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DIA「『時を止める能力』で我が校のスクールアイドルを応援いたします」

1 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:11:14.78 ID:dAI/VbEw.net
言うまでもなくジョジョパロ

別スレで書かせてもらってる安価SSでもらったお題にインスパイアされてノリと勢いで


2 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:11:57.78 ID:dAI/VbEw.net
ピギァァァァ~~~!!!!

DIA「ルビィの悲鳴!? 大変ですわ!すぐに助けに行かなくては!!」

DIA「『時を止める能力』発動ですわ!」

ドゥゥゥウン!!!

DIA「ルビィ、今行きます!」




3 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:12:55.40 ID:dAI/VbEw.net
~少し前~

千歌「スクールアイドルに」
曜「興味ありませんか!?」

花丸「ずらっ!?」
ルビィ「ライブとか、あるんですか?」

千歌「ううん、これから! だから、あなたみたいなかわいい子と一緒にやりたいな!」アクシュ

ルビィ「ピ、ピギァァァァ~~~おねぇちゃぁぁぁ~~~!!!!」

ちかよう「「うわっわわわ!!」」

善子「きゃぁぁぁ~~~!!!」

ドゥゥゥウン!!!


5 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:17:46.84 ID:dAI/VbEw.net
~現在~

DIA「…どういう状況なのでしょう。ですがルビィは無事のようですね」ホッ

DIA「ルビィの傍らには花丸さん。その二人に話しかけていたであろう我が校の生徒二人組。なぜか空中で静止しているシニョンの女生徒」

DIA「とりあえずシニョンの子は地面に降ろして差し上げましょう。ほら、かばんもしっかり持ってくださいまし」トサッ

DIA「二人組の方は特に問題なさそうなので、少し様子を見ましょうか」

DIA「『時を止める能力』解除ですわ!」パチンッ

善子「きゃぁぁぁ~~~……ってあれ? 私落ちてない…?」

花丸「あっ、善子ちゃん? 花丸だよ!」

善子「は、花丸!? わ、私は堕天使ヨハネ。善子なんてし、知らないわ!」

花丸「じゃーんけーんぽんっ」ぐー

善子「ギランッ」よはねちょき

花丸「やっぱり善子ちゃんだ! 幼稚園以来だね~♪」

善子「善子ゆーな! 私はヨハネ、ヨハネなんだからね~~~!!!」ダダダッ

花丸「あっ、待ってよ善子ちゃ~ん!!」ダダッ

ルビィ「ま、待って~~!!」ダッ


6 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:19:33.40 ID:dAI/VbEw.net
千歌「い、行っちゃった…」

曜「さっき、上から女の子が降ってきたような気がしたんだけど…」

パサッ

DIA「ん、このチラシはなんですの?」

千歌「あっ、あなたもスクールアイドルやりませんか? とっても美人ですし!」

DIA(び、美人ですって!?////)

DIA「スクールアイドル……いったいいつからスクールアイドル部が我が校にできたんですの?」

千歌「いや~実はこれからで…」

DIA「部を設立するには生徒会を通す決まりですわ。…部員は何人いるんですの?」

千歌「曜ちゃんと私の二人です!」

DIA「部活動として認められるには五人必要ですわ。人数が集まったら生徒会室にいらしてください。それでは、わたくしはこれで」スタスタ

千歌「は、はい! …誰だったんだろう、あの美人さん。詳しく教えてくれたけど」

曜「千歌ちゃん、さっきの人は生徒会長だよ」

千歌「え、えぇ~!?」

………

DIA(スクールアイドルですか。懐かしいですわね……)


8 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:22:34.84 ID:dAI/VbEw.net
~一週間後~ In 生徒会室 

DIA「で、人数は集まったんですの?」

千歌「はい! 私と曜ちゃん!」
曜「ヨーソロー!」ビシッ

千歌「花丸ちゃん!」
花丸「ずら!」

千歌「ルビィちゃん!」
ルビィ「がんばルビィ!」

DIA(スクールアイドルのルビィ! 可愛いですわ~♡)

千歌「善子ちゃん!」
善子「だからヨハネ!」

DIA「わかりました。貴女方を正式にスクールアイドル部として認めます」

千歌「やったー!」

DIA「差し支えなければグループ名を教えていただけませんか?」

千歌「グループ名…?」

DIA「そうですわ! スクールアイドルたるものそのグループ名は非常に重要です。名は体を表すのですよ」

千歌「う~ん…」

DIA「もう一つ伺いたいのですが、曲は作れるんですの?」

千歌「そ、それもこれから考えるところです!」

DIA(た、頼りないですわ…!)


9 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:26:04.64 ID:dAI/VbEw.net
………

In 船着き場

梨子「……」ヌギヌギ

千歌「あの子、突然脱ぎだした!?」

梨子「……」ダダダッ

千歌「飛び込む気!? と、止めなきゃ!」ダダダッ

千歌「だめ~~~!!!」ガシッ

梨子「きゃっ!?」

千歌「人生辛いこともあるけど生きててなんぼだよ!!!」

梨子「えっ、ちょ、違っ」

ドポーン!!

梨子「わっ、ごぼっ、く、苦し…!!」バシャバシャ

千歌「げほっ、お、落ち着いて! ごぼぼ…!!」バシャバシャ

ドゥゥゥウン!!!


11 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:27:34.88 ID:dAI/VbEw.net
パチパチ…

ちかりこ「「げほっ、た、助けて!お、…溺れる~!!!」」バタバタッ

ちかりこ「「ってあれ、溺れてない…?」」ジタバタ

千歌「私、生きてる…?」

梨子「な、なんだったんだろう…? 火がたいてある…」

千歌「あっ、君! 死ぬなんてダメだよ!!」

梨子「ご、誤解だよ…!? ほら、ちゃんと水着着てるし」

千歌「えっ、あっ、ご、ごめん……私ってばつい体が動いちゃって」

梨子「……海の声を聞けば、もう一度ピアノを弾けるように、曲を作れるようになるかなって」

千歌「……スランプ?」

梨子「うん…」

千歌「…応援するよ! 私にできることがあれば何でもする!」

梨子「……ありがとう!」


12 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:29:47.91 ID:dAI/VbEw.net
~少し前~

DIA「夕暮れが綺麗ですわ。この時間の散歩は気持ちがいいものです」

バシャバシャタスケテー!!

DIA「溺れている!? 大変ですわ!」

DIA「『時を止める能力』発動!」

ドゥゥゥウン!!!

DIA「早く助けて差し上げませんと…!」

スィーバシャバシャスィーバシャバシャ

DIA「千歌さんと…水着の女性。いったい何があったのでしょうか」

DIA「寒いでしょうから火をたいておきましょう。浜辺なら火事の心配もありませんし」パチパチ

DIA「へくちっ。わたくしも早く服を乾かしませんと…」スタスタ

DIA「『時を止める能力』解除ですわ!」パチンッ


13 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:30:49.15 ID:dAI/VbEw.net
~翌日~ In 学校

先生「転校生の桜内梨子さんです」

梨子「よろしくお願いします」

千歌「あっ、昨日の女の子! 奇跡だよ!」

梨子「昨日助けてくれた…!」

千歌「私と一緒にスクールアイドルやりませんか!?」

梨子「えっ、……ごめんなさい!!」ペコリ!


15 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:33:43.14 ID:dAI/VbEw.net
~数日後~ In 梨子の部屋

梨子「ユメノトビラ ずっと探し続けた」~~♪♪

梨子「君と僕とのつながりを探してた」~~♪♪

千歌「……」ジィー

梨子「!?」

千歌「そこ、梨子ちゃんの部屋だったんだね!」

梨子「お、お隣さんだね…?」

千歌「今の、『ユメノトビラ』だよね! 私も大好きなんだ!」

梨子「……私どうしたらいいのかな。全然楽しくなくて…変われなくて……」

千歌「……スクールアイドル、やってみない?」

梨子「…ダメだよ。ピアノは諦められない…」

千歌「うん。ピアノは諦めちゃダメだと思う。だから、変われたらまた弾けばいいんだよ」

梨子「…失礼だよ。本気でやってる高海さんたちとなんて」

千歌「そんなことない。私は梨子ちゃんの力になりたい。スクールアイドルはみんなを笑顔にするんだよ。きっと変われる!」スッ

梨子「千歌ちゃん…!」スッ

千歌「梨子ちゃん…!」

梨子「…さすがに届かないね」

千歌「待って、きっと、届くよ…!!」ガシッ

ちかりこ「「届いた…!!」」ズルッ

ちかりこ「「きゃぁあぁぁ~~~!!!!」」

ドゥゥゥウン!!!


16 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:35:13.95 ID:dAI/VbEw.net
ちかりこ「「いやぁあぁぁ~~~!!!!」」

ちかりこ「「ってあれ、落ちてない…?」」

千歌「…ぷっ、あははは!」

梨子「ふふふっ。もう、笑いごとじゃないんだから」

千歌「えへへ、ごめんね。…初めて会った時もこんな不思議なことが起きたよね」

梨子「そうだね。…ふふっ、きっと運命なんだよ」

千歌「…うん!///」


17 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:36:58.11 ID:dAI/VbEw.net
~少し前~

DIA「夜の散歩も風情があっていいですわね」

「待って、きっと、届くよ…!!」

DIA「千歌さんの声ですわね。どうしたのでしょう」

「「届いた…!!」」

DIA「経緯はわかりませんが感動的な場面です…」ウルウル

DIA「って感動している場合ではありませんわ!」

「「きゃぁあぁぁ~~~!!!!」」

DIA「言わんこっちゃない!!」

DIA「『時を止める能力』発動ですわ!」

ドゥゥゥウン!!!

DIA「…ふぅ。間一髪でした」トサッ

DIA「まったく。我が校のスクールアイドルに怪我をされたら困りますわ」

DIA「…ふわぁ。帰って寝ませんと…」スタスタ

DIA「『時を止める能力』解除ですわ!」パチンッ


18 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:40:48.25 ID:dAI/VbEw.net
~数日後~ In 浜辺

曜「ワン、ツー、スリー、フォー――」

DIA(心配で様子を見に来てしまいましたが、しっかり練習しているようですね)

曜「――少し休憩にしようか!」

花丸「疲れたずら~」
ルビィ「ふ、ふんばルビィ…」
善子「よは~…」

梨子「ところで、グループ名はどうするの? 生徒会長にも言われてるんでしょ?」

千歌「うーん…考えてるんだけど中々いい名前が思いつかなくて…」

曜「じゃあ今日はみんなでグループ名を考えようか?」

千歌「そうだね! みんなで一緒に考えよう!」

DIA(まだ決まっていなかったんですの!?)


19 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:42:22.79 ID:dAI/VbEw.net
千歌「浦の星スクールガールズ」
曜「制服少女隊」
梨子「マーメイドSIX」
善子「堕天使ヨハネと愉快なリトルデーモン」
花丸「内浦のっぽ組」
ルビィ「Marine Jewels」

一同「あーでもないこーでもない」

DIA(ここはひとつ、わたくしが素晴らしいグループ名を教えて差し上げましょう)

DIA(『時を止める能力』発動ですわ!)

ドゥゥゥウン!!!

DIA「A、q、o、u、r、sっと。書けましたわ」

DIA「……どうか採用されますように…!」ダダッ

DIA「『時を止める能力』解除ですわ!」パチンッ


20 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:44:31.42 ID:dAI/VbEw.net
………

千歌「ん、なんだろこれ? えーきゅーあわーず?」

梨子「あくおす?」

曜「もしかして、Aqours(アクア)」

花丸「マルたちにぴったりずら~!」

善子「悪くないわね…!!」

ルビィ(お姉ちゃん…?)

千歌「じゃあこれから私たちは、Aqoursだ!!」

………

DIA「そうですわ! わたくしもそろそろ『時を止める能力』に名前を付けましょう!」

DIA「……>>23がいいですわね!」


23 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 17:55:57.82 ID:9r22lnvq.net
μ's


27 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:22:22.34 ID:dAI/VbEw.net
DIA「スクールアイドルたちにとっての伝説、聖域、聖典、宇宙にも等しき生命の源たる『µ's』!」

DIA「即ち『µ's』は、世界を!時を!支配する!!」

DIA「なんと相応しい名前なのでしょう!!!」ウットリ

DIA「はっ! わたくしったらつい興奮してしまいましたわ……」

DIA「黒澤家の長女としてこの力は正しく使わねばなりません…!」


28 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:24:12.25 ID:dAI/VbEw.net
~数日後~ In 体育館

ゴロゴロザーザー

花丸「うう、緊張するずら…」

ルビィ「ピギィ…」

善子「な、なにビビってんのよ!」

花丸「善子ちゃんこそ、声震えてるずら」

善子「こ、これは武者震いよ! あとヨハネ!」

ルビィ「ぅゅ…お客さん来てくれるかな…」

梨子「そうだね。こんな天気だし……」

千歌「大丈夫だよ! みんなであんなに頑張って練習して、チラシも配って、精一杯やってきたんだから!」

曜「そうだよ! ここまで来たんだから、あとはもう全速前進!」

梨子「千歌ちゃん、曜ちゃん…!!」

千歌「今全力で輝こう! Aqours~~!!」

みんな「「「Sunshine!!!!」」」


30 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:32:07.56 ID:dAI/VbEw.net
………

Aqours「「「キラリ! ときめきが生まれたんだと 気がついたワケは 目の前のキミだってことさー!♪」」」

DIA(さすがにお客さんの数はまばらですね。新興のスクールアイドルであることに加え、この嵐では……)

Aqours「「「“やってみたい” 動き出した心は まだ迷いをかかえて揺れているよー♪」」」

DIA(ですが、皆さんしっかり歌い、踊れていますわね。その意気ですわ!)

Aqours「「「――元気を出していくよー!♪」」」

ブツン!!

「きゃー!」「停電!?」「真っ暗だよ!」

Aqours(((どうしよう…!?)))

DIA(停電ですって!? ここまでアクシデントが重なるとは…!)

DIA(壁は自分たちで乗り越えるものです。ですが…少しだけ、少しだけ手助けをいたします!)

DIA(『μ's』発動ですわ!)

ドゥゥゥウン!!!


31 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:37:25.54 ID:dAI/VbEw.net
DIA「発電機が倉庫にあったはずです!」

DIA「これをこうして……よし、これでいいですわ!」

DIA「『μ's』解除!」パチンッ

「あれ、停電は?」「電気点いてる!」「がんばれー!」

千歌(みんな、まだやれるよね!)

曜(ヨーソロー!)
梨子(もちろん!)
善子(当然よ!)
花丸(ずら!)
ルビィ(がんばルビィ!)

千歌「キラリ!」 
Aqours「キラリ! ときめきが生まれたんだと 気がついたときに」
千歌「いたんだよ」
Aqours「目の前にキミがいた」
Aqours「キラリ! あつくなる自分見つけたよ」
千歌「このひかりは」
Aqours「きれいだよね」
千歌「もっとキラリ」
Aqours「まぶしい希望」
千歌「ダイスキがあれば」
Aqours「ダイジョウブさー!♪」

キャー!ワー!アクアー!パチパチパチ!!!!


32 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 18:47:06.42 ID:dAI/VbEw.net
DIA(素晴らしいパフォーマンスでしたわ…!!)

「おーい!」「まだやってるー!?」「来たよー!」

千歌「みんな! 来てくれたの!?」

「もちろん!」「嵐で交通機関麻痺しちゃって大変だったよ」「アンコール!」
「アンコール!」「「アンコール!!」」「「「アンコール!!!」」」

曜「千歌ちゃん、やろう!」

千歌「うん!! Aqours~~!!」

DIA(素晴らしい。素晴らしいですわ…! 彼女たちの頑張り、町の皆さんにも伝わっていたんですね…!!)ウルウル

みんな「「「Sunshine!!!!」」」

第一部完
To be continued……


37 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:12:57.44 ID:dAI/VbEw.net
In 松浦家

千歌「果南ちゃんはスクールアイドルやらないの?」

果南「…私には向いてないよ」

千歌「えー! そんなことないよ! 私は果南ちゃんと一緒にやりたい!」

バタバタバタバタ

曜「ヘリコプター?」

果南「…小原家でしょ」

………

鞠莉「ニネンブゥリデスカ」


38 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:15:06.09 ID:dAI/VbEw.net
~翌日~ In 理事長室

DIA「突然戻ってきたと思ったら、廃校、ってどういうことですの!?」

鞠莉「しかたないのよ。年々入学者は減っているのだから…」

DIA「ですが…」

鞠莉「だからこそ私は戻ってきたのよ」

DIA「どういうことですの?」

鞠莉「µ's、と言えばわかるんじゃないかしら?」

DIA「なるほど、そういうことですのね。彼の伝説のスクールアイドルμ'sのようにAqoursが廃校を救うというわけですね!!」

鞠莉「Exactly」

鞠莉(それだけじゃないけれど……)

DIA「わたくし、これからも全力でAqoursをサポートいたしますわ!」

鞠莉(だから、そういうことじゃないのよ…!)


39 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:17:27.75 ID:dAI/VbEw.net
~翌日 早朝~

タッタッタッタッ…

果南「……ふぅ」

果南「ランニングはこれくらいにして」

タンッタタンッタタタン
~♪~~♪♪

果南(……あの時間はもう戻ってこないのに。まだ練習を続けてる)

鞠莉「……」パチパチパチパチ

果南「鞠莉…戻ってきてたんだ」

鞠莉「スクールアイドル、もう一度一緒にやろう?」

果南「私はもうスクールアイドルなんてやらない」スタスタ

鞠莉「っ……私は取り戻す! あの時を!!」


40 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:19:02.50 ID:dAI/VbEw.net
In 部室

曜「メールが来てる。……た、大変だよ!!」

梨子「どうしたの?」

曜「と」

千歌「と?」

曜「東京だって!!」

善子「東京。それは日出ずる国が魔都。ふふふ……」

曜「東京のスクールアイドルのイベントに私たちを招待したいって!」

みんな「「「えぇ~!?」」」

千歌「すごい!」
梨子「東京……」
花丸「未来ずら…」
ルビィ「すごいね花丸ちゃん!」


41 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:20:45.69 ID:dAI/VbEw.net
DIA「話は聞きましたわ!」バァーン

千歌「わぁ! 生徒会長!?」
ルビィ「お姉ちゃん!?」

DIA「部として遠征に行く場合は申請書を出してください。少しですが学校から交通費も出ますわ」

千歌「わかりました! ありがとうございます!」

DIA「それでは頑張ってくださいね!」

………

DIA(東京のイベントですか…。それはわたくしたちが……)

DIA(廃校の件も今はまだ話す必要はないでしょう。いや、彼女たちなら、あるいは……)


42 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:22:11.08 ID:dAI/VbEw.net
~二週間後~ In 東京

花丸「未来ずら~~!! あっ、ずらって言っちゃったずら」

ルビィ「ひ、人がいっぱい…怖いよ~!」

曜「よしよしルビィちゃん。大丈夫だよ」

善子「大丈夫、リリー?」

梨子「…ええ! みんながいてくれたから、私変われそうだよ」

千歌「梨子ちゃん…! じゃあ出発しようか!」

みんな「「「おー!」」」

DIA(心配でついてきてしまいましたわ)コソコソ


43 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:23:50.23 ID:dAI/VbEw.net
千歌「梨子ちゃん、次に乗る電車のホームってこっちで合ってる?」

梨子「うん、大丈夫だよ」バッチリ

DIA(だ、大丈夫じゃありませんわ…! わたくしも過去同じように間違えたのですから!)

DIA(くっ、仕方ありません。『μ's』発動ですわ!)

ドゥゥゥウン!!!

DIA「みんなを運びませんと…」

DIA「はぁ、ふぅ…。さすがに6人は疲れますわね」コソコソ

DIA「『μ's』解除ですわ!」パチンッ

千歌「よーし、行くぞー!」


44 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:25:34.37 ID:dAI/VbEw.net
~翌日~ In イベント会場

DIA(Aqoursの皆さんは前座ですか…。まぁ、仕方ありませんわね。ですが彼女たちはこれからです!)

Saint Snow「「――大切なのは SELF CONTROL!!」」

DIA(前座の前座と思っていましたがSaint Snow、天晴れですわ…!)

DIA(果たして彼女たちのパフォーマンスの後でルビィたちは大丈夫なのでしょうか…)

DIA(いえ、信じるのです。ルビィを、千歌さんを、Aqoursを)


45 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:27:43.15 ID:dAI/VbEw.net
Aqours「「「――確かめたい夢に出会えて」」」
千歌「よかったねって 呟いたよ…♪」

DIA(……歌えなかったわたくしたちと彼女たちは違いますね。ですが…)

DIA(先に帰りましょう……)

At 沼津駅

DIA「お帰りなさい」

ルビィ「ぅゅ…おねえちゃーん…!」


46 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:28:40.52 ID:dAI/VbEw.net
………

DIA「0票、ですか…」

みんな「「「……」」」

DIA「実はわたくしも、現理事長の鞠莉さんと果南さんとスクールアイドルをしていたんですのよ」

千歌「えっ…?」

DIA「わたくしたちはあの東京のイベントで歌えなかった。それに比べたら、貴女方は立派ですわ」


47 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:29:43.69 ID:dAI/VbEw.net
~数日後~ In 浜辺

千歌「私、悔しい…! だから、0を1にしよう!!」

みんな「「「おー!」」」

曜「それでこそ千歌ちゃんだよ!」
梨子「もう大丈夫だね」
善子「心配したんだから」
花丸「ルビィちゃん、頑張るずら!」
ルビィ「うん! がんばルビィ!」

DIA(こっそりルビィについてきましたが、無事に乗り越えられたようですね)


48 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:33:28.27 ID:dAI/VbEw.net
~数日後~

千歌「やっぱり、果南ちゃんたちとスクールアイドル、やりたいな」

曜「そうだね。どうして辞めちゃったのかな…」

花丸「きっと、東京で歌えなかった、と言っていたことと関係あるずら」

善子「まぁそう考えるのが自然よね」

梨子「あっ、ルビィちゃんなら」

ルビィ「ピギッ!?」

みんな「……」ジィー

ルビィ「に、逃げルビィ!」ダッ

梨子「よっちゃん!」

善子「ギランッ」ダダッ

善子「堕天龍鳳凰縛!」コブラッ

ルビィ「ピギィィ~!!」ツイストッ!

DIA(はっ、ルビィの悲鳴! 何事ですの!?)

DIA(『μ's』発動ですわ!)

ドゥゥゥウン!!!


49 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:36:31.71 ID:dAI/VbEw.net
DIA「どうしたんですのルビィ!?」

DIA「って、善子さんとじゃれあってるだけですか」

DIA「ですが、せっかくですし外しておきましょう」

DIA「練習中のようですね。ここまで来たのですから隠れて様子を見てみましょうか」コソコソ

DIA「『μ's』解除!」パチンッ

善子「鳳凰縛~!ってあれ」スカッ

バターン

善子「よは~…」

曜「あはは、善子ちゃん、ルビィちゃんはこっちだよ」

善子「あれ~?」

ルビィ「……お姉ちゃんたちは確かにスクールアイドルをしてたの。本当に楽しそうに。でも、二年前のこの時期を境にお姉ちゃんは……」

DIA(わたくしの話ですの!?)

曜「そっか…ありがとう、ルビィちゃん」

千歌「こうなったら、直接話を聞いてみよう! スクールアイドルに誘うとかじゃなくて、このままじゃいけない気がする!」


50 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:37:54.37 ID:dAI/VbEw.net
~翌日~ In 二年生の教室のベランダ

曜「とは言っても、どう切り出すべきなのかな」

梨子「デリケートな話よね…」

千歌「う~ん…」

ヒラヒラ…ヒラヒラ…

曜「くんくん。果南ちゃんの服の匂いだ!」ガバッ

ちかりこ「「曜ちゃんが落ちたー!?」」

ドゥゥゥウン!!!


51 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:39:03.16 ID:dAI/VbEw.net
曜「果南ちゃんの服ゲット!」

ちかりこ「「曜ちゃん!? 落ちたんじゃ!?」」

曜「えっ、私落ちてないよ、ほら!」

千歌「見間違いかな~?」

梨子「ま、まぁ無事なら良かったわ」

曜「あっ、これって!」

ちかりこよう「「「スクールアイドルの衣装!!」」」

千歌「三年生の教室で何かあったのかも!」ダダダッ


52 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:41:53.49 ID:dAI/VbEw.net
~少し前~ In 三年生の教室

鞠莉「果南! スクールアイドルやろう!」

果南「…そんなものまで持ってきても、私はやらないよ」

DIA「鞠莉さん、果南さん…」

鞠莉「果南が」「スクールアイドルをやるって言うまで」「ハグするのをやめない!」

果南「ちょ、離してよ!!」バシッ

DIA「あっ、果南さんの衣装が…!」

ヒラヒラ…ヒラヒラ…

「果南ちゃんの服の匂いだ!」ガバッ

DIA「よ、曜さん!?」

DIA(『μ's』!!)

ドゥゥゥウン!!!

DIA「まったく、世話が焼けるんですから…」

DIA「はぁ…、脚立をしまってきませんと」ガッシャンガッシャン

DIA「『μ's』解除ですわ!」パチンッ


53 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:43:06.60 ID:dAI/VbEw.net
~現在~

果南「やめてよ鞠莉!」

鞠莉「やだ!離さない!」

かなまり「「あーだこーだ」」

千歌「二人ともやめなさーい!!!」

果南「千歌…?」
鞠莉「ちかっち…?」

千歌「二人とも、放課後部室に来ること!!!」

かなまり「「は、はい」」

DIA(ようやく戻ってきましたが、何事ですの?)


54 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:45:21.21 ID:dAI/VbEw.net
~放課後~ In 部室

千歌「それで、どういうことなんですか?」

果南「どうって、別に千歌たちには関係ないよ」

鞠莉「私は果南ともう一度スクールアイドルをやりたいの!」

果南「だから、私はやらないって言ってるでしょ」

鞠莉「練習してたのに?」

果南「////」

果南「とにかく、私はやらないからね!」スタスタ

千歌「行っちゃった…」

鞠莉「……」

梨子「そこで見ていないで出てきたらどうですか、生徒会長」

DIA「バレていたんですのね…」

ルビィ「お姉ちゃん!?」

鞠莉「ダイヤ……」

DIA「全てを話しましょう。その代わり、鞠莉さん。この話の後、すぐに果南さんを追いかけ離さないと誓えますか?」

鞠莉「…誓う!!」

DIA「よろしい。それでは話を始めましょう――」


55 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:49:30.67 ID:dAI/VbEw.net
………

ダダダダダッ

鞠莉(何も話してくれないなんて、ずるいよ果南!!!)

DIA『果南さんは歌えなかったのではなく、歌わなかったのです』

鞠莉(どこにいるの、果南!?)

DIA『怪我をしていた鞠莉さんに無理をさせないため。そして、それを口実に鞠莉さんを留学への道に送り出すためでした』

鞠莉(怪我なんて平気だった! 留学なんてどうでもよかった!!)バンッ!

鞠莉「はぁ、はぁ…。屋上にいたのね、果南」

果南「鞠莉…」

鞠莉「どうして何も話してくれなかったの!?」

鞠莉「果南が私のことを考えてくれてるように、私も果南のことを考えているんだから!」

鞠莉「将来も留学もどうでもよかった! だって果南が歌えなかったんだよ!? 放っておけるはずない!」

バチンッ!

果南「っ…!」

鞠莉「私が果南を想う気持ちを甘く見ないで!!」

果南「…だったら鞠莉も、素直に全部、思ってることちゃんと言ってよ!!」

鞠莉「…だよね。だから」スッ

果南「……」バッ


56 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:51:17.92 ID:dAI/VbEw.net
だいや『みつかったらおこられますわ』

かなん『へいきだよ』

まり『あなたたちは?』

だいや『びぎゃっ』

かなん『は、はぐ…』

まり『?』

かなん『はぐ』
果南「ハグ」

かなん『しよ?』
果南「しよ?」

鞠莉「……う、うわぁあぁあん!!うわぁあん!!!かなーん!!」はぐっ
果南「ぐすっ、ひぐっ、わぁぁん……!!!まり…!まりぃ…!!!」」はぐっ


57 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:53:29.33 ID:dAI/VbEw.net
DIA(ぴぎゃぁぁ!!ぴぎぃぃ~~!!感無量でずわぁあ~~!!!)

千歌「ダイヤさんは本当に二人のことが好きなんですね」グスッ

梨子「感動的だわ…!!」グスグスッ

曜「渡辺曜!涙腺を止められまぜん!」ダバー

DIA「貴女方も来てたんですの!?」

善子「リトルデーモンの一大事とあれば見守らないわけにはいかないわ!」グスッ

ルビィ「よがっだね、お姉ぢゃん…!!」ボロボロ

花丸「み、みんな、声が大きいじゅら…!」ポロポロ


59 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 21:58:31.52 ID:dAI/VbEw.net
かなまり「「ぐすっぐすっ……?」」

DIA(気付かれた!? 二人の雰囲気をぶち壊すわけにはいきませんわ!)

DIA(『μ's』!!)

ドゥゥゥウン!!!

DIA「さて、皆さんを連れて退散しましょう」

DIA「……ふぅ。6人を運ぶのはやはり疲れますね」

DIA「では、今のうちにわたくしも行きましょう。……8人で頑張ってくださいね」






ガシッ
Ruby「待って、お姉ちゃん!もう逃げないで!!」


60 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 22:07:06.11 ID:dAI/VbEw.net
DIA「な、なぜ動けるんですの!?」

Ruby「ルビィはお姉ちゃんの妹だよ!? ううん、今はそんなことどうだっていいの!」

Ruby「責任を感じてるんでしょ!? 二年前、本音で話せなくて!そのままお別れになっちゃって! 引け目を感じて外野から応援するだけなんて! 責任から逃げるなんてお姉ちゃんらしくない!!」

DIA「…っ! 言わせておけば!」バッ

ガシッ

Ruby「図星!? やりたいんでしょ!? ルビィはお姉ちゃんと一緒にスクールアイドルやりたい!!」

DIA「ルビィ…」


61 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 22:09:37.11 ID:dAI/VbEw.net
Ruby「……」パチッ

千歌「ダイヤさんも私たちと一緒にやりましょう!」
曜「そうですよ! 生徒会長の仕事ならみんなで手伝いますから!」
梨子「ずっと手助けしてくれてたのに、どうして一緒にやってくれないんですか?」
善子「一緒にやりましょう。貴女なら最高の堕天使になれるわ!」
花丸「マルはダイヤさんと一緒にスクールアイドルしたいずら!」

DIA「皆さん…!」

ザッザッザッ

果南「そうだよ、ダイヤ」
鞠莉「ダイヤがたきつけたんでしょ、最後まで責任取ってよね♪」

DIA「果南さん、鞠莉さん…!」

ちかようりこよしまるびぃ「三年生の皆さん、Aqoursへようこそ!!!」


62 : 名無しで叶える物語(はんぺん)@\(^o^)/ 2016/10/11(火) 22:13:59.27 ID:dAI/VbEw.net
~~~

ダイヤ(――こうしてAqoursは9人となったのでした)

果南「ほら、ダイヤ、ぼーっとしてないで練習行くよ」

鞠莉「置いて行っちゃうわよ~☆」

ダイヤ「ええ、今行きますわ!」

千歌「も~遅いですって~! 予選はもうすぐ先なんですよ!」

果南「ごめんごめん。誰かさんがぼーっとしてたからさ」

鞠莉「ダイヤは時々黄昏ちゃうのよね~☆」

ダイヤ「な、どういう意味ですか~!?」

曜「よーし、廃校を救うために全速前進!ヨーソロー!」ビシッ
花丸「ずらっ!」ビシッ
善子「よはっ!」ビシッ
ルビィ「ぴぎっ!」ビシッ

梨子「あはは! 曜ちゃんたちおかしいんだから!…頑張ろうね!」

千歌「じゃあ今日もあれ行くよ! Aqours~~!!」

みんな「「「Sunshine!!!!」」」


第二部完
To be continued…?


元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1476173474/


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