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京子「それなら何回だって、何十回だって」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:06:38.71 ID:hEZ0U1Y6O
-
京子「ゆ~い~」
結衣「ん……なに?」
京子「キスしよ」
結衣「おう、いいよ」
ンー……
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:08:24.62 ID:hEZ0U1Y6O
- ~ごらく部部室~
ちなつ「……ってななな、何してんですかぁーっ!?!?」ミギャー!
あかり「京子ちゃんと結衣ちゃんが……ききき、キス……しちゃう……!///」ドキドキ
京子「ん~……って、お前早くつっこめよぉ!!!///」カァー
結衣「……え?この状況でなんでつっこまなきゃいけないんだよ?」
京子「ほ、ほんとにちゅ~しちゃうだろが!!冗談なんだから、お前が嫌がってくれないと止まらないだろ!?///」
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:09:12.99 ID:hEZ0U1Y6O
- 結衣「じょう……だん……?」ウルウル
あかり「あぁ!結衣ちゃんが泣いちゃう!」
ちなつ「京子先輩!今すぐ結衣先輩に謝ってください!!」
京子「えっ!?ゆ、ゆい~、ごめんよぉ!私が悪かった!だから泣くなよぉ~!」オロオロ
結衣「……」
- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:10:03.63 ID:hEZ0U1Y6O
- 結衣「……ま、冗談だってわかってたけどね」ケロリ
京子「嘘泣きかよっ!?」
ちなつ「結衣せんぱ~い!嘘泣きも素敵でした~!」ガバッ
あかり「あかり、本当に心配しちゃったよぉ……」
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:10:50.56 ID:hEZ0U1Y6O
- 結衣「……で、なんで急にキスしたいとか言い出したんだよ?」
京子「いやね、ミラクるんを読んでたら、ミラクるんとライバるんがキスするシーンがあってねー」
ちなつ「あの漫画、そんなシーンがあるんですか……しかもミラクるんもライバるんも女の子じゃ……?」
あかり「あ!最新刊のお話だよね!あのシーンはあかりも読んでてドキドキしたよぅ///」
結衣「……で、キスがどんなものかと私で試してみたってところか」
- 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:12:15.53 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「そーいうことっ!まぁ、マジでキスしようとは思ってなかったけどさ……」
結衣「私は別にキスくらいしてもよかったんだがな」
ちなつ「!?」ピキーン
ちなつ「じじじ、じゃあ!私と熱いききき、キッスをーっ!!」
結衣「ち、ちなつちゃんはまた今度で……」アセアセ
京子「ちっなちゅ~!!私ならいつでもキッシュするよ~!!」ンー
ちなつ「死んでもいやです」ニコッ
京子「がーん」ガックリ
- 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:13:07.99 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「そういや、みんなってキスの経験あるの?」
結衣「私は……そういえば、千歳のアレはカウントするのか……?」
京子「アレは事故ってことでノーカンっしょ?」
結衣「そっか……じゃ、私は1回だけだな」
ちなつ「!?」
ちなつ「だだだだだだ、誰とキスしたんですかぁっ!?」
結衣「本当に小さい頃なんだけど、その……京子と……///」
ちなつ「」バタッ
あかり「ち、ちなつちゃーん!?しっかりしてぇ!!」
- 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:14:49.21 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「そういえばそんなことあったなぁ……すっかり忘れてた」
ちなつ「ノーカンっ!そんな記憶にも残らないキス、ノーカンですからっ!!」ブワッ
京子「ほらほらちなつちゃん、今なら私とのキスは結衣との間接キスになるよ~?」ニヤニヤ
ちなつ「うっ……ゆ、結衣先輩との……間接……!!」
結衣「オイコラ、やめんか」
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:16:28.57 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「じゃあ、あんま興味ないけど……あかりはキスの経験とかは……ないな?じゃ、ちなつちゃんは……」
あかり「ちょっと!スルーの仕方が強引すぎるよ!?」
京子「だって、キスしたことないでしょ?」
あかり「あかりだってキ、キスくらい……ちなつちゃんと……///」カァー
京子「ああ、あれか……」
ちなつ「あかりちゃん!あれは練習だからっ!結衣先輩、あれはキスじゃないんです!!」アセアセ
結衣「まぁいいじゃない、キスくらい」フフッ
ちなつ「ああああー!誤解なんですよーっ!!」ワタワタ
- 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:17:36.96 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「さて、じゃあ他の奴らにもキスせがんでこよっかなぁー」
結衣「おい、まさか生徒会でキスしようとか思ってないよな……?」
京子「え、ダメなの?」
結衣「お前が『キスして』って言うだけで、教室が血の海になるんだから」
京子「ああ……そういえば」
京子「まぁ、話を聴きに行くだけだから!じゃ、ちょっくら行ってくる!」ダダッ
結衣「面倒なことにならなきゃいいけど……」
- 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:18:40.08 ID:hEZ0U1Y6O
- …………………
~図書室~
千鶴「……」ペラリ
京子「……」ソーット
京子「……ちっづるーっ!!!」ダキッ
千鶴「うわっ!?」ビクッ
京子「ちゅっちゅー!!あんどすりすりぃ~!!」スリスリ
千鶴「ちょ、お前!抱き着いてくんなっ!うざい!///」ジタバタ
- 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:19:17.15 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「まーた難しそうな本なんか読んじゃってー」
千鶴「もう、ほんと邪魔だからどっか行ってくれ……」イライラ
京子「あ~ん、いけずぅ~!」
千鶴「……」ペラリ
京子「……むぅー」
- 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:20:11.04 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「ちーづーるっ」
千鶴「……なんだよ」
チュッ
千鶴「!!」
京子「……んちゅー」ンー
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:21:43.61 ID:hEZ0U1Y6O
-
ピリピリッ…
京子「……っ!?///」ゾワゾワッ
千鶴「んっ!?///」ビクンッ
バッ
京子「んはっ……はぁっ……はぁっ……///」
京子(な……なんだよ今の……!?)
京子(千鶴とキスした瞬間、身体がゾクゾクってして、口がピリピリして熱くなって……!///)カァー
- 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:22:38.50 ID:hEZ0U1Y6O
- 千鶴「お……おま……!///」
千鶴(あいつ何で私にキスなんか……!?)
千鶴(というか、今のキス……凄く気持ちよかった……///)
- 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:24:04.79 ID:hEZ0U1Y6O
- 千鶴「……///」
京子「あ、あの……ごめんっ……!///」ダダッ
千鶴「お、おい!何逃げて……っ!///」
千鶴「……///」ポー
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:25:13.90 ID:hEZ0U1Y6O
-
~ごらく部部室~
ガラッ
京子「はぁっ……はぁっ……!!///」ゼェゼェ
結衣「あれ、ずいぶん早いお帰りで……」
あかり「おかえりー、京子ちゃん」
京子「……ふぅ」
ちなつ「どうしたんですか?そんな息切らして」
京子「……」
京子「うわあああああああああああああああああああっ!!!!///」
- 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:26:15.53 ID:hEZ0U1Y6O
- あかり「!?」ビクッ
結衣「な、なんだよ!?」
京子「わ、わた、わたわたわたわたわた、私何してんだよぉぉぉぉっ!!!!///」
ちなつ「……何かあったんですか?」
京子「……///」ガックリ
京子「今日はもう……帰るわ、私……」ションボリ
あかり「えっ、そんな……」
結衣「じゃあ、私たちも一緒に帰るよ」
京子「……」
- 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:27:17.14 ID:hEZ0U1Y6O
-
~帰り道~
あかり「じゃあ結衣ちゃん、京子ちゃん、また明日ねー!」バイバイ
ちなつ「また明日ー!」
結衣「うん、また明日……」
京子「……」
結衣「……」テクテク
京子「……」トボトボ
- 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:28:22.55 ID:hEZ0U1Y6O
- 結衣「で、さっき何があったんだ?」
京子「……///」
結衣「綾乃とキスでもしたか?」
京子「ち、違うよっ!」
結衣「じゃあ何が……?」
京子「……///」
京子「……今日、結衣んち行ってもいい?」
結衣「ワケを聞かせてくれるならな」
- 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:29:25.87 ID:hEZ0U1Y6O
-
~結衣の部屋~
結衣「……はい、ラムレーズン」コトッ
京子「あ、ありがと……」ボンヤリ
結衣「これでもテンションが戻らないとか、よっぽどのことがあったんだな」
京子「……///」コクリ
京子「あの……さ、私、千鶴とキスしちゃって……///」
結衣「えっ、千鶴さんと!?」
京子「ふざけて、ちゅーって……///」
- 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:30:34.52 ID:hEZ0U1Y6O
- 結衣「あぁ、それでめちゃめちゃ怒られて凹んでるわけか」クスッ
京子「いや、怒られても殴られてもないよ?」
結衣「え、それじゃ……」
京子「キスして、怖くなって逃げちゃった///」
結衣「……そりゃひどいな」
京子「だ、だって!キスした時、変な感じしたんだもん!!///」
結衣「変な感じ?」
- 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:31:26.91 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「うん……なんかこう、ピリピリってして、ほわほわってして、身体がゾクゾクして……熱くなって……///」
結衣「……」
京子「ねぇ、キスって普通あんな感じがするものなのかなぁ?」
結衣「それは……」
京子「それとも、私の身体が変になっちゃったのかな……?///」
チュッ
結衣「……」ンチュー
京子「……!?んーっ!」ジタバタ
- 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:32:46.53 ID:hEZ0U1Y6O
-
結衣「……んはぁっ……で、どうだった?」
京子「ばっ、ばっかじゃねえの!?何急にキスして……///」
結衣「お前も千鶴さんに突然キスしたんだろ?じゃあ条件は一緒じゃん」
京子「だからってお前……!!///」
結衣「なぁ、どうだったんだよ?ピリピリした?熱くなった?」
京子「それは……しなかった……けど……」
- 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:34:06.32 ID:hEZ0U1Y6O
- 結衣「やっぱり」
京子「や、やっぱりってなんだよ!?答え分かっててキスしたのかよ!?」
結衣「むしろ、お前がなんでわかんないのかが分からないんだけど?」
京子「わ……わかんないもんはわかんないよ……///」
結衣「嘘つけ、自分でも薄々気付いてるんだろ?なんで千鶴さんとのキスと私とのキスが違うのかって」
京子「それは……///」
結衣「わかってるなら、もう今日は家に帰れ……な?」
- 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:36:40.79 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「なんで……?」
結衣「なんでって、なんでもだよ」
京子「……そこまで言うなら帰るけど」
ガチャ
京子「……あ、結衣」
結衣「なんだよ、忘れ物でもあったか?」
京子「いや……さっきのキスの時、結衣はどんな感じだったのかなぁって思って」
結衣「そんなの……無我夢中でわかんなかったし」
- 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:37:27.98 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「そ、そっか……じゃあな、今日はありがと」
バタン…
結衣「……///」
結衣(……すげえ悲しかった……だなんて、口が裂けても言えないよな)
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:38:44.32 ID:hEZ0U1Y6O
- …………………
~千歳の部屋~
トントン…ガチャッ
千鶴「姉さん……いい?」
千歳「あ、千鶴……いいよ、おいで」ニコッ
- 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:39:55.40 ID:hEZ0U1Y6O
- 千歳「こうやって二人で寝るんも、なんや久しぶりやねぇ」
千鶴「そうかな」
千歳「最近は千鶴が来てくれんから、寂しかったんよ?」
千鶴「もう……姉さんたら///」
千歳「……なぁ千鶴、なんかあったん?」
- 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:40:56.41 ID:hEZ0U1Y6O
- 千鶴「えっ」
千歳「えらく辛そうな顔しとるから……なんか悩んどるん?」
千鶴「う、うん……///」
千歳「うちでよかったら、話くらい聞くで?」
千鶴「それが……///」
カクカクシカジカ…
千歳「ほうか……」
千鶴「歳納の奴、自分からキスしておいて……!///」
- 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:42:53.06 ID:hEZ0U1Y6O
- 千歳「その……キスした時に不思議な感じがしたっちゅうのは……」
千鶴「なんか、普通にしたキスよりも全然違う感じに身体が火照って……びくびくして……///」
千歳「……で、その『普通にしたキス』っていうのは、誰とのキスなんかな~?」ニコニコ
千鶴「あっ……いや、べつに誰でも……!!///」アセアセ
千歳「……うちやろ?」
千鶴「!?」ギクッ - 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:43:50.80 ID:hEZ0U1Y6O
- 千歳「一緒に寝とる時に、うちにキスしよること……知っとるよ」
千鶴「あ、あれはぁ……///」カァー
千歳「別にうちは悪い気しとらんからいいよ?」ニコッ
千歳「ただ、なんでうちが寝とる時だけなんかなぁーって思って」
千鶴「……///」
- 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:44:51.60 ID:hEZ0U1Y6O
- 千歳「……で、話戻すけど、うちとの『普通のキス』はいつもどんな感じなん?」
千鶴「姉さん、言い方に棘が……」アセッ
千歳「どんな感じなんかなぁ?」
千鶴「うっ……あ、あの……姉さんにキスするのは……姉さんの寝顔があまりにも可愛くてつい出来心で……///」
千歳「言い訳しろって言うとるわけちゃうよ?うちはその感想を聞きたいんや」
千鶴「ね、姉さんとのキスは……唇柔らかいなぁとか……顔がかわいいなぁとか……///」
千歳「それで、身体がゾクゾクしたりはせえへんかったんやね?」
千鶴「うん……」
- 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:46:04.13 ID:hEZ0U1Y6O
- 千歳「うちとのキスは、言ってしまえば姉妹同士のキスや」
千歳「それとは違ったっちゅうことは……それはやっぱり……」
千鶴「い、いや、歳納とはそんな……!!///」
千歳「けど、普通に友達とするキスでもそんな口がピリピリなんかせえへんで?」
千鶴「けど……それは……///」
千歳「自分の心はごまかせても、身体は正直やったっちゅう話やねぇ」ニコニコ
千鶴「なんか……言い方が卑猥……///」
- 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:47:24.80 ID:hEZ0U1Y6O
- 千歳「まぁ、明日気持ちに余裕ができたんなら、歳納さんときちんと話してみ?」
千鶴「う、うん……」
千歳「……はぁー、けどうちは複雑な気持ちやなぁ」
千鶴「なんで?」
千歳「大事な妹が大人になってゆく嬉しさと、もう寝とる間にうちにはキスしてくれんのやろなぁってゆう寂しさがごっちゃになってな……」クスッ
千鶴「もう……!///」
- 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:48:33.60 ID:hEZ0U1Y6O
- …………………
~翌日、学校~
京子「お、千歳~!おはっ……よ……///」
千歳「歳納さん、おはようさん~」ニコニコ
千鶴「……///」
京子「さ、先に教室行ってるから!///」ダダッ
千歳「あっ……ふふっ、ありゃあ歳納さんも千鶴とのキスで大分参っとるみたいやね」
千鶴「あのバカ……!///」
- 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:49:55.26 ID:hEZ0U1Y6O
-
~そして時流れ、ごらく部部室~
京子「……」ポー
あかり「ねぇ、結衣ちゃん……京子ちゃん、何かあったのかなぁ……?」
ちなつ「ぼんやりして、なんだか京子先輩らしくないんですけど……?」
結衣「あ、あぁ……ちょっとね」アハハ…
京子「……」
- 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:51:22.66 ID:hEZ0U1Y6O
- 結衣「……おい京子、ごらく部にいる間くらい元気出して……」
京子「よしっ!決めたっ!!」スタッ
ちなつ「京子先輩、どこか行くんですか?」
京子「うん、ちょっとケジメつけにね!」グッ
結衣「ケジメって……まぁ、頑張れよ」
あかり「二人が何の話をしてるのか、全然わかんないよぉ~」
ちなつ「私も……きぃーっ!結衣先輩と秘密の共有とか、京子先輩が羨ましいっ!」
京子「ちなちゅ、私と秘密の共有を……」ンチュー
結衣「馬鹿やってないで早く行ってこい!」ゲシッ
京子「ああん、結衣に蹴られた……」
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:53:16.83 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「じゃ、行ってくるわ!」
結衣「どこにいるかわかってるのか?」
京子「多分……昨日とおんなじ場所で待っててくれてんだろ」
結衣「そっか……じゃ、私たちは先に帰ってるから」
京子「おう!」ダダッ
ちなつ「行っちゃいましたね……」
あかり「どこに行ったかわかんないけどね……」
結衣「あいつは……またキスしに行ったんだよ」
ちなつ「え、誰にです?」
結衣「……さぁ?」ニコニコ
- 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:54:53.94 ID:hEZ0U1Y6O
-
~図書室~
千鶴「……///」ペラリ
千鶴(思わずタイトルに『キス』って入った本を手に取ってしまった……普段読まないような恋愛小説を……)
千鶴(ああもう……私がこんなにおかしくなってるのも、絶対あいつのせいだ……)
千鶴(今日は……来ないのかな……?)
千鶴「……///」ドキドキ
- 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:56:42.38 ID:hEZ0U1Y6O
-
京子「……ちっづるー……よっ」
千鶴「……!」
千鶴「な、なんだ、いつもの抱き着いてきてたのに、今日はどうしたんだ?///」
京子「べ、別に……///」
千鶴「……///」ドキドキ
- 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:57:32.44 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「今日は何読んでんの?」
千鶴「あ、これは……///」カァー
京子「これ……へぇ、千鶴も恋愛小説読むんだ」
千鶴「た、たまたま手に取ったのがこの本だっただけだ!///」
京子「……の割には、タイトルに『キス』って///」
千鶴「……///」カァー
- 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:58:37.73 ID:hEZ0U1Y6O
-
ガララッ
京子「どっこいしょっと……」
千鶴「おま……!と、隣に座んなっ!」
京子「いーじゃん別に……千鶴の本読んでる顔、見てたいんだよ」
千鶴「……///」
- 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 00:59:55.94 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「なぁ……本読みながらでもいいから、聞いて欲しい話があるんだけど……」ジー
千鶴「……///」ペラリ
京子「昨日はその……ごめんなさい」ジー
千鶴「……///」ペラリ
京子「こっちから勝手にキスして……何も言わず逃げちゃって……」ジー
千鶴「……もう、わかったから横顔じろじろ見てくんなっ!恥ずかしいだろっ!///」
- 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:00:41.30 ID:hEZ0U1Y6O
- 千鶴「別に……今はそんな怒ってないから……///」
京子「そっか……でさ、謝りついでに千鶴に一つお願いがあって……」
千鶴「私にお願い?」
京子「うん……まぁ、嫌だったらはっきりと断ってほしいんだけど……」
京子「もう一度、ちゃんとした形でキスさせてほしい……」
- 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:02:03.64 ID:hEZ0U1Y6O
- 千鶴「……はぁっ!?な、何言ってんだお前!?///」
京子「おかしなこと言ってるとは自覚してるんだけどさ……」
千鶴「昨日、私がどんな気持ちでいたかわかってんのか!?お前からキスされたあと……私は……!!///」
千鶴「そんな気持ちまで全部押し込めて、その上で昨日のことは水に流してやろうと思ってたのに……お前と言う奴は……!!///」
京子「けど、千鶴ももう一度キスしたいって、そう思ってるでしょ?」
千鶴「!?」
千鶴「なんで……そんなこと……///」
京子「実は今日、千歳に聞いたんだ……」テヘヘ
千鶴「姉さんのバカ……///」
- 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:03:57.19 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「じゃあ、こっち向いて……」
千鶴「だからなんでもうキスする流れになってんだよ!///」
京子「けど……なんだかんだ言って、千鶴もちゃんとこっち向いてくれんじゃん」クスッ
千鶴「……ああもう!やるならさっさとやってくれっ!///」カァー
京子「もうちっとムードってもんをさぁ……」
千鶴「うっさい!///」
京子「じゃあ、目を閉じて……?///」
千鶴「ん……///」ドキドキ
京子「……///」ドキドキ
千鶴「……///」バクバク
チュッ
- 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:05:43.03 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「んっ……ちゅっ……///」
千鶴「……!!///」ゾクゾクッ
千鶴(あっ……また……ゾクゾクってぇ……!!)
千鶴「……んんんんんーっ!!///」ビクビクッ
京子「……んはっ!ちょ、ちょっと!千鶴大丈夫!?」
千鶴「ん……あ……///」トローン
京子「……!!///」ドキッ
- 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:06:51.32 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「千鶴……もう一回、キスしよ?///」
千鶴「あ……ちょっ……///」
チューッ
千鶴「んちゅっ……ちゅぱ……ちゅっ……///」
京子「んんっ……ちょ、ちょっと……千鶴はげしっ……んっ///」
ピリピリッ
京子(あ……またピリピリしてフワフワして……!!)
- 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:08:15.62 ID:hEZ0U1Y6O
-
~数十分後~
京子「はぁー……はぁー……///」グッタリ
千鶴「あっ……ああん……///」チュッチュ
京子「い、今何時だよ……///」
千鶴「んっ……わかんない……ちゅ///」
京子「ちょ、お前、まず一回落ち着けっ!!」
千鶴「ああん……もう、なんだよ……」
- 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:09:51.61 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「もう外暗くなってんじゃん……」
千鶴「……」
京子「とりあえず、もう帰ろうぜ?」
千鶴「……てない……」ボソッ
京子「え?何?」
千鶴「気持ちよくなりすぎて……立てない……///」カァー
京子「……どうすんだよ」
千鶴「ちょっと休憩させて……」
京子「わかった、じゃあちょっと座って話そっか……」
- 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:11:14.16 ID:hEZ0U1Y6O
- 千鶴「そういえば……なんでまたキスしようとか言い出したんだ?」
京子「あー、それは……なんか昨日したキスが変な感じでさぁ、何でなのか調べたくって」
千鶴「……で、何で変だったかわかったのか?」
京子「うーん、いまいち!」キリッ
千鶴「じゃあ私はキスされ損かっ!!」ウガー
京子「いや、今回も変な感じだったし、それに……」
千鶴「それに……なんだよ?」
京子「キスした時の千鶴がかわいいから、これからもキスは継続してしよっかなぁーって……///」
千鶴「お前って奴はぁ……!///」フルフル
- 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:12:38.20 ID:hEZ0U1Y6O
- 京子「嫌だったかな……?」
千鶴「……ふんっ!か、勝手にしろっ!///」
京子「じゃあ、勝手にしまーす!」ニコッ
京子「へへへっ、ちっぢゅる~!!」ダキッ
千鶴「おまっ!キスは勝手にしろって言ったけど、抱き着いていいとは言ってねえからな!?///」
京子「キスはオッケーなのにハグはダメとはこれいかに……!?」ガーン
千鶴「ふんっ///」ツーン
おしまい!
- 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:14:54.22 ID:hEZ0U1Y6O
- 支援激しく乙ですた
3月はちとちづ月間ということで、池田姉妹が書きたくなったのだ!
タイトルはback numberの『花束』から
ひまさくはまた今度、いちゃいちゃ成分入れて書きたい!
ではでは - 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:16:04.49 ID:VWPhXDu20
- 乙乙
- 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:16:39.67 ID:yn3j1BKK0
- 池田姉妹いいよね
乙! - 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:16:40.26 ID:z+GrDFKW0
- そうか、池田姉妹誕生日近いもんな
(あと、京子も)
乙! - 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:23:30.83 ID:0mK/+N9K0
- 京鶴じゃないですか!やったー!
乙乙です - 81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/02(金) 01:42:19.11 ID:G7YMOlCm0
- 京鶴あんま見ないけど良かった!
乙

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