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フレデリカ「新メンバー歓迎会ごっこ」
- 2 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 17:11:19.42 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「フンフンフフーン、フレンチトーストー」
肇「…フレデリカさんが注文したの、パンケーキですよ?」
文香「…あの…私が注文した料理は……」
肇「流石に、まだ店員さんが厨房にすら着いていないと思いますけど…」
フレデリカ「文香ちゃんはせっかちさんだからねー、せっかち沢文香だからねー」
文香「…大変、遺憾です…私はただ、先程の店員さんが正しく注文を伝えられたか心配しただけで…」
フレデリカ「だいじょーぶ?塩舐めておちついたら?」
文香「…」
肇「…あの、無言で塩と砂糖の小瓶眺めるの辞めませんか?流石にそれは…」
- 3 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 17:11:59.73 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「肇ちゃんは何たのんだっけー?ミルクオレ?」
肇「そのネタはもう良いですから…違います、ホットミルクですよ」
文香「…ミルクオレとホットミルクは違うのでしょうか?」
肇「い、いえ…同じですけれど…」
フレデリカ「肇ちゃんはあんまりカフェに来ないから緊張してるんだよねー?」
肇「そう言うわけじゃありませんって」
フレデリカ「見ない顔ね。肇ちゃん、ココは初めてかしら?」
肇「何故チュートリアルキャラクターみたいな…」
文香「…肇さんが、初めて…ふふっ」
肇「…杏ちゃんの偉大さを感じました」
- 4 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 17:12:48.84 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「杏ちゃんは今日はお出かけだよー」
肇「杏ちゃん、外に出るんですね」
フレデリカ「杏ちゃんに対する認識が伺えるねー」
文香「…彼女は、プロデューサーさんとデートだそうで…」
フレデリカ「えっ、フレちゃんそんな事聞いてなかったかなー」
肇「前日映画を観に行くと言っていたので、それかもしれませんね」
フレデリカ「成る程、親子料金ねー」
文香「…最近は、良映画が豊作ですから…」
- 5 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 17:13:33.48 ID:/KoPFwWjO
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肇「…で、何故私が此処に呼ばれたんでしょうか?」
フレデリカ「だってほらー、もう同じユニットのメンバーだからねー」
肇「え゛」
文香「…肇さん…流石に…」
肇「あ、すみません…つい…」
文香「…幾らフレデリカさん相手でも、その反応は…」
肇「文香さんの方が酷くありませんか?!」
フレデリカ「話が進まないねー」
肇「誰のせいだと!」
- 6 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 17:14:13.91 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「ほら、折角だしフレちゃんお気に入りのカフェにご招待しよっかなーって」
肇「確かに、お洒落なカフェですね…よく来るんですか?」
フレデリカ「え?初めてだよ?」
肇「…杏ちゃん…私には荷が重すぎです」
文香「…先日、ユニットメンバーで訪れました」
肇「初めてじゃ無いじゃないですか…」
フレデリカ「え、フレちゃん知らないなーそれ」
肇「…このユニット、大丈夫なんでしょうか…」
- 7 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 17:14:54.31 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「さーて、そろそろ始めよっか」
肇「やはり、何かあって呼ばれたんですね」
文香「…ついに、ですか…」
肇「何が始まるんですか?」
フレデリカ「それを今から考えるんだよー」
肇「…内心、少し期待した私が馬鹿でした…」
文香「…肇さん、人生とは常に期待通りには行かないものです…」
肇「何故私は諭されているんでしょうか…」
- 8 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 17:58:16.05 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「うぅーん、パンケーキ美味しい!」
肇「ようやく一息つけます…それにしても」
文香「…一口、如何ですか?」
肇「流石にステーキは結構です…あと、そんな恨めしそうな表情をしながら言われても…」
文香「…そんな、まるで私が卑しいみたいに言わないで頂けますか?」
肇「…フレデリカさん、お願いします」
フレデリカ「パンケーキ一口食べる?」
肇「そう言う意味ではなく…」
文香「…一口、頂けますか?」
肇「絶対ミスマッチですって!しかも私に対してじゃなかったんですか!?」
- 9 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 18:02:26.04 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「こーしてのんびりしてると昔を思い出すなー」
肇「何か、カフェに纏わるエピソードでもあるのですか?」
フレデリカ「もちろん!」
肇「…無さそうですね」
文香「…肇さんも、馴染んできましたね…」
肇「染められた、と言うか感染した感じです…」
フレデリカ「そんな、まるでウィルスみたいに!」
肇「小学生ですか…」
フレデリカ「フレちゃんよく虐められてたなー」
肇「唐突なシリアス!」
フレデリカ「クラスメートの男子がねー、フレちゃんと手を繋ぐと反対の手で擦ってたんだー」
肇「…変な性癖の方が多かったんですね…」
- 10 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 18:05:57.89 ID:/KoPFwWjO
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文香「…そろそろ、追加で何か注文を…」
肇「文香さん、なかなかよく食べますね」
フレデリカ「肇ちゃん、店員さん呼んでもらっていーい?」
肇「…さっき、ボタンで呼び出してませんでした?」
文香「…こうして、人は学び成長してゆくのですね…」
フレデリカ「成長したな、肇よーー」
肇「…いい話みたいに誤魔化してますけど、いま私の事嵌めようとしてましたよね?」
- 11 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 18:11:05.56 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「肇ちゃんって、アタシ達のプロデューサーとお話した事あったっけ?」
肇「一応、事務所でお話した事は何度かありますが」
フレデリカ「あの人もなかなか凄いからねー、覚悟しなきゃダメだよ?」
肇「…何の覚悟なんですか…それに、そこまで変な人と言う印象は受けませんでしたけれど」
フレデリカ「ユニットメンバーにはかなりフリーダムだからねー」
肇「…あ、これ本当に私もユニットに加わった感じですか?」
フレデリカ「あれ?まだ言われてなかったのかなー?」
肇「…初耳です」
文香「安心して下さい、肇さん…フレデリカさんなりのジョークですよ」
肇「心臓に悪いです…」
- 12 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 18:13:32.20 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「さーて、デザートでも頼もっか」
文香「…でしたら、このスペシャルジャンボパフェを…」
肇「お一人で食べ切れますか?」
文香「二つほど」
肇「質問自体が野暮でしたね」
フレデリカ「…文香ちゃん今日ちゃんとお財布持ってきてるー?」
文香「…当然です」
肇「あ、これは無いみたいですね」
- 13 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 18:17:19.78 ID:/KoPFwWjO
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文香「…図書カードでしたら、多目に持ち歩いておりますが…」
肇「せめてお財布に入れて持ち歩きましょうよ…」
文香「私にとって、本も食事も同じです…どちらも、私にとって新しい世界ですから…」
肇「本でお腹は膨れません…」
フレデリカ「しょーがないから此処はフレちゃんが持ってあげよっかなー」
肇「…え、流石に悪いですよ」
文香「…ご馳走になります」
肇「遠慮ありませんね」
- 14 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 18:21:20.87 ID:/KoPFwWjO
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フレデリカ「肇ちゃんも遠慮しなくていーよ?」
肇「でしたら、お言葉に甘えさせて頂きます」
文香「…では、スペシャルジャンボパフェを3つ注文しましょうか」
肇「遠慮!」
フレデリカ「まーまー、今日は肇ちゃんにユニットのふいんきを知って貰いたかったしいーのいーの」
肇「…充分思い知らされてますけど…」
ぴぴぴっ、ぴぴぴっ
肇「あ、杏ちゃんから連絡が…」
杏『そろそろ事務所おいでー、プロデューサーと歓迎会の準備し終わったよ』
肇「…あっ」
- 15 : ◆TDuorh6/aM 2016/09/28(水) 18:22:02.60 ID:/KoPFwWjO
- ツッコミが二人いれば捌き切れる気がします
お付き合い有難うございました

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