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穂乃果「Right in your heart」

1 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 19:41:41.58 ID:J86mFemB.net
ー20年前ー


ーーわたし、おおきくなったらアイドルになる!

ーーアイドルになって、このまちにもっとひとをあつめる!

ーーそしたらきっとたのしいよね!




2 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 19:43:58.76 ID:J86mFemB.net
※パロSS
※μ'sオンリー
※年齢や関係などの設定改変
※書き溜めは途中まで

以上のことがダメだって方はプラウザバック推奨


4 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 19:45:32.07 ID:J86mFemB.net
ー現在ー


上司「じゃあこっちの仕事もお願いねー」ショルイドサー

「は、はぁ...わかりました...」ゲンナリ

同僚A「せっかく今日は早くあがれる!って喜んでたのに...」ヒソヒソ

同僚B「普通の人より仕事出来ちゃう分、可哀想よね絢瀬さん」ヒソヒソ

絵里「はぁ...今日こそ行けると思ったのに...」タメイキ


はぁい♪人生楽しんでる?こちらは正直限界が近いわ♪

...私は絢瀬絵里、しがないOLよ

今日も今日とて残業...

幼馴染みにずっと誘われていた飲み会、今日こそ行けるって思ってたのに...

っと、連絡しなくちゃ

私は急いで携帯を取り出し幼馴染みに行けそうにない旨を伝える

絵里「《わかりました ではまた今度の機会に》...相変わらずそっけない返事だこと」フフッ

あーあ、今頃飲んでんのかなー...


5 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 19:46:01.04 ID:J86mFemB.net
ー西木野邸ー


海未「さて、絵里はやはり残業のようです 私達だけで飲んでましょうか、真姫」

真姫「なによ、これだけ待たせておいて来れないですって!?...まーた付き合いとか言って会社の人達と飲んでくる気じゃないでしょうね...?」プンプン

海未「まぁまぁ、仕方ありませんよ」タシナメ

海未「絵里は前々から忙しそうにしてますし、浪人生の貴女とは時間の使い方が違うのも当然です」

真姫「...今それ言う必要あったかしら」ジトー

海未「ですから、私達のこの時間もなにか勉強などに使いましょう?」ニコニコ

真姫「今日はもう飲んじゃってるし...あ、そうだ」

真姫「そういえばにこりんぱなのライブDVDあったわよね、久しぶりに見たいわ」

海未「...真姫、貴女もしかしてまだ」

真姫「違うわよ!...そんなんじゃなくて」メソラシ

海未「ことりも留学へ行っていますし、町おこしをするという話は...」

真姫「違うって言ってるでしょ!」バンッ

海未「...っ!」ビクッ

真姫「あ...ごめん...」

海未「...いえ、余計なことを言いました」

海未「...(絵里、ことり...貴女たちがいないとどうにも上手くいきませんね...)」

真姫「...」


6 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 19:47:21.14 ID:J86mFemB.net
ー株式会社ヒフミ商事ー


絵里「はぁ...やっと帰れる...」ノビー

会社を出て歩いていく私は何か違和感を覚えた

歩き慣れた道のはずなのに、なんだか今日は雰囲気が違うような...

絵里「...?」

どこからか歌が聞こえる

私は誘われるかのように音のする方へ歩いていく

...高校生くらいだろうか、女の子が1人歌を歌っている

絵里「...こんな時間に...歌の練習かしら...?」

その歌はなんだか聴き心地が良かった

気づけば歌い終わった彼女に拍手を送っている自分がいた

女の子「...」ニコニコ

真っ直ぐな彼女の笑顔になんだか後ろめたさを覚える


7 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 19:47:54.18 ID:J86mFemB.net
なぜだろう、顔も名前も知らない子なのに

私はこの子をとても良く知っていたような...

女の子「応援、ありがとうございます!」

絵里「...っ!?」ビクッ

絵里「えぇ、とても良かったわ」ニコッ

慌てて感想を言う

女の子「私、アイドルをやっているんです!良かったら貴女もやってみませんか!」

とびっきりの笑顔で私を誘う彼女

私が?アイドル?

よく考えなくても答えはNOだ

絵里「ごめんなさいね、アイドルは見ている方が好きなのよ」

女の子「そうですかー...」シュン

女の子「じゃあまた聴きに来てください!私、ここで歌ってますから!」

絵里「もちろんいいわよ!貴女の歌、とっても好きだもの」ニコニコ


謎の少女と話しているうちにすっかり遅くなってしまった

そういえば名前、聞きそびれたなぁ

次に行った時でいいかな




???「...もしかして...」


8 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 19:50:16.48 ID:J86mFemB.net
ーとある劇場の舞台袖ー

にこ「いい?今日はいつものステージではないけれど、やることは同じよ!」ハリキリ

凛「もちろんわかってるにゃ!いつもと違うステージってわくわくするよね~!」ワクワク

花陽「ど、どうしよう...やっぱり緊張しちゃうなぁ...」ビクビク


私達、最近巷で話題のアイドルユニット「にこりんぱな」!

いろんな場所でライブをするのが目標の私達は今日、このオフィス街の真ん中でパフォーマンスを行っちゃいます!


9 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 19:50:52.26 ID:J86mFemB.net
さぁ~て、みなさんご一緒に!

にっこにっこに~☆

凛「かなり寒くないかにゃ?」

にこ「うっさい!...ほら、行くわよ!」

花陽「あ、あぁぁ...頑張りますぅ...」


14 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:01:42.93 ID:J86mFemB.net
ーヒフミ商事前ー

あら、今日は随分賑やかなのね

なになに、《伝説のアイドルは電車から見てもオーラが伝わる...略して伝電伝!》...

な、なに...これ...

趣旨も意味も何もわからないじゃない...

ん、アイドル?

この間の子もいたりするのかしら、せっかくだし少し見ていきましょうか...


16 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:03:36.62 ID:J86mFemB.net
ー神社ー


「...ふぅ、今日はあっついなー」サッサッ

ウチ、東條希!

この神社で巫女さんのお手伝いしてる24歳!

え?年齢的に厳しくないかって?

ぜーんぜん!ウチにはこのキャラにこの格好って何か運命付られてる気がするんよ~

スピリチュアルやろ?

そんなスピリチュアルなウチに、更なるスピリチュアルが!

な、なんと名前も知らないある一定の女の子達に妙な懐かしさを覚えてしまってるん!

OLの子やろ?3人組アイドルの子らやろ?あと...


17 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:04:11.99 ID:J86mFemB.net
モブ「すみませーん!」

おっと、なんかあったみたいやね

希「は~い、ちょっと待ってな~!」

それでは皆の衆、また会おう!はっはっは~


19 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:12:34.87 ID:J86mFemB.net
ーフランス 日本食レストランー

「それってつまり、私に日本支店を任せてくださるということですか!?」

上司「ええ、そうよ 南さんならきっとできるわ」サムズアップ

ことり「で、でも留学してきてからまだ全然経ってないし...」

上司「あら、日本支店はお気に召さないかしら?」

ことり「ち、違います!もちろん日本に帰れるのは嬉しいですし、お店を任せて頂けるのもありがたいんですけど...」

上司「...けど?」

ことり「なんていうか、自信がなくて...」

上司「...そう」


21 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:17:20.68 ID:J86mFemB.net
私、南ことり

服飾系の専門学校に入学してすぐにフランスへ留学してきました

そこで何もわからない私に親身になってくださったのが、今目の前にいる上司さんなの

同じ日本人同士、話すのも気が楽で上司さんからたくさん学びました

そこへ来て、なんと今度オープンする予定の日本支店を私に任せてくれるというのです

つまり、留学を終えて帰国したと同時に店長さん...

とっても嬉しいのに、「やります!」の一言が言えなくて...


22 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:18:59.36 ID:J86mFemB.net
「諦めちゃダメだよ、ことりちゃん」

ことり「!?」ビクッ

上司「っ!?ど、どうした?」

ことり「えっ...と...」

今の声は一体...?

知らない人の声、でもなんでだろう...

とっても安心する...

ことり「お騒がせしてすみません、私...やっぱりやりたいです!」

上司「...そうか、良かったよ」ニッコリ

ことり「ありがとうございます!頑張ります!」

こうして謎の声に励まされた私は、日本に帰ることになりました!



???「あとは...」


23 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:28:33.84 ID:J86mFemB.net
ーなぞのばしょー

「ことりちゃん...良かった...」

「あーあ、でも早くお願いしなきゃいけないのに頼めそうな人がいないよ~」

「タイミングさえ合えば誰でもいいんだけど...」

「!」

「よーし、あの子にお願いしよーっと!」


24 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:29:06.56 ID:J86mFemB.net
ーヒフミ前ー

絵里「にこりんぱなって子達良かったわね」

真姫「ええ、私のイチオシよ?当然でしょ?」

私、西木野真姫はにこりんぱなというアイドルユニットが大好きである

今までアイドルなんて何も興味がなかったのに、なぜかこのユニットだけは追いかけてしまう...

ま、それが魅力ってやつなんでしょうね

そして今日も追いかけてたところに偶然幼馴染みの絵里と遭遇したのだった

絵里「それより最近どうなのよ~ ちゃんと勉強してるの?」クスクス

この人ってばそうやって現実逃避中の私に現実を突きつける...

絵里「夢を諦めて働くのも一つの手よ?」

絵里「確かに大変だし辛い思いをするだろうけど、今のままでいるのも...」

真姫「...そういう説教とか聞き飽きたわ」

絵里「真姫!私は...」

真姫「今日は楽しかったわ じゃあね」スタスタ

絵里「なによ...」

所詮全部が上手くいくような絵里には私の気持ちなんてわかりゃしないわよ...


25 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:39:44.62 ID:J86mFemB.net
ー園田流道場ー

海未「もっと鍛錬せねば...」

園田海未と申します

私はこの園田流道場を師範代という立場で任されています

今日は道場はお休みなのですが、1人鍛錬に励んでいます

先日、とある怪奇現象に遭遇いたしまして...

あれは酔いつぶれた真姫を介抱した後、家に帰るときでした...

気づくと目の前に、1人の少女が立っていました

海未「...あの、私が言うのもなんですがこんな時間に女性が1人でいるのはいささか危険かと...」

「海未ちゃん」

海未「っ!?」ビクッ

ふいに名前を呼ばれたじろぎましたが、何故だか不快感はありませんでした

「お願いがあるの」


26 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:40:32.44 ID:J86mFemB.net
少女は真っ直ぐな目で私を見つめます

海未「...なんでしょう」

「μ'sを...揃えて欲しいんだ」

海未「みゅー...ず...ですか」

「うん、そうでもしないと...」

そこまで言って、少女は何も言わなくなってしまいました

そして私は気がつくと自宅にいたのです

これははっきり怪奇現象でしょう

己の心の弱さに起因しているかと思ったので、こうして励んでいるわけです

でもあの少女といい、μ'sという名前といい...

なぜでしょう、とても安心するような...それでいて...

...悲しい


28 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:50:19.91 ID:J86mFemB.net
ー控え室ー

にこ「ふぃー」アセフキフキ

凛「疲れたにゃ~」グデー

花陽「凛ちゃん、汗ふかないと風邪ひいちゃうよ~」

コンコン

にこ「はーい」

凛「開いてるにゃ~」

ガチャ

希「どうも!」

花陽「えーっと...」

凛「どちら様ですかにゃ?」

にこ「...あんた」

希「ん、ツインテールの君!君はウチを知ってるようだね?」

にこ「...知らないわよ ここは部外者は立ち入り禁止よ」

花陽「にこちゃん、ファンの人だったら大変だよ~!」ヒソヒソ

にこ「いや...こいつは多分私達のファンじゃない...」ヒソヒソ

にこ「(多分、もっと近い...)」


29 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 20:58:08.05 ID:J86mFemB.net
凛「んー...凛はあなたのことはよく知らないけど、なんだか好きだにゃ~!」

希「お、嬉しいなぁ~凛ちゃん!」

凛「にゃにゃっ!?なんで凛のこと知ってるの!?」

希「アイドルやっとってなんで知ってるの~はないやろ~」ニヘラニヘラ

凛「ハッ!確かにそうだにゃ~!」

花陽「にこちゃん、凛ちゃんはもうすっかり打ち解けてるよ...」ヒソヒソ

にこ「もともと知り合いみたいなテンションしてるわねあいつら...」ヒソヒソ

にこ「それで?結局何の用で来たわけ?」

希「...ウチな、にこりんぱなとしての貴女達のことはよく知らんのやけど...」

希「μ'sって聞いたこと、あらへん?」


30 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:06:45.91 ID:J86mFemB.net
ー続・控え室ー

突然私達の前に姿を現した希という女性

そして《μ's》...

私、小泉花陽は頭を抱えてしまいます...

ただでさえ炎天下でライブした後なのに、《μ'sって聞いたこと、あらへん?》だなんて...

でも私は疲れなんて忘れてその名前を頭の中で反芻させ続けました...

私を変えてくれた、このにこりんぱなというユニットと同じくらい大切なものだったような...?

この希という女性も...私は知っているような...


31 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:08:40.87 ID:J86mFemB.net
にこ「花陽!聞いてる!?」

わわっリーダーに怒られちゃいますっ

花陽「ご、ごめんなさぁい...」

花陽「あれ、希さんは...」

にこ「もう帰ったわよ《知らへんならええわ~ 邪魔してもうたな~》とかなんとか言って」

花陽「そ、そっかぁ...」

凛「...凛わかるよ、かよちんの気持ち...」

花陽「...えっ?」

凛「さっきの希って人と《μ's》って名前、聞いたことあるんだよね...?」

にこ「!」

さすが私の幼馴染み、凛ちゃんです

こう言われるともう、私には嘘はつけません...

花陽「じ、実はそうなの... でもそれが何なのかっていうのははっきりわからなくて...」

凛「...凛も、同じだよ...」

花陽「凛ちゃんも...?」

にこ「まさか、あんたたちも...とはね」

凛「ってことは、にこちゃんも!?」

これは一体... 花陽の周りで何が起きてるのでしょうか...


32 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:22:06.18 ID:J86mFemB.net
ー園田流道場内・海未の部屋ー

海未「と、いうわけで」

海未・絵里・真姫「ことり、おかえりなさい!!」クラッカーパーン

ことり「えへへ~ ただいま~!」

ことりが日本に帰ってきました

これは私達幼馴染みの間でとんでもないビッグニュースです!

さすがの絵里も残業せずに来てくれました!

絵里「残業が出ないように仕事してきたのよ~!おかげでクッタクタだけどね」アハハ


33 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:22:37.88 ID:J86mFemB.net
ことり「ありがと~絵里ちゃぁん♡」

絵里「いやー久しぶりに聞くとやっぱり脳がとろけそうになるわね」

真姫「なにキリッとした顔で言ってんのよ...」ハァ

ことり「真姫ちゃぁん♡会いたかったぁ♡」

真姫「なっ///ななな///何言ってんのよ!!」ボシュー

海未「...ことり、飲みすぎです」ヒョイ

ことり「あぁ~ん海未ちゃんの意地悪ぅ♡」

海未「っ///」

...まぁ、今日くらいは特別、ですよね...

「ちょうど良かった!」


34 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:23:01.22 ID:J86mFemB.net
海未・絵里・真姫・ことり「!!??」

「少し私の話を聞いてほしいの!」

絵里・海未「あなたはこの間の!」

真姫「...あ、あなた一体...」

「...自己紹介から、だよね」タハハ

「...私、高坂穂乃果です」

「お願い、私と一緒にこの世界を元に戻してほしいの!」


35 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:34:32.85 ID:J86mFemB.net
ー神社ー

??み「...さて、そろそろかな」

にこ「えーっと...あ、いた」

にこ「あんたに聞きたいことがあるんだけど」

?ぞみ「...まさか、にこっちが最初に来るとはね...」

希「こんばんは、聞きたいことって?」

にこ「あんた...私達に《μ's》とか言って揺さぶりかけて...何を探ってるのよ...」

希「ん~?μ'sは...ウチの知りたいことでもあるんよ」

にこ「あんたの知りたいこと?」

希「そう、《μ's》についていくら調べても何もわからない...」

希「でも確かに《μ's》という存在はウチの中にあるんよ」

希「それは君達も同じやと思うんよ」


36 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:35:01.52 ID:J86mFemB.net
希「凛ちゃん?」クルッ

にゃっ...!?

いつからか希ちゃんは凛が隠れて話を聞いているのに気づいてみたいだにゃ...

凛「...」ガサガサ

希「や、凛ちゃん」テフリフリー

凛「希さんは...一体何を...」

そこまで言いかけた凛の言葉を遮るように大勢の女の子が神社に入ってきたにゃ

凛の大好きなかよちんと共に...


穂乃果「はぁ はぁ はぁ...」

穂乃果「...揃った」


37 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:48:50.63 ID:J86mFemB.net
ー続・神社ー

絵里「...なにがなんだか」

海未「さっぱり、ですね」

真姫「に、にこりんぱな...っ!」

にこ「あ、貴女いつも来てくれる子よね」

花陽「真姫ちゃんって言うんだよ~」

凛「にゃにゃっ!?かよちんなんでそんな仲良しにゃ!?」

ことり「ここに向かう途中に偶然会っただけなんだけど、にこさんと凛さんが神社に行ったっぽいって言うから...」

穂乃果「私が連れてきたんだ ごめんね無理矢理で」

希「なるほどねぇ、それで無事《μ's》を揃えた、と」

希「穂乃果ちゃん...やっぱり穂乃果ちゃんやったんやね...」ポロポロ

穂乃果「希ちゃん...思った通りだ」

穂乃果「希ちゃんも、変わる前の世界の記憶があるんだね?」


38 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 21:49:29.27 ID:J86mFemB.net
真姫「ねぇ穂乃果、そろそろちゃんと説明してくれない?」

海未「そうですよ穂乃果、しっかり説明しないから皆が混乱してるじゃないですか」

ことり「まぁまぁ海未ちゃん、穂乃果ちゃん困ってるよ?」

穂乃果「!!」

絵里「穂乃果?」

穂乃果「み、みんな...記憶が...?」

海未「...っ!私どうしてこんなに馴れ馴れしく...」

絵里「...私も...どうしたのかしら」

ことり「穂乃果ちゃん...かぁ...」

希「み、みんな...」グスッ

凛「希ちゃん...な、泣かないでよ...どうしたにゃ?」

花陽「穂乃果ちゃんも希ちゃんも...どうしたんだろう...?」

にこ「...」


穂乃果「ちゃんと、説明するね」


40 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:18:50.82 ID:J86mFemB.net
ー元・なぞのばしょ 《和菓子屋 穂むら》ー

私はすべてを説明した

私達は《μ's》というアイドルとして活躍したこと

しかしラブライブでの優勝を逃し解散し、それぞれの道を歩み始めたこと

その最中、何者かによって世界が書き換えられたこと

その相手の正体、目的は一切不明だということ

私...穂乃果はこの世界にコンタクトできる術がなく、諦めかけていたこと

でも、書き換えられリセットされた世界でも《μ's》のメンバーは引き付け合い、繋がりがあったこと

そして何より、穂乃果がこの世界に入れたのはみんなが昔願った、アイドルになりたいっていう思いがみんなの心に残ってたからだということ...


41 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:19:15.49 ID:J86mFemB.net
絵里「...ハラショー」

海未「穂乃果...」

ことり「そっかぁ...」

凛「にゃぁ...」

花陽「そんなことが...」

にこ「...」

真姫「意味わかんない...」

希「穂乃果ちゃん、ごめんな... ウチ、もっといい協力の仕方が...」

穂乃果「ううん、にこりんぱなとして売れっ子になっちゃった3人に会うのは至難の技だったから、希ちゃんのおかげで少し楽できちゃったよ~」

希「穂乃果ちゃん...ありがとう...」

海未「《μ's》を集める、という貴女の願いは叶ったわけですが、どうなるのです?」

穂乃果「もう少し待ってね」

穂乃果「多分、もう来るから...」

海未「...?」


42 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:20:08.80 ID:J86mFemB.net
ヒフミ「お待たせ、穂乃果」

穂乃果「やっと来たぁ 遅いよぉ」

ヒフミ「まぁまぁそう言わずに」

ヒフミ「じゃ、世界を元に戻すよ~」

絵里「ちょ、ちょっと待ってよ」

海未「そんな簡単に戻せるのですか?」

真姫「ていうか、簡単に戻せるなら簡単に書き換えられるってことよね」

希「...ヒフミちゃん達だったってこと...?」

ヒフミ「そうだよ?」

穂乃果「...そう、だったんだ」

凛「えーっと、凛には難しくてよくわからないにゃあ~」

にこ「...くだらない」

花陽「...にこちゃん?」

にこ「くだらないって言ってんのよ!」

にこ「なんなのよあんたら!何もかもがわけわかんないわよ!」

にこ「そんなね、世界がどうとか言われてもピンと来ないのよこちとら!」

ヒフミ「うーん、じゃあはい!」ユビパッチン

ヒフミ「世界戻しました~」

にこ「っ!?」

にこ「...!穂乃果...」

穂乃果「...戻った...」


43 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:20:33.51 ID:J86mFemB.net
絵里「あ、あら?何してたのかしら今まで...」

花陽「凛ちゃん、ここ学校だよ...!」

凛「本当だにゃ...なんで凛達学校に...?」

真姫「...私帰る...」スタスタ

にこ「待ってよ真姫ちゃーん」タッタッ

ヒフミ「んね?全部元通り」ニヒッ

穂乃果「...世界が元通りになったのは良かったよ」

希「みんなも仲良しに戻ったしなぁ」

穂乃果「でもあなたの正体だけは聞かせて」

希「よくよく考えたらヒフミいうても3人おるわけでもないし、あんた1人やん?」

ヒフミ「...私はね、この世界において、何者でもないのだよ」

穂乃果「...えっ?」

ヒフミ?「ヒフミという名も便宜上付けただけの記号に過ぎない」

ヒフミ?「君たちは私の書くシナリオ通りに動くプレイヤー」

ヒフミ?「それだけだよ」


44 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:22:24.46 ID:J86mFemB.net
希「シナリオ...プレイヤー...」

穂乃果「確かにそれなら簡単に世界を変えられるのも納得がいくよ...」

ヒフミ?「さて、私はもう行こう」

ヒフミ?「今度は君たちも、世界に取り込んであげよう」

ヒフミ?「もう誰にも邪魔はさせない...」

ヒフミ?「君たちのために世界が動いているのではない」

ヒフミ?「所詮は私のシナリオに過ぎないということを忘れるな」

ヒフミ?「では、やり直すとしよう」


私達は眩い光に飲み込まれ、散り散りになった


45 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:22:47.98 ID:J86mFemB.net
ーEP 音乃木坂学院ー

私、高坂穂乃果 高校2年!

今、私の通う音乃木坂学院が大ピンチに...!




ーThe endー


46 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:23:44.24 ID:J86mFemB.net
飽きちゃって後半適当になっちゃった☆
駄文にお付き合いいただきありがとうございましたぁ


47 : 名無しで叶える物語(鮒寿司)@\(^o^)/ 2016/08/11(木) 22:52:39.62 ID:JSG7br10.net
おつおつ
パロの元ネタ知らないからよければ教えてほしい


48 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/08/12(金) 08:01:23.17 ID:7VKm0ZeP.net
>>47
元ネタはウルトラマンの映画「超ウルトラ8兄弟」ってやつ
ウルトラマンとして活躍してたのとは別の世界で一般人として生きてるって設定をいただいた


元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1470912101/


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