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櫻子「お待たせっ 帰るよ!」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:14:50.79 ID:KsPE7WS50
- 櫻子「お待たせっ 帰るよ!」スパァン
向日葵「いたあ!!?」
結衣「わっ……だ、大丈夫古谷さん……??」
向日葵「なにすんのよバカ娘ッ!!」グラグラ
櫻子「あらっ、先輩方。珍しいメンバーですね。」
京子「よー。」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:15:42.01 ID:KsPE7WS50
- 結衣「あはは……それじゃ古谷さん、またね。」
向日葵「あっ……お話して頂いてありがとうございました先輩。」
京子「二人は仲良いね~」ニシシ
向日葵「よくないですわ!」
櫻子「よくないです!」
京子「でも一緒に帰るんでしょ?」
向日葵「えっ……」
櫻子「ん、ま、まぁ…………///」
結衣「ほら京子、いくぞ。」
京子「あいよー」
櫻子「い、行くぞ向日葵っ」
向日葵「あっ……はい。」 - 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:16:08.95 ID:KsPE7WS50
- 櫻子「…………」すたすた
向日葵「…………」とことこ
『でも一緒に帰るんでしょ?』
向日葵(一緒に帰る……)
向日葵「ねえ櫻子……私たちってなんでいつも一緒に帰ってるんでしたっけ」
櫻子「えっ………」
櫻子「は、はあっ!!?」
向日葵「えっ?……な、なんですのいきなり」ビクッ
櫻子「そ、それはこっちのセリフだっての……!」
向日葵「……??」
櫻子「……ぼぇて……ぃのかょ………」ボソッ
向日葵「え?」 - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:16:37.62 ID:KsPE7WS50
- 櫻子「もういい! 向日葵なんて一人で帰れ!!」ダッ
向日葵「あっ……櫻子!」
向日葵「……行ってしまいましたわ。」
向日葵(何か……そんな気に障るようなこと言いましたっけ?) - 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:17:08.03 ID:KsPE7WS50
- ピンポーン
ガチャ
撫子「おお、ひま子。」
向日葵「あっ……撫子さん、櫻子は?」
撫子「いるけど……櫻子ー、ひま子が来たよー?」
『………………』
撫子「ちょっと呼んでくるね」
向日葵「あ……すみません。」 - 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:17:38.45 ID:KsPE7WS50
- コンコン
撫子「何やってんのさ櫻子。ひま子が呼んでるぞ」
櫻子「……今会いたくない。」
撫子「なに、ケンカしたの?」
櫻子「……………」
撫子「…………はぁっ。」
撫子「ごめんね。櫻子、今は会いたくないんだってさ。」
向日葵「えっ………」
撫子「またケンカ? そのクッキーはお詫びってわけ?」
向日葵「あっ……これ、一応渡しておいて下さい。」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:18:02.30 ID:KsPE7WS50
- 撫子「ふーん……今回の原因はなに?」
向日葵「え、えっと……私にもよくわからなくて……」
撫子「なにそれ。アンタと櫻子以外の人にはわからないんだからさ、アンタもわからないんじゃ解決しようがないじゃん。」
向日葵「それはまぁ、そうなんですけど……」
撫子「……ま、よくよく考えてみな。」
- 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:18:48.60 ID:KsPE7WS50
-
〈学校:給食の時間〉
あかり「シチューおいしいね~」
櫻子「…………」ぶすっ
向日葵「…………」(ニンジン残してる……)
ちなつ「あの、二人とも今日はどうしたの……? ケンカ?」
向日葵「え、いや……」
あかり「ケ、ケンカはだめだよ~??」
櫻子「……ケンカなんてしてないよ。」
ちなつ「でも二人って、ケンカしててもいつも一緒に帰るから凄いよねー。」ニヒヒ
櫻子「!!」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:19:40.80 ID:KsPE7WS50
- 向日葵「さっ、櫻子………」
櫻子「………向日葵、今日は一人で帰れよな。」
向日葵「…………」
ちなつ「あ、あれ!? 私余計なこと言っちゃった!?」
向日葵「い、いえ吉川さんは何も……」
- 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:20:14.82 ID:KsPE7WS50
-
〈放課後〉
『きりーつ、れい。 さようならー』
櫻子「…………」すたすた
向日葵「あ、櫻子……」
あかり「行っちゃったね……」
ちなつ「ご、ごめん向日葵ちゃん! 私が変なこと言ったからっ!」
向日葵「いえ、だから……吉川さんのせいじゃありませんわ。昨日からこんな調子でしたの。……それではお二人とも、さようなら。」
あかり「あっ、バイバイ向日葵ちゃん……」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:20:54.73 ID:KsPE7WS50
-
~
向日葵(……一人で帰るなんて、本当にどれくらいぶりかしら……)とことこ
向日葵(いつも櫻子が隣にいて……)
向日葵(終わったら絶対二人で会って、それから帰るのが当たり前で……)
『ねえ櫻子……私たちってなんでいつも一緒に帰ってるんでしたっけ』
向日葵(そう、昨日あんなこと言ってからずっと機嫌が悪いんですわ。)
向日葵(いつも一緒に帰る理由……? 家が隣だから?)
向日葵(いえ……何かあった気がしますわ。なにか大きな理由が……)
「おーあの子かわいくね?」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:21:33.96 ID:KsPE7WS50
- 向日葵「!」
「わっ……すげーでけーよアレ……」
「あれって七森中の制服だろ? おいおい中学生であれかよwww」
向日葵(男の人……高校生かしら……全部聞こえてますわよ! 全く……)
「おいちょっと、お前行ってこいやwwww」
「えーマジすかwwwwんじゃちょっとだけっすよ?」
男「ねーキミ!」
向日葵「は、はい……?」(話しかけてきた……)
男「キミ七森中の子だよね? 何年生?」 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:22:12.48 ID:CQcg9sna0
- 男……だと?
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:22:13.90 ID:KsPE7WS50
- 向日葵「え、えっと、一年…………」
男「い、一年!?」
「一年でアレはやべえぞオイwwwww」
向日葵「あ、あの私急いでますので……」
男「え? いいじゃんいいじゃん、俺らこれからゲーセン行くんだけどさ、一緒どう?」
向日葵「いえあの、遠慮しておきますわ……それでは」
男「いやいやマジで!キミ可愛いしさー!」ぐいっ
向日葵「はっ、離し……」
ぱぁんっ!
男「うぉっ…………」
櫻子「離せよ、嫌がってんだろ」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:22:54.04 ID:KsPE7WS50
- 向日葵(さ、櫻子!?)
男「あ、じゃ、じゃあキミもどう!? 二人なら
櫻子「行かねーよ。……いくぞ向日葵」ぐいっ
向日葵「あっ……はい……」
「おい何やってんだよー!せっかくの逸材をさー!」
「まあ童貞に任せた俺たちが悪かったなwwwww」
「ど、童貞じゃねーし!」
ギャハハハハハハハ…… - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:23:35.21 ID:KsPE7WS50
- ~
向日葵「…………」
櫻子「…………」
向日葵(……思い出しましたわ。)
ねえキミかわいいねぇ、おじさんと一緒にどっかいかない?
「えっ、あの、 いきません!」
いやいや、きっと楽しいよ? だからさ……
「は、はなして! いやあっ!」
ほら、大きな声出さないで……
「う、うぇぇぇぇん! さーちゃああん!」
「あっ、おいっ! はなせよジジイ! 人呼ぶぞ!!」 - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:24:07.49 ID:KsPE7WS50
-
「う、うぇぇぇん……こわかったあ……」
「だからひとりで帰っちゃダメって先生に言われたじゃん! ひまちゃん聞いてなかったの?」
「だ、だって………」
「もう……ひまちゃんこれからひとりで帰るのきんし! ぜったいわたしと帰ること! いい!?」
「う、うん! わたしもその方がうれしい!」
「おそうじ終わってもわたしがくるまで待ってること!」
「まいにち?」
「そうまいにち! そしたらわたしがいつでもまもってあげる! わかったらゆびきりね?」
「わかった! ゆびきりする!」
ゆーびきーりげーんまーん…… - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:25:13.92 ID:KsPE7WS50
-
~
向日葵「……櫻子、ありがとう」
櫻子「…………」
向日葵「ごめんなさい……私、忘れちゃってましたわ。 櫻子との約束…………」
櫻子「………まったく、向日葵は昔から弱っちいんだからさ」
櫻子「あんなのすぐに振り払って逃げればいいんだよっ」
向日葵「ええ……そうですわね。」
向日葵「……さーちゃんはもう守ってくれないんですの?」
櫻子「っ!!」
櫻子「そ、そんなの……向日葵が私から離れなければいいんだよっ!/// つーかその呼び方やめてっ」
向日葵「そしたら……さーちゃんが守ってくれるんですのね?」
櫻子「ううっ……///」
向日葵(うふふふ……) - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:26:05.35 ID:KsPE7WS50
- 櫻子「…………」スッ
向日葵「??」
櫻子「ゆびきり、やり直しな……ひまちゃん。」
向日葵「……!」
向日葵「……ええ、わかりましたわ。」
ひまちゃんはわたしといっしょにいないとダメなんだからね!
さーちゃんといっしょにいれば、どんなときでもまもってくれるんだよね?
そういうこと! じゃあきょうはわたしのおうちであそぼっか!
うん!
~fin~ - 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:30:02.86 ID:6MN7pnEm0
- イイハナシダナー
- 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:31:34.75 ID:P2L+7bLF0
- 乙
- 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 21:35:29.03 ID:stZ8fGAN0
- すばらしい
乙

ゆるゆり(7) (IDコミックス 百合姫コミックス)

ゆるゆり マシュモストラップ D 古谷向日葵&大室櫻子

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- 京子「あかりってどうしてそんなに可愛いんだ?」
- 京子「ホラホラ早く脱いだ脱いだ!」あかり「や、やめてよぉ・・・」
- 撫子「私たちみんなの妹」
- 櫻子「向日葵だいすき!!」
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