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善子「リリー、助けて!」梨子「二人で頑張って…?」
- 1 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:43:48.91 ID:pzKbonOS.net
- はえないよしりこSS
- 2 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:44:24.78 ID:pzKbonOS.net
- ―音楽室
ガラッ ガララ
梨子「ん、よっちゃん。おはよう」
善子「おはよ」
善子「…」
善子「となり、いい?」
梨子「いいよ。」
善子「…」ススス ピトッ
梨子「…?どうしたの?」
善子「…邪魔だったら言って」
梨子「…ううん」
善子「…ごめんね」
梨子「気にしないで。」
善子「ありがと…」
梨子「…。」
- 3 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:45:09.24 ID:pzKbonOS.net
- ~♪
善子「…」
善子「これ、今度のライブの曲?」
梨子「ううん。千歌ちゃんたちのユニットの。」
善子「ふうん…。なんかしんみりした曲ね。らしくないっていうか」
梨子「ふふ、そうかもね。千歌ちゃんも曜ちゃんも元気いっぱいだし」
梨子「でも意外と繊細なところもあるんだよ。これ読んでみて」
善子「歌詞?」
梨子「うん。私もね、千歌ちゃんに渡されたときはちょっとびっくりしたの」
梨子「でもとても素敵な詩だなって思って」
善子「…」
梨子「…。」 - 4 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:46:16.27 ID:pzKbonOS.net
- 善子「…あの三人だと、これ書いたのはルビィかしら」
梨子「誰だろうね…。意外と曜ちゃんかも」
善子「なおさらイメージに合わないけど…」
梨子「ふふっ」
梨子「あれでけっこう可愛いところもあるんだよ?」
善子「そうなの?…分からないものね」
善子「…。」
梨子「…。」
善子「…わたし、さっきね」
梨子「うん。」
善子「花丸にちょっと強く言っちゃって…」
梨子「…どうして?」
善子「大した話じゃなかったのよ。ただ…」 - 6 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:47:36.03 ID:pzKbonOS.net
- ~~
花丸「おなかすいたずら…」
善子「いや、お昼たべたばっかりでしょ」
ルビィ「花丸ちゃん最近よく食べるよね」
花丸「それは自分でも分かってるんだよ?でも~」ガサガサ ビリッ
ルビィ「またのっぽパン…」
花丸「今回はチョコ味ずら♪あ~…♪」
善子「…あんたまた太るわよ?」
花丸「う゛っ」
善子「午前もちょいちょい食べてたじゃない。お昼だって少ないわけじゃないし」
善子「この前ようやく体重戻ったんでしょ?リバウンドしたらどうするの」
花丸「うっ…」
ルビィ(花丸ちゃん体重気にしてたんだね)
善子「せっかく痩せたんだから気をつけなさいよ」
花丸「~~~!」 - 7 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:49:30.11 ID:pzKbonOS.net
- 花丸「う、うるさいずらっ!」
善子 ビクッ
花丸「善子ちゃんには関係ないでしょ!」
善子「な、なによっ!関係ないってことないわよ!」
善子「あんたは私のと…!…お、同じグループなんだから!」
花丸「…!」
花丸「それならなおさら!」
花丸「まるが太ろうがダイエットしようが関係ないよっ!」
ルビィ「ま、まあまあ、二人とも落ち着いて…」
花丸「…そうずら、ライブのときまでに元に戻ってれば問題ないずら」
善子「そういうことじゃ…!」
花丸「『同じグループ』だもんね。一緒にステージに立つときだけ気をつければいいずら!」
善子「あんたねえ!」
花丸「同じグループってだけでそこまで言われる筋合いはないずら!」 - 8 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:50:23.86 ID:pzKbonOS.net
- 善子「…!もう知らない!勝手に太って苦労すればいいじゃない!」
花丸「言われなくてもそうするずら!」
善子「ふんっ!」タタタタ ガラララッ ビシャン!
花丸「ふんっ!」
ルビィ「ピギィ…」
~~
善子「私が変に突っ込んじゃったのがいけないの。」
善子「花丸だって、気にしてたんだろうし…」
梨子「…そっか。ふふ」
善子「な、なによ。どうせ子供っぽいとか思ってるんでしょ」
梨子「ううん。そんなことないよ。」
善子「…?」 - 11 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:55:26.58 ID:pzKbonOS.net
- 梨子「私って昔からこんな性格だから、そうやって言い合える友達はいなかったなって。」
梨子「だから…ちょっと羨ましいの。」
梨子「ごめんね、よっちゃんは悩んでるのに」
善子「そんなこと…」
善子「…ううん、そうね。よくないわね」
梨子「そうだよね、ごめん―」
善子「この私に意見できないような軟弱者をリトルデーモンにした覚えはないわ」
善子「いい、リリー?あなたの主たるこのヨハネに遠慮はいらないの」
善子「いままであなたにそういうー…と、友達ぃ?が?いなかった?ー、としても…」
善子「…今は、わたしや、わたしのリトルデーモンたちがいるんだから…ね?」 - 12 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:58:06.95 ID:pzKbonOS.net
- 梨子「…そっか。」
梨子「やっぱり、よっちゃんは優しいね」
善子「は、はああ?!この堕天使のヨハネが、そんなわけないでしょ!」
梨子「よっちゃん」ギュッ
善子「!」
梨子「ありがと」
善子「…わ、わかればいいのよ。うん。さすがわたしね」
梨子「そうだね、さすがよっちゃんだね♪」
善子(くううううぅぅぅ…///恥ずかしい…!///)
梨子「ね、よっちゃん。よっちゃんのリトルデーモンの中に、花丸ちゃんはいないの?」
善子「…そ、そんなの当たり前でしょ。」
善子「は、花丸だってわたしのリトルデーモンよ。リリーもルビィもみんなそうなんだから!///」
梨子「照れちゃってかわいいなあ…」(ふふふ、そうだよね)
善子「え?//」 - 13 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:59:09.79 ID:pzKbonOS.net
- 梨子「よっちゃんはリトルデーモンとぎくしゃくしたままでいいの?」
善子「それは…」
梨子「これは私の予想なんだけどね」
梨子「きっと、よっちゃんは花丸ちゃんに本当の想いを言ってないと思うんだ」
善子「言ったわよ。また太るって」
梨子「そうだね。じゃあ、なんでそんな注意をしたの?」
善子「そりゃあ決まってるでしょ、…『同じグループ』だから、」
梨子「本当に?」
善子「…」
梨子「本当に『同じグループ』だからってだけ?」
善子「………」
梨子「…きっと、それをちゃんと伝えられれば大丈夫」
梨子「花丸ちゃんもよっちゃんと同じくらい善い子だから」 - 14 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:00:19.23 ID:pzKbonOS.net
- 善子「…リリー」スクッ
梨子「なに?」
善子「この前ね、とってもいいお店を見つけたの」
梨子「うん」
善子「特別に教えてあげるから…よ、予定、空けといて」
梨子「わかった。楽しみにしてる」
善子「ぜ、絶対だからね!」
梨子「うん。」
善子「絶対よ!週末には行くからね!」
梨子「ふふ。よっちゃんこそ、絶対、つれてってね♪」
善子「~~!///」 - 15 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:01:12.69 ID:pzKbonOS.net
- タタタ ガラッ
善子「…リリー!」クルッ
梨子「?」
善子「……あ、」
善子「ありがとねっ!」
梨子「…うん♪」
ガララ タタタタタタ...
梨子(…私がここに引っ越してきて、よっちゃんと逢ってからまだ数ヶ月)
梨子(そんな私でも分かるよっちゃんの優しさに)
梨子(幼馴染の花丸ちゃんが気づかないはずないんだよ)
梨子(…よっちゃんも花丸ちゃんも、可愛いなあ♪) - 16 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:03:27.04 ID:pzKbonOS.net
- ―図書室
ガラッ
善子「花丸っ」
花丸 ビクッ
花丸「よ、善子ちゃん…」
善子「…えっと…」
善子「その…さっきは、ごめん」
花丸「…ううん…まるこそ」
花丸「ほんとはね…善子ちゃんが『同じグループだから心配してる』んじゃないって、わかってたの」
花丸「でもついカッとなっちゃって…ごめんなさい」
善子「…わたしも、ちゃんと言えばよかったって気づいたの」
善子「『同じグループだから』とかそんなんじゃなくて」
善子「花丸はわたしの…」 - 17 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:05:08.53 ID:pzKbonOS.net
- 善子「…わたしの、友達だから」
善子「って…さっき、そう言えば良かっただけだって」
善子「ごめんなさい。」
花丸「…えへへ。おたがいさま、だね」
善子「それだけじゃないの。」
花丸「?」
善子「体重のことできつく言っちゃったのもあるし…」
花丸「なんだ、そんなこと?」
善子「え?」
花丸「いいの、気にしてないよ、善子ちゃん。」 - 18 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:05:57.88 ID:pzKbonOS.net
- 花丸「あれだって、本当に心配してくれてたってことでしょ?」
花丸「それくらい分かってるずら!」
花丸「だからやっぱり、おたがいさまっ!ね?」
善子「花丸…」
善子「ふふっ…そうかもね。」
花丸「うん♪」
花丸「…そ、それでね、善子ちゃん。ひとつお願いが…///」
善子「うん?なによ?」
花丸「善子ちゃん、まるに堕天使が出すぎたら止めてって言ってたでしょ?」
善子「言ったわね」
花丸「だからね、まるが食べすぎてると思ったら、善子ちゃんに止めてほしいずら…///」 - 20 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:08:06.05 ID:pzKbonOS.net
- 善子「わたしに?」
善子「…いいの?また強く言っちゃうかもしれないけど」
花丸「大丈夫ずら!このままじゃ、善子ちゃんのいったとおりリバウンドしちゃうかもしれないし!」
善子「胸張って言うことじゃないわよ…」
花丸「それに、ほら、人目があった方が節制できると思うし…」
善子「しょうがないわね。…まぁ?とっ…友達だし?それくらいは…」
花丸「ほんと?!」
善子 ビクッ
花丸「やったずら!じゃあ早速帰りにのっぽパン買ってくずらー!」ダダダダ...
善子「はあ?!あんたいま自分が何て言ったかわかってる!?ちょ、待ちなさいよー!」ダッ
<帰るならまず図書室の鍵閉めなさいよ!
<どうせこんなとこ誰も入りやしないずら!それより、あんまり遅いと置いてくずらよ!
<なんでこういうときだけ速いのよ!ぜ、絶対食べさせないんだからぁー! - 21 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:10:41.61 ID:pzKbonOS.net
- ――週末、ある喫茶店
梨子「落ち着いてていい雰囲気だね。」
善子「でしょう?軽食の類も絶品よ」
梨子「そうなんだ…あれ?でもよっちゃん、さっき注文したの紅茶だけじゃなかった?」
善子「う゛」
善子「…あのね。ずら丸のダイエットに協力してるのは言ったでしょ?」
梨子「うん。とりあえずリバウンドはさせてないって話だったよね」
善子「そうなの。でね、あいつの間食を片っ端から食べさせられてるんだけど…」
梨子(あっ読めた)
善子「そしたらわたしの体重が増えてきちゃって…」
梨子(そうなるよね)
善子「だから…お願い!」
善子「リリー、助けて!」
梨子「二人で頑張って…?」
おわり

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