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ツバサ「ことりさん」あんじゅ「お誕生日」英玲奈「おめでとう」

1 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:11:35.96 ID:fe53gpbP.net
希(もうすぐ、ことりちゃんの誕生日…だけど、みんなそれどころやない感じ)

『二週間後に日本を発ちます』
『ちょっと…どういうこと?』
『海未ちゃんは知ってたんだ…』

『出場してどうするの?…出たってしょうがないよ』
『こんなことくらいで、やる気をなくすの!?』
『スクールアイドル、辞めます』
『あなたは最低です!』

希(このままやったら、ことりちゃんにとって最悪の誕生日になってしまう…けど、ウチ一人じゃどうにも…)

希(こんなときに役に立つのか、わからないけど…)

パラララ シュタタタ

希「カード…教えてよ。ウチはどうすればいい?」スッ

希(…大アルカナの1番、魔術師のカード…策略?…いや、サプライズ!)

希(でも、いったい何をすれば…あっ)パタ

希(スプレッド外のカードが一枚落ちて…これは、小アルカナ…ペンタクルの3や)

希(正位置では…技術、才能、プロ意識。逆位置なら、力不足)

『無理だよ。A-RISEみたいになんて…いくら練習したって、なれっこない』

希(一か八か…仕掛けてみるか)

あんじゅ「…ふーん」カミノケクルクル

『どない?』

あんじゅ「いいわね。面白そう♪」

『やってくれるん?』

あんじゅ「そうね…私たちの好きなようにやっていいの?」

『うん。任せるよ』

あんじゅ「うふふ。任されちゃった♪…その賭け、乗ったわ」クス

【秋葉原】

ことり(…これで必要な物は全部そろった…かな?)

「…あの子?」

「ああ。あのトサカ…間違いない」

ことり「…?」

「あなた…ミナリンスキーさんね?」

ことり「ち、違っ…!?」

ことり「あ、あなたたちは…!」




2 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:14:41.66 ID:fe53gpbP.net
【UTX】

「あらためてご挨拶しておきましょうか。私は綺羅ツバサ」

「優木あんじゅ」

「統堂英玲奈だ」

ことり「A-RISEの皆さんが…私に何の御用ですか?」

あんじゅ「私たちはスクールアイドルとして頂点を極めた」

ことり「…」

英玲奈「だが、我々が目指すのはさらなる高み」

ツバサ「その先の世界は甘くない…私たちにも劇的な進化が必要になる」

ことり「はあ」

あんじゅ「そ・こ・で♪」

英玲奈「君の出番というわけだ」

ことり「えっ」

ツバサ「ミナリンスキーさん。あなたは秋葉原では伝説と言われるほどのカリスマ的存在」

あんじゅ「今の私たちに必要なインパクトを、あなたは持っている」

英玲奈「μ'sでの活躍も知っている。アイドルとしての資質も申し分ない」

ことり「そんなことないです…私は結局、みんなに迷惑かけただけで…」

英玲奈「君の実力は、そんなものではないはずだ」

あんじゅ「私たちと一緒にやらない?」

ことり「え!?」

ツバサ「私たち、あなたを迎えに来たのよ。A-RISEの四人目のメンバーとして」

ことり「えっと…アハハ。何かの冗談じゃ…ドッキリ的な企画ですか?」

あんじゅ「まあ、企画といえばそうかもね」カミノケクルクル

英玲奈「君にも事情があるだろうから、期間限定で構わない」

ツバサ「私たちは本気よ。南ことりさん…力を貸してもらえないかしら?」

ことり「ちょ、ちょっと待ってください…私、もうすぐ海外へ行くんです。卒業まで日本には帰ってきません。だから…」

あんじゅ「だから、日本にいる間だけA-RISEに入ってくれない?」

英玲奈「我々はもちろん…君にとっても、悪い話ではないと思うが」

ことり「で、でも…そんな短い間でいいんですか? 私が入っても意味ないんじゃ…」

ツバサ「だからこそ強烈なインパクトになると思うの。最後に、この町で…もう一つ伝説を作ってみない?」ニコ


4 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:17:08.30 ID:fe53gpbP.net
ことり「…ただでさえ穂乃果ちゃんを裏切るようなことしたのに、私がA-RISEに入ったりしたら…」

『そうかな?…ウチは、チャンスやと思うけど』

ことり「チャンス?」

『ことりちゃんがA-RISEに入るってことは、決して手が届かない存在やないって証明にならないかな?』

ことり「穂乃果ちゃんに自信を取り戻させるチャンスってこと…?」

『うん。一か八かの賭けになるかもしれないけど…このまま、みんながバラバラで終わるよりは…』

ことり(そうだよね…このまま私一人、逃げるわけにはいかない!)

ツバサ「突然ですが、新メンバーを紹介します」

あんじゅ「今日から私たちの仲間になった、四人目のA-RISE…」

英玲奈「その名は…ミナリンスキー!」

ほのにこりんぱな「!?」

ことり「おかえりなさいませ。ご主人さま♪」

ツバサ「いやいや、私たちどこにも行ってないし…入ってきたのはあなたでしょ」

レポーター「な、なんと…アキバのカリスマ!あの伝説のメイド、ミナリンスキーがA-RISEに!?」

花陽「こ、ことりちゃん…!?」アワワワ

にこ「嘘でしょ…!?」

レポーター「ここでツイッターの反応を見てみましょう…“ミナリンスキーさんはμ'sの南ことりさんに似てますね”…いかがですか?」

ことり「よく言われます♪」

穂乃果「いやいやいや!どう見ても本人じゃん!?」

ツバサ「それでは、四人になった新生A-RISEのファーストステージ!」

英玲奈「その目に焼き付けるがいい!」

あんじゅ「瞬きしてるヒマはないわよ?」

ことり「ちゅんちゅん♪」

\♪キャナイドゥーアイテーキベービ/

ことり「ときどっきっ言葉を 交わしあってー♪」

希(ことりちゃん、ノリノリやん…いい意味で開き直ってくれたみたいやね)クス

あんじゅ「完っ全にフルハウス♪」

英玲奈「ああ、大成功だな。ファンの反応も上々だ」

ツバサ「やっぱり私たちの判断は間違ってなかったわ。本当にありがとう、ことりさん」

ことり「いえ…私も、今すごく楽しいです♪」


5 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:21:47.42 ID:fe53gpbP.net
あんじゅ「いっそ、私たちも海外進出しちゃう?」

英玲奈「そうだな。我々が南さんについて行けば、今後も四人で活動を続けられる」

ことり「えぇ!?」

【音ノ木坂】

穂乃果「どういうことですか!?」

理事長「私に言われても…」

穂乃果「なんで、ことりちゃんがA-RISEに…」

希「やりたかったんやない?…スクールアイドル」

穂乃果「えっ」

絵里「そうね。穂乃果と一緒にやりたくて始めて…でも穂乃果が辞めちゃったんだから、仕方ないわよね」

穂乃果「私のせい…?」

【秋葉原・UTX】

ことり「えっ。…新曲?」

英玲奈「ああ。まだ未発表だから、くれぐれも他言無用で頼む」

ことり「もちろんです。…でも、私が練習に参加しても意味が…」

あんじゅ「そんなことないわ。たとえ練習だけでも、あなたと一緒にやれたことがモチベーションになるの」

ツバサ「そうよ。南さんが頑張れば頑張るほど、私たちも負けてられないって気持ちになれる」

ことり「…わかりました。頑張ります!」

『やってよかったって、本気で思えたんです!』

ことり(…穂乃果ちゃんは忘れちゃったのかな。そういう気持ちを…)

【音ノ木坂・音楽室】

穂乃果「真姫ちゃん!」

真姫「ヴェぇ…穂乃果。…なに?」

穂乃果「UTXへ行こう!」

真姫「は、はぁ?…なんで急に…」

穂乃果「ことりちゃんを取り戻すんだよ!」

真姫「取り戻すって…どうせ海外へ行っちゃうんでしょ?…ブルキナファソだっけ?」

穂乃果「ブルガリアでもブルゴーニュでも関係ないよ!とにかく行くのっ!」

真姫「…私たちだけ行って何になるっていうのよ。もうμ'sは…」

穂乃果「そうだね。みんなの協力が必要だよ…呼びに行かなくちゃ!」


6 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:28:26.98 ID:fe53gpbP.net
【UTX・更衣室】

ツバサ「期待どおり…いいえ、それ以上ね。素晴らしいわ!南さん♪」

ことり「そ、そうですか…?」

英玲奈「ああ。四月まで未経験だった初心者とは思えないレベルの高さ…やはり伝説と呼ばれるだけのことはある」

あんじゅ「そーね。…どっちかっていうとツバサのほうが年下に見えるくらい?」ジーッ

ツバサ「な、なによ」

あんじゅ「期待に胸は…あんまり膨らんでないわね」

ツバサ「大きなお世話!」プンプン

ことり「…」クス

『わしわしするよー?』

ことり(…大丈夫。ここも楽しいよ。みんな、いい子だし…)

【音ノ木坂・三年教室】

にこ「…アポ取らないで勝手に来ないでくれる?…今プライベートなんで」

穂乃果「そんなこと言ってる場合じゃないよ!ことりちゃんが…」

にこ「知ってる。…やるじゃない。あのA-RISEに入れるなんて…あんたなんかよりよっぽど根性あるわ」

穂乃果「…あ、アハハ…」

にこ「笑いごとじゃないっての。あんた、どの面下げて人のやることにケチつけられんの?」

『私…何やってたんだろう』
『出場してどうするの?…出たってしょうがないよ』
『無理だよ。A-RISEみたいになんて…いくら練習したって、なれっこない』
『スクールアイドル、辞めます』

穂乃果「…」

にこ「ことりは…トリニダード・トバゴだっけ?…行っちゃうんだから、その前に日本で好きなことさせてやんなさいよ」

穂乃果「鳥羽郷でも鳥取砂丘でも関係ないよ!にこちゃんが…みんなの力が必要なの!」ペタン

にこ「…何の真似よ?」

穂乃果「μ'sじゃないとダメなの!一緒に来て!お願いします!」ドゲザ

ザワザワ ナニアレ?

にこ「ちょっ…何してんのよ!こんなところで…」

【再び秋葉原・UTX】

あんじゅ「お疲れさま。お茶にしましょ♪」

ことり「わあ、いい香り…セイロン…ディンブラ…かな?」

あんじゅ「正解♪すっきりとした味わいで飲みやすい、オーソドックスなセイロンティーね」


7 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:31:48.87 ID:fe53gpbP.net
英玲奈「これ、おみやげだ」

ツバサ「どこのおみやげよ…」

ことり「そ、それは…穂むらの焼き芋最中!」

英玲奈「ああ。秋冬限定商品だ。紅茶にも合うぞ」

あんツバ「へー」

ことり(やっぱり美味しい…)モグモグ

『また最中?…もう、あんこ飽きたー!』

『フッ…甘いわね穂乃果』

『和菓子だから甘いに決まってるじゃん!』

『そうじゃなくて…この中身が本当に、ただのあんこだと思ってるの?』

『えっ…何か違うの?』

『見なさい。この黄金色に輝くスウィーツ!』

『そ、それは…まさか!?』

『“あん”は“あん”でも、安納芋よ!』バーン

『な、なんだってー!!』

ことり(穂乃果ちゃん…今頃どうしてるかな…)

英玲奈「…帰りたくなったかな?」

ことり「そ、そんなことないです。…穂乃果ちゃんったら、ひどいんですよ。普段は…」

『穂むら名物、ほむまん!美味しいよ♪』

ことり「とか言ってるのに、自分は…」

『あんこ飽きたー!』

ことり「…って」

あんじゅ「そうなんだ?…ふふふ。和菓子屋さんも大変ね」

ツバサ「…愚痴が言えるくらい、馴染んでくれた…と見ていいのかしら?」

英玲奈「ああ。彼女の適応力なら、エルサルバドルへ行っても大丈夫だろう…」

ツバサ「エルサルバドル?」

あんじゅ「ベネズエラじゃなかったっけ?」

英玲奈「どっちだったか…とにかく留学先でもうまくやっていけるだろうと言いたかった」

ツバサ「そうね…彼女が本当に行きたがってるかどうか、私たちにはわからないけど」


8 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:35:12.03 ID:fe53gpbP.net
【音ノ木坂・一年教室】

真姫「…というわけなんだけど」

花陽「ことりちゃんを連れ戻しに…」

凛「秋葉原へ?」

真姫「私は気が進まないけど…あなたたちはどうする?」

花陽「四人になったA-RISEを見られる…」キラキラ

凛「面白そう!凛も行っくにゃー♪」

真姫「…あなたたちならそう言うと思った」ハァ

【弓道場】

ヒュッ ターン

穂乃果「あ、あのー」

海未「…」ギリギリ

穂乃果「海未ちゃん?話を…」

ヒュッ カラン

穂乃果「…はずれ」

海未「誰のせいですか!」バキッ←矢

穂乃果「ひえぇ!?…わ、私が悪いの!?」

海未「当たり前です。勝手に人を巻き込んで始めて、勝手に辞めて…まだ私たちを振り回すつもりですか?」

穂乃果「うぐっ…辞めたのは悪かったと思ってるよ。…でも、μ'sは」
海未「…楽しそうでした」

穂乃果「え?」

海未「A-RISEと一緒に歌うことりはとても楽しそうです。…最後にいい思い出を作って日本を発つことができるはずです」

穂乃果「それは…そうかもしれないけど」

海未「穂乃果なら…ことりをあれ以上の笑顔にできますか?」

穂乃果「ど、どうかなぁ…」

海未「…」ギリギリ

穂乃果「うわぁ!?し、します!ことりちゃんを笑顔にさせます!」


9 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:46:03.56 ID:fe53gpbP.net
【翌日・音ノ木坂正門】

絵里「これで…」

希「みんな揃ったね。八人」

穂乃果「いや、九人だよ。ことりちゃんを入れて…μ'sは九人いないとダメなの!」

にこ「勝手なこと言って…UTXに乗り込んでどうするつもりよ?」

穂乃果「戦う!」

花陽「た、戦う!?」

絵里「言っておくけど、私はロシアで熊と戦って修行なんてしてないわよ?」

穂乃果「そうじゃなくて、ライブで対決するんだよ!」

花陽「対決って…A-RISEと!?」

凛「勝ち目があるとは思えないにゃ」

穂乃果「でも…ことりちゃんと本気で対決できるなんて、またとない機会だよ!」

海未「そうですね…今まではいつだって、ことりは無条件で穂乃果の味方でしたから」

『後悔したこと、ある?』
『私、やってみようかな♪』

【秋葉原・UTX】

絵里「ここがUTX…」ゴクリ

希「ラスボスの城って感じやね」

凛「真姫ちゃんの家より大きいにゃ!」

真姫「当たり前よ。学校なんだから…」

海未「でもどうするんですか?…勝手に他校に侵入するわけには…」

「ようこそ。UTXへ」

八人「!?」

「フフフ…そろそろ来る頃じゃないかと思ってたわ」

にこ「…A-RISE」

真姫「直々にお出迎えなんて…まるで事前に知ってたみたいね?」

花陽「ま、まさか…内通者がいる…とか!?」

希「あ、アハハ…考え過ぎやないかな?」

穂乃果「ことりちゃんは!?」

あんじゅ「そんなに慌てなくても、中にいるわよ」

英玲奈「ああ。ただし君の言う南ことりではなく…私たちの仲間、ミナリンスキーだが」


10 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:50:06.07 ID:fe53gpbP.net
ことり「…みんな」

海未「ことり…」

穂乃果「ことりちゃん!…どうしてA-RISEに…ううん、そんなことより」

穂乃果「戻ってきて。ことりちゃん!また一緒にライブしようよ!」

ことり「穂乃果ちゃん…私ね、A-RISEのみんなとライブして…練習して、お茶して、おしゃべりして…すっごく楽しいんだ」

『好きなことさせてやんなさいよ』
『A-RISEと一緒に歌うことりはとても楽しそうです。…最後にいい思い出を作って日本を発つことができるはずです』

穂乃果「じゃあ…もうμ'sには戻りたくない?」

ことり「…それは」

英玲奈「戯れ言はそこまでにしてもらおう」

あんじゅ「そう…私たちは遊びじゃないの。アイドルとして本気で、さらに上を目指してる」

ツバサ「ミナリンスキーさんは私たちを選んで、こうして来てくれた。あなたたちにも渡すわけにはいかないわ」

穂乃果「わかりました。…勝負してください!」

海未「穂乃果!…あなたは、また勝手に…」

穂乃果「最終的な決断はことりちゃんに任せるよ。だから…いいでしょ?」

英玲奈「ライブの様子はリアルタイムでネット配信。決められた時間内の投票で勝敗を決める」

ことり「でも、私…」

あんじゅ「大丈夫よ。UTXの生徒数が多いから私たちに有利だって言うなら、A-RISEの得票数からUTXの全校生徒分を差し引いてもいいわ♪」

ツバサ「そうね。それでも私たちは負けない」

にこ「…だいぶナメられてるわね」

海未「そう言えるだけの人気と実力、それに基づく自信があるということですね…」

ことり(μ'sのみんなと対決なんて…でも、手を抜いたりしない。後悔したくないもん)

\♪キャナイドゥーアイテーキベービ/

ことり「ときどっきっ言葉を 交わしあってー♪」

あんじゅ「お互いの場所で」

英玲奈「お互いの想い」

ツバサ「高めるeach other's day~♪」

\ワッチャドゥー ワッチャドゥー♪/

絵里「すごい勢いで票が伸びていくわね…」

穂乃果「すごい…すごいよ、ことりちゃん!」

真姫「私たちも負けてられないわよ」


12 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:53:29.76 ID:fe53gpbP.net
【昨日・音ノ木坂】

にこ「衣装はどーすんのよ?」

穂乃果「ことりちゃんが今まで作ってくれた衣装…みんなのそれぞれお気に入りの一着を持って行こう!」

希「でも、それだとみんなバラバラになっちゃうやん?」

穂乃果「それでいいんだよ。ことりちゃんが書いてくれた歌詞に、作ってもらった衣装…大好きって気持ちをいっぱい詰め込んだライブにするの!だって明日は──」

【九月十二日・UTX】

\ワンダーゾーン♪/

ことり(私の歌詞…この曲を選んでくれたんだ)

穂乃果「たしかーめーたーくなーるよ♪」

ことり「となりーに いーてくーれる…」

絵里「キミに」
ツバえれあん「あらーいーずー♪」

ことほのえり「!?」

\トクベツーナー ユメサ♪/

英玲奈「…やはり八人ではな。南ことりの分の票がA-RISEに入ったのは大きい」

あんじゅ「そうね。これなら──」

穂乃果「せーのっ!」

のぞえりにこ「はっぴばーすでーとぅーゆー♪」

ことり「!」

まきりんぱな「はっぴばーすでーとぅーゆー♪」

ほのうみ「はっぴばーすでーでぃあ」
うみえりにこまき「ことり♪」
のぞほのりんぱな「ことりちゃーん♪」

八人「はっぴばーすでーとぅーゆー♪」

ことり「みんな…ありがとう…」ジワ

あんじゅ「ずるくない!?」

ツバサ「ふふふ…まあ、今日だけはいいんじゃない?」

穂乃果「ことりちゃん!お誕生日おめでとう!プレゼントも持ってきたんだよー♪」

海未「みんなで作ったチーズケーキです」

花陽「これ、音ノ木坂で育てた、お花…」

ことり「穂乃果ちゃん…海未ちゃん、かよちゃん…みんな」ウルウル

ことり(…私、やっぱり…)


13 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:56:17.71 ID:fe53gpbP.net
英玲奈「私たちも渡すぞ!」

ツバサ「ええ!」
あんじゅ「もちろん♪」

ことり「A-RISEの皆まで!?」

ことり(…ど、どうしよう…?)

希「とりあえず成功…かな?」

にこ「何がよ?…どう見ても完敗なんだけど」

ツバサ「最終的な決断は南さんに委ねる。…そうでしょ?」

穂乃果「ツバサさん…いいんですか?」

あんじゅ「あら。もう勝った気でいるの?」

英玲奈「ミナリンスキー。君の答えを聞かせてもらおう」

ことり「え、えーと。私は…」


14 : 名無しで叶える物語(魔王城門前)@\(^o^)/ 2016/09/12(月) 20:56:52.46 ID:fe53gpbP.net
【後日】

穂乃果「えっ。行かない!?」

真姫「カザフスタンに行くのやめたの?」

凛「タジキスタンでしょ?」

花陽「ウズベキスタンだったような…」

ことり「μ'sもA-RISEも、私の大好きな人たちはみんな東京に…日本にいるんだもん。まだ私、みんなと一緒にいたい」

海未「ことり…」

穂乃果「ことりちゃーん!」ギュー

ことり「ごめんね。穂乃果ちゃん…」ギュー

希(こうして…ことりちゃんのアンティグア・バーブーダへの留学は取り止めになり…)

にこ「ことりだけに、とりやめ」
凛「ちょっと寒くないかにゃー?」

ことり(結局ミナリンスキーとしてA-RISE所属、南ことりはμ'sに復帰という形になったんだけど…)

ツバサ「ことりさん!あなた、作詞のほうの才能もあるみたいね?」

英玲奈「次の曲の作詞を君に任せたいのだが…」

あんじゅ「やってくれるわよね?」

ことり「あんまり自信ないですけど…頑張ってみます」

海未「両方の練習をこなしながら…大変じゃないですか?」

ことり「うん…でも、海未ちゃんだって弓道部とμ'sやって作詞もしてるし…それに私、今すごく楽しいんだ♪」

【第2回ラブライブ・最終予選】

英玲奈「ふっわふっわしたものかわいいなー♪」

ことり(第二回大会ではμ'sとA-RISEが直接対決することになったんだけど…)

ツバサ「まさか私たちが負けるなんて…」

あんじゅ「何がいけなかったのかしら…」



おわり


元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1473678695/


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