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【サンシャイン!!】曜「壁クイ……?」
- 1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 20:53:35.34 ID:TeCeijZuO
- 前回の曜ライブ!
曜「壁ドン……?」
曜「ふ、ふへへ……」
曜ちゃんが目覚めました。
※続きものです。
- 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 21:05:17.17 ID:TeCeijZuO
- 千歌『なんでこんな事するの……? よ、曜ちゃん、私の事嫌いなの?』
曜『嫌いなわけないよ。むしろーー』
壁ドォン!
曜『ーー好きだから、捕まえたいんだよ』
千歌『曜……ちゃん……』
ガシッ
曜『へっ?』
千歌『なら、さ』
くるっ、ドン!
曜(か、壁ドン返し!?)
千歌『ナニされても……問題ないよね?』
曜『よ、ヨーソロー!』
…………
曜「ふふ、えへへ……」
千歌「よーちゃーん! お昼休み終わっちゃうよー!」
曜「……んん? 千歌、ちゃん?」
千歌「もーっ。また夜更かししたの? ダメだよ、無理しちゃ」
曜「……はっ! あ、う、うん! ごめんね、つい……」
梨子「…………」 - 3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 21:14:44.93 ID:TeCeijZuO
- ほうかご!
曜(うう、あれからずっとあんな夢ばっかり見てるからまともに寝れないよ……。ほんと、馬鹿曜だ……)
梨子「よーうちゃん」
曜「へっ!? あ、ああ、梨子ちゃん」
梨子「ね、今日早く終わったし私の家に来ない? 話したい事もあるし……」
曜「え、えーと。ほ、ほら! 次の衣装考えなきゃいけないから今日はーー」
梨子「壁ドン」
曜「ーー!」
梨子「夢、出てきてるんでしょ?」
曜「な、なんでそれを……!」
梨子「ふふっ……。曜ちゃんなら分かってくれるって思ってたから」
曜(正直こんな想いひとつになりたくなかったけどね!)
梨子「さ、行きましょ?」
曜「う、うう……、ヨーソロー……」 - 4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 21:24:13.35 ID:TeCeijZuO
- 梨子んち!
曜「それで、話しって?」
梨子「せっかく同じ趣味を共有出来る友達が出来たんだから、いろいろ知ってもらいたくて」
曜「満面な笑みなとこ申し訳ないんだけど、これ以上拗らせたら本当に後戻り出来ない気がするから遠慮したいーー」
ドォン!
曜「なっ!?」
梨子「ね、普通の壁ドンでもドキッてするのに、それ以上されたら……どうなると思う?」
曜「そ、それ以上?」
梨子「例えば今みたいに座った状態での壁ドンならーー」
ドン!
曜(りょ、両手!?)
梨子「これで、逃げれないでしょ?」
曜「」ゾクゥッ!
- 5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 21:34:41.77 ID:TeCeijZuO
- 梨子「なんてね」
曜「……へ?」
梨子「両手壁ドンは基本的に禁じ手なの。左右を塞がれるから高揚感より恐怖心が先行しちゃうから」
曜「な、なるほど……?」
梨子「やるなら親友以上じゃなきゃダメよ? 信頼関係があって初めて成り立つのが両手壁ドンなの」
曜(……ん? 話しというかこれって……)
梨子「それよりお手軽なのは」
曜「わっ!」
床ドンッ!
梨子「こうして床ドンに持ち込んでゆっくり、肘を曲げて……」
曜「近い近い近い! わーわーわーっ!」
梨子「こうやるのが床腕ドンね。ポイントは手から肘までを床に接すること。それ以上でもそれ以下でもダメよ?」
曜「わかった! わかったからちーかーい!」 - 6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 21:52:09.38 ID:TeCeijZuO
- 曜(それから)
…………
梨子「こうやって膝を相手の両足の間に勢いよく……!」
ドン!
曜「す、スカート捲れちゃうって!」
梨子「これが股ドンね。絶対逃がさないっていう意思を相手に伝えられるの」はぁっ
…………
曜(日が落ちるまでずっと)
…………
梨子「壁にもたれてる相手の横に立って、同じように背を壁に向けて相手のお腹を肘下から大腕部で押さえるようにするのが……」
ドン
曜「こふっ」
梨子「あ、ごめん! 痛かった? 力加減が難しいのよね、腹巻きドンって……」
曜「だ、大丈夫だから腕をのけ」
梨子「これのポイントは」
さわっ
曜「ひいいいっ!?」
梨子「手で脇腹を軽く撫でてあげる、こ、と♪」
…………
曜(話しという名の勉強会が行われたのでした……) - 7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 22:03:50.90 ID:TeCeijZuO
- 曜(拝啓千歌ちゃん、私渡辺曜は壁ドンも梨子ちゃんの事も甘く見ていたようです)
梨子「それから次が本命のーー」はあはあ
曜(目が猛禽類みたいになってるし息遣い荒くなってきてるし、曜ちゃんの貞操は散らされるかもしれません……!)
梨子「右手で壁ドンしてからの」
曜「ーーあっ」
梨子「左手の親指で顎を持ち上げる……。これが壁クイ……!」
曜「うううう……!」
梨子「……あ! ご、ごめんなさい! ちょ、ちょっと興奮しすぎちゃって!」
曜「よがった! 梨子ちゃん正気に戻ってくれてほんとよがっだよー!」
梨子(ほ、本気泣き!?)
梨子「ご、ごめんなさい! こんな事言える人他にいないからつい熱くなっちゃって……!」
曜「うわあああああん!」
梨子「ごめんなさいいいいッ!」
- 9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 22:15:16.22 ID:TeCeijZuO
- 梨子「え、えっと。落ち着いた……?」
曜「うん……。ごめんね、取り乱しちゃって」
梨子「ううん、私が曜ちゃんの事考えずにいろいろやっちゃったから……。ごめんなさい」
曜「いいよ。梨子ちゃんもずっと好きな事隠してきたんだもん。ちょっと反動でやりすぎちゃった……だけだよね?」
梨子「え、ええ! もうこんな事はしないから!」
曜「へへっ、ならもういいよ」
梨子「曜ちゃん……!」
曜(私もあんまり梨子ちゃんを刺激しないようにしないと……!)
梨子「あ、あのね曜ちゃん」
曜「んー?」
梨子「その……、最後に一回だけ。壁クイ、していい……かな?」
曜「……へ?」
- 11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 22:25:12.57 ID:TeCeijZuO
- 梨子「こんな事言ったら怒られるかも知れないけど……、曜ちゃん素質あると思うの」
曜(そんな素質欲しくないよ!?)
梨子「絶対変な事しないから! 目を閉じて」
曜「ほ、ほんと……だよね?」
梨子「もちろん! 壁ドン雑誌全部かけてでも!」
曜(本気具合が分からないんだけど、これで最後なら……)
曜「は、はい」
梨子「それで、千歌ちゃんの事考えてみて」
曜「千歌ちゃんの……こと?」
…………
千歌『よーちゃーん!』
千歌『曜ちゃん♪』
千歌『もーっ、曜ちゃんてばー!』
…………
ドン!
曜「っ!」
クイッ
曜「ち、千歌ちゃ……」
梨子(やっぱり……)
クイイッ
曜「は、はわわわ……」
- 12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 22:34:31.91 ID:TeCeijZuO
- ガラッ
千歌「あれ、なにしてるのー?」
梨子「」
曜「ち、千歌ちゃーん……」
千歌「ほえ? なんで曜ちゃん目を瞑ってるの?」
曜「……へ?」
梨子「」
千歌「んんー?」
曜「ち、千歌ちゃん!?」
千歌「梨子ちゃん、なんで曜ちゃんの顎触ってるの?」
梨子「」
曜(固まってる!? 言い訳慣れてるんだよね!?)
梨子(ちょっと待ってすぐ考えるから時間稼いでお願いだから!)
曜(また脳内に直接!?)
千歌「もーっ、ふたりとも答えてよー!」
曜「え、えっとねー、これはねー……」
千歌「うんうん」
曜(……改めてなにこの状況!? 時間稼ぐにも言葉見つかんないよ!?)
千歌「どうしたの? よーちゃーん、顔紅いよ? 風邪?」額ピトッ
曜(あ、もう成るようになっちゃえ) - 13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 22:44:28.31 ID:TeCeijZuO
- 曜「ね、千歌ちゃん」
千歌「うん?」
曜「ちょっと私の言うポーズ取ってくれないかな?」
千歌「へ? いいけど、どうして?」
曜「どうしても。ね、お願い」
千歌「むー、曜ちゃんがそこまで言うなら……」
梨子(だったら一緒にぷかぷかしちゃえば?)
曜「じゃあ私の左肩の横くらいに右手出して」
千歌「こう?」
トンッ
曜「う、うん! で、その……左手の親指で顎を……」
千歌「あ、さっきの梨子ちゃんのようにすればいいの?」
曜「う、うん!」
梨子(いつもと違うわたしになーれー)
千歌「えへへ、任せてよ! えっと、こうだっけ?」
クイイッ
曜「う、うん!」
千歌「で、顔を近付けて……」
曜(千歌ちゃんの匂いが、吐息がぁ……ッ!) - 14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 22:53:47.38 ID:TeCeijZuO
- 梨子「千歌ちゃん」
千歌「うん?」
曜「ち、千歌ちゃん……ッ!」
梨子「実はね、歌詞に感情を込める練習をしてたの」
千歌「かし?」
曜「そうなのそれなのほんとだよごめんね手伝ってもらって!」
千歌「へ?」
梨子「歌って歌い手が気持ちを込めないとお客さんにも伝わらないでしょ? だから実践してみてどんな気持ちになるか試してたの」
曜「そ、そうなの! いやー、曜ちゃんそういうの疎いからどんなのかなって。あは、あははは……」
曜(さすが……)
梨子(それほどでも)
千歌「なーんだ。それで部屋でドンドンしてたんだね」
曜「」ドキッ
梨子「ご、ごめんね。隣まで響いてた?」
千歌「んー、なにかしてるなーとは思ってたけど、梨子ちゃんのお母さんが」
梨子ママ『娘が友達連れてきて部屋で暴れてて怖い』
千歌「って、うちに来たから」
梨子「」 - 16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 23:12:37.65 ID:TeCeijZuO
- 千歌「というか曜ちゃん、もう遅いけど帰らなくていいの?」
曜「え? うわっ、もうこんな時間!?」
千歌「バスもう終わっちゃってるよ?」
曜「ああー……、どうしよう。時計見てなかった……」
梨子「私も気が付かなかった……。ご、ごめんね」
千歌「んー、そうだ! ならうちに泊まりなよ! どうせ明日学校お休みだし、一緒に朝練に行こ?」
曜「えっ!?」
千歌「梨子ちゃんも一緒に泊まりなよ! 美渡ねえには私から話しとくから!」
梨子「そ、そう? ならーー」
梨子(待ちなさい桜内梨子。今日どれだけ曜ちゃんに迷惑かけたと思ってるの? 恩を返すなら今じゃないああでも私だって千歌ちゃんの家にお泊まりしたいしお話したいしもしかしたらさっきの曜ちゃんみたいに壁クイしてもらえるかもでもあああああ)
千歌「梨子ちゃん?」
梨子「……せっかくだけど、次の曲のイメージが湧いてるから今のうちに楽譜に記しときたくて。ごめんね」
曜(梨子ちゃん……! 目尻がすごくピクピクしてるよ!) - 17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 23:24:54.35 ID:TeCeijZuO
- たかみけ!
千歌「梨子ちゃん残念だったねー」
曜「そ、そだね」
千歌「んん? 曜ちゃんどうかしたの?」
曜「う、ううん! ちょっと疲れて……あ、あはは。眠くなっちゃっただけ」
千歌「そっか。それじゃ、明日も早いしそろそろ寝よっか」
曜「う、うん」
曜(うう……、なんで私こんなにヘタレ曜なんだろ……)
千歌「じゃあ電気消すよー」
曜「はーい」
千歌「よっしょ」
カチッ
曜「おやすみ、千歌ちゃん」
千歌「……ね、曜ちゃん」
曜「うん?」
千歌「さっきの梨子ちゃんちでのなんだけど、すごく顔まっかだったね」
曜「あ、あれはね! あの、そのね!」
千歌「ね、曜ちゃん」
曜「な、なんでありましょう!」
千歌「恋にときめいちゃった?」
曜「」
千歌「なーんて! それじゃ、おやすみ!」
曜「」
曜(こ、これ、つまり大好きはもう隠さなくてもいいのかな? いいんだよね? そうだよね? でも違ったらどうしよう千歌ちゃんに嫌われたら私自分を保てる気しないしかといって今のがそういう事ならここで何もしないのは据え膳喰わずばな気もするけどでもやっぱり分かんないしーー)
こうしてまた渡辺曜の眠れない日々は続く。
梨子(間違いない……。曜ちゃんは総受け……!)
もう一人の煩悩も続く。
かもしれない。おわりん。 - 18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 23:27:00.67 ID:TeCeijZuO
- 相変わらず短い&だからキャラ崩壊しすぎだろがという不満あるでしょうごめんなさい本当にごめんなさい。
梨子ちゃんイメージガールおめでとうと思い書きました。駄文本当にすみませんでした。

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