起こるかわかんないもんね」 - 19 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:34:21.23 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「別に何も起こらないと思いますけど……つまり、ことりが単に手を繋ぎたいという解釈でよろしいですか?」
ことり「うんっ♡」ギュッ
海未「なら最初からそう言ってくださいよ……」
ことり「だって海未ちゃん、恥ずかしがって繋いでくれなさそうだもん」
海未「それでも強引に繋いでくるのがことりでしょう?」
ことり「……それもそうかも♪」エヘヘ
海未「もうっ……」クスッ
ことり「海未ちゃんはことりの事、何でも知ってるね♪」 - 20 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:35:18.83 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「ことりの事でしたら、知らない事なんてありません」フフン
ことり「わっ、言い切っちゃった」
海未「……」
ことり「ん?」
海未「……やっぱり言いすぎたかも知れません」
ことり「と思ったらすぐ訂正しちゃった……」アハハ…
海未「あまり調子に乗るものではありませんね……恥ずかしくなってきました///」
ことり「恥ずかしがる必要無いのに……変な海未ちゃん」
海未「と言うより、また立ち止まって話してますけど……買い物行かないんですか?」
ことり「……もういいかな」 - 21 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:37:21.71 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「へ?よいのですか?」
ことり「うん、だってもう夕方だから帰らなきゃだし。目的は海未ちゃんとお出かけする事だったから別にいいかなぁって」
海未「ジュース飲みたいって言ってませんでしたっけ?」
ことり「それはあくまで口実だよ♪」
海未「まあ……それなら、このままことりの家に行きましょうか」
ことり「送ってくれるの?」
海未「ここまで来て置いて帰るわけないじゃないですか」
ことり「やっぱり海未ちゃん優しいね~」ツンツン
海未「茶化さないでください!///」 - 22 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:38:07.18 ID:3oyJdCc+.net
- ことり「えへっ……でも海未ちゃん、せっかくの海の日なのに、こんないつも通りで海未ちゃんはよかったの?」
海未「ええ。海の日だからと言って、私に何か関係がある訳でもないですから。私はことりと共に過ごす事が出来れば、それで構いません」
海未「それに、海の日は今年だけではありませんよ。来年もありますから、今年出来なかった事はまた来年にしましょうね」ニコッ
ことり「……」ジ-
海未「そんなに見つめてどうしました?」
ことり「海未ちゃんが柄にもなくカッコいいこと言ってる……」
海未「それ、褒めてるんですか?いえ、褒めてませんよね?」
ことり「カッコいい……海未ちゃ~ん!」ガバッ - 23 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:38:33.87 ID:3oyJdCc+.net
- 海未「えっ!?ちょ、ことり!?」
ダキッ
海未「な、何で腕に抱きつくんですか!///」
ことり「海の日だから!」
海未「海の日絶対関係ありませんよね!?」
ことり「海未ちゃんの日だから関係あるの!」
海未「だから私は何も関係ありませんって!」
ことり「じゃあ……だめなの?」
海未「い、いえ、別に駄目ではありません……けど」 - 24 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:39:00.68 ID:3oyJdCc+.net
- ことり「海未ちゃんならそう言ってくれると思ってた~♡」ムギュ-
海未「あ、あああのっ!押し当てないでください!///」
ことり「何のことかなぁ~♡」
海未「ああもうっ……///」
ことり「えへへっ、海未ちゃんの日おめでとう♪」
海未「だから違いますってばぁ~!」 - 25 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/07/21(木) 20:39:28.86 ID:3oyJdCc+.net
- おわり

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