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穂乃果「8月31日は野菜の日」
- 1 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:09:10.92 ID:MdcZfmMF.net
- 【十年前・高坂家】
ほの母「なーにをして、よーろこぶ♪」コネコネ
穂乃果「わあ、ハンバーグ?」ワクワク
雪穂「はんばーぐ?」
ほの母「はい、今日はピーマンの肉詰め♪」
穂乃果「えー!やだー!」
雪穂「いただきます」パク
ほの母「ピーマンは体にいいのよ。食べないと長生きできないわよ?」
雪穂「…」モグモグ
穂乃果「ほのか、しんだらドラゴンボールでいきかえるもん!」
ほの母「そんなのないわよ。いいから食べなさい」
穂乃果「やだー!」ジタバタ
雪穂「おいしいよー?」
穂乃果「えっ」
雪穂「ピーマン、おいしい♪」ニヘー
穂乃果「ふーん。…じゃあ」
ほの母(さあ、食べるのよ穂乃果!)
穂乃果「ピーマンのとこだけ、雪穂にあげる!」
ほの母「こらっ、穂乃果!」
【三年前】
雪穂「お姉ちゃん。野菜も食べたほうがいいよー?」
穂乃果「トマトジュース飲むからいいの。行ってきまーす!」
雪穂(ジュース…そうだ!)
雪穂(ピーマンもジュースにしちゃえば…何だかわからないよね)
雪穂(サイダーを混ぜれば…うん、見た目は完璧♪)
穂乃果「ただいまー!暑ーい!のど渇いたー」
雪穂「はい、お姉ちゃん。ジュース」
穂乃果「ありがとー♪」
穂乃果「…ん?」クンクン
雪穂「ど、どうしたの?お姉ちゃん」
- 2 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:12:14.45 ID:MdcZfmMF.net
- 穂乃果「なんか変なニオイがする…ピーマンみたいな…」
雪穂「ぎくっ」
穂乃果「お母さーん!麦茶はー?」
ほの母「冷蔵庫にあるでしょー?」
穂乃果「ジュースは雪穂飲みなよ!それか、お母さんにあげて!」パタパタ
雪穂(お姉ちゃん…犬みたいに鼻がきくなぁ)ゴク
雪穂「」ブッ
雪穂「うえぇ…マズい…」
【一昨年】
雪穂「…っていうことがあってさ」
海未「ピーマンは唐辛子などと似た独特の香りがありますからね…苦手な人ほど生では厳しいでしょうね」
ことり「香りかぁ…それなら」
チーン
ことり「ケーキできたよー♪」
穂乃果「わあ、美味しそう♪」
ことほのりじ「いただきます♪」
穂乃果「なんか生地が緑色だけど、抹茶でも入れた?」パク
理事長「へえ。抹茶ケーキもいいわね」
ことり(穂乃果ちゃん、気づいてないみたい…)
穂乃果「ごちそうさま!美味しかったー♪」
理事長「…でも、これだと野菜の栄養がほとんど残らないんじゃない?」ヒソヒソ
ことり「そうだよね…カロリーも結構高くなっちゃうし…」
【昨年】
海未「一口餃子です!」
穂乃果「わー、形もキレイで美味しそう!海未ちゃん、餃子包むの上手だね♪」
海未「最近やっとコツをつかみました。さあ、冷めないうちにどうぞ」
ほのうみ母「いただきます♪」
穂乃果「…」ハフハフ
海未(細かく刻んで混ぜ込み、ニンニクをきかせて…中身を見ないように小さく作って一口で食べさせれば!) - 4 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:14:41.09 ID:MdcZfmMF.net
- 穂乃果「おいしい♪」
海未(全く気づいていない…完璧です!)
海未母「きぃちゃんも餃子は作れますよね?」
穂乃果「はい。でも餃子って結構手間かかるし、うちではあんまり…」
海未(穂乃果はパン好きですし、メニュー的に餃子の出番は少なそうですね…)
【今年・夏合宿】
希「穂乃果ちゃんに」
絵里「ピーマンを」
にこ「食べさせる?」
海未「はい。できれば協力していただきたいのですが…」
にこ「あー、OKOK。そういうの慣れてるから。私に任せなさいよ」
絵里「さすがにこね」
希(ついでにエリちの好き嫌いも克服させたいところやな…)
グツグツ
にこ(カレーに入れちゃえば、だいたい何でもカレー味よ!)
穂乃果「おいしい♪にこちゃんってお料理上手だねー!」
にこ「フフン…どーよ?」
海未「カレーと餃子は大丈夫みたいですね…」
花陽「ぎょうざ?」
海未「い、いえ。こちらの話です…」
ほのまきりんぱな「?」
【翌日】
海未「…どう思います?」
ことり「無理じゃないかなぁ…」
希「おはよ。みんなして何の相談?」
絵里「穂乃果がこれを食べられるかどうかって話…」
希「それは…ゴーヤー?」
花陽「う、うん。穂乃果ちゃん、プロフィールにはピーマンしか書いてないし…」
真姫「でも苦味が問題だったら、どう考えても結果は見えているわよ」
にこ「ピーマンなら幾らでもごまかせるけど、これはどうやったってピーマン以下にはならないし…」 - 6 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:18:19.08 ID:MdcZfmMF.net
- ことり「ふきのとうは?…穂乃果ちゃん食べられたっけ?」
海未「どうだったでしょうか…覚えている限り、食べているのを見たことはないと思いますが…」
にこ「あれは苦味だけならゴーヤー以上よね。それ以外の理由でピーマンだけが苦手なら、もしかしたらってのはあるけど…」
絵里「とにかく、やってみましょう…にこ。あなたが頼りよ」
にこ「ま、やるだけやってみるわ」
ジュー
穂乃果「おなかすいたー」
にこ「できたわよ!」ドン
凛「わあ、美味しそう♪」
穂乃果「うぐっ…こ、これ…ゴーヤー?」
にこ「そーよ。…さ、早く食べましょ」
ことうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」
穂乃果「い、いただきます…」
穂乃果「…」ヒョイ
ガサ ヒョイ サッ
ことり「穂乃果ちゃん…」
花陽「な、なにしてるの?」
穂乃果「えっ。い、いやぁ…お箸のトレーニング的な?」
海未「ゴーヤーだけきれいに取り除いてますね…」
穂乃果「だ、だって…苦いし」
にこ「あんたねぇ…私の作ったものが食べられないっての?」
穂乃果「ゴーヤーはにこちゃんが栽培したわけじゃないでしょ?」
凛「屁理屈にゃ」
真姫「…ま、予想通りの結果ね」
希「やっぱり苦味がアカンみたいやね」
絵里「ほ、ほら穂乃果。ことりがおまじないしてくれるから…」
ことり「おいしくなーれ。はい、ちゅんちゅん♪」
海未「これで大丈夫ですね。さあ、穂乃果。食べてみてください」
穂乃果「そ、そんなので変わるの…?」パク
穂乃果「うえぇ…やっぱり苦いよ!」
真姫「当たり前でしょ…」 - 7 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:22:50.29 ID:MdcZfmMF.net
- ことり「家でお母さんが料理したの食べたことあるんだって」
海未「ゴーヤーを見ただけで嫌そうな顔をしていましたからね…」
にこ「でも、これ食べたあとならピーマンくらい平気なんじゃない?」
絵里「その可能性に賭けてみましょうか…」
【夜】
絵里「今夜はグラタンよ」
穂乃果「わー!私、グラタンって大好き♪」
九人「いただきます♪」
穂乃果「…この緑色のって、もしかして…?」
絵里「そ、それは…ハラペーニョよ!」
凛「原ペーニャ?」
穂乃果「ハラショーみたいなもの?」
真姫「どんな物よ…イミワカンナイ」
絵里「じゃなくて、メキシコ原産の青唐辛子なの」
穂乃果「へー」ハフハフ
穂乃果「…なんか、思ったより全然辛くないね。おいしい♪」
絵里(…本当はピーマンだけど)
にこ「グラタンもいけるみたいね。濃い味付けだから?」ヒソヒソ
ことり「匂いもチーズとかでごまかせるし…」ヒソヒソ
海未「それと、やはりゴーヤーが強すぎましたね。あれの後なら苦味のうちに入らないと思います」ヒソヒソ
希「単なる食わず嫌いで、ピーマンの味自体は意外と平気なんやない?」ヒソヒソ
穂乃果「?…みんな、何の話してるの?」
花陽「えっ。えーと…絵里ちゃん、いいお嫁さんになりそうだねって…」
絵里「え!?…花陽///」カァァ
真姫「…なに照れてるのよ」クス
【翌日】
にこ「今日は青椒肉絲よ!」
穂乃果「ってことは、これ…ピーマン?」
海未「い、いえ。万願寺唐辛子という、辛くない唐辛子なんですよ」 - 9 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:28:43.79 ID:MdcZfmMF.net
- 穂乃果「本当に唐辛子…?」ジーッ
真姫「そうよ。食べたことないの?」
穂乃果「あるような、ないような…どうだったかな?」
にこ「食べてみればわかるわよ」
ことうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」
穂乃果「…いただきます」
花陽「おいしい♪」モグモグ
絵里「さすがにこね」
穂乃果「ホントだ、おいしい♪」
希(どう見てもピーマンやんな…もう大丈夫みたいやね)
凛「ことりちゃん?…食べないのー?」
ことり「えっ。…い、今食べようと思ってたの…アハハ」
ことり(…にんにく入ってる…)シクシク
【後日】
ほの母「明日から学校行くんでしょ?…しっかり食べなさい」
穂乃果「わかってるよ…」パク
穂乃果(ラブライブ…出たかったな…)モグモグ
穂乃果「って、これピーマン入ってるじゃん!?」
ほの母「そうよ。もう食べられるでしょ?」
穂乃果「あ、あれ?…風邪で味覚がおかしくなったのかな?」
雪穂「じゃあ私が食べさせてあげるよ。あーん♪」
穂乃果「い、いらないよ。マズくないけど別に好きじゃないもん!」
【また後日】
ことり「あ、あのね…穂乃果ちゃん」
穂乃果「うん…」ボーッ
花陽「穂乃果ちゃん、ずっとあんな感じだよね…」
希「穂乃果ちゃーん?そんな顔してると、ゴーヤー食わすよ?」
穂乃果「そ、そんなどこかで聞いたようなセリフを…」
にこ「ピーマンが平気なら大丈夫でしょ?特別に私が料理してあげるわよ」
穂乃果「やだよ!あんな苦いの絶対無理!」 - 12 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:32:19.77 ID:MdcZfmMF.net
- \カンパーイ!/
花陽「穂乃果ちゃん。これ食べてみて」
凛「その次はこれね♪」
穂乃果「って、なんでこんなにピーマン入ってるの…あれも、これも」
真姫「もう食べられるんでしょ?」
穂乃果「食べられるけど…そんなにピーマンばっかりいらないよ!」
にこ「じゃあ、ゴーヤーいっちゃう?」ニヤリ
穂乃果「これお祝いだよね?罰ゲームじゃないよね!?」
海未「ことり…」
ことり「でも、今は…」
【夜】
穂乃果「…」
雪穂(お姉ちゃん、またボーッとしてる…今なら)サッ
穂乃果「…」パク
シャキシャキ
穂乃果(…苦い)シクシク
雪穂(うわぁ、つらそうな顔してる…やっぱりゴーヤーはまだ無理かな)
穂乃果「雪穂の意地悪…」グス
雪穂「あ、バレた」
穂乃果「うぅ…」ポロポロ
雪穂「ごめん、ごめん…」ナデナデ
雪穂「…私は、ずっとそばにいるからさ」ギュ
穂乃果「雪穂…うん」ギュー
【翌日】
にこ「あんた…本気で言ってんの?」
希「ちょっ…にこっち!?」
凛「丸ごとはさすがにマズいにゃ」
花陽「せめて料理しないと…」
にこ「ふざけたこと言う口には、これで充分よ!」
真姫「にこちゃん!」 - 13 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:34:54.35 ID:MdcZfmMF.net
- 穂乃果「や、辞めます!」ガシッ
海未「それで…逃げられると思っているのですか?」
穂乃果「う、嘘!?」
\ダレカタスケテー!/
にこりんぱな「チョットマッテテー」
穂乃果「うえぇ…オエッ」
穂乃果「ひどいよ…まだ口の中が苦いよ」グス
にこ「まったく…辞めて何になるってのよ」
穂乃果「だって…ことりちゃんもいないし…」
ことり「あ、あの…」
穂乃果「…ことりちゃん」 - 14 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/08/31(水) 19:35:26.54 ID:MdcZfmMF.net
- 穂乃果「えっ…行かない!?」
ことり「…はい」
にこ「どういうこと?」
海未「ことりの留学先…にんにくの消費量が世界一らしくて」
希「どこへ行っても、にんにくの入った料理が出てくるんやって。それも大量に」
花陽「ど、どこだろう…韓国とか?」
穂乃果「ことりちゃーん!」ギュー
ことり「穂乃果ちゃん…ごめんね」
穂乃果「ううん…よかったぁ」グス
絵里「ことりのニンニク嫌いは当分克服しないほうが良さそうね」
希「じゃあ、次はエリちの番やね」
絵里「えっ。…私!?」
希「海苔と梅干し…どっちにしようか?」ニヤリ
絵里「は、ハラショー」ガクブル
花陽「それと、凛ちゃんの魚嫌いも…」チラ
凛「お魚なんて食べなくても大丈夫にゃ!」ピョーン
にこ「あ、逃げた」
海未「待ちなさい!弱点を克服しなければ全国制覇などできませんよ!」
絵里「ロシアに帰る!」プルプル
おわり

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